JPH0923695A - モータの制御装置およびこれを用いたシャッタ装置とレンズ鏡筒装置 - Google Patents

モータの制御装置およびこれを用いたシャッタ装置とレンズ鏡筒装置

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JPH0923695A
JPH0923695A JP16994495A JP16994495A JPH0923695A JP H0923695 A JPH0923695 A JP H0923695A JP 16994495 A JP16994495 A JP 16994495A JP 16994495 A JP16994495 A JP 16994495A JP H0923695 A JPH0923695 A JP H0923695A
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motor
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JP16994495A
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Tsutomu Aoshima
力 青島
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの起動時に電源電圧の過度の降下が生
じる。高い駆動周波数での駆動時に十分な出力トルクが
得られない。 【解決手段】 パルス信号により駆動されるモータを定
電流駆動する制御装置において、起動時から所定パルス
数(又は所定時間taの経過時)までの駆動電流値を第
1電流値I1 に設定し、所定パルス数(又は所定時間t
aの経過時)以降での駆動電流値を、第1電流値よりも
大きい第2電流値I2 に設定するようにしている。な
お、起動時から駆動周波数を徐々に高くしながらモータ
を定電流駆動する場合は、起動時から駆動周波数が所定
周波数に達するまでの駆動電流値を第1電流値I1 に設
定し、所定周波数に達したとき以降での駆動電流値を、
第1電流値よりも大きい第2電流値I2 に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのシャッタ
装置やレンズ鏡筒装置に用いられるモータ、特に、パル
ス信号により駆動されるモータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス信号により駆動されるモータ、例
えばステップモータを用いてシャッタ羽根を開閉駆動す
るようにしたシャッタ装置は、例えば、実開昭60−1
40934号公報および特公平6−64281号公報に
て提案開示されているように公知である。また、ステッ
プモータを用いて上記レンズを光軸方向に移動させるよ
うにしたレンズ鏡筒装置も、例えば、特開平6−250
070号公報にて提案されているように公知である。こ
れらのシャッタ装置やレンズ鏡筒では、ステップモータ
の駆動周波数や駆動パルス(ステップ)数を制御するこ
とにより、直流モータ等を用いる場合に比べて、シャッ
タ羽根の開閉速度および開閉位置やレンズの光軸方向位
置を正確に制御することができ、より適正なカメラ撮影
を行うことができる。
【0003】ところで、シャッタ速度を速くしたりレン
ズの焦点合せ動作を迅速に行うためには、パルスモータ
を高速で駆動する必要があり、駆動周波数も大きくする
必要がある。但し、駆動周波数をいきなり高い周波数に
上げようとするといわゆる脱調が生ずるおそれがあるた
め、通常は、駆動周波数を低周波数から高周波数に徐々
に高くしていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
プモータは、駆動周波数が低いときは、大きな出力トル
クが得られるものの消費電流が大きいという特性があ
る。このため、ステップモータを低い駆動周波数で駆動
している間に一時的にカメラの電源電圧が低下し、カメ
ラを誤動作させるおそれがあるという問題がある。
【0005】一方、駆動周波数が高いときは、駆動速度
は速いが、コイルのL成分や永久磁石であるロータに生
ずる逆起電力により消費電流が小さくなるという特性が
ある。このため、駆動周波数を高くすると消費電力が小
さくなり過ぎて、シャッタ羽根やレンズの駆動に必要な
出力トルクが得られなくなるという問題がある。
【0006】ここで、図50から図54を用いて上記の
問題を分かりやすく説明する。図50は、ステップモー
タの片方のコイルに通電される電流の設定値を示すグラ
フである。このグラフの横軸はステップモータ起動時か
らの経過時間を示しており、縦軸は電流値を示してい
る。この図から分かるように、コイルには正逆方向の通
電指令が繰り返され、その交ばんの周波数fは徐々に高
くなっていく。但し、実際にコイルに流れる電流は、図
51に示すように、起動時からの時間tが経過して、駆
動周波数が高くなるほど実際に流れる電流は少なくな
る。この消費電流Iと、起動時からの所定の周波数に達
した時間tとの関係を示すのが図52である。また、図
53は、ステップモータの周波数特性を示すグラフであ
り、横軸は駆動周波数を示し、縦軸は出力トルクを示し
ている。
【0007】今、ステップモータによりシャッタ装置等
が駆動周波数f1 で駆動されるものとし、この装置の駆
動に必要なトルクはT0 とする。さらに電源である電池
の電圧降下が著しく発生するのは消費電流がIA 以上に
なったときとする。
【0008】このシャッタ装置では、ステップモータの
起動時(駆動周波数f2 )の出力トルクは、図53に示
すようにT2 あり、T0 に対して十分大きい。しかし、
図52から分かるように、消費電流はIA をはるかに上
回っているため、カメラが誤動作を起こすおそれがあ
る。
【0009】また、逆にIA よりも小さい定電流により
駆動にすると、図53に示すように、出力トルクが小さ
くなり、駆動周波数f1 での出力トルクはT0 を下回っ
てしまい、シャッタ装置等を駆動周波数f1 で駆動する
ことができなくなってしまう。
【0010】以上のことから、本発明の第1の目的は、
モータの起動時に電源電圧の過度の降下を防止するとと
もに、高い駆動周波数での駆動時に十分な出力トルクが
得られるようにモータを駆動する制御装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明は、パルス信号により駆動される
モータを定電流駆動する制御装置において、起動時から
所定パルス数(又は所定時間の経過時)までの駆動電流
値を第1電流値に設定し、所定パルス数(又は所定時間
の経過時)以降での駆動電流値を、第1電流値よりも大
きい第2電流値に設定するようにしている。なお、起動
時から駆動周波数を徐々に高くしながらモータを定電流
駆動する場合は、起動時から駆動周波数が所定周波数に
達するまでの駆動電流値を第1電流値に設定し、所定周
波数に達したとき以降での駆動電流値を、第1電流値よ
りも大きい第2電流値に設定するようにしてもよい。
【0012】このような制御装置では、モータの起動
後、所定パルス数等に達するまで、例えばモータが十分
加速するまでは、駆動電流値(第1電流値)を低く設定
する。これにより、モータを低周波数域で駆動すれば、
シャッタ装置等の駆動に必要な出力トルクを得ることが
できるとともに、消費電流を小さくして電源電圧の降下
を抑えることができる。そして、所定パルス数等に達し
たとき以降、例えばモータが十分加速された後は、駆動
電流値(第2電流値)を高く設定する。これにより、高
周波数域で駆動されることによって実際の消費電流が第
2電流値よりある程度小さくなったとしても、必要な出
力トルクを得ることができる。
【0013】また、本願第2の発明は、モータを定電圧
駆動する制御装置において、起動時から所定パルス数
(又は所定時間の経過時)までの駆動電圧値を第1電圧
値に設定し、所定パルス(又は所定時間の経過時)以降
での駆動電圧値を、第1電圧値よりも大きい第2電圧値
に設定するようにしている。なお、起動時から駆動周波
数を徐々に高くしながらモータを定電圧駆動する場合
は、起動時から駆動周波数が所定周波数に達するまでの
駆動電圧値を第1電圧値に設定し、所定周波数に達した
とき以降の駆動電圧値を、第1電圧値よりも大きい第2
電圧値に設定するようにしてもよい。
【0014】このような制御装置によれば、モータの起
動後、所定パルス数等に達するまで、例えばモータが十
分加速するまでは、駆動電圧値(第1電圧値)を低く設
定する。これにより、モータを低周波数域で駆動すれ
ば、シャッタ装置等の駆動に必要な出力トルクを得るこ
とができるとともに、消費電流を小さくして電源電圧の
降下を抑えることができる。そして、所定パルス数等に
達したとき以降、すなわちモータが十分加速された後
は、駆動電圧値(第2電圧値)を高く設定する。これに
より、高周波数域で駆動されることによって実際の消費
電流が第2電圧値に対応する電流よりある程度小さくな
ったとしても、必要な出力トルクを得ることができる。
【0015】また、本願第3の発明は、モータを駆動す
る制御装置において、起動時から所定パルス数(又は所
定時間の経過時)までの駆動をマイクロステップ駆動で
行い、所定パルス数(又は所定時間の経過時)以降での
駆動をフルステップ駆動で行うようにしている。なお、
起動時から駆動周波数を徐々に高くしながらモータを駆
動する場合には、起動時から駆動周波数が所定周波数に
達するまでの駆動をマイクロステップ駆動で行い、所定
周波数に達したとき以降の駆動をフルステップ駆動で行
うようにしてもよい。
【0016】このような制御装置によれば、モータの起
動後、所定パルス数等に達するまで、例えばモータが十
分加速するまでは、マイクロステップ駆動を行う。これ
により、モータを低周波数域で駆動すれば、シャッタ装
置等の駆動に必要な出力トルクを得ることができるとと
もに、1つのフルステップ範囲のうち実際の消費電流が
設定電流値又は設定電圧値に達するのはわずかなマイク
ロステップの範囲に過ぎないため、電源電圧の降下を抑
えることができる。そして、所定パルス数等に達したと
き以降、例えばモータが十分加速された後は、フルステ
ップ駆動を行う。これにより、高周波数域で駆動されて
も、各フルステップ範囲の中で比較的長時間の間、実際
の印加電圧および消費電流を設定値に近付けておくこと
ができるため、必要な出力トルクを得ることができる。
【0017】また、本願第4の発明は、モータをデュー
ティ比駆動する制御装置において、起動時から所定パル
ス数(又は所定時間の経過時)までの駆動デューティ比
を第1デューティ比に設定し、所定パルス数(又は所定
時間の経過時)以降のステップでの駆動デューティ比
を、第1デューティ比よりも大きい第2デューティ比に
設定するようにしている。なお、起動時から駆動周波数
を徐々に高くしながらモータをデューティ比駆動する場
合は、起動時から駆動周波数が所定周波数に達するまで
の駆動デューティ比を第1デューティ比に設定し、所定
周波数に達したとき以降の駆動デューティ比を、第1デ
ューティ比よりも大きい第2デューティ比に設定するよ
うにしてもよい。
【0018】このような制御装置によれば、モータの起
動後、所定パルス数等に達するまで、すなわちモータが
十分加速するまでは、駆動デューティ比を低くする。こ
のため、モータを低周波数域で駆動すれば、シャッタ装
置等の駆動に必要な出力トルクを得ることができるとと
もに、実質的な印加電圧および消費電流を大きさせず、
電源電圧の降下を抑えることができる。そして、所定パ
ルス数等に達したとき以降、すなわちモータが十分加速
された後は、駆動デューティ比を大きくする。これによ
り、高周波数域で駆動されても、実質的な印加電圧およ
び消費電流を設定値に近付けておくことができるので、
必要な出力トルクを得ることができる。また、本願第5
の発明は、以上説明したいずれかの制御装置を用いて、
シャッタ装置においてシャッタ羽根を開閉駆動するモー
タ又はレンズ鏡筒装置においてレンズを光軸方向に移動
させるレンズ移動手段を駆動するモータを制御するよう
にしている。
【0019】このようなシャッタ装置やレンズ鏡筒装置
では、シャッタ羽根やレンズの全動作中において必要な
モータの出力トルクが確実に得られ、さらに出力トルク
の大きな変動がないため、シャッタ羽根等の動き出しか
ら動作終了まで、動作がスムーズかつ安定的になり、こ
れに伴って動作音も静かになる。また、動き出し時の電
圧降下が抑えられるため、これらシャッタ装置等が取り
付けられるカメラの誤作動を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1から図6には、本発明の第1実施
形態であるモータ(ステップモータ)の制御装置を示し
ており、図1は、電気回路のブロック図である。1はマ
イコン等を含み、かつD/A(デジタル−アナルグ変
換)出力端子を有する制御回路である。2は、制御回路
1や後述のステップモータ駆動回路3やステップモータ
4に電気を供給する電池(電源)である。
【0021】3は制御回路1からの信号に応じてステッ
プモータ4を直接駆動するステップモータ駆動回路であ
る。このステップモータ駆動回路3には、少なくとも2
種類の設定電流値を持つ定電流回路が備えられている。
【0022】ここで、定電流回路について詳しく説明す
る。5は抵抗であり、この抵抗5の抵抗値はRである。
6はオペアンプであり、7はトランジスタである。この
ように構成される定電流回路では、制御回路1のD/A
出力端子からオペアンプ6に印加される電圧をVD/A
し、電池2の電圧をVBAT とすると、ステップモータ駆
動回路3に供給される電流Iは、I=(VBAT
D/A )/Rで表される。このため、電流Iは、VD/A
を調節することによって所望の電流値に設定される。4
は公知のステップモータであり、例えば、実開昭60−
140934号公報に記載されているように、永久磁石
からなるロータと、軟磁性材料からなるステータと、こ
のステータに巻き付けられるコイルとからなる。
【0023】次に、図2のフローチャートおよび図3の
グラフを用いて制御回路1の動作を説明する。なお、図
3は、ステップモータ4の起動時からの経過時間とステ
ップモータ4のコイルに流そうとする設定電流値との関
係を示しており、設定電流値は、まず最初のステップで
正方向にI1 で、2番目のステップで負方向にI1 で、
3番目のステップで正方向にI1 で、4番目のステップ
からはI1 よりも大きいI2 となる。また、このグラフ
から分かるように、ステップモータ4の駆動周波数は、
起動時からステップごとに徐々に高くなり、4番目のス
テップ以降で一定に保持される。
【0024】フローチャートのステップ1では、公知の
信号、例えば不図示のスイッチがONされたことや他の
電気回路からの信号に基づいて、ステップモータ駆動回
路3を介して、所定の駆動周波数データに沿った低周波
数でのステップモータ4の駆動を開始する。その際の駆
動方式は定電流駆動であり、その設定電流値(第1電流
値)は、図3に示すようにI1 である。また、上述のよ
うに、周波数データは、ステップモータ4の起動時から
所定ステップ数(本実施形態では4ステップ)まで徐々
に周波数が高くなるように設定されている。
【0025】ステップ2では、ステップモータ4が上記
所定ステップ数駆動されたか否かを判定し、所定ステッ
プ数駆動されていない場合は、まだステップモータ4の
加速が不十分であるとしてステップ3に進み、所定ステ
ップ数駆動されている場合(図3における時間taが経
過した場合)は、加速が十分であるとしてステップ4に
進む。
【0026】ステップ3では、所定の駆動周波数データ
に沿って起動時からのステップ数に応じた駆動周波数に
て次のステップの駆動を行い、その後ステップ2に戻
る。
【0027】ステップ4では、図3に示すように、ステ
ップモータ4の駆動電流の設定値を第2電流値I2 (>
1 )に変更する。
【0028】ステップ5では、ステップ4によって設定
された第2電流値I2 によるステップモータ4の駆動
を、例えば、公知の駆動終了信号が入力されるまで継続
する。以上の制御回路1の動作により実際にステップモ
ータ4のコイルに流れる電流(消費電流)を示したのが
図4のグラフである。また、起動時からの各ステップで
の消費電流の平均値を示したのが図5のグラフである。
さらに、起動時からのステップモータ4の出力トルクを
示したのが図6のグラフである。
【0029】これらのグラフから分かるように、起動時
から3ステップまでの駆動時においては、設定電流を低
い第1電流値I1 としているので、どのステップでも、
平均消費電流IB がIA 値、すなわち電池2の電圧降下
が著しくなる電流値を超えることはない。このため、3
ステップまででは、制御回路1の電源電圧の降下による
誤動作を防止することができる。しかも、3ステップま
では低い周波数によって駆動しているため、この間の平
均消費電流が設定電流値である第1電流値I1にほぼ一
致するため、図6に示すように、必要トルクT0 を大き
く上回る出力トルクが得られる。
【0030】また、4ステップ以降の高い周波数での駆
動時においては、設定電流を高い第2電流値I2 として
いるので、図4に示すように、消費電流が第2電流値I
2 に達しなくても、図54に示すように平均消費電流を
B に近付けることができる。このため、少なくとも必
要トルクT0 を上回るだけのステップモータ4の出力ト
ルクを得ることができる。しかも、出力トルクは、低周
波駆動時に比べてそれほど低下しないため、これが急激
に変化する場合に比べて、装置の駆動がスムーズになり
安定化するのと同時に発生する音を小さくする効果もあ
る。
【0031】(第2実施形態)図7〜図9には、本発明
の第2の実施形態であるステップモータの制御装置を示
している。なお、この制御装置による駆動制御方式は、
第1実施形態の定電流駆動制御方式を定電圧駆動方式に
代えた場合に相当する。すなわち、本実施形態における
制御回路1(図8参照)には、少なくとも2種類の設定
電圧値を持つ定電圧回路が備えられている。図8は、電
気回路のブロック図であり、この図における8はオペア
ンプであり、9はNPNトランジスタである。これらオ
ペアンプ8およびトランジスタ9により定電圧回路が構
成されている。
【0032】このように構成される定電圧回路では、制
御回路1のD/A出力端子からオペアンプ8に供給され
る電流をID/A とし、電池2の電流をIBAT とすると、
ステップモータ駆動回路3に供給される電圧Vは、V=
(IBAT −ID/A )・Rで表される。なお、Rは抵抗値
である。このため、電圧Vは、ID/A を調節することに
よって所望の電圧値に設定される。
【0033】次に、図7のフローチャートおよび図9の
グラフを用いて制御回路1の動作を説明する。なお、図
9は、ステップモータ4の起動時からの経過時間とステ
ップモータ4のコイルに流そうとする設定電流値との関
係を示しており、設定電流値は、まず最初のステップで
正方向にV1 で、2番目のステップで負方向にV1 で、
3番目のステップで正方向にV1 で、4番目のステップ
からはV1 よりも大きいV2 となる。また、このグラフ
から分かるように、ステップモータ4の駆動周波数は、
起動時からステップごとに徐々に高くなり、4番目のス
テップ以降で一定に保持される。
【0034】フローチャートのステップ11では、公知
の信号、例えば不図示のスイッチがONされたことや他
の電気回路からの信号に基づいて、ステップモータ駆動
回路3を介して、所定の駆動周波数データに沿った低周
波数でのステップモータ4の駆動を開始する。その際の
駆動方式は定電圧駆動であり、その設定電圧値(第1電
圧値)は、図9に示すようにV1 である。また、上述の
ように、周波数データは、ステップモータ4の起動時か
ら所定ステップ数(本実施形態では4ステップ)まで徐
々に周波数が高くなるように設定されている。
【0035】ステップ12では、ステップモータ4が上
記所定ステップ数駆動されたか否かを判定し、所定ステ
ップ数駆動されていない場合は、まだステップモータ4
の加速が不十分であるとしてステップ13に進み、所定
ステップ数駆動されている場合(図9における時間ta
が経過した場合)は、加速が十分であるとしてステップ
14に進む。
【0036】ステップ13では、所定の駆動周波数デー
タに沿って起動時からのステップ数に応じた駆動周波数
にて次のステップの駆動を行い、その後ステップ12に
戻る。
【0037】ステップ14では、図9に示すように、ス
テップモータ4の駆動電圧の設定値を第2電圧値V
2 (>V1 )に変更する。
【0038】ステップ15では、ステップ14によって
設定された第2電圧値V2 によるステップモータ4の駆
動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力されるまで継
続する。
【0039】以上の制御回路1の動作により実際にステ
ップモータ4のコイルに流れる電流(消費電流)は、第
1実施形態において図4に示したものと同様になる。ま
た、起動時からの各ステップでの消費電流の平均値も、
図5に示したものと同様になる。さらに、起動時からの
ステップモータ4の出力トルクも図6に示した者と同様
になる。
【0040】すなわち、本実施形態においては、起動時
から3ステップまでの駆動時においては、設定電圧を低
い第1電圧値V1 としているので、どのステップでも、
平均消費電流IB がIA 値、すなわち電池2の電圧降下
が著しくなる電流値を超えることはない。このため、3
ステップまででは、制御回路1の電源電圧の降下による
誤動作を防止することができる。しかも、3ステップま
では低い周波数によって駆動しているため、この間の平
均消費電流が設定電圧値である第1電圧値V1に対応す
る電流値にほぼ一致するため、必要トルクT0 を大きく
上回る出力トルクが得られる。
【0041】また、4ステップ以降の高い周波数での駆
動時においては、設定電圧を高い第2電圧値V2 として
いるので、図4に示すように、消費電流が第2電圧値V
2 に対応する電流値に達しなくても、図5に示すように
平均消費電流をIB に近付けることができる。このた
め、少なくとも必要トルクT0 を上回るだけのステップ
モータ4の出力トルクを得ることができる。しかも、出
力トルクは、低周波駆動時に比べてそれほど低下しない
ため、これが急激に変化する場合に比べて、装置の駆動
がスムーズになり安定化するのと同時に発生する音を小
さくする効果もある。
【0042】(第3実施形態)図10および図11に
は、本発明の第3の実施形態であるステップモータの制
御装置を示している。なお、この制御装置の電気回路
は、第2実施形態のものと同様である。
【0043】また、この制御装置による駆動制御方式
は、初期のステップにおいては電流制御方式のマイクロ
ステップ方式とし、その後のステップでは通常の定電流
駆動方式、すなわちフルステップ駆動方式としている。
なお、電圧制御方式のマイクロステップ駆動と通常の定
電圧駆動の組み合せでもよいので、以下、これらをまと
めて説明する。
【0044】制御回路1(又はステップモータ駆動回路
3でもよい)にはマイクロステップ駆動を行うマイクロ
ステップ駆動回路と定電流回路又は定電圧回路が含まれ
ている。
【0045】次に、図10のフローチャートおよび図1
1のグラフを用いて制御回路1の動作の説明を行う。な
お、図11は、ステップモータ4の起動時からの経過時
間とステップモータ4のコイルに流そうとする設定電流
値又は設定電圧値(以下、これらを設定値という)との
関係を示しており、設定値は、まず最初のステップで正
方向にマイクロステップごとに零と最大値との間で変化
し、2番目のステップで負方向にマイクロステップごと
に零と最大値との間で変化し、3番目のステップで正方
向にマイクロステップごとに零と最大値との間で変化
し、4番目のステップからは最大値に保持される。ま
た、このグラフから分かるように、ステップモータ4の
駆動周波数は、起動時からステップごとに徐々に高くな
り、4番目のステップ以降で一定に保持される。
【0046】ステップ21では、公知の信号、例えば、
不図示のスイッチがONされたことや他の電気回路から
の信号に基づいて、ステップモータ駆動回路3を介して
所定の駆動周波数データに沿った低周波数でのステップ
モータ4の駆動を開始する。この際の駆動方式は、電流
又は電流制御方式のマイクロステップ駆動方式であり、
最大の設定電流値又は最大の設定電圧値は、第1および
第2実施形態で説明したI2 又はV2 である。また、上
述のように、周波数データは、ステップモータ4の起動
時から所定ステップ数(本実施形態では4ステップ)ま
で徐々に周波数が高くなるように設定されている。
【0047】ステップ22では、ステップモータ4が上
記所定ステップ数駆動されたか否かを判定し、所定ステ
ップ数駆動されていない場合は、まだステップモータ4
の加速が不十分であるとしてステップ23に進み、所定
ステップ数駆動されている場合(図11における時間t
aが経過した場合)は、加速が十分であるとしてステッ
プ24に進む。
【0048】ステップ23では、所定の駆動周波数デー
タに沿って起動時からのステップ数に応じた駆動周波数
にて次のステップの駆動を行い、その後ステップ22に
戻る。
【0049】ステップ24では、図11に示すように、
駆動方式を、ステップモータ4の駆動電流又は駆動電圧
の設定値をI2 又はV2 としたフルステップ駆動に切り
換える。
【0050】ステップ25では、ステップ24によって
設定されたフルステップ駆動方式によるステップモータ
4の駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力される
まで継続する。
【0051】以上の制御回路1の動作により実際にステ
ップモータ4のコイルに流れる電流(消費電流)は、第
1実施形態において図4に示したものと同様になる。ま
た、起動時からの各ステップでの消費電流の平均値も、
図5に示したものと同様になる。さらに、起動時からの
ステップモータ4の出力トルクも図6に示した者と同様
になる。
【0052】すなわち、本実施形態においては、起動時
から3ステップまでの駆動時においては、マイクロステ
ップ駆動しているので、どのステップにおいても最大電
流値又は最大電圧値が必要なのは一瞬である。このた
め、どのステップでも、平均消費電流IB がIA 値、す
なわち電池2の電圧降下が著しくなる電流値を超えるこ
とはない。このため、3ステップまででは、制御回路1
の電源電圧の降下による誤動作を防止することができ
る。しかも、3ステップまでは低い周波数によって駆動
しているため、この間の平均消費電流が第1電流値I1
にほぼ一致するため、図6に示すように、必要トルクT
0 を大きく上回る出力トルクが得られる。
【0053】また、4ステップ以降の高い周波数での駆
動時においては、フルステップ駆動しているため、図4
に示すように、消費電流が第2電圧値V2 に対応する電
流値に達しなくても、図5に示すように平均消費電流を
B に近付けることができる。このため、少なくとも必
要トルクT0 を上回るだけのステップモータ4の出力ト
ルクを得ることができる。しかも、出力トルクは、低周
波駆動時に比べてそれほど低下しないため、これが急激
に変化する場合に比べて、装置の駆動がスムーズになり
安定化するのと同時に発生する音を小さくする効果もあ
る。
【0054】(第4実施形態)図12および図13は、
本発明の第4の実施形態であるステップモータの制御装
置を示している。なお、この制御装置の電気回路は、第
2実施形態のものと同様である。また、この制御装置に
よる駆動制御方式は、デューティ比駆動方式である。制
御回路1(又はステップモータ駆動回路3でもよい)に
はデューティ比駆動回路が含まれている。
【0055】次に、図12のフローチャートおよび図1
3のグラフを用いて制御回路1の動作の説明を行う。な
お、図13は、ステップモータ4の起動時からの経過時
間とコイルに印加しようとする設定電圧値およびデュー
ティ比との関係を示しており、設定電圧値は、ステップ
ごとに正方向および負方向に交互にV2 (第2実施形態
におけるV2 と同じである)となる。また、デューティ
比は、1〜3番目のステップまでは、第1デューティ比
1 =b1 /a(但し、b1 <a)であり、4番目のス
テップからは、第2デューティ比D2 =b2 /a(但
し、b1 <a)となる。ここで、D1 <D2 であり、a
=b2 、すなわちD2 =0(OFF時間が零)であって
もよい。さらに、このグラフから分かるように、ステッ
プモータ4の駆動周波数は、起動時からステップごとに
徐々に高くなり、4番目のステップ以降で一定に保持さ
れる。
【0056】フローチャートのステップ31では、公知
の信号、例えば、不図示のスイッチがONされたことや
他の電気回路からの信号に基づいて、ステップモータ駆
動回路3を介して所定の駆動周波数データに沿った低周
波数でのステップモータ4の駆動を開始する。この際の
駆動方式は、1ステップ内でON−OFFが小刻みに繰
り返されるデューティ比制御方式であり、駆動デューテ
ィ比は第1デューティ比D1 である。上述のように、周
波数データは、ステップモータ4の起動時から所定ステ
ップ数(本実施形態では4ステップ)まで徐々に周波数
が高くなるように設定されている。
【0057】ステップ32では、ステップモータ4が上
記所定ステップ数駆動されたか否かを判定し、所定ステ
ップ数駆動されていない場合は、まだステップモータ4
の加速が不十分であるとしてステップ33に進み、所定
ステップ数駆動されている場合(図13における時間t
aが経過した場合)は、加速が十分であるとしてステッ
プ34に進む。
【0058】ステップ33では、所定の駆動周波数デー
タに沿って起動時からのステップ数に応じた駆動周波数
にて次のステップの駆動を行い、その後ステップ32に
戻る。
【0059】ステップ34では、図13に示すように、
駆動デューティ比を第2デューティ比D2 に切り換え
る。
【0060】ステップ35では、ステップ34によって
設定された第2デューティ比D2 によるステップモータ
4の駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力される
まで継続する。
【0061】以上の制御回路1の動作により実際にステ
ップモータ4のコイルに流れる電流(消費電流)は、第
1実施形態において図4に示したものと同様になる。ま
た、起動時からの各ステップでの消費電流の平均値も、
図5に示したものと同様になる。さらに、起動時からの
ステップモータ4の出力トルクも図6に示した者と同様
になる。
【0062】すなわち、本実施形態においては、起動時
から3ステップまでの駆動時においては、低い第1デュ
ーティ比D1 で駆動しているので、どのステップにおい
てもステップモータ4のコイルに印加される実質的な電
圧は設定電圧V2 より低い。このため、どのステップで
も、平均消費電流IB がIA 値、すなわち電池2の電圧
降下が著しくなる電流値を超えることはない。このた
め、3ステップまででは、制御回路1の電源電圧の降下
による誤動作を防止することができる。しかも、3ステ
ップまでは低い周波数によって駆動しているため、この
間の平均消費電流が第1電流値I1 にほぼ一致するた
め、図6に示すように、必要トルクT0 を大きく上回る
出力トルクが得られる。
【0063】また、4ステップ以降の高い周波数での駆
動時においては、高い第2デューティ比D2 で駆動して
いるため、ステップモータ4のコイルに印加される実質
的な電圧は設定電圧値V2 に近いものとなる。このた
め、図5に示すように平均消費電流をIB に近付けるこ
とができる。このため、少なくとも必要トルクT0 を上
回るだけのステップモータ4の出力トルクを得ることが
できる。しかも、出力トルクは、低周波駆動時に比べて
それほど低下しないため、これが急激に変化する場合に
比べて、装置の駆動がスムーズになり安定化するのと同
時に発生する音を小さくする効果もある。
【0064】(第5実施形態)図14〜図17には、第
1〜第4の実施形態で説明した制御回路1のフローチャ
ートとは別のフローチャートを示している。図14のフ
ローチャートは、第1実施形態に示したステップモータ
の消費電流をおさえる方法、すなわち、定電流制御にお
いて設定電流値を切り換える方法について適用でき、図
15のフローチャートは、第2実施形態に示した定電圧
制御において設定電圧値を切り換える方法について適用
できる。
【0065】また、図16のフローチャートは、第3実
施形態に示したマイクロステップ駆動とフルステップ駆
動とを切り換える方法について適用でき、図17のフロ
ーチャートは、第4実施形態に示したデューティ比制御
においてデューティ比を切り換える方法について適用で
きる。
【0066】これらフローチャートが、第1〜第4実施
形態に示したフローチャートと異なる点は、設定電流値
等を切り換えるタイミングが、ステップモータ4の駆動
ステップ数によるものではなく、ステップモータ4の駆
動周波数によるものとなっている点である。また、これ
らフローチャートは、公知の信号、例えば、不図示のス
イッチがONされたことや他の電気回路からの信号に基
づいて、所定の駆動周波数データに沿って低周波数から
徐々に高周波数に上げてステップモータ4を駆動してい
く場合に適用される点が異なる。
【0067】以下、各図のフローチャートについて説明
する。まず、図14のフローチャートのステップ41で
は、現在の駆動周波数が所定の周波数より大きいか否か
を判別する。ここで、所定周波数は、第1実施形態の図
3において説明した3パルス目の周波数に相当する。駆
動周波数が所定周波数より小さければステップ42に進
み、大きければステップ44に進む。なお、初回のフロ
ーにおけるステップ41では、ステップモータ4の起動
に先だって上記判別が行われる。
【0068】ステップ42では、定電流回路の電流値を
第1電流値I1 に設定する。
【0069】ステップ43では、ステップ数に応じた駆
動周波数にてステップモータ4の駆動を行い、その後ス
テップ41に戻る。
【0070】ステップ44では、定電流回路の電流値を
第2電流値I2 (>I1 )に設定する。
【0071】ステップ45では、ステップ44によって
設定された第2電流値I2 によるステップモータ4の駆
動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力されるまで継
続する。
【0072】図15に示すフローチャートのステップ5
1では、現在の駆動周波数が所定の周波数より大きいか
否かを判別する。ここで、所定周波数は、第1実施形態
の図3において説明した3パルス目の周波数に相当す
る。駆動周波数が所定周波数より小さければステップ5
2に進み、大きければステップ54に進む。なお、初回
のフローにおけるステップ51では、ステップモータ4
の起動に先だって上記判別が行われる。
【0073】ステップ52では、定電圧回路の電圧値を
第1電圧値V1 に設定する。
【0074】ステップ53では、ステップ数に応じた駆
動周波数にてステップモータ4の駆動を行い、その後ス
テップ51に戻る。
【0075】ステップ54では、定電圧回路の電圧値を
第2電圧値V2 (>V1 )に設定する。
【0076】ステップ55では、ステップ54によって
設定された第2電圧値V 2 によるステップモータ4の
駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力されるまで
継続する。
【0077】図16に示すフローチャートのステップ6
1では、現在の駆動周波数が所定の周波数より大きいか
否かを判別する。ここで、所定周波数は、第1実施形態
の図3において説明した3パルス目の周波数に相当す
る。駆動周波数が所定周波数より小さければステップ6
2に進み、大きければステップ64に進む。なお、初回
のフローにおけるステップ61では、ステップモータ4
の起動に先だって上記判別が行われる。
【0078】ステップ62では、駆動方式をマイクロス
テップ駆動方式に設定する。
【0079】ステップ63では、ステップ数に応じた駆
動周波数にてステップモータ4の駆動を行い、その後ス
テップ51に戻る。
【0080】ステップ64では、駆動方式をフルステッ
プ駆動方式に設定する。
【0081】ステップ65では、ステップ64によって
設定されたフルステップ駆動方式によるステップモータ
4の駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力される
まで継続する。
【0082】図17に示すフローチャートのステップ7
1では、現在の駆動周波数が所定の周波数より大きいか
否かを判別する。ここで、所定周波数は、第1実施形態
の図3において説明した3パルス目の周波数に相当す
る。駆動周波数が所定周波数より小さければステップ7
2に進み、大きければステップ74に進む。なお、初回
のフローにおけるステップ71では、ステップモータ4
の起動に先だって上記判別が行われる。
【0083】ステップ72では、駆動デューティ比を第
1デューティ比D1 に設定する。
【0084】ステップ73では、ステップ数に応じた駆
動周波数にてステップモータ4の駆動を行い、その後ス
テップ71に戻る。
【0085】ステップ74では、駆動デューティ比を第
2デューティ比D2 (>D1 )に設定する。
【0086】ステップ75では、ステップ74によって
設定された第2デューティ比D2 Iよるステップモータ
4の駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力される
まで継続する。
【0087】(第6実施形態)図18〜図21には、第
1〜第5の実施形態で説明した制御回路1のフローチャ
ートとは別のフローチャートを示している。図18のフ
ローチャートは、第1実施形態に示したステップモータ
の消費電流をおさえる方法、すなわち、定電流制御にお
いて設定電流値を切り換える方法について適用でき、図
19のフローチャートは、第2実施形態に示した定電圧
制御において設定電圧値を切り換える方法について適用
できる。
【0088】また、図20のフローチャートは、第3実
施形態に示したマイクロステップ駆動とフルステップ駆
動とを切り換える方法について適用でき、図21のフロ
ーチャートは、第4実施形態に示したデューティ比制御
においてデューティ比を切り換える方法について適用で
きる。
【0089】これらフローチャートが、第1〜第5実施
形態に示したフローチャートと異なる点は、設定電流値
等を切り換えるタイミングが、ステップモータ4の駆動
ステップ数や駆動周波数によるものではなく、ステップ
モータ4の起動時からの経過時間によるものとなってい
る点である。なお、これらフローチャートは、公知の信
号、例えば、不図示のスイッチがONされたことや他の
電気回路からの起動信号に基づいてフローが開始され
る。
【0090】以下、各図のフローチャートについて説明
する。まず、図18のフローチャートのステップ81で
は、上記起動信号に応じて、不図示の時計回路(タイマ
ー)をリセットする。
【0091】ステップ82では、上記タイマーをスター
トさせ、経過時間を測定する。
【0092】ステップ83では、現在の経過時間が所定
の時間を超えたか否かを判別する。ここで、所定時間
は、第1実施形態の図3において説明した3パルス目の
終了時間taに相当する。経過時間が所定時間を超えて
いなければステップ84に進み、超えていればステップ
86に進む。なお、初回のフローにおけるステップ83
では、ステップモータ4の起動に先だって上記判別が行
われる。
【0093】ステップ84では、定電流回路の電流値を
第1電流値I1 に設定する。また、ステップモータ4の
駆動周波数を、所定の周波数データに沿ってステップモ
ータ4の起動時から所定時間経過まで徐々に高くする。
【0094】ステップ85では、ステップ数に応じた駆
動周波数にてステップモータ4の駆動を行い、その後ス
テップ41に戻る。
【0095】ステップ86では、定電流回路の電流値を
第2電流値I2 (>I1 )に設定する。
【0096】ステップ87では、ステップ86によって
設定された第2電流値I2 によるステップモータ4の駆
動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力されるまで継
続する。また、ステップモータ4の駆動周波数を、所定
時間経過時点の周波数に保持する。
【0097】図19に示すフローチャートのステップ9
1では、上記起動信号に応じて、不図示の時計回路(タ
イマー)をリセットする。
【0098】ステップ92では、上記タイマーをスター
トさせ、経過時間を測定する。
【0099】ステップ93では、現在の経過時間が所定
の時間を超えたか否かを判別する。ここで、所定時間
は、第1実施形態の図3において説明した3パルス目の
終了時間taに相当する。経過時間が所定時間を超えて
いなければステップ94に進み、超えていればステップ
96に進む。なお、初回のフローにおけるステップ93
では、ステップモータ4の起動に先だって上記判別が行
われる。
【0100】ステップ94では、定電圧回路の電圧値を
第1電圧値V1 に設定する。
【0101】ステップ95では、ステップ数に応じた駆
動周波数にてステップモータ4の駆動を行い、その後ス
テップ91に戻る。
【0102】ステップ96では、定電圧回路の電圧値を
第2電圧値V2 (>V1 )に設定する。
【0103】ステップ97では、ステップ96によって
設定された第2電圧値V 2 によるステップモータ4の
駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力されるまで
継続する。
【0104】図20に示すフローチャートのステップ1
01では、上記起動信号に応じて、不図示の時計回路
(タイマー)をリセットする。
【0105】ステップ102では、上記タイマーをスタ
ートさせ、経過時間を測定する。
【0106】ステップ103では、現在の経過時間が所
定の時間を超えたか否かを判別する。ここで、所定時間
は、第1実施形態の図3において説明した3パルス目の
終了時間taに相当する。経過時間が所定時間を超えて
いなければステップ104に進み、超えていればステッ
プ106に進む。なお、初回のフローにおけるステップ
103では、ステップモータ4の起動に先だって上記判
別が行われる。
【0107】ステップ104では、駆動方式をマイクロ
ステップ駆動方式に設定する。
【0108】ステップ105では、ステップ数に応じた
駆動周波数にてステップモータ4の駆動を行い、その後
ステップ101に戻る。
【0109】ステップ106では、駆動方式をフルステ
ップ駆動方式に設定する。
【0110】ステップ107では、ステップ106によ
って設定されたフルステップ駆動方式によるステップモ
ータ4の駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力さ
れるまで継続する。
【0111】図21に示すフローチャートのステップ1
11では、現在の経過時間が所定の時間を超えたか否か
を判別する。ここで、所定時間は、第1実施形態の図3
において説明した3パルス目の終了時間taに相当す
る。経過時間が所定時間を超えていなければステップ1
14に進み、超えていればステップ116に進む。な
お、初回のフローにおけるステップ113では、ステッ
プモータ4の起動に先だって上記判別が行われる。
【0112】ステップ114では、駆動デューティ比を
第1デューティ比D1 に設定する。ステップ115で
は、ステップ数に応じた駆動周波数にてステップモータ
4の駆動を行い、その後ステップ111に戻る。
【0113】ステップ116では、駆動デューティ比を
第2デューティ比D2 (>D1 )に設定する。
【0114】ステップ117では、ステップ116によ
って設定された第2デューティ比D2 Iよるステップモ
ータ4の駆動を、例えば、公知の駆動終了信号が入力さ
れるまで継続する。
【0115】(第7実施形態)図22から図34は、本
発明の第7の実施形態であるシャッタ装置を示し、図2
2は本実施形態のシャッタ装置の構成部品の関係を示す
斜視図であり、図23は断面図である。これらの図にお
いて、101は上地板である。102は第1駆動リング
であり、この第1駆動リング102の内径部102a
は、上地板1の中央に形成された円筒部101aに回転
可能に嵌合している。
【0116】103,104は駆動ピンであり、第1駆
動リング102の下面に固着されている。105は第1
ステップモータであり、公知のステップモータと同様
に、所定の単位回転角での割り出し回転が可能である。
【0117】106は第1ピニオンであり、第1ステッ
プモータ105の出力軸に固着されている。この第1ピ
ニオン106は、第1駆動リング102の歯車部102
bと噛み合っており、第1ステップモータの回転駆動力
を第1駆動リング102に伝える。107は第1押さえ
板であり、図2に示すように、第1駆動リング102が
円筒部101aに嵌合された後、この円筒部101aの
頂面101iに固着されて第1駆動リング102の脱落
を防ぐ。
【0118】108は第1シャッタ羽根であり、穴10
8aを有する。この穴108aには、前述の駆動ピン1
03が上地板101に形成された長穴101gを通って
回動可能に嵌合している。第1シャッタ羽根108の上
面には、ピン108bが形成されており、このピン10
8bは上地板101の下面に形成されたカム溝101b
に摺動可能に嵌合している。
【0119】109は第2シャッタ羽根であり、穴10
9aを有する。この穴109aには、前述の駆動ピン1
04が上地板101に形成された長穴101hを通って
回動可能に嵌合している。第2シャッタ羽根109の上
面にはピン109bが形成されており、このピン109
bは上地板1の下面に形成されたカム溝101cに摺動
可能に嵌合している。
【0120】110は中央に開口部110aを備えた絞
り板兼羽根押さえ板(以下、単に羽根押さえ板と称す
る)である。第1シャッタ羽根108と第2シャッタ羽
根109とは、上地板101と羽根押さえ板110との
間に形成される空隙内に平面方向に移動可能に保持され
ている。上地板101の下面には、羽根押さえ板110
との間に上記空隙を設けるための突起101d,101
e,101fが形成されている。なお、開口部110a
は、レンズ最大開口を規定する。
【0121】111は下地板である。112は第2駆動
リングであり、この第2駆動リング112の内径部11
2aは、下地板111の中央部に形成された円筒部11
1aに回転可能に嵌合している。113,114は駆動
ピンであり、第2駆動リング112の上面に固着されて
いる。
【0122】115は第2ステップモータであり、公知
のステップモータと同様に、所定の単位回転角での割り
出し回転が可能である。
【0123】116は第2ピニオンであり、第2ステッ
プモータ115の出力軸に固着されている。この第2ピ
ニオン116は、第2駆動リング112の歯車部112
bと噛み合っており、第2ステップモータ115の回転
駆動力を第2駆動リング112に伝える。117は第2
押さえ板であり、図23に示すように、第2駆動リング
112が下地板111の円筒部111aに嵌合された後
この円筒部111aの頂部111iに固着されて第2駆
動リング112の脱落を防ぐ。
【0124】118は第3シャッタ羽根であり、穴11
8aを有する。この穴118aには、前述の駆動ピン1
13が下地板111に形成された長穴111gを通って
回動可能に嵌合している。第3シャッタ羽根118には
ピン118bが固着されており、このピン118bは、
下地板111の上面に形成されたカム溝111bに摺動
可能に嵌合している。
【0125】119は第4シャッタ羽根であり、穴11
9aを有する。この穴119aには、前述の駆動ピン1
14が下地板111に形成された長穴111hを通って
回動可能に嵌合している。第4シャッタ羽根119には
ピン119bが固着されており、このピン119bは、
下地板111の上面に形成されたカム溝111cに摺動
可能に嵌合している。
【0126】第3シャッタ羽根118と第4シャッタ羽
根119とは、下地板111と羽根押さえ板110との
間に形成される空隙内に平面方向に移動可能に保持され
ている。下地板111の上面には、羽根押さえ板との間
に上記空隙を設けるための突起111d,111e,1
11fが形成されている。
【0127】図24は、図23におけるA−A線で切断
した場合の矢視断面図である。図24の状態は第1シャ
ッタ羽根108と第2シャッタ羽根109とで開口部1
10aを閉じている状態であり、この状態から第1駆動
リング102(駆動ピン103,104)を矢印Cの方
向に回転させると、駆動ピン103,104がそれぞれ
長穴101g,101h内を移動し、第1シャッタ羽根
108および第2シャッタ羽根109は光軸を中心に回
転していく。この際、ピン108b,109bがそれぞ
れカム溝101b,101cに嵌合しているため、カム
溝101b,101cに案内されて第1シャッタ羽根1
08は穴108aを中心に、第2シャッタ羽根109は
穴109aを中心にそれぞれ回転しながらレンズ開口を
広げていく。
【0128】ここで、第1ステップモータ105を1ス
テップ分駆動すると、第1駆動リング102は光軸を中
心にγだけ回転するようになっている。カム溝101
b,101cは、図25に示すように、第1駆動リング
102が図24の状態から3・γだけ回転しても(すな
わち、第1ステップモータ105を3ステップ駆動して
も)、第1シャッタ羽根108および第2シャッタ羽根
109を穴108a,109aを中心としては回転させ
ず、第1ステップモータ105のそれ以後のステップで
光軸を中心に回転する第1シャッタ羽根108および第
2シャッタ羽根109を穴108a,109aを中心と
しても回転させるように形成されている。図26に示す
ように、第1ステップモータ105の4ステップ目、す
なわち第1駆動リング102の初期位置から4・γの回
転位置において、第1シャッタ羽根108と第2シャッ
タ羽根109とにより形成されるレンズ開口はピンホー
ルとなり、そして、図27に示すように、10ステップ
目、すなわち第1駆動リング102の初期位置から10
・γの回転位置においてレンズ開口は全開状態となる。
なお、このとき両シャッタ羽根108,109は、開口
部110aよりも逃げ量Mだけ退避している。
【0129】なお、第1ステップモータ105の0〜3
ステップ目に対応する第1シャッタ羽根108と第2シ
ャッタ羽根109の位置、すなわちレンズ開口を閉じる
第1シャッタ羽根108と第2シャッタ羽根109の位
置を閉位置と称し、第1ステップモータ105の10ス
テップ目以降の位置、すなわちレンズ開口を全開状態に
する動作位置を全開位置と称する。
【0130】そして、カム溝101b,101cは、第
1ステップモータ105の10〜12ステップ目、すな
わち第1駆動リング102の10・γ〜12・γの回転
位置において、第1シャッタ羽根108と第2シャッタ
羽根109を全開位置に保持させたままで穴108a,
109aを中心には回転させず、光軸を中心にのみ第1
駆動リング2とともに回転させるよう形成されている。
この12ステップ目が終了した状態を図28に示す。
【0131】図29は、第1シャッタ羽根108および
第2シャッタ羽根109の穴108a,109aを中心
とする回転角度θと第1ステップモータ105のステッ
プ数との関係を示すグラフであり、回転角度θがθ1
なるとき(4ステップ目のとき)はレンズ開口はピンホ
ールとなり、回転角度θがθ2 となるとき(10ステッ
プ目のとき)はレンズ開口は全開状態となる。
【0132】図30は、ステップモータの特性を示すグ
ラフである。このグラフから分かるように、ステップモ
ータの回転速度を、例えばaとするよう駆動電気信号を
入力しても、瞬時に応答するわけではなく、実際にステ
ップモータがその速度aになるまでにはある程度のステ
ップ数(本例では、3〜4ステップ)が必要となる。本
実施形態では、第1ステップモータ105の4ステップ
目以後のステップにおいてレンズ開口を開けるようにし
ていることから、シャッタの開口スピードは電気信号に
よる設定スピードに対して誤差が非常に少ない。なお、
ステップ数の具体的な数は本発明を限定するものではな
い。
【0133】また、第1駆動リング102の慣性モーメ
ントは、第1シャッタ羽根108および第2シャッタ羽
根109の慣性モーメントに比べて十分大きくなるよう
に構成されているため、第1ステップモータ105の4
ステップ目以後の第1駆動リング102の回転は、安定
的でかつ減速が少ない。このため、第1および第2シャ
ッタ羽根108,109の開閉スピードを十分に加速す
ることができる。なお、このことは、後述する第2遮光
装置における第3および第4シャッタ羽根118,11
9の閉口スピードに関しても言えることである。
【0134】さらに、図27に示すように、全開位置に
あるシャッタ羽根108,109の開口部110aから
の逃げ量Mは少ないが、第1ステップモータ105の1
0ステップ目以降12ステップ目までシャッタ羽根10
8,109が全開位置に保持されるようになっているた
め、シャッタ羽根108,109が最終行程位置(12
ステップ目)でバウンドして再び開口部110aの内側
に入り込むことを確実に防止することができる。
【0135】なお、以上述べた第1シャッタ羽根10
8、第2シャッタ羽根109および第1駆動リング10
2からなる遮光装置を第1遮光装置と称する。
【0136】図31は、図23におけるB−B線で切断
した場合の矢視断面図である。図31において、第2駆
動リング112が後述の構成により矢印Dの方向に駆動
されると、第3シャッタ羽根118と第4シャッタ羽根
119が、長穴111g,111hに沿って移動して光
軸まわりで回転するとともに、カム溝111b,111
cに案内されながら穴118a,119aを中心として
も回転する。
【0137】ここで、第3シャッタ羽根118と第4シ
ャッタ羽根119の回転角度αと第2ステップモータ1
15のステップ数との関係を示したのが図32であり、
横軸はステップ数、すなわち第2駆動リング112の矢
印D方向への回転角を示している。一方、縦軸は、第3
シャッタ羽根118および第4シャッタ羽根119の穴
118a,119aを中心とした回転角度を示してい
る。
【0138】図31および図32中の回転角α1 は、開
口部110aの内側に第3および第4シャッタ羽根11
8,119が入り込む回転角であり、回転角α2 は、レ
ンズ開口がピンホールに挟まる回転角である。また、回
転角α3 は、第3および第4シャッタ羽根118,11
9がピンホール開口を閉じてから所定の逃げ量だけ閉方
向に退避した閉位置となる角度である。
【0139】下地板111のカム溝111b,111c
は、このグラフから分かるように、第2ステップモータ
115の2ステップ目までは第3および第4シャッタ羽
根118,119を穴118a,119aを中心として
は回転させず、3ステップ目以降に両シャッタ羽根11
8,119を閉方向に回転させて回転角度αを大きくす
るように形成されている。また、カム溝111b,11
1cは、8ステップ目で回転角度αをα2 とし、9ステ
ップ目で回転角度αをα3 とするように形成されてい
る。
【0140】さらに、カム溝111b,111cは、こ
れ以後12ステップ目まで、回転角度αをα3 に維持す
るよう形成されている。
【0141】なお、第2ステップモータ115の0〜7
ステップ目までの第3および第4シャッタ羽根118,
119の動作領域、すなわちレンズ開口を開状態にする
両シャッタ羽根118,119の動作領域を開領域と称
し、8ステップ目以降の動作領域、すなわちα2 以上回
転してレンズ開口を閉じる両シャッタ羽根118,11
9の動作領域を閉領域と称する。
【0142】また、レンズ開口を開状態にしたシャッタ
羽根118,119の開口部110aからの逃げ量Mは
少ないが、第2ステップモータ15の9ステップ目以降
12ステップ目までシャッタ羽根118,119が閉領
域内に存するようになっているため、シャッタ羽根11
8,119が最終行程位置(12ステップ目)でバウン
ドして再びレンズ開口を開けることを確実に防止するこ
とができる。
【0143】なお、第3シャッタ羽根118、第4シャ
ッタ羽根119および第2駆動リング112からなる遮
光装置を第2遮光装置と称する。
【0144】図33は本実施形態で用いる電気回路ブロ
ック図であり、201はマイコン等からなる全体のシー
ケンスを司どる制御回路である。202は第1ステップ
モータ105を駆動する第1ステップモータ駆動回路で
あり、203は第2ステップモータ115を駆動する第
2ステップモータ駆動回路である。204は被写界輝度
を測定する公知の測光回路である。
【0145】205は公知の時計回路であり、206お
よび207はEEPROM等からなる第1および第2不
揮発性メモリA,Bである。メモリA(206)には、
第1ステップモータ105の駆動周波数データが記憶さ
れており、メモリB(207)には、第2ステップモー
タ115の駆動周波数データが記憶されている。各メモ
リに記憶された駆動周波数データは、本シャッタ装置の
組立時に、各ステップモータ105,115の駆動力と
各遮光装置の駆動負荷とに応じて、これら遮光装置を最
も安定的でかつ高速で駆動できるように設定されてい
る。
【0146】208は公知のフィムル給送ギヤ列を駆動
するフィルム給送モータであり、209はこのフィルム
給送モータ209を駆動するフィルム給送モータドライ
バー回路である。
【0147】210はEEPROM等からなる第3不揮
発性メモリCである。このメモリC(210)には、被
写体輝度に対応するディレイ時間T(このディレイ時間
については後述する)のデータテーブルが、本シャッタ
装置の組立時に記憶される。なお、ディレイ時間Tのデ
ータは、第1および第2ステップモータ105,115
の駆動特性や第1および第2遮光装置の負荷特性のバラ
つきにより、シャッタ装置ごとに異なる。
【0148】図35は、制御回路201の動作を示すフ
ローチャートである。以下、このフローチャートに従っ
て、制御回路201の動作を説明する。
【0149】ステップ101では、図示しないレリーズ
ボタンが押し込まれて、図示しないレリーズスイッチが
オンしたか否かを判別し、オンを判別するとステップ1
02に進み、オフを判別するとステップ101を繰り返
す。
【0150】ステップ102では、測光回路204を動
作させて、被写体輝度を測定する。ステップ103で
は、メモリC(210)に記憶されたデータテーブルを
読み出し、ステップ102において測定した被写体輝度
に対応するディレイ時間Tを決定する。
【0151】ステップ104では、時計回路205のリ
セットを行う。
【0152】ステップ105では、メモリA(206)
に記憶されたデータを読み出す。
【0153】ステップ106では、時計回路105をス
タートさせ、第1ステップモータ5の駆動開始からの経
過時間をカウントしていく。
【0154】ステップ107では、第1ステップモータ
駆動回路202を介して、第1遮光装置が図24に示す
状態から図28に示す状態へ向かうようステップ105
において読み出した周波数データに沿ってステップモー
タ105を駆動していく。ここでの第1ステップモータ
105の駆動制御(サブルーチンA)は、第1実施形態
から第6実施形態において説明したフローチャートに従
って行われる。
【0155】ステップ108では、第1ステップモータ
105を所定のステップ数(本実施形態では、図29に
示すように、12ステップ)駆動したか否かを判別し、
所定ステップの駆動を完了した場合はステップ109に
進み、完了していない場合は第1ステップモータ105
の駆動を続行しながらステップ110に進む。
【0156】ステップ109では、第1ステップモータ
駆動回路102を介して第1ステップモータ105を停
止させる。
【0157】ステップ110では、ステップ107にて
スタートさせた時計回路205のカウントが、ステップ
103にて決められたディレイ時間Tに達したか否かを
判別し、達していない場合はステップ107に戻り、達
している場合はステップ111に進む。
【0158】ステップ111では、メモリB(107)
に記憶されたデータを読み出す。
【0159】ステップ112では、第2ステップモータ
駆動回路203を介して、第2遮光装置が図31に示す
状態から閉状態となる方向へステップ111において読
み出した駆動周波数データに沿って第2ステップモータ
115を駆動していく。ここでの第2ステップモータ1
15の駆動制御(サブルーチンB)は、第1実施形態か
ら第6実施形態において説明したフローチャートに従っ
て行われる。
【0160】ステップ113では、第2ステップモータ
115を所定のステップ数(本実施形態では、図32に
示すように12ステップ)駆動したか否かを判別し、所
定ステップの駆動を完了した場合はステップ114に進
み、完了していない場合は第2ステップモータ115の
駆動を続行しながらステップ108に戻る。
【0161】ステップ114では、第2ステップモータ
駆動回路203を介して第2ステップモータ115を停
止させる。
【0162】ステップ115では、フィルム給送モータ
ドライバー回路209を介してフィルム給送モータ20
8を駆動し、フィルムの次駒の巻上げを行う。
【0163】ステップ116では、第1遮光装置が図2
4に示す初期位置に戻るように第1ステップモータ駆動
回路202を介して第1ステップモータ105の駆動を
所定の駆動周波数にて開始する。なお、このときの第1
ステップモータ105の駆動周波数は、メモリA(20
6)に記憶されたものでなくても良い。
【0164】ステップ117では、第1遮光装置が初期
位置に戻ったか否かを判別し、初期位置に戻った場合は
ステップ118に進み、戻っていない場合はステップ1
17を繰り返す。
【0165】ステップ118では、第1ステップモータ
駆動回路202を介して第1ステップモータ105を停
止させる。
【0166】ステップ119では、第2遮光装置が図3
1に示す初期位置に戻るように第2ステップモータ駆動
回路203を介して第2ステップモータ115の駆動を
所定の駆動周波数にて開始する。なお、このときの第2
ステップモータ115の駆動周波数は、メモリB(20
7)に記憶されたものでなくても良い。
【0167】ステップ120では、第2遮光装置が初期
位置に戻ったか否かを判別し、戻った場合はステップ1
21に進み、戻っていない場合はステップ120を繰り
返す。
【0168】ステップ121では、第2ステップモータ
駆動回路203を介して第2ステップモータ115を停
止させる。
【0169】以上のようなシーケンスに沿ってシャッタ
装置を駆動した場合のシャッタ露光動作時のレンズ開口
面積を示したものが図34である。この図においては、
ステップ107にて第1ステップモータ5を正転動作さ
せてからの経過時間を横軸に示しており、ステップ10
3において設定されるディレイ時間をTで示している。
また、第1遮光装置により形成されるレンズ開口面積を
aで示し、第2遮光装置により形成されるレンズ開口面
積をbで示す。各図中の斜線で示す部分は、シャッタ装
置全体として実際に露光を行っている領域を示してい
る。
【0170】第1ステップモータ105の起動時間に対
する第2ステップモータ115の起動時間の差、すなわ
ち前述のディレイ時間Tを変えることにより、曲線aに
対する曲線bの相対位置が図中左右に移動し、その結
果、斜線で示す露出量が変化することになる。
【0171】なお、このように同時に2つのステップモ
ータを駆動するものに関しては一般に消費電流が多くな
るが、第1から第6実施形態にて説明したステップモー
タの駆動制御を適用することにより、各ステップモータ
105,115の起動時の消費電流が抑えられるため、
カメラの電源である電池の電圧降下を防止し、カメラの
誤動作を回避することができる。
【0172】(第8実施形態)図36から図49には、
本発明の第8の実施形態であり、第1〜第6の実施形態
の制御装置を適用したステップモータ駆動タイプのレン
ズ鏡筒装置を示している。これらの図のうち、図35
は、鏡筒装置におけるレンズ移動機構全体の主要構成部
品を分解して示す斜視図である。また、図36は、レン
ズ移動機構の断面図であり、図37は、レンズ移動機構
の平面図であり、図38は、レンズ移動機構のを駆動す
るステップモータの斜視図である。
【0173】まず、図36〜図38において、301は
地板である。302は地板301に固着されたガイド管
であり、303はガイド軸である。このガイド軸303
には、ガイド管302の貫通孔302aに軸方向にスラ
イド可能に嵌合する嵌合部303aと、後述のロータ3
07のメネジ部と係合するオネジ部303bとが形成さ
れている。
【0174】307はステップモータを構成するロータ
であり、このロータ307は、外周部に径方向に着磁さ
れている永久磁石部を有し、内径部にガイド軸303の
オネジ部303bと係合するメネジ部307fが形成さ
れている。永久磁石部は、図39に詳しく示すように、
円周方向に2つの着磁部に分割されており、また、軸方
向に2つの着磁層に分割されている。そして、円周方向
に隣合う着磁部分、例えば、307aと307bとは互
いに反対の極性に着磁されており、さらに、上下で重な
った着磁部分、例えば、307aと307cとは互いに
反対の極性に着磁されている。すなわち、着磁部分30
7aはN極に、着磁部分307bはS極に、着磁部分3
07cはS極に、着磁部分307dはN極にそれぞれ着
磁されている。
【0175】308は2つの磁極部308a,308b
を持ち、かつ鏡筒地板301に固着された第1ステータ
である。309は、2つの磁極部309a,309bを
持ち、かつ鏡筒地板301に固着された第2ステータで
ある。305および306は、第1ステータ308およ
び第2ステータ309に巻き付けられ、各ステータ30
8,309を励磁するためのコイルである。両ステータ
308,309は、図38に示すように、後述の前群鏡
筒の外側に、円弧を形成するように配置されている。
【0176】第1ステータ308は、磁極部308a,
308bがロータ307の軸方向に重なるように形成さ
れており、第2ステータ309も、同様に磁極部309
a,309bがロータ301の軸方向に重なるように形
成されている。磁極部308aと磁極部309aは、ロ
ータ307の着磁部分307a,307bからなる円筒
部(上部着磁層)に対向し、また、磁極部308bおよ
び磁極部309bは、ロータ307の着磁部分307
c,307dからなる円筒部(下部着磁層)に対向す
る。
【0177】なお、磁極部308aと磁極部308bと
がロータ307の軸方向に重なり、磁極部309aと磁
極部309bとがロータ307の軸方向に重なるように
構成されているので、図39に示すように、ロータ30
7、第1ステータ308および第2ステータ309から
構成されるステップモータの矢印A方向の寸法、すなわ
ち鏡筒地板301の半径方向の寸法は小さくて済み、鏡
筒部のコンパクト化を図ることができる。
【0178】310は前群鏡筒を示し、この前群鏡筒3
10の内径部310c内にはレンズ(図示せず)が保持
される。また、図36に示すように、前群鏡筒310の
外周に形成された穴310aには、ガイド軸303の小
径の上端部303cが嵌入され、これにより前群鏡筒3
10がガイド軸303に保持される。また、前群鏡筒3
10の外周に形成された長溝310bには、地板301
に形成された突起301aが係合し、これにより前群鏡
筒310は、光軸方向にスライド可能にガイドされてい
る。したがって、ガイド軸303は、光軸方向に移動可
能であるが、光軸回りでの回転は禁止される。
【0179】312は地板301に取り付けられたスイ
ッチであり、接片312a,312bを有する。第1接
片312aは、前群鏡筒310と当接可能であり、この
前群鏡筒310が光軸方向における初期位置にあるとき
に前群鏡筒310により変形されて第2接片312bと
接触し、後述の制御回路にON信号を送る。そして、前
群鏡筒310が光軸方向に繰り出され、図36における
上方に移動して所定の基準位置に達すると、両接片31
2a,312bが離脱してOFFになる。後述するよう
に、本鏡筒は、このスイッチ312がOFFになった位
置を基準とし、これ以後、ステップモータを被写体距離
に対応するステップ分動作させることで焦点合せを行
う。
【0180】304は後群鏡筒であり、この後群鏡筒3
04の内径部304b内にはレンズ(図示せず)が保持
される。後群鏡筒304の外周に形成された穴304a
には、ガイド軸303の小径の下端部303dが嵌入さ
れ、これにより後群鏡筒304はガイド軸303に保持
される。後群鏡筒304が保持するレンズ(図示せず)
と前述の前群鏡筒310が保持するレンズ(図示せず)
とはそれぞれの光軸が一致するようになっており、前群
鏡筒310と後群鏡筒304が一緒に光軸方向に移動す
ることにより合焦動作が行われる。
【0181】311は後群鏡筒304と地板301との
間に配置された圧縮スプリングである。この圧縮スプリ
ング311は、図36における後群鏡筒304を下方に
付勢する。なお、前述したように後群鏡筒304はガイ
ド軸303に保持され、また、ガイド軸303には前群
鏡筒310、ロータ307が固着されているので、圧縮
スプリング311によって後群鏡筒304、ガイド軸3
03、前群鏡筒310、およびロータ307は一体とな
って下方に付勢される。また、322は鋼球(2つ)で
ある。これら鋼球312は、ガイド管302の座ぐり部
302bとロータ307のテーパ部307eとの間に挟
まれて配置されており、ロータ307が回転する際にそ
の負荷を軽減する。
【0182】次に、ステップモータの動作を詳しく説明
する。図39に示すように、ロータ307が初期位置に
ある状態において、第1ステータ308の磁極部308
aがS極になり、磁極部308bがN極になり、第2ス
テータ309の磁極部309aがN極になり、磁極部3
09bがS極になるようにコイル305,306に通電
すると、ロータ307の上部着磁層とこれに対向する磁
極部308a,309aは図40に示す状態になり、ロ
ータ307の下部着磁層とこれに対向する磁極部308
b,309bは図41に示す状態になる。そして、この
状態から、第1ステータ308の磁極部308aがN極
になり、磁極部308bがS極になるようにコイル30
5の通電方向を切り換えると、磁極部308aに対して
ロータ307の着磁部分307aが反発するとともに着
磁部分307bが吸引され、また、磁極部308bに対
してロータ307の着磁部分307cが反発するととも
に着磁部分307dが吸引される。この結果、ロータ3
07は、図中反時計方向に回転し、図42および図42
に示すように初期位置から90°回転した位置にくる。
【0183】この状態から第2ステータ309の磁極部
309aがS極になり、磁極部309bがN極になるよ
うにコイル306への通電方向を切り換えると、磁極部
309aに対して着磁部分307bが反発するとともに
着磁部分307aが吸引され、磁極部309bに対して
着磁部分307dが反発するとともに着磁部分307c
が吸引される。この結果、ロータ307は反時計方向に
さらに回転し、図44および図45に示すようにさらに
90°回転した位置(初期位置から180゜回転した位
置)にくる。
【0184】この状態から第1ステータ308の磁極部
308aがS極になり、磁極部308bがN極になるよ
うにコイル305への通電方向を切り換える、磁極部3
08aに対して着磁部分307bが反発するとともに着
磁部分307aが吸引され、磁極部308bに対して着
磁部分307dが反発するとともに着磁部分307cが
吸引される。この結果、ロータ307は反時計方向にさ
らに回転し、図46および図47に示すように、さらに
90°回転した位置(初期位置から270゜回転した位
置)にくる。
【0185】この状態から第2ステータ309の磁極部
309aがN極になり、磁極部309bがS極になるよ
うにコイル306への通電方向を切り換えると、磁極部
309aに対して着磁部分307aが反発するととも
に、着磁部分307bが吸引され、磁極部309bに対
して着磁部分307cが反発するとともに着磁部分30
7dが吸引される。この結果、ロータ307は反時計方
向に回転し、図40および図41に示すようにさらに9
0°回転した位置(初期位置から360゜回転した位
置)にくる。
【0186】こうして、ロータ307は反時計方向に一
回転したことになる。なお、ロータ307を時計方向に
回転させるには、以下に説明するように、同様な要領で
コイル305,306の通電方向を順次切り換えればよ
い。
【0187】すなわち、図40および図41に示す初期
位置に位置する状態からコイル306の通電方向を、第
2ステータ309の磁極部309aがS極になり、磁極
部309bがN極になるように切り換えると、ロータ3
07は、図46および図47に示すように90°時計方
向に回転する。この状態からコイル305の通電方向
を、第1ステータ308の磁極部308aがN極にな
り、磁極部308bがS極になるように切り換えると、
ロータ307は図44および図45に示すように、さら
に90°時計方向に回転する(初期位置から180゜回
転する)。この状態からコイル306の通電方向を、第
2ステータ9の磁極部309aがN極になり、磁極部3
09bがS極になるように切り換えると、ロータ307
は図42および図43に示すように90°時計方向に回
転する(初期位置から270゜回転する)。さらに、こ
の状態からコイル305の通電方向を、第1ステータ3
08の磁極部308aがS極になり、磁極部308bが
N極になるように切り換えると、ロータ307は図40
および図41に示すようにさらに90°時計方向に回転
する(初期位置から360゜回転する)。
【0188】なお、この実施形態は、ロータ307を円
周方向に2分割して、すなわち180°ずつS極とN極
の着磁を行ったが、ロタ307を円周方向に4分割又は
8分割等してもよく、分割数がは本発明を限定するもの
ではない。
【0189】次に、ロータ307の回転に伴うレンズ移
動機構の動作を説明する。ロータ307が回転すると、
ロータ307のメネジ部307fとガイド軸303のオ
ネジ部303bの係合関係により、ガイド軸303、前
群鏡筒310および後群鏡筒304は、スプリング31
1の付勢力に抗して、光軸方向、すなわち図36におけ
る上方向または下方向に移動する。前群鏡筒310およ
び後群鏡筒304は、ガイド軸303のガイド管302
に対する嵌合により、光軸方向にガイドされるが、この
際、前群鏡筒310および後群鏡筒304を光軸方向に
駆動させるための力がガイド軸303に加わる構成とな
っているため、前群鏡筒310および後群鏡筒304に
は無理な力は加わらず、これらの鏡筒が傾いたり、撓ん
たりすることはない。また、このようにスムーズに光軸
方向に移動できるため、駆動負荷も小さくて済む。
【0190】さらに、ガイド軸303は、光軸方向に嵌
合部303aとオネジ部303bとが形成されているの
で、図38の平面図で見たガイド軸303の幅方向の寸
法は小さなものとすることができ、この結果カメラをコ
ンパクト化することができる。また、ステップモータの
ロータ307に、ガイド軸303のオネジ部303bと
螺合するメネジ部307fを設けているため、ロータ3
07の周辺部分をコンパクトにすることができるだけで
なく、他のモータ等のアクチュエータから歯車等を用い
て駆動力を伝えるものと比べて伝達ロスがないため、小
さな駆動力でレンズ移動機構を駆動することが可能にな
る。
【0191】図48は、電気回路のブロック図であり、
この図において、401は制御回路であり、402は公
知の被写体距離を測距する測距手段である。以下、図4
9のフローチャートを用いて制御回路401の動作を説
明する。
【0192】ステップ401では、図示せぬレリーズボ
タンが押し込まれて、不図示のレリーズスイッチがオン
したか否かを判別し、オンを判別するとステップ402
に進み、オフを判別するとステップ401を繰り返す。
【0193】ステップ402では、測距手段402によ
り被写体距離を測定し、前群鏡筒310および後群鏡筒
304を前述の基準位置、すなわちスイッチ312がO
FFする位置から何ステップ繰り出すべきかを算出す
る。
【0194】ステップ403では、第1〜第6実施形態
にて説明したフローチャートに従ってステップモータを
駆動する(サブルーチンの実行)。この際、ステップモ
ータの駆動周波数を、所定の周波数データに沿って低周
波数から高周波数に徐々に上げていく。
【0195】なお、低周波数から高周波数に上げていく
間に、ステップモータの出力トルクの変化が少ないの
で、音の発生も少なくかつスムーズに両鏡筒310,3
04が繰り出されていく。また、低周波駆動時の消費電
流が抑えられるため、電池の電圧降下を防ぐことができ
る。
【0196】ステップ404では、スイッチ312がO
FFしたか否か、すなわち両鏡筒310,304が基準
位置に達したか否かを判別する。達したならばステップ
405に進み、達していなければ403に戻る。
【0197】ステップ405では、ステップ402で算
出したステップ数の繰り出しが完了したか否かを判別
し、完了したと判別するとステップ406に進み、完了
していないと判別したときはステップ403に戻る。
【0198】ステップ406では、ステップモータ駆動
回路403を介してコイル305,306への給電を止
める。以後は通常のカメラシーケンスを行う。
【0199】なお、上記各実施形態においてはモータと
してステップモータを使用する場合について説明した
が、本発明はステップモータに限らず、広くパルス信号
により駆動されるモータについて適用できる。
【0200】また、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体を用いるカメラにも適用でき、磁気以外の方法で撮
影情報が書き込める画像記録媒体を用いるカメラにも適
用できる。
【0201】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0202】しかも、本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメ
ラ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装置、さ
らにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用さ
れる装置またはこれらを構成する要素に対しても適用で
きる。
【0203】(実施形態と請求の範囲との関係)上記各
実施形態におけるステップモータのステップ数は、請求
の範囲にいうモータのパルス数に相当する。
【0204】また、上記第7実施形態における第1およ
び第2シャッター羽根108,109とこれらを駆動す
る第1駆動リング102からなる第1遮光装置、第3お
よび第4シャッタ羽根118,119とこれらを駆動す
る第2駆動リング112からなる第2遮光装置は、請求
の範囲にいうシャッタ装置を構成する。また、第8実施
形態における前群鏡筒310および後群鏡筒304等
は、請求の範囲にいうレンズ鏡筒装置を構成する。
【0205】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0206】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、モータの起動後、所定パルス数(又は所定時間の経
過時若しくは起動後徐々に駆動周波数を上げる場合は所
定周波数)に達するまでは、定電流駆動のための駆動電
流値を低く設定する。これにより、モータを低周波数域
で駆動すれば、シャッタ装置等の駆動に必要な出力トル
クを得ることができるとともに、消費電流を小さくして
電源電圧の降下を抑えることができる。そして、所定パ
ルス数等に達したとき以降は、駆動電流値(第2電流
値)を高く設定する。これにより、高周波数域で駆動さ
れることによって実際の消費電流が第2電流値よりある
程度小さくなったとしても、必要な出力トルクを得るこ
とができる。
【0207】また、本願第2の発明では、モータの起動
後、所定パルス数等に達するまでは、駆動電圧値を低く
設定する。これにより、モータを低周波数域で駆動すれ
ば、シャッタ装置等の駆動に必要な出力トルクを得るこ
とができるとともに、消費電流を小さくして電源電圧の
降下を抑えることができる。そして、所定パルス数等に
達した以降は、駆動電圧値(第2電圧値)を高く設定す
る。これにより、高周波数域で駆動されることによって
実際の消費電流が第2電圧値に対応する電流よりある程
度小さくなったとしても、必要な出力トルクを得ること
ができる。
【0208】また、本願第3の発明では、モータの起動
後、所定パルス数等に達するまでは、マイクロステップ
駆動を行う。これにより、モータを低周波数域で駆動す
れば、シャッタ装置等の駆動に必要な出力トルクを得る
ことができるとともに、1つのフルステップ範囲のうち
実際のステップモータへの印加電圧および消費電流が設
定値に達するのはわずかなマイクロステップの間に過ぎ
ないため、電源電圧の降下を抑えることができる。そし
て、所定パルス数等に達したとき以降は、フルステップ
駆動を行う。これにより、高周波数域で駆動されても、
各フルステップ範囲の中で比較的長い時間、実際の印加
電圧および消費電流を設定値に近付けておくことができ
るため、必要な出力トルクを得ることができる。
【0209】また、本願第4の発明では、モータの起動
後、所定パルス数等に達するまでは、駆動デューティ比
を低くする。これにより、モータを低周波数域で駆動す
れば、シャッタ装置等の駆動に必要な出力トルクを得る
ことができるとともに、実質的な印可電圧および消費電
流は大きくならないため、電源電圧の降下を抑えること
ができる。そして、所定パルス数等に達したとき以降
は、駆動デューティ比を大きくする。これにより、高周
波数域で駆動されても、実質的な印加電圧および消費電
流を設定値に近付けることができるので、必要な出力ト
ルクを得ることができる。
【0210】また、本願第5の発明では、以上説明した
いずれかの制御装置を用いてシャッタ装置におけるシャ
ッタ羽根やレンズ鏡筒装置におけるレンズ移動手段を駆
動するモータの駆動制御を行う。このため、シャッタ羽
根やレンズ移動手段の全動作中において必要なモータの
出力トルクが確実に得られ、さらに出力トルクの大きな
変動がないため、シャッタ羽根等の動き出しから動作終
了まで、動作がスムーズかつ安定的になり、これに伴っ
て動作音も静かになる。また、動き出し時の電圧降下が
抑えられるため、これらシャッタ装置等が取り付けられ
るカメラの誤作動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である制御装置の電気回
路のブロック図である。
【図2】上記第1実施形態の制御装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】上記第1実施形態の制御装置によるステップモ
ータの起動時からの経過時間とステップモータの定電流
駆動のための設定電流値との関係を示すグラフ図であ
る。
【図4】上記第1実施形態の制御装置によるステップモ
ータの起動時からの経過時間とステップモータに実際に
流れる消費電流との関係を示すグラフ図である。
【図5】上記第1実施形態の制御装置によるステップモ
ータの起動時からの経過時間と平均消費電流との関係を
示すグラフ図である。
【図6】上記第1実施形態の制御装置によるステップモ
ータの駆動周波数と出力トルクとの関係を示すグラフ図
である。
【図7】本発明の第2実施形態である制御装置の動作を
示すフローチャートである。
【図8】上記第2実施形態の制御装置の電気回路のブロ
ック図である。
【図9】上記第2実施形態の制御装置によるステップモ
ータの起動時からの経過時間とステップモータの定電圧
駆動のための設定電圧値との関係を示すグラフ図であ
る。
【図10】上記第3実施形態の制御装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】上記第3実施形態の制御装置によるステップ
モータの起動時からの経過時間とステップモータのマイ
クロおよびフルステップ駆動時間との関係を示すグラフ
図である。
【図12】本発明の第4実施形態である制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図13】上記第4実施形態の制御装置によるステップ
モータの起動時からの経過時間とステップモータの駆動
デューティ比との関係を示すグラフ図である。
【図14】本発明の第5実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図15】本発明の第5実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図16】本発明の第5実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の第6実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図18】本発明の第6実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図19】本発明の第6実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図20】本発明の第6実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図21】本発明の第6実施形態の制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図22】本発明の第7実施形態であるシャッタ装置の
主要構成部品の斜視図である。
【図23】上記のシャッタ装置の断面図である。
【図24】図23のA−A線断面図(第1遮光装置の平
面図)である。
【図25】上記第1遮光装置の平面図(第1ステップモ
ータの3ステップ駆動後状態)である。
【図26】上記第1遮光装置の平面図(第1ステップモ
ータの4ステップ駆動後状態)である。
【図27】上記第1遮光装置の平面図(第1ステップモ
ータの10ステップ駆動後状態)である。
【図28】上記第1遮光装置の平面図(第1ステップモ
ータの12ステップ駆動後状態)である。
【図29】上記第1遮光装置の羽根回転角と第1ステッ
プモータのステップ数の関係を示すグラフ図である。
【図30】ステップモータの特性図である。
【図31】図23のB−B線断面図(第2遮光装置の平
面図)である。
【図32】上記第2遮光装置の羽根回転角と第2ステッ
プモータのステップ数との関係を示すグラフ図である。
【図33】上記シャッタ装置の制御回路の電気回路ブロ
ック図である。
【図34】上記シャッタ装置の露光状態を示すグラフ図
である。
【図35】上記制御回路の動作を示すフローチャートで
ある。
【図36】本発明の第8実施形態であるレンズ鏡筒装置
の主要構成部品の斜視図である。
【図37】上記のレンズ鏡筒装置の断面図である。
【図38】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図39】上記のレンズ鏡筒装置に用いられるステップ
モータの斜視図である。
【図40】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図41】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図42】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図43】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図44】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図45】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図46】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図47】上記のレンズ鏡筒装置の平面図である。
【図48】上記レンズ鏡筒装置の制御回路の電気回路ブ
ロック図である。
【図49】上記制御回路の動作を示すフローチャートで
ある。
【図50】従来の制御装置によるステップモータの起動
時からの経過時間とステップモータの定電流駆動のため
の設定電流値との関係を示すグラフ図である。
【図51】従来の制御装置によるステップモータの起動
時からの経過時間とステップモータに実際に流れる消費
電流との関係を示すグラフ図である。
【図52】従来の制御装置によるステップモータの起動
時からの経過時間と平均消費電流との関係を示すグラフ
図である。
【図53】従来の制御装置によるステップモータの駆動
周波数と出力トルクとの関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 上地板 2 第1駆動リング 5 第1ステップモータ 8 第1シャッタ羽根 9 第2シャッタ羽根 11 下地板 12 第2駆動リング 15 第2ステップモータ 18 第3シャッタ羽根 19 第4シャッタ羽根 304 後群鏡筒 310 前群鏡筒 107 ロータ 108 第1ステータ 109 第2ステータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス信号により駆動されるモータを定
    電流駆動するモータの制御装置において、 起動時から所定パルス数までの駆動電流値を第1電流値
    に設定し、 前記所定パルス数以降での駆動電流値を、前記第1の電
    流値よりも高い第2電流値に設定することを特徴とする
    モータの制御装置。
  2. 【請求項2】 パルス信号により駆動されるモータを定
    電流駆動する制御装置において、 起動時から所定時間の経過時までの駆動電流値を第1電
    流値に設定し、 前記所定時間の経過時以降での駆動電流値を、前記第1
    電流値よりも大きい第2電流値に設定することを特徴と
    するモータの制御装置。
  3. 【請求項3】 パルス信号により駆動されるモータを、
    起動時から駆動周波数を徐々に高くしながら定電流駆動
    するモータの制御装置において、 起動時から前記駆動周波数が所定周波数に達するまでの
    駆動電流値を第1電流値に設定し、 前記所定周波数に達したとき以降での駆動電流値を、前
    記第1電流値よりも大きい第2電流値に設定することを
    特徴とするモータの制御装置。
  4. 【請求項4】 パルス信号により駆動されるモータを定
    電圧駆動する制御装置において、 起動時から所定パルス数までの駆動電圧値を第1電圧値
    に設定し、 前記所定パルス数以降での駆動電圧値を、前記第1電圧
    値よりも高い第2電圧値に設定することを特徴とするモ
    ータの制御装置。
  5. 【請求項5】 パルス信号により駆動されるモータを定
    電圧駆動する制御装置において、 起動時から所定時間の経過時までの駆動電圧値を第1電
    圧値に設定し、 前記所定時間の経過時以降での駆動電圧値を、前記第1
    電圧値よりも高い第2電圧値に設定することを特徴とす
    るモータの制御装置。
  6. 【請求項6】 パルス信号により駆動されるモータを、
    起動時から駆動周波数を徐々に高くしながら定電圧駆動
    するモータの制御装置において、 起動時から前記駆動周波数が所定周波数に達するまでの
    駆動電圧値を第1電圧値に設定し、 前記所定周波数に達したとき以降での駆動電圧値を、前
    記第1電圧値よりも大きい第2電圧値に設定することを
    特徴とするモータの制御装置。
  7. 【請求項7】 パルス信号により駆動されるモータを駆
    動する制御装置において、 起動時から所定パルス数までの駆動をマイクロステップ
    駆動で行い、 前記所定パルス数以降での駆動をフルステップ駆動で行
    うことを特徴とするモータの制御装置。
  8. 【請求項8】 パルス信号により駆動されるモータを駆
    動する制御装置において、 起動時から所定時間の経過時までの駆動をマイクロステ
    ップ駆動で行い、 前記所定時間の経過時以降の駆動をフルステップ駆動で
    行うことを特徴とするモータの制御装置。
  9. 【請求項9】 パルス信号により駆動されるモータを、
    起動時から駆動周波数を徐々に高くしながら駆動するモ
    ータの制御装置において、 起動時から前記駆動周波数が所定周波数に達するまでの
    駆動をマイクロステップ駆動で行い、 前記所定周波数に達したとき以降での駆動をフルステッ
    プ駆動で行うことを特徴とするモータの制御装置。
  10. 【請求項10】 パルス信号により駆動されるモータを
    デューティ比駆動する制御装置において、 起動時から所定パルス数までの駆動デューティ比を第1
    デューティ比に設定し、 前記所定パルス数以降での駆動デューティ比を、前記第
    1デューティ比よりも大きい第2デューティ比に設定す
    ることを特徴とするモータの制御装置。
  11. 【請求項11】 パルス信号により駆動されるモータを
    デューティ比駆動する制御装置において、 起動時から所定時間の経過時までの駆動デューティ比を
    第1デューティ比に設定し、 前記所定時間の経過時以降での駆動デューティ比を、前
    記第1デューティ比よりも大きい第2デューティ比に設
    定することを特徴とするモータの制御装置。
  12. 【請求項12】 パルス信号により駆動されるモータ
    を、起動時から駆動周波数を徐々に高くしながらデュー
    ティ比駆動するステップモータの制御装置において、 起動時から前記駆動周波数が所定周波数に達するまでの
    駆動デューティ比を第1デューティ比に設定し、 前記所定周波数に達したとき以降での駆動デューティ比
    を、前記第1デューティ比よりも大きい第2デューティ
    比に設定することを特徴とするステップモータの制御装
    置。
  13. 【請求項13】 レンズ開口を開閉するシャッタ羽根
    と、 このシャッタ羽根を駆動するモータと、 このモータを駆動する請求項1〜12のいずれかに記載
    した制御装置とを有してなることを特徴とするシャッタ
    装置。
  14. 【請求項14】 レンズを光軸方向に移動させるレンズ
    移動手段と、 このレンズ移動手段を駆動するモータと、 このモータを駆動する請求項1〜12のいずれかに記載
    の制御装置とを有してなることを特徴とするレンズ鏡筒
    装置。
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