JP2574632B2 - 弾性支承体 - Google Patents
弾性支承体Info
- Publication number
- JP2574632B2 JP2574632B2 JP5212742A JP21274293A JP2574632B2 JP 2574632 B2 JP2574632 B2 JP 2574632B2 JP 5212742 A JP5212742 A JP 5212742A JP 21274293 A JP21274293 A JP 21274293A JP 2574632 B2 JP2574632 B2 JP 2574632B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic
- partition wall
- inner tube
- spring element
- outer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液力的な緩衝作用を有
する弾性支承体であって、内側管と、内側管を半径方向
間隔を置いて取り囲む外側管とを備え、これら内側管及
び外側管がゴム弾性的なばねエレメントによって互いに
結合されていて、この場合、液体で充填された少なくと
も2つの作業室が振動可能な仕切り壁によって互いに仕
切られていてかつ少なくとも1つの接続開口を介して互
いに接続されていて、更に、作業室から仕切られてガス
で充填された少なくとも1つの中空室が設けられている
形式のものに関する。
する弾性支承体であって、内側管と、内側管を半径方向
間隔を置いて取り囲む外側管とを備え、これら内側管及
び外側管がゴム弾性的なばねエレメントによって互いに
結合されていて、この場合、液体で充填された少なくと
も2つの作業室が振動可能な仕切り壁によって互いに仕
切られていてかつ少なくとも1つの接続開口を介して互
いに接続されていて、更に、作業室から仕切られてガス
で充填された少なくとも1つの中空室が設けられている
形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の弾性支承体はドイツ連
邦共和国特許出願公開第3820805号明細書から公
知である。
邦共和国特許出願公開第3820805号明細書から公
知である。
【0003】この公知の弾性支承体は特に自動車機関を
支承するために自動車シャーシ内に設けられ、この場合
内側管の互いに向い合って位置する側には一方ではガス
で充填された中空室が配置されていてかつ他方では緩衝
開口を介して液体連通可能に互いに接続された2つの作
業室が配置されていて、この場合作業室は高周波数の振
動を絶縁するために可動な仕切り壁によって互いに仕切
られている。
支承するために自動車シャーシ内に設けられ、この場合
内側管の互いに向い合って位置する側には一方ではガス
で充填された中空室が配置されていてかつ他方では緩衝
開口を介して液体連通可能に互いに接続された2つの作
業室が配置されていて、この場合作業室は高周波数の振
動を絶縁するために可動な仕切り壁によって互いに仕切
られている。
【0004】この場合いずれにせよ、公知の弾性支承体
の製作性は製作技術的な点でも又経済的な点でも満足さ
せられるのもではない。
の製作性は製作技術的な点でも又経済的な点でも満足さ
せられるのもではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記形
式の弾性支承体を改良して、特に作業室の範囲で簡単な
製作性が得られ、かつ、弾性支承体を経済的及び製作技
術的に有利に製作でき、かつ、高周波数の振動の広帯域
の絶縁作用に基づき使用特性が改善されるようにするこ
とにある。
式の弾性支承体を改良して、特に作業室の範囲で簡単な
製作性が得られ、かつ、弾性支承体を経済的及び製作技
術的に有利に製作でき、かつ、高周波数の振動の広帯域
の絶縁作用に基づき使用特性が改善されるようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の構成の本
発明の弾性支承体によって解決された。
ば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の構成の本
発明の弾性支承体によって解決された。
【0007】有利な構成はその他の請求項に記載されて
いる。
いる。
【0008】
【発明の効果】振幅の小さな高周波数振動の広帯域の絶
縁作用を得るために及び弾性支承体の簡単な構造を得る
ために、ガスで充填された中空室が第1の作業室内に配
置されかつ膨張可能な壁によって制限されていて、この
壁が少なくとも1つの部分範囲で大気の方向に開かれた
切欠きを有していて、更に、前記中空室が第1の作業室
によって少なくとも部分的に取り囲まれている。
縁作用を得るために及び弾性支承体の簡単な構造を得る
ために、ガスで充填された中空室が第1の作業室内に配
置されかつ膨張可能な壁によって制限されていて、この
壁が少なくとも1つの部分範囲で大気の方向に開かれた
切欠きを有していて、更に、前記中空室が第1の作業室
によって少なくとも部分的に取り囲まれている。
【0009】振幅の大きい低周波数の振動が生じた場合
には振動を減衰するために、接続開口を介して両作業室
の間で液体移動が行なわれる。振幅の小さな高周波数の
振動は作業室の間に位置する仕切り壁の変位によって絶
縁され、この場合、ガスで充填された膨張弾性的な中空
室は極めて僅かな抵抗で差容積を事実上無圧で受け止め
る。
には振動を減衰するために、接続開口を介して両作業室
の間で液体移動が行なわれる。振幅の小さな高周波数の
振動は作業室の間に位置する仕切り壁の変位によって絶
縁され、この場合、ガスで充填された膨張弾性的な中空
室は極めて僅かな抵抗で差容積を事実上無圧で受け止め
る。
【0010】できるだけ簡単で安価な製作のために、ば
ねエレメントが、一体の加硫部材として構成されてい
て、この加硫部材が内側管を周方向で取り囲みかつ外側
管と共に接続開口を制限している。
ねエレメントが、一体の加硫部材として構成されてい
て、この加硫部材が内側管を周方向で取り囲みかつ外側
管と共に接続開口を制限している。
【0011】弾性支承体の特に簡単でしかも非分割の構
成によれば、ガスで充填された中空室の、中空室を制限
する膨張弾性的な壁及び仕切り壁を一体の加硫部材によ
って形成できる。
成によれば、ガスで充填された中空室の、中空室を制限
する膨張弾性的な壁及び仕切り壁を一体の加硫部材によ
って形成できる。
【0012】この場合本発明による弾性支承体は3つの
構成部材のみを有している。
構成部材のみを有している。
【0013】加硫部材として構成されかつ機能的に重要
な全ての主要構成要素を有するばねエレメント及び内側
管は互いに弾性的に撓むように協働しかつ軸方向で外側
管内に押し込むことができる。次いで作業室が流体で充
填されかつ外側管が内側管の方向につば出しされる。こ
れによって両作業室の間で例えば別個に製作される接続
開口を使用せずに済むようになる。
な全ての主要構成要素を有するばねエレメント及び内側
管は互いに弾性的に撓むように協働しかつ軸方向で外側
管内に押し込むことができる。次いで作業室が流体で充
填されかつ外側管が内側管の方向につば出しされる。こ
れによって両作業室の間で例えば別個に製作される接続
開口を使用せずに済むようになる。
【0014】本発明の別の構成では、ばねエレメントが
押し込み可能な仕切り壁用の一体に成形された受容部を
有していて、かつ、規定通り使用されている間仕切り壁
は受容部に一体に結合される紛失防止手段によって位置
決めされている。
押し込み可能な仕切り壁用の一体に成形された受容部を
有していて、かつ、規定通り使用されている間仕切り壁
は受容部に一体に結合される紛失防止手段によって位置
決めされている。
【0015】この場合有利には、仕切り壁は特に簡単に
弾性支承体内に取り付けることができかつ前組立て状態
で、ばねエレメントと内側管とを外側管内に押し込む前
に、確実に所定の位置で保持される。
弾性支承体内に取り付けることができかつ前組立て状態
で、ばねエレメントと内側管とを外側管内に押し込む前
に、確実に所定の位置で保持される。
【0016】紛失防止手段は例えばばねエレメントの逆
鉤状の突起によって形成され、この突起の後には、受容
部内に仕切り壁を取り付けた場合に仕切り壁がスナップ
結合される。
鉤状の突起によって形成され、この突起の後には、受容
部内に仕切り壁を取り付けた場合に仕切り壁がスナップ
結合される。
【0017】ダイヤフラム状に構成できる仕切り壁は周
縁側の制限部の範囲で受容部によって間隔を置いて取り
囲まれていて、この場合、受容部及び/又は仕切り壁は
その当接面範囲で当接騒音を遮断するために当接緩衝体
を備えることができる。
縁側の制限部の範囲で受容部によって間隔を置いて取り
囲まれていて、この場合、受容部及び/又は仕切り壁は
その当接面範囲で当接騒音を遮断するために当接緩衝体
を備えることができる。
【0018】振幅の小さな高周波数の振動が生じた場合
には仕切り壁はその遊び内で運動するので、動的な硬化
は生じない。しかしながら例えば振幅の大きな低周波数
の振動が生じた場合には、受容部内で仕切り壁の遊びが
克服された後で、流体が接続開口を介して搬送されかつ
振動が申し分なく減衰されるようになる。
には仕切り壁はその遊び内で運動するので、動的な硬化
は生じない。しかしながら例えば振幅の大きな低周波数
の振動が生じた場合には、受容部内で仕切り壁の遊びが
克服された後で、流体が接続開口を介して搬送されかつ
振動が申し分なく減衰されるようになる。
【0019】ばねエレメント内部での仕切り壁の配置は
種々の形式で行なわれかつほぼ使用ケースのその都度の
条件に応じて調整される。
種々の形式で行なわれかつほぼ使用ケースのその都度の
条件に応じて調整される。
【0020】別の構成では、仕切り壁は周縁側の制限部
の範囲で受容部内に緊定されていてかつゴム弾性的なダ
イヤフラム状の材料から形成されている。この場合いず
れにせよ、受容部内への仕切り壁の取付けが仕切り壁を
受容部によって間隔を置いて取り囲むよりも困難である
けれども、当接騒音は完全に遮断される。
の範囲で受容部内に緊定されていてかつゴム弾性的なダ
イヤフラム状の材料から形成されている。この場合いず
れにせよ、受容部内への仕切り壁の取付けが仕切り壁を
受容部によって間隔を置いて取り囲むよりも困難である
けれども、当接騒音は完全に遮断される。
【0021】仕切り壁は例えば、ゴム弾性材料から成
る、2つのインフレキシブルな孔付き板の間に配置され
たダイヤフラムから形成でき、この場合孔付き板はダイ
ヤフラムに振動方向で間隔を置いて隣接して配属されて
いる。
る、2つのインフレキシブルな孔付き板の間に配置され
たダイヤフラムから形成でき、この場合孔付き板はダイ
ヤフラムに振動方向で間隔を置いて隣接して配属されて
いる。
【0022】この構成は高周波数の振動を減衰するため
に極めて重要である。付加的にダイヤフラムは例えば少
なくとも1つの切欠きを備えることができるので、両作
業室間の接続開口の他に、液体を流通させる別の接続路
が形成される。
に極めて重要である。付加的にダイヤフラムは例えば少
なくとも1つの切欠きを備えることができるので、両作
業室間の接続開口の他に、液体を流通させる別の接続路
が形成される。
【0023】使用ケースのその都度の条件に関連して、
両作業室間の液体を流通させる付加的な接続路は弁を備
えることができるので、例えば弾性支承体が引張り及び
圧縮負荷された場合に異なる緩衝特性を得ることができ
る。
両作業室間の液体を流通させる付加的な接続路は弁を備
えることができるので、例えば弾性支承体が引張り及び
圧縮負荷された場合に異なる緩衝特性を得ることができ
る。
【0024】ばねエレメントは隣接する第2の作業室に
面した側で少なくとも1つのガスで充填された切欠きを
有していて、この切欠きは、内側管及び外側管を互いに
結合するばねエレメントの表面に対してほぼ平行に延び
ている。
面した側で少なくとも1つのガスで充填された切欠きを
有していて、この切欠きは、内側管及び外側管を互いに
結合するばねエレメントの表面に対してほぼ平行に延び
ている。
【0025】ガスで充填された中空室に付加的に設けら
れた切欠きは振幅の極めて大きな衝撃的な負荷が生じた
場合に構成部材の過度の硬化を阻止する。切欠きと切欠
きに隣接する液体で充填された作業室との間に設けられ
るばねエレメントの材料厚さに関連して、この室壁と協
働して衝撃がソフトに減衰される。
れた切欠きは振幅の極めて大きな衝撃的な負荷が生じた
場合に構成部材の過度の硬化を阻止する。切欠きと切欠
きに隣接する液体で充填された作業室との間に設けられ
るばねエレメントの材料厚さに関連して、この室壁と協
働して衝撃がソフトに減衰される。
【0026】作業室とは反対側方向への内側管の半径方
向の変位運動を制限するために、第2の中空室が設けら
れている。この中空室内にはばねエレメントと一体に構
成された当接緩衝体が設けられていて、この当接緩衝体
は半径方向で外側管から内側管の方向に向いている。
向の変位運動を制限するために、第2の中空室が設けら
れている。この中空室内にはばねエレメントと一体に構
成された当接緩衝体が設けられていて、この当接緩衝体
は半径方向で外側管から内側管の方向に向いている。
【0027】このような当接緩衝体は例えば、当接緩衝
体の下側の液体で充填された切欠きとしての付加的な終
端位置緩衝手段と組み合わせることができる。両作業室
の少なくとも1つと切欠きとを液体流通可能に接続した
場合には、2つの最大緩衝作用が得られる。このことは
多くの使用ケースにおいて利点をもたらす。
体の下側の液体で充填された切欠きとしての付加的な終
端位置緩衝手段と組み合わせることができる。両作業室
の少なくとも1つと切欠きとを液体流通可能に接続した
場合には、2つの最大緩衝作用が得られる。このことは
多くの使用ケースにおいて利点をもたらす。
【0028】特に簡単な取付けのために、内側管、ばね
エレメント及び仕切り壁が予め組立て可能な押し込みユ
ニットを成していて、この押し込みユニットは軸方向で
外側管内に挿入可能でかつ緩衝液体で作業室を充填した
後で外側管内で固定可能である。
エレメント及び仕切り壁が予め組立て可能な押し込みユ
ニットを成していて、この押し込みユニットは軸方向で
外側管内に挿入可能でかつ緩衝液体で作業室を充填した
後で外側管内で固定可能である。
【0029】外側管と押し込みユニットとの結合は例え
ば半径方向で内向きに外側管をつば出し加工することに
よって行なわれ、これによって同時に外側管内で接続開
口及び作業室を確実にシールできるようになる。
ば半径方向で内向きに外側管をつば出し加工することに
よって行なわれ、これによって同時に外側管内で接続開
口及び作業室を確実にシールできるようになる。
【0030】使用ケースのその都度の条件に関連して、
仕切り壁を貫通して弁状の貫通孔を設けることができ
る。貫通孔は例えばゴム弾性的なダイヤフラム内部のフ
ラップ弁状の舌片によって形成でき、この舌片は、振幅
の大きな低周波数の振動が生じた場合に互いに隣接する
2つの作業室間の液体交換を容易にする。
仕切り壁を貫通して弁状の貫通孔を設けることができ
る。貫通孔は例えばゴム弾性的なダイヤフラム内部のフ
ラップ弁状の舌片によって形成でき、この舌片は、振幅
の大きな低周波数の振動が生じた場合に互いに隣接する
2つの作業室間の液体交換を容易にする。
【0031】仕切り壁内の弁状の貫通孔は本発明の別の
構成では、この貫通孔が例えば一方向でのみ液体流過を
可能にするように、構成されている。低周波数の振動を
減衰するための異なって形成された引張り/圧縮段は同
様に例えば、作業室間の接続開口範囲に配置された弁に
よって得られる。
構成では、この貫通孔が例えば一方向でのみ液体流過を
可能にするように、構成されている。低周波数の振動を
減衰するための異なって形成された引張り/圧縮段は同
様に例えば、作業室間の接続開口範囲に配置された弁に
よって得られる。
【0032】
【実施例】第1図及び第2図では、4つの構成部材から
のみ構成された本発明による弾性支承体の一実施例を図
示している。内側管1はゴム弾性的なばねエレメント3
によって取り囲まれていて、この場合、ばねエレメント
3は半径方向で外側で外側管2内に支持されている。
のみ構成された本発明による弾性支承体の一実施例を図
示している。内側管1はゴム弾性的なばねエレメント3
によって取り囲まれていて、この場合、ばねエレメント
3は半径方向で外側で外側管2内に支持されている。
【0033】ばねエレメント3は半径方向で内側管1の
一方の側で液体で充填された2つの作業室4,5のみを
制限していて、この作業室4,5は振動可能な仕切り壁
6によって互いに仕切られていてかつ通路状に形成され
た接続開口7を介して液体流通可能に互いに接続されて
いる。
一方の側で液体で充填された2つの作業室4,5のみを
制限していて、この作業室4,5は振動可能な仕切り壁
6によって互いに仕切られていてかつ通路状に形成され
た接続開口7を介して液体流通可能に互いに接続されて
いる。
【0034】第1の作業室4の内部にはガスで充填され
た中空室8が配置されている。この中空室8は軸方向で
開放されて大気に接続されていてかつ第1の作業室4に
面した側で緩衝液体によって還流される。
た中空室8が配置されている。この中空室8は軸方向で
開放されて大気に接続されていてかつ第1の作業室4に
面した側で緩衝液体によって還流される。
【0035】図示の実施例では仕切り壁6は音響的に不
快な振幅の小さな高周波数の振動を絶縁するために、遊
びを以って受容部10内に配置されていて、この受容部
10はばねエレメント3と一体に形成されている。でき
るだけ簡単な取付けを保証するために、受容部10には
紛失防止手段11が一体に形成されていて、この紛失防
止手段11の後には取付け時に仕切り壁6がスナップ結
合される。
快な振幅の小さな高周波数の振動を絶縁するために、遊
びを以って受容部10内に配置されていて、この受容部
10はばねエレメント3と一体に形成されている。でき
るだけ簡単な取付けを保証するために、受容部10には
紛失防止手段11が一体に形成されていて、この紛失防
止手段11の後には取付け時に仕切り壁6がスナップ結
合される。
【0036】受容部10内に仕切り壁6を図示のように
配置する以外に、両構成部材の一方に当接騒音を遮断す
るために当接緩衝体を設けることもできる。受容部10
内での仕切り壁6の緊定は、仕切り壁の材料が要求に適
合したフレキシブル性を有する場合に、可能である。
配置する以外に、両構成部材の一方に当接騒音を遮断す
るために当接緩衝体を設けることもできる。受容部10
内での仕切り壁6の緊定は、仕切り壁の材料が要求に適
合したフレキシブル性を有する場合に、可能である。
【0037】広帯域の周波数範囲で高周波数振動の絶縁
作用を助成するために、ばねエレメント3の内部に切欠
き12が設けられていて、この切欠き12は中空室8と
同様にガスで充填されていてかつ大気に接続されてい
る。
作用を助成するために、ばねエレメント3の内部に切欠
き12が設けられていて、この切欠き12は中空室8と
同様にガスで充填されていてかつ大気に接続されてい
る。
【0038】弾性支承体の組立ては特に簡単である。そ
れというのも使用される4つの構成部材のうち3つが押
し込みユニットとして予め組立てられかつ次いで軸方向
で外側管2内に押し込まれるからである。図示の弾性支
承体は長い使用期間に亘って極めて良好な使用特性を有
しかつ極めて簡単に製作可能である。
れというのも使用される4つの構成部材のうち3つが押
し込みユニットとして予め組立てられかつ次いで軸方向
で外側管2内に押し込まれるからである。図示の弾性支
承体は長い使用期間に亘って極めて良好な使用特性を有
しかつ極めて簡単に製作可能である。
【0039】第3図及び第4図では本発明による弾性支
承体の別の実施例が図示されていて、この場合、作用形
式はほぼ第1図及び第2図の実施例の機能に相応してい
る。第1図及び第2図の実施例とは異なって、本実施例
で図示された弾性支承体は3つの構成部材からのみ構成
されている。
承体の別の実施例が図示されていて、この場合、作用形
式はほぼ第1図及び第2図の実施例の機能に相応してい
る。第1図及び第2図の実施例とは異なって、本実施例
で図示された弾性支承体は3つの構成部材からのみ構成
されている。
【0040】内側管1はゴム弾性的なばねエレメント3
内に加硫されていてかつこのばねエレメント3によって
軸方向長さ全体に亘って外周面の範囲で取り囲まれてい
る。仕切り壁6はばねエレメント3と一体に形成されて
いてかつ接続開口7を介して液体流通可能に互いに接続
されている両作業室4,5を互いに仕切っている。
内に加硫されていてかつこのばねエレメント3によって
軸方向長さ全体に亘って外周面の範囲で取り囲まれてい
る。仕切り壁6はばねエレメント3と一体に形成されて
いてかつ接続開口7を介して液体流通可能に互いに接続
されている両作業室4,5を互いに仕切っている。
【0041】良好な終端位置緩衝作用を得るために外側
管2と内側管1に面した当接緩衝体14の表面との間
に、接続開口7と液体流通可能に形成された切欠きが設
けられている。この場合終端位置緩衝作用に付加的に有
利には、作業室4,5の間の接続通路7と切欠きとを液
体流通可能に接続することによって、第2の最大緩衝作
用が得られる。
管2と内側管1に面した当接緩衝体14の表面との間
に、接続開口7と液体流通可能に形成された切欠きが設
けられている。この場合終端位置緩衝作用に付加的に有
利には、作業室4,5の間の接続通路7と切欠きとを液
体流通可能に接続することによって、第2の最大緩衝作
用が得られる。
【0042】第2の中空室9は第1の中空室8と同様に
大気の方向に開放されている。仕切り壁6の運動性は、
運転に起因して導入される高周波数の振動(本発明によ
る弾性支承体によって絶縁される)に関連していてひい
ては使用ケースのその都度の条件に適合できる。
大気の方向に開放されている。仕切り壁6の運動性は、
運転に起因して導入される高周波数の振動(本発明によ
る弾性支承体によって絶縁される)に関連していてひい
ては使用ケースのその都度の条件に適合できる。
【図1】本発明による弾性支承体の縦断面図。
【図2】第1図弾性支承体の横断面図。
【図3】仕切り壁とばねエレメントとを一体に構成した
別の実施例の本発明による弾性支承体の縦断面図。
別の実施例の本発明による弾性支承体の縦断面図。
【図4】仕切り壁とばねエレメントとを一体に構成した
別の実施例の本発明による弾性支承体の横断面図。
別の実施例の本発明による弾性支承体の横断面図。
1 内側管 2 外側管 3 ばねエレメント 4,5 作業室 6 仕切り壁 7 接続開口 8,9 中空室 10 受容部 11 紛失防止手段 12 切欠き 14 当接緩衝体 15 押し込みユニット
Claims (9)
- 【請求項1】 液力的な緩衝作用を有する弾性支承体で
あって、内側管と、内側管を半径方向間隔を置いて取り
囲む外側管とを備え、これら内側管及び外側管がゴム弾
性的なばねエレメントによって互いに結合されていて、
この場合、液体で充填された少なくとも2つの作業室が
少なくとも1つの接続開口を介して互いに接続されてい
て、更に、作業室から仕切られてガスで充填された少な
くとも1つの中空室が設けられていて、この中空室が第
1の作業室の内部に配置されかつ膨張可能な壁によって
制限されていて、この壁が少なくとも1つの部分範囲で
大気の方向に開かれた切欠きを有している形式のものに
おいて、前記作業室(4,5)が振動可能な仕切り壁
(6)によって互いに仕切られており、ばねエレメント
(3)が一体に成形された受容部(10)を有してい
て、この受容部内に仕切り壁(6)が押し込み可能であ
り、仕切り壁(6)が受容部(10)に一体に結合され
た紛失防止手段(11)によって位置決めされていて、
この紛失防止手段(11)内に仕切り壁(6)がスナッ
プ結合可能であることを特徴とする、弾性支承体。 - 【請求項2】 ばねエレメント(3)が、一体の加硫部
材として構成されていて、この加硫部材が内側管(1)
を周方向で取り囲みかつ外側管(2)と共に接続開口
(7)を制限している、請求項1記載の弾性支承体。 - 【請求項3】 受容部(10)が仕切り壁(6)の周縁
側の制限部を間隔を置いて取り囲んでいて、かつ、受容
部(10)及び/又は仕切り壁(6)が当接面範囲で当
接緩衝体を備えている、請求項1又は2記載の弾性支承
体。 - 【請求項4】 仕切り壁(6)が受容部(10)内に
緊定されていてかつゴム弾性的な材料から形成されてい
る、請求項1から3までのいずれか1項記載の弾性支承
体。 - 【請求項5】 仕切り壁(6)がゴム弾性材料から成
る、2つのインフレキシブルな孔付き板の間に配置され
たダイヤフラムから形成されていて、この孔付き板がダ
イヤフラムに振動方向で間隔を置いて隣接して配属され
ている、請求項1から4までのいずれか1項記載の弾性
支承体。 - 【請求項6】 ばねエレメント(3)が内側管(1)と
これに隣接する第2 の作業室(5)との間で半径方向
で、少なくとも1つのガスで充填された切欠き(12)
を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載
の弾性支承体。 - 【請求項7】 切欠き(12)が、内側管(1)及び外
側管(2)を互いに結合するばねエレメント(3)の部
分範囲の表面に対してほぼ平行に、弾性支承体の軸方向
に延びている、請求項6記載の弾性支承体。 - 【請求項8】 内側管(1)、ばねエレメント(3)及
び仕切り壁(6)が予め組立て可能な押し込みユニット
(15)を成していて、この押し込みユニットが軸方向
で外側管(2)内に挿入可能でかつ外側管(2)内で固
定可能である、請求項1から7までのいずれか1項記載
の弾性支承体。 - 【請求項9】 仕切り壁(6)を貫通して弁状の貫通孔
が設けられている、請求項1から8までのいずれか1項
記載の弾性支承体。
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