JPH1060529A - コイル長手方向にわたる磁気特性に優れた電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

コイル長手方向にわたる磁気特性に優れた電磁鋼板の製造方法

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JPH1060529A
JPH1060529A JP8215662A JP21566296A JPH1060529A JP H1060529 A JPH1060529 A JP H1060529A JP 8215662 A JP8215662 A JP 8215662A JP 21566296 A JP21566296 A JP 21566296A JP H1060529 A JPH1060529 A JP H1060529A
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明男 藤田
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芳宏 尾崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁鋼板の連続熱間圧延の際に後行材の接合
部近傍で生じる磁気特性の著しい劣化を効果的に抑制す
る。 【解決手段】 電磁鋼板の製造に際し、連続熱間圧延工
程において、粗圧延終了後のシートバーを接合し連続的
に仕上げ圧延を行うに当たり、先行材と後行材のシート
バー表面温度比RT 、板厚比RH および板幅比RW 、な
らびに仕上げ圧延第1パスにおける圧下率AF1が、次式
を満足する条件下で行う。 RT H W /AF1≦ 0.2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コイル長手方向
にわたり優れた磁気特性が安定して得られる電磁鋼板の
製造方法に関し、特に粗圧延後に先行材と後行材とを接
合して仕上げ圧延を行う連続熱間圧延における接合技術
の改善に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延の際、粗圧延後に先行材の後端
部と後行材の先端部を接合して仕上げ圧延を施す連続熱
間圧延は、主に熱間圧延における能率の向上を目的とし
て普通鋼において実施されている。最近、電磁鋼板の製
造分野においても、磁気特性を保ちつつ製造コストを下
げることに対する要求が高まっており、かような連続熱
間圧延を電磁鋼板の製造の際にも適用することが望まれ
ている。
【0003】ところが、電磁鋼板に対して連続熱間圧延
技術を適用した場合、後行材の接合部付近で磁気特性が
著しく劣化し、コイル長手方向で磁気特性が不均一とな
る結果、歩留りの著しい低下を余儀なくされる。
【0004】シートバー同士を接合する連続熱間圧延に
関する技術としては、例えば特公昭54-39194号公報、特
公昭56-122号公報、特公昭58-55844号公報および特公平
4−6441号公報等が挙げられるが、これらは全て、シー
トバーの接合方法に関するもので、後行材の接合部近傍
で生じる磁気特性の劣化に関しては、何ら考慮が払われ
ていない。
【0005】また、電磁鋼板の連続熱間圧延に関する技
術としては、特開平6−299245号公報に、粗圧延後のシ
ートバーを巻き取り、これを1090℃以上で巻き戻し、先
行材の後端部に後行材の先端部を接合する技術が開示さ
れている。上記公報によれば、この技術によりコイル全
長にわたって温度が均一となり、AlNの析出形態をコイ
ルの長手方向で均一にできる旨が記載されている。しか
しながら、ここでいうコイル全長とは、同一スラブ内で
のコイル全長を指すもので、接合後のコイル全長を指し
示すものではない。すなわち、上記の技術では、先行材
と後行材の接合部付近における磁気特性の劣化に対する
考慮は一切払われておらず、従って当然のことながらこ
の技術を実施しても、接合部近傍における磁気特性の劣
化は避けられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
現状に鑑み開発されたもので、電磁鋼板の連続熱間圧延
の際に後行材の接合部近傍で生じる磁気特性の著しい劣
化を効果的に抑制することにより、コイル全長にわたり
優れた磁気特性が安定して得られる電磁鋼板の有利な製
造方法を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
C:0.1 wt%以下、Si:4.5 wt%以下およびMn:2.5wt
%以下を含有する電磁鋼板用スラブを、粗圧延後、先行
材の後端部と後行材の先端部とを接合して連続的に仕上
げ圧延を施す連続熱間圧延工程、1回または中間焼鈍を
挟む2回以上の冷間圧延によって最終板厚とする冷間圧
延工程、および1次再結晶焼鈍、またさらには2次再結
晶焼鈍によって製品に最終磁気特性を発現させる磁性処
理工程からなる一連の工程によって電磁鋼板を製造する
に際し、上記連続熱間圧延工程において、粗圧延終了後
のシートバーを接合し連続的に仕上げ圧延を行うに当た
り、先行材と後行材のシートバー表面温度比RT 、板厚
比RH および板幅比RW 、ならびに仕上げ圧延第1パス
における圧下率AF1が、下記式を満足する条件下で行う
ことを特徴とする、コイル長手方向にわたる磁気特性に
優れた電磁鋼板の製造方法である。 記 RT H W /AF1≦ 0.2 ただし、 RT =Max(T1,T2)/Min(T1,T2)、 RH =Max(H1,H2)/Min(H1,H2)、 RW =Max(W1,W2)/Min(W1,W2)、 AF1:後行材の仕上げ圧延第1パスの圧下率(%) Ti :仕上げ圧延入側のシートバー表面温度(℃) Hi :シートバー厚さ(mm) Wi :シートバー幅(mm) i=1:先行材 i=2:後行材
【0008】また、この発明では、熱間仕上げ圧延の
際、少なくとも一つのスタンドにおいてペアクロス圧延
を行うことが、後行材の接合部近傍における著しい磁性
劣化を防止する上で一層有利である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明を由来するに至っ
た実験結果に基づいて具体的に説明する。さて、発明者
らは、連続熱間圧延を実施した際に生じる後行材の接合
部付近における磁気特性の劣化について綿密な調査を行
った。その結果、後行材の接合部付近における磁気特性
の劣化は、先行材と後行材のシートバー表面温度比、板
厚比および板幅比と深い相関関係があることを新たに見
出した。また、かような磁性劣化は、仕上げ圧延第1ス
タンドの圧下率が大きい場合には緩和される傾向にある
ことも併せて見出した。
【0010】そこで、上記の知見に基づき、所期した目
的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、これらのシート
バーの表面温度比RT 、板厚比RH および板幅比RW
ならびに仕上げ圧延第1パスにおける圧下率AF1(%)
が、ある特定の関係を満足するときに、後行材の接合部
近傍における磁気特性の著しい劣化を効果的に抑制でき
ることを究明したのである。
【0011】表1に示す4種類(鋼種A〜D)の成分組
成になる連続鋳造スラブを多数用意し、同一成分のスラ
ブ同士で連続熱間圧延実験を行った。これらの連続鋳造
スラブは、再加熱後、粗圧延してシートバーとしたが、
その際、接合する2つのシートバーの表面温度、板厚お
よび板幅を種々に変化させた。そして、これら2つのシ
ートバーを接合し、目標板厚:2.2 mmとして7スタンド
のタンデムミルで仕上げ圧延を行った。また、一部の材
料については第6、7スタンドでペアクロス圧延を行っ
た。
【0012】
【表1】
【0013】ついで、鋼種A,Bについては、直ちに冷
間圧延を施して厚み:0.5 mmの冷延板としたのち、 800
℃, 10秒間の仕上焼鈍を施した。また、鋼種Cについて
は、1000℃, 1分間の熱延板焼鈍後、冷延圧延を施して
厚み:0.5 mmの冷延板としたのち、 820℃, 10秒間の仕
上焼鈍を施した。さらに、鋼種Dについては、1100℃,
5分間の熱延板焼鈍後、酸洗し、1次冷延により厚み:
0.60mmとしたのち、 975℃, 60秒間の中間焼鈍後、2次
冷延により厚み:0.22mmの最終板厚に仕上げ、ついで 8
20℃, 2分間の脱炭・1次再結晶焼鈍を施したのち、鋼
板表面に MgOを塗布してから、1200℃, 5時間の2次再
結晶焼鈍を含む仕上げ焼鈍を施した。
【0014】かくして得られた最終製品は、全て連鉄計
により長手方向の鉄損を測定した。図1に、最終製品に
おける定常部と非定常部の定義を連鉄計チャートのプロ
フィル例(鋼種A)と共に示す。また、図2には、鋼種
A,B,Cの、さらに図3には鋼種Dの、RT H W
/AF1と後行材の非定常部の位置X(定常部の鉄損の平
均値との鉄損の偏差が最大となる位置)での鉄損と定常
部の鉄損(平均値)の偏差との関係について調べた結果
をそれぞれ示す。
【0015】図2、図3から明らかなように、RT H
W /AF1が 0.2以下の範囲では、非定常部と定常部と
の鉄損の偏差が小さくなっている。すなわち、RT H
W /AF1を 0.2以下の範囲に制御すれば、後行材の接
合部付近における磁気特性の著しい劣化を効果的に低減
することができ、特にかかる効果は、ペアクロス圧延を
組み合わせることによって一層高まることが判明したの
である。
【0016】この理由は、必ずしも明確に解明されたわ
けではないが、次のとおりと考えられる。先行材と後行
材との間で、板温や板厚、板幅に著しい差が存在する
と、連続熱間圧延時に接合部近傍で形状不良が発生し、
これにより、磁気特性の劣化が生じるわけであるが、こ
れらの板温比、板厚比、板幅比を小さくして、上掲式を
満足する範囲に制御した場合には、形状不良が発生せ
ず、従って磁性劣化も生じないものと考えられる。
【0017】
【作用】以下、この発明が適用される電磁鋼板用スラブ
の成分組成範囲について述べる。 C:0.1 wt%以下 方向性電磁鋼板においては、特にCは熱延結晶組織を細
粒化するので0.01wt%以上が必要とされるが、0.1 wt%
を超えると脱炭焼鈍によっても十分には除去されず、磁
性不良をもたらすので、0.1 wt%以下とする必要があ
る。一方、無方向性電磁鋼板においては、製品の時効劣
化を防止する意味で0.01wt%以下が望ましく、下限は経
済上の理由から0.0001wt%が望ましい。
【0018】Si:4.5 wt%以下 Siは、電気抵抗を高め鉄損を改善するのに有用な添加元
素であるが、4.5 wt%を超えると冷間圧延性を劣化させ
るので4.5 wt%以下とする。とはいえ、方向性電磁鋼板
の製造に関しては、あまりに少ないとオーステナイト変
態による集合組織のランダム化により二次再結晶に支障
をきたすため、下限は2wt%程度とするのが望ましい。
この点、無方向性電磁鋼板の場合は二次再結晶させない
ので特に下限をもうける必要はないが、鉄損を改善する
意味で0.05wt%以上とするのが好ましい。
【0019】Mn:2.5 wt%以下 Mnは、熱間加工性を向上させるのに有用な元素である
が、2.5 wt%を超えると変態量が増加し磁気特性を劣化
させるので、2.5 wt%以下とする。
【0020】なお、この発明の電磁鋼板においては、上
記した必須成分の他にも、各種の公知の元素を添加する
ことができる。例えば、方向性電磁鋼板においては、イ
ンヒビター成分として、Al, P, Cr,B, Se, S, Te, N
b, Bi, Sn, Sb, N, Mo等を添加することができる。ま
た、無方向性電磁鋼板においては、磁気特性改善成分と
して、Al, B, Ni, Cu, Sn, Sb, Bi, Ca, Ge, REM 等を
添加することができる。
【0021】上記の好適組成に成分調整されたスラブ
は、必要に応じて圧延処理を加え、スラブ加熱を施すか
もしくは鋳造後直ちに粗圧延に供される。粗圧延により
作製されたシートバーは、仕上げ圧延に先立ち、先行す
るシートバーの後端部と後行するシートバーの先端部を
接合する。この接合に際しては、公知の接合方法が適用
できるが、その際、先行材と後行材のシートバー表面温
度比RT 、板厚比RH および板幅比RW と、後行材の仕
上げ圧延第1パスにおける圧下率AF1との比RT H
W /AF1の値を 0.2以下に抑制することが重要である。
というのは、RT H W /AF1値が 0.2を超えると、
前掲図2,3に示したように、接合部近傍において著し
い磁性劣化を招くからである。なお、この発明におい
て、RT H W /AF1の下限は特に設定していない
が、RT H W の最小値は1であり、またAF1が 100
以上になることはあり得ないので、RT H W /AF1
の値は必ず0.01よりも大きくなる。
【0022】RT H W /AF1の値を 0.2以下とする
には、シートバー表面温度、板厚および板幅が同一また
は近似のものを連続して圧延する方法が、最適である。
この点、両シートバーの表面温度が異なる場合は、冷却
設備もしくは誘導加熱等の加熱設備により先行材の後端
部温度と後行材の先端部温度を同一または近似の温度と
する方法が、また両シートバーの幅が異なる場合は、先
行材の後端部の幅と後行材の先端部の幅を接合部付近に
おいてのみプッシャーや垂直ロールで圧下することによ
り同一または同程度の幅とする方法が、さらに両シート
バーの厚みが異なる場合は、粗圧延時の圧下を途中で変
化させることにより先行材の後端部の厚みと後行材の先
端部の厚みを同一または同程度の幅とする方法等が有利
に適合する。
【0023】
【実施例】表2に示す成分組成になる13種の連続鋳造ス
ラブを、種々の温度に再加熱した後、粗圧延により種々
の厚さのシートバーとした。ついで、シートバー同士を
接合し、7スタンドのタンデムミルで連続的に仕上げ圧
延を行い、熱延板とした。このとき、一部については第
6、7スタンドでペアクロス圧延を行った。具体的に説
明すると、No.1〜5の鋼種については、厚み:220 mmの
無方向性電磁鋼板用スラブを、通常のガス燃焼型加熱炉
にて1200℃に加熱後、粗圧延してシートバーとし、これ
らを接合して連続仕上げ圧延を施し、厚み:2.5 mmの熱
延コイルとした。ついで、該熱延コイルを冷間圧延によ
り厚み:0.50mmの冷延板に仕上げたのち、 800℃, 30秒
の連続焼鈍を施して最終製品とした。
【0024】また、No.6〜8の鋼種については、厚み:
220 mmの無方向性電磁鋼板用スラブを、通常のガス燃焼
型加熱炉にて1170℃に加熱後、粗圧延してシートバーと
し、これらを接合して連続仕上げ圧延を施し、厚み:2.
3 mmの熱延コイルとした。ついで、1050℃, 1分間の熱
延板焼鈍後、冷間圧延により厚み:0.50mmの冷延板に仕
上げたのち、 820℃, 30秒の連続焼鈍を施して最終製品
とした。さらに、No.9〜13の鋼種については、厚み:22
0 mmの方向性電磁鋼板用スラブを、通常のガス燃焼型加
熱炉にて1170℃に加熱後、誘導加熱炉にて1400℃に30分
間加熱したのち、粗圧延してシートバーとし、これらを
接合して連続仕上げ圧延を施し、厚み:2.2 mmの熱延コ
イルとした。ついで、1100℃, 5分間の熱延板焼鈍後、
酸洗し、1次冷延により厚み:0.70mmとしたのち、 975
℃, 60秒間の中間焼鈍後、2次冷延により厚み:0.22mm
の最終板厚に仕上げ、ついで 820℃, 2分間の脱炭・1
次再結晶焼鈍後、鋼板表面に MgOを塗布してから、1200
℃, 5時間の仕上げ焼鈍を施して最終製品とした。
【0025】かくして得られた製品板の長手方向の鉄損
を測定し、非定常部の位置Xにおける鉄損と定常部の鉄
損(平均値)との偏差を求め、これを評価指数とした。
得られた評価結果を、シートバー接合時の表面温度、板
厚および板幅と共に、表3〜6に整理して示す。なお、
No.1〜8の鋼種の鉄損はW15/50(W/kg) で、一方No.9〜
13の鋼種の鉄損はW17/50(W/kg) でそれぞれ示した。ま
た、鉄損値は、後行材の定常部の平均値である。さら
に、ぺアクロス圧延を実施したものは、☆印を付して示
した。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】同表に示したとおり、RT H W /AF1
を 0.2以下の範囲とした発明例は、RT H W /AF1
が 0.2を超える比較例に比べて、優れた鉄損を長手方向
に安定して得ることができた。
【0032】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、熱間圧延
工程に連続熱間圧延を適用した場合においても、コイル
長手方向にわたり優れた鉄損を安定して得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合部近傍における鉄損値の変動状況を示した
グラフである。
【図2】鋼種A,B,CのRT H W /AF1と、後行
材の非定常部の位置Xでの鉄損と定常部の鉄損(平均
値)の偏差との関係を示したグラフである。
【図3】鋼種DのRT H W /AF1と、後行材の非定
常部の位置Xでの鉄損と定常部の鉄損(平均値)の偏差
との関係を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 正樹 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 小松原 道郎 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.1 wt%以下、Si:4.5 wt%以下お
    よびMn:2.5 wt%以下を含有する電磁鋼板用スラブを、
    粗圧延後、先行材の後端部と後行材の先端部とを接合し
    て連続的に仕上げ圧延を施す連続熱間圧延工程、1回ま
    たは中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延によって最終板
    厚とする冷間圧延工程、および1次再結晶焼鈍、またさ
    らには2次再結晶焼鈍によって製品に最終磁気特性を発
    現させる磁性処理工程からなる一連の工程によって電磁
    鋼板を製造するに際し、 上記連続熱間圧延工程において、粗圧延終了後のシート
    バーを接合し連続的に仕上げ圧延を行うに当たり、先行
    材と後行材のシートバー表面温度比RT 、板厚比RH
    よび板幅比RW 、ならびに仕上げ圧延第1パスにおける
    圧下率AF1が、下記式を満足する条件下で行うことを特
    徴とする、コイル長手方向にわたる磁気特性に優れた電
    磁鋼板の製造方法。 記 RT H W /AF1≦ 0.2 ただし、 RT =Max(T1,T2)/Min(T1,T2)、 RH =Max(H1,H2)/Min(H1,H2)、 RW =Max(W1,W2)/Min(W1,W2)、 AF1:後行材の仕上げ圧延第1パスの圧下率(%) Ti :仕上げ圧延入側のシートバー表面温度(℃) Hi :シートバー厚さ(mm) Wi :シートバー幅(mm) i=1:先行材 i=2:後行材
  2. 【請求項2】 請求項1において、熱間仕上げ圧延の
    際、少なくとも一つのスタンドでペアクロス圧延を行う
    ことを特徴とする電磁鋼板の製造方法。
JP21566296A 1996-08-15 1996-08-15 コイル長手方向にわたる磁気特性に優れた電磁鋼板の製造方法 Expired - Fee Related JP3430810B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020022977A (ja) * 2018-08-06 2020-02-13 日本製鉄株式会社 無方向性電磁鋼板コイル及びその製造方法

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