JPH1060179A - 自己潤滑ゴム組成物および防振ゴム - Google Patents
自己潤滑ゴム組成物および防振ゴムInfo
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- JPH1060179A JPH1060179A JP22247596A JP22247596A JPH1060179A JP H1060179 A JPH1060179 A JP H1060179A JP 22247596 A JP22247596 A JP 22247596A JP 22247596 A JP22247596 A JP 22247596A JP H1060179 A JPH1060179 A JP H1060179A
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- Japan
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- rubber
- polyoxyethylene
- polyethylene glycol
- self
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スタビライザブッシュなどの磨耗の激しい使
用環境下においても、摩擦低減化効果が低下することが
なく、スティックスリップ現象による異音の発生を抑制
し得るゴム組成物の提供。 【解決手段】 自己潤滑剤成分としてポリエチレングリ
コール型界面活性剤を使用する。ポリエチレングリコー
ル型界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸アミドなどが利用でき、その配
合量はゴム成分100重量部に対して5〜30重量部で
ある。
用環境下においても、摩擦低減化効果が低下することが
なく、スティックスリップ現象による異音の発生を抑制
し得るゴム組成物の提供。 【解決手段】 自己潤滑剤成分としてポリエチレングリ
コール型界面活性剤を使用する。ポリエチレングリコー
ル型界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン脂肪酸アミドなどが利用でき、その配
合量はゴム成分100重量部に対して5〜30重量部で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製部品と接触
して使用される防振ゴム部分で発生する異常音を抑制す
ることのできるゴム組成物およびその組成物を用いてな
る防振ゴムに関する。さらに詳しくいえば、スティック
スリップ現象による異常音を発生しやすい自動車等の車
両用のスタビライザブッシュやサスペンションブッシュ
などの用途に適したゴム組成物および防振ゴムに関す
る。
して使用される防振ゴム部分で発生する異常音を抑制す
ることのできるゴム組成物およびその組成物を用いてな
る防振ゴムに関する。さらに詳しくいえば、スティック
スリップ現象による異常音を発生しやすい自動車等の車
両用のスタビライザブッシュやサスペンションブッシュ
などの用途に適したゴム組成物および防振ゴムに関す
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】自動車用防振ゴムの中で、ス
タビライザブッシュなど金属部品(スタビライザバー)
を嵌め込んで使用される防振ゴムでは発進時や急ブレー
キ時、さらには左右旋回時等にスタビライザバーとスタ
ビライザブッシュ内孔表面との接触部分において回転力
や拗れ力がかかり、スティックスリップ現象により異音
が発生しやすく、その対策が求められている。
タビライザブッシュなど金属部品(スタビライザバー)
を嵌め込んで使用される防振ゴムでは発進時や急ブレー
キ時、さらには左右旋回時等にスタビライザバーとスタ
ビライザブッシュ内孔表面との接触部分において回転力
や拗れ力がかかり、スティックスリップ現象により異音
が発生しやすく、その対策が求められている。
【0003】この対策として、ゴム表面の摩擦係数を低
下させる種々の方法が検討されている。例えば、ゴム成
分中にワックスを添加する方法、ワックスとある種の脂
肪酸アミドを併用する方法、液状シリコーンオイルを添
加する方法等が提案されている。ワックスを添加する方
法は摩擦係数低減の効果が不十分であり、その効果は長
続きせず、ある種の脂肪酸アミドを併用して低摩擦抵抗
を達成しても、常温付近の非常に狭い温度範囲でしか摩
擦低減効果が得られず、低温下あるいは高温下では摩擦
低減化効果は不充分である。また、シリコーンオイルを
添加する方法は摩擦係数の低減に関しては優れた効果を
示すが、シリコーンオイルはゴム成分との相溶性が悪
く、混練加工性が著しく劣り、量産化が困難であるとい
う問題を有している。
下させる種々の方法が検討されている。例えば、ゴム成
分中にワックスを添加する方法、ワックスとある種の脂
肪酸アミドを併用する方法、液状シリコーンオイルを添
加する方法等が提案されている。ワックスを添加する方
法は摩擦係数低減の効果が不十分であり、その効果は長
続きせず、ある種の脂肪酸アミドを併用して低摩擦抵抗
を達成しても、常温付近の非常に狭い温度範囲でしか摩
擦低減効果が得られず、低温下あるいは高温下では摩擦
低減化効果は不充分である。また、シリコーンオイルを
添加する方法は摩擦係数の低減に関しては優れた効果を
示すが、シリコーンオイルはゴム成分との相溶性が悪
く、混練加工性が著しく劣り、量産化が困難であるとい
う問題を有している。
【0004】そこで、本発明者らは、不飽和脂肪酸アミ
ドをゴム成分中に配合すると、これらの成分が徐々にゴ
ム表面に滲出(ブルーム)する自己潤滑剤として働き、
広い温度範囲で摩擦係数を大幅に低減させることができ
ること、不飽和脂肪酸アミド類はゴム成分との相溶性が
良好で加工性に優れることなどを確認し、前記の問題が
解決された防振ゴム組成物および防振ゴムを提案してい
る(特開平6-234866号公報)。
ドをゴム成分中に配合すると、これらの成分が徐々にゴ
ム表面に滲出(ブルーム)する自己潤滑剤として働き、
広い温度範囲で摩擦係数を大幅に低減させることができ
ること、不飽和脂肪酸アミド類はゴム成分との相溶性が
良好で加工性に優れることなどを確認し、前記の問題が
解決された防振ゴム組成物および防振ゴムを提案してい
る(特開平6-234866号公報)。
【0005】しかしながら、上記の不飽和脂肪酸アミド
を含有する防振ゴムは、摩擦低減化効果の点でなお充分
満足できるものではなかった。特に、スタビライザブッ
シュなど磨耗の激しい箇所に用いると、磨耗によりゴム
表面にブルームした不飽和脂肪酸アミド類がスタビライ
ザバーにより削り取られ、さらに、外界よりブッシュと
バーとの間に水や埃などが入り込んで、一層削り取られ
やすくなり、潤滑剤のブルームによる潤滑剤層の形成が
間に合わず、初期に見られる摩擦低減化効果が経時的に
低下してしまい、異音の発生原因となっていた。また、
ブルーム速度を高めるために、ゴムの架橋密度を高くし
たりゴム成分の選択を行なっても、その向上には限界が
あり、充分に満足できるものとはならなかった。
を含有する防振ゴムは、摩擦低減化効果の点でなお充分
満足できるものではなかった。特に、スタビライザブッ
シュなど磨耗の激しい箇所に用いると、磨耗によりゴム
表面にブルームした不飽和脂肪酸アミド類がスタビライ
ザバーにより削り取られ、さらに、外界よりブッシュと
バーとの間に水や埃などが入り込んで、一層削り取られ
やすくなり、潤滑剤のブルームによる潤滑剤層の形成が
間に合わず、初期に見られる摩擦低減化効果が経時的に
低下してしまい、異音の発生原因となっていた。また、
ブルーム速度を高めるために、ゴムの架橋密度を高くし
たりゴム成分の選択を行なっても、その向上には限界が
あり、充分に満足できるものとはならなかった。
【0006】従って、本発明の目的は、自己潤滑剤が内
部から速い速度で表面にブルームし、磨耗の激しい箇所
においても充分に異音の発生を抑制できるゴム組成物お
よびそれを用いてなる防振ゴムを提供することにある。
部から速い速度で表面にブルームし、磨耗の激しい箇所
においても充分に異音の発生を抑制できるゴム組成物お
よびそれを用いてなる防振ゴムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記目的を達
成し得る新規な自己潤滑剤成分を求めて、鋭意研究した
結果、ポリエチレングリコール型界面活性剤がブルーム
速度の向上した自己潤滑剤成分としての機能を有し、ス
タビライザブッシュなどの磨耗度の激しい部位に用いた
場合に摩擦低減化効果が維持されることを見出し、本発
明を完成した。
成し得る新規な自己潤滑剤成分を求めて、鋭意研究した
結果、ポリエチレングリコール型界面活性剤がブルーム
速度の向上した自己潤滑剤成分としての機能を有し、ス
タビライザブッシュなどの磨耗度の激しい部位に用いた
場合に摩擦低減化効果が維持されることを見出し、本発
明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は以下のゴム組成物およ
びそれを用いた防振ゴムを提供するものである。 (1)ゴム成分中に、加硫剤とポリエチレングリコール
型界面活性剤を含有せしめてなる自己潤滑ゴム組成物。 (2)ポリエチレングリコール型界面活性剤の含有量が
ゴム成分100重量部に対して5〜30重量部である前
記1に記載のゴム組成物。 (3)ポリエチレングリコール型界面活性剤が、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ドから選ばれる前記1に記載のゴム組成物。 (4)前記1〜3に記載の自己潤滑ゴム組成物を用いて
なる防振ゴム。 以下、本発明の自己潤滑ゴム組成物および防振ゴムにつ
いて詳しく説明する。
びそれを用いた防振ゴムを提供するものである。 (1)ゴム成分中に、加硫剤とポリエチレングリコール
型界面活性剤を含有せしめてなる自己潤滑ゴム組成物。 (2)ポリエチレングリコール型界面活性剤の含有量が
ゴム成分100重量部に対して5〜30重量部である前
記1に記載のゴム組成物。 (3)ポリエチレングリコール型界面活性剤が、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ドから選ばれる前記1に記載のゴム組成物。 (4)前記1〜3に記載の自己潤滑ゴム組成物を用いて
なる防振ゴム。 以下、本発明の自己潤滑ゴム組成物および防振ゴムにつ
いて詳しく説明する。
【0009】
(1)自己潤滑剤 本発明では自己潤滑剤としてポリエチレングリコール型
界面活性剤を使用する。ポリエチレングリコール型界面
活性剤が、防振ゴムに配合したときに自己潤滑剤として
働くことは、本発明者らが始めて見出したことである。
本発明で使用できるポリエチレングリコール型界面活性
剤は、非イオン性及び両性界面活性剤である。非イオン
性のポリエチレングリコール型界面活性剤としては、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンロジンエス
テルなどが挙げられる。
界面活性剤を使用する。ポリエチレングリコール型界面
活性剤が、防振ゴムに配合したときに自己潤滑剤として
働くことは、本発明者らが始めて見出したことである。
本発明で使用できるポリエチレングリコール型界面活性
剤は、非イオン性及び両性界面活性剤である。非イオン
性のポリエチレングリコール型界面活性剤としては、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンロジンエス
テルなどが挙げられる。
【0010】上記のポリエチレングリコール型界面活性
剤のオキシエチレン基の重合度は5〜20が好ましく、
この範囲から外れるとブルーム性が低下する。具体例と
しては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして
は、例えば、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテルなどの
ポリオキシエチレンラウリルエーテル;ポリオキシエチ
レンオレイルエーテル、ポリオキシエチレン(7)オレ
イルエーテル、ポリオキシエチレン(16)オレイルエ
ーテルなどのポリオキシエチレンオレイルエーテル;ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル;ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレン(12)アルキ
ルエーテルなどが挙げられる。ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル(8)、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル(12)、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル(14)などのポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル;ポリオキシエチレン
オクチルフェニルエーテル(8)、ポリオキシエチレン
オクチルフェニルエーテル(10)などのポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテルなどが挙げられる。
剤のオキシエチレン基の重合度は5〜20が好ましく、
この範囲から外れるとブルーム性が低下する。具体例と
しては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして
は、例えば、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(8)ラウリルエーテルなどの
ポリオキシエチレンラウリルエーテル;ポリオキシエチ
レンオレイルエーテル、ポリオキシエチレン(7)オレ
イルエーテル、ポリオキシエチレン(16)オレイルエ
ーテルなどのポリオキシエチレンオレイルエーテル;ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル;ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレン(12)アルキ
ルエーテルなどが挙げられる。ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル(8)、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル(12)、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル(14)などのポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル;ポリオキシエチレン
オクチルフェニルエーテル(8)、ポリオキシエチレン
オクチルフェニルエーテル(10)などのポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテルなどが挙げられる。
【0011】ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
アルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレ
ン(18)ポリオキシプロピレン(12)アルキルエー
テル、ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン
(9)アルキルエーテル、ポリオキシエチレン(6)ポ
リオキシプロピレン(8)アルキルエーテルが挙げられ
る。ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ルとしては、例えば、ポリオキシエチレン(5)ポリオ
キシプロピレン(30)グリコール、ポリオキシエチレ
ン(10)ポリオキシプロピレン(30)グリコールが
挙げられる。ポリエチレングリコール脂肪酸エステルと
しては、例えばポリエチレングリコールモノステアレー
ト、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン
酸ポリエチレングリコールなどが挙げられる。また、両
性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンステ
アリン酸アミドなどのポリオキシエチレン脂肪酸アミド
が挙げられる。
アルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレ
ン(18)ポリオキシプロピレン(12)アルキルエー
テル、ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン
(9)アルキルエーテル、ポリオキシエチレン(6)ポ
リオキシプロピレン(8)アルキルエーテルが挙げられ
る。ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ルとしては、例えば、ポリオキシエチレン(5)ポリオ
キシプロピレン(30)グリコール、ポリオキシエチレ
ン(10)ポリオキシプロピレン(30)グリコールが
挙げられる。ポリエチレングリコール脂肪酸エステルと
しては、例えばポリエチレングリコールモノステアレー
ト、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン
酸ポリエチレングリコールなどが挙げられる。また、両
性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンステ
アリン酸アミドなどのポリオキシエチレン脂肪酸アミド
が挙げられる。
【0012】ポリエチレングリコール型界面活性剤の配
合量はゴム成分100重量部に対して5〜30重量部で
ある。配合量が5重量部未満では摩擦の低減効果が不十
分であり、スタビライザブッシュなど磨耗の激しい部位
に適用した場合には異音が発生しやすい。配合量が30
重量部を越えるとブルーム速度は充分であるが、ゴムの
機械的な物性が低下し、また加工性も低下する。また、
本発明の防振ゴムはポリエチレングリコール型界面活性
剤の配合量を調整することにより、金属性部品など他の
部品との加硫接着が可能な接着ゴムとしても利用でき
る。
合量はゴム成分100重量部に対して5〜30重量部で
ある。配合量が5重量部未満では摩擦の低減効果が不十
分であり、スタビライザブッシュなど磨耗の激しい部位
に適用した場合には異音が発生しやすい。配合量が30
重量部を越えるとブルーム速度は充分であるが、ゴムの
機械的な物性が低下し、また加工性も低下する。また、
本発明の防振ゴムはポリエチレングリコール型界面活性
剤の配合量を調整することにより、金属性部品など他の
部品との加硫接着が可能な接着ゴムとしても利用でき
る。
【0013】本発明においては上記ポリエチレングリコ
ール型界面活性剤と共に不飽和脂肪酸アミドを自己潤滑
剤として併用することもできる。本発明で用いるポリエ
チレングリコール型界面活性剤は従来の自己潤滑剤に比
べてブルーム速度が速く、低温潤滑性に優れているが、
その分潤滑寿命が短くなる傾向にある。そこでブルーム
速度が幾分遅い不飽和脂肪酸アミドを併用することによ
り、長期に亘る自己潤滑性を確保することができる。不
飽和脂肪酸アミドはブルーム速度は遅いが、一度ブルー
ミングすると−20℃程度の低温でも潤滑性を有し柔軟
性なゴム性状を保持することができる。ここで、不飽和
脂肪酸アミドは一般式RCONH2(式中、Rは不飽和
脂肪酸アルキレン基を表わす。)で示されるものであ
り、分子量250〜350、融点90℃以下のものが好
ましい。具体的にはオレイン酸アミド、エルカ酸アミド
などが挙げられる。不飽和脂肪酸アミドを配合する場合
には、その配合量はゴム成分100重量部に対して5〜
30重量部が好ましい。
ール型界面活性剤と共に不飽和脂肪酸アミドを自己潤滑
剤として併用することもできる。本発明で用いるポリエ
チレングリコール型界面活性剤は従来の自己潤滑剤に比
べてブルーム速度が速く、低温潤滑性に優れているが、
その分潤滑寿命が短くなる傾向にある。そこでブルーム
速度が幾分遅い不飽和脂肪酸アミドを併用することによ
り、長期に亘る自己潤滑性を確保することができる。不
飽和脂肪酸アミドはブルーム速度は遅いが、一度ブルー
ミングすると−20℃程度の低温でも潤滑性を有し柔軟
性なゴム性状を保持することができる。ここで、不飽和
脂肪酸アミドは一般式RCONH2(式中、Rは不飽和
脂肪酸アルキレン基を表わす。)で示されるものであ
り、分子量250〜350、融点90℃以下のものが好
ましい。具体的にはオレイン酸アミド、エルカ酸アミド
などが挙げられる。不飽和脂肪酸アミドを配合する場合
には、その配合量はゴム成分100重量部に対して5〜
30重量部が好ましい。
【0014】(2)ゴム成分 本発明では、ゴム成分として、従来、防振ゴムに使用さ
れている各種のゴムが使用される。具体的には、天然ゴ
ム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブ
タジエンゴム(BR)あるいはこれらの混合ゴムであ
り、天然ゴム、あるいは天然ゴムとブタジエンゴムとの
混合ゴムが好ましい。ゴム成分として天然ゴムを使用す
ると、特に機械的強度、加工性などに優れた防振ゴムと
なる。また、天然ゴムとブタジエンゴムとの混合ゴムを
使用する場合には、ブタジエンゴムの配合割合を78重
量%以上としたものが好ましい。ブタジエンゴムの配合
量が78重量%未満だと、摩擦磨耗を受けた際に局部発
熱あるいは酸化反応が生じて低分子量粘着性磨耗粉が生
成することがあり、その結果、摩擦係数が上昇してしま
い、スタビライザブッシュなどに適用した場合にスティ
ックスリップ現象により異音が発生することとなる。
れている各種のゴムが使用される。具体的には、天然ゴ
ム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブ
タジエンゴム(BR)あるいはこれらの混合ゴムであ
り、天然ゴム、あるいは天然ゴムとブタジエンゴムとの
混合ゴムが好ましい。ゴム成分として天然ゴムを使用す
ると、特に機械的強度、加工性などに優れた防振ゴムと
なる。また、天然ゴムとブタジエンゴムとの混合ゴムを
使用する場合には、ブタジエンゴムの配合割合を78重
量%以上としたものが好ましい。ブタジエンゴムの配合
量が78重量%未満だと、摩擦磨耗を受けた際に局部発
熱あるいは酸化反応が生じて低分子量粘着性磨耗粉が生
成することがあり、その結果、摩擦係数が上昇してしま
い、スタビライザブッシュなどに適用した場合にスティ
ックスリップ現象により異音が発生することとなる。
【0015】(3)加硫剤 本発明においては、一般に使用されているいずれの加硫
剤も使用できる。具体的には、硫黄、モルホリンジスル
フィド、テトラメチルチウラムジスルフィド等が挙げら
れ、硫黄が好ましい。硫黄の配合量は、ゴム成分100
重量部に対し2〜8重量部程度である。
剤も使用できる。具体的には、硫黄、モルホリンジスル
フィド、テトラメチルチウラムジスルフィド等が挙げら
れ、硫黄が好ましい。硫黄の配合量は、ゴム成分100
重量部に対し2〜8重量部程度である。
【0016】(4)添加剤 本発明の防振ゴム組成物には上記の必須成分のほか、従
来よりゴム用の添加剤として使用されている加硫促進
剤、補強材、加硫助剤、軟化剤、加工助剤、老化防止
剤、充填材等を配合することができる。
来よりゴム用の添加剤として使用されている加硫促進
剤、補強材、加硫助剤、軟化剤、加工助剤、老化防止
剤、充填材等を配合することができる。
【0017】加硫促進剤は、ゴムポリマーのラジカル切
断を抑制し架橋効果を向上させるための添加剤であり、
ゴム成分100重量部に対し 0.5〜5重量部程度用いる
ことができる。加硫促進剤の例としては、N−シクロヘ
キシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−
オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンア
ミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾール
スルフェンアミド等のスルフェンアミド系化合物;2−
メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,4−ジニトロ
フェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6
−ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール、
ジベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系化合
物;ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジ
ン、トリフェニルグアニジン、オルトトリルビグアニ
ド、ジフェニルグアニジンフタレート等のグアニジン系
化合物;アセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルア
ルデヒド−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミ
ン、アセトアルデヒド−アンモニア反応物等のアルデヒ
ド−アミンまたはアルデヒド−アンモニア系化合物;2
−メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物;
チアカルバミド、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿
素、トリメチルチオ尿素、ジオルトトリルチオ尿素等の
チオ尿素化合物;テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチル
チウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフ
ィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等のチ
ウラム系化合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ
エチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルチオカルバミ
ン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブ
チルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオ
カルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸
セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ
カルバミン酸塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛
等のキサンテート系化合物等の化合物が挙げられる。
断を抑制し架橋効果を向上させるための添加剤であり、
ゴム成分100重量部に対し 0.5〜5重量部程度用いる
ことができる。加硫促進剤の例としては、N−シクロヘ
キシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−
オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンア
ミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾール
スルフェンアミド等のスルフェンアミド系化合物;2−
メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,4−ジニトロ
フェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6
−ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール、
ジベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系化合
物;ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジ
ン、トリフェニルグアニジン、オルトトリルビグアニ
ド、ジフェニルグアニジンフタレート等のグアニジン系
化合物;アセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルア
ルデヒド−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミ
ン、アセトアルデヒド−アンモニア反応物等のアルデヒ
ド−アミンまたはアルデヒド−アンモニア系化合物;2
−メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物;
チアカルバミド、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿
素、トリメチルチオ尿素、ジオルトトリルチオ尿素等の
チオ尿素化合物;テトラメチルチウラムモノスルフィ
ド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチル
チウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフ
ィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等のチ
ウラム系化合物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ
エチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルチオカルバミ
ン酸亜鉛、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブ
チルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオ
カルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸
セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル等のジチオ
カルバミン酸塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛
等のキサンテート系化合物等の化合物が挙げられる。
【0018】加硫物の機械特性(引張強度、硬度、引裂
強度、磨耗性等)を増強させるために用いられる補強材
としては、カーボンブラック、シリカ等が挙げられる。
その配合量は一概に規定できないが、一般的にはゴム成
分100重量部に対して10〜150重量部程度であ
る。
強度、磨耗性等)を増強させるために用いられる補強材
としては、カーボンブラック、シリカ等が挙げられる。
その配合量は一概に規定できないが、一般的にはゴム成
分100重量部に対して10〜150重量部程度であ
る。
【0019】加硫助剤としては亜鉛華(ZnO)などの
金属酸化物が挙げられ、加硫時に発生する硫化水素を捕
捉し(反応系から除去)、加硫反応を促進させるために
用いられる。その配合量は一般にゴム成分100重量部
に対して3〜15重量部である。
金属酸化物が挙げられ、加硫時に発生する硫化水素を捕
捉し(反応系から除去)、加硫反応を促進させるために
用いられる。その配合量は一般にゴム成分100重量部
に対して3〜15重量部である。
【0020】軟化剤としては、プロセスオイル、潤滑
油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、
ワセリン等の石油系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタ
ネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤;トール油;サブ;蜜
ロウ、カルナバロウ、ラノリン等のワックス類;リノー
ル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸等が挙
げられ、ゴム成分100重量部に対して40重量部程度
まで用いられる。
油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、
ワセリン等の石油系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタ
ネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤;トール油;サブ;蜜
ロウ、カルナバロウ、ラノリン等のワックス類;リノー
ル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸等が挙
げられ、ゴム成分100重量部に対して40重量部程度
まで用いられる。
【0021】添加する無機物とゴム成分との潤滑剤とし
ての役割を果たす加工助剤としてはステアリン酸などの
脂肪酸が挙げられる。配合量はゴム成分100重量部に
対して0.5 〜5重量部程度である。
ての役割を果たす加工助剤としてはステアリン酸などの
脂肪酸が挙げられる。配合量はゴム成分100重量部に
対して0.5 〜5重量部程度である。
【0022】老化防止剤(劣化防止剤)としては、アミ
ン系、フェノール系、イミダゾール系、カルバミン酸金
属塩、ワックス等が挙げられ、ゴム成分100重量部に
対して0.5〜8重量部程度配合することができる。
ン系、フェノール系、イミダゾール系、カルバミン酸金
属塩、ワックス等が挙げられ、ゴム成分100重量部に
対して0.5〜8重量部程度配合することができる。
【0023】充填剤の例としては、上記補強材の他に炭
酸カルシウム、クレー、タルク等が挙げられ、ゴム成分
100重量部に対して150重量部程度まで配合するこ
とができる。以上の添加剤の他にも従来より知られてい
る慣用の配合剤を用いてもよい。
酸カルシウム、クレー、タルク等が挙げられ、ゴム成分
100重量部に対して150重量部程度まで配合するこ
とができる。以上の添加剤の他にも従来より知られてい
る慣用の配合剤を用いてもよい。
【0024】なお、本発明の防振ゴムでは架橋密度を高
めることによって自己潤滑剤のブルーム速度を上げるこ
とができる。架橋密度の調整は、通常は配合する加硫剤
や加硫促進剤の量によって行なうことができる。また、
加硫助剤の併用、あるいはその使用量により調整するこ
ともできる。
めることによって自己潤滑剤のブルーム速度を上げるこ
とができる。架橋密度の調整は、通常は配合する加硫剤
や加硫促進剤の量によって行なうことができる。また、
加硫助剤の併用、あるいはその使用量により調整するこ
ともできる。
【0025】(6)製造方法 本発明のゴム組成物は、例えば以下のようにして製造さ
れる。すなわち、素練りしたゴム成分およびその他の各
添加剤を均一に混合した後、加硫温度以下の温度で混練
する。次いで加硫温度以上の温度でその未加硫ゴムを加
硫成形する。加硫時の温度や加硫時間は適宜設定すれば
よいが、温度が高すぎると加硫戻りなどによりゴムの強
度が低下しやすい上、架橋密度の低下により潤滑剤のブ
ルーム速度が遅くなり、温度が低すぎると加硫が十分に
進行せず低架橋密度により、これもまた潤滑剤ブルーム
速度が低下する傾向となる。
れる。すなわち、素練りしたゴム成分およびその他の各
添加剤を均一に混合した後、加硫温度以下の温度で混練
する。次いで加硫温度以上の温度でその未加硫ゴムを加
硫成形する。加硫時の温度や加硫時間は適宜設定すれば
よいが、温度が高すぎると加硫戻りなどによりゴムの強
度が低下しやすい上、架橋密度の低下により潤滑剤のブ
ルーム速度が遅くなり、温度が低すぎると加硫が十分に
進行せず低架橋密度により、これもまた潤滑剤ブルーム
速度が低下する傾向となる。
【0026】以上により得られた本発明の防振ゴムは、
スタビライザブッシュなどの嵌め込み式ブッシュに好ま
しく用いることができるが、その他に金属とゴムとが接
着固定されずに接触し、回転力や荷重などがかかる部位
に用いることができる。
スタビライザブッシュなどの嵌め込み式ブッシュに好ま
しく用いることができるが、その他に金属とゴムとが接
着固定されずに接触し、回転力や荷重などがかかる部位
に用いることができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明は下記の記載により限定
されるものではない。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料ゴムおよび添加剤としては、以下のものを使
用した。
らに詳細に説明するが、本発明は下記の記載により限定
されるものではない。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料ゴムおよび添加剤としては、以下のものを使
用した。
【0028】(1)ゴム成分 天然ゴム(NR)。 ブタジエンゴム(BR)。 (2)自己潤滑剤 (2−1)ポリエチレングリコール型界面活性剤 PEG−1:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル(ノナール214:東邦化学工業株式会社製)、 PEG−2:ポリオキシエチレンロジンエステル(DR
A−1500:東邦化学工業株式会社製)、 PEG−3:ポリオキシエチレンステアリン酸アミド
(1:1型)(トーホールS−10:東邦化学工業株式
会社製)、 PEG−4:ポリエチレングリコールモノステアレート
(ペグノール14−S:東邦化学工業株式会社製)。 (2−2)他の界面活性剤および比較のための自己潤滑
剤 CSL−1:カルボン酸型陰イオン界面活性剤(特殊脂
肪酸カリ石鹸:トーホーNo2A(東邦化学工業株式会
社製))、 CSL−2:第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性
剤(セチルトリメチルアンモニウムブロマイド:カチナ
ールHTB−70ET(東邦化学工業株式会社製))、 CSL−3:カルボン酸型両性界面活性剤(ビス(ステ
アリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢
酸錯体:オバゾリンCS−65(東邦化学工業株式会社
製))、 CSL−4:脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤(ス
テアリン酸メチル:エキセパールMS(花王株式会社
製))、 CSL−5:不飽和脂肪酸アミド(オレイン酸アミド:
アーモスリップCP−P:ライオンアクゾ株式会社
製)。 (3)カーボンブラック:ファーネスブラック(FE
F)。 (4)加硫剤:硫黄。 (5)加硫促進剤:N−シクロヘキシル−2−ベンゾベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド(CZ:大内新興化学
株式会社製)。 (6)加硫助剤:亜鉛華(ZnO)。 (7)軟化剤:ナフテン系プロセスオイル。 (8)潤滑剤:ステアリン酸。 (9)老化防止剤 アミン系老化防止剤:3C(精工化学社製)。 アミン−ケトン系老化防止剤:RD(精工化学社製)。
ル(ノナール214:東邦化学工業株式会社製)、 PEG−2:ポリオキシエチレンロジンエステル(DR
A−1500:東邦化学工業株式会社製)、 PEG−3:ポリオキシエチレンステアリン酸アミド
(1:1型)(トーホールS−10:東邦化学工業株式
会社製)、 PEG−4:ポリエチレングリコールモノステアレート
(ペグノール14−S:東邦化学工業株式会社製)。 (2−2)他の界面活性剤および比較のための自己潤滑
剤 CSL−1:カルボン酸型陰イオン界面活性剤(特殊脂
肪酸カリ石鹸:トーホーNo2A(東邦化学工業株式会
社製))、 CSL−2:第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性
剤(セチルトリメチルアンモニウムブロマイド:カチナ
ールHTB−70ET(東邦化学工業株式会社製))、 CSL−3:カルボン酸型両性界面活性剤(ビス(ステ
アリル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢
酸錯体:オバゾリンCS−65(東邦化学工業株式会社
製))、 CSL−4:脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤(ス
テアリン酸メチル:エキセパールMS(花王株式会社
製))、 CSL−5:不飽和脂肪酸アミド(オレイン酸アミド:
アーモスリップCP−P:ライオンアクゾ株式会社
製)。 (3)カーボンブラック:ファーネスブラック(FE
F)。 (4)加硫剤:硫黄。 (5)加硫促進剤:N−シクロヘキシル−2−ベンゾベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド(CZ:大内新興化学
株式会社製)。 (6)加硫助剤:亜鉛華(ZnO)。 (7)軟化剤:ナフテン系プロセスオイル。 (8)潤滑剤:ステアリン酸。 (9)老化防止剤 アミン系老化防止剤:3C(精工化学社製)。 アミン−ケトン系老化防止剤:RD(精工化学社製)。
【0029】実施例1〜7及び比較例1〜7 上記の各成分を表1または表2に示すベース配合に従い
常法により配合・混練してゴム組成物を調製した。
常法により配合・混練してゴム組成物を調製した。
【0030】
【表1】ゴム組成物の配合例:BR系 天然ゴム 20重量部 ブタジエンゴム 80重量部 自己潤滑剤 変量(表3〜4) カーボンブラック 55重量部 硫黄 4重量部 CZ 1重量部 亜鉛華 5重量部 ナフテン系プロセスオイル 6重量部 ステアリン酸 2重量部 老化防止剤3C 1重量部老化防止剤RD 1重量部
【0031】
【表2】ゴム組成物の配合例:NR系 天然ゴム 100重量部 自己潤滑剤 変量(表3〜4) カーボンブラック 55重量部 硫黄 2重量部 CZ 1重量部 亜鉛華 5重量部 ナフテン系プロセスオイル 6重量部 ステアリン酸 2重量部 老化防止剤3C 1重量部老化防止剤RD 1重量部
【0032】得られた配合ゴム組成物を以下の方法で成
形・加硫して、常態特性(100%引張応力M100、破
断強度TB、破断伸びEBおよび硬度HS)、潤滑剤膜
厚、摩擦係数を測定し、ロール加工性およびスタビライ
ザブッシュ異音の有無を観察・評価した。その結果を表
3〜4に示す。
形・加硫して、常態特性(100%引張応力M100、破
断強度TB、破断伸びEBおよび硬度HS)、潤滑剤膜
厚、摩擦係数を測定し、ロール加工性およびスタビライ
ザブッシュ異音の有無を観察・評価した。その結果を表
3〜4に示す。
【0033】1)常態特性 150℃で20分間加硫してなる2mm厚のシートをダ
ンベル型(JIS K6301)に成形した後、JIS K6301 に記
載の方法に従い温度25℃、引張速度500mm/分の
条件で引張り試験を行ない、100%引張応力M
100(MPa)、破断強度TB(MPa)および破断伸
びEB(%)を測定した。また、硬度HSについても同
じくJIS K6301 に記載の方法に従いスプリング硬度をJI
S A 硬度計により測定した。
ンベル型(JIS K6301)に成形した後、JIS K6301 に記
載の方法に従い温度25℃、引張速度500mm/分の
条件で引張り試験を行ない、100%引張応力M
100(MPa)、破断強度TB(MPa)および破断伸
びEB(%)を測定した。また、硬度HSについても同
じくJIS K6301 に記載の方法に従いスプリング硬度をJI
S A 硬度計により測定した。
【0034】2)潤滑剤膜厚 150℃で20分間加硫して得た厚さ2mmのゴムシー
トを40mm×10mmに切断し、そのシート表面に浸
出した潤滑剤を有機溶剤(アルコール)で完全に拭き取
り、25℃で8日間放置した後、液体窒素に浸漬凍結
し、折り曲げて破断した。破断面を電子顕微鏡で観察
し、潤滑剤層の膜厚を測定した。
トを40mm×10mmに切断し、そのシート表面に浸
出した潤滑剤を有機溶剤(アルコール)で完全に拭き取
り、25℃で8日間放置した後、液体窒素に浸漬凍結
し、折り曲げて破断した。破断面を電子顕微鏡で観察
し、潤滑剤層の膜厚を測定した。
【0035】3)摩擦係数 配合ゴム組成物を150℃で20分間加硫して作製した
厚さ2mmのゴムシートを1週間以上放置した後、図1
に示す試験機を用いて摩擦係数を測定した。すなわち、
ゴムシート1を可動台2に接着し、この可動台2を面方
向に毎秒3mmの速度で7mm移動させたとき、ロード
セル(図示せず)に固定されて移動不可能な相手材3に
加わる力(F)をロードセルで測定した。ここで相手材
3としてはステンレス製で、接触面は10mm×10m
m、面粗度(Rmax)が5〜10μmのものを使用し
た。また、相手材3には100gの荷重4を載置した。
摩擦係数μは、F=μMの式にて算出されるμ値であ
る。なお、移動し始めて最初に得られる摩擦係数ピーク
を静摩擦係数(μs)、その後7mm移動する間に得ら
れる摩擦係数の平均値を動摩擦係数(μk)とした。
厚さ2mmのゴムシートを1週間以上放置した後、図1
に示す試験機を用いて摩擦係数を測定した。すなわち、
ゴムシート1を可動台2に接着し、この可動台2を面方
向に毎秒3mmの速度で7mm移動させたとき、ロード
セル(図示せず)に固定されて移動不可能な相手材3に
加わる力(F)をロードセルで測定した。ここで相手材
3としてはステンレス製で、接触面は10mm×10m
m、面粗度(Rmax)が5〜10μmのものを使用し
た。また、相手材3には100gの荷重4を載置した。
摩擦係数μは、F=μMの式にて算出されるμ値であ
る。なお、移動し始めて最初に得られる摩擦係数ピーク
を静摩擦係数(μs)、その後7mm移動する間に得ら
れる摩擦係数の平均値を動摩擦係数(μk)とした。
【0036】4)ロール加工性 ゴムのロールへの巻き付き性を観察することにより評価
した。 ○…ロール加工性良好 ×…ロール加工性不良
した。 ○…ロール加工性良好 ×…ロール加工性不良
【0037】5)スタビライザブッシュ異音試験 スタビライザブッシュの形状に成形し、150℃で30
分間加硫してなる防振ゴムについて、スタビライザバー
が挿入されるブッシュ内孔表面に滲出している潤滑剤層
をアルコールにより完全に拭き取り12時間室温で放置
した後、図2に示す試験機により異音試験を行なった。
すなわち、スタビライザバー10が挿入されたスタビラ
イザブッシュ11を取付金具12でボルト15およびナ
ット16を用いて試験治具13に固定し、測定試料とし
た。この試料についてスタビライザバー10を嵌込み、
試験治具の支棒14を手動で矢印方向に往復揺動させた
ときに発生する異音の有無を室温(25℃)において調
べた。 ○…異音発生せず ×…異音が発生した
分間加硫してなる防振ゴムについて、スタビライザバー
が挿入されるブッシュ内孔表面に滲出している潤滑剤層
をアルコールにより完全に拭き取り12時間室温で放置
した後、図2に示す試験機により異音試験を行なった。
すなわち、スタビライザバー10が挿入されたスタビラ
イザブッシュ11を取付金具12でボルト15およびナ
ット16を用いて試験治具13に固定し、測定試料とし
た。この試料についてスタビライザバー10を嵌込み、
試験治具の支棒14を手動で矢印方向に往復揺動させた
ときに発生する異音の有無を室温(25℃)において調
べた。 ○…異音発生せず ×…異音が発生した
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】表3〜4から明らかなように、自己潤滑剤
としてカルボン酸型陰イオン界面活性剤(特殊脂肪酸カ
リ石鹸)、第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤
(セチルトリメチルアンモニウムブロマイド)およびカ
ルボン酸型両性界面活性剤(ビス(ステアリル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体)を用い
た防振ゴム(比較例1〜3)では摩擦係数が高く、スタ
ビライザブッシュ試験では異音が発生した。また、非イ
オン界面活性剤であるステアリン酸メチルを用いても同
様に摩擦係数が高く、異音が発生した(比較例4)。自
己潤滑剤として不飽和脂肪酸アミド(オレイン酸アミ
ド)を用いた場合(比較例5)には、摩擦係数が低く良
好であり潤滑剤の膜も形成されるが、そのブルーミング
膜厚は未だ充分ではなく異音が発生する。
としてカルボン酸型陰イオン界面活性剤(特殊脂肪酸カ
リ石鹸)、第4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤
(セチルトリメチルアンモニウムブロマイド)およびカ
ルボン酸型両性界面活性剤(ビス(ステアリル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体)を用い
た防振ゴム(比較例1〜3)では摩擦係数が高く、スタ
ビライザブッシュ試験では異音が発生した。また、非イ
オン界面活性剤であるステアリン酸メチルを用いても同
様に摩擦係数が高く、異音が発生した(比較例4)。自
己潤滑剤として不飽和脂肪酸アミド(オレイン酸アミ
ド)を用いた場合(比較例5)には、摩擦係数が低く良
好であり潤滑剤の膜も形成されるが、そのブルーミング
膜厚は未だ充分ではなく異音が発生する。
【0041】これらに対して、自己潤滑剤としてポリエ
チレングリコール型界面活性剤を用いた本発明の防振ゴ
ム(実施例1〜7)は摩擦係数が充分に低く、ブルーム
速度が速く異音が発生しない。また、実施例4と比較例
5を比較すると明らかなように、ポリエチレングリコー
ル型界面活性剤(ポリエチレングリコールモノステアレ
ート)は、従来の不飽和脂肪酸アミドよりブルーム潤滑
剤の膜厚も厚く、ブルーム性に優れることがわかる。な
お、ポリエチレングリコール型界面活性剤の配合量が少
ないと(比較例6)、ブルーミングが充分ではなく、異
音が発生することとなり、配合量が多いと(比較例7)
ブルーム性は良好であるが、加工性が悪化し加工できな
くなる。
チレングリコール型界面活性剤を用いた本発明の防振ゴ
ム(実施例1〜7)は摩擦係数が充分に低く、ブルーム
速度が速く異音が発生しない。また、実施例4と比較例
5を比較すると明らかなように、ポリエチレングリコー
ル型界面活性剤(ポリエチレングリコールモノステアレ
ート)は、従来の不飽和脂肪酸アミドよりブルーム潤滑
剤の膜厚も厚く、ブルーム性に優れることがわかる。な
お、ポリエチレングリコール型界面活性剤の配合量が少
ないと(比較例6)、ブルーミングが充分ではなく、異
音が発生することとなり、配合量が多いと(比較例7)
ブルーム性は良好であるが、加工性が悪化し加工できな
くなる。
【0042】
【発明の効果】本発明のゴム組成物は、ゴム成分中に、
加硫剤と自己潤滑剤としてのポリエチレングリコール型
界面活性剤を含有せしめてなるものであり、潤滑剤のブ
ルーム速度は従来の自己潤滑剤含有ゴムに比べて大幅に
向上する。従って、自動車のスタビライザブッシュなど
磨耗の激しい使用環境下においても、摩擦低減化効果が
低下することがなく、スティックスリップ現象による異
音の発生を抑制することができる。
加硫剤と自己潤滑剤としてのポリエチレングリコール型
界面活性剤を含有せしめてなるものであり、潤滑剤のブ
ルーム速度は従来の自己潤滑剤含有ゴムに比べて大幅に
向上する。従って、自動車のスタビライザブッシュなど
磨耗の激しい使用環境下においても、摩擦低減化効果が
低下することがなく、スティックスリップ現象による異
音の発生を抑制することができる。
【図1】 摩擦係数の測定に用いる試験機の概略断面
図。
図。
【図2】 異音試験を実施する試験機の斜視図。
1 試験片 2 可動台 3 相手材 4 荷重 10 スタビライザバー 11 スタビライザブッシュ 12 取付金具 13 試験治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 9/00 KDA C08L 9/00 KDA F16F 1/36 F16F 1/36 C C4
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴム成分中に、加硫剤とポリエチレング
リコール型界面活性剤を含有せしめてなる自己潤滑ゴム
組成物。 - 【請求項2】 ポリエチレングリコール型界面活性剤の
含有量がゴム成分100重量部に対して5〜30重量部
である請求項1に記載のゴム組成物。 - 【請求項3】 ポリエチレングリコール型界面活性剤
が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレン
脂肪酸アミドから選ばれる請求項1に記載のゴム組成
物。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の自己
潤滑ゴム組成物を用いてなる防振ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22247596A JPH1060179A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 自己潤滑ゴム組成物および防振ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22247596A JPH1060179A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 自己潤滑ゴム組成物および防振ゴム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1060179A true JPH1060179A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16783007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22247596A Pending JPH1060179A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 自己潤滑ゴム組成物および防振ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1060179A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6669592B2 (en) | 2000-04-05 | 2003-12-30 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Frictional transmission belt and belt-type transmission unit using the same |
DE10260558A1 (de) * | 2002-12-21 | 2004-07-01 | Ina-Schaeffler Kg | Spannvorrichtung für einen Zugmitteltrieb |
JP2009242708A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Cci Corp | 制振組成物 |
WO2010038746A1 (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-08 | 東海ゴム工業株式会社 | 防振ゴム部材およびその製造方法 |
JP2018053160A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 西武ポリマ化成株式会社 | 親水性ゴム組成物およびこれを用いた搬送用ロール |
JP2019214661A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 精工化学株式会社 | 易滑性組成物及びこれを用いたゴム組成物 |
CN113444295A (zh) * | 2020-03-27 | 2021-09-28 | 住友橡胶工业株式会社 | 高衰减组合物及粘弹性减震器 |
WO2021193430A1 (ja) * | 2020-03-27 | 2021-09-30 | ハリマ化成株式会社 | 減衰ポリマー用添加剤 |
JP2022100667A (ja) * | 2020-12-24 | 2022-07-06 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 防振ゴム組成物および防振ゴム |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22247596A patent/JPH1060179A/ja active Pending
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