JPH1060500A - 豚生皮の製法 - Google Patents
豚生皮の製法Info
- Publication number
- JPH1060500A JPH1060500A JP24412096A JP24412096A JPH1060500A JP H1060500 A JPH1060500 A JP H1060500A JP 24412096 A JP24412096 A JP 24412096A JP 24412096 A JP24412096 A JP 24412096A JP H1060500 A JPH1060500 A JP H1060500A
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- JP
- Japan
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- subjected
- raw
- raw hide
- pig
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 黄色味が帯びたり、にごりがでたりしない透
明度の顕著に高い防臭、防水性を備えた豚生皮を確実に
つくることができる新規の豚生皮の製法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工
程、石灰づけ工程および脱灰工程等準備工程を施し、こ
の準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理工程を施
し、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張
り乾燥工程を施し、この乾燥完了原皮にクリヤーラッカ
ー等による透明コートを施すようにしたものである。
明度の顕著に高い防臭、防水性を備えた豚生皮を確実に
つくることができる新規の豚生皮の製法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工
程、石灰づけ工程および脱灰工程等準備工程を施し、こ
の準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理工程を施
し、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張
り乾燥工程を施し、この乾燥完了原皮にクリヤーラッカ
ー等による透明コートを施すようにしたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明度の高い防
臭、防水性を備えた豚生皮（ブタキカワ）の製法に関す
る。
臭、防水性を備えた豚生皮（ブタキカワ）の製法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の豚生皮の製法は、本発明
におけるギ酸処理を塩酸処理または硫酸処理により行っ
ていた。
におけるギ酸処理を塩酸処理または硫酸処理により行っ
ていた。
【０００３】上記において述べた塩酸処理による場合に
は黄色味を帯びた豚生皮が出き上っててしまい、また、
硫酸処理による場合にはにごった感じの豚生皮が出き上
ってしまっていた。
は黄色味を帯びた豚生皮が出き上っててしまい、また、
硫酸処理による場合にはにごった感じの豚生皮が出き上
ってしまっていた。
【０００４】そこで、本発明は、上記黄色味が帯びた
り、にごりがでたりしない透明度の高い豚生皮をつくり
出す研究を行っていた。そして、この研究において試行
錯誤するうちにギ酸が顕著に有効であることを見出すに
至ったものである。
り、にごりがでたりしない透明度の高い豚生皮をつくり
出す研究を行っていた。そして、この研究において試行
錯誤するうちにギ酸が顕著に有効であることを見出すに
至ったものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、黄色味が帯
びたり、にごりがでたりしない透明度の顕著に高い防
臭、防水性を備えた豚生皮を確実につくることができる
新規の豚生皮の製法を提供することを目的とするもので
ある。
びたり、にごりがでたりしない透明度の顕著に高い防
臭、防水性を備えた豚生皮を確実につくることができる
新規の豚生皮の製法を提供することを目的とするもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る豚生皮の製法は、豚の原皮に対して水づ
け工程、裏打ち工程、石灰づけ工程および脱灰工程等準
備工程を施し、この準備工程を完了した準備完了原皮に
ギ酸処理工程を施し、このギ酸処理完了原皮に板張り、
ネット張り等の張り乾燥工程を施し、この乾燥完了原皮
にクリヤーラッカー等による透明コートを施すことを特
徴とするものであり、また、豚の原皮に対して水づけ工
程、裏打ち工程、石灰づけ工程および脱灰工程等準備工
程を施し、この準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸
処理工程を施し、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネッ
ト張り等の張り乾燥工程を施し、更に水戻し工程および
水切り工程を行ったのち当該水切り後の原皮に適量のグ
リセリンをしみ込ませ、このグリセリンのしみ込んだ原
皮に再び板張り、ネット張り等の張り乾燥工程を施し、
この乾燥完了原皮にクリヤーラッカー等による透明コー
トを施すことを特徴とするものである。
に本発明に係る豚生皮の製法は、豚の原皮に対して水づ
け工程、裏打ち工程、石灰づけ工程および脱灰工程等準
備工程を施し、この準備工程を完了した準備完了原皮に
ギ酸処理工程を施し、このギ酸処理完了原皮に板張り、
ネット張り等の張り乾燥工程を施し、この乾燥完了原皮
にクリヤーラッカー等による透明コートを施すことを特
徴とするものであり、また、豚の原皮に対して水づけ工
程、裏打ち工程、石灰づけ工程および脱灰工程等準備工
程を施し、この準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸
処理工程を施し、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネッ
ト張り等の張り乾燥工程を施し、更に水戻し工程および
水切り工程を行ったのち当該水切り後の原皮に適量のグ
リセリンをしみ込ませ、このグリセリンのしみ込んだ原
皮に再び板張り、ネット張り等の張り乾燥工程を施し、
この乾燥完了原皮にクリヤーラッカー等による透明コー
トを施すことを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】請求項１に係る豚生皮の製法によるときには、
防臭、防水性を備えたハード（硬くて曲りにくい）な豚
生皮をつくることが可能であり、また、請求項２による
ときには、防臭、防水性を備えたソフト（柔かくて曲り
やすい）な豚生皮をつくることが可能である。
防臭、防水性を備えたハード（硬くて曲りにくい）な豚
生皮をつくることが可能であり、また、請求項２による
ときには、防臭、防水性を備えたソフト（柔かくて曲り
やすい）な豚生皮をつくることが可能である。
【０００８】
【発明の効果】本発明に係る豚生皮の製法をなすことに
よって、防臭、防水性を備えた顕著に透明度の高いハー
ドな豚生皮および顕著に透明度の高いソフトな豚生皮を
確実且つ容易につくることができ、所期の目的を充分に
達成することができる。
よって、防臭、防水性を備えた顕著に透明度の高いハー
ドな豚生皮および顕著に透明度の高いソフトな豚生皮を
確実且つ容易につくることができ、所期の目的を充分に
達成することができる。
【０００９】
【実施例】本発明に係わ第１実施例は、先ず豚の原皮に
対して、皮の洗浄・吸水軟化・水溶性蛋白質の除去をな
すための水づけ工程、肉面の不要な脂肪層の皮下層の除
去をなすための裏打ち工程、毛と表皮層の除去・皮組織
の膨潤をなすための石灰づけ工程、石灰と不要蛋白質の
除去をなすための脱灰工程を列記順に行って準備工程を
完了し、次いで、この準備工程を完了した準備完了原皮
にギ酸処理工程を施し、次いで、板張りにより張り工程
を行って乾燥し、然るのち、乾燥完了原皮にクリヤーラ
ッカーの吹付け加工による透明コートを施し、よって防
臭、防水性を備えたハードタイプの豚生皮を得るように
したものであり、
対して、皮の洗浄・吸水軟化・水溶性蛋白質の除去をな
すための水づけ工程、肉面の不要な脂肪層の皮下層の除
去をなすための裏打ち工程、毛と表皮層の除去・皮組織
の膨潤をなすための石灰づけ工程、石灰と不要蛋白質の
除去をなすための脱灰工程を列記順に行って準備工程を
完了し、次いで、この準備工程を完了した準備完了原皮
にギ酸処理工程を施し、次いで、板張りにより張り工程
を行って乾燥し、然るのち、乾燥完了原皮にクリヤーラ
ッカーの吹付け加工による透明コートを施し、よって防
臭、防水性を備えたハードタイプの豚生皮を得るように
したものであり、
【００１０】また、本発明に係る第２実施例は、上記第
１実施例と同様にして得た準備完了原皮にギ酸処理工程
および張り工程を施したのち水戻し工程を行い、次い
で、この水戻し工程の完了後に水切り工程を行い、次い
で、水切り後の原皮に適量のグリセリンをしみ込ませ、
次いで、このグリセリンのしみ込んだ原皮に板張りによ
る張り工程を施して当該原皮を乾燥し、然るのち、乾燥
完了原皮にクリヤーラッカーの吹付け加工による透明コ
ートを施し、よって防臭、防水性を備えたソフトタイプ
の豚生皮を得るようにしたものである。
１実施例と同様にして得た準備完了原皮にギ酸処理工程
および張り工程を施したのち水戻し工程を行い、次い
で、この水戻し工程の完了後に水切り工程を行い、次い
で、水切り後の原皮に適量のグリセリンをしみ込ませ、
次いで、このグリセリンのしみ込んだ原皮に板張りによ
る張り工程を施して当該原皮を乾燥し、然るのち、乾燥
完了原皮にクリヤーラッカーの吹付け加工による透明コ
ートを施し、よって防臭、防水性を備えたソフトタイプ
の豚生皮を得るようにしたものである。
【００１１】本発明は、次のようにすることによって有
色透明の豚生皮を得ることが可能である。すなわち、キ
酸処理工程を行ったのち、張り乾燥工程を行ったのち、
もしくは透明コートの施し後に染色工程により色付けを
なす。
色透明の豚生皮を得ることが可能である。すなわち、キ
酸処理工程を行ったのち、張り乾燥工程を行ったのち、
もしくは透明コートの施し後に染色工程により色付けを
なす。
Claims (2)
- 【請求項１】 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工
程、石灰づけ工程および脱灰工程等準備工程を施し、こ
の準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理工程を施
し、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張
り乾燥工程を施し、この乾燥完了原皮にクリヤーラッカ
ー等による透明コートを施すことを特徴とする豚生皮の
製法。 - 【請求項２】 豚の原皮に対して水づけ工程、裏打ち工
程、石灰づけ工程および脱灰工程等準備工程を施し、こ
の準備工程を完了した準備完了原皮にギ酸処理工程を施
し、このギ酸処理完了原皮に板張り、ネット張り等の張
り乾燥工程を施し、更に水戻し工程および水切り工程を
行ったのち当該水切り後の原皮に適量のグリセリンをし
み込ませ、このグリセリンのしみ込んだ原皮に再び板張
り、ネット張り等の張り乾燥工程を施し、この乾燥完了
原皮にクリヤーラッカー等による透明コートを施すこと
を特徴とする豚生皮の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24412096A JPH1060500A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 豚生皮の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24412096A JPH1060500A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 豚生皮の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1060500A true JPH1060500A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=17114065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24412096A Pending JPH1060500A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 豚生皮の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1060500A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112322806A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-02-05 | 四川大学 | 一种基于有机鞣剂生产透明皮革的方法 |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP24412096A patent/JPH1060500A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112322806A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-02-05 | 四川大学 | 一种基于有机鞣剂生产透明皮革的方法 |
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