JPH1058775A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH1058775A
JPH1058775A JP23256896A JP23256896A JPH1058775A JP H1058775 A JPH1058775 A JP H1058775A JP 23256896 A JP23256896 A JP 23256896A JP 23256896 A JP23256896 A JP 23256896A JP H1058775 A JPH1058775 A JP H1058775A
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和雅 宮崎
Miyuki Maikuma
美由紀 毎熊
Hiroyuki Shioda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各色を面順次的に重ねて印刷することにより
カラー印刷を行なうプリンタ装置において、各色の印刷
開始位置の制御を複雑な割り込み処理を行なうこと無く
できるようにする。 【解決手段】 用紙12が速度Vで給紙方向に向けて紙
送りされる。センサ13によって用紙端bが検出される
と、次のJOB周期で紙送り停止命令が出され、センサ
13を過ぎた位置で用紙が停止される(図8A)。次
に、給紙方向とは逆の方向に向けて紙送され、用紙端b
が検出されると、センサ13を過ぎた位置で紙送りが停
止される(図8B)。最後に、速度Vよりも遅い、例え
ば速度V/10で給紙方向に向けて用紙12が紙送りさ
れる。そして、センサ13に用紙端bが検出されると、
紙送りが停止される(図8C)。最後に遅い速度V/1
0で紙送りされるので、複雑な割り込み処理をすること
無く、センサ13の位置に極めて近い位置で用紙12を
停止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の色のそれ
ぞれを面順次的に重ねて印刷してカラー印刷を行なう際
に、各色の印刷開始位置を正確に合わせることができる
プリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ映像やコンピュータグラフ
ィック、ディジタルスチルカメラなどの画像データを取
り込み、カラーで高精彩に印画するビデオプリンタの需
要が高まっている。このような用途には、高画質,メン
テナンスが不要であるなどの点から、昇華型熱転写方式
によるプリンタが用いられる場合が多い。また、溶融型
熱転写方式によるプリンタが用いられる場合もある。
【0003】昇華型熱転写方式のプリンタは、昇華性染
料を主成分とするインクシートに熱を与え、気化したイ
ンクを印画用紙上のポリエステル系のコーティング(プ
リコート層と称される)と反応させて発色させる。イン
クシートに熱を与えるためには、例えばサーマルヘッド
が用いられる。この方式においては、加える熱の量を調
節することでドット単位で階調を表現することが可能で
ある。例えばY(yellow),M(magenta) ,およびC(cya
n)の各色のそれぞれにおいて256階調出せる場合、こ
れらの各色を面順次的に重ねて印刷することによって、
約1670万色の所謂フルカラー印画が可能とされる。
【0004】サーマルヘッドには、例えばライン単位で
ドットに対応した発熱体が設けられる。そして、このサ
ーマルヘッドが用紙に対して並行に配され、発熱体に対
してライン単位でデータが与えられることによって、与
えられたデータに対応した熱が発生し、インクの気化が
生じる。用紙またはヘッドを順次移動させることによっ
て、用紙面に対して印刷がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
て、多くのプリンタ装置には複数個のマイクロプロセッ
サ(以下、マイコンと称する)が搭載され、それぞれ専
用の機能が割り当てられていた。したがって、例えばプ
リンタに対する給紙の際に、センサによって用紙端を検
出して専用のメカ制御マイコンに割り込み動作を掛ける
ことによって、印刷開始位置の正確な制御を行なうこと
が可能であった。
【0006】しかしながら、近年、マイコンの高性能化
および大容量化が進み、またプリンタ装置に対しても小
型化やローコスト化が求められており、メカ制御,印刷
のための画像処理,装置におけるユーザインターフェイ
スといった複数の機能を1個のマイコンに集約させる必
要が生じてきた。その結果、用いられる割り込み処理が
多くなってしまい、ソフト構成が複雑になってしまうと
いう問題が生じていた。
【0007】YMCの各色を面順次的に重ねて印刷しカ
ラー印刷を行なう場合、印刷開始位置の正確な制御は、
必須である。上述のようにプリンタ装置の各機能に対し
てそれぞれ専用のマイコンを割り当てる場合には、この
制御を比較的容易に行なうことができる。ところが、1
個のマイコンで以て他の機能と兼用してこの制御を行な
おうとした場合、上述したように、割り込み処理の制御
が複雑になってしまうという問題点があった。
【0008】したがって、この発明の目的は、複雑な割
り込み処理を行なうこと無く各色の印刷開始位置の制御
を行なうことができるようなプリンタ装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、複数の色を面順次的に重ねて印刷
することによってカラー印刷を行なうプリンタ装置にお
いて、所定の命令に基づき用紙の紙送りを行なう紙送り
手段と、周期内に用紙の検出を行なう検出手段と、検出
手段の出力を受け取って、第1の方向に向けて用紙の紙
送りを第1の速度で行ない、検出結果に基づき用紙の端
が検出されたら第1の方向とは逆の第2の方向に向けて
紙送りを行い、検出結果に基づき用紙端が検出されたら
第1の方向に向けて第1の速度よりも遅い第2の速度で
紙送りを行ない、検出結果に基づき用紙端が検出された
ら第2の速度での紙送りを停止させるように、紙送り手
段を制御する制御手段とから構成されることを特徴とす
るプリンタ装置である。
【0010】上述したように、この発明は、第1の方向
に第1の速度で紙送りされた用紙の端が検出されたら紙
送りを停止させ、第1の方向とは逆の第2の方向に向け
て用紙の紙送りを行ない、そこで用紙端が検出されたら
紙送りを停止させ、第1の方向に向けて第1の速度より
遅い第2の速度で紙送りを行ない、用紙端が検出された
ら紙送りを停止させるようにされているため、複数の色
が面順次的に印刷される場合に、それぞれの印刷開始位
置を正確に合わせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明に
適用できる昇華型熱転写方式によるプリンタ装置の構成
の一例を概略的に示す。プリンタ1がインターフェイス
2を介してコンピュータ3と接続される。プリンタ1に
対する印刷などの指示および印刷データは、インターフ
ェイス2を介してコンピュータ3からプリンタ1に対し
て送られる。プリンタ1は、メモリ4,マイクロプロセ
ッサなどから成るマイコン5,サーマルヘッド駆動装置
6,サーマルヘッド7,および用紙のローディングの機
構などのメカ部8などから成る。なお、ここでは、プリ
ンタ1は、Y(yellow),M(magenta) ,およびC(cyan)
の3色でカラー印刷を行なうものとする。
【0012】コンピュータ3に対して、プリンタ1での
印刷動作の指示がなされると、コンピュータ1に表示ま
たは保存された画像データがY,M,およびCの3色に
分解される。この3色に分解された画像データは、順
次、インターフェイス2を介してプリンタ1に供給され
る。これら画像データは、プリンタ1においてメモリ4
に転送され記憶される。メモリ4において、印刷する画
像1枚分(すなわち、3色分)の画像データが揃ったな
らば、次の動作に移る。次には、例えばこのプリンタ装
置に対する給紙および印刷が行なわれる。
【0013】図2は、このプリンタ装置における給紙機
構を概略的に示す。プリント動作が開始されると、先
ず、ペーパーモータ11が給紙方向に回転することによ
り、aの方向から給紙された用紙12がプリンタ装置内
部に対して引き込まれる。用紙12が引き込まれ、セン
サ13によって用紙12の端bが検出されると、印刷開
始位置が決定され、用紙12がその位置で一旦停止され
る。センサ13は、例えば発光ダイオードなどの発光素
子とフォトトランジスタなどの受光素子が組み合わされ
て成る。すなわち、用紙12がこのセンサ13の発光素
子と受光素子との間にあると、受光素子に受光される発
光素子からの光が遮られ、用紙12の存在がセンサ13
に検出される。
【0014】次に、リボンモータ14によってインクリ
ボン15がY(yellow)の染料が塗布されている部分まで
送られる。そして、サーマルヘッド16が用紙12を介
してプラテンローラ17に圧着される。用紙12がペー
パーモータ11によって所定の速度で送られ、サーマル
ヘッド16が印刷するデータに応じて発熱することによ
ってリボン15に塗布された染料が気化し、用紙12に
対してYの印刷が開始される。用紙12が印刷方向に対
して所定量送られるとYの印刷が終了し、再び用紙12
がペーパーモータ11によってプリンタ装置内部に引き
込まれ、センサ13によって用紙端bが検出されること
によってM(magenta) の印刷開始位置が決定される。以
下、このMおよびC(cyan)の印刷がYと同様にして行な
われ、カラー印刷がなされる。
【0015】なお、この図2における各機構は、図1に
おけるメカ部8に含まれるものである。
【0016】図3,図4,および図5は、上述の処理を
1個のマイコンで行なう際のフローチャートの一例を示
す。図3は、このプリンタ装置における全体的な処理を
示す。ステップS1で、マイコン5において何らかのメ
カ動作の要求があるかどうかが判断される。例えば、コ
ンピュータ3からプリンタ装置1に対して印刷の要求が
あった場合、マイコン5に対して、上述したような給紙
および印刷に関するメカ動作の要求が出される。若し、
メカ動作要求が無いと判断された場合には、処理はステ
ップS3に移行する。このステップS3は、メカ動作を
行なうためのチャートである。一方、ステップS1にお
いてメカ動作要求があった場合には、処理はステップS
2に移行する。このステップS2は、JOB(ジョブ)
と称される、一定期間実行される待ち状態である。これ
らステップS2およびステップS3は、所定の処理を終
了すると共にステップS1に戻り、次のメカ動作を待機
する。
【0017】図4は、上述のステップS3におけるメカ
動作の一例のフローチャートを示す。メカ動作は、メカ
に対する動作命令が発せられメカ動作がなされる動作の
ステップと、後述するJOBと称される処理のステップ
とが1つの動作の単位とされ、この1動作単位に対して
所定のJOB周期、例えば15msが設定される。この
メカ動作チャートは、このJOB周期の繰り返しによっ
てなる。また、動作のステップは、メカ動作には何の命
令も出さないような状態も存在する。これをnull状
態と称する。このnull状態は、実質的には待ち状態
であり、このnull状態の間、メカは、その前に出さ
れた命令による動作を保持する。
【0018】図5は、上述のステップS2におけるJO
Bの一例のフローチャートを示す。ステップS10で、
印刷データのエッジ強調や色補正などの画像処理がなさ
れる。また、このプリンタ装置1がディスプレイなどを
有している場合には、このディスプレイに対する表示処
理もこのステップS10で行なわれる。次のステップS
11で、センサ13など各種センサの監視がなされる。
このステップS11によるセンサの監視結果は、例えば
マイコン5の所定のレジスタに保持される。そして、ス
テップS12において、上述の、設定されたJOB周期
が経過するまで待機する。そして、所定のJOB周期が
経過したと判断されたら、このJOBのフローが終了さ
れる。
【0019】なお、ステップS10で消費される時間
は、画像処理などの内容によって異なり、それに伴いス
テップS11のセンサ監視のタイミングも異なるものと
なる。したがって、上述のJOB周期における動作のス
テップの長さおよびタイミングも異なる。
【0020】上述の、給紙および印刷の例では、最初の
JOB周期における動作のステップにおいて、マイコン
5からペーパーモータ11に対して動作命令が出され、
ペーパーモータ11が動作する。それに伴い用紙12が
装置内に引き込まれる。引き込まれた用紙12がセンサ
13に達するまでは所定の時間が必要なため、次のJO
B周期からは所定の回数だけ動作のステップがnull
状態とされる。このnull状態においても、図5に示
されるフローチャートのステップS11におけるセンサ
監視は行なわれる。あるJOB周期内でセンサ13によ
って用紙12の用紙端bが検出されると、検出結果が例
えばマイコン5のレジスタに保持される。そして、次の
JOB周期において、この検出結果に基づく命令、例え
ばペーパーモータ11に対する停止命令がマイコン5か
ら出され、モータ11が停止される。
【0021】図6は、このフローチャートに基づく実際
の動作を概略的に示す。なお、この図6において、右方
向に時間の経過を表すものとする。最初に行なわれるY
の印刷において、先ず、ペーパーモータ11によって用
紙12が速度Vで給紙される。そして、図6Aに示され
るように、JOB周期においてセンサ13による用紙端
bの検出が位置cにおいてなされる。
【0022】この用紙端bの検出は、例えば前のJOB
周期におけるセンサ13による検出結果とこのJOB周
期による検出結果とが比較されることによってなされ
る。用紙12が発光素子および受光素子との組み合わせ
からなるセンサ13の間にあり、受光素子に受光される
発光素子の光を用紙12が遮ることによって、検出がな
される。この検出結果は、例えば、一時マイコン5のレ
ジスタに記憶される。このレジスタに記憶された検出結
果と、現在のJOB周期で得られた検出結果とが比較さ
れる。そして、現在のJOB周期の検出結果が次のJO
B周期の検出結果との比較のためにレジスタに記憶され
る。
【0023】若し、用紙端bが検出されたら、紙送りを
停止させるために、次のJOB周期の位置dでペーパー
モータ11に対して停止命令が出され、例えば図6Aの
位置eで以てモータ11が停止され、紙送りが停止され
る。また、このJOB周期内でも、例えば位置eにおい
てセンサ13による監視が行なわれる。
【0024】このようにYの印刷に伴い印刷開始位置が
設定され、Yの印刷が開始される。この印刷は、ペーパ
ーモータ11の回転方向が給紙の際とは逆とされ、所定
の方向で以て用紙12が送られることによってなされ
る。Yの印刷が終了すると、次にMの印刷が行なわれ
る。Mの印刷の際にも、Yの印刷と同様に、印刷開始位
置の設定がなされる。すなわち、図6Bに示されるよう
に、ペーパーモータ11が用紙12をaの方向に給紙す
るように回転される。そして、用紙12がセンサ13の
位置まで達すると、JOB周期中にセンサ13によって
用紙端bが検出され、次のJOB周期にペーパーモータ
11に対して停止命令が出される。
【0025】上述のYの印刷時とMの印刷時とでは、例
えばJOBにおいてなされる画像処理の内容などが異な
る場合がある。そのような場合、センサ13による用紙
端bの検出位置やペーパーモータ11に対する停止命令
の出される位置に、上述のYの印刷時とこのMの印刷時
とで差異が生じる。図6に示される例では、センサ13
での用紙端bの検出が位置c’においてなされ、ここで
用紙端bが検出された場合のペーパーモータ11に対す
る停止命令は、次のJOB周期の位置d’においてなさ
れる。すなわち、図6Aおよび図6Bとを比較した場
合、用紙12が停止するタイミングにΔtの差が生じ
る。
【0026】したがって、用紙12の給紙速度をVとす
ると、Yの印刷時とMの印刷時とで、印刷開始位置にV
Δtのずれが生じる。このずれは、速度Vが大きいほど
大きくなる。YMCの各色についてこのような印刷開始
位置のずれが生じると、従来技術で述べたように、美し
いカラー印刷ができない。また、ずれを小さくしようと
して給紙速度Vを小さくすると、印刷終了までの時間が
長くなってしまい、現実的ではない。
【0027】そこで、この発明においては、次に説明す
る処理によって給紙動作および印刷開始位置合わせを行
なうことで、この問題を解消している。図7は、この処
理のフローチャートを示す。また、図8は、このフロー
チャートに基づく用紙12の動作を概略的に示す。この
図8において、横軸は、実際の距離に対応する。
【0028】このフローチャートにおいて、各ステップ
を3つずつまとめたステップS20〜ステップS22,
ステップS23〜ステップS25,およびステップS2
6〜ステップS28は、それぞれ1つのJOB周期に相
当する。
【0029】先ず、ステップS20において、ペーパー
モータ11に対して動作命令が出され、この命令に基づ
くモータ11の動作により、給紙方向(図2におけるa
の方向)に速度Vで用紙12が送られる。そして、動作
は、図4に示されるJOBに移行する。JOB周期が経
過すると、次のJOB周期に移行するが、このJOB周
期における動作のステップはnull状態とされる。こ
の動作のステップがnull状態のJOB周期が所定の
回数だけ繰り返される。
【0030】この間のJOBにおいてセンサ13で以て
用紙端bが検出されたなら(ステップS21)、その次
のJOB周期にペーパーモータ11に対して停止命令が
出され(ステップS22)、この命令に基づきモータ1
1が停止される。用紙端bの検出は、上述したように、
センサ13に用紙12が検出されたJOB周期と検出さ
れなかったJOB周期の比較によってなされる。用紙端
bが検出されたJOB周期の次のJOB周期に、モータ
11に対して停止命令が出されるため、図8Aに示され
るように、用紙12は、センサ13の位置に用紙端bが
くるようには止まらない。
【0031】ステップS22で紙送りが停止されたら、
次のステップS23で、印刷方向、すなわち給紙方向a
の逆方向に対して、速度Vで以て紙送りがなされる。そ
して、動作のステップがnull状態のJOB周期が所
定の回数だけ繰り返される。その間にセンサ13によっ
て用紙端bが検出されたなら(ステップS24)、この
検出がなされたJOB周期の次のJOB周期において、
ペーパーモータ11に対して停止命令が出される(ステ
ップ25)。このときの用紙端bの検出は、センサ13
に対して用紙12が検出できなくなったことでなされ
る。すると、図8Bに示されるように、用紙端bは、セ
ンサ13の位置より少し戻った位置にくる。
【0032】ステップS25で紙送りが停止されたら、
次のステップS26で、給紙方向aに対して、速度Vよ
りも十分遅い速度V’で紙送りがなされる。この速度
V’は、例えばV/10程度の速度とされる。そして、
動作のステップがnullの状態のJOB周期が所定の
回数だけ繰り返される。その間にセンサ13によって用
紙端bが検出されたなら(ステップS27)、この検出
がなされたJOB周期の次のJOB周期において、ペー
パーモータ11に対して停止命令が出される(ステップ
S28)。ここでは、紙送りが遅い速度(この例ではV
/10)で以てなされるため、図8Cに示されるよう
に、センサ13に対する位置のずれが極めて小さく抑え
られる。
【0033】この図7に示される方法で以て、YMCの
各色に対して印刷開始位置の位置合わせを行なうことに
よって、色ずれのな無い美しいカラー印刷を行なうこと
ができる。
【0034】なお、上述の説明では、この発明が適用さ
れるプリンタ装置は、YMCの3色によるカラー印刷を
行なうとしたが、勿論、この発明は、上述の3色に加え
て例えばB(black) を加え4色でカラー印刷を行なうプ
リンタ装置にも適用できる。さらに、上述では、この発
明が適用されるプリンタ装置は、昇華型熱転写方式によ
るとしたが、これはこの例に限定されず、例えば溶融型
熱転写方式によるプリンタ装置にも適用できる。また、
面順次的に各色を重ねて印刷するような他の方式のプリ
ンタ装置に対しても適用可能なものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるプ
リンタ装置では、最初、給紙方向に対して所定の速度で
以てセンサ位置まで紙送りを行ない、次に逆方向に対し
てセンサ位置まで紙送りを行ない、最後に、再び給紙方
向に対して十分遅い速度で以てセンサ位置まで紙送りを
行なうことによって、印刷開始位置の位置合わせを行な
っている。そのため、特別なソフトウェア処理やメカ制
御を行なうこと無く、YMCの各色において、印刷開始
位置を極めて正確に合わせることができる効果がある。
【0036】また、それにより、YMCの各色を面順次
で印刷するカラー印刷において、極めて美しいカラー印
刷を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に適用できる昇華型熱転写方式による
プリンタ装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】プリンタ装置における給紙機構を概略的に示す
略線図である。
【図3】プリンタ装置の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】プリンタ装置の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】プリンタ装置の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】フローチャートに基づく実際の動作を概略的に
示す略線図である。
【図7】この発明による給紙処理のフローチャートであ
る。
【図8】この発明による用紙の動作を概略的に示す略線
図である。
【符号の説明】
1・・・プリンタ装置、5・・・マイコン、8・・・メ
カ部、11・・・ペーパーモータ、12・・・用紙、1
3・・・センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 和雅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 毎熊 美由紀 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 塩田 裕之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色を面順次的に重ねて印刷するこ
    とによってカラー印刷を行なうプリンタ装置において、 所定の命令に基づき用紙の紙送りを行なう紙送り手段
    と、 上記周期内に上記用紙の検出を行なう検出手段と、 上記検出手段の出力を受け取って、第1の方向に向けて
    上記用紙の紙送りを第1の速度で行ない、上記検出結果
    に基づき上記用紙の端が検出されたら上記第1の方向と
    は逆の第2の方向に向けて上記紙送りを行い、上記検出
    結果に基づき上記用紙端が検出されたら上記第1の方向
    に向けて上記第1の速度よりも遅い第2の速度で上記紙
    送りを行ない、上記検出結果に基づき上記用紙端が検出
    されたら上記第2の速度での紙送りを停止させるよう
    に、上記紙送り手段を制御する制御手段とから構成され
    ることを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタ装置におい
    て、 上記制御手段は、所定の周期を単位として上記紙送り手
    段に対して上記命令を発することを特徴とするプリンタ
    装置。
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