JP2000351471A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び画像形成装置

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JP2000351471A
JP2000351471A JP11166517A JP16651799A JP2000351471A JP 2000351471 A JP2000351471 A JP 2000351471A JP 11166517 A JP11166517 A JP 11166517A JP 16651799 A JP16651799 A JP 16651799A JP 2000351471 A JP2000351471 A JP 2000351471A
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feed roller
paper
circumferential direction
protrusions
projections
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JP11166517A
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Toshiaki Kobayashi
稔明 小林
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度良く紙を給送する給紙装置及び画像形成
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 上述の課題を解決するために請求項1記
載の装置は、フィードローラ27と、フィードローラ2
7と共に紙を狭持するピンチローラ28と、フィードロ
ーラ27を回転駆動する駆動手段44と、フィードロー
ラ27の円周方向にほぼ等間隔で複数の突起50が配置
される第1突起群(第1列)と、第1突起群(第1列)
に隣接し、フィードローラ27の円周方向にほぼ等間隔
で複数の突起50が配置される第2突起群(第2列)と
を有する給紙装置であって、第1突起群(第1列)の突
起50と第2突起群(第2列)の突起50とは、それぞ
れ第1突起群(第1列)及び第2突起群(第2列)にお
ける円周方向の突起間の間隔aよりも短い距離(1/
8)aだけ円周方向においてずれて配置されていること
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙を給送する給紙機
構及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタは紙を給送するためのフィード
ローラが組み込まれている。紙はフィードローラとピン
チローラとによって挟み込まれる。そしてフィードロー
ラが正回転、逆回転することにより、紙を往復移動して
いた。フィードローラには、その表面には複数の微小突
起が形成されているものがある。この微小突起は、フィ
ードローラと紙とが滑ることを防止するために設けられ
ている。
【0003】熱転写型のカラープリンタには、紙を往復
移動させて、3色以上の重ね合わせ印刷を実行するもの
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フィードローラの微小
突起は、ダイスをフィードローラに押圧することにより
形成される。そのため、ダイスは既に形成済みの突起を
避けながら次の突起を形成しなければならない。その結
果形成された突起の円周方向における間隔は所望の間隔
よりも広かった。
【0005】このようなフィードローラでは、紙が安定
した速度で給送されず、紙の送り精度が低くかった。そ
のため、最悪の場合、副走査方向に色ムラが起こる可能
性があった。特に紙を往復移動させるタイプの熱転写型
プリンタでは、色ずれが発生する恐れがあった。
【0006】上述の問題点に鑑みて本発明は、精度良く
紙を給送する給紙装置及び画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに請求項1記載の給紙装置は、フィードローラ27
と、フィードローラ27と共に紙を狭持するピンチロー
ラ28と、フィードローラ27を回転駆動する駆動手段
44と、フィードローラ27の円周方向にほぼ等間隔で
複数の突起50が配置される第1突起群(第1列)と、
第1突起群(第1列)に隣接し、フィードローラ27の
円周方向にほぼ等間隔で複数の突起50が配置される第
2突起群(第2列)とを有する給紙装置であって、第1
突起群(第1列)の突起50と第2突起群(第2列)の
突起50とは、それぞれ第1突起群(第1列)及び第2
突起群(第2列)における円周方向の突起間の間隔aよ
りも短い距離(1/8)aだけ円周方向においてずれて
配置されていることとした。
【0008】請求項2の画像形成装置は、フィードロー
ラ27と、フィードローラ27と共に紙を狭持するピン
チローラ28と、フィードローラ27を回転駆動する駆
動手段44と、フィードローラ27の円周方向にほぼ等
間隔で複数の突起50が配置される第1突起群(第1
列)と、第1突起群(第1列)に隣接し、フィードロー
ラ27の円周方向にほぼ等間隔で複数の突起50が配置
される第2突起群(第2列)と、紙に画像を記録する画
像記録手段45、29、33とを有する画像形成装置で
あって、第1突起群(第1列)の突起50と第2突起群
(第2列)の突起50とは、それぞれ第1突起群(第1
列)及び第2突起群(第2列)における円周方向の突起
間の間隔aよりも短い距離(1/8)aだけ円周方向に
おいてずれて配置されていることとした。
【0009】請求項3の画像形成装置は、請求項2記載
の画像形成装置であって、画像記録手段45、29、3
3は、複数個のヒータが列状に配列されているサーマル
ヘッド29と、面順次に複数の色が配置されるインクリ
ボン33とを含み、駆動手段44と画像記録手段45、
29、33とを制御し、紙に複数の色の画像を順次転写
させる制御手段1を更に有することとした。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態のロー
ラを用いた熱転写型のプリンタの概略を示す図である。
図2は熱転写プリンタの電気的な構成を示すブロック図
である。図1、図2を用いてプリンタの構成について説
明する。図2に示されるようにCPU1は各部にバス接
続されている。CPU1は各部を制御する回路である。
また、CPU1はインターフェース40を介して外部の
ホストコンピュータ100と接続されている。
【0011】給紙トレー21は、まだ印刷されていない
受像紙Pを収納する。排紙トレー34は印刷の終了した
受像紙Pを収納する。給紙ローラ22は、給紙トレー2
1からフィードローラ27側に、受像紙Pを送り出すロ
ーラである。給紙ローラ駆動機構41は、CPU1の命
令に基づいて、給紙ローラ22を駆動する。ばね23は
受像紙Pを給紙ローラ22側に付勢するばねである。ば
ね23は給紙ローラ22に対向する位置に配置されてい
る。さばき板24と経路切替部材25とは、給紙ローラ
22によって送られた受像紙Pから1枚だけ分別する。
【0012】経路切替部材25は給紙トレー21からフ
ィードローラ27側へ受像紙Pが給送されることを許可
する。また、経路切替部材25は、フィードローラ27
から排紙トレー34側へ給送されることを許可する。セ
ンサ42は受像紙Pの位置を検出するためのセンサであ
る。センサ42は受像紙Pがセンサ上を通過する場合に
検知信号を出力する。また、センサ42は受像紙Pがセ
ンサ上を通過しない場合に検知信号を出力しない。CP
U1は検知信号の変化に基づいて、受像紙Pの位置を判
断する。
【0013】フィードローラ27は受像紙Pを双方向に
給送可能なローラである。ピンチローラ28は受像紙P
をフィードローラ27に押圧するローラである。フィー
ドローラ27は回転することにより、ピンチローラ28
に押圧された受像紙Pを移動する。ピンチローラ28は
受像紙Pの移動に伴って回転する。ローラ移動機構43
は、ピンチローラ28をフィードローラ27に向けて圧
接する向き又は離間する向きに移動する機構である。ピ
ンチローラ28は、印刷時にローラ移動機構43により
受像紙Pをフィードローラ27に圧接する位置に配置さ
れる。また、ピンチローラ28は、印刷休止時にローラ
移動機構43によりフィードローラ27から離間する位
置に配置される。
【0014】サーマルヘッド29には、複数個のヒータ
が、主走査方向に1列に配列されている。主走査方向と
は図1の紙面に垂直な方向である。フィードローラ27
による受像紙Pの給送方向を副走査方向と呼ぶ。尚、副
走査方向における図1中の下向きをA向きと呼ぶことに
する。また、副走査方向における図1中の上向きをB向
きと呼ぶことにする。
【0015】サーマルヘッド駆動回路45は、CPU1
の命令に基づいて、ヒータを選択的に発熱する。ヒータ
の熱によりインクリボン33のインクが受像紙Pに転写
される。よって、選択されたヒータのパターンが受像紙
Pに印画される。また、サーマルヘッド駆動回路45が
サーマルヘッド29のヒータの発熱時間を調節すること
により、受像紙に転写される濃度階調が調節される。
【0016】サーマルヘッド移動機構46はサーマルヘ
ッド29をプラテン30に向けて圧接する向き又は離間
する向きに移動する機構である。サーマルヘッド29
は、印刷時にサーマルヘッド移動機構46により受像紙
Pをプラテン30に圧接する位置に配置される。また、
サーマルヘッド29は、印刷休止時にサーマルヘッド移
動機構46によりプラテン30から離間する位置に配置
される。プラテン30は印刷時に受像紙P及びインクリ
ボン33をサーマルヘッド29に押圧する。プラテン3
0は、受像紙Pの移動に伴って回転する。
【0017】尚、インクリボン33には昇華性のインク
が塗布されている。インクリボン33には、イエロー
(以下Yと呼ぶ)インクの面、マゼンダ(以下Mと呼
ぶ)インクの面、及びシアン(以下Cと呼ぶ)インクの
面が、インクリボン33の長手方向に順次並んでいる。
供給軸32にはまだ印刷に使用されていないインクリボ
ン33が巻き付けられている。巻き取り軸31には印刷
に使用されたインクリボン33が巻き付けられる。
【0018】巻き取り軸駆動機構47は、巻き取り軸3
1を回転駆動し、インクリボン33を巻き取り軸31に
巻き取らせる機構である。巻き取り軸31は中心軸と外
輪部とから構成されている。巻き取り軸駆動機構47は
中心軸に回転力を与える。中心軸と外輪部とはフリクシ
ョン機構により接続されている。従って、中心軸と外輪
部との間の摩擦力が一定以上の大きさになると、中心軸
と外輪部とがスリップする。そのため、巻き取り軸31
の駆動中において、巻き取り軸31に取り付けられてい
るインクリボン33にほぼ一定の張力が発生する。
【0019】また供給軸32も同様に中心軸と外輪部と
とフリクション機構とから構成されている。従って、巻
き取り軸31の駆動中において、供給軸32に取り付け
られているインクリボン33にほぼ一定の張力が発生す
る。次にCPU1によるプリンタの印刷手順を説明す
る。外部のホストコンピュータ100から印画データを
受信すると、CPU1は給紙ローラ駆動機構41に駆動
命令を出力する。印画データにはYデータ、Mデータ、
Cデータが含まれる。給紙ローラ駆動機構41は、給紙
ローラ22を駆動して受像紙Pをフィードローラ27側
(図1の下向き)へ移動させる。受像紙Pがセンサ42
上を通過すると、センサ42は検知信号を出力する。
【0020】CPU1は、検知信号を受信してから所定
時間経過後にローラ移動機構43を駆動開始する。ロー
ラ移動機構43は、ピンチローラ28をフィードローラ
27へ向けて移動する。また、CPU1は、フィードロ
ーラ駆動機構44を制御して、フィードローラ27を回
転させる。受像紙Pはピンチローラ28によりフィード
ローラ27に押圧される。そして受像紙Pはフィードロ
ーラ27の回転によりサーマルヘッド29側(A向き)
に移動する。
【0021】CPU1は、センサ42からの検知信号が
無くなると、フィードローラ駆動機構44に停止命令を
出力する。センサ42が検知信号を出力しなくなったと
いうことは、受像紙Pがセンサ42を通過し終わったこ
とを意味する。フィードローラ駆動機構44は、フィー
ドローラ27の回転を停止する。次にCPU1は、サー
マルヘッド移動機構46を制御して、サーマルヘッド2
9をプラテン30側に押圧する。このとき、インクリボ
ン33のY面が受像紙Pに対面している。
【0022】次にCPU1はY色印画の制御を開始す
る。まずCPU1はフィードローラ27を回転し、受像
紙Pを排紙トレー34側(B向き)に移動させる。すな
わち、受像紙Pは今までと逆の向きに移動することにな
る。また、CPU1は、フィードローラ27の回転に同
期して、サーマルヘッド駆動回路45を駆動する。尚、
CPU1はYデータに基づいてサーマルヘッド駆動回路
45を駆動する。また、CPU1は、巻き取り軸駆動機
構47を制御して、巻き取り軸31にインクリボン33
を巻き取らせる。よって、受像紙Pにはライン毎にYイ
ンクが転写される。
【0023】そして、CPU1は、フィードローラ27
を所定量駆動することによりY画像の1画面分の印画を
終了すると、フィードローラ駆動機構44に停止命令を
出力する。フィードローラ駆動機構44は、フィードロ
ーラ27の駆動を停止する。次にCPU1は、サーマル
ヘッド移動機構46を制御して、サーマルヘッド29を
プラテン30から離間する。CPU1は、フィードロー
ラ駆動機構44を制御して、フィードローラ27を回転
させる。受像紙Pはフィードローラ27の回転によりサ
ーマルヘッド29側(A向き)に移動する。
【0024】CPU1は、センサ42からの検知信号が
無くなると、フィードローラ駆動機構44に停止命令を
出力する。フィードローラ駆動機構44は、停止命令に
応答してフィードローラ27の回転を停止する。次にC
PU1は、サーマルヘッド移動機構46を制御して、サ
ーマルヘッド29をプラテン30側に押圧する。このと
き、インクリボン33のM面が受像紙Pに対面してい
る。
【0025】次にCPU1はM色印画の制御を開始す
る。まずCPU1はフィードローラ27を回転し、受像
紙Pを排紙トレー34側(B向き)に移動させる。ま
た、CPU1は、フィードローラ27の回転に同期し
て、サーマルヘッド駆動回路45を駆動する。尚、CP
UはMデータに基づいてサーマルヘッド駆動回路45を
駆動する。また、CPU1は、巻き取り軸駆動機構47
を制御して、巻き取り軸31にインクリボン33を巻き
取らせる。よって、受像紙Pにはライン毎にMインクが
転写される。
【0026】そして、CPU1は、フィードローラ27
を所定量駆動することによりM画像の1画面分の印画を
終了すると、フィードローラ駆動機構44に停止命令を
出力する。フィードローラ駆動機構44は、フィードロ
ーラ27の駆動を停止する。次にCPU1は、サーマル
ヘッド移動機構46を制御して、サーマルヘッド29を
プラテン30から離間する。CPU1は、フィードロー
ラ駆動機構44を制御して、フィードローラ27を回転
させる。受像紙Pはフィードローラ27の回転によりサ
ーマルヘッド29側(A向き)に移動する。
【0027】CPU1は、センサ42からの検知信号が
無くなると、フィードローラ駆動機構44に停止命令を
出力する。フィードローラ駆動機構44は、停止命令に
応答してフィードローラ27の回転を停止する。次にC
PU1は、サーマルヘッド移動機構46を制御して、サ
ーマルヘッド29をプラテン30側に押圧する。このと
き、インクリボン33のC面が受像紙Pに対面してい
る。
【0028】次にCPU1はC色印画の制御を開始す
る。まずCPU1はフィードローラ27を回転し、受像
紙Pを排紙トレー34側(B向き)に移動させる。ま
た、CPU1は、フィードローラ27の回転に同期し
て、サーマルヘッド駆動回路45を駆動する。尚、CP
UはCデータに基づいてサーマルヘッド駆動回路45を
駆動する。また、CPU1は、巻き取り軸駆動機構47
を制御して、巻き取り軸31にインクリボン33を巻き
取らせる。よって、受像紙Pにはライン毎にCインクが
転写される。
【0029】そして、CPU1は、フィードローラ27
を所定量駆動することによりC画像の1画面分の印画を
終了するとサーマルヘッド移動機構46に離間命令を出
力する。サーマルヘッド移動機構46はサーマルヘッド
29をプラテン30から離間させる。CPU1はセンサ
42から検知信号を受信して更に検知信号が受信されな
くなるまで待機する。そしてCPU1から検知信号が受
信されなくなってから所定時間後にフィードローラ27
を停止させる。このとき受像紙Pは排紙トレー34に収
納されている。
【0030】上述したようにY画像、M画像、C画像を
受像紙Pに重ね合わせることにより、カラー画像が受像
紙P上に形成される。各色画像の重ね合わせの為に受像
紙Pは3往復する。そのため、フィードローラ27とピ
ンチローラ28との間で受像紙Pがずれてしまうと、色
ずれが生じてしまう。図3(a)はフィードローラ27
を示す図である。図3(b)フィードローラ27の27
aを拡大した図である。図3(a)、図3(b)を用い
て、フィードローラ27について説明する。
【0031】フィードローラ27は直径が13mmの金
属製のローラである。フィードローラ27の側面には微
小な突起50が複数形成されている。突起50は円周方
向において5°の間隔で配置される。即ち、突起50は
円周方向において72個配置される。図3(b)に示さ
れるように、円周方向における突起間の距離はaであ
る。即ち、角度にして5°ずれている。第1列の突起群
の軸方向に隣接して第2列の突起群が形成されている。
第1列の突起群の各突起と第2列の突起群の各突起と
は、円周方向に(1/8)*aだけずれている。角度に
して0.625°ずれている。
【0032】図4はフィードローラ27に突起50を形
成する様子を示す図である。ダイス60をフィードロー
ラ27の角度θよりも少し上の位置に当てる。そして、
ダイス60を角度θの位置に達するまで図中矢印方向に
押し付ける。次にダイス60をフィードローラ27から
離した後、フィードローラを角度αだけ回転する。そし
て上述の手順を繰り返すことにより、角度α毎に複数の
突起が形成される。
【0033】次に図5を用いて突起50の形成と突起寸
法との関係について説明する。角度α+θの位置に高さ
hの突起が形成されたとする。このとき、前に形成した
突起50にダイス60がぶつかることなく、次の突起5
0を加工することのできる高さhの値を考える。図5か
ら明らかなように以下の式1が成り立つ。 rcosθ−rcos(α+θ)=hcos(α+θ)・・・式1 r:フィードローラの半径 θ:突起形成位置の角度 α:突起間の角度 h:突起の高さ 例えばθ=10°、α=5°、2r=φ13とすると、
h=0.127mmとなる。即ち、高さ127μm以上
の突起50を形成しようとすると、ダイス60が前に形
成した突起50にぶつかってしまう。従って、上述のよ
うに角度θの位置を加工すれば、h=100μmの突起
50を形成することが出来る。
【0034】尚、ほぼθ=0°の位置で加工すれば、ダ
イス60に掛かる力は小さくて済む。しかしながら、図
5における場合とhの値を同じにしようとすると、図6
に示すように、突起先端のX座標は式2のようになる。 X=(r+h)cosα・・・式2 r=6.5、h=0.1、α=5°を式2に代入する
と、X=6.57mmとなる。フィードローラ27の半
径が6.5であるから、これでは突起を加工することは
出来ない。
【0035】そのため、上述のように、適切な角度θの
位置に突起を形成することにより、所望の角度αの間隔
で必要とされるhの高さの突起50を形成することが可
能となる。尚、ダイス60には8つの突起が一度に形成
できるように押圧部が8箇所に形成されている。各押圧
部は円周方向に沿って(1/8)*aずれた位置に突起
を形成できるような位置に配置されている。従って、ダ
イス60をフィードローラ27に押圧すると図3(a)
に示されるように突起群50aが同時に形成される。
【0036】以上、説明したように、第1列の突起群の
突起と、第1列に隣接する第2列の突起群の突起とは、
円周方向に各列の突起間の間隔(角度)よりも小さな距
離(角度)のずれがある。仮にずれなく突起を形成しよ
うとすると、ダイスによる突起はα°間隔でしか形成で
きない。しかし、このずれの為に、本実施形態の装置
は、(1/8)*α°間隔で突起が配置されることが可
能となった。そのため、従来の装置よりも精度良く、副
走査方向に受像紙Pを移動することができる。
【0037】尚、上述の例では、第1列の突起群の突起
と第2列の突起群の突起とは、円周方向に(1/8)*
aだけずれていたが、これに限るものではない。ずれの
量が小さければ小さいほど良い。このずれ量は1/11
mm以下であればより好ましい。また、突起をフィード
ローラ27に側面にらせん状に形成することにしてもよ
い。
【0038】
【発明の効果】上述したように本発明の装置では、第1
突起群の突起と第2突起群の突起とは、それぞれ第1突
起群及び第2突起群における円周方向の突起間の間隔よ
りも短い距離だけ円周方向においてずれて配置されてい
るので、精度良く紙を給送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のローラを用いた熱転写型
のプリンタの概略を示す図である。
【図2】熱転写プリンタの電気的な構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明一実施形態のフィードローラを示す図で
ある。
【図4】フィードローラに突起を形成する様子を示す図
である。
【図5】突起の形成と突起寸法との関係とを説明するた
めの図である。
【図6】突起の形成と突起寸法との関係とを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 CPU 21 給紙トレー 22 給紙ローラ 23 ばね 24 さばき板 25 経路切替部材 27 フィードローラ 28 ピンチローラ 28d 中心軸 28e クラウン部 29 サーマルヘッド 30 プラテン 31 巻き取り軸 32 供給軸 33 インクリボン 34 排紙トレー 40 インターフェース 41 給紙ローラ駆動機構 42 センサ 43 ローラ移動機構 44 フィードローラ駆動機構 45 サーマルヘッド駆動回路 46 サーマルヘッド移動機構 47 巻き取り軸駆動機構 50 突起 100 ホストコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードローラと、 前記フィードローラと共に紙を狭持するピンチローラ
    と、 前記フィードローラを回転駆動する駆動手段と、 前記フィードローラの円周方向にほぼ等間隔で複数の突
    起が配置される第1突起群と、 前記第1突起群に隣接し、前記フィードローラの円周方
    向にほぼ等間隔で複数の突起が配置される第2突起群と
    を有する給紙装置であって、 前記第1突起群の突起と前記第2突起群の突起とは、そ
    れぞれ前記第1突起群及び前記第2突起群における円周
    方向の突起間の間隔よりも短い距離だけ円周方向におい
    てずれて配置されていることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 フィードローラと、 前記フィードローラと共に紙を狭持するピンチローラ
    と、 前記フィードローラを回転駆動する駆動手段と、 前記フィードローラの円周方向にほぼ等間隔で複数の突
    起が配置される第1突起群と、 前記第1突起群に隣接し、前記フィードローラの円周方
    向にほぼ等間隔で複数の突起が配置される第2突起群
    と、 前記紙に画像を記録する画像記録手段とを有する画像形
    成装置であって、 前記第1突起群の突起と前記第2突起群の突起とは、そ
    れぞれ前記第1突起群及び前記第2突起群における円周
    方向の突起間の間隔よりも短い距離だけ円周方向におい
    てずれて配置されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置であって、 前記画像記録手段は、複数個のヒータが列状に配列され
    ているサーマルヘッドと、面順次に複数の色が配置され
    るインクリボンとを含み、 前記駆動手段と前記画像記録手段とを制御し、前記紙に
    複数の色の画像を順次転写させる制御手段を更に有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014054750A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Citizen Holdings Co Ltd プリンタ

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