JPH106126A - 帯状部材の端部の切断装置 - Google Patents

帯状部材の端部の切断装置

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JPH106126A
JPH106126A JP8186607A JP18660796A JPH106126A JP H106126 A JPH106126 A JP H106126A JP 8186607 A JP8186607 A JP 8186607A JP 18660796 A JP18660796 A JP 18660796A JP H106126 A JPH106126 A JP H106126A
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ear
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Takao Sawaguchi
孝夫 沢口
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Shearing Machines (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状部材の端部とその残部との間における形
状不良を防ぐことができる帯状部材の端部の切断装置を
提供すること。 【解決手段】 帯状部材14を長手方向に移動しながら
帯状部材14の端部16を切断して、切断した帯状の端
部16とその残部と分離する際に残部に張力を与える帯
状部材14の端部の切断装置であり、帯状部材14を長
手方向に移動しながら帯状の端部16を切断する際に、
帯状の端部16に一定の張力を付加する張力付加手段2
0を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状部材を長手方
向に移動しながら帯状部材の端部を切断して、切断した
帯状の端部とその残部とを分離する帯状部材の端部の切
断装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】帯状部材として、例えばリチウムイオン
電池の原反を例に挙げると、図11はリチウムイオン電
池の原反1の切断装置の一例を示している。この従来の
切断装置では、2つの円筒形のナイフ2,3を備えてお
り、原反1がこれらのナイフ2,3の間を通ることによ
り複数本のさらに幅の狭い帯状部材5に切断することが
できる。この場合に、原反1の長手方向両側の耳部4,
4は裁断後の細い帯状部材5から分離して除去される。
裁断後の細い帯状部材5は、リチウムイオン電池の正極
あるいは負極用に定められた寸法幅に裁断されて、図示
されないリールにより巻き取り張力がかかった状態で巻
き取られる。ところが、不要部である耳部4,4は、下
方に導かれるものの張力がかかっておらず、単に下って
いくだけである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように両側の耳部
4,4に張力が与えられていないので、次のような問題
がある。両側の耳部4,4に張力が加わっていないの
で、耳部4とその隣の裁断後の帯状部材5との間の切断
面の形状が不良となってしまう。この理由としては、帯
状部材5側には張力がかかっている反面、耳部4には張
力がかかっていないので、ナイフ2,3の切れが悪くな
ってしまうからである。これにより、裁断後の帯状部材
5の長手方向のエッジ部分にバリが発生したり凹凸が発
生してしまい、このような裁断後の帯状部材5がリチウ
ムイオン電池の正極あるいは負極として用いられたとき
には、リチウムイオン電池において正極と負極間の電気
的なショートなどの不良が発生してしまうおそれがあ
る。
【0004】このような帯状部材5のエッジ部分の形状
の不良を常時インラインで検査する場合には、その検査
装置が必要でありコスト高を招く。また裁断後の帯状部
材5の歩留り低下を招くことになる。耳部4,4の隣の
裁断後の帯状部材5,5のエッジ部分の形状が不良であ
ると、これらの帯状部材5,5を廃棄する必要が出てく
る。このように、原反1をナイフ2,3でスリット加工
する時において不良の帯状部材を作ってしまうと、帯状
部材の製造の歩留りを低下させて、製造コストを上昇さ
せてしまう。そこで本発明では上記課題を解消し、帯状
部材の端部とその残部との間における形状不良を防ぐこ
とができる帯状部材の端部の切断装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、帯状部材を長手方向に移動しながら帯状部材の
端部を切断して、切断した帯状の端部とその残部と分離
する際に残部に張力を与える帯状部材の端部の切断装置
において、帯状部材を長手方向に移動しながら帯状の端
部を切断する際に、帯状の端部に一定の張力を付加する
張力付加手段を備える帯状部材の端部の切断装置によ
り、達成される。本発明では、帯状部材を長手方向に移
動しながら帯状部材の端部を切断する際に、張力付加手
段が帯状の端部に一定の張力を付加する。これにより、
帯状部材の端部には張力付加手段で張力が与えられると
ともに、残部にも張力が与えられるので、帯状部材の端
部と残部の間の切断がスムーズに行え、両者の切断した
部分の形状の悪化を防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0007】図1は、本発明の帯状部材の端部の切断装
置の好ましい実施の形態を示しており、図2は図1の切
断装置を示す側面図である。図1と図2の切断装置は、
帯状部材である例えばリチウムイオン電池の原反12
を、裁断後の細い複数本の帯状部材14と2本の耳部1
6,16に切断して分離する装置である。切断装置10
は、原反12の巻出部A、原反12の切断部(スリット
部ともいう)B、巻取部C、張力付加手段20、制御部
100等で構成されている。
【0008】図1と図2において巻出部Aは、原反12
のロール22を備えており、モータ24の作動によりロ
ール22から原反12が切断部B側に巻き出されるよう
になっている。切断部Bは、2つのナイフ32,34を
備えており、これらのナイフ32,34は円柱もしくは
円筒状のものである。ナイフ32,34はそれぞれ複数
のナイフエッジ36を備えており、これらのナイフエッ
ジ36の噛み合わせにより、原反12は複数本の裁断後
の細い帯状部材14と、両側の耳部16,16に裁断で
きる。耳部16,16は原反12の長手方向である送り
方向FWに沿って両側端部に位置しており、不要部分で
ある。これに対して裁断後の帯状部材14は、それぞれ
所定間隔Dで裁断されて、リチウムイオン電池の正極あ
るいは負極のシートとして用いることができる。
【0009】裁断後の細い帯状部材14は、巻取部Cの
モータ40の作動により巻取リール42により所定の張
力でしっかりと巻き取ることができる。張力付加手段2
0は、耳部16,16を廃棄部50,50に廃棄する際
に所定の張力をかけるものである。このように張力付加
手段20が耳部16,16に対して所定の張力をかける
のは、次のような理由からである。
【0010】耳部16とその隣接する裁断後の帯状部材
14の間の切断エッジ部16a,14aは、張力付加手
段20により耳部16に対して所定の張力をかけない
と、エッジ形状の不良が生じる。つまり切断エッジ部1
6aと14aのそれぞれにエッジ形状の不良部分である
バリや凹凸(ギザギザ)が生じてしまう。裁断後の帯状
部材14にバリや凹凸が生じていると、リチウムイオン
電池の正極や負極のシートとして採用する場合にショー
ト等の問題が生じるのを避けることができる。しかも、
耳部16,16に所定の張力をかけると裁断後の帯状部
材14の裁断時の歩留りを上げることができるので、コ
ストダウンを図ることができる。張力付加手段20は、
2つの耳部16,16に対応して、第1の張力付加部6
1、第2の張力付加部62を備えている。これらの第1
の張力付加部61と第2の張力付加部62は、左右対称
の同じ構造を有している。第1の張力付加部61と第2
の張力付加部62は、ほぼ同じ構造なので、同じ個所に
は同じ符合で示す。
【0011】切断部Bのナイフ34の近くにはロール7
0,71,72が配置されている。ロール72の下流側
には駆動ロール73とニップロール74が位置してい
る。駆動ロール73は図1乃至図3に示すように、ニッ
プロール74に比べて径が大きくなっており、モータ8
0からの駆動力により回転して耳部16を廃棄部50側
に送るようになっている。ニップロール74は、アーム
75の端部に設けられており、アーム75の別の端部は
シリンダ76のロッド77に連結されている。このシリ
ンダ76が作動してロット77が図2のポジションP1
からポジションP2に延びると、ニップロール74が支
点74aを中心にして回転して駆動ロール73に対して
所定の力で接触し、耳部16を挟み込むようにして送る
ことができる。ニップロール74は例えば耳部16に張
力を与える時に滑らないようにするために好ましくはシ
リコンゴムで作られている。一方駆動ロール73は例え
ば金属製のロールである。
【0012】モータ80と駆動ロール73の間には張力
調整用のクラッチ(ヒステリシスクラッチともいう)9
0が配置されている。この張力調整用クラッチ90は、
モータ80の駆動力を駆動ロール73側に与える際に、
耳部16に対して一定の張力を付加するように滑りを生
じるクラッチである。
【0013】図3に示すように駆動モータ80の出力軸
81は張力調整用クラッチ90に接続されており、張力
調整用クラッチ90の出力軸91にはプーリ92に連結
されている。プーリ92と別のプーリ93は歯付きベル
ト94により連結されている。プーリ93は駆動ロール
73と軸95を介して一体に回転できるようになってい
る。この軸95と張力調整用クラッチ90の出力軸91
は、サポート96においてベアリングを介して回転可能
に支持されている。
【0014】次に、張力調整用クラッチ90の一例につ
いて説明する。張力調整用クラッチ90は図4と図5に
示すような構造を有しており、機械的な摩擦力ではな
く、純電磁的に動力を非接触で伝達し、ステータ11
0、第1の回転子115、第2の回転子117等を備え
ている。ステータ110はその内部に励磁コイル119
を備えており、第1の回転子115は外側に配置された
外側磁極120と内側に配置された内側磁極121を備
えている。外側磁極120と内側磁極121の間には、
第2の回転子117のカップ状の永久磁石(着磁されて
いない)125が設けられている。
【0015】第1の回転子115は、モータ80の出力
軸81に対して連結されている。モータ80が作動して
第1の回転子115が回転して、かつ制御部100が励
磁コイル119が励磁すると、第1回転子115の外側
磁極120と内側磁極121で構成される空隙には、回
転する磁場が発生する。従ってこの外側磁極120と内
側磁極121の空隙にある永久磁石125は磁化される
が、永久磁石125にはヒステリシス特性があり、永久
磁石125の極性の変化は磁極のそれよりも遅れる。そ
の結果、第1の回転子115と第2の回転子117が磁
気的に連結する。磁気的に連結してモータ80の駆動力
を出力軸91を介して駆動ロール73側に伝えることが
できる。
【0016】この張力調製用のクラッチ90は、例えば
三菱電機のZHA−2.5Aを採用することができる。
このクラッチ90は、摩擦によらないで電磁的にモータ
80のトルクを図6に示すようにモータ80から駆動ロ
ール73に伝達する。
【0017】本発明の実施の形態では、図7と図8に示
すように、耳部16の速度V1の大小にかかわらず耳部
16に対して一定の張力Fを付加するところが特長であ
る。このように耳部16に対して一定の張力Fを与えな
いと、耳部16に撓みが生じたり耳部16を急激に引っ
張ったりするので、図1における耳部16と裁断後の帯
状部材14のそれぞれの切断エッジ部14a,16aに
不良部分が生じてしまう。
【0018】図8のように、耳部の走行時の速度V1
は、停止状態から一定の速度VTになるまで直線的に変
化する。図7における張力Fを一定にするには、張力調
整用クラッチ90の出力軸91のトルク(モータ80か
らの伝達トルク)を一定にすれば良い。すなわち駆動ロ
ールの周速V2が一定なので、モータ80の出力軸81
のトルクは一定で良い。
【0019】図9に示すように、図4のクラッチ90に
おけるモータ80の伝達トルクは、図4の励磁コイル1
19に与える励磁電流に比例するので、制御部100が
励磁電流を制御すれば所望の伝達トルク、つまり図7に
示す一定の張力Fを得ることができる。しかも、図1と
図2に示すように耳部16は駆動ロール17に対してニ
ップロール74を用いてニップ(挟む)しているので、
耳部16とニップロール74、駆動ロール73の間には
滑りがなく、耳部16の走行時の速度V1と駆動ロール
73の周速V2 は同じとなる。そして図6のモータ80
の回転速度N3は一定なので、駆動ロール73の回転速
度N2(V2=πDN2、Dは駆動ロール73の直径)
との差が、スリップ回転数(N3−N2、としてN3≧
N2)となり、このスリップ回転数が変化する。そし
て、励磁電流が図10のように一定であれば、上述した
スリップ回転数に関係なく、モータ80からの一定の伝
達トルクを駆動ロール73に与えることができる。
【0020】このように、クラッチ90の滑り分がゼ
ロ、すなわちクラッチ90におけるモータ80の駆動力
の伝達トルクが100%であり、モータ80の回転速度
N3が駆動ロール73の回転速度N2と同じ時に、駆動
ロール73の周速V2が、耳部16の走行時の速度V1
よりも十分に大きくなるように、モータ80の回転数N
3を大きくしておけば、耳部16の走行時の速度V1が
変化しても励磁電流が一定であればスリップ回転数が変
化するだけで、一定の伝達トルクが得られることにな
る。つまり一定の張力Fが耳部16に対して与えられ
る。
【0021】次に、上述した切断装置の動作例を説明す
る。図1の制御部100がモータ24,40に指令を与
えて、原反12が送り方向FWに沿ってナイフ32,3
4の間を通る。原反12がナイフ32と34の間を通る
と各ナイフ32,34のナイフエッジ36が原反12を
裁断後の複数本の帯状部材14と2本の耳部16,16
に切断する。そのうちの細い帯状部材14は巻取リール
42に巻かれるとともに、2つの耳部16,16はロー
ラ70,71,72を介してそれぞれの駆動ロール73
とニップロール74の間に挟まれる。原反12がナイフ
エッジ32,34で裁断を開始すると同時に、あるいは
裁断を開始する前から制御部100はモータ80,80
を作動する。
【0022】このときに、図7における耳部16の張力
Fを一定にするためは、クラッチ90の出力軸91のト
ルク(モータ80からの伝達トルク)を一定にすればよ
い。つまり、モータ80は駆動ロール73の周速V2が
一定なので出力トルクは一定となる。すでに述べたよう
にクラッチ90における伝達トルクは励磁電流に比例す
るので、制御部100が励磁電流を制御すれば、所望の
伝達トルクを発生し、つまり耳部16の張力Fが得られ
る。
【0023】このとき耳部16はニップロール74と駆
動ロール73で挟んでいるので、耳部16の走行時の滑
りはなく、耳部16の走行時の速度V1と駆動ロールの
周速V2は同じになる。図6におけるモータ80の回転
速度N3は一定なので、駆動ロール73の回転速度N2
との差がスリップ回転数となり、このスリップ回転数が
変化する。いずれにしてもクラッチ90の励磁コイル1
19に与える励磁電流が一定であれば、スリップ回転数
に関係なく駆動ロール74は一定の伝達トルクを得るこ
とができる。
【0024】以上のことからクラッチ90における滑り
がゼロ、つまり伝達トルクが100%であり、モータ8
0の回転速度N3が駆動ロール73の回転速度N2と等
しい時に駆動ロール73の周速V2が、耳部16の走行
時の速度V1より十分大きくなるようにモータ80の回
転数N3を大きくしておけば、耳部16の走行時の速度
V1が変化したとしても励磁電流が一定であればクラッ
チ90におけるスリップ回転数が変化するだけで、一定
の伝達トルクを得て、耳部16に一定の張力が得られ
る。
【0025】このようにすることで、図1と図2のよう
に裁断後の帯状部材14と耳部16を切断していく場合
に切断エッジ部14a,16aにおいてバリの発生や凹
凸状の不良部分の発生を減少させることができ、裁断時
の帯状部材の品質を安定化することができる。なお単純
計算ではあるが、両側の耳部16,16に隣接する裁断
後の帯状部材14,14が裁断時に形状不良を発生し不
良品となった場合であると、2/N(Nは裁断後の帯状
部材14の数で、通常は11乃至14である)だけ、本
発明の実施の形態では歩留りが向上したことなる。
【0026】ところで、図1の駆動ロール73及びニッ
プロール74の軸方向の幅を広くしておくことで、耳部
16の幅(送り方向FWと直交する方向の幅)が異なる
ものであっても、各幅を有する耳部16を確実に廃棄部
50に対して送り込むことができる。
【0027】ところで、上述した実施の形態ではモータ
と張力調整用のクラッチ90を用いているが、その代わ
りに交流サーボモータを使用して、その速度と張力(ト
ルク)を制御するようにしてもよい。以上のように本発
明の実施の形態では、原反を裁断するときに生じる裁断
後の帯状部材14の切断エッジ部14a,16aにおけ
るバリや凹凸を少なくするかなくすことができるので、
帯状部材の裁断加工における歩留りの向上及び品質の安
定化が図れる。しかも実施の形態における張力付加手段
20では、その使用する帯状部材の幅Dが変わって耳部
16の幅が変わったとしても、駆動ロールやニップロー
ルが対応できるので、幅広いリチウムイオン電池用の正
極や負極を作るための帯状部材に対応して一定の張力を
与えることができる。本発明の実施の形態では、裁断後
の帯状部材がリチウムイオン電池の正極あるいは負極に
用いられることで説明しているが、これに限らず他の種
類の電池の電極あるいはまったく違う分野における帯状
部材の裁断に本発明は適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
帯状部材の端部とその残部との間における形状不良を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯状部材の端部の切断装置の好ましい
実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の切断装置の側面図。
【図3】図2の切断装置の張力付加手段を示す側面図。
【図4】張力付加手段の張力調整用クラッチの一例を示
す図。
【図5】図4のクラッチの側面図。
【図6】モータ、クラッチ、駆動ロールを示す図。
【図7】駆動ロールとニップロール及び耳部を示す図。
【図8】耳部の走行時の速度と時間の一例を示す図。
【図9】クラッチの励磁電流対トルク特性の一例を示す
図。
【図10】クラッチのスリップ回転速度対トルク特性の一
例を示す図。
【図11】従来の切断装置の一例を示す図。
【符号の説明】
10・・・切断装置、12・・・原反、16・・・耳部
(帯状の端部)、20・・・張力付加手段、32,34
・・・ナイフ、61・・・第1の張力付加部、62・・
・第2の張力付加部、73・・・駆動ロール、74・・
・ニップロール、77・・・シリンダ、80・・・モー
タ、90・・・張力調整用クラッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状部材を長手方向に移動しながら帯状
    部材の端部を切断して、切断した帯状の端部とその残部
    と分離する際に残部に張力を与える帯状部材の端部の切
    断装置において、 帯状部材を長手方向に移動しながら帯状の端部を切断す
    る際に、帯状の端部に一定の張力を付加する張力付加手
    段を備えることを特徴とする帯状部材の端部の切断装
    置。
  2. 【請求項2】 張力付加手段は、 帯状部材の長手方向に沿った一端側の第1の帯状の端部
    に一定の張力を付加する第1の張力付加部と、 帯状部材の長手方向に沿った他端側の第2の帯状の端部
    に一定の張力を付加する第2の張力付加部と、を備える
    請求項1に記載の帯状部材の端部の切断装置。
  3. 【請求項3】 第1の張力付加部と第2の張力付加部
    は、 駆動ロールと、 駆動ロールに回転駆動力を与えるモータと、 駆動ロールに与えるモータの回転駆動力を調整して帯状
    の端部に一定の張力を与える張力調整クラッチと、をそ
    れぞれ備える請求項1に記載の帯状部材の端部の切断装
    置。
  4. 【請求項4】 帯状部材は、2次電池の電極形成用の原
    反である請求項1に記載の帯状部材の端部の切断装置。
JP8186607A 1996-06-27 1996-06-27 帯状部材の端部の切断装置 Abandoned JPH106126A (ja)

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