JPH1060092A - 注型用エポキシ樹脂組成物及びその樹脂硬化物 - Google Patents

注型用エポキシ樹脂組成物及びその樹脂硬化物

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JPH1060092A
JPH1060092A JP24257196A JP24257196A JPH1060092A JP H1060092 A JPH1060092 A JP H1060092A JP 24257196 A JP24257196 A JP 24257196A JP 24257196 A JP24257196 A JP 24257196A JP H1060092 A JPH1060092 A JP H1060092A
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epoxy resin
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JP24257196A
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Masayoshi Yabe
昌義 矢部
Sadahiko Kawaguchi
定彦 川口
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノ
メチル)シクロヘキサンを用いたエポキシ樹脂組成物よ
り得られる硬化物の硬化収縮を低減する。 【解決手段】 下記(イ)成分、(ロ)成分、(ハ)成
分及び(ニ)成分を、場合により(ホ)成分も含有して
おり、(イ)成分のエポキシ当量/(ロ)成分の活性水
素当量比が10/3〜10/20であり、(イ)成分10
0重量部に対し(ハ)成分が0.5〜20重量部であ
り、かつ(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分の合計
量100重量部に対し(ニ)成分が200〜500重量
部であることよりなる注型用エポキシ樹脂組成物。 (イ)成分:1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミ
ノメチル)シクロヘキサンを主成分とする25℃におけ
る粘度が100ポイズ以下の低粘度エポキシ樹脂 (ロ)成分:液状脂環族ポリアミン(例 イソホロンシ゛アミン) (ハ)成分:イミダゾール系エポキシ樹脂硬化剤(例
2-メチルイミタ゛ソ゛ール) (ニ)成分:平均粒径が0.1〜100μmの金属粉(例 アル
ミニウム粉) (ホ)成分:多価フェノール系化合物(例 ヒ゛スフェノール
A)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属粉末を大量に
配合してなる注型用エポキシ樹脂組成物及び該樹脂組成
物の硬化物に関する。更に詳しくは、本発明は硬化時の
最高発熱ピークが低く、硬化収縮率が低く、機械的強度
および弾性率が高く、耐熱衝撃性に優れている硬化物を
与える注型用エポキシ樹脂組成物及びその樹脂組成物の
硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム粉末などの金属粉末を配合
したエポキシ樹脂組成物は公知であり、例えば、特公昭
50−38606号公報には、エポキシ樹脂100重量
部に対して、200〜500メッシュのアルミニウム粉
末40〜60重量部及び硬化剤10〜20重量部を配合
してなる樹脂材料を適宜の形状に成形して、鋳造用樹脂
模型を製造することが記載されている。しかし、この樹
脂模型は、アルミニウム粉末の配合量の上限がエポキシ
樹脂100重量部に対してせいぜい60重量部までであ
るので、樹脂型の硬化収縮が大きく、原型を忠実に転写
することができなかった。
【0003】また、特開昭60−137623号公報に
は、エポキシ樹脂で構成される射出成形用樹脂型の製作
法が記載されており、充填材としてアルミニウム粉末や
鉄粉などの金属粉を比較的多量に配合し、樹脂型の硬化
収縮を改善することが記載されている。しかし、この樹
脂型は、硬化剤としてアミン系硬化剤を用い、かつエポ
キシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂などを
用いているために、組成物粘度が高くなり、充填材とし
ての金属粉末には比較的に粒径の大きなものを使用しな
ければならなかった。しかも、粒径の大きな充填材を用
いて得られる樹脂型は、鋳型の仕上がりに難点があるば
かりでなく、充填材が樹脂から分離、沈降しやすいとい
う問題があった。
【0004】更に、特開平2−53850号公報には、
脂環式エポキシ樹脂を含有する粘度50ポイズ以下の低
粘度エポキシ樹脂に、粒径44μm以下の微粉末を50
重量%以上含む金属粉を、エポキシ樹脂と硬化剤の合計
量100重量部に対し100重量部以上配合することに
より、硬化収縮が小さく、熱伝導性のよい硬化物が得ら
れることが記載されている。しかし、この場合には耐熱
衝撃性の点で満足できる結果が得られていない。
【0005】更にまた、特開平6−56965号公報に
は、(イ)三官能ないし四官能の液状エポキシ樹脂を含
有する低粘度エポキシ樹脂、(ロ)メンセンジアミン、
イソホロンジアミン及び(4−アミノ−3−メチルシク
ロヘキシル)メタンなどのアミン系硬化剤、(ハ)イミ
ダゾール化合物、及び(ニ)平均粒径が100μm以下
の金属粉を含有し、(イ)成分100重量部に対し
(ハ)成分が0.1重量部であり、かつ(イ)〜(ハ)
成分の合計量100重量部に対し(ニ)成分が200重
量部以上であるエポキシ樹脂組成物に関して、硬化収縮
が小さく、強度が大で、かつ耐熱衝撃性の高い硬化物を
与えるエポキシ樹脂組成物が記載されているが、(イ)
成分として1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノ
メチル)シクロヘキサンを用いた樹脂組成物は、グリシ
ジルエーテル型エポキシ基を含む多官能エポキシに比
べ、硬化反応がおだやかで、最高発熱ピークが低く、樹
脂型に用いる場合、硬化時の発熱によりマスターモデル
の変形を引き起こすことがないという点で優れている。
しかしながら、硬化速度および硬化収縮率の点について
は必ずしも満足出来るものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した
(イ)成分として1,3−ビス(N,N−ジグリシジル
アミノメチル)シクロヘキサンを用いて生成されたエポ
キシ樹脂組成物において、低発熱性をそこなうことな
く、その組成物より得られる硬化物の硬化収縮の問題点
を改良するものである。即ち、安価な液状4官能エポキ
シである1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメ
チル)シクロヘキサンを用い、比較的低価格であり、し
かも硬化時の発熱が小さく、操作性に優れている上、耐
熱性が高く、機械強度及び耐熱衝撃性にも優れ、かつ硬
化収縮率が小さい硬化物を与えるエポキシ樹脂組成物、
そしてその硬化物を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために種々の研究を重ねた結果、1,3−
ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキ
サンを主成分とする系において、液状脂環族ポリアミン
とイミダゾール系エポキシ樹脂硬化剤を併用することに
より、低発熱性をそこなうことなく硬化収縮を大幅に低
下できることを見出し、本発明に到達したのである。
【0008】すなわち、本発明のエポキシ樹脂組成物の
第1は、 下記(イ)成分、(ロ)成分、(ハ)成分及
び(ニ)成分を含有し、(イ)成分のエポキシ当量/
(ロ)成分の活性水素当量比が10/3〜10/20で
あり、(イ)成分100重量部に対し(ハ)成分が0.5
〜20重量部であり、かつ(イ)成分、(ロ)成分及び
(ハ)成分の合計量100重量部に対し(ニ)成分が2
00〜500重量部であることを特徴とする注型用エポ
キシ樹脂組成物である。 (イ)成分:1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミ
ノメチル)シクロヘキサンを主成分とする25℃におけ
る粘度が100ポイズ以下の低粘度エポキシ樹脂 (ロ)成分:液状脂環族ポリアミン (ハ)成分:イミダゾール系エポキシ樹脂硬化剤 (ニ)成分:平均粒径が0.1〜125μmの金属粉
【0009】また、本発明のエポキシ樹脂硬化物は、上
記の注型用エポキシ樹脂組成物を注型、硬化せしめてな
るエポキシ樹脂硬化物である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる(イ)成分の低粘度エポキシ樹脂
は、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチ
ル)シクロヘキサンを主成分とするものであり、(イ)
成分としての粘度は25℃において100ポイズ以下で
あることが必要である。その粘度が100ポイズよりも
高くなると、それを含む組成物の粘度が高くなり、流れ
性等、造形物作成時における操作性が著しく損なわれる
ため好ましくない。また、(イ)成分の粘度が低いほど
(ニ)成分を増やすことができ、硬化物の硬化収縮性、
熱伝導性、展延性、靱性等の面に有利に作用するので、
(イ)成分の粘度は、25℃において80ポイズ以下が
好ましく、50ポイズ以下であれば最も好ましい。
【0011】(イ)成分は、上記粘度条件を満たす限り
必要に応じ、例えば二官能、三官能或いは四官能等の他
のエポキシ樹脂の一種または二種以上を少量成分として
併用することもできる。本発明の(イ)成分中に用いる
ことの出来る少量成分としては、二〜四官能エポキシ化
合物であれば、特に限定されず、常温で液状のものが好
ましいが、常温で固体あるいは半固体であっても1,3
−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘ
キサンに溶解可能であればよい。これらに該当する既知
物質であれば、必要に応じてこれらの一種または二種以
上を使用することができる。
【0012】使用し得る好ましい他のエポキシ樹脂の例
としては、まず以下に示す化合物類のポリグリシジル化
物が挙げられる。すなわち、 (1)ビスフェノール類:メチレンビスフェノール、エ
チリデンビスフェノール、(1−メチルエチリデン)ビ
スフェノール、(1−メチルプロピリデン)ビスフェノ
ール、(2−メチルプロピリデン)ビスフェノール、
(1,2−ジメチルプロピリデン)ビスフェノール、シ
クロペンチリデンビスフェノール、シクロヘキシリデン
ビスフェノール、(3−メチルブチリデン)ビスフェノ
ール、(1,3−ジメチルブチリデン)ビスフェノー
ル、(フェニルメチレン)ビスフェノール、(1−フェ
ニルエチリデン)ビスフェノール、(2−エチルヘキシ
リデン)ビスフェノール、(1−メチルヘプチリデン)
ビスフェノール,(1−エチルエチリデン)ビスフェノ
ール、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス[2−
メチルフェノール]、4,4’−(1−メチルエチリデ
ン)ビス[2,6−ジメチルフェノール]、4,4’−
メチレンビス[4,6−ジメチルフェノール]、2,
2’−メチレンビス[2−メチルフェノール]、4,
4’−(1−メチルエチリデン)ビス[2−エチルフェ
ノール]、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス
[2−イソプロピルフェノール]、4,4’−(1−メ
チルエチリデン)ビス[2−tert−ブチルフェノー
ル]、4,4’−シクロヘキシリデンビス[3−メチル
フェノール]、4,4’−シクロヘキシリデンビス[3
−フェニルフェノール]、4,4’−シクロヘキシリデ
ンビス[2,6−ジメチルフェノール]、4,4’−
(1−メチルエチリデン)ビス[2−フルオロフェノー
ル]、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス[2−
クロロフェノール]、4,4’−(1−メチルエチリデ
ン)ビス[2−ブロモフェノール]、4,4’−(1−
メチルエチリデン)ビス[2,6−ジフルオロフェノー
ル]、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス[2,
6−ジクロロフェノール]、4,4’−(1−メチルエ
チリデン)ビス[2,6−ジブロモフェノール]等。
【0013】(2)フェノール類:ヒドロキシフェノー
ル、ビフェノール、2,2’,5,5’−テトラメチル
[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジオール、メチ
リデントリスフェノール、1,1,2,2−テトラキス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン等。
【0014】(3)ジヒドロキシナフタレン類:2,6
−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフ
タレン等。 (4)フェノール−ホルムアルデヒドノボラック類:
2,6−ビス[(2−ヒドロキシフェニル)メチル]−
フェノール、2,6−ビス[(2−ヒドロキシ−5−ブ
ロモフェニル)メチル]−4−ブロモフェノール等。 (5)クレゾール−ホルムアルデヒドノボラック類:
2,6−ビス[(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)メチル]−4−メチルフェノール、o−クレゾール
ノボラック、m−クレゾールノボラック、p−クレゾー
ルノボラック等。
【0015】(6)ポリアルコール類:エタンジオー
ル、ポリエチレングリコール、ペンタエリスリトール、
ジシクロペンタジエンジメタノール、ノルボルナンジオ
ール、1,2−ベンゼンジメタノール、1,3−ベンゼ
ンジメタノール、1,4−ベンゼンジメタノール等。 (7)アミノフェノール類:p−アミノフェノール等。
【0016】(8)ジアミン類:o−キシリレンジアミ
ン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,2−ビス(アミ
ノメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチ
ル)シクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサ
ン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミ
ノシクロヘキサン、1,2−ジアミノベンゼン、1,3
−ジアミノベンゼン、1,4−ジアミノベンゼン、エチ
レンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、1,6−ジ
アミノヘキサン、(2−アミノエチル)エーテル等。
【0017】(9)単官能アミン類:アニリン、o−ト
ルイジン、m−トルイジン、p−トルイジン、アミノシ
クロヘキサン等。 (10)ジカルボン酸類:イソシアヌル酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、3,4−シクロヘキセン
ジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ダイマー酸等。
【0018】以上の他、3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボ
キシレート、ビニルシクロヘキセンジオキサイド、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−
3’,4’−エポキシ)シクロヘキサン−m−ジオキサ
ン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペー
ト等の脂環エポキシ類も好ましく使用されるが、本発明
の(イ)成分の少量成分はこれらに限定されるものでは
ない。
【0019】本発明における(ロ)成分としての液状脂
環族ポリアミンは、常温で液状であれば特に制限され
ず、既知の物質の一種または二種以上を使用することが
出来るが、(ロ)成分の粘度が高すぎる場合、それを用
いた本発明のエポキシ組成物の流れ性が著しく悪化する
ため、該液状脂環族ポリアミンは25℃における粘度が
500センチポイズ以下のものが好ましく、100セン
チポイズ以下のものがより好ましく用いられる。また,
常温における蒸気圧が高いものは、作業環境性を損なう
恐れがあるので、通常、30℃における蒸気圧は1mm
Hg以下であることが望ましい。
【0020】このようなポリアミン類の具体例として
は、N−アミノエチルピペラジン、(4−アミノ−α、
α、4−トリメチルシクロヘキサンメタナミン)、1,
3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,2−ジ
アミノシクロヘキサン、2,5(2,6)−ビス(アミ
ノメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、イソホ
ロンジアミン、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘ
キシル)メタン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウ
ンデカンアダクトなどが好ましく挙げられる。
【0021】本発明の(ロ)成分としての液状脂環族ポ
リアミンの配合量は、(イ)成分のエポキシ当量/
(ロ)成分のジアミンの活性水素当量が10/3〜10
/20の範囲、好ましくは10/5〜10/15の範囲
である。この範囲を超えて活性水素当量が少ないと、低
温硬化において硬化不良を起こし、脱型時に型割れ、変
形等を引き起こす恐れがあり好ましくない。また、活性
水素当量がこの範囲を超えて過多にすぎると、過剰の
(ロ)成分が硬化物中に多量に残存し、硬化物の熱変形
温度を著しく低下させるため好ましくない。
【0022】本発明の(ハ)成分であるイミダゾール系
エポキシ樹脂硬化剤は、常温で液状のものが特に好まし
いが、常温で固体であっても(ロ)成分に溶解可能であ
れば特に制限はなく、該当する公知物質の中から一種ま
たは二種以上を適宜使用することができる。このような
硬化剤の具体例としては、2−メチルイミダゾール、2
−エチルイミダゾール,2−フェニルイミダゾール、2
−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾ
ール、2−イソプロピルイミダゾール、2,4−ジメチ
ルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、2−エチル−5−メチルイミダゾール、1−ベンジ
ル−2−メチルイミダゾール、1−イソブチル−2−メ
チルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾ
ール、2ーメチルイミダゾールアジン、1−シアノエチ
ル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シアノ
エチル−2−エチル−5−メチルイミダゾール等が好ま
しく挙げられる。
【0023】(ハ)成分としてのイミダゾール系エポキ
シ樹脂硬化剤には、使用する(ロ)成分によっても異な
るが、エポキシ開環反応触媒効果に加えてエポキシ−ア
ミン硬化反応促進効果が期待され、該硬化剤の配合量は
(イ)成分のエポキシ樹脂100重量部に対し、通常
0.5〜20重量部の範囲、好ましくは1〜10重量部
で用いられる。その配合量が0.5重量部より少な過ぎ
ると低温における硬化速度が低下し、硬化時間の増加を
招く上、硬化物の機械的物性も低下するので、好ましく
ない。他方、20重量部より多すぎると過剰の(ハ)成
分が硬化物中に多量に残存し、硬化物の熱変形温度を著
しく低下させるため好ましくない。
【0024】本発明の(ホ)成分として使用される多価
フェノール系化合物は、本発明のエポキシ樹脂組成物の
硬化速度の向上と硬化物の硬化収縮率の低下効果を奏す
るものであり、1分子中に少なくとも2個のフェノール
性水酸基を有する化合物である。具体的には、下記化合
物類が挙げられ、これら化合物の中から必要に応じ適宜
一種または二種以上を選択して用いることができるが、
これらに限定されるものではない。
【0025】(a)ビスフェノール類:メチレンビスフ
ェノール、エチリデンビスフェノール、(1−メチルエ
チリデン)ビスフェノール、(1−メチルプロピリデ
ン)ビスフェノール、(2−メチルプロピリデン)ビス
フェノール、(1,2−ジメチルプロピリデン)ビスフ
ェノール、シクロペンチリデンビスフェノール、シクロ
ヘキシリデンビスフェノール、(3−メチルブチリデ
ン)ビスフェノール、(1,3−ジメチルブチリデン)
ビスフェノール、(フェニルメチレン)ビスフェノー
ル、(1−フェニルエチリデン)ビスフェノール、(2
−エチルヘキシリデン)ビスフェノール、(1−メチル
ヘプチリデン)ビスフェノール,(1−エチルエチリデ
ン)ビスフェノール、4,4’−(1−メチルエチリデ
ン)ビス[2−メチルフェノール]、4,4’−(1−
メチルエチリデン)ビス[2,6−ジメチルフェノー
ル]、4,4’−メチレンビス[4,6−ジメチルフェ
ノール]、2,2’−メチレンビス[2−メチルフェノ
ール]、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス[2
−エチルフェノール]、4,4’−(1−メチルエチリ
デン)ビス[2−イソプロピルフェノール]、4,4’
−(1−メチルエチリデン)ビス[2−tert−ブチルフ
ェノール]、4,4’−シクロヘキシリデンビス[3−
メチルフェノール]、4,4’−シクロヘキシリデンビ
ス[3−フェニルフェノール]、4,4’−シクロヘキ
シリデンビス[2,6−ジメチルフェノール]、4,
4’−(1−メチルエチリデン)ビス[2−フルオロフ
ェノール]、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス
[2−クロロフェノール]、4,4’−(1−メチルエ
チリデン)ビス[2−ブロモフェノール]、4,4’−
(1−メチルエチリデン)ビス[2,6−ジフルオロフ
ェノール]、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス
[2,6−ジクロロフェノール]、4,4’−(1−メ
チルエチリデン)ビス[2,6−ジブロモフェノール]
等。
【0026】(b)フェノール類:ヒドロキシフェノー
ル、ビフェノール、2,2’,5,5’−テトラメチル
[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジオール、メチ
リデントリスフェノール、1,1,2,2−テトラキス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン等。
【0027】(c)フェノール−ホルムアルデヒドノボ
ラック類:2,6−ビス[(2−ヒドロキシフェニル)
メチル]−フェノール、2,6−ビス[(2−ヒドロキ
シ−5−ブロモフェニル)メチル]−4−ブロモフェノ
ール等。
【0028】(d)クレゾール−ホルムアルデヒドノボ
ラック類:2,6−ビス[(2−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)メチル]−4−メチルフェノール、o−ク
レゾールノボラック、m−クレゾールノボラック、p−
クレゾールノボラック等。
【0029】これらの(ホ)成分であるフェノール系化
合物の配合量としては、常温で(ロ)成分に溶解する量
以下で、かつ(ロ)成分の100重量部に対して1〜5
0重量部の範囲であるのが好ましく、30重量部以下が
更に好ましい。50重量部を超えて加えると組成物の粘
度が高くなり、操作性が損なわれる場合がある。
【0030】本発明における(ニ)成分としての金属粉
は、平均粒径が0.1〜125μm,好ましくは0.5
〜90μmの金属粉であり、該当する金属粉であれば材
質、粒子形状、或いは表面処理材の有無に関わらず好ま
しく使用することが出来る。その具体例としては、例え
ばアルミニウム粉末、銅粉末、鉄粉末、ニッケル粉末、
クロム粉末などの種々の金属粉末が挙げられる。金属粉
末の粒径が大きくなると、硬化物表面の仕上がりが悪く
なるばかりでなく、樹脂組成物中に(ニ)成分の充填材
(金属粉)が均一に分散せず、樹脂組成物の貯蔵安定性
が悪くなり、かつ硬化樹脂物性も低下してくる。
【0031】又、本発明の(ニ)成分の金属粉と共に使
用することが出来る金属粉末以外の無機充填材として
は、平均粒径が0.1〜50μmであり、この範囲の平
均粒径を有するものであれば特に制限はなく、材質、粒
子形状、或いは表面処理材の有無を問わない。具体的に
は、例えば珪酸粉、水酸化アルミニウム粉、アルミナ
粉、炭酸カルシウム粉、窒化アルミニウム粉、珪酸カル
シウム粉等が好ましく挙げられる。平均粒径が0.1〜
50μmの無機充填材は、本発明エポキシ組成物の流れ
性向上、分散安定性及びその硬化物の収縮率低下と表面
状態の改良に効果がある。これらの無機充填材の配合量
は、金属粉100重量部に対し1〜50重量部であるの
が好ましく、1重量部より少ないと上述した効果が得ら
れず、50重量部をこえて多すぎると、硬化物の熱伝導
性の低下、耐熱衝撃性の低下及び組成物の粘度上昇が無
視できなくなり、実用性が乏しくなる。
【0032】本発明におけるエポキシ樹脂組成物におけ
る樹脂成分[(イ)成分、(ロ)成分及び(ハ)成分の
合計量或いは(イ)成分、(ロ)成分、(ハ)成分及び
(ホ)成分の合計量]と充填材成分[(ニ)成分及び無
機充填材]との配合割合は、前者の樹脂成分100重量
部に対して後者の充填材成分が200重量部以上500
重量部以下、好ましくは250〜450重量部になるよ
うにする。充填材成分の割合が200重量部よりも少な
くなると硬化物の熱伝導性の低下、展延性の低下及び線
膨張係数の増大のために、樹脂型として繰り返し使用し
た場合に型の破損が起こりやすくなる上、硬化収縮率が
大きくなり型としての信頼性を著しく損なう。
【0033】本発明のエポキシ樹脂組成物には、前記
(イ)成分〜(ホ)成分の各成分のほかに、必要に応じ
て種々の添加剤を組成物の性質を損なわない程度におい
て添加することができ、添加剤としては例えば、硬化促
進剤、難燃剤、チクソトロピー性付与剤、レベリング
剤、潤滑剤、消泡剤、分散剤、カップリング剤、染料、
顔料、防錆剤、酸化防止剤等を挙げることができる。
【0034】本発明のエポキシ樹脂組成物の調製は、必
須成分の前記(イ)成分〜(ニ)成分及び必要に応じて
添加する(ホ)成分及び無機充填材、或いは添加剤を適
宜に混合し、混練することにより行われるが、その混練
には、例えばニーダー、ロール、ミキサーなどが適宜に
使用される。なお、(ロ)成分の液状脂環族ポリアミ
ン、(ハ)成分のイミダゾール系エポキシ樹脂硬化剤及
び(ホ)成分のフェノール系化合物だけは、樹脂組成物
の使用直前に混合するようにするのが好ましい場合があ
る。また、本発明のエポキシ樹脂組成物は、種々の方法
を用いて硬化させることができ、その際の硬化時の発熱
が少なく、硬化収縮が小さく、それにより線膨張係数が
小さく、寸法安定性及び表面特性が良好で、機械的物性
および耐熱衝撃性に優れた硬化物が得られるので、樹脂
型をはじめとし、治具その他各種の物品用成形物の製造
に使用することができる。
【0035】
【実施例】以下に、実施例及び比較例をあげて本発明を
さらに詳述するが、本発明はこれら実施例により制限さ
れるものではない。
【0036】実施例1 下記の試料をニーダーで混合した組成物を型に注入し、
40℃で10時間加熱後脱型し、これを150℃で4時
間加熱して硬化させた。得られた硬化物の硬化収縮率、
耐熱衝撃性、引張り強度の測定結果は表−1に示すとお
りであった。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g (25℃における粘度:20ポイズ) イソホロンジアミン 41g 2−メチルイミダゾール 1g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0037】実施例2 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 41g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0038】実施例3 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 80g (1-メチルエチリデン)ビスフェノールジグリシジルエーテル 20g イソホロンジアミン 38g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0039】実施例4 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 80g エチリデンビスフェノールジグリシジルエーテル 20g イソホロンジアミン 38g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0040】実施例5 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 80g N,N−ジグリシジル−o−トルイジン 20g イソホロンジアミン 39g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0041】実施例6 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 80g トリグリシジル−p−アミノフェノール 20g イソホロンジアミン 41g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0042】実施例7 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 70g o−クレゾールノボラック 20g N,N−ジグリシジル−o−トルイジン 10g イソホロンジアミン 40g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0043】実施例8 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 70g トリグリシジル−p−アミノフェノール 20g N,N−ジグリシジル−o−トルイジン 10g イソホロンジアミン 40g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0044】実施例9 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 70g エチリデンビスフェノールジグリシジルエーテル 20g N,N−ジグリシジル−o−トルイジン 10g イソホロンジアミン 37g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0045】実施例10 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 38g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g (1−メチルエチリデン)ビスフェノール 4g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0046】実施例11 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 38g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g 4,4'-シクロヘキシリデンビス[3-フェニルフェノール] 4g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0047】実施例12 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 41g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 300g 珪酸粉(平均粒径 5μm) 100g
【0048】実施例13 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 41g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 300g 水酸化アルミニウム粉末(平均粒径 1μm) 100g
【0049】実施例14 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 80g N,N−ジグリシジル−o−トルイジン 20g イソホロンジアミン 39g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 300g 水酸化アルミニウム粉末(平均粒径 1μm) 100g
【0050】実施例15 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 80g N,N−ジグリシジル−o−トルイジン 20g イソホロンジアミン 37g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g (1−メチルエチリデン)ビスフェノール 4g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 300g 水酸化アルミニウム粉末(平均粒径 1μm) 100g
【0051】比較例1 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 20g エチリデンビスフェノール 30g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 400g
【0052】比較例2 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 40g アルミニウム粉末(平均粒径 40μm) 100g
【0053】比較例3下記試料を用いた以外は実施例1
と同様の操作を行い、その性能を評価した。 評価結果を表−1に示す。 1,3-ビス(N,N-ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン 100g イソホロンジアミン 40g 2−メチルイミダゾール 2g 炭酸カルシウム粉(平均粒径 3μm) 400g
【0054】比較例4 下記試料を用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、
その性能を評価した。評価結果を表−1に示す。 トリグリシジル−P−アミノフェノール 100g イソホロンジアミン 40g 2−エチル−4−メチルイミダゾール 2g アルミニウム粉(平均粒径 40μm) 400g
【0055】
【表1】
【0056】表−1の注: *1・・・〔(注型する型の寸法)−(硬化物の寸
法)〕/注型する型の寸法*2・・・300gの円柱形
(φ50mm)の硬化物を200℃に加熱後、0℃の水中に投入
し急冷したときに、その硬化物にクラック発生の有無で
判定 ○ : クラックが発生せず。 × : クラックが発生。 *3・・・ASTM D−790に準拠 *4・・・内径23cm四方の木型(ベニヤ板、厚み:
11.3mm)に高さ5.0cmまで該樹脂を注入し、
これを、40℃のオーブンにて加熱硬化させたとき、中
心部が到達する最高温度
【0057】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂組成物は安価で、
かつ流れ性等の操作性に優れている上、その硬化反応は
穏やかであり、硬化時の最高発熱ピークは低い。また、
該組成物が与える硬化物は耐久性に優れ、硬化収縮率が
低く、機械的強度および弾性率が高く耐熱衝撃性に優れ
ているので、樹脂型や治具、その他各種成型物の製造に
有利に利用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(イ)成分、(ロ)成分、(ハ)成
    分及び(ニ)成分を含有し、(イ)成分のエポキシ当量
    /(ロ)成分の活性水素当量比が10/3〜10/20
    であり、(イ)成分100重量部に対し(ハ)成分が0.
    5〜20重量部であり、かつ(イ)成分、(ロ)成分及
    び(ハ)成分の合計量100重量部に対し(ニ)成分が
    200〜500重量部であることを特徴とする注型用エ
    ポキシ樹脂組成物。 (イ)成分:1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミ
    ノメチル)シクロヘキサンを主成分とする25℃におけ
    る粘度が100ポイズ以下の低粘度エポキシ樹脂 (ロ)成分:液状脂環族ポリアミン (ハ)成分:イミダゾール系エポキシ樹脂硬化剤 (ニ)成分:平均粒径が0.1〜125μmの金属粉
  2. 【請求項2】 更に、(ホ)成分として多価フェノール
    系化合物を(ロ)成分100重量部に対して1〜50重
    量部含有することを特徴とする請求項1記載の注型用エ
    ポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 更に、平均粒径が0.1〜50μmの金
    属粉以外の無機充填材を(ニ)成分100重量部に対し
    て1〜50重量部含有することを特徴とする請求項1又
    は2のいずれかに記載の注型用エポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の注型
    用エポキシ樹脂組成物を注型、硬化せしめてなるエポキ
    シ樹脂硬化物。
JP24257196A 1996-08-27 1996-08-27 注型用エポキシ樹脂組成物及びその樹脂硬化物 Pending JPH1060092A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011213983A (ja) * 2010-03-17 2011-10-27 Dic Corp アミン系硬化剤、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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