JPH1061581A - ボルテックスポンプ - Google Patents

ボルテックスポンプ

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JPH1061581A
JPH1061581A JP21707396A JP21707396A JPH1061581A JP H1061581 A JPH1061581 A JP H1061581A JP 21707396 A JP21707396 A JP 21707396A JP 21707396 A JP21707396 A JP 21707396A JP H1061581 A JPH1061581 A JP H1061581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
casing
shaft
fixed
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP21707396A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Hashimoto
橋本  学
Yasunori Otaka
康則 大▲高▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH1061581A publication Critical patent/JPH1061581A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】羽根車の組立作業性を向上し、羽根車の軽量化
により回転バランス性を向上させ、振動,騒音に優れた
ポンプを提供する。 【解決手段】ケーシング2,ケーシング3とポンプ流路
8を構成し、駆動部モータ1のシャフト4にねじ11で
固定され、回転する円板形状で、外周部周辺に半径方向
に延びたほぼ扇形の多数のみぞからなる羽根部13をも
つ羽根車7で、羽根部13の内側に固定用の孔14、ま
たは凹を1カ所以上設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車の排気ガス浄化
のため、排気ガス中に2次空気を送り込むことで有害な
HC,COを再燃焼させて低減させると共に、触媒の活
性化までの時間短縮を図るために使用される、電動エア
ポンプ等に用いられるボルテックスポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ効率の向上、及び羽根車の製造方
法に関しては、特開平6−229388 号公報に記載のよう
に、羽根車の形状の最適化を行い、空力性能を向上させ
ポンプ効率の向上を図り、この羽根車の成形方法、及び
成形時に発生するばり取り作業改善技術が記載されてい
る。ボルテックスポンプでは、羽根車を回転させること
により、吸込口から流入した流体を羽根車とケーシング
で構成されたポンプ流路内を旋回させることにより、圧
縮し、吐出口から放出させる。従って羽根車の形状によ
り、流体の旋回力を高めることができ、高効率なポンプ
を提供することが可能となる。また、羽根車は低コスト
化、及び複雑な構造をもつことから成形により製作され
るケースが主となっているが、成形は型の合わせにより
行われるため、この合わせ面から製品にばりが発生し、
他部品との干渉等の問題が発生する原因となっている。
従って、合理的にばり取りを行うことにより、低コスト
で性能の良い羽根車を提供することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
羽根車形状、及び製造方法についてのみ検討されてお
り、羽根車を含めた組立作業性、及び回転体にとって一
番重要である羽根車の回転バランスについては記載され
ていない。羽根車は回転体の軸となるシャフトに固定さ
れるが、その主な固定方法は圧入とねじ止めの2通りと
なっており、現在、部品点数削減を主にした作業性向上
及び低コスト化のために圧入方式の検討が進められてい
るが、ポンプ流路を構成する羽根車とケーシング間の隙
間は、効率向上のためできるだけ小さくする必要があ
り、圧入によるシャフトと羽根車の傾きのばらつきを考
慮すると、羽根車がケーシングに接触してしまい、羽根
車の破損や、性能低下の要因となってしまう可能性があ
る。また、圧入方式では新たな設備を準備する必要があ
り、逆に高コスト化の要因となってしまうことからねじ
止めを採用する場合が多い。しかし、羽根車をシャフト
にねじ止めするには、ねじを締付けるときにねじと羽根
車間の摩擦により羽根車が回転しないように、シャフト
と羽根車に回転防止用の位置決めを行ったうえで、ねじ
とシャフトの摩擦からシャフトが回転しない様に羽根
車、又はシャフトを固定する必要がある。しかし、羽根
車の固定では羽根部の肉厚が薄いため固定方法や締め付
けトルクによっては羽根部が欠けてしまう可能性が非常
に高く、またシャフトの固定ではポンプと反対側、すな
わち駆動体側からシャフトを固定した上で羽根車をねじ
止めする必要があるため、駆動体側の組立を羽根車の組
立後に行う必要があり、組立自由度をなくす原因になっ
ていた。
【0004】また、本従来技術ではばり取り作業につい
ては述べられているが、ばり取りが羽根車の回転バラン
ス性に与える影響については述べられていない。羽根車
は回転体であり、特に高速回転で用いる場合に羽根車の
回転バランス精度の向上が要求され、追加工などにより
バランス取りをするケースが非常に多い。ばり取り作業
のみでは、設計者が意図するバランス精度を得ることは
困難であり、バランス精度の悪化がもたらす振動,騒音
の主要因になっていた。
【0005】本発明の目的は、組立性を改善させ、低コ
スト化を行うとともに、軽量でバランス性に優れた羽根
車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記により達
成される。すなわち、円板形状で、外周部周辺に半径方
向に延びたほぼ扇形の多数のみぞからなる羽根をもつ羽
根車と、この羽根車を固定し、回転させる駆動部に連結
されたシャフトと、この羽根車を自在に回転可能なよう
に収納し、羽根と向き合うよう設けた円弧形状のポンプ
流路とその両端に吸入口と吐出口を有するケーシングで
構成されるボルテックスポンプにおいて、前記羽根車の
羽根部より内側に穴、又は凹部を1箇所以上設けること
により、前記穴、又は凹部にやといを設置することでシ
ャフトに羽根車をねじ止めする際の回転防止を行うこと
ができ、シャフトを固定することなく羽根車をねじ止め
することが可能となり、組立作業性を向上させることが
できる。また羽根車の回転バランス性は、同一形状では
質量により左右され、質量が軽くなるほどバランス性を
向上させることができる。従って、羽根車に穴、又は凹
部を設けることにより、羽根車の軽量化を図ることがで
き、このことにより羽根車の軽量化と、羽根車の軽量化
によるバランスの向上を図ることが可能となる。またバ
ランス修正の加工時に前記穴、又は凹部を設けることに
より、組立作業性の向上とバランス向上を同時に行うこ
とが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図により
説明する。図1にボルテックスポンプである電動エアポ
ンプの本発明の一実施例を示す構造概略断面図を、図2
に図1のA−A矢視断面図を示す。駆動部であるモータ
1はモータカバー9で囲われ、2体のケーシング内のケ
ーシング3にねじ10で固定され、羽根車7はモータ1
のシャフト4にケーシング3と同心にポンプ流路8を構
成するように、ねじ11で固定され、もう一つのケーシ
ング2は、羽根車7とケーシング3とポンプ流路8を構
成するようにケーシング3に固定される。図3に、図1
における羽根車7とシャフト4の固定部の断面図を、図
4にB−B矢視断面図を示す。羽根車7をシャフト4に
ねじ止めするとき、ねじ11と羽根車7の摩擦により羽
根車7が回転しないように、羽根車7,シャフト4に位
置決め12を設ける必要がある。また、ねじ止めを行う
とき、ねじ11とシャフト4の摩擦によりシャフト4が
回転しないように、図5に示すように、羽根車7の羽根
部13、または駆動部のモータ1側からシャフト4をや
とい15(a),(b)で各々固定する必要がある。羽根
車7の羽根部13は、流体の空力性能を考慮し、肉厚を
薄く製作する必要があるため、羽根部13の固定では羽
根13が欠けてしまい、回転バランスの悪化や、性能低
下の要因となってしまう。また駆動部側からのシャフト
4の固定では、羽羽車7の組立後、モータカバー9を組
立る必要があり、組立自由度制約の要因となってしま
う。図6に、本発明の一実施例を用いた場合の組立構成
図を示す。羽根車7の羽根部13の内側に、固定用穴1
4を設置することによりやとい16で固定用穴14を介
し羽根車7を固定することができ、羽根13を傷つける
ことなく羽根車7をシャフト4にねじ止めすることが可
能となる。また駆動部側の組立を先に行うことができる
ため、組立の自由度が増し作業性の向上を行うことが可
能となる。また図7に示すように、固定用穴14は1カ
所ではx−x,y−y軸上で、2カ所ではx−x軸上で
傾いてしまう可能性がある。従って3カ所以上の固定用
穴14を設けることにより、的確な組立を行うことがで
きるとともに、同一円周上に、等角度をもって設置する
ことにより、羽根車7の重量バランスを均一にすること
ができ、回転バランスの悪化を防止することが可能とな
る。
【0008】数1に、回転バランスと質量との関係式を
示す。
【0009】
【数1】 G=ew …(数1) Gはバランスの良さ、eは重心距離、wは質量を示して
いる。回転体のバランスは、同一形状のとき重心距離e
は変化しないため、質量wに依存し、質量wが軽くなる
ほど回転バランスも向上する。従って、穴14を設置す
ることにより、羽根車7の質量wを軽くすることが可能
となり、バランスの向上と軽量化を同時に行うことが可
能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、羽根車の羽根部より内
側に、穴、又は凹部を1箇所以上設けることにより、羽
根車を駆動部のシャフトにねじ止めする際の位置決めを
行うことができ、組立の自由度が増し、組立作業性の向
上を行うことが可能となるとともに、羽根車の軽量化か
ら、回転体の最重要課題である回転バランスを向上させ
ることができ、回転バランスによる振動,騒音を低減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す断面図。
【図2】図1のA−A矢視断面図。
【図3】図1の部分の説明図。
【図4】図3のB−B矢視断面図。
【図5】組立固定箇所を示す概略断面図。
【図6】本発明の一実施例を示す組立説明図。
【図7】本発明の一実施例の羽根車の説明図。
【符号の説明】
1…モータ、2…ケーシング、4…シャフト、7…羽根
車、13…羽根部、14…固定用孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板形状で、外周部周辺に半径方向に延び
    たほぼ扇形の多数のみぞからなる羽根をもつ羽根車と、
    前記羽根車を固定し、回転させる駆動部に連結されたシ
    ャフトと、前記羽根車を自在に回転可能なように収納
    し、前記羽根と向き合うよう設けた円弧形状のポンプ流
    路とその両端に吸入口と吐出口を有するケーシングで構
    成されるボルテックスポンプにおいて、前記羽根車の前
    記羽根部より内側に穴、又は凹部を1カ所以上設けたこ
    とを特徴とするボルテックスポンプ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記羽根車に設けた
    穴、又は凹部は、成形時、又はバランス修正の加工時に
    設けるボルテックスポンプ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記羽根車に設
    けた穴は円形状で貫通しており、その数は3カ所以上で
    あり、前記穴は前記羽根車の中心から同一半径以上に等
    角度の位置に設定されるボルテックスポンプ。
JP21707396A 1996-08-19 1996-08-19 ボルテックスポンプ Pending JPH1061581A (ja)

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JP21707396A JPH1061581A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 ボルテックスポンプ

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JP21707396A JPH1061581A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 ボルテックスポンプ

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JPH1061581A true JPH1061581A (ja) 1998-03-03

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JP21707396A Pending JPH1061581A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 ボルテックスポンプ

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JP (1) JPH1061581A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016194343A1 (ja) * 2015-06-03 2016-12-08 株式会社デンソー 遠心ポンプ
JP2016223437A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 株式会社デンソー 遠心ポンプ

Cited By (4)

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CN107709793A (zh) * 2015-06-03 2018-02-16 株式会社电装 离心泵
US10539146B2 (en) 2015-06-03 2020-01-21 Denso Corporation Centrifugal pump

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