JPH1058632A

JPH1058632A - 組版結果分割装置

Info

Publication number: JPH1058632A
Application number: JP8219563A
Authority: JP
Inventors: Fumio Hirabayashi; 文雄平林
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1996-08-21
Filing date: 1996-08-21
Publication date: 1998-03-03

Abstract

(57)【要約】【課題】印刷物のページ数が多くても確実に分割でき、
編集のできる組版結果分割装置を提供するものである。【解決手段】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、組版情報により処理された処理結果または文字
データ自体をページ単位で複数に分割する分割手段１を
具備したことを特徴とする組版結果分割装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッサ
や印刷用写植機において使用される編集装置であって、
特に組版情報が付加された文字、文字列等からなる文字
データの組版処理を行い、この処理結果を編集する編集
装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来情報雑誌、カタログ等の印刷物を作
成する場合、まず、印刷物の内容が記載されている指示
原稿を基に、オペレータにより文字、文字列等が入力機
のキーボード等でキー入力される。また、上記オペレー
タは文字データの入力の際、文字データに書体、級数等
の組版情報を文字、文字列に付加している。

【０００３】組版情報の付加方法の一例としては、図４
に示されるように文字列からなる文章の前方に、書体
（α）、文字の大きさ（９β）、この文章が流し込まれ
る位置（ｘ１９ｙ３０）、改行（π）、改ページ（ψ）
等の組版情報が付加され入力されている。

【０００４】また、組版情報が付加される位置は、上記
位置に限定されることはなく、文章の中間や末端に付加
されても良いものとする。

【０００５】また、他の付加方法としては、指示原稿に
従い文字、文字列を入力し、次いで、指示原稿に従い組
版情報を付加する範囲を指定して、文字データに組版情
報を付加する方法もある。つまり、従来の方法を使用す
ることができるものである。

【０００６】次いで、組版情報が付加された文字、文字
列である文字データは組版情報に従って組版処理され、
処理結果はＣＲＴディスプレイに表示される。

【０００７】次いで、ＣＲＴディスプレイに表示された
処理結果はオペレータにより検査され、間違って文字、
文字列等が入力されり、間違って組版情報が付加された
文字データは訂正される。次いで、プリンター等の出力
機によりカラーカンプ等に印字出力され、指示原稿の作
成者に送られ校正が行われる。

【０００８】次いで、上記作成者から返却された校正原
稿を基に文字データの訂正を行い、再度カラーカンプ等
に文字データを印字出力し、指示原稿の作成者に再度校
正を依頼する。そして指示原稿の作成者の認証が得られ
るまで、上記作業を繰り返すこととなる。そして、認証
が得られたら上記文字データは記憶装置に記憶された
り、次の製版工程に送られたりする。ここで、上記入力
工程から製版工程までの工程を本発明では、編集工程と
する。

【０００９】近年、印刷物は大量に印刷されると供にペ
ージ数が多く成っており、上記編集工程は工程毎に細分
化され、細分化された入力、検査、訂正、校正後の入力
及び再検査等の各工程は全て流れ作業で行われている。

【００１０】さらに印刷物のページ数が多い場合は、作
業を一人のオペレータで行っては時間が係り作業効率も
低下するので、印刷物を形成する文字データを分割し
て、数人のオペレータで同じ作業がほぼ同時に行われて
いた。

【００１１】一つの印刷物を形成する文字データを複数
に分割する方法としては、ＦＤやネットワークにより文
字データの全データを複数のオペレータに分割して、各
オペレータが割り振られた部分を検査または校正を行
い、上記作業が終了後に編集者等がオペレータに分割し
た文字データの分割部分のみを選出し、再度編集し訂正
後文字データを作成する方法が用いられていた。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、文字データは任意に分割されること
が多く、検査、校正後に再度文字データを編集したとし
ても、編集後の文字データは抜けや重複等が生じる場合
が有り、分割部分を示す印しを設けたとしても訂正後の
文字データの収集後、確実に訂正後の文字データを編集
する事ができなかった。そのため、編集後の文字データ
の全てを印刷して検査する必要が生じ、印刷物作成の効
率を向上させることができなかった。

【００１３】本発明は、上記課題を解決するためにされ
たものであり、印刷物のページ数が多くても、文字デー
タの分割が基準にそくして行われるので、訂正後の文字
データの訂正による抜けや重複が生じず、確実に編集で
きるあ組版結果分割装置を提供するものである。

【００１４】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためにされたものであり、請求項１に対応する発
明は印刷物を形成する組版情報が付加された文字、文字
列等からなる文字データを編集する編集装置において、
組版情報により処理された処理結果を複数に分割する分
割手段１を具備したことを特徴とするものである。

【００１５】また、請求項２に対応する発明は、印刷物
を形成する組版情報が付加された文字、文字列等からな
る文字データを編集する編集装置において、組版情報に
より処理された処理結果をページ単位でふ複数に分割す
る分割手段１を具備したことを特徴とするものである。

【００１６】また、請求項３に対応する発明は、印刷物
を形成する組版情報が付加された文字、文字列等からな
る文字データを編集する編集装置において、上記文字デ
ータを複数に分割する分割手段１を具備したことを特徴
とするものである。

【００１７】また、請求項４に対応する発明は、印刷物
を形成する組版情報が付加された文字、文字列等からな
る文字データを編集する編集装置において、上記文字デ
ータをページ単位で複数に分割する分割手段１を具備し
たことを特徴とするものである。

【００１８】また、請求項５に対応する発明は、印刷物
を形成する組版情報が付加された文字、文字列等からな
る文字データを編集する編集装置において、文字データ
を記憶している記憶手段２と、前記記憶手段２から上記
文字データを読み出す読み出し手段３と、前記読み出し
手段３により読み出された文字データを組版情報に従っ
て組版処理する組版処理実行手段と４を具備したことを
特徴とする上記組版結果分割装置である。

【００１９】また、請求項６に対応する発明は、印刷物
を形成する組版情報が付加された文字、文字列等からな
る文字データを編集する編集装置において、文字データ
および／または組版情報に従って処理された組版処理結
果を出力する出力手段５を具備したことを特徴とする上
記組版結果分割装置である。

【００２０】また、請求項７に対応する発明は、印刷物
を形成する組版情報が付加された文字、文字列等からな
る文字データを編集する編集装置において、文字データ
を入力する入力手段６を具備したことを特徴とする上記
組版結果分割装置である。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の組版結果分割装置
を図を用いて説明する。図１は、本発明の実施の形態が
適応される組版結果分割装置の構成例を示すブロック図
である。

【００２２】この図１において、７は装置各部を制御す
るＣＰＵであり分割手段１、読み出し手段３、組版実行
手段４に該当する。また、８は演算制御中のデータを記
憶するメモリ、およびハードディスク等の記憶装置８で
あり、印刷物に印刷される文字、文字列等及び文字、文
字列等に付加された組版情報等からなる文字データを保
持するための大量記憶手段として使用されるものであ
る。

【００２３】また、９は入力装置であり文字、文字列等
および組版情報等を入力するキーボード、マウス等であ
り入力手段６に該当し、１０はプリンター、１１はディ
スプレイであり組版情報により処理された文字データが
出力または表示されるものであり、出力手段５に該当す
るものである。

【００２４】本発明の組版結果分割装置の作業の流れ
を、複数ページある印刷物を分割することを例として、
具体的に説明する。図２は本発明の一例を示す実施の形
態におけるフローチャートを示すものである。

【００２５】ステップ１０１（Ｓ１０１）キーボード等
の入力装置９により文字、文字列等が組版情報を付加さ
れながら入力され、記憶装置８に記憶される。

【００２６】ステップ１０２（Ｓ１０２）次いで、記憶
装置８から文字データが読み出され、組版情報に従って
文字、文字列が組版処理され、印刷物の総ページが確認
される。

【００２７】ステップ１０３（Ｓ１０３）次いで、印刷
物の総枚数が複数枚の場合は、ページ毎に分割され記憶
装置８に記憶される。なお、分割された文字データは、
ハードディスク等の記憶装置８に記憶されるだけではな
く、分割されたページ毎にフロッピーディスク等に記憶
されたり、また、分割されたページ毎にネットワークに
より訂正を行うオペレータのコンピュータシステムの端
末に送信するように設定することもできる。

【００２８】ステップ１０４（Ｓ１０４）次いで、分割
されれた文字データはディスプレイ１１に表示され、指
示原稿と対比が行われ、文字、文字列が謝って入力され
ている場合や謝って組版情報が付加されている場合、キ
ーボードやマウス等の入力装置９により訂正が行われ
る。

【００２９】ステップ１０５（Ｓ１０５）次いで、全て
の分割された文字データの訂正が行われたら、再度文字
データを集め、分割したページ毎に再度編集する。編集
が終了したらプリンター１０によりカラーカンプ等に文
字データは出力することにより編集工程は終了する。

【００３０】さらに、文字データの分割の工程（点線で
囲んだステップ）の流れを図３に示すフローチャートを
用いて詳しく説明する。

【００３１】ステップ２０１（Ｓ２０１）まず、入力装
置９により入力された文字データを組版情報に従って組
版処理を行い、印刷物の総ページ数を取得し記憶装置８
に記憶する。

【００３２】ステップ２０２（Ｓ２０２）次いで、記憶
装置に基本となる数値を入力装置９により入力し、記憶
させる。上記基本数値は、以下のステップで示すよう
に、分割を行う際に基本となる数値であり、本実施の形
態では基本数値として１が入力している。つまり、２ペ
ージ以上の印刷物はこの基本数値を基準に分割されるこ
ととなる。

【００３３】ステップ２０３（Ｓ２０３）次いで、上記
基本数値である１と印刷物の総ページ数を比較する。そ
して、前記総ページが１より大きい時はステップ３０４
に移行し、１と等しい場合は工程は終了する。

【００３４】ステップ２０４（Ｓ２０４）次いで、基本
数値が示すページ以外の文字データを削除する

【００３５】ステップ２０５（Ｓ２０５）次いで、基本
数値が示すページの文字データを記憶装置８に記憶す
る。この際、上記文字データは印刷物の総文字データと
異なる階層に記憶することにより、この総文字データと
分割して記憶することとなる。

【００３６】ステップ２０６（Ｓ２０６）次いで、基本
数値に１を加え、ステップ２０３に移行する。本実施の
形態においては、基本数値の１に１を加えることによ
り、基本数値は２となる。

【００３７】そして、基本数値を２として上記工程を繰
り返し、基本数値と印刷物の総ページ数が等しくまたは
小さくなったら、この工程は終了する。

【００３８】上記ステップをさらに詳しく説明する。本
実施の形態において、印刷物の総ページ数を３ページと
し、基本数値を１とする。ステップ２０３（Ｓ２０３）まず、総ページ数＝３＞１＝基本数値の確認が行われ
る。そして、総ページ数が基本数値より大きいので、ス
テップ２０４に移行する。

【００３９】ステップ２０４（Ｓ２０４）次いで、基本数値＝１が示すページであるページ、つま
り、１ページに印刷される文字データ以外は削除され、
１ページに印刷される文字データは他の文字データと別
の組版結果として記憶する。

【００４０】ステップ２０５（Ｓ２０５）次いで、基本数値に１が加えられ基本数値は２（１＋１
＝２）となり、基本数値を２としてステップ２０３に移
行し、総ページ数＝３≧基本数値＝３となるまで上記作
業を繰り返す。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように本発明にれば、印刷
物形成する文字データの分割を容易に、確実に分割する
ことができる。

【００４２】また、文字データを確実に分割することが
できるので、訂正後の文字データを容易に、また間違い
なく収集し編集することができる。

【００４３】また、文字データを分割したデータ毎に記
憶することができるので、訂正の際に容易に訂正を行う
人数に合わせて分割することができる。

【００４４】また、文字データを分割する際に、任意の
基本数値を基に分割することができるので、訂正を行う
人に合わせて分割を行えると同時に、容易に分割の変更
を行うことができる。

【００４５】以上より、文字データの分割を容易に、確
実に、敏速に行うことができるので、編集作業の効率を
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態が適応される組版結果分割
装置の構成例を示すブロック図である

【図２】本発明の組版結果分割装置の一例を示す実施の
形態におけるフローチャートである。

【図３】本発明の組版結果分割装置による文字データの
分割の流れを示すフローチャートである。

【図４】文字、文字列に組版情報を付加した文字データ
の一例を示すものである。

【符号の説明】

１・・・分割手段２・・・記憶手段３・・・読み出し手段４・・・組版実行手段５・・・出力手段６・・・入力手段７・・・ＣＰＵ８・・・記憶装置９・・・入力装置１０・・プリンター１１・・ディスプレイ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、組版情報により処理された処理結果を複数に分割する分
割手段を具備したことを特徴とする組版結果分割装置。
【請求項２】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、組版情報により処理された処理結果をページ単位で複数
に分割する分割手段を具備したことを特徴とする組版結
果分割装置。
【請求項３】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、上記文字データを複数に分割する分割手段を具備したこ
とを特徴とする組版結果分割装置。
【請求項４】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、上記文字データをページ単位で複数に分割する分割手段
を具備したことを特徴とする組版結果分割装置。
【請求項５】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、文字データを記憶している記憶手段と、前記記憶手段から文字データを読み出す読み出し手段
と、前記読み出し手段により読み出された文字データを組版
情報に従って組版処理する組版処理実行手段と、を具備したことを特徴とする請求項１ないし請求項４記
載の組版結果分割装置。
【請求項６】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、文字データまたは組版情報に従って処理された組版処理
結果を出力する出力手段を具備したことを特徴とする請
求項１または請求項５記載の組版結果分割装置。
【請求項７】印刷物を形成する組版情報が付加された文
字、文字列等からなる文字データを編集する編集装置に
おいて、文字データおよび／または組版情報を入力する入力手段
を具備したことを特徴とする請求項１ないし請求項６記
載の組版結果分割装置。