JPH1061714A - 液圧緩衝式筒形ラバースプリング - Google Patents
液圧緩衝式筒形ラバースプリングInfo
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- JPH1061714A JPH1061714A JP9145263A JP14526397A JPH1061714A JP H1061714 A JPH1061714 A JP H1061714A JP 9145263 A JP9145263 A JP 9145263A JP 14526397 A JP14526397 A JP 14526397A JP H1061714 A JPH1061714 A JP H1061714A
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- rubber spring
- pressure regulating
- chamber
- regulating chamber
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は外側支持体(3)により半径方向に間
隔をおいて取り囲まれた内側支持体(2)を有し、上記間
隔からなるギャップ(4)にエラストマー材料のばね本体
(5)が配設され、外側支持体(3)とばね本体(5)が少なく
とも1個の作用室(6)を画定し、作用室(6)が少なくとも
1個の緩衝路(7)によって、少なくとも1個の第1の調
圧室(8)と液体が伝導するよう結合された液圧緩衝式筒
形ラバースプリング(1)を提供する。 【解決手段】 第1の調圧室(8)は内側支持体(2)の軸に
直角な横断面で見て外側支持体(3)とゴム弾性膨張壁(9)
で画定され、第1の調圧室(8)の中に連絡路(11)により
作用室(6)と連絡する少なくとも1個の第2の調圧室(1
0)が配設されている。
隔をおいて取り囲まれた内側支持体(2)を有し、上記間
隔からなるギャップ(4)にエラストマー材料のばね本体
(5)が配設され、外側支持体(3)とばね本体(5)が少なく
とも1個の作用室(6)を画定し、作用室(6)が少なくとも
1個の緩衝路(7)によって、少なくとも1個の第1の調
圧室(8)と液体が伝導するよう結合された液圧緩衝式筒
形ラバースプリング(1)を提供する。 【解決手段】 第1の調圧室(8)は内側支持体(2)の軸に
直角な横断面で見て外側支持体(3)とゴム弾性膨張壁(9)
で画定され、第1の調圧室(8)の中に連絡路(11)により
作用室(6)と連絡する少なくとも1個の第2の調圧室(1
0)が配設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外側支持体によって
半径方向間隔をおいて取り囲まれる内側支持体を有し、
上記間隔からなるギャップにエラストマー材料のばね本
体が配設され、外側支持体とばね本体が少なくとも1個
の作用室を画定し、作用室が少なくとも1個の緩衝路に
よって、少なくとも1個の第1の調圧室と液体が伝導す
るよう結合された液圧緩衝式筒形ラバースプリングに関
する。
半径方向間隔をおいて取り囲まれる内側支持体を有し、
上記間隔からなるギャップにエラストマー材料のばね本
体が配設され、外側支持体とばね本体が少なくとも1個
の作用室を画定し、作用室が少なくとも1個の緩衝路に
よって、少なくとも1個の第1の調圧室と液体が伝導す
るよう結合された液圧緩衝式筒形ラバースプリングに関
する。
【0002】
【従来の技術】このような筒形ラバースプリングはドイ
ツ特許出願公開明細書第3820805号により知られてい
る。筒形ラバースプリングは自動車のエンジンを自動車
車体の支承するために設けられている。内側支持体と外
側支持体の間にばね本体が配設され、ばね本体は内側支
持体への荷重伝達部の上に空洞を有し、かつ荷重伝達方
向に作用室と調圧室を有する。作用室と調圧室は緩衝路
で互いに連絡する。緩衝路は作用室と第1の調圧室を隔
離する隔壁の構成部分であり、隔壁の内側に空欠部が設
けられ、高周波小振幅振動の絶縁のために、空欠部の中
に振動板が振動伝達方向に往復動可能に配設されてい
る。先公知の筒形ラバースプリングは多数の部材からな
る。このことは経済的かつ製造技術的に見てあまり満足
できるものではない。
ツ特許出願公開明細書第3820805号により知られてい
る。筒形ラバースプリングは自動車のエンジンを自動車
車体の支承するために設けられている。内側支持体と外
側支持体の間にばね本体が配設され、ばね本体は内側支
持体への荷重伝達部の上に空洞を有し、かつ荷重伝達方
向に作用室と調圧室を有する。作用室と調圧室は緩衝路
で互いに連絡する。緩衝路は作用室と第1の調圧室を隔
離する隔壁の構成部分であり、隔壁の内側に空欠部が設
けられ、高周波小振幅振動の絶縁のために、空欠部の中
に振動板が振動伝達方向に往復動可能に配設されてい
る。先公知の筒形ラバースプリングは多数の部材からな
る。このことは経済的かつ製造技術的に見てあまり満足
できるものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底にあるの
は、大幅に簡素化された構造と、振動の絶縁/減衰に関
して良好な使用特性とが得られ、台座が少なくとも2つ
の周波数範囲で動弾性率の低下をもたらすように、冒頭
に挙げた種類の筒形ラバースプリングを改良する課題で
ある。また簡単な構造変更によって、筒形ラバースプリ
ングが用途のそれぞれの条件に簡単に適応させられなけ
ればならない。
は、大幅に簡素化された構造と、振動の絶縁/減衰に関
して良好な使用特性とが得られ、台座が少なくとも2つ
の周波数範囲で動弾性率の低下をもたらすように、冒頭
に挙げた種類の筒形ラバースプリングを改良する課題で
ある。また簡単な構造変更によって、筒形ラバースプリ
ングが用途のそれぞれの条件に簡単に適応させられなけ
ればならない。
【0004】この課題は本発明によれば請求項1の特徴
によって解決される。従属請求項は有利な実施態様に関
するものである。
によって解決される。従属請求項は有利な実施態様に関
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題の解決のために、第
1の調圧室が内側支持体の軸に直角な横断面で見て外側
支持体及びゴム弾性膨張壁で画定され、第1の調圧室の
中に連絡路により作用室と連通する少なくとも1個の第
2の調圧室が配設された構成とする。この場合筒形ラバ
ースプリングが部品数の少ない簡単な構造を有し、それ
によって製造技術的、経済的に簡単かつ安価に製造する
ことができるのが利点である。筒形ラバースプリングが
僅か2個の組立部材からなり、第2の部材は内側支持体
及び内側支持体と連結されたばね本体で構成され、ばね
本体と内側支持体からなるユニットが第1の部材をなす
外側支持体と共に組み立てられる。
1の調圧室が内側支持体の軸に直角な横断面で見て外側
支持体及びゴム弾性膨張壁で画定され、第1の調圧室の
中に連絡路により作用室と連通する少なくとも1個の第
2の調圧室が配設された構成とする。この場合筒形ラバ
ースプリングが部品数の少ない簡単な構造を有し、それ
によって製造技術的、経済的に簡単かつ安価に製造する
ことができるのが利点である。筒形ラバースプリングが
僅か2個の組立部材からなり、第2の部材は内側支持体
及び内側支持体と連結されたばね本体で構成され、ばね
本体と内側支持体からなるユニットが第1の部材をなす
外側支持体と共に組み立てられる。
【0006】低周波大振幅振動が筒形ラバースプリング
に伝達されると、内側支持体が外側支持体に対して筒形
ラバースプリングの半径方向に変位させられ、作用室の
容積縮小により作用室に収容された液体の一部が緩衝路
を経て第1の調圧室へ送られる。作用室から排除された
液量が第1の調圧室に収容され、2つの支持体が相互の
相対的原位置に戻るときに再び作用室へ放出される。緩
衝路の長さ及び/又は断面の変更によって、筒形ラバー
スプリングを低周波大振幅振動に同調させることができ
る。
に伝達されると、内側支持体が外側支持体に対して筒形
ラバースプリングの半径方向に変位させられ、作用室の
容積縮小により作用室に収容された液体の一部が緩衝路
を経て第1の調圧室へ送られる。作用室から排除された
液量が第1の調圧室に収容され、2つの支持体が相互の
相対的原位置に戻るときに再び作用室へ放出される。緩
衝路の長さ及び/又は断面の変更によって、筒形ラバー
スプリングを低周波大振幅振動に同調させることができ
る。
【0007】これに対して高周波小振幅振動の絶縁のた
めには、作用室から緩衝路を経て調圧室に至る液体変位
は行われないで、連絡路により作用室と連絡する第2の
調圧室に収容された液体分が励振されるだけである。
めには、作用室から緩衝路を経て調圧室に至る液体変位
は行われないで、連絡路により作用室と連絡する第2の
調圧室に収容された液体分が励振されるだけである。
【0008】低周波振動の領域では作用室から緩衝路を
経て第1の調圧室に至る液体変位で動弾性率の低下が起
こる。比較的高い周波数範囲での動弾性率の第2の低下
は、第2の調圧室の液体分の励振によって行われる。第
1及び第2の低下の領域の周波数より更に高い周波数で
の動弾性率の第3の低下は、第1の調圧室の2つの部分
室の液体分の励振によって行われる。
経て第1の調圧室に至る液体変位で動弾性率の低下が起
こる。比較的高い周波数範囲での動弾性率の第2の低下
は、第2の調圧室の液体分の励振によって行われる。第
1及び第2の低下の領域の周波数より更に高い周波数で
の動弾性率の第3の低下は、第1の調圧室の2つの部分
室の液体分の励振によって行われる。
【0009】第2の調圧室は、内側支持体の軸に直角な
横断面で見て細長い楕円形状の横断面を有し、筒形ラバ
ースプリングの周方向に延び、全周がゴム弾性材料の膜
状境界壁によって画定されている。境界壁はそれぞれ筒
形ラバースプリングの半径方向に間隔をおいて外側支持
体及び膨張壁に隣接して配設されている。境界壁を外側
支持体及び膨張壁に配設する半径方向間隔は、低周波大
振幅振動の伝達のときに第2の調圧室の膨張が生じるよ
うに設定されている。例えば境界壁が半径方向外側では
外側支持体に、半径方向内側では第1の調圧室の膨張壁
に支えられるまで、第2の調圧室を膨張させることがで
きる。この実施態様において使用期間を減少させる境界
壁内部の望ましくない引張又はせん断応力を確実に排除
することができる。境界壁は例えば補強を具備すること
ができ、その場合補強を境界壁の第1の調圧室に面した
側又は境界壁の内部又は第2の調圧室の内部に配設する
ことができる。
横断面で見て細長い楕円形状の横断面を有し、筒形ラバ
ースプリングの周方向に延び、全周がゴム弾性材料の膜
状境界壁によって画定されている。境界壁はそれぞれ筒
形ラバースプリングの半径方向に間隔をおいて外側支持
体及び膨張壁に隣接して配設されている。境界壁を外側
支持体及び膨張壁に配設する半径方向間隔は、低周波大
振幅振動の伝達のときに第2の調圧室の膨張が生じるよ
うに設定されている。例えば境界壁が半径方向外側では
外側支持体に、半径方向内側では第1の調圧室の膨張壁
に支えられるまで、第2の調圧室を膨張させることがで
きる。この実施態様において使用期間を減少させる境界
壁内部の望ましくない引張又はせん断応力を確実に排除
することができる。境界壁は例えば補強を具備すること
ができ、その場合補強を境界壁の第1の調圧室に面した
側又は境界壁の内部又は第2の調圧室の内部に配設する
ことができる。
【0010】第2の調圧室は、筒形ラバースプリングの
縦軸方向にポケット状に形成され、かつ筒形ラバースプ
リングの縦軸と平行に第1の調圧室の中に延びることが
好ましい。第2の調圧室の軸方向寸法は、用途のそれぞ
れの条件に、問題なく適応させることができる。例えば
第2の調圧室のなるべく大きな容積が望ましいが、その
周方向寸法が比較的小さな外延を超えてはならないとす
れば、第2の調圧室が筒形ラバースプリングのほぼ軸方
向幅の全域にわたって軸方向に延びることが可能であ
る。第2の調圧室の境界壁は、第1の調圧室の中にある
緩衝液によって完全に取り囲まれている。
縦軸方向にポケット状に形成され、かつ筒形ラバースプ
リングの縦軸と平行に第1の調圧室の中に延びることが
好ましい。第2の調圧室の軸方向寸法は、用途のそれぞ
れの条件に、問題なく適応させることができる。例えば
第2の調圧室のなるべく大きな容積が望ましいが、その
周方向寸法が比較的小さな外延を超えてはならないとす
れば、第2の調圧室が筒形ラバースプリングのほぼ軸方
向幅の全域にわたって軸方向に延びることが可能であ
る。第2の調圧室の境界壁は、第1の調圧室の中にある
緩衝液によって完全に取り囲まれている。
【0011】ばね本体、膨張壁及び境界壁は一体をなし
て互いに移行するように単一材料で形成することができ
る。それによって筒形ラバースプリングの組立のための
部材の取り扱いが特に簡単である。またそれぞれエラス
トマー材料からなる部材を別個に密封することは不要で
ある。長い使用期間中でも作用室及び2つの調圧室の周
方向の確実な密封が保証される。
て互いに移行するように単一材料で形成することができ
る。それによって筒形ラバースプリングの組立のための
部材の取り扱いが特に簡単である。またそれぞれエラス
トマー材料からなる部材を別個に密封することは不要で
ある。長い使用期間中でも作用室及び2つの調圧室の周
方向の確実な密封が保証される。
【0012】それぞれの用途によく適応させるために、
第1の調圧室の中に3個の第2の調圧室を周方向に均一
に分布して配設することができる。第2の調圧室は相異
なる膨張弾性の境界壁で形成され及び/又は相異なる容
積を有することが好ましい。筒形ラバースプリングの構
造がやや複雑になるが、しかしそれぞれの用途への使用
特性の最適の適応という点で使用特性が一層改善され
る。第2の調圧室の数の増加によって、動弾性率の少な
くとも2つの、いずれにせよ必要な低下に加えて、別の
周波数範囲で動弾性率の一層の低下を得ることができ
る。
第1の調圧室の中に3個の第2の調圧室を周方向に均一
に分布して配設することができる。第2の調圧室は相異
なる膨張弾性の境界壁で形成され及び/又は相異なる容
積を有することが好ましい。筒形ラバースプリングの構
造がやや複雑になるが、しかしそれぞれの用途への使用
特性の最適の適応という点で使用特性が一層改善され
る。第2の調圧室の数の増加によって、動弾性率の少な
くとも2つの、いずれにせよ必要な低下に加えて、別の
周波数範囲で動弾性率の一層の低下を得ることができ
る。
【0013】しかし第2の調圧室が1個しかない初めに
述べた実施態様は、本発明の範囲内で筒形ラバースプリ
ングの簡単な構造と伝達される振動の優れた絶縁/減衰
効果との間の優れた折衷をなし、このため大抵の用途に
好んで用いられる。
述べた実施態様は、本発明の範囲内で筒形ラバースプリ
ングの簡単な構造と伝達される振動の優れた絶縁/減衰
効果との間の優れた折衷をなし、このため大抵の用途に
好んで用いられる。
【0014】第1の調圧室は絞り穴により液体が伝導す
る少なくとも2個の部分室からなる。絞り穴は第1の調
圧室の中で筒形ラバースプリングの周方向に延びること
が好ましく、緩衝路は少なくとも1個の第2の調圧室が
内設された第1の調圧室の部分室に接続することが好ま
しい。第1の調圧室の2つの部分室の間の絞り穴を経由
する液体変位によって、動弾性率の別の、即ち第3の低
下が生じる。例えば外側支持体の内周面と膨張壁の絞り
穴区域だけの部分的肥厚部によって絞り穴を画定するこ
とができる。絞り穴の開口断面及び/又はその長さに応
じて、筒形ラバースプリングの減衰挙動を調節すること
ができる。
る少なくとも2個の部分室からなる。絞り穴は第1の調
圧室の中で筒形ラバースプリングの周方向に延びること
が好ましく、緩衝路は少なくとも1個の第2の調圧室が
内設された第1の調圧室の部分室に接続することが好ま
しい。第1の調圧室の2つの部分室の間の絞り穴を経由
する液体変位によって、動弾性率の別の、即ち第3の低
下が生じる。例えば外側支持体の内周面と膨張壁の絞り
穴区域だけの部分的肥厚部によって絞り穴を画定するこ
とができる。絞り穴の開口断面及び/又はその長さに応
じて、筒形ラバースプリングの減衰挙動を調節すること
ができる。
【0015】作用室は、内側支持体の軸に直角な横断面
で見て台形状の横断面を有する。作用室の台形状横断面
によって第1の調圧室は、筒形ラバースプリングの周方
向に見て比較的大きな外延を有するから、必要ならば複
数個の第2の調圧室及び/又は絞り穴で互いに連絡する
複数個の部分室を設けることができる。
で見て台形状の横断面を有する。作用室の台形状横断面
によって第1の調圧室は、筒形ラバースプリングの周方
向に見て比較的大きな外延を有するから、必要ならば複
数個の第2の調圧室及び/又は絞り穴で互いに連絡する
複数個の部分室を設けることができる。
【0016】有利な実施態様によれば内側支持体の周囲
側をばね本体で完全に取り囲むことができる。この場合
は内側支持体のために補助さび止めが不要であることが
利点である。また内側支持体をばね本体で包むことによ
って2つの部材の相互の優れた結合が生じる。
側をばね本体で完全に取り囲むことができる。この場合
は内側支持体のために補助さび止めが不要であることが
利点である。また内側支持体をばね本体で包むことによ
って2つの部材の相互の優れた結合が生じる。
【0017】内側支持体は、内側支持体の軸に直角な横
断面で見て台形状の横断面を有し、ばね本体の支持ウエ
ブが内側支持体の外周面の一部(内部支持体の軸に直角
な横断面において、支持ウエブにそれぞれ接続する、対
向する辺が互いに平行でない2つの辺)に45゜ないし90
゜の角で接する。この角は60゜ないし80゜であることが
好ましい。いずれにしても角が90゜未満であることを保
証しなければならない。筒形ラバースプリングに振動が
伝達され、2つの支持体が相互に筒形ラバースプリング
の半径方向に相対変位するときに、2つの支持ウエブの
内部に必ず圧縮応力が働くことがこうして保証される。
このため弾性材料からなるばね本体の内部には、使用期
間を縮める引張応力がない。
断面で見て台形状の横断面を有し、ばね本体の支持ウエ
ブが内側支持体の外周面の一部(内部支持体の軸に直角
な横断面において、支持ウエブにそれぞれ接続する、対
向する辺が互いに平行でない2つの辺)に45゜ないし90
゜の角で接する。この角は60゜ないし80゜であることが
好ましい。いずれにしても角が90゜未満であることを保
証しなければならない。筒形ラバースプリングに振動が
伝達され、2つの支持体が相互に筒形ラバースプリング
の半径方向に相対変位するときに、2つの支持ウエブの
内部に必ず圧縮応力が働くことがこうして保証される。
このため弾性材料からなるばね本体の内部には、使用期
間を縮める引張応力がない。
【0018】内側支持体は作用室の反対側に、ばね本体
と一体に形成されたストップクッションを備えることが
できる。それによって外側支持体に対する内側支持体の
極度の偏り運動のときに、支持ウエブ内に有害な引張応
力が生じることが防止される。2個の支持ウエブ、その
間に配設された内側支持体、及び内側支持体の支持ウエ
ブの反対側に配設されたストップクッションは、内側支
持体の軸に直角な横断面で見て全体として屋根形に形成
されている。ストップクッションはばね本体と一体に、
従って第1の調圧室の膨張壁及び第2の調圧室の境界壁
とも一体に結合されているから、筒形ラバースプリング
の少部品構造がストップクッションによって不利な影響
を受けない。
と一体に形成されたストップクッションを備えることが
できる。それによって外側支持体に対する内側支持体の
極度の偏り運動のときに、支持ウエブ内に有害な引張応
力が生じることが防止される。2個の支持ウエブ、その
間に配設された内側支持体、及び内側支持体の支持ウエ
ブの反対側に配設されたストップクッションは、内側支
持体の軸に直角な横断面で見て全体として屋根形に形成
されている。ストップクッションはばね本体と一体に、
従って第1の調圧室の膨張壁及び第2の調圧室の境界壁
とも一体に結合されているから、筒形ラバースプリング
の少部品構造がストップクッションによって不利な影響
を受けない。
【0019】内側支持体は、少なくとも筒形ラバースプ
リングの縦軸方向片側の端面側に、開放したねじり止め
を備えることができる。好ましくは前記軸方向両側にね
じり止めを使用する。ねじり止めはめくら穴として形成
することが好ましく、内側支持体を適当な相手片に固定
するときに、正しい位置の組立を保証するために役立
つ。
リングの縦軸方向片側の端面側に、開放したねじり止め
を備えることができる。好ましくは前記軸方向両側にね
じり止めを使用する。ねじり止めはめくら穴として形成
することが好ましく、内側支持体を適当な相手片に固定
するときに、正しい位置の組立を保証するために役立
つ。
【0020】ねじり止めは作用室の方向、即ち筒形ラバ
ースプリングの半径方向に延びる半径方向突起内に配設
され、筒形ラバースプリングの縦軸と平行に延びる空欠
部を半径方向突起の間に筒形ラバースプリングの縦軸方
向に設けることが好ましい。この場合、内側支持体の前
記空欠部により、かつこの空欠部をエラストマー材料で
埋めることにより、伝達される振動の主方向と交差し
て、外側支持体に対する内側支持体の半径方向可撓性が
増加する利点がある。設けたねじり止めは、筒形ラバー
スプリングの使用特性に対して無視し得るほど僅かな影
響しかない。但し筒形ラバースプリングの組み立てのと
きに、ねじり止めによって著しい簡素化が得られる。
ースプリングの半径方向に延びる半径方向突起内に配設
され、筒形ラバースプリングの縦軸と平行に延びる空欠
部を半径方向突起の間に筒形ラバースプリングの縦軸方
向に設けることが好ましい。この場合、内側支持体の前
記空欠部により、かつこの空欠部をエラストマー材料で
埋めることにより、伝達される振動の主方向と交差し
て、外側支持体に対する内側支持体の半径方向可撓性が
増加する利点がある。設けたねじり止めは、筒形ラバー
スプリングの使用特性に対して無視し得るほど僅かな影
響しかない。但し筒形ラバースプリングの組み立てのと
きに、ねじり止めによって著しい簡素化が得られる。
【0021】用途のために必要ならば、空欠部の代わり
に内側支持体の隆起部によって副次的方向の軸方向/半
径方向剛性を増加することができる。
に内側支持体の隆起部によって副次的方向の軸方向/半
径方向剛性を増加することができる。
【0022】ばね本体と強靱な好ましくは金属材料から
なる窓あき管は一体をなし、加硫によって互いに結合さ
れている。ばね本体のエラストマー材料によってほぼ完
全に取り囲まれた窓あき管は、このユニットを外側支持
体の内部に弾性予圧として配設したことによって、筒形
ラバースプリングの環境に対する確実な密封をもたら
す。
なる窓あき管は一体をなし、加硫によって互いに結合さ
れている。ばね本体のエラストマー材料によってほぼ完
全に取り囲まれた窓あき管は、このユニットを外側支持
体の内部に弾性予圧として配設したことによって、筒形
ラバースプリングの環境に対する確実な密封をもたら
す。
【0023】請求項に記載の筒形ラバースプリングを組
み立てるには、まず外側支持体の両方の端面側の一方の
区域で縁を折り曲げ、折り縁を設けた第1の部材が差し
込まれる第2の部材のためのストップをなすようにす
る。第2の部材はばね本体のエラストマー材料によって
周囲側を取り囲まれた内側支持体、同じくばね本体のエ
ラストマー材料によって取り囲まれた窓あき管、第1の
調圧室の膨張壁、及びばね本体と一体に形成された第2
の調圧室の境界壁からなる。緩衝液で満たされた流体槽
の中で第2の部材を外側支持体からなる第1の部材の中
に挿入した後、外側支持体の第2の端面側の縁を折り曲
げると、筒形ラバースプリングを構成する2つの部材は
失われることのないように互いに液密に結合される。2
つの部材を液中で接合することによって、筒形ラバース
プリングの中にエアクッションが生じないことが保証さ
れる。
み立てるには、まず外側支持体の両方の端面側の一方の
区域で縁を折り曲げ、折り縁を設けた第1の部材が差し
込まれる第2の部材のためのストップをなすようにす
る。第2の部材はばね本体のエラストマー材料によって
周囲側を取り囲まれた内側支持体、同じくばね本体のエ
ラストマー材料によって取り囲まれた窓あき管、第1の
調圧室の膨張壁、及びばね本体と一体に形成された第2
の調圧室の境界壁からなる。緩衝液で満たされた流体槽
の中で第2の部材を外側支持体からなる第1の部材の中
に挿入した後、外側支持体の第2の端面側の縁を折り曲
げると、筒形ラバースプリングを構成する2つの部材は
失われることのないように互いに液密に結合される。2
つの部材を液中で接合することによって、筒形ラバース
プリングの中にエアクッションが生じないことが保証さ
れる。
【0024】本発明に基づく筒形ラバースプリングの実
施例を次に添付の図面に基づいて詳述する。
施例を次に添付の図面に基づいて詳述する。
【0025】
【発明の実施の形態】単室形台座として形成され、僅か
2個の組立部材からなる筒形ラバースプリング1の実施
例を図1ないし4に示す。一方の部材は外側支持体3か
らなり、他方の部材はばね本体5、膨張壁9、境界壁1
2、ストップクッション16及び窓あき管21からなるユニ
ット22で構成される。ばね本体5、膨張壁9、境界壁12
及びストップクッション16は一様なエラストマー材料か
らなり、相互に移行するように一体に形成されている。
2個の組立部材からなる筒形ラバースプリング1の実施
例を図1ないし4に示す。一方の部材は外側支持体3か
らなり、他方の部材はばね本体5、膨張壁9、境界壁1
2、ストップクッション16及び窓あき管21からなるユニ
ット22で構成される。ばね本体5、膨張壁9、境界壁12
及びストップクッション16は一様なエラストマー材料か
らなり、相互に移行するように一体に形成されている。
【0026】外側支持体3とばね本体5は緩衝液で満た
された作用室6を画定する。作用室6は少なくとも1個
の緩衝路7により少なくとも1個の同じく緩衝液で満た
され、おおむね無圧の容量を収容する第1の調圧室8と
液体が伝導するように結合されている。第1の調圧室8
は外側支持体3の内面に沿って延び、外側支持体3によ
ってその半径方向外側を、ゴム弾性膨張壁9によってそ
の半径方向内側を画定される。第1の調圧室8の内部に
第2の調圧室10が配設され、連絡路11によって作用室6
と連通する。
された作用室6を画定する。作用室6は少なくとも1個
の緩衝路7により少なくとも1個の同じく緩衝液で満た
され、おおむね無圧の容量を収容する第1の調圧室8と
液体が伝導するように結合されている。第1の調圧室8
は外側支持体3の内面に沿って延び、外側支持体3によ
ってその半径方向外側を、ゴム弾性膨張壁9によってそ
の半径方向内側を画定される。第1の調圧室8の内部に
第2の調圧室10が配設され、連絡路11によって作用室6
と連通する。
【0027】図1の(1)には緩衝路7と連絡路11の異
なる長さが概念的に示されている。本実施例では、緩衝
路7は連絡路11より明らかに大きな長さ及び明らかに大
きな通路断面を有し、実際にはそれぞれ図2及び図4で
示すような断面を有する。本実施例では第1の調圧室8
は2個の部分室8.1、8.2からなり、緩衝路7は筒形ラバ
ースプリングの周囲の4分の3に相当する長さを有し、
その開口部は一方では作用室6に、他方では第2の部分
室8.2に接続する。
なる長さが概念的に示されている。本実施例では、緩衝
路7は連絡路11より明らかに大きな長さ及び明らかに大
きな通路断面を有し、実際にはそれぞれ図2及び図4で
示すような断面を有する。本実施例では第1の調圧室8
は2個の部分室8.1、8.2からなり、緩衝路7は筒形ラバ
ースプリングの周囲の4分の3に相当する長さを有し、
その開口部は一方では作用室6に、他方では第2の部分
室8.2に接続する。
【0028】図1の(2)には、図1の(1)の矢印F
の方向から見た、分離部材M、緩衝路7、及び連結路11
が示されている。この分離部材Mによって、作用室6か
ら緩衝路7を通って第1の調圧室8に向かう液体の流れ
と、作用室6から連絡路11を通って第2の調圧室10に向
かう液体の流れが好適に遮断される。分離部材Mは、個
別の部品として差し込まれるようなものであると、構造
を複雑にし、結果的に有害なものとなるので、前述のユ
ニット22と一体的に形成されることが好ましい。
の方向から見た、分離部材M、緩衝路7、及び連結路11
が示されている。この分離部材Mによって、作用室6か
ら緩衝路7を通って第1の調圧室8に向かう液体の流れ
と、作用室6から連絡路11を通って第2の調圧室10に向
かう液体の流れが好適に遮断される。分離部材Mは、個
別の部品として差し込まれるようなものであると、構造
を複雑にし、結果的に有害なものとなるので、前述のユ
ニット22と一体的に形成されることが好ましい。
【0029】図2は、図1の筒形ラバースプリングの線
A−Aで取った縦断面図が示されている。この図には、
筒形ラバースプリング1の周方向に延びて作用室6に接
続し、外側支持体3と窓あき管21で画定された緩衝路7
が示されている。内側支持体2の実施態様がよく分か
る。内側支持体2は外周側がばね本体のエラストマー材
料で完全に取り囲まれ、外側支持体3に対する内側支持
体2の極度の相対変位を制限するためのストップクッシ
ョン16を作用室6の反対側に備えている。
A−Aで取った縦断面図が示されている。この図には、
筒形ラバースプリング1の周方向に延びて作用室6に接
続し、外側支持体3と窓あき管21で画定された緩衝路7
が示されている。内側支持体2の実施態様がよく分か
る。内側支持体2は外周側がばね本体のエラストマー材
料で完全に取り囲まれ、外側支持体3に対する内側支持
体2の極度の相対変位を制限するためのストップクッシ
ョン16を作用室6の反対側に備えている。
【0030】本実施例では内側支持体2は金属材料から
なり、両方の端面側区域に軸方向に開放し、めくら穴と
して形成されたねじり止め17を有する。ねじり止め17は
作用室6の方向に延びる半径方向突起18、19内に配設さ
れており、半径方向突起18、19の間で内側支持体2の空
欠部20が筒形ラバースプリングの軸方向に延びるよう形
成される。この実施態様によって図平面に垂直の方向に
筒形ラバースプリングの大きな可撓性が生じる。
なり、両方の端面側区域に軸方向に開放し、めくら穴と
して形成されたねじり止め17を有する。ねじり止め17は
作用室6の方向に延びる半径方向突起18、19内に配設さ
れており、半径方向突起18、19の間で内側支持体2の空
欠部20が筒形ラバースプリングの軸方向に延びるよう形
成される。この実施態様によって図平面に垂直の方向に
筒形ラバースプリングの大きな可撓性が生じる。
【0031】図3に図2の線B−Bで取った断面を示
す。第1の調圧室8の中に配設された第2の調圧室10が
細長い楕円形状の横断面を有し、筒形ラバースプリング
1の周方向に延びることが分かる。第2の調圧室10はゴ
ム弾性材料からなる膜状の膨張可能な境界壁12によって
全周を画定されている。第2の調圧室10は緩衝液で満た
された第1の調圧室8の内部に配設され、その境界壁12
は外側支持体3及び第1の調圧室8の膨張壁9に筒形ラ
バースプリングの半径方向に間隔をおいて隣接するよう
に配設されている。
す。第1の調圧室8の中に配設された第2の調圧室10が
細長い楕円形状の横断面を有し、筒形ラバースプリング
1の周方向に延びることが分かる。第2の調圧室10はゴ
ム弾性材料からなる膜状の膨張可能な境界壁12によって
全周を画定されている。第2の調圧室10は緩衝液で満た
された第1の調圧室8の内部に配設され、その境界壁12
は外側支持体3及び第1の調圧室8の膨張壁9に筒形ラ
バースプリングの半径方向に間隔をおいて隣接するよう
に配設されている。
【0032】本例では第1の調圧室8は、周方向に延び
る絞り穴14によって互いに連絡する2つの部分室8.1、
8.2からなる。
る絞り穴14によって互いに連絡する2つの部分室8.1、
8.2からなる。
【0033】内側支持体2は台形状の横断面を有し、支
持ウエブとの接続面(内部支持体の横断面において、支
持ウエブにそれぞれ接続する、対向する辺が互いに平行
でない2つの辺)は支持ウエブ5.1、5.2の中心を通る仮
想の平面23、24との間に角αを画定する(図1)。本実
施例で角αは65゜である。
持ウエブとの接続面(内部支持体の横断面において、支
持ウエブにそれぞれ接続する、対向する辺が互いに平行
でない2つの辺)は支持ウエブ5.1、5.2の中心を通る仮
想の平面23、24との間に角αを画定する(図1)。本実
施例で角αは65゜である。
【0034】図4に図3の線C−Cで取った断面を示
す。第2の調圧室10は筒形ラバースプリング1の縦軸13
と平行に延び、ポケット状に形成されている。なお第1
の調圧室8の軸方向奥行と第2の調圧室10の軸方向奥行
の比は最高で2でなければならない。本例ではこの比が
1.2である。外側支持体3は半径方向内側に末端ストッ
プ28を具備する。末端ストップ28は周方向に延び、外側
支持体3に対する内側支持体2の極度の偏り運動を制限
するために半径方向に内側支持体2と接触させることが
できる。境界壁が相互に又は隣接する膨張壁及び外側支
持体と接触するときに衝撃騒音及び/又は弾性材料の望
ましくない過膨張を回避するために、境界壁12は向き合
う側又は反対側に凹凸を具備することができる。
す。第2の調圧室10は筒形ラバースプリング1の縦軸13
と平行に延び、ポケット状に形成されている。なお第1
の調圧室8の軸方向奥行と第2の調圧室10の軸方向奥行
の比は最高で2でなければならない。本例ではこの比が
1.2である。外側支持体3は半径方向内側に末端ストッ
プ28を具備する。末端ストップ28は周方向に延び、外側
支持体3に対する内側支持体2の極度の偏り運動を制限
するために半径方向に内側支持体2と接触させることが
できる。境界壁が相互に又は隣接する膨張壁及び外側支
持体と接触するときに衝撃騒音及び/又は弾性材料の望
ましくない過膨張を回避するために、境界壁12は向き合
う側又は反対側に凹凸を具備することができる。
【0035】図1ないし4に示した筒形ラバースプリン
グ1の動弾性率と周波数の関係を記載した線図を図5に
示す。請求事項たる筒形ラバースプリング1によって動
弾性率を3つの周波数範囲で低下させることができる。
およそ4Hzの第1の周波数範囲25では作用室6から緩衝
路7を経て第1の調圧室8の第2の部分室8.2に至る液
体変位によって動弾性率の低下が起こる。25Hzの範囲で
は第2の調圧室10の液体分を励振させることによって第
2の低下が起こる。動弾性率の第3の低下が50Hzの範囲
で起こり、2つの部分室8.1、8.2の間の絞り穴14の液体
が振動することによって得られる。
グ1の動弾性率と周波数の関係を記載した線図を図5に
示す。請求事項たる筒形ラバースプリング1によって動
弾性率を3つの周波数範囲で低下させることができる。
およそ4Hzの第1の周波数範囲25では作用室6から緩衝
路7を経て第1の調圧室8の第2の部分室8.2に至る液
体変位によって動弾性率の低下が起こる。25Hzの範囲で
は第2の調圧室10の液体分を励振させることによって第
2の低下が起こる。動弾性率の第3の低下が50Hzの範囲
で起こり、2つの部分室8.1、8.2の間の絞り穴14の液体
が振動することによって得られる。
【0036】図6及び7に第2の調圧室10の別の実施例
を示す。図6では境界壁12の向き合う側が第1の成形部
材29によって互いに隔離されている。成形部材29は例え
ば強靱なポリマー材料からなることができ、第2の調圧
室10に低圧が生じた場合に境界壁12の接触を防止する。
成形部材29は、第2の調圧室10と作用室6の間で液体の
伝導が可能で、かつ第2の調圧室10に低圧が生じた場合
に部分的に境界壁12が変形して第2の調圧室10内の液体
受容容積が減少するよう調整された任意の形状とするこ
とができ、例えば、数個の互いに平行な、外側支持体3
の周方向に隔置されたスティック状の形状に成形するこ
ともできる。
を示す。図6では境界壁12の向き合う側が第1の成形部
材29によって互いに隔離されている。成形部材29は例え
ば強靱なポリマー材料からなることができ、第2の調圧
室10に低圧が生じた場合に境界壁12の接触を防止する。
成形部材29は、第2の調圧室10と作用室6の間で液体の
伝導が可能で、かつ第2の調圧室10に低圧が生じた場合
に部分的に境界壁12が変形して第2の調圧室10内の液体
受容容積が減少するよう調整された任意の形状とするこ
とができ、例えば、数個の互いに平行な、外側支持体3
の周方向に隔置されたスティック状の形状に成形するこ
ともできる。
【0037】図7には第2の調圧室10の境界壁12の外側
をクリップ状に取り囲む第2の成形部材30が示されてい
る。境界壁12を形成する材料の過圧による過膨張が筒形
ラバースプリング1の損傷を招くことが、これによって
防止される。また第2の成形部材30によって筒形ラバー
スプリング1のばね特性が用途のそれぞれの条件に更に
適応させられる。成形部材30は、第2の調圧室10に高圧
が生じた場合に部分的に境界壁12が変形して第2の調圧
室10内の液体受容容積が増加するよう調整された任意の
形状とすることができ、例えば、格子状に第2の調圧室
10を取り囲むような形状とすることができる。また、成
形部材30は図6の成形部材29と組み合わせて使用するこ
とも可能である。
をクリップ状に取り囲む第2の成形部材30が示されてい
る。境界壁12を形成する材料の過圧による過膨張が筒形
ラバースプリング1の損傷を招くことが、これによって
防止される。また第2の成形部材30によって筒形ラバー
スプリング1のばね特性が用途のそれぞれの条件に更に
適応させられる。成形部材30は、第2の調圧室10に高圧
が生じた場合に部分的に境界壁12が変形して第2の調圧
室10内の液体受容容積が増加するよう調整された任意の
形状とすることができ、例えば、格子状に第2の調圧室
10を取り囲むような形状とすることができる。また、成
形部材30は図6の成形部材29と組み合わせて使用するこ
とも可能である。
【0038】図1ないし4の筒形ラバースプリング1は
単室形台座として形成されている。図8及び9に2室形
台座として形成された筒形ラバースプリング1が示され
ている。第1の調圧室8が第1の作用室6と並んで第2
の隔室をなし、外側支持体3とばね本体5によって画定
される。筒形ラバースプリング1の縦軸13と平行に延び
る貫通孔31が、内側支持体2の半径方向下側かつ支持ウ
エブ5.1、5.2の間に設けられている。本例では緩衝路7
が作用室6から第1の調圧室8へ筒形ラバースプリング
1のほぼ全周にわたって延びる。
単室形台座として形成されている。図8及び9に2室形
台座として形成された筒形ラバースプリング1が示され
ている。第1の調圧室8が第1の作用室6と並んで第2
の隔室をなし、外側支持体3とばね本体5によって画定
される。筒形ラバースプリング1の縦軸13と平行に延び
る貫通孔31が、内側支持体2の半径方向下側かつ支持ウ
エブ5.1、5.2の間に設けられている。本例では緩衝路7
が作用室6から第1の調圧室8へ筒形ラバースプリング
1のほぼ全周にわたって延びる。
【0039】図9に図8の線E−Eで取った断面を示
す。連絡路11も緩衝路7も筒形ラバースプリング1のほ
ぼ全周に延び、緩衝路7の形成のために窓あき管21が筒
形ラバースプリング1の一方の端面側境界の区域で半径
方向外側に開放したおおむねU形の溝を画定する。連絡
路11は筒形ラバースプリング1の軸方向反対側の端面側
の設けられている。
す。連絡路11も緩衝路7も筒形ラバースプリング1のほ
ぼ全周に延び、緩衝路7の形成のために窓あき管21が筒
形ラバースプリング1の一方の端面側境界の区域で半径
方向外側に開放したおおむねU形の溝を画定する。連絡
路11は筒形ラバースプリング1の軸方向反対側の端面側
の設けられている。
【0040】図10に第1の調圧室8の内部に3個の第2
の調圧室(10.1、10.2、10.3)が周方向に均一に分布し
て配設されている筒形ラバースプリングの端面図を示
す。第2の調圧室は相異なる膨張弾性の境界壁で形成さ
れ及び/又は相異なる容積を有することが好ましいが、
図10では、第2の調圧室(10.1、10.2、10.3)はそれぞ
れ同じ膨張弾性の境界壁12及び、同じ容積を有するもの
である。作用室6から調圧室8に液体を連通する緩衝路
7と、作用室6と第2の調圧室(10.1、10.2、10.3)に
液体を直列的に連通する連絡路(11.1、11.2、11.3)が
それぞれ概念的に示されているが、この緩衝路と連絡路
は、図9に示すように、一方は筒形ラバースプリングの
縦軸方向の一方の端部に、他方は反対側の端部にそれぞ
れ配設されることが好ましい。
の調圧室(10.1、10.2、10.3)が周方向に均一に分布し
て配設されている筒形ラバースプリングの端面図を示
す。第2の調圧室は相異なる膨張弾性の境界壁で形成さ
れ及び/又は相異なる容積を有することが好ましいが、
図10では、第2の調圧室(10.1、10.2、10.3)はそれぞ
れ同じ膨張弾性の境界壁12及び、同じ容積を有するもの
である。作用室6から調圧室8に液体を連通する緩衝路
7と、作用室6と第2の調圧室(10.1、10.2、10.3)に
液体を直列的に連通する連絡路(11.1、11.2、11.3)が
それぞれ概念的に示されているが、この緩衝路と連絡路
は、図9に示すように、一方は筒形ラバースプリングの
縦軸方向の一方の端部に、他方は反対側の端部にそれぞ
れ配設されることが好ましい。
【0041】図1ないし4及び図8ないし10の本発明に
基づく筒形ラバースプリングはそれぞれ製造条件に基づ
き規定される静力学的に無負荷の状態で示されている。
基づく筒形ラバースプリングはそれぞれ製造条件に基づ
き規定される静力学的に無負荷の状態で示されている。
【0042】
【発明の効果】本発明によって、大幅に簡素化された構
造と、振動の絶縁/減衰に関して良好な使用特性を有
し、少なくとも2つの周波数範囲で動弾性率の低下をも
たらすように改良された筒形ラバースプリングが提供さ
れる。
造と、振動の絶縁/減衰に関して良好な使用特性を有
し、少なくとも2つの周波数範囲で動弾性率の低下をも
たらすように改良された筒形ラバースプリングが提供さ
れる。
【図1】外側支持体を除いた筒形ラバースプリングの端
面図、及び矢印Fから見た分離部材M、緩衝路、及び連
絡路の図である。
面図、及び矢印Fから見た分離部材M、緩衝路、及び連
絡路の図である。
【図2】図1の筒形ラバースプリングの線A−Aで取っ
た断面図である。
た断面図である。
【図3】図2の線B−Bで取った断面図である。
【図4】図3の線C−Cで取った断面図である。
【図5】図1ないし4に示す筒形ラバースプリングの動
弾性率と周波数の関係を示した線図である。
弾性率と周波数の関係を示した線図である。
【図6】第2の調圧室の別の実施態様を示す図である。
【図7】第2の調圧室の更に別の実施態様を示す図であ
る。
る。
【図8】筒形ラバースプリングを2室形台座として形成
した、図9の線D−Dで取った断面図である。
した、図9の線D−Dで取った断面図である。
【図9】図8の線E−Eで取った筒形ラバースプリング
の断面図である。
の断面図である。
【図10】第1の調圧室の内部に3個の第2の調圧室が
周方向に均一に分布して配設されている筒形ラバースプ
リングの端面図である。
周方向に均一に分布して配設されている筒形ラバースプ
リングの端面図である。
1 筒形ラバースプリング 2 外側支持体 3 内側支持体 5 ばね本体 6 作用室 7 緩衝路 8 第1の調圧室 10 第2の調圧室 11 連絡路
Claims (16)
- 【請求項1】外側支持体(3)により半径方向に間隔を
おいて取り囲まれた内側支持体(2)を有し、前記間隔
からなるギャップにエラストマー材料のばね本体(5)
が配設され、前記外側支持体とばね本体が少なくとも1
個の作用室(6)を画定し、前記作用室が少なくとも1
個の緩衝路(7)により少なくとも1個の第1の調圧室
(8)との間で液体を伝導させる液圧緩衝式筒形ラバー
スプリングにおいて、 第1の調圧室(8)が、前記内側支持体の軸に直角な横
断面で見て前記外側支持体(3)及びゴム弾性膨張壁
(9)で画定されており、第1の調圧室(8)の中に連
絡路(11)により作用室(6)と連絡する少なくとも1
個の第2の調圧室(10)が配設されていることを特徴と
する筒形ラバースプリング。 - 【請求項2】第2の調圧室(10)が、前記内側支持体の
軸に直角な横断面で見て細長い楕円形状の横断面を有
し、筒形ラバースプリング(1)の周方向に延び、全周
がゴム弾性材料の膜状境界壁(12)によって画定され、
かつ境界壁(12)がそれぞれ筒形ラバースプリングの半
径方向に間隔をおいて、外側支持体(3)と膨張壁
(9)に隣接するよう配設されていることを特徴とす
る、請求項1に記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項3】第2の調圧室(10)が、筒形ラバースプリ
ング(1)の縦軸(13)方向にポケット状に形成され、
筒形ラバースプリング(1)の縦軸(13)と平行に第1
の調圧室(8)の中に延びることを特徴とする、請求項
1または2に記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項4】ばね本体(5)、膨張壁(9)及び境界壁
(12)が一体をなして相互に移行するように単一材料で
形成されていることを特徴とする、請求項1ないし3の
いずれか1つに記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項5】第1の調圧室(8)の内部に3個の第2の
調圧室(10)が周方向に均一に分布して配設されている
ことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1つに
記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項6】第2の調圧室(10.1、10.2、10.3)が相異
なる膨張弾性の境界壁(12)で形成され及び/又は相異
なる容積を有することを特徴とする、請求項5に記載の
筒形ラバースプリング。 - 【請求項7】第1の調圧室(8)が、絞り穴(14)によ
って液体が伝導するよう結合された少なくとも2個の部
分室(8.1、8.2)からなることを特徴とする、請求項1
ないし6のいずれか1つに記載の筒形ラバースプリン
グ。 - 【請求項8】作用室(6)が、内側支持体の軸に直角な
横断面で見て台形状の横断面を有することを特徴とする
請求項1ないし7のいずれか1つに記載の筒形ラバース
プリング。 - 【請求項9】内側支持体(2)の周囲側がばね本体
(5)によって完全に取り囲まれていることを特徴とす
る請求項1ないし8のいずれか1つに記載の筒形ラバー
スプリング。 - 【請求項10】内側支持体(2)が、前記内側支持体の
軸に直角な横断面で見て台形状の横断面を有し、ばね本
体(5)の支持ウエブ(5.1、5.2)の中心線(23、24)
が、前記内側支持体(2)の前記支持ウエブに接続する
外周面(15)の部分に45゜ないし90゜の角αで接するこ
とを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1つに記
載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項11】内側支持体(2)が作用室(6)の反対
側に、ばね本体(5)と一体に形成されたストップクッ
ション(16)を有することを特徴とする、請求項1ない
し10のいずれか1つに記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項12】内側支持体(2)が、少なくとも筒形ラ
バースプリング(1)の縦軸(13)方向片側の端面側に
ねじり止め(17)を有することを特徴とする、請求項1
ないし11のいずれか1つに記載の筒形ラバースプリン
グ。 - 【請求項13】ねじり止め(17)が、内側支持体(2)
から作用室(6)の方向、即ち筒形ラバースプリング
(1)の半径方向に延びる半径方向突起(18、19)内に
配設されており、かつ筒形ラバースプリング(1)の縦
軸(13)と平行に延びる空欠部(20)が半径方向突起
(18、19)の間に筒形ラバースプリング(1)の縦軸
(13)方向に設けられていることを特徴とする、請求項
12に記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項14】ばね本体(5)及び強靱な材料からなる
窓あき管(21)がユニット(22)をなし、加硫により互
いに結合されていることを特徴とする、請求項1ないし
13のいずれか1つに記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項15】第2の調圧室(10)の境界壁(12)の内
側に、第2の調圧室(10)に低圧が生じた場合に境界壁
(12)の接触を防止するが、このとき部分的に境界壁
(12)が変形して第2の調圧室(10)内の液体受容容積
を変化させるように調整された、任意の形状の成形部材
(29)が配設されることを特徴とする、請求項1ないし
14のいずれか1つに記載の筒形ラバースプリング。 - 【請求項16】第2の調圧室(10)の境界壁(12)の外
側に、第2の調圧室(10)に高圧が生じた場合に境界壁
(12)の過膨張を防止するが、このとき部分的に境界壁
(12)が変形して第2の調圧室(10)内の液体受容容積
を変化させるように調整された、任意の形状の成形部材
(30)が配設されることを特徴とする、請求項1ないし
15のいずれか1つに記載の筒形ラバースプリング。
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