JPH105896A - 板材の接合方法 - Google Patents

板材の接合方法

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JPH105896A
JPH105896A JP18984496A JP18984496A JPH105896A JP H105896 A JPH105896 A JP H105896A JP 18984496 A JP18984496 A JP 18984496A JP 18984496 A JP18984496 A JP 18984496A JP H105896 A JPH105896 A JP H105896A
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punch
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plate material
joining
hole
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JP18984496A
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Hiroshi Murakado
博 村角
Takeshi Watanabe
剛 渡辺
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Nitto Seiko Co Ltd
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Nitto Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接合時に破断かすを発生しない板材の接合方法
を提供する。 【解決手段】本発明は、直方体状の部材に傾斜面を形成
して先端鋭利なパンチ2を構成し、このパンチ2を積層
状態にある複数の板材P1,P2に貫通させて各板材を
破断させ、各板材P1,P2に穴hとこの穴hの縁部に
切り起こされた突出片sとを形成し、各板材P1,P2
の突出片sが互いに重合するように折り返して板材P
1,P2を一体に接合する板材の接合方法である。この
接合方法では、板材をパンチによって切り裂くように破
断させるため、板材から引きちぎられる破断かすが発生
せず、突出片を確実に重合させて板材を確実かつ強固に
接合することができるとともに、破断かすを巻き込むこ
ともなくなり、板材を正しく接合することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層状態にある複
数の板材を接合する板材の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2枚以上の複数の鋼板などの板材
を接合するためには、溶接、リベット接合などの手段が
利用されてきたが、最近ではより簡易的な手段としてバ
ーリングかしめと称される接合手段が用いられている。
このバーリングかしめは、図3(a)に示すように、ま
ず、被接合対象となる2枚の板材を重ねた状態で支持
し、これにパンチ20を貫通させてバーリング処理を施
し、それぞれの板材P1,P2に互いに重合する筒状部
t1,t2を形成した後、続いて図3(b)に示すよう
に、アンビル30を上昇させて前記筒状部t1,t2を
巻き返す如くかしめて板材P1,P2を接合するように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記バーリングかしめ
は、筒状部をかしめることによる引掛かりによって板材
を接合するようになっているが、このように筒状部を巻
き返した際の引掛かりによって板材を接合する場合に
は、引掛かり量によって板材の結合力が大きく異なって
くる。上記バーリングかしめにおいては、パンチによっ
て板材を打ち抜く際に、板材のパンチ先端面に接して引
き伸ばされた部分が破断して分離してしまう(以下、こ
の破断部分を破断かすと称す)ため、このことによって
筒状部が短くなってしまい、巻き返した時の筒状部の引
掛かり部分が少なくなり、板材を確実に接合できない等
の問題が発生している。また、筒状部を巻き返す際に、
前述の破断かすが巻き込まれることがあり、板材を正し
く接合できない等の問題も発生している。さらに、破断
かすを排出する機構および工程を別途設けておく必要が
あり、その分、板材の接合工程が多くなり、板材の接合
に時間を要してしまう等の問題が発生している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば直方体
状の部材に先端で交わる複数の傾斜面を形成するなどし
て、パンチの先端部を平面で囲まれた尖鋭な形状とし、
このパンチを前進後退可能に構成するとともに、その先
端移動路上に複数の板材を積層状態に支持し、前記パン
チを前記板材に貫通させて板材をパンチに沿って切り裂
くように破断させ、各板材に穴とこの穴の縁部に切り起
こされた突出片とを形成し、各板材の突出片が互いに重
合するように折り返して板材を一体に接合する板材の接
合方法である。この接合方法によれば、板材はパンチに
よって切り裂かれるように破断するため、板材から分離
してしまうような破断かすの発生がない。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1および図2において、1は板材
の接合装置であって、油圧シリンダ、空気圧シリンダな
どの往復駆動源(図示せず)の作動によって上下に前進
後退可能なパンチ2と、このパンチ2の垂直下方に配置
されるアンビル3とを備えて構成されている。前記パン
チ2は直方体状の部材先端の対向する側面をそれぞれ傾
斜面2aに削設して形成されており、先端が平行な2面
と2つの傾斜面2aとに囲まれるように構成されてい
る。前記各傾斜面2aは、傾斜角の異なる2面を連ねて
構成されており、パンチ先端で交差して、パンチの先端
部が尖鋭を成すように構成されている。また、このパン
チ2は支持部材4に成形される案内路4aに収納されて
おり、この案内路4aに沿って移動するよう構成されて
いる。
【0006】前記アンビル3は、角柱状部材の上面3a
に略台形状の凸部3bを一体成形して構成されており、
パンチ2と同じく往復駆動源(図示せず)の作動によっ
て上下に前進後退可能に構成されている。このアンビル
3はワークとなる板材を設置可能なダイ5の案内路5a
に収納されており、この案内路5aに沿って移動するよ
うに構成されている。このアンビル3の凸部3bは、前
記支持部材4の案内路4aに進入可能なように構成され
ている。
【0007】板材を接合する際には、接合の対象となる
2枚の板材P1,P2をダイ5上に積層状態に設置した
後、まず図1(a)に示すように、支持部材4を下降さ
せてダイ5との間で板材P1,P2を挟んで支持する。
続いて、図1(b)に示すように、往復駆動源(図示せ
ず)の作動によりパンチ2を下降させて板材P1,P2
を切り裂く処理を行う。この時、パンチ2の先端は尖鋭
で、かつ傾斜面2a以外の面は垂直に形成されているた
め、板材P1,P2はパンチ2の貫通によってパンチ2
先端を境に破断して切り裂かれる。よって、各板材P
1,P2には四角形状の穴hと、この穴hの両端縁部に
切り起こされた突出片sとが成形される。なお、板材P
1,P2はパンチ2によって切り裂かれるため、従来の
ように板材P1,P2から破断かすが発生することはな
い。
【0008】その後、図1(c)に示すように、パンチ
2が上昇するにともなってアンビル3が上昇し、板材P
1,P2の突出片sを折り返す処理を行う。このアンビ
ル3の上昇にともない、板材P1,P2の穴hには凸部
3aが嵌合し、突出片sは凸部3bに沿って押し曲げら
れる。そして、突出片sは、アンビル3の上面部3aに
沿って変形し、板材P2の突出片sに板材P1の突出片
sが重合するように折り返してかしめられる。前述のよ
うに、板材には破断かすの発生などによる損失がないた
め、この時、板材P1の突出片sは、板材P2の突出片
sに確実かつ良好に重合する。よって、板材P1,P2
を確実かつ強固に結合することが可能である。また、こ
のように突出片sが互いに重合するに充分な寸法を確保
できているから、確実な重合を得るために突出片sを引
き伸ばすような処理を行う必要もなく、一般に流動性が
悪く、引き伸ばしが難しい材質の板材であっても容易に
接合することができる。
【0009】なお、本発明の実施の形態では、パンチ2
の対向面に先端で交わる2つの傾斜面2aを形成し、パ
ンチ2を平行な2面と2つの傾斜面に囲まれた先端尖鋭
な形状に形成したが、さらに多くの傾斜面を形成するこ
とによりパンチ2先端が、例えば三角錘、四角錘などの
先端尖鋭な多角錘形状を成すように構成しても得られる
効果は同様である。また、2枚の板材P1,P2を接合
することについて説明を行ったが、何もこれに限定され
るものではなく、本発明は板材が3枚以上であっても同
様の効果を得ることができるものである。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の板材の接
合方法は、直方体状の部材に傾斜面を形成して先端鋭利
なパンチを構成し、このパンチを積層状態にある複数の
板材に貫通させることにより、各板材に穴と、この穴の
縁部に切り起こされた突出片とを形成し、各板材の突出
片が互いに重合するように折り返して板材を一体に接合
するものである。この接合方法によれば、板材をパンチ
によって切り裂くように破断させるため、従来バーリン
グかしめに見られた破断かすが発生しなくなり、突出片
を確実に重合させて板材を確実かつ強固に接合すること
ができるとともに、突出片を折り返してかしめる際に、
破断かすを巻き込むこともなくなり、板材を正しく接合
することができる等の利点がある。また、打ち抜きかす
の排出工程なども不要になり、板材の接合に要する時間
を短縮できるとともに、連続して板材の接合を行うこと
ができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る板材の接合方法を示す動作説明図
である。
【図2】本発明に係る板材の接合方法を示す要部断面斜
視図である。
【図3】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 板材の接合装置 2 パンチ 2a 傾斜面 3 アンビル 3a 上面 3b 凸部 4 支持部材 4a 案内路 5 ダイ 5a 案内路 P1 板材 P2 板材 h 穴 s 突出片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面で囲まれて尖鋭な先端部を有するパン
    チを前進後退可能に構成するとともにその先端移動路上
    に複数の板材を積層状態に支持し、 前記パンチを前記各板材に貫通させて板材を切り裂き、 各板材に穴とこの穴の縁部に切り起こされた突出片とを
    形成し、 各板材の突出片が互いに重合するように折り返して板材
    を一体に接合することを特徴とする板材の接合方法。
  2. 【請求項2】パンチの先端部は、先端で交わるよう傾斜
    した2面と、平行な2面とから構成されることを特徴と
    する請求項1に記載の板材の接合方法。
  3. 【請求項3】傾斜面は、それぞれ2段の傾斜角を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の板材の接合方法。
JP8189844A 1996-06-14 1996-06-14 板材の接合方法 Expired - Lifetime JP2807986B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055688A (ja) * 2005-08-20 2007-03-08 Protechna Sa 液体のための移送兼貯蔵容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4215992Y1 (ja) * 1965-07-26 1967-09-13

Patent Citations (1)

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JPS4215992Y1 (ja) * 1965-07-26 1967-09-13

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