JPH1062679A - 光学装置及びカメラ - Google Patents

光学装置及びカメラ

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JPH1062679A
JPH1062679A JP23125096A JP23125096A JPH1062679A JP H1062679 A JPH1062679 A JP H1062679A JP 23125096 A JP23125096 A JP 23125096A JP 23125096 A JP23125096 A JP 23125096A JP H1062679 A JPH1062679 A JP H1062679A
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step motor
focus
drive
optical device
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JP23125096A
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Tsutomu Aoshima
力 青島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焦点距離変更と焦点調節とを適正に行えるよ
うにする。 【解決手段】 光学系1,3の焦点距離変更と焦点調節
に共通に用いられる駆動源8と、前記焦点距離変更時と
前記焦点調節時とで、前記駆動源の駆動の仕方を異なら
せる制御手段9,10とを有し、焦点距離の変更時にお
けるレンズの停止位置に関してはそれ程精度は要求され
ず、一方焦点調節時におけるレンズの停止位置に関して
は精度の高さが要求されることに鑑み、焦点距離変更時
と焦点調節時とで、駆動源の駆動の仕方を異ならせるよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系の焦点距離
変更、焦点調節等に用いられる駆動源と、該駆動源の駆
動を制御する制御手段とを備えた光学装置及びカメラの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人により特公平6−10070
7号にて、2つのレンズ群より成る2群ズームレンズを
具備し、ズームリングの回動操作によりズーム位置の選
択と焦点調節を可能とするカメラが提案されている。
【0003】図10はその要部概略や各レンズ群の移動
軌跡を、それぞれ示す図である。
【0004】図10において、101は凸レンズユニッ
ト、102は絞り兼用のシャッタ羽根、103は凹レン
ズユニット、104は撮影画面であり、同図の上側に、
短焦点距離(以下、WIDEという)状態でレンズピン
トが∞に合っている状態を示し、同図の下側に、長焦点
距離(以下、TELEという)状態でレンズピントが最
至近に合っている状態を示している。また、その中間に
示されている矢印C,M1〜M4,N1〜N3は右側に
記したズームリングの各回転角に対する各レンズユニッ
ト101,103の光軸上の位置を示している。即ち、
矢印C,M1〜M4,N1〜N3は横軸をレンズの移動
量、縦軸をズームリングの回転角としたときの各レンズ
群の移動経過(軌跡)を示すものである。
【0005】図10のWIDEのズーム位置でレンズピ
ントが∞に合っている状態からズームリングを30°回
転させると、凸レンズユニット101,シャッタ102
及び凹レンズユニット103が図のように一体的に移動
する。この為、矢印M1の間は撮影レンズ系の倍率に変
化はなく、ズームリングの回転によりWIDE状態のま
まピントの調節が行われ、30°の位置でレンズピント
が最至近距離に合う状態となる。
【0006】撮影者がもう少し倍率を上げたいという事
でノーマルモードに切り換えると、ズームリングは12
0°から150°までの間で測距情報に基づいた位置に
停止する。
【0007】即ち既に明らかなように、ズームリングの
回転が120°の所に来るとノーマル状態(TELEと
WIDEの中間倍率の状態)で∞にピントが合ったレン
ズ位置となる。この状態から更にズームリングを回転さ
せると、WIDEのときと同様に、30°の間はレンズ
系が全体繰出しとなってノーマル状態のままピント調節
が行われる。TELEのときも同様に、ズームリングを
180°回転させると、TELEでレンズピントが∞に
合う位置まで来て、更に30°ズームリングを回動させ
るとTELE状態のまま近距離にピントが合うようなレ
ンズ位置となる。
【0008】このような構成により、単一のズームリン
グを回転させるのみで、倍率調節とピント調節を可能に
している。
【0009】また、撮影レンズをモータで駆動するもの
として、米国再発行特許第31362号で以下のものが
提案されている。
【0010】撮影レンズを合焦位置まで駆動する前のあ
る位置まで一定の駆動力が発揮できる様にモータを駆動
し、それ以後合焦位置に到るまではモータへの通電をパ
ルス幅変調等により駆動力を序々に減らして合焦位置に
停止させるものである。
【0011】またさらに、本願出願人より特開平1−5
9211号にて、モータの出力軸の回転を検出し、それ
に応じてモータ内の通電方向を切り換えることにより駆
動制御可能ないわゆるブラシレスモータを用いて、撮影
レンズの駆動を行うようにしたものが提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特公平6−100707号にて提案されたカメラにおい
ては、モータとして通常の直流モータを用いた場合、モ
ータのコキングにより該モータの停止位置が回転位置に
おいて限定されてしまい、細かい位置での撮影レンズの
位置出しができないといった問題点があった。
【0013】さらに、図10及び図11に示す様に、一
般に合焦動作(焦点調節の為の動作)を行うカム部は焦
点距離を変化させるカム部に比べて角度が緩く、ズーム
リングの駆動負荷は小さくて済む。この場合、駆動源で
あるモータを常に同一の出力となるように駆動すること
はエネルギーを無駄に消費してしまうばかりか、ズーム
リングの焦点調節時の停止位置精度も悪くしてしまうと
いった問題点があった。
【0014】また、上記の米国再発行特許第31362
号や特開平1−59211で提案されている従来例にお
いては、撮影レンズの合焦動作の際、何らかの原因によ
り合焦位置よりも僅かに誤差を生じて撮影レンズが停止
した場合、その僅かの誤差分だけ再び撮影レンズを精度
良く駆動する為にはその駆動時間を正確に制御する必要
がるため、困難である。
【0015】上記の点に鑑み、撮影レンズをステップモ
ータで駆動するようにし、ギヤ比を大きくしてステップ
モータの1ステップの割り出しで撮影レンズの微小な移
動を可能にして位置出し精度を良好なものにすることが
考えられるが、この場合は撮影レンズを初期位置から合
焦位置まで駆動するのに多くのステップ数を要してしま
い、合焦位置に移動させるまでに時間がかかってしまう
といった問題点が生じてしまう。
【0016】(発明の目的)本発明の第1の目的は、焦
点距離変更と焦点調節を適正に行うことのできる光学装
置及びカメラを提供することにある。
【0017】本発明の第2の目的は、焦点調節時におけ
るレンズの位置出しを細かく行うと共に、焦点距離の変
更を素早く行うことのできる光学装置及びカメラを提供
することにある。
【0018】本発明の第3の目的は、焦点調節時におけ
るレンズの位置出しを細かく行うことができ、しかも焦
点調節時の省電化を図ると共に、焦点距離の変更を素早
く行うことのできる光学装置及びカメラを提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4,15記載の本発明は、光学系
又はレンズユニットの焦点距離変更と焦点調節に共通に
用いられる駆動源と、前記焦点距離変更時と前記焦点調
節時とで、前記駆動源の駆動の仕方を異ならせる制御手
段とを有した構成にしている。
【0020】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5〜8,15記載の本発明は、駆動源としてステ
ップモータを用い、制御手段は、例えば、焦点距離変更
時には、フルステップ駆動にて前記ステップモータを制
御し、焦点調節時には、マイクロステップ駆動にて前記
ステップモータを制御する構成にしている。
【0021】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項9〜15記載の本発明は、光学系又はレンズユニ
ットを光軸方向に移動させるステップモータと、該ステ
ップモータの出力軸の回転位置を検出する回転位置検出
手段と、前記ステップモータへの通電を所定の周波数で
切り換える第1の通電モードと前記回転位置検出手段の
検出結果に基づいて前記ステップモータへの通電を切り
換える第2の通電モードの、何れかにより前記ステップ
モータの駆動を制御する制御手段とを有した構成にして
いる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1〜図8は本発明の実施の第1の形態に
係る図であり、まず図1を用いてカメラのレンズ鏡筒部
の断面と主な回路構成について説明する。
【0024】図1において、1は凸レンズから成る第1
レンズ群、2は第1レンズ群1を保持する為の第1レン
ズホルダ、3は凹レンズから成る第2レンズ群、4は第
2レンズ群3を保持する為の第2レンズホルダであり、
前記第1レンズ群1と第2レンズ群3により公知のズー
ム撮影レンズを構成する。5は不図示のカメラ本体に固
定された直進溝筒であり、前記第1レンズホルダ2のピ
ン2a及び前記第2レンズホルダ4のピン4aが摺動可
能に嵌合する溝5aが形成されており、該溝5aの働き
により前記第1レンズホルダ2と第2レンズホルダ4は
光軸方向に案内されることになる。6は撮影レンズの光
軸まわりに回転可能に不図示のカメラ本体に取り付けら
れたカム筒であり、前記第1レンズホルダ2のピン2a
と摺動可能に嵌合する第1カム溝6a、及び、前記第2
レンズホルダ4のピン4aと摺動可能に嵌合する第2カ
ム溝6bが形成されている。
【0025】7は軸部7a,7bにより不図示のカメラ
本体に回転可能に保持された駆動ギヤであり、ギヤ部7
cが前記カム筒6の外周部に形成されたギヤ部6cと噛
み合い、該カム筒6を光軸まわりに回転させる働きを持
つ。8は公知のステップモータであり、その出力軸と駆
動ギヤ7は連結されていることから該モータの出力が駆
動ギヤ7に伝達される。このステップモータ8はその例
として図3に示すものを用いている。これについては後
述する。
【0026】9はカム筒6の回転位置を検出する公知の
例えばポテンショメータ等から成るカム位置検出器であ
り、該カム位置検出器9としてポテンショメータを用い
ればカム筒6の回転位置に応じた抵抗値を出力すること
ができる。つまり、この抵抗値を検出することで、第1
レンズ群1及び第2レンズ群3がどの位置にあるかを知
ることができる。10は前記ステップモータ8を駆動す
るモータ駆動回路であり、前記ステップモータ8の駆動
の際、後述する第1の駆動モードと第2の駆動モードを
選択的に使用することができる。11はマイコン等から
成るカメラの全体のシーケンスを司る制御回路である。
【0027】12は公知のシャッタ機構及び露出制御回
路を含む露出制御装置、13は被写体までの距離を測定
する公知の測距装置である。14は撮影レンズの焦点距
離を選択する為のズームスイッチであり、これは特に公
知のものであって良く、図2に示す条件を満たすもので
あれば、本発明を何ら限定するものではない。この実施
の形態ではポテンショメータを想定しており、該ポテン
ショメータから成るズームスイッチ14の出力する抵抗
値に応じ、前記制御回路10は前記ステップモータ8を
駆動して、カム筒6を所望の位置まで回転させる。15
は撮影開始操作部材により操作されるレリーズスイッチ
であり、該スイッチがONすることでカメラのレリーズ
動作が実行される。
【0028】次に、カム筒6に形成された第1カム溝6
aと第2カム溝6bについての説明を、図2を用いて行
う。
【0029】図2は、カム筒6の回転位置における第1
カム溝6aと第2カム溝6bとの軌跡を示した図であ
る。
【0030】カム筒6が0°の位置にある時、第1レン
ズ群1と第2レンズ群3から成る撮影レンズはWIDE
のズーム位置にあり、かつ、無限距離に合焦している状
態にある。そして、カム筒6が0°の位置から30°ま
で回転していくと、30°に達するまでは、つまりA1
の領域では撮影レンズの倍率に変化はなく、WIDE状
態のままピント位置のみが変化し、その後30°の位置
に達するとレンズピントが最至近距離に合う状態にな
る。
【0031】また、カム筒6が30°の位置から60°
まで回転していくと、このB1の領域では焦点距離及び
ピント位置が変化し、その後60°の位置に達すると、
上記のWIDE位置よりやや長い焦点距離のズーム位置
となり、かつ、無限距離に合焦している状態になる。
【0032】カム筒6が60°の位置から90°まで回
転していくと、上記A1の領域と同様、90°に達する
までは、つまりA2の領域では撮影レンズの倍率に変化
はなく、この時のズーム状態のままピント位置のみが変
更し、その後90°の位置に達するとレンズピントが最
至近距離に合う状態になる。
【0033】さらにカム筒6が90°の位置から120
°まで回転していくと、上記B1の領域と同様、このB
2の領域では焦点距離及びピント位置が変化し、その後
120°の位置に達すると、上記のズーム位置より更に
長い焦点距離のズーム位置となり、かつ、無限距離に合
焦している状態になる。
【0034】カム筒6が120°の位置から150°ま
で回転していくと、上記A1,A2の領域と同様、15
0°に達するまでは、つまりA3の領域では撮影レンズ
の倍率に変化はなく、この時のズーム状態のままピント
位置のみが変化し、その後150°の位置に達するとレ
ンズピントが最至近距離に合う状態になる。
【0035】更にカム筒6が150°の位置から180
°まで回転していくと、上記B1,B2の領域と同様、
このB3の領域では焦点距離及びピント位置が変化し、
その後180°の位置に達すると、上記のズーム位置は
最もTELE側のズーム位置となり、かつ、無限距離に
合焦している状態になる。
【0036】そして、カム筒6が180°の位置から2
10°まで回転していくと、上記A1,A2,A3の領
域と同様、210°に達するまでは、つまりA4の領域
では撮影レンズの倍率に変化はなく、この時のTELE
状態のままピント位置のみが変化し、その後210°の
位置に達するとレンズピントが最至近距離に合う状態に
なる。
【0037】即ち、カム筒6に形成された第1カム溝6
aと第2カム溝6bは、第1レンズ群1と第2レンズ群
3から成る撮影レンズの合焦動作を行わせるカム領域A
1,A2,A3,A4と、焦点距離を変化させるカム領
域B1,B2,B3とが交互に連続してなる。
【0038】次に、ステップモータ8について、図3を
用いて詳述する。尚、図3に示すステップモータは、特
開平5−336729号にて開示されているものであ
る。
【0039】このステップモータ8は、図3に示す様
に、半径方向に着磁された永久磁石から成る円筒形状の
ロータ82と、該ロータ82の外周に対向して配置され
た複数の磁極部を持つ複数のステータ83,84と、該
ステータ83,84の各々を励磁するように配置された
コイル85,86とを有しており、前記ロータ82はそ
の軸方向に複数の着磁層が形成されており、各着磁層は
少なくとも2つの着磁部を具備し、隣り合った各着磁層
の磁極部は反対極性に着磁されており、前記ステータ8
3,84の各々の複数の磁極部は前記ロータ82の軸方
向に異なる着磁層の着磁部に対向するように配置されて
いることを特徴としている。
【0040】図3において、ロータ82は、82e部を
回転中心として回転可能に地板81に取り付けられてお
り、半径方向に着磁されている。この実施の形態では、
円周方向を2分割するように着磁されている。さらにロ
ータ82には軸方向に2層に分かれて着磁層がある。各
着磁部は、円周方向に隣り合う部分、例えば82aと8
2bは互いに反対極性に着磁されており、また、上下の
層に関しても隣り合う部分、例えば82aと82cは互
いに反対極性に着磁されている。即ち、例えば82a部
はN極に、82b部はS極に、82c部はS極に、82
d部はN極に、それぞれ着磁されている。
【0041】第1ステータ83は磁極部83a,83b
を持ち、これらの磁極部83a,83bが前記ロータ8
2に隣接するように地板81に固定されている。また、
第2ステータ84は磁極部84a,84bを持ち、これ
らの磁極部84a,84bが前記ロータ82に隣接する
ように、かつ、前記第1ステータ83とは反対側位置で
地板81に固定されている。
【0042】前記第1ステータ83及び第2ステータ8
4は、それらの磁極部83a,83b及び84a,84
bが前記ロータ82の軸方向にそれぞれ重なるように構
成されている。そして、第1ステータ83の磁極部83
aと第2ステータ84の磁極部84aは、前記ロータ8
2の上側の着磁部82a,82bを含む円筒部に対向す
るようになっており、又第1ステータ83の磁極部83
bと第2ステータ84の磁極部84bは前記ロータ82
の下側の着磁部82c,82dを含む円筒部に対向する
ようになっている。
【0043】85は第1ステータ83を励磁するコイ
ル、86は第2ステータ84を励磁するコイルであり、
該ステップモータ8はコイル85とコイル86への通電
を順次正逆切り換えることで、ステップ回転していくも
のである。
【0044】次に、駆動モードについて、図4及び図5
を用いて説明する。
【0045】図4(a),(b)はそれぞれコイル85
及びコイル86への通電時の印加電圧を示す図であり、
この図に示す様に、段階的に印加電圧を変化させていく
方法をマイクロステップ駆動と一般に呼ぶが、この利点
として、コイルに加える印加電圧によってロータを任意
の位置に停止保持することができることが挙げられる。
もちろん、段階的に変化させる段数を細かくすることで
ロータの停止位置を細かなステップにすることができ
る。このマイクロステップ駆動によりステップモータ8
を制御する駆動モードを“第2の駆動モード”と呼ぶこ
とにする。
【0046】図5(a),(b)は同じくそれぞれコイ
ル85及びコイル86への通電時の印加電圧を示す図で
あり、この図に示す様に、一気に最大の印加電圧を加え
る方法をフルステップ駆動と一般に呼ぶが、この利点と
して、大きな駆動力が得られることが挙げられる。この
フルステップ駆動によりステップモータ8を制御する駆
動モードを“第1の駆動モード”と呼ぶことにする。
【0047】ところで、カム筒6の駆動負荷は図2に示
すカム溝の形状からも明らかであるが、一般には焦点距
離を変化させるカム領域の方が合焦動作を行わせるカム
領域よりも大きい。そのため本実施の形態では、焦点距
離を変化させる場合には、ステップモータ8をフルステ
ップ駆動方式(“第1の駆動モード”)にて駆動し、合
焦動作をする場合にはマイクロステップ駆動方式(“第
2の駆動モード”)にて細かな位置出しを可能にするよ
うにしている。
【0048】次に、上記構成のカメラの合焦動作と焦点
距離変更時の動作について、図6に示す制御回路11の
フローチャートに沿って説明する。
【0049】ステップ#1においては、ズームスイッチ
14の設定値の検出、つまりポテンショメータから成る
ズームスイッチ14の抵抗値を検出し、どのズーム位置
(例えば、図2のテレ端)にすべきか入力された値を検
出する。そして、次のステップ#2において、同じくポ
テンショメータから成るカム位置検出器9の値を検出
し、現在のカム筒6の位置、すなわち撮影レンズがどの
ズーム位置になっているかを検出する。
【0050】次のステップ#3においては、上記ステッ
プ#1で検出されたズーム位置の設定値と上記ステップ
#2で検出された現在撮影レンズが構成しているズーム
位置とが同一(例えば、テレ端)か否かを判別する。異
なる場合はステップ#4へ進み、モータ駆動回路10を
介してステップモータ8を駆動する。その際、ステップ
モータ8は“第1の駆動モード”である前述のフルステ
ップ駆動方式にて駆動する。尚、ステップモータ8の駆
動方向は撮影レンズが現在構成しているズーム位置か
ら、上記ステップ#1で検出された設定されたズーム位
置へ向かう方向である。その後は先のステップ#2へ戻
り、同様の動作を繰り返す。
【0051】これにより、十分な駆動力により、素早く
所望のズーム位置への焦点距離変更を行うことが可能と
なる。
【0052】また、前述のステップ#3にて、上記ステ
ップ#1で検出されたズーム位置の設定値と上記ステッ
プ#2で検出された現在撮影レンズが構成しているズー
ム位置とが同一であること、あるいは、同一となったこ
とを判別した場合には、ステップ#5へ移行し、モータ
駆動回路10を介してステップモータ8の駆動を停止さ
せる。尚、上記ステップ#3にてズームスイッチ14に
より設定されたズーム位置と現在位置しているズーム位
置とが同一であると判別して直ちにこのステップへ移行
してきた場合には、もちろんステップ#5は単に通過す
るのみとなることは云うまでもない。
【0053】次のステップ#6においては、レリーズス
イッチ15がONしたか否かを検出し、ONしていなけ
ればステップ#1へ戻り、上記と同様の動作を繰り返
す。また、ONしていればステップ#7へ進み、測距装
置13を駆動して被写体までの距離を測定し、合焦位置
までのレンズ駆動量を算出する。そして、次のステップ
#8において、上記ステップ#7にて得られたレンズ駆
動量に基づいてモータ駆動回路10を介してステップモ
ータ8を駆動し、カム筒6を回転させて撮影レンズの合
焦動作を行う(上記の様に、ズーム位置として例えばテ
レ端が選択されている場合は、図2のA4の領域内にて
合焦動作を行うことになる)。この時のステップモータ
8の駆動は、“第2の駆動モード”である前述したマイ
クロステップ駆動方式で行う。
【0054】これにより、ステップモータ8の細かなス
テップでの位置出しが可能となり、精度の良い合焦動作
が可能となる。
【0055】次のステップ#9においては、ポテンショ
メータから成るカム位置検出器9の値を検出する。そし
て、次のステップ#10において、上記ステップ#7で
算出したレンズ駆動量に相当する位置にカム筒6が来た
か否かを判別し、未だ来ていない、つまり合焦動作にお
ける撮影レンズの位置出しが為されていない場合はステ
ップ#8へ戻り、同様の動作を繰り返す。
【0056】その後、撮影レンズが合焦位置に位置出し
されたことを判別するとステップ#10からステップ#
11へ進み、前記モータ駆動回路10を介してステップ
モータ8の回転を停止する。この時、ステップモータ8
のコイル85,86への通電は断たず、ロータ82がそ
の位置に保持されるようにマイクロステップ駆動の印加
電圧を保持したままコイル85,86へ通電を続ける。
続くステップ#12においては、露出制御装置12を用
いて不図示のシャッタを作動させ、不図示フィルムへの
露出動作を行う。この後、ステップモータ8への通電は
完全に断っても良い。そして、ステップ#13へ進み、
通常のカメラの動作、例えばフィルムの1駒送り等を行
う。
【0057】(実施の第2の形態)図7は本発明の実施
の第2の形態に係るカメラに具備されたステップモータ
のコイルへの印加電圧を示す図である。尚、カメラの電
気的及び機械的構成は実施の第1の形態と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0058】図7はデューティー駆動方式の例を示すも
のであり、フル駆動(非デューティー駆動)に比べてス
テップモータの出力は小さくなる。
【0059】この駆動方式の利点は、ステップモータ8
の消費電流を少なくする事と、該モータ8の出力が小さ
いことから停止が容易に行える事にある。
【0060】この駆動方式は、上記の実施の第1の形態
における図6のステップ#8における駆動方式として用
いた場合、すなわちカム筒6の駆動負荷の小さい合焦領
域、具体的には図2のA1,A2,A3,A4の領域に
おいて、ステップモータ8の駆動に用いた場合は、省エ
ネルギー及び停止制御のスピードに関して向上が図られ
る。もちろん、カム筒6がズーム位置を変化させる領域
(図2のB1,B2,B3の領域)内においてその位置
によって駆動負荷が変化する場合にも応用は可能であ
り、駆動負荷が小さいカム領域の時にはデューティー駆
動方式を用いたり、またそのデューティー比を低出力と
なるデューティー比に変えたりすることで、常に一定の
スピードで焦点距離の変更が行われ、使用感の良いもの
とすることができる事や、無駄な電力を使わず省エネ化
を図れる事などの利点がある。
【0061】(実施の第3の形態)図8及び図9は本発
明の実施の第3の形態に係る図で、図8はステップモー
タの構成を示す斜視図であり、上記実施の第1の形態に
おけるステップモータ8(図3参照)との違いは、ステ
ップモータ8の出力軸であるロータ82の回転位置を検
出するホール素子90,91から成る回転位置検出手段
を新たに備えている点である。
【0062】図9は本発明の実施の第3の形態に係るカ
メラのレンズ鏡筒部の断面と主な回路構成を示す図であ
り、16は前述のホール素子90,91より成る回転位
置検出手段である。その他は実施の第1の形態と同様で
ある。
【0063】制御回路11はホール素子90,91によ
り検出したロータ82の回転位置に応じてコイル85,
86への通電方向の切り換える通電モードを有してお
り、この通電モードを“第2の通電モード”と以後呼ぶ
ことにする。
【0064】この通電方式はブラシレスモータの通電方
法と同じであり、この通電方式によれば、ステップモー
タ8は効率よく、高い駆動力を出力することができる
が、仮りに通電を断った後、再度微少量回転させるのは
困難である。更に詳述すると、モータはローターとステ
ーターの磁気的な極性を切り換える時の位置関係により
駆動力が変化するので、ローターの位置を検出している
ブラシレスモータは、最も適するローター位置において
通電を切り換えることができ、効率よく高い駆動力が出
力されるが、回転量は通電時間で制御され、ローターを
ある所定の位置に強制的に位置出しするような通電はで
きない為、再度微少量だけ回転させるには静止摩擦のバ
ラツキにより困難であった。
【0065】そこで、この実施の第3の形態では、上記
実施の第1の形態における図6のステップ#4におい
て、この“第2の通電モード”にてステップモータ8を
駆動するようにする。ステップ#4は撮影レンズの焦点
距離変更を行う動作であるから、細かな位置出し精度よ
りも大きな駆動力を必要とする領域であり、この“第2
の通電モード”が適する。
【0066】そして、ステップ#8においては、実施の
第1の形態と同様に、予め決められた周波数にて通電を
切り換える通常のステップ駆動を行うようにする。この
通電モードを“第1の通電モード”と以後呼ぶことにす
る。この“第1の通電モード”によれば、仮りにステッ
プモータ8が目標値からずれてしまっても、再度微少量
動かすのも容易である。また、合焦動作を行うカム領域
はその駆動負荷も焦点距離変更領域に比べて小さいの
で、この“第1の通電モード”にて駆動するのが十分可
能である。
【0067】また、ステップ#8において、カム筒6の
駆動開始時は「静止摩擦>動作摩擦」の一般的関係から
駆動負荷が増大するために、前記“第2の通電モード”
で駆動し、停止時に“第1の通電モード”にて減速し、
停止させる方法も有効であり、これによれば、素早くか
つ安定した撮影レンズの合焦動作と細かいステップで、
かつ、精度の良い合焦動作とを図ることができる。
【0068】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、ステップモータ8が本発明の駆動源に相
当し、カム筒6が本発明の案内手段に相当し、制御回路
11及びカム位置検出器9が本発明の制御手段に相当
し、ホール素子90,91、回転位置検出手段16が本
発明の回転位置検出手段に相当する。
【0069】また、第1レンズ群1,第2のレンズ群3
が本発明の光学系に相当し、第1レンズ群1,第1レン
ズホルダ2又は第2のレンズ群3,第2レンズホルダ4
が本発明のレンズユニットに相当する。
【0070】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0071】(変形例)上記の実施の各形態では、焦点
距離変更と焦点調節を交互に行う例を述べているが、必
ずしもこれに限定されるものではない。又、カム溝の焦
点距離変更領域と焦点調節領域の間に接続区間を設ける
様にしても良い。
【0072】又、上記の実施の形態では、カム通6を駆
動するようにしているが、これは直進溝筒5を駆動する
ようにしてもよい。
【0073】また、カム筒6に、焦点距離の変更を行う
カム溝と焦点調節を行うカム溝と交互に形成し、該カム
筒6を回転させる事で、焦点距離の変更と焦点の調節が
交互に行われるような構成にしているが、これに限定さ
れるものではなく、例えば送りねじを用い、該送りねじ
の回転を制御する事で、上記の様に焦点距離の変更と焦
点の調節が交互に行われるような構成としてもよい。換
言すれば、カム筒6等の機械的部材に特徴を持たせる事
で、焦点距離の変更と焦点の調節が交互に行われるよう
にするのではなく、電気的な制御によって焦点距離の変
更と焦点の調節が交互に行えるような構成であっても、
同様の効果(焦点調節時における精度の良い位置出し
等)を得ることができる。
【0074】また、ステップモータの動力をレンズホル
ダに伝達し、焦点距離の変更と焦点の調節を可能にする
為の部材としてカム筒6を用いているが、例えば傾きに
応じたギア比を具備した遊星ギア機構等を用いた構成に
しても、同様の効果(焦点調節時における精度の良い位
置出し等)を得ることができる。
【0075】また、図2に示す様にワイド端とテレ端の
間を4点の換えにしたが、この点数は多くしても、ある
いは、少なくしても同様に実施できるものである。
【0076】また、駆動源としてステップモータを用い
ているが、その他のモータであっても良い。
【0077】また、ピント調整を全体繰出で行わず、前
群あるいは後群の動きのみで行うことも容易である。
【0078】また、焦点調節のタイミングを焦点距離変
更動作の終了時に行うようにしたり、撮影準備動作開始
用スイッチのオンに応答させて行っても良いし、更に別
のスイッチのオンに応答させるようにしても良い。
【0079】また、カム部材として、回転部材であるカ
ム筒を用いているが、摺動する部材であっても良い。但
し、カメラのような精密機械への適用を考えた場合、さ
らには既存のレンズを保持する部材は円筒形状をしてい
る事を考えた場合、実施の形態で示した形状を持つ部材
の方が有利であることは言うまでもない。
【0080】また、本発明は、カメラに適用した例を述
べているが、焦点距離変更と焦点調節の両方を行うこと
のできる光学装置であれば、同様に適用できるものであ
る。
【0081】更に、本発明は、以上の実施の各形態、又
はそれらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよ
い。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焦点距離変更と焦点調節を適正に行うことができるもの
である。
【0083】また、本発明によれば、焦点調節時におけ
るレンズの位置出しを細かく行うと共に、焦点距離の変
更を素早く行うことができるものである。
【0084】また、本発明によれば、焦点調節時におけ
るレンズの位置出しを細かく行うことができ、しかも焦
点調節時の省電化を図ると共に、焦点距離の変更を素早
く行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラのレン
ズ鏡筒部の断面と主な回路構成を示す図である。
【図2】図1のカム筒の回転位置における第1カム溝と
第2カム溝との軌跡を示した図である。
【図3】図1のステップモータの構成を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のマイクロステップ駆動時における各コイ
ルへの通電時の印加電圧を示す図である。
【図5】図3のフルステップ駆動時における各コイルへ
の通電時の印加電圧を示す図である。
【図6】図1のカメラの主要部分の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明の実施の第2の形態におけるステップモ
ータのコイルへの印加電圧を示す図である。
【図8】本発明の実施の第3の形態に係るカメラに具備
されたステップモータの構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の第3の形態に係るカメラのレン
ズ鏡筒部の断面と主な回路構成を示す図である。
【図10】従来の2群ズームレンズを具備したカメラに
おいてズームリングの回動操作によりズーム位置の選択
と焦点調節を行う場合について説明する為の図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ群 2 第1レンズホルダ 3 第2レンズ群 4 第2レンズホルダ 6 カム筒 6a 第1カム溝 6b 第2カム溝 8 ステップモータ 9 カム位置検出器 11 制御回路 14 ズームスイッチ 16 回転位置検出手段 90,91 ホール素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 13/34

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の焦点距離変更と焦点調節に共通
    に用いられる駆動源と、前記焦点距離変更時と前記焦点
    調節時とで、前記駆動源の駆動の仕方を異ならせる制御
    手段とを有することを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 レンズユニットの焦点距離変更と焦点調
    節に共通に用いられる駆動源と、前記焦点距離変更時と
    前記焦点調節時とで、前記駆動源の駆動の仕方を異なら
    せる制御手段とを有することを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 光学系の焦点距離の変更を行うための焦
    点距離変更用カム領域と焦点調節を行うための焦点調節
    用カム領域とが交互に形成された案内手段と、該案内手
    段に沿って前記光学系を移動させることにより前記光学
    系の焦点距離変更と焦点調節を行わせる駆動手段と、前
    記光学系の前記焦点距離変更時と前記焦点調節時とで、
    前記駆動源の駆動の仕方を異ならせる制御手段とを有す
    ることを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 焦点距離の変更を行うためのレンズユニ
    ットを案内する焦点距離変更用カム領域と焦点調節を行
    うための前記レンズユニットを案内する焦点調節用カム
    領域とが交互に形成された案内手段と、該案内手段に沿
    って前記光学系を移動させることにより前記光学系の焦
    点距離変更と焦点調節を行わせる駆動手段と、前記レン
    ズユニットの前記焦点距離変更時と前記焦点調節時と
    で、前記駆動源の駆動の仕方を異ならせる制御手段とを
    有することを特徴とする光学装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動源はステップモータであり、前
    記制御手段は、前記焦点距離変更時には、フルステップ
    駆動にて前記ステップモータを制御し、前記焦点調節時
    には、マイクロステップ駆動にて前記ステップモータを
    制御することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の光学装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動源は、ステップモータであり、
    前記制御手段は、前記焦点距離変更時には、フルステッ
    プ駆動にて前記ステップモータを制御し、前記焦点調節
    時には、デューティー駆動にて前記ステップモータを制
    御することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の
    光学装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動源はステップモータであり、前
    記制御手段は、前記焦点距離変更時には、第1のデュー
    ティー駆動にて前記ステップモータを制御し、前記焦点
    調節時には、前記第1のデューティー駆動時によりも低
    出力となる第2のデューティー駆動にて前記ステップモ
    ータを制御することを特徴とする請求項1,2,3又は
    4記載の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記案内手段は、前記駆動源より動力が
    伝達されることにより回転する部材であることを特徴と
    する請求項3,4,5,6又は7記載の光学装置。
  9. 【請求項9】 光学系を光軸方向に移動させるステップ
    モータと、該ステップモータの出力軸の回転位置を検出
    する回転位置検出手段と、前記ステップモータへの通電
    を所定の周波数で切り換える第1の通電モードと前記回
    転位置検出手段の検出結果に基づいて前記ステップモー
    タへの通電を切り換える第2の通電モードの、何れかに
    より前記ステップモータの駆動を制御する制御手段とを
    有することを特徴とする光学装置。
  10. 【請求項10】 レンズユニットを光軸方向に移動させ
    るステップモータと、該ステップモータの出力軸の回転
    位置を検出する回転位置検出手段と、前記ステップモー
    タへの通電を所定の周波数で切り換える第1の通電モー
    ドと前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて前記ス
    テップモータへの通電を切り換える第2の通電モード
    の、何れかにより前記ステップモータの駆動を制御する
    制御手段とを有することを特徴とする光学装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、少なくとも前記光学
    系の停止時は、前記ステップモータを第1の通電モード
    で駆動することを特徴とする請求項9記載の光学装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、少なくとも前記光学
    系の移動開始時は、前記ステップモータを第2の通電モ
    ードで駆動することを特徴とする請求項9又は11記載
    の光学装置。
  13. 【請求項13】 前記ステップモータは、前記光学系の
    焦点距離変更動作と焦点調節動作に共通に用いられるも
    のであることを特徴とする請求項9,11又は12記載
    の光学装置。
  14. 【請求項14】 光学系の焦点距離変更動作を行うため
    の焦点距離変更用カム領域と焦点調節動作を行うための
    焦点調節用カム領域とが交互に形成された案内手段を有
    し、前記ステップモータにより前記案内手段に沿って前
    記光学系を案内動作させることにより、前記光学系の焦
    点距離変更動作と焦点調節動作を交互に行えるようにす
    ることを特徴とする請求項9,11,12又は13記載
    の光学装置。
  15. 【請求項15】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12,13又は14記載の光学装
    置を具備したことを特徴とするカメラ。
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