JPH1059850A - 血小板由来増殖因子発現抑制剤 - Google Patents

血小板由来増殖因子発現抑制剤

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JPH1059850A
JPH1059850A JP9143539A JP14353997A JPH1059850A JP H1059850 A JPH1059850 A JP H1059850A JP 9143539 A JP9143539 A JP 9143539A JP 14353997 A JP14353997 A JP 14353997A JP H1059850 A JPH1059850 A JP H1059850A
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JP
Japan
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sequence
exon
pdgf
region
growth factor
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JP9143539A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ota
健 大田
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PDGFの発現を抑制することができ、この発
現に起因する各種の疾患、特に間質性肺炎等の肺の線維
化を抑制、治療することができるPDGF発現抑制剤を
提供。 【解決手段】血小板由来増殖因子(PDGF)のB鎖の
任意の領域に対するアンチセンスオリゴヌクレオチドを
有効成分とするPDGF発現抑制剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血小板由来増殖因
子(Platelet derived growth factor, PDGF)の発現抑
制剤、より詳しくは、間質性肺炎治療剤として有用なP
DGF発現抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】間質性肺炎における肺の線維化には、各
種のサイトカインの関与が提起されている。すなわち、
肺の線維化は傷害治癒過程と理解され、これに関与する
細胞群としては、間葉系細胞を構成する線維芽細胞、平
滑筋細胞、血球細胞由来のマクロファージ、リンパ球、
好中球、好酸球、好塩基球、上皮細胞としての肺胞上皮
細胞、気道上皮細胞、血管内皮細胞等が知られている。
炎症刺激下等において、これらの細胞はそれぞれ活性化
され、健康状態下とは異なった遺伝子の発現をきたし、
種々のサイトカイン等を発現し、また接着分子の変化発
現も惹起させる。
【0003】これらの各種細胞により産生発現されるサ
イトカインとしては、例えばインターロイキン類(IL
−1α、IL−1β、IL−6、IL−8等)、CSF
類(GM−CSF、G−CSF、M−CSF等)、TN
F類、TGF類、IFN類、成長因子(EGF、TG
F、PDGF、IGF等)等が知られているが、これら
のうち、肺の線維化病変に重要な役割を演じているの
は、IL−6、IL−8、TGF−β等ではなく、PD
GFであると報告されている〔例えば第34回日本胸部
疾患、講演要旨集191頁、192頁(1994年
度)、第35回日本胸部疾患、講演要旨集第232頁
(1996年度)等参照〕。
【0004】上記PDGFは、当初ヒト血小板に見出さ
れた。これはA鎖(分子量約16K)とB鎖(分子量約
14K)からなる分子量約30Kの強塩基性糖蛋白質で
あり、両鎖にはシステイン残基が8個ずつあり、両鎖の
ペプチド内及びペプチド間にS−S結合が存在し、熱に
安定な構造をとっている。ヒト血小板顆粒内に含まれる
主要なPDGFは、上記A鎖とB鎖とのヘテロ2量体
(PDGF−AB)であり、これが約70%を占め、残
りは大部分B鎖のホモ2量体(PDGF−BB)で、僅
かにA鎖のホモ2量体(PDGF−AA)も認められ
る。
【0005】上記A鎖及びB鎖とも既にcDNAが発
見、単離されており、B鎖はSSVのトランスホーミン
グ遺伝子v−sisの遺伝子産物と高い相同性を有して
おり、該B鎖遺伝子は、v−sisのプロトオンコジー
ンであるc−sisそのものである。
【0006】一方、従来より、アンチセンスオリゴヌク
レオチドを用いて遺伝子発現を抑制する技術及びその医
薬品への応用が提案、検討されている。
【0007】この遺伝子発現の抑制技術は、細胞内の標
的核酸配列に特異的に結合する物質、すなわちアンチセ
ンス物質を生体内に導入し、生体の遺伝情報の流れを遮
断して、目的とする蛋白の構成を特異的に抑制する技術
としてとらえられている。この遺伝子の発現抑制技術を
利用すれば、標的とする内在性又は外来性遺伝子の発現
を特異的に抑制することができ、該標的遺伝子の発現又
は不適切な発現の結果生じる疾患等の治療ができると考
えられている。しかもこの技術は、用いられるアンチセ
ンスオリゴヌクレオチドが、特に生体への害が極めて少
ないと考えられる点からも注目を浴びている。
【0008】しかるに、標的細胞の発現を有意に抑制で
きるアンチセンスオリゴヌクレオチドの選択、すなわ
ち、所望の効果を奏し得るアンチセンス配列の選択乃至
決定は、これを事前に予測する確立された方法がなく、
アンチセンスオリゴヌクレオチドの提供において、多大
の解決すべき問題を残している。例えば、翻訳開始部位
やその上流の非翻訳領域から選択する方法等、アンチセ
ンス配列の決定におけるいくつかの試みが提案されてい
るが、目的とする標的遺伝子により事情が相違し、結局
は、試行錯誤による選択によっているのが現状である
(特開平8−70899号公報等参照)。
【0009】なお、アンチセンスDNAによるPDGF
の発現抑制によって、血管増殖の抑制から高血圧症の血
管障害等への応用が報告、示唆されている(第16回日
本炎症学会プログラム予稿集、平成7年、85頁)。こ
の報告に係わるアンセチンスDNAは、PDGFのA鎖
の特定の16塩基長のアンチセンスオリゴデオキシヌク
レオチド(ODN)であり、正常血圧ラットでは所望の
効果は奏されていない。
【0010】以上のように、アンチセンス技術は、種々
研究され、遺伝子治療分野及び医薬品開発分野で注目を
集めつつあるものの、PDGFにおいて所望の発現抑制
が達せられたことはなく、勿論、間質性肺炎等の肺の線
維化病変に応用された例もない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、PDGFの発現抑制効果を奏する所望のアンチセン
スオリゴヌクレオチド、特に間質性肺炎治療におけるそ
の利用を確立、提供する点にある。
【0012】かかる実情において、本発明者らは、鋭意
研究を重ねた結果、PDGFのB鎖(c−sis)の任
意の領域の配列から選択されたアンチセンス配列を有す
るアンチセンスオリゴヌクレオチドが、PDGFの発現
抑制効果を有することを見出し、本発明を完成した。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、血小板由来増
殖因子のB鎖の任意の領域に対するアンチセンスオリゴ
ヌクレオチドを有効成分とする血小板由来増殖因子発現
抑制剤に係るものである。
【0014】また、本発明は、血小板由来増殖因子のB
鎖の任意の領域に対するアンチセンスオリゴヌクレオチ
ドを含有する間質性肺炎治療剤に係るものである。
【0015】以下、本明細書におけるアミノ酸、ペプチ
ド、塩基配列、核酸等の略号による表示は、IUPA
C、IUBの規定、「塩基配列又はアミノ酸配列を含む
明細書等の作成のためのガイドライン」(特許庁編)及
び当該分野における慣用記号に従うものとする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明において、アンチセンスオ
リゴヌクレオチドには、PDGF−B鎖のDNA配列か
ら転写されたmRNAの配列(センス配列)に相補的な
配列(アンチセンス配列)を有するオリゴヌクレオチド
が包含され、これはアンチセンスDNA又はアンチセン
スRNAであることができる。本発明におけるかかるア
ンセチンス配列は、PDGF−B鎖の任意の領域に対す
るものであり、この任意の領域としては、アンセチンス
オリゴヌクレオチドが結合しやすい領域、すなわち二次
構造を取りにくい(一次構造を取りやすい)領域であれ
はいずれでもよい。
【0017】従って、この領域の配列に効果的にハイブ
リダイゼーションすることができる限り(かくしてPD
GFの遺伝子及び/又は蛋白の発現が抑制される)、本
発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドは、その配列の
位置、長さ、修飾化、ミスマッチの存在等には何等限定
されるものではない。
【0018】かかるPDGF−B鎖の塩基配列は、既に
知られており(例えばヒトPDGF−B鎖については、
Cell, Vol. 39, 1984, 89-97;Nature, Vol. 316, 22 A
ugust 1985, 748-750;Molecular and Cellular Biolog
y, Vol. 10, 1990, 5496-5501等参照)、本発明の利用
の態様に従って、対象とする由来、起源(種)に対応す
る配列を利用するのが好ましい。
【0019】本発明で用いるアンセチンスオリゴヌクレ
オチドは、上記PDGF−B鎖の任意の領域の配列を含
む約15〜30マー(mer)程度の連続したセンス配列
に対するアンチセンスDNAとして例示することができ
る。
【0020】また、本発明で用いるアンセチンスオリゴ
ヌクレオチドは、例えばホスホジエステル結合のリン酸
基の酸素原子の一つを硫黄原子に代えたフォスフォロチ
オエート型(S−オリゴ)、同リン酸基の酸素原子をメ
チル基に置換したメチルフォスフォネート型(M−オリ
ゴ)、リン酸結合をα−結合に代えたα−オリゴ型、さ
らにアクリジンやポリリジンの結合による修飾等の種々
の形態とすることができる(Biochemistry, 27, 9113-9
121(1988);Anti-Cancer Drug Design., 3, 117-127(19
88);Nucleic Acids Res., 19, 747-750(1991)等)。
【0021】有効成分とするアンセチンスオリゴヌクレ
オチドの代表的配列としては、例えばPDGF−B鎖の
エクソン4の領域、すなわちコドン97〜180番目の
アミノ酸配列領域、特にコドン106から112番目の
アミノ酸配列に対応するアンチセンス配列(K)を例示
することができる。ヒトにおける該配列は、配列表に配
列番号:1として示す通りであり、マウスにおける配列
は、配列表に配列番号:2として示す通りである。
【0022】また、エクソン1の領域、特に開始コドン
を含む領域に対するアンチセンス配列(D)、スプライ
シングサイトを含む領域、特にエクソン5とエクソン6
の間の領域に対するアンチセンス配列(C)が挙げられ
る。ヒト及びマウスにおける配列Dは、配列番号:3に
示す通りであり、マウスにおける配列Cは配列番号:4
に、ヒトにおける配列Cは配列番号:5に示す通りであ
る。
【0023】さらに、アンチセンス配列(D)以外のエ
クソン1の領域に対するアンチセンス配列(E、H)、
エクソン2とエクソン3の間の領域に対するアンチセン
ス配列(A)、エクソン5の領域に対するアンチセンス
配列(F)、エクソン4とエクソン5の間の領域に対す
るアンチセンス配列(B)、エクソン6の領域に対する
アンチセンス配列(G)、エクソン7の領域に対するア
ンチセンス配列(I)なども挙げられる。マウス及びヒ
トにおける配列Eは配列番号:6に、マウスにおける配
列Hは配列番号:7に、ヒトにおける配列Hは配列番
号:8に、マウスにおける配列Aは配列番号:9に、ヒ
トにおける配列Aは配列番号:10に、マウスにおける
配列Fは配列番号:11に、ヒトにおける配列Fは配列
番号:12に、マウスにおける配列Bは配列番号:13
に、ヒトにおける配列Bは配列番号:14に、マウスに
おける配列Gは配列番号:15に、ヒトにおける配列G
は配列番号:16に、マウスにおける配列Iは配列番
号:17に、ヒトにおける配列Iは配列番号:18に、
それぞれ示す通りである。
【0024】これらの配列のうち、配列K(エクソン4
の領域)、配列D(エクソン1の領域)、配列C(スプ
ライシングサイトを含む領域)が好ましい。
【0025】なお、これらの代表的配列のアンチセンス
オリゴヌクレオチドの各々の塩基数とPDGF−B鎖遺
伝子のどの部位に対する配列であるかの位置関係は図1
に示す通りである。
【0026】本発明において有効成分とするアンチセン
スオリゴヌクレオチドは、かかるアンチセンス配列から
なるDNA及び/又はRNAであり、これ等は一般的な
手法、例えば市販の自動合成機を用いたフォスフォロア
ミダイトやハイドロジェンフォスフォネート等を用いる
固相合成法等により容易に合成することができる。
【0027】また、上記各種の修飾化も常法に従って行
なうことができ、これらの修飾のための市販試薬も好適
に使用することができる。
【0028】かくして得られるオリゴヌクレオチドの精
製も常法に従うことができ、例えば、通常の高速液体ク
ロマトグラフィーやポリアクリルアミドゲル電気泳動、
溶媒抽出、塩析等による方法を適宜採用することができ
る(J. Am. Chem. Soc., 106, 6077(1984);J. Org.
Chem., 50, 390(1985) 等)。すなわち、本発明で用い
るアンチセンスオリゴヌクレオチドは、任意のセンス配
列に対して所望のハイブリダイズを形成できる限り、そ
の合成法や由来等には何等の制限もない。
【0029】また、本発明で用いるアンチセンスオリゴ
ヌクレオチドの製造において採用され得る各種の操作、
例えば一部遺伝子の化学合成、同切断、削除、付加乃至
結合を目的とする酵素処理、同単離、精製、複製、選択
等は、いずれも常法に従うことができる〔例えば、分子
遺伝学実験法、共立出版(株)1983年発行;PCR
テクノロジー、宝酒造(株)1990年発行等参照〕。
【0030】このようにして得られるアンチセンスオリ
ゴヌクレオチドは、PDGF発現抑制作用に優れ、これ
を有効成分とするPDGF発現抑制剤、特に間質性肺炎
治療剤として有用である。
【0031】なお、かくして得られるアンチセンスオリ
ゴヌクレオチドのPDGF発現抑制作用は、例えばPD
GFをコードする遺伝子が存在する転写翻訳系に当該ア
ンチセンスオリゴヌクレオチドを添加して、PDGFの
発現阻害を調べるか、又はPDGFをコードする遺伝子
に対応するmRNAが存在する系に当該アンチセンスオ
リゴヌクレオチドを添加して、PDGFの発現阻害を調
べることにより確認できる。
【0032】上記有効成分は、これをそのまま医薬品と
して利用することもできるが、一般には、通常のこの種
DNA試薬等の医薬品としての応用例に従って、遺伝子
導入用試薬や、適当な担体等を用いて各種の組成物にし
て実用することができる。
【0033】上記担体としては、有効成分に悪影響を与
えないことを前提として、この種医薬品に通常採用され
ている薬学的に許容される各種の賦形剤、等張化剤、溶
解補助剤、安定化剤、防腐剤、無痛化剤等から適宜選択
して使用でき、形態も特に限定されず公知の各種の形態
から適宜選択、決定できる。
【0034】本発明の有効成分は、これによる処置が必
要な各種患者に対して、その形態に従い適宜適用され
る。その適用は処置を要する患部への直接適用とするこ
とができ、また血管内投与等の間接的適用とすることも
できる。特に、間質性肺炎等の肺の線維化の処置に当た
っては、例えば溶液形態である本発明有効成分を経気道
的に直接適用する方法を好ましく例示することができ
る。
【0035】さらに、本発明の医薬は、所望により、持
続性や膜透過性の向上を意図した封入素材、例えばリポ
フェクチンやリポソーム等、さらに各種の界面活性剤等
を利用した形態として実用することもできる。
【0036】本発明における有効成分の投与量は、患者
自体やその疾患状態等の条件に応じて適宜設定され、特
に制限されるものではないが、例えば約1〜10mg/
患者を目安として上記条件に応じて適宜増減することが
できる。
【0037】かくして、本発明PDGF発現抑制剤は、
これを標的宿主の生体に投与適用することによって、所
望のPDGF発現抑制を図ることができ、PDGFの発
現或いはその不適切な発現に起因する各種の疾患及び病
態の治療を行なうことができる。殊に、本発明のPDG
F発現抑制剤は、間質性肺炎の治療に好適であり、該間
質性肺炎等における肺の線維化を抑制、治療することが
できる。
【0038】なお、本発明においては、上記有効成分と
してのPDGFアンチセンスオリゴヌクレオチドを直接
生体に投与適用する代わりに、これを適当なプラスミド
ベクターに組み込んでアンチセンス組換え体を作成した
り、アデノウイルスやレトロウイルス等の適当なウイル
スベクターに組み込み、これ等を用いて標的宿主内で所
望のアンチセンスRNA、すなわち、本発明のアンチセ
ンスオリゴヌクレオチドを発現させることもでき、かく
して同様の治療効果を奏することができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例及び試験例を挙げ、本発明をさ
らに詳しく説明する。
【0040】実施例1(アンチセンスオリゴヌクレオチ
ドの調製) マウスPDGF−B鎖(c−sis)の106−112
番目のアミノ酸配列に対応する配列番号:2に示すオリ
ゴヌクレオチドを、自動DNA合成装置(アプライドバ
イオシステムズ社製380A型)にて、TETD試薬
(アプライドバイオシステムズ社製)により、ホスホジ
エステル結合のリン酸基の酸素原子の一つを硫黄原子に
置換したフォスフォロチオエート型(S−オリゴ)とし
て合成した。
【0041】上記で合成したS−オリゴは、通常の方法
に従って逆相高速液体クロマトグラフィーにて単離精製
し、以下の試験に供した。
【0042】また、上記配列のセンスオリゴヌクレオチ
ドを同様にして合成した。
【0043】試験例1 マウスに経気道的にシリカビーズを投与すると肺に線維
化が起こることから、この実験系により本発明のアンチ
センスオリゴヌクレオチドの効果を、次の通り試験し
た。
【0044】マウス(C57BL/6.5週齢)を以下
の4群に群分けした。
【0045】1群:シリカのみ投与 2群:リポフェクチン(LIFE TECNOLOGIES, Gaithersbu
rg, MD, USA)のみ投与 3群:シリカ+リポフェクチン+アンチセンスオリゴヌ
クレオチド投与 4群:シリカ+リポフェクチン+センスオリゴヌクレオ
チド投与 まず、シリカの16mg/80μl生食溶液/1匹を、
マイクロピペットを使用して、経鼻的に投与(1群、3
群及び4群)して、肺の線維化を実験的に惹起させた。
【0046】上記シリカ投与の3時間後に、アンチセン
スオリゴヌクレオチド(実施例1で調製したS−オリゴ
型のもの)7μl(5mg/mlPBS)、PBS7μ
l及びリポフェクチン266μlからなる供試薬剤の4
0μl(3群)、及び同様にセンスオリゴヌクレオチド
7μl、PBS7μl及びリポフェクチン266μlか
らなる対照薬剤の40μl(4群)を、それぞれ直視下
に非侵襲的にマウスの気管支内に初回投与した。また、
2群には、上記薬剤の代わりにリポフェクチン単独の4
0μlを同様にして投与した。
【0047】試験開始より1週間後に、2〜4群には、
それぞれ同様に供試薬剤、対照薬剤及びリポフェクチン
単独を気管支内投与(2回目)した。
【0048】試験開始2週間後に、各群マウスの肺を摘
出し、気管支肺胞洗浄(bronchialalveolar lavage:BA
L)し、ハイドロキシプロリン、病理所見について検討
した。
【0049】なお、BALは生理食塩水にて気管支内を
洗浄し、5mlを回収し、その総細胞数、細胞画分を検
討した。また、実験期間中、実験マウスには、SPF
(無菌状態)で飼育し、自由摂餌させた。
【0050】結果は次の通りであった。
【0051】(1)肺組織中のハイドロキシプロリン
量:各群マウスの肺のハイドロキシプロリン量(μg)
を求めた棒グラフを図2に示す。
【0052】図2より、肺の線維化を客観的に評価する
ために測定されたハイドロキシプロリン量の比較では、
シリカ単独投与群(1群)で819.5±124.6
(平均±SD)μg/肺、リポフェクチン単独投与群
(2群)で281.7±31.7μg/肺、シリカ+リ
ポフェクチン+アンチセンスオリゴヌクレオチド投与群
(3群)で498.2±41.3μg/肺、シリカ+リ
ポフェクチン+センスオリゴヌクレオチド投与群(4
群)で513.2±42.1μg/肺となり、1群に比
べて、3群と4群とは有意に低下していた。また、2群
の測定値は、シリカの投与を受けていない正常マウスの
測定値と同等であった。
【0053】(2)BAL液中の細胞成分の解析:この
細胞成分の解析によれば、1群に比べて3群で、総細胞
数の有意な低下と、好中球の低下傾向を認めるに止まっ
ている。
【0054】(3)病理所見:結果を図3(1群)、図
4(3群)及び図5(4群)に示す。
【0055】これらの図より、1群で見られているシリ
カビーズ投与による著名な炎症細胞の浸潤は、3群でほ
ぼ消失し、4群では軽症化していた。
【0056】(4)考察:以上の結果より、マウスのシ
リカにより惹起される間質性肺炎・肺線維化モデルに対
し、アンチセンスオリゴヌクレオチドをリポフェクチン
と共に経気道的に投与することにより、肺の線維化の指
標である肺組織中のハイドロキシプロリン量の有意な低
下、及び病理所見での病変の消失が認められた。
【0057】この事実は、アンチセンスオリゴヌクレオ
チドが有効に作用して、PDGFの産生抑制を介して、
シリカにより誘導される肺の炎症と線維化をほぼ完全に
抑制したと考えられる。
【0058】すなわち、本実験の結果は、PDGFのア
ンチセンスオリゴヌクレオチドが、間質性肺炎、肺線維
化の治療薬として有効であることを強く示唆するもので
ある。
【0059】実施例2 配列番号2、3、4、6、7、9、11、13、15及
び17に示すオリゴヌクレオチド(A〜K)を、実施例
1と同様にして合成した。
【0060】試験例2 構成的にPDGF−B mRNAを発現しているマウス
monocyte-macrophagecell line であるJ774細胞を
材料として用い、これを以下の方法により、実施例2で
合成した種々のPDGF−Bアンチセンスオリゴヌクレ
オチドで6,14,22時間処理し、J774細胞のP
DGF−B mRNAレベルをスロットブロットハイブ
リダイゼーションで調べた。
【0061】(1)PDGFアンチセンスオリゴヌクレ
オチド−リポフェクチン試薬コンプレックスの調製 SolutionA:500μM PDGFアンチセンスオリゴ
ヌクレオチドを、0.02%BSAを含むRPMI−1
640(抗生物質不含)で50倍希釈し、10μMを2
0μl調製した(1well分)。
【0062】SolutionB:リポフェクチン試薬(LIFE T
ECHNOLOGIES)4μlを、0.02%BSAを含むRP
MI−1640(抗生物質不含)で5倍希釈し(1well
分)、室温で45分放置した。
【0063】SolutionAとSolutionBを穏やかに撹拌混
和し、室温で15分インキュベートした。15分後、こ
の混合溶液に0.02%BSAを含むRPMI−164
0(抗生物質不含)を160μl添加した(総容量:2
00μl)。
【0064】J774細胞を105cells/0.18ml
/wellずつ96well plateにまき、37℃、5%CO2
インキュベーターで培養した。24時間後に、500rp
m、5分、20℃で遠心し、培養上清を吸引除去した
後、RPMI−1640(抗生物質不含)を用い、20
0μl/wellで2回洗浄した。上述のPDGF−Bアン
チセンスオリゴヌクレオチド−リポフェクチン試薬コン
プレックスをJ774細胞に200μl/wellずつ添加
した。1種類のPDGF−Bアンチセンスオリゴヌクレ
オチド−リポフェクチン試薬コンプレックスにつき24
wellずつ用いた。37℃、5%CO2インキュベーター
で6,14,22時間培養後、培養上清を捨てISOG
EN(ニッポンジーン)を50μl/wellずつ添加し、
プロトコールに従いRNA溶液を調製した(従って、1
種類のPDGFアンチセンスオリゴヌクレオチドにつ
き、J774細胞は2.4×106cells で、ISOG
ENは1.2ml使用した)。RNA溶液の調製を以下
に概略する。
【0065】ISOGEN処理した細胞に、クロロホル
ムを添加し激しく撹拌後、遠心分離(12,000rpm,10mi
n.,4℃)し、上層を新しいチューブに移しイソプロパ
ノールを添加し、12,000rpm、10min.、4℃で
遠心分離して得た沈殿に、80%エタノールを添加しVo
rtex後、7,500rpm、6min.、4℃で遠心し上清を
捨て沈殿を風乾し、蒸留水を加えRNA溶液を調製し
た。
【0066】(2)スロットブロットハイブリダイゼー
ション RNA溶液8μg/16μlに、ホルムアミド32μ
l、ホルムアルデヒド11.2μl、20×SSC(Na
Cl 175.32g、クエン酸ナトリウム88.23gを蒸留水に溶解
し1lとした後、オートクレーブ滅菌して調製)3.2
μlを添加し撹拌後、68℃、15分インキュベートし
た。15分後、3分間氷冷し、20×SSCを124.
8μl加えた。
【0067】予め20×SSCに浸しておいたTRAN
SFER MEMBRANE(PALLBIOSUPORT, DIV.)
を、500μl/slotの10×SSCで洗浄した後、P
DGF−B用には、140μl/slotずつ、β−Act
in用には、40μl/slotずつ添加した。
【0068】それぞれ試料溶液を添加後、300μl/
slotの10×SSCで2回洗浄した。BlotしたTR
ANSFER MEMBRANEは、UV照射後、Ex
pressHybsolution(CLONTECH Laborat
ories, Inc.)を用い、68℃でプレハイブリダイゼー
ション後、32PでラベルしたPDGF−B DNApr
obe又はβ−Actin DNA probeでハイ
ブリダイゼーションした。ハイブリダイゼーション終了
後、TRANSFER MEMBRANEを2×SS
C、0.1%SDSで40分間洗浄後、0.1×SS
C、0.1%SDSで50℃、40分間洗浄した。洗浄
したTRANSFER MEMBRANEは、GS−5
25 Sample Loading Dock中のE
xposurepadに固定し、ScreenにExp
oseした後、GS−525MolecularIma
gerSystemを用い、PDGF−BmRNAレベ
ルを測定し、β−Actin mRNAレベルに対し補
正した。
【0069】(3)結果:図6に、スロットブロットハ
イブリダイゼーションの結果を示した。縦軸は、PDG
F−Bアンチセンスオリゴヌクレオチド及びリポフェク
チンの代わりに蒸留水を添加したJ774細胞における
PDGF−B/β−Actinの比を100%とした時
の各PDGF−Bアンチセンスオリゴヌクレオチドで処
理したJ774細胞におけるPDGF−B/β−Act
inの比率の%を示している。この図より14時間イン
キュベートした時に、強い抑制を示すPDGF−Bアン
チセンスオリゴヌクレオチドが多いことが分かった。
【0070】6,14,22時間処理の結果を総合的に
比較すると、PDGF−Bアンチセンスオリゴヌクレオ
チド−CとDが、KよりもPDGF−B mRNAレベ
ルの強い抑制を示すことが分かった。また、PDGF−
Bアンチセンスオリゴヌクレオチド−C,Dと同時に、
ミスマッチ−C,D及びセンス−C,Dを用いたスロッ
トブロットハイブリダイゼーションの結果から、PDG
F−Bアンチセンスオリゴヌクレオチド−C,Dの作用
は、オリゴヌクレオチドの毒性によるものではないと判
断した。従って、PDGF−Bアンチセンスオリゴヌク
レオチド−CとDを選択し、in vivo における効果につ
いて検討中である。PDGF−Bアンチセンスオリゴヌ
クレオチド、ミスマッチ及びセンス−CとDの配列は、
図7に示した。
【0071】
【配列表】
【0072】配列番号:1 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: GTCTATGAGG CGCCGGGAGA T 21
【0073】配列番号:2 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: ATCGATGAGG TTCCGCGAGA T 21
【0074】配列番号:3 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: AGCAGCGATT CATGCCGACT CC 22
【0075】配列番号:4 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: TGGGAAGGCA GCTTACCTCG CTGCT 25
【0076】配列番号:5 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: CTAGAAAGGT GGTTACCTCG CTGCT 25
【0077】配列番号:6 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: AGAGCGCCCA GCAGCGATTC AT 22
【0078】配列番号:7 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: TCGGGTCAGT CTGTCTATCT AC 22
【0079】配列番号:8 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: GCGAGTCCGT CGGTCCGTCT GC 22
【0080】配列番号:9 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: GGTCCGATTT ACCTACGGAG TC 22
【0081】配列番号:10 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: GATTCCATTT ACCTCCGGGG TC 22
【0082】配列番号:11 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: GAGGTGGTCC TCCAAGGTCA CTGTG 25
【0083】配列番号:12 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: CAGGTGGTCT TCCAGCGTCA CCGTG 25
【0084】配列番号:13 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: ATCTTTCTCA CCTGGAGGAC AA 22
【0085】配列番号:14 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: ATCTTTCTCA CCTGGAGGAC AG 22
【0086】配列番号:15 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: CGCCTTGTCA TGGGTGTGCT TA 22
【0087】配列番号:16 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: CGTCTTGTCA TGCGTGTGCT TG 22
【0088】配列番号:17 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: CAACATTATC ACTCCAAGGA CC 22
【0089】配列番号:18 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直線状 配列の種類:DNA 配列: CAATATTATC TACTCCAAGG CC 22
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるアンチセンスオリゴヌクレオチ
ドの代表的配列がPDGF−B鎖遺伝子のどの部位に対
する配列であるかの位置関係を示す図である。図中の番
号を付した部位はエクソンを示す。
【図2】試験例1に従って求められた各群マウスの肺組
織中のハイドロキシプロリン量を示すグラフである。
【図3】試験例1において、1群の肺組織の病理的所見
を観察した生物の生態を示す写真である。
【図4】試験例1において、3群の肺組織の病理的所見
を観察した生物の生態を示す写真である。
【図5】試験例1において、4群の肺組織の病理的所見
を観察した生物の生態を示す写真である。
【図6】試験例2におけるスロットブロットハイブリダ
イゼーションの結果を示すグラフである。
【図7】PDGF−Bアンチセンスオリゴヌクレオチ
ド、ミスマッチ及びセンスC並びにDの配列を示す図で
ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血小板由来増殖因子のB鎖の任意の領域に
    対するアンチセンスオリゴヌクレオチドを有効成分とす
    る血小板由来増殖因子発現抑制剤。
  2. 【請求項2】任意の領域がエクソン4の領域である請求
    項1記載の血小板由来増殖因子発現抑制剤。
  3. 【請求項3】任意の領域がエクソン1の領域である請求
    項1記載の血小板由来増殖因子発現抑制剤。
  4. 【請求項4】任意の領域がスプライシングサイトを含む
    領域である請求項1記載の血小板由来増殖因子発現抑制
    剤。
  5. 【請求項5】任意の領域がエクソン2とエクソン3の間
    の領域、エクソン5の領域、エクソン4とエクソン5の
    間の領域、エクソン6の領域又はエクソン7の領域であ
    る請求項1記載の血小板由来増殖因子発現抑制剤。
  6. 【請求項6】アンチセンスオリゴヌクレオチドが配列番
    号1〜18で示されるものから選ばれるものである請求
    項1記載の血小板由来増殖因子発現抑制剤。
  7. 【請求項7】間質性肺炎治療剤である請求項1〜6のい
    ずれかに記載の血小板由来増殖因子発現抑制剤。
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