JPH1058584A - ループを有する層を含む積層組立体の製造方法 - Google Patents

ループを有する層を含む積層組立体の製造方法

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JPH1058584A
JPH1058584A JP9132231A JP13223197A JPH1058584A JP H1058584 A JPH1058584 A JP H1058584A JP 9132231 A JP9132231 A JP 9132231A JP 13223197 A JP13223197 A JP 13223197A JP H1058584 A JPH1058584 A JP H1058584A
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JP
Japan
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layer
base
loop
laminated assembly
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP9132231A
Other languages
English (en)
Inventor
Jean Philippe Billarant
ジャン−フィリップ・ビヤラン
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Aplix SA
Original Assignee
Aplix SA
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Publication date
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Publication of JPH1058584A publication Critical patent/JPH1058584A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B18/00Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
    • A44B18/0069Details
    • A44B18/0073Attaching means

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結合剤によってループを接着させることなし
に、第1層をベースに確実、簡単に接着させることので
きる接着方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、1つの面を有する第1層と、
第1面及びループが突出する第2面を有する透過性ベー
スとを含む積層組立体の製法であり、それは、少なくと
もループの表面を、第1層をベースに結合させるために
使用される結合剤に対して接着親和性が比較的低い材料
で形成する工程と、第1層の前記1つの面とベースの第
1面とを、結合剤に対して比較的高い接着親和性を有す
る材料で形成する工程と、第1層の1つの面をベースの
第1面に結合剤で接着させる工程から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過性の第2層の
ベースの第1面に対し一面が結合剤で固定された第1層
を有し、その第2層は前記ベースの第2面から突出した
開放ループを有する積層、または成層組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は可撓性があって、例えばバンド
形の、いわゆるセルフグリップファスナーの雌形部分を
つくるために使用される組立体などに特に適用するもの
であり、そのループは例えばフックのような、膨大ヘッ
ド等を備えた繊維状の相手側雄形部分と取り外し自在な
係合関係で結合される。セルフグリップファスナーのこ
れらの雌形部分は、特に、おむつに使用される。
【0003】上記のベースは、費用の点から、軽くて開
放形で、従って、機械的に弱くて、寸法が変化し易い構
造ではあっても、セルフグリップファスナーの雌形部分
の重要な作用部材を構成するループの品質を犠牲にする
ことのないものが製造されている。
【0004】ベースがこのように機械的に弱く、寸法が
変化し易いため、雌形部分をその支持体の上に高速で配
置し、固定する操作は特に困難である。また、ループに
雄形部材を作用させると比較的大きい応力がベースにか
かるので、使用しにくいということもある。
【0005】従って、そのベースを、例えば無孔性のう
すくて可撓性のあるフィルムのような、もっと抵抗性の
ある支持層に接着させることによってベースを補強する
方法がとられている。この支持層は、積層組立体を製品
に取付ける場合には、中間支持体となる。或いは、その
支持層が製品そのものである場合もある。
【0006】しかしながら、そのような積層組立体の製
造には、いくつか問題がある。というのは、ループがベ
ース材料と共に、支持層にも接着しがちで、そうする
と、ループの頂部がベース及び/または支持層に対して
平らにかたく横たわってしまうため、雄形部材と所望の
係合関係で結合することができなくなり、ループのセル
フグリップ能力が破壊されるからである。事実、このよ
うな成層を行うために、一般には、例えばカレンダーを
用いてこの2つの組立部材を互いにしっかりとプレスす
る方法が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、確実で簡単でしかも安価な方法で、結合剤によって
ループを接着させることなしに、第1層、即ち支持層を
第2層のベースに接着させることのできる接着方法を提
供することによって上記欠点を改善することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、1つの面を有する第1層と、第1面及び
ループが突出する第2面を有する透過性ベースとを含む
積層組立体を製造する方法に関するものであり、それは
次の工程を包含する。
【0009】a). 少なくとも前記ループの表面を、前記
第1層を前記ベースに結合させるために使用される結合
剤に対して接着親和性が比較的低い材料で形成する工程
と。
【0010】b). 前記第1層の前記1つの面と、前記ベ
ースの第1面とを、前記結合剤に対して接着親和性が比
較的高い材料で形成する工程と。
【0011】c). 前記第1層の前記1つの面を前記ベー
スの第1面に前記結合剤で接着する工程。
【0012】このように、本発明の方法によれば、第1
層とベースの接着は、ループを接着させることなしに行
われる。従って、ループは全てその係合能力を保持す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例によれば、接
着は、第1層及び/またはベースの部分的熱融合により
行われ、結合剤は融合生成物により構成する。冷却後、
結合剤を構成する融合生成物は、第1層及び/またはベ
ースの構造に一体化する。この場合、ループはベースを
構成する材料の融点より高い融点を有する材料で構成す
る。
【0014】一実施例においては、ベースの、少なくと
も一部を、ポリプロピレン、またはポリオレフィン誘導
体で構成し、ループをポリアミド、ポリエステル、また
は誘導ポリマーで構成し、第1層は、例えば、ポリプロ
ピレン、あるいはポリオレフィン誘導体で構成してい
る。
【0015】本発明の第2実施例によれば、接着は、結
合剤を構成する接着剤を付加することによって行われ、
その接着剤は、第1層とベースとを互いに固定するため
に、第1層とベースとの一種又は複数種の材料と適合
(compatible)するものである。この場合、
ループは、その表面を例えば、シリコンを主にしたもの
のような接着防止剤で被覆し、あるいは、ループは、第
1層とベースとを接着するために使用される接着剤と適
合性のない材料、即ち、接着親和性のない材料で構成さ
れる。
【0016】一般に、第1層は無孔中実であって、ベー
スは、例えば、編み列により形成されるように有孔性で
ある。例えば、ベースは、編み糸及び/または細いひも
を編む横糸に織り糸、即ち縦糸をさしはさむことによっ
て形成され、ループはヤーンで形成され、ベースの製造
中に形成される。好ましくは、第1層は薄い、例えば、
可撓性フィルムで構成する。
【0017】本発明は、以下の開示を読み、本発明の方
法によって製造される積層組立体の概略横断面図を示す
図1を参照することにより一層理解されるであろう。
【0018】図面に概略で示す積層組立体は、互いに接
着された2層を有する。即ち、第1支持層1と第2作用
層2とであって、その第2作用層2は、基部、即ちベー
ス3と、そのベース3の片面から突出するループ4とを
有する。層1と2は上述したように形成されるので、再
度ここで説明する必要ないと判断する。
【0019】第1支持層1は、前述のように、ベース3
の一面6に接着される1つの面5を有し、ベース3の他
方の面7からループ4が突出している。
【0020】接着方法は、例えば、部分的熱融着でも、
接着剤をつけて単に接着してもよく、種々の工程を行う
ために、従来からよく知られているどのような装置を使
用してもよい。
【0021】接着工程中、ループ4は結合剤に対して親
和力が弱く、あるいは親和力を全く有しないので、層1
とベース3は、互いにしっかりと接着されるが、ループ
4はベース3に接着されたり、ベース3を通して第1層
に接着されたりすることはない。
【0022】勿論、本発明は前述の様式に制限されるも
のではない。むしろ請求項に限定した範囲から逸脱しな
い限り、種々の変形をなすことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、第1層をベースに接着
させるための結合剤に対して比較的親和力の低い材料で
形成することによって、ループを接着させることなく第
1層とベースの結合が行われ、ループは全て係合能力を
保持するものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を説明するための第1層
とベースをもつ積層組立体を示す断面図。
【符号の説明】
1 第1支持層 2 第2作用層 3 ベース 4 ループ 5 1つの面 6 面 7 面

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの面を有する第1層と、第1面及び
    ループを突出させる第2面を有する透過性ベースとを含
    む積層組立体の製法であって、 a). 少なくとも前記ループの表面を、前記第1層を前記
    ベースに接着させるために使用される結合剤に対して、
    比較的親和力の低い材料で形成する工程と、 b). 前記第1層の前記1つの面と、前記ベースの前記第
    1面を、前記結合剤に対して比較的親和力の高い材料で
    形成する工程と、 c). 前記第1層の前記1つの面を前記ベースの前記第1
    面に前記結合剤で接着する工程と、を有するループを有
    する層を含む積層組立体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1層と前記ベースの少なくとも一
    方を部分的熱融着によって接着し、前記結合剤は、冷却
    すると前記第1層と前記ベースの前記少なくとも一方の
    構造体に完全に融和する融合生成物で構成されることを
    特徴とする、請求項1記載のループを有する層を含む積
    層組立体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ループは、前記ベースを構成する材
    料の融点より高い融点をもつ材料で構成することを特徴
    とする、請求項2記載のループを有する層を含む積層組
    立体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ベースの少なくとも一部は、ポリプ
    ロピレン及びポリオレフィン誘導体のグループに属する
    材料で構成され、前記ループはポリアミド、ポリエステ
    ル及びその誘導ポリマーのグループに属する材料で構成
    されることを特徴とする、請求項3記載のループを有す
    る層を含む積層組立体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1層はポリプロピレン及びポリオ
    レフィン誘導体のグループに属する材料で構成されるこ
    とを特徴とする、請求項4記載のループを有する層を含
    む積層組立体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接着は、前記第1層と前記ベースを
    互いに固着させるために、前記第1層と前記ベースの材
    料に適合性をもち、前記結合剤を構成する接着剤を付加
    することによって行うことを特徴とする、請求項1記載
    のループを有する層を含む積層組立体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ループの表面を接着防止剤で被覆す
    ることを特徴とする、請求項6記載のループを有する層
    を含む積層組立体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記接着防止剤はシリコンを主にした材
    料であることを特徴とする、請求項6記載のループを有
    する層を含む積層組立体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ループは前記接着剤と適合しない材
    料、即ち、前記接着剤に対する接着親和性のない材料で
    構成することを特徴とする、請求項6記載のループを有
    する層を含む積層組立体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1層は無孔中実性であって、前
    記ベースは有孔性であることを特徴とする、請求項1記
    載のループを有する層を含む積層組立体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ベースは編み列で構成することを
    特徴とする、請求項10記載のループを有する層を含む
    積層組立体の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記ベースは、編み糸及び細ひものグ
    ループに属する部材を互いにさしはさむことによって構
    成し、前記ループはヤーンで構成され、しかも前記ベー
    スの製造中に形成されることを特徴とする、請求項10
    記載のループを有する層を含む積層組立体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記さしはさむ工程は織りや編みのグ
    ループに属することを特徴とする、請求項12記載のル
    ープを有する層を含む積層組立体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記編みは縦編みと横編みのグループ
    に属することを特徴とする、請求項13記載のループを
    有する層を含む積層組立体の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記積層組立体は、第1層が、無孔性
    の薄いフィルムで構成されているため可撓性があり、前
    記ループによりセルフグリップファスナーの雌形部分を
    構成することを意図したものであることを特徴とする、
    請求項1記載のループを有する層を含む積層組立体の製
    造方法。
JP9132231A 1996-05-23 1997-05-22 ループを有する層を含む積層組立体の製造方法 Pending JPH1058584A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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FR9606398 1996-05-23
FR9606398A FR2748911B1 (fr) 1996-05-23 1996-05-23 Procede de fabrication d'un ensemble stratifie comportant une couche munie de boucles

Publications (1)

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JPH1058584A true JPH1058584A (ja) 1998-03-03

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JP (1) JPH1058584A (ja)
DE (1) DE69710943T2 (ja)
ES (1) ES2171852T3 (ja)
FR (1) FR2748911B1 (ja)

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DE69710943D1 (de) 2002-04-18
DE69710943T2 (de) 2002-10-31
FR2748911B1 (fr) 1998-07-10
EP0808586A1 (fr) 1997-11-26

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