JPH1059695A - 産業車両における清掃装置 - Google Patents

産業車両における清掃装置

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Publication number
JPH1059695A
JPH1059695A JP21748296A JP21748296A JPH1059695A JP H1059695 A JPH1059695 A JP H1059695A JP 21748296 A JP21748296 A JP 21748296A JP 21748296 A JP21748296 A JP 21748296A JP H1059695 A JPH1059695 A JP H1059695A
Authority
JP
Japan
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refuse
vehicle body
filter
brush
cleaning device
Prior art date
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Application number
JP21748296A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamagishi
孝 山岸
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Komatsu Forklift KK
Original Assignee
Komatsu Forklift KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業車両において、床面にまき散らかってい
たごみを回転ブラシにより取り除くことで、通常の作業
を行いながら清掃作業を行うことができ、専用に行う清
掃作業を大巾に低減して作業効率の向上を図り、また常
に清掃作業を行うことにより発生したごみをその都度瞬
時に取り除くことで、専用に行う清掃作業では除去不可
能なタイヤの踏みつぶしによるごみの清掃も可能となる
と共に、該回転ブラシにより巻き上げられた特に粉状の
ごみを吸引部において吸引することで、微粉化したごみ
が空中に漂うのを未然に防止し、積載した荷物に降り懸
かるのを防止すると共に、作業者が作業中に吸引するの
を防止して、作業環境を良好にする。 【解決手段】 車体1の下部に車体進行方向左右に向か
う回転軸14を有し床面に当接自在となる回転ブラシ1
5を装着すると共に、車体1の内部にモータ31とファ
ン32とフィルター33とからなるごみを吸引する吸引
部30を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトト
ラック等の産業車両において、倉庫内等の床面に散らか
ったごみを清掃するようになる産業車両における清掃装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倉庫内あるいは工場内にあっては
産業車両であるフォークリフトトラック等が作業のため
に頻繁に走行するようになっており、このため倉庫内等
においては、フォークリフトトラック等に装着したタイ
ヤによってタイヤ摩耗粉が発生し、倉庫内の各所にタイ
ヤ摩耗粉がまき散らかしていた。また、段ボール箱等か
ら発生する小片くずや砂,土等も大量にまき散らかる恐
れがあり、このためこれらのごみを清掃する作業が必要
とされ、通常の作業に支障が生じないように通常の作業
終了後に改めて清掃作業を行うのが一般的であった。し
かも、この清掃作業は常に行うのではなく、ある程度経
過した時点すなわちごみがたまった時点で行うのが多か
った。しかし、このような清掃作業を行う場合、改めて
清掃作業を行う上に専用の作業者が必要となり、この清
掃作業工程の増加等による作業効率の悪化が生じると共
に、ある程度経過した時点で行うので、タイヤの踏みつ
ぶしによりごみが微粉化し容易に清掃することができな
いという問題があった。
【0003】そこで、本願出願人は特願平7−1856
12号において産業車両における清掃装置を提案してい
る。この産業車両における清掃装置は、車体に作業機を
備えた産業車両において、車体の下部に回転自在となる
車体進行方向左右に向かう回転軸を備え、該回転軸に回
転ブラシを固着すると共に、該回転ブラシの下部側を突
出するようにして内部に収納するごみ回収ボックスを備
えた構成として、床面にまき散らかっていたごみを回転
ブラシにより取り除いてごみ回収ボックス内にごみを回
収することで、通常の作業を行いながら清掃作業を行う
ことができるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる前述の産業車両
における清掃装置にあっては、前記回転ブラシにより床
面にまき散らかっていたごみを取り除いてごみ回収ボッ
クス内に回収するようになっていたが、特に粉状のごみ
の場合、ごみが回転ブラシにより巻き上げられごみ回収
ボックス内に入らずに周囲に飛び散ることがあり、微粉
化したごみは一旦舞い上がると容易に下に降りてこなく
空中に漂うようになり、積載した荷物に降り懸かるばか
りでなく、作業者が作業中に吸引する恐れがあり、作業
環境を著しく悪くするといった問題があった。本発明
は、この問題を解消することを、その課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、車体に作
業機を備えた産業車両において、車体の下部に車体進行
方向左右に向かう回転軸を有し床面に当接自在となる回
転ブラシを装着すると共に、車体の内部にモータとファ
ンとフィルターとからなるごみを吸引する吸引部を備え
た産業車両における清掃装置である。
【0006】第二の発明は、第一の発明において車体の
下部における周囲にわたって弾性自在となるスカートを
装着した産業車両における清掃装置である。
【0007】
【作 用】第一の発明によれば、産業車両において、床
面にまき散らかっていたごみを回転ブラシにより取り除
くことで、通常の作業を行いながら清掃作業を行うこと
ができ、専用に行う清掃作業を大巾に低減して作業効率
の向上を図り、また常に清掃作業を行うことにより発生
したごみをその都度瞬時に取り除くことで、専用に行う
清掃作業では除去不可能なタイヤの踏みつぶしによるご
みの清掃も可能となると共に、該回転ブラシにより巻き
上げられたごみ、特に粉状のごみが周囲に飛び散るのを
なくして吸引部において吸引することで、微粉化したご
みが空中に漂うのを未然に防止し、積載した荷物に降り
懸かるのを防止すると共に、作業者が作業中に吸引する
のを防止して、作業環境を良好にすることができる。
【0008】第二の発明によれば、前記車体の下部にお
ける周囲にわたって弾性自在となるスカートを装着した
ことで、回転ブラシにより巻き上げられたごみを該スカ
ートにより車体の内側に閉じ込めることができ、吸引部
において確実に吸引することで、ごみが周囲に飛び散っ
て空中に漂うのをさらになくすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による産業車両における清
掃装置の一実施例について説明する。なお、本実施例に
あっては産業車両の一種であるリーチフォークリフトト
ラックに装着した例である。まず、リーチフォークリフ
トトラックとしては、図1及び図2に示すように、バッ
テリー、駆動装置及び操舵機構を内部に収納した車体1
を備え、該車体1の前方に作業機2を装着してなり、該
作業機2は車体1の進行方向左右両端の下部前方に前側
に突出する左右一対のリーチレッグ3を装着し、該左右
一対のリーチレッグ3に沿って前後に摺動自在となる上
下に向かう左右一対のマスト4を立設し、該左右一対の
マスト4に沿って上下に昇降動自在となるフィンガバー
5及びフォーク爪6を設けた構成となる。一方、前記車
体1の後方右側には作業者が乗り込む乗車部7を形成し
ており、該乗車部の左側上方にはハンドル8を、前側上
方には作業機2を操作する操作レバー9及び前後進走行
レバー10をそれぞれ設けている。また、前記車体1の
後方左右中央の下部に駆動兼操舵を行うドライブホイー
ル11を設けると共に、前記左右一対のリーチレッグ3
の前方それぞれにロードホイール12を設けており、ド
ライブホイール11とロードホイール12とにおいては
ゴムタイヤを装着している。
【0010】そして、このようになるリーチフォークリ
フトトラックにおいて、本発明による清掃装置として
は、図3及び図4に示すように、車体1の下部前方で前
記左右のリーチレッグ3の基端側の間において、車体1
から前側に突出する左右のアーム13を該左右のリーチ
レッグ3の内側近傍にそれぞれ形成する。そして、該左
右のアーム13にわたって車体進行方向左右に向かう回
転軸14を有し床面に当接自在となる回転ブラシ15を
装着し、該回転ブラシ15は車体1の下部に設けた駆動
源であるモータ16にベルト17を介して接続するよう
になり、該モータ16より動力を受けて回転自在とな
る。そして、該回転ブラシ15を覆うように内部に収納
するごみ回収ボックス20を備え、該ごみ回収ボックス
20は後側に位置する後面板21と、該後面板21から
湾曲して連続するようにして上側に位置する上面板22
と、左右側に位置する左右の側面板23と、前側に位置
する前面板24と前側半分を設け後側半分を開口部25
として下側に位置する下面板26と、該下面板26の前
後中央すなわち開口部25の前端に前方上部から後方下
部に斜めとなりかつ左右に細長となる受け板27とから
なり、前記車体1の下部に固着して前記左右のアーム1
3間に配置する。
【0011】該ごみ回収ボックス20においては図5
(a),図5(b)に示すように前記上面板22、左右
の側面板23、下面板26のそれぞれの略中央で分割し
ており、前記上面板22と下面板26とにおいてフック
等の掛合部28を設けることで、当該ごみ回収ボックス
20の受け板27を含めた前半分が着脱自在となる。そ
して、該ごみ回収ボックス20の内部に収納する前記回
転ブラシ15は下面板26の開口部25より下方に突出
して、走行面である床面に当接自在となる。
【0012】また、前記回転ブラシ15においては、そ
の回転方向を例えば図3において右回転(図3に矢印A
で示す)のみの一方向とする。その際、周速はリーチフ
ォークリフトトラックの走行速度より早い速度とする。
このように回転ブラシ15の周速を走行速度より早くす
ることで、リーチフォークリフトトラックの前進時ある
いは後進時どちらの時でも該回転ブラシ15でごみを巻
き上げることが可能となる。なお、該回転ブラシ15の
回転を前述した一方向のみとせずリーチフォークリフト
トラック前進時あるいは後進時により回転方向を異なら
せて両方向に回転するようにしても良い。
【0013】一方、図6及び図7に示すように、前記車
体1の内部における後方においては、前記ドライブホイ
ール11の左右両側にごみを吸引する吸引部30をそれ
ぞれ備え、該吸引部30はモータ31とファン32とフ
ィルター33とからなるもので、該ドライブホイール1
1の左側に備える吸引部30aは、車体1の後方左側の
内部に下側よりフィルター33a、ファン32a、モー
タ31aの順で上下方向に配置して車体1内部の上下寸
法一杯に備えており、また、該ドライブホイール11の
右側に備える吸引部30bは、車体1の後方右側の乗車
部7の下側に左右中央側よりフィルター33b、ファン
32b、モータ31bの順で左右方向に配置して備えて
いる。
【0014】この各吸引部30について具体的に述べる
と、まず、前記ドライブホイール11の左側に備える吸
引部30aは、図8に示すように、車体1の下部に形成
した前後に向かうガイド40上にフィルター33aを備
え、該フィルター33aは上下に細長で前後に向かう略
箱状となりその左右に大きく開口する大開口部41をそ
れぞれ形成すると共に上部に小円状に開口する小開口部
42を形成したケース体43と、該ケース体43内部に
おける左右それぞれに当該ケース体43の大開口部41
全体にわたって配置する蛇腹状となる左右のフィルター
本体44とからなる。そして、該フィルター33aの上
部に固定板45を介してフィルター33aの小開口部4
2に相対するようにしてファン32aを横向きに固着
し、該ファン32aは円筒状となり円周方向に配置する
複数のフィンが回転して内側より吸引し外周側に設けた
排出口46より排出するようになる。そして、該ファン
32aの上部に当該ファン32aを作動するモータ31
aを固着している。
【0015】これにより、前記フィルター33aの左右
それぞれの大開口部41より左右のフィルター本体44
を介して空気がフィルター33a内に流入し左右のフィ
ルター本体44の間を通り前記小開口部42を経て上部
のファン32aの内側へ流れ該ファン32aの排出口4
6より外部に排出する。また、空気と共に流入したごみ
はフィルター33a内のフィルター本体44に吸着して
ここに溜められる。そして、このフィルター33aは車
体1の後方のパネルを開けると前記ガイド40に沿って
後方に移動し取り出すことができる。
【0016】また、前記ドライブホイール11の右側に
備える吸引部30bは、図9に示すように、車体1の下
部に形成した上下に向かうガイド50に沿ってフィルタ
ー33bを備え、該フィルター33bは上下と前後とに
向かう箱状となりその左側に大きく開口する大開口部5
1を形成すると共に右側に小円状に開口する小開口部5
2を形成したケース体53と、該ケース体53内部にお
ける左側に当該ケース体53の大開口部51全体にわた
って配置する蛇腹状となるフィルター本体54とからな
る。そして、該フィルター33bの右側に固定板55を
介してフィルター33bの小開口部52に相対するよう
にしてファン32bを縦向きに固着し、該ファン32b
は前記ドライブホイール11の左側に備える吸引部30
aのファン32aと同様となり、外周側に排出口56を
設ける。そして、該ファン32bの右側に当該ファン3
2bを作動するモータ31bを固着している。
【0017】これにより、前記フィルター33bの左側
の大開口部51よりフィルター本体54を介して空気が
フィルター33b内に流入し前記小開口部52を経て左
側のファン32bの内側へ流れ該ファン32bの排出口
56より外部に排出する。また、空気と共に流入したご
みはフィルター33b内のフィルター本体54に吸着し
てここに溜められる。そして、このフィルター33bは
車体1の後方における乗車部7の床面パネルを開けると
前記ガイド50に沿って上方に移動し取り出すことがで
きる。
【0018】さらに、図6及び図7に示すように、前記
車体1の下部における周囲にわたってスカート60を装
着しており、該スカート60は弾性自在となるゴムから
板状に形成し、床面に当接あるいは若干の間隙を有する
ようにして、車体1の下部における左側から後方、そし
て右側にわたって一体的に装着している。
【0019】このようになる産業車両における清掃装置
においては、リーチフォークリフトトラックを前進ある
いは後進しながら、前記モータ16によって回転ブラシ
15を回転し、該回転ブラシ15の回転により倉庫内等
の床面にまき散らかったごみを上方に巻き上げて前方に
飛ばし、前記ごみ回収ボックス20内に溜めるようにな
る。なお、該ごみ回収ボックス20の内部に溜まったご
みは前記受け板27により外部には落ちないようになる
と共に、ごみ回収ボックス20の前半分を外すことで内
部に溜まったごみを捨てるようになる。
【0020】また、前記回転ブラシ15の回転により巻
き上げられたごみの内、ごみ回収ボックス20内に入ら
ずに周囲に飛び散ったごみは前記車体1の内部の前記ド
ライブホイール11の左右両側に備えた吸引部30によ
り吸引され、該吸引部30のフィルター33に溜めるよ
うになる。そして、フィルター33に溜まったごみは当
該フィルター33を後方あるいは上方に取り出すことで
ここより捨てるようになる。
【0021】なお、前記車体1の下部における周囲にわ
たって装着したスカート60により回転ブラシ15によ
り巻き上げられたごみを車体1の内部に閉じ込めておく
ことができる。
【0022】また、前記車体1の内部に備えた吸引部3
0は、前記ドライブホイール11の左右両側の空間部に
備えており、該吸引部30を備えることにより、車体1
の周囲が突起したりあるいは車体1が大型になるといっ
たことがないようになっている。
【0023】このようにリーチフォークリフトトラック
において、床面にまき散らかっていたごみを回転ブラシ
15により取り除くことで、通常の作業を行いながら清
掃作業を行うことができ、専用に行う清掃作業を大巾に
低減して作業効率の向上を図り、また常に清掃作業を行
うことにより発生したごみをその都度瞬時に取り除くこ
とで、床面にごみを押し潰したりあるいは微粉化したり
するのをなくして、ある程度経過した時点で行う専用に
行う清掃作業では除去不可能なタイヤの踏みつぶしによ
るごみの清掃も可能となると共に、該回転ブラシ15に
より巻き上げられたごみを吸引部30において吸引する
ことで、微粉化したごみが空中に漂うのを未然に防止
し、積載した荷物に降り懸かるのを防止すると共に、作
業者が作業中に吸引するのを防止して、作業環境を良好
にする。これにより、常に清潔な荷物の保管と作業者へ
の健康上の悪影響をなくすことができる。
【0024】さらに、前記車体1の下部における周囲に
わたって弾性自在となるスカート60を装着したこと
で、回転ブラシ15により巻き上げられたごみを該スカ
ート60により車体1の内側に閉じ込めることができ、
吸引部30において確実に吸引することで、ごみが周囲
に飛び散って空中に漂うのをさらになくす。
【0025】また、他の実施例としては、図10に示す
ように、前記左右のリーチレッグ3の下部に縦軸61を
それぞれ備え、該各縦軸61の下部に円盤ブラシ62を
それぞれ装着する。なお、該縦軸61及び円盤ブラシ6
2は専用のモータにより回転するようにしても良いし、
また、該縦軸61及び円盤ブラシ62を若干左右内側に
傾けて遊動自在として走行により該円盤ブラシ62を回
転するようにしても良い。
【0026】これにより、車体1の左右側に位置するご
みを各円盤ブラシ62により車体1の左右中央側に飛ば
し、前記回転ブラシ15で巻き上げて、ごみ回収ボック
ス20内あるいは吸引部30でごみを回収するようにな
る。
【0027】さらに、他の実施例としては、図11及び
図12に示すように、前述の実施例とほぼ同様の構成と
なるが、車体1の下部に板状のブラシ取り付け板63を
配置し、該ブラシ取り付け板63は車体1と前記リーチ
レッグ3との下部に配置するように略コ字型となり、そ
の前方先端をリーチレッグ3におけるロードホイール1
2の後側に軸着することで、当該ブラシ取り付け板63
を車体1に対して上下移動自在とする。そして、このよ
うになるブラシ取り付け板63に前記ごみ回収ボックス
20及び回転ブラシ15を装着する。
【0028】なお、前記ブラシ取り付け板63において
は、該ブラシ取り付け板63にワイヤー64を接続し、
該ワイヤー64を車体1の内部を経て上方に向かい車体
1の上方に設けたブラシ上下調整レバー65に接続する
ようになり、該ブラシ上下調整レバー65を前方に倒す
と、該ワイヤー64を介してブラシ取り付け板63がそ
の前方先端の軸着点を中心に上方に持ち上がり、該回転
ブラシ15が床面等に接触しないようになる。また、ブ
ラシ上下調整レバー65を後方に引き立てるとブラシ取
り付け板63がその自重で下がり、該回転ブラシ15が
床面等に接触するようになる。このようになることで、
回転ブラシ15が不要な時は上方に収納可能な構造とな
る。
【0029】このように前述の実施例と同様にリーチフ
ォークリフトトラックにおいて、床面にまき散らかって
いたごみを回転ブラシ15により取り除くことで、通常
の作業を行いながら清掃作業を行うことができ、専用に
行う清掃作業を大巾に低減して作業効率の向上を図り、
また常に清掃作業を行うことにより発生したごみをその
都度瞬時に取り除くことで、専用に行う清掃作業では除
去不可能なタイヤの踏みつぶしによるごみの清掃も可能
となると共に、該回転ブラシ15により巻き上げられた
ごみを吸引部30において吸引することで、微粉化した
ごみが空中に漂うのを未然に防止し、積載した荷物に降
り懸かるのを防止すると共に、作業者が作業中に吸引す
るのを防止して、作業環境を良好にする。さらに、清掃
作業が不要な時は回転ブラシ15を上方に収納すること
ができ、所望時のみの清掃作業を行うことができるよう
になる。
【0030】なお、本発明による清掃装置にあっては、
前述の実施例において三輪式のリーチフォークリフトト
ラックに装着した例であったが、四輪式のリーチフォー
クリフトトラックに装着した場合、前記吸引部30は車
体1の後部の左右中央に備えるようにしても良い。ま
た、リーチフォークリフトトラックに限定されるもので
はなく、他のフォークリフトトラックやショベルローダ
等の産業車両にも装着可能となるものである。
【0031】
【発明の効果】産業車両において、床面にまき散らかっ
ていたごみを回転ブラシにより取り除くことで、通常の
作業を行いながら清掃作業を行うことができ、専用に行
う清掃作業を大巾に低減して作業効率の向上を図り、ま
た常に清掃作業を行うことにより発生したごみをその都
度瞬時に取り除くことで、専用に行う清掃作業では除去
不可能なタイヤの踏みつぶしによるごみの清掃も可能と
なると共に、該回転ブラシにより巻き上げられたごみ、
特に粉状のごみを吸引部において吸引することで、微粉
化したごみが空中に漂うのを未然に防止し、積載した荷
物に降り懸かるのを防止すると共に、作業者が作業中に
吸引するのを防止して、作業環境を良好にすることがで
きる。
【0032】さらに、前記車体の下部における周囲にわ
たって弾性自在となるスカートを装着したことで、回転
ブラシにより巻き上げられたごみを該スカートにより車
体の内側に閉じ込めることができ、吸引部において確実
に吸引することで、ごみが周囲に飛び散って空中に漂う
のをさらになくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リーチフォークリフトトラックの概略側面図。
【図2】リーチフォークリフトトラックの概略平面図。
【図3】本発明による産業車両における清掃装置の実施
例の側面図。
【図4】本発明による産業車両における清掃装置の実施
例の平面図。
【図5】(a)産業車両における清掃装置のごみ回収ボ
ックスの側面断面図。 (b)産業車両における清掃装置のごみ回収ボックスの
側面断面図。
【図6】本発明による産業車両における清掃装置の実施
例の背面図。
【図7】本発明による産業車両における清掃装置の実施
例の斜視図。
【図8】本発明による産業車両における清掃装置におけ
る吸引部の詳細説明図。
【図9】本発明による産業車両における清掃装置におけ
る吸引部の詳細説明図。
【図10】本発明による産業車両における清掃装置の他
の実施例の平面図。
【図11】本発明による産業車両における清掃装置の他
の実施例の平面図。
【図12】本発明による産業車両における清掃装置の他
の実施例の側面図。
【符号の説明】
1…車体、2…作業機、3…リーチレッグ、4…マス
ト、5…フィンガバー、6…フォーク爪、7…乗車部、
8…ハンドル、9…操作レバー、10…前後進走行レバ
ー、11…ドライブホイール、12…ロードホイール、
13…アーム、14…回転軸、15…回転ブラシ、16
…モータ、17…ベルト、20…ごみ回収ボックス、2
1…後面板、22…上面板、23…側面板、24…前面
板、25…開口部、26…下面板、27…受け板、28
…掛合部、30,30a,30b…吸引部、31,31
a,31b…モータ、32,32a,32b…ファン、
33,33a,33b…フィルター、40…ガイド、4
1…大開口部、42…小開口部、43…ケース体、44
…フィルター本体、45…固定板、46…排出口、50
…ガイド、51…大開口部、52…小開口部、53…ケ
ース体、54…フィルター本体、55…固定板、56…
排出口、60…スカート、61…縦軸、62…円盤ブラ
シ、63…ブラシ取り付け板、64…ワイヤー、65…
ブラシ上下調整レバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体1に作業機2を備えた産業車両にお
    いて、車体1の下部に車体進行方向左右に向かう回転軸
    14を有し床面に当接自在となる回転ブラシ15を装着
    すると共に、車体1の内部にモータ31とファン32と
    フィルター33とからなるごみを吸引する吸引部30を
    備えたことを特徴とする産業車両における清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記車体1の下部における周囲にわたっ
    て弾性自在となるスカート60を装着したことを特徴と
    する請求項1記載の産業車両における清掃装置。
JP21748296A 1996-08-19 1996-08-19 産業車両における清掃装置 Pending JPH1059695A (ja)

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