JPH1058154A - プロジェクションナットの溶接装置 - Google Patents
プロジェクションナットの溶接装置Info
- Publication number
- JPH1058154A JPH1058154A JP25730596A JP25730596A JPH1058154A JP H1058154 A JPH1058154 A JP H1058154A JP 25730596 A JP25730596 A JP 25730596A JP 25730596 A JP25730596 A JP 25730596A JP H1058154 A JPH1058154 A JP H1058154A
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- JP
- Japan
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- nut
- electrode
- guide pin
- projection
- supply rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一方の電極から突き出てきたガイドピンが一
時係止されたプロジェクションナットを貫通すると共に
他方の電極の受入孔に進入してガイドピンがプロジェク
ションナットを案内しながら相手方の部品に溶接する形
式のものにおいて、ナットの位置ずれや転落を防止する
ことが課題である。 【解決手段】 供給ロッド16にプロジェクションナッ
ト15の保持手段19を設け、供給ロッド16から電極
11へナット15を移行させる手段21を設け、電極1
1にはナット15の保持手段25が設けられている。
時係止されたプロジェクションナットを貫通すると共に
他方の電極の受入孔に進入してガイドピンがプロジェク
ションナットを案内しながら相手方の部品に溶接する形
式のものにおいて、ナットの位置ずれや転落を防止する
ことが課題である。 【解決手段】 供給ロッド16にプロジェクションナッ
ト15の保持手段19を設け、供給ロッド16から電極
11へナット15を移行させる手段21を設け、電極1
1にはナット15の保持手段25が設けられている。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、一方の電極から
突き出てきたガイドピンが一時係止されたプロジェクシ
ョンナットを貫通すると共に他方の電極の受入孔に進入
してガイドピンがプロジェクションナットを案内しなが
ら相手方の部品に溶接する形式の分野において活用され
るものである。
突き出てきたガイドピンが一時係止されたプロジェクシ
ョンナットを貫通すると共に他方の電極の受入孔に進入
してガイドピンがプロジェクションナットを案内しなが
ら相手方の部品に溶接する形式の分野において活用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】この発明の従来技術は、一方の電極から
突き出てきたガイドピンが一時係止されたプロジェクシ
ョンナットを貫通すると共に他方の電極の受入孔に進入
してガイドピンがプロジェクションナットを案内しなが
ら相手方の部品に溶接する形式のものである。図1は本
発明の実施例であるが、この図を部分的に流用して従来
技術を説明する。すなわち、静止部材1の上に円筒上の
基台2が固定され、その上に固定電極3がしっかりと結
合されている。固定電極3の中央部にはガイド孔4が貫
通した状態で明けられ、その中にガイドピン5が摺動自
在な状態で挿入してある。ガイドピン5は、大径部6と
小径部7から構成され、両径部6,7の境界に傾斜部8
が設けられている。固定電極3上には鋼板部品9が載置
され、鋼板部品9を図示していない位置決め手段で固定
することにより、鋼板部品9に明けた位置決め孔10と
ガイド孔4が図示のように合致させられている。
突き出てきたガイドピンが一時係止されたプロジェクシ
ョンナットを貫通すると共に他方の電極の受入孔に進入
してガイドピンがプロジェクションナットを案内しなが
ら相手方の部品に溶接する形式のものである。図1は本
発明の実施例であるが、この図を部分的に流用して従来
技術を説明する。すなわち、静止部材1の上に円筒上の
基台2が固定され、その上に固定電極3がしっかりと結
合されている。固定電極3の中央部にはガイド孔4が貫
通した状態で明けられ、その中にガイドピン5が摺動自
在な状態で挿入してある。ガイドピン5は、大径部6と
小径部7から構成され、両径部6,7の境界に傾斜部8
が設けられている。固定電極3上には鋼板部品9が載置
され、鋼板部品9を図示していない位置決め手段で固定
することにより、鋼板部品9に明けた位置決め孔10と
ガイド孔4が図示のように合致させられている。
【0003】固定電極3と対をなして可動電極11が進
退可能な状態で設置されている。可動電極11の進退は
通常のエアシリンダで行われるので、ここでは説明を省
略している。ガイドピン5はガイド孔4内を進退するも
ので、そのためにエアシリンダ12が基台2内に配置さ
れ、そのピストンロッド13がガイドピン5に結合して
ある。そして、可動電極11には、小径部7を受け入れ
る受入孔14が明けられている。
退可能な状態で設置されている。可動電極11の進退は
通常のエアシリンダで行われるので、ここでは説明を省
略している。ガイドピン5はガイド孔4内を進退するも
ので、そのためにエアシリンダ12が基台2内に配置さ
れ、そのピストンロッド13がガイドピン5に結合して
ある。そして、可動電極11には、小径部7を受け入れ
る受入孔14が明けられている。
【0004】鉄製のプロジェクションナット15は四角
い形状のもので、その寸法は縦・横が10mm,厚さ5
mmである。プロジェクションナット15を一時係止す
る手段は図示していないが、文章表現だけで説明する
と、両電極3と11の間に機械式のチャック機構が配置
され、そのチャック機構に管状の部品シュータが接続さ
れている。このシュータはパーツフィーダから伸びてき
ているものであり、急傾斜や圧縮空気で部品を移送して
いる。
い形状のもので、その寸法は縦・横が10mm,厚さ5
mmである。プロジェクションナット15を一時係止す
る手段は図示していないが、文章表現だけで説明する
と、両電極3と11の間に機械式のチャック機構が配置
され、そのチャック機構に管状の部品シュータが接続さ
れている。このシュータはパーツフィーダから伸びてき
ているものであり、急傾斜や圧縮空気で部品を移送して
いる。
【0005】プロジェクションナット15が両電極間に
一時係止されているところへガイドピン5が進出してき
てナットを串刺しにし、そこへ可動電極11が進出して
きて小径部7が受入孔14内に進入し、ガイドピン5が
ナット15を案内しながらガイドピン5も押し下げられ
て、ナット15が鋼板部品9に押し付けられ両電極間で
溶接される。
一時係止されているところへガイドピン5が進出してき
てナットを串刺しにし、そこへ可動電極11が進出して
きて小径部7が受入孔14内に進入し、ガイドピン5が
ナット15を案内しながらガイドピン5も押し下げられ
て、ナット15が鋼板部品9に押し付けられ両電極間で
溶接される。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】以上のような従来技
術であると、プロジェクションナットが高速で部品シュ
ータ内を移動してきて、チャック機構に係止されるので
あるが、チャック機構の挟みつける力に強弱があったり
してわずかな狂いでも存在すると、勢い良く移動してき
たナットの係止位置が正規の箇所からずれたり、極端な
場合にはナットがチャック機構から脱落したりする。こ
のような現象は正しい位置への溶接ができなかったり、
ナット欠品のまま次工程へ鋼板部品が送られるという問
題が発生するのである。
術であると、プロジェクションナットが高速で部品シュ
ータ内を移動してきて、チャック機構に係止されるので
あるが、チャック機構の挟みつける力に強弱があったり
してわずかな狂いでも存在すると、勢い良く移動してき
たナットの係止位置が正規の箇所からずれたり、極端な
場合にはナットがチャック機構から脱落したりする。こ
のような現象は正しい位置への溶接ができなかったり、
ナット欠品のまま次工程へ鋼板部品が送られるという問
題が発生するのである。
【0007】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明は、以
上に述べた問題点を解決するために提供されたもので、
一方の電極から突き出てきたガイドピンが一時係止され
たプロジェクションナットを貫通すると共に他方の電極
の受入孔に進入してガイドピンがプロジェクションナッ
トを案内しながら相手方の部品に溶接する形式のものに
おいて、供給ロッドの進退方向が電極の軸線に対してほ
ぼ直交する向きに設定され、供給ロッドの先端部にはプ
ロジェクションナットの保持手段が設置され、供給ロッ
ドが進出した位置においてプロジェクションナットを前
記保持手段から電極の保持手段へ移行させる手段が設け
られていることを特徴とするもので、供給ロッドで保持
されたプロジェクションナットが供給ロッドから強制的
に電極の方へ移行させられて、今度は電極の保持手段で
保持され、そこへガイドピンが進入してきてナットの異
常な方向への動きを完全に防止し、その状態で溶接が進
行して行くのである。
上に述べた問題点を解決するために提供されたもので、
一方の電極から突き出てきたガイドピンが一時係止され
たプロジェクションナットを貫通すると共に他方の電極
の受入孔に進入してガイドピンがプロジェクションナッ
トを案内しながら相手方の部品に溶接する形式のものに
おいて、供給ロッドの進退方向が電極の軸線に対してほ
ぼ直交する向きに設定され、供給ロッドの先端部にはプ
ロジェクションナットの保持手段が設置され、供給ロッ
ドが進出した位置においてプロジェクションナットを前
記保持手段から電極の保持手段へ移行させる手段が設け
られていることを特徴とするもので、供給ロッドで保持
されたプロジェクションナットが供給ロッドから強制的
に電極の方へ移行させられて、今度は電極の保持手段で
保持され、そこへガイドピンが進入してきてナットの異
常な方向への動きを完全に防止し、その状態で溶接が進
行して行くのである。
【0008】
【発明の実施の形態】次ぎに、発明の実施の形態を図示
の実施例にしたがって説明する。まず、図1から図4ま
でのものについて説明するが、先に従来技術として説明
した構造は、本発明の実施例においても同じなので、重
複した説明は省略してある。供給ロッド16は、電極
3、11の軸線に対してほぼ直交する向きに進退するも
ので、その方法は静止部材1に固定されたエアシリンダ
17のピストンロッド18を供給ロッド16に結合した
ものである。供給ロッド16の先端部にはプロジェクシ
ョンナット15の保持手段19が設置されている。この
手段としてはマグネットによる吸着、空気バキュームに
よる吸着など色々なものが考えられるが、ここでは上向
きに開放した凹部20の例を示している。図2は凹部2
0の平面図であり、ナット15は前述のように四角いの
で、凹部も四角い形状にして、その内寸はナット15よ
りも僅かに大きく設定して、ナットの位置ずれを最小化
している。
の実施例にしたがって説明する。まず、図1から図4ま
でのものについて説明するが、先に従来技術として説明
した構造は、本発明の実施例においても同じなので、重
複した説明は省略してある。供給ロッド16は、電極
3、11の軸線に対してほぼ直交する向きに進退するも
ので、その方法は静止部材1に固定されたエアシリンダ
17のピストンロッド18を供給ロッド16に結合した
ものである。供給ロッド16の先端部にはプロジェクシ
ョンナット15の保持手段19が設置されている。この
手段としてはマグネットによる吸着、空気バキュームに
よる吸着など色々なものが考えられるが、ここでは上向
きに開放した凹部20の例を示している。図2は凹部2
0の平面図であり、ナット15は前述のように四角いの
で、凹部も四角い形状にして、その内寸はナット15よ
りも僅かに大きく設定して、ナットの位置ずれを最小化
している。
【0009】ナット15を前述の保持手段19から電極
11側へ移行させる手段21が、供給ロッド16に設置
されている。この手段も色々な方法が考えられるが、こ
こでは空気噴射による方式を例示している。すなわち、
凹部20の底面に複数個の噴口22を開口させ、各噴口
22に空気通路23を接続し、さらに、空気ホース24
で空気制御弁(図示していない)に接続してある。噴口
22はナット15が傾いたりしないようにするために、
図2のように4個設けておくのが適当である。
11側へ移行させる手段21が、供給ロッド16に設置
されている。この手段も色々な方法が考えられるが、こ
こでは空気噴射による方式を例示している。すなわち、
凹部20の底面に複数個の噴口22を開口させ、各噴口
22に空気通路23を接続し、さらに、空気ホース24
で空気制御弁(図示していない)に接続してある。噴口
22はナット15が傾いたりしないようにするために、
図2のように4個設けておくのが適当である。
【0010】電極11にもナットの保持手段25が設置
されている。この手段も空気バキュームの吸着など色々
な方式が考えられるが、ここではマグネット(永久磁
石)の例を示している。すなわち、複数個のマグネット
片26を可動電極11の先端部近くに埋設したもので、
符号27はマグネットの抜け止め用プラグである。この
例ではナット15の保持性をより確実にするために、四
角い窪み28を設けて、その内部にナット15をすっぽ
りと受け入れるようにしている。
されている。この手段も空気バキュームの吸着など色々
な方式が考えられるが、ここではマグネット(永久磁
石)の例を示している。すなわち、複数個のマグネット
片26を可動電極11の先端部近くに埋設したもので、
符号27はマグネットの抜け止め用プラグである。この
例ではナット15の保持性をより確実にするために、四
角い窪み28を設けて、その内部にナット15をすっぽ
りと受け入れるようにしている。
【0011】ナット15を凹部20へ供給する方法とし
ては、ナットをチャックで保持して供給するとか、別の
供給ロッドにナットを保持して供給する等の方法がある
が、。ここでは傾斜シュータの方式を例示した。すなわ
ち、図示していない供給ホースがパーツフィーダから伸
びてきており、これに金属製の傾斜シュータ29が接続
されている。傾斜シュータ29の端部にはストッパ壁3
0が設けられ、ここで停止させられたナット15が落下
するように開口31が明けてある。この開口31がちょ
うど凹部20の真上に位置しており、傾斜シュータ29
を下ってきたナット15が二点鎖線図示のように凹部2
0内へ落下して保持されるのである。
ては、ナットをチャックで保持して供給するとか、別の
供給ロッドにナットを保持して供給する等の方法がある
が、。ここでは傾斜シュータの方式を例示した。すなわ
ち、図示していない供給ホースがパーツフィーダから伸
びてきており、これに金属製の傾斜シュータ29が接続
されている。傾斜シュータ29の端部にはストッパ壁3
0が設けられ、ここで停止させられたナット15が落下
するように開口31が明けてある。この開口31がちょ
うど凹部20の真上に位置しており、傾斜シュータ29
を下ってきたナット15が二点鎖線図示のように凹部2
0内へ落下して保持されるのである。
【0012】以上の実施例の作動を説明すると、図1
は、供給ロッド16が進出してきて停止し、ナット15
のねじ孔が受入孔14とほぼ同軸になった状態であり、
このときにはガイドピン5はガイド孔4内におさまって
いる。ここで、圧縮空気が噴口22から噴出されると、
ナット15は浮上して窪み28内に送り込まれる。この
過渡期にはマグネット26の吸引力が補助的に作用して
おり、ナット15が窪み28内に入り切ると、マグネッ
トによってナット保持がなされる。次ぎに、供給ロッド
16がエアシリンダ17の作動で後退し、その後、ガイ
ドビン5がエアシリンダ12によって進出すると、小径
部7がナット15のねじ孔を貫通しさらに受入孔14内
に進入する。この状態から可動電極11が進出して、図
3のような形態を保ちながらナット15が鋼板部品9に
押し付けられて、通電乃至溶着がなされて溶接が完了す
るのである。なお、可動電極11が進出するときには、
エアシリンダ12の空気を放出するようにすることによ
って、ガイドピン5が円滑に後退させられるのである。
その後、可動電極11が後退すると、直ちに供給ロッド
16が次ぎのナットを保持して図1の位置に進出してく
るのである。
は、供給ロッド16が進出してきて停止し、ナット15
のねじ孔が受入孔14とほぼ同軸になった状態であり、
このときにはガイドピン5はガイド孔4内におさまって
いる。ここで、圧縮空気が噴口22から噴出されると、
ナット15は浮上して窪み28内に送り込まれる。この
過渡期にはマグネット26の吸引力が補助的に作用して
おり、ナット15が窪み28内に入り切ると、マグネッ
トによってナット保持がなされる。次ぎに、供給ロッド
16がエアシリンダ17の作動で後退し、その後、ガイ
ドビン5がエアシリンダ12によって進出すると、小径
部7がナット15のねじ孔を貫通しさらに受入孔14内
に進入する。この状態から可動電極11が進出して、図
3のような形態を保ちながらナット15が鋼板部品9に
押し付けられて、通電乃至溶着がなされて溶接が完了す
るのである。なお、可動電極11が進出するときには、
エアシリンダ12の空気を放出するようにすることによ
って、ガイドピン5が円滑に後退させられるのである。
その後、可動電極11が後退すると、直ちに供給ロッド
16が次ぎのナットを保持して図1の位置に進出してく
るのである。
【0013】ナットを供給ロッドの保持手段から電極の
保持手段へ移行させる手段として、先の実施例では空気
噴出の方式を例示したが、図4のものではプッシュロッ
ドの方式を採用している。すなわち、凹部20の下側に
ガイド管32を溶接し、そこにエアシリンダ33を結合
し、そのピストンロッドをプッシュロッド34としてガ
イド管32内に挿入したもので、プッシュロッド34の
中央部にはナット15のねじ孔に入る位置決めピン35
が設置してある。なお、符号36は、凹部20の底部に
明けたプッシュロッド34の通孔である。エアシリンダ
33の作動でプッシュロッド34が上昇すると、プッシ
ュロッド34がナット15を持ち上げ、ナットが窪み2
8内へ到達させられる。
保持手段へ移行させる手段として、先の実施例では空気
噴出の方式を例示したが、図4のものではプッシュロッ
ドの方式を採用している。すなわち、凹部20の下側に
ガイド管32を溶接し、そこにエアシリンダ33を結合
し、そのピストンロッドをプッシュロッド34としてガ
イド管32内に挿入したもので、プッシュロッド34の
中央部にはナット15のねじ孔に入る位置決めピン35
が設置してある。なお、符号36は、凹部20の底部に
明けたプッシュロッド34の通孔である。エアシリンダ
33の作動でプッシュロッド34が上昇すると、プッシ
ュロッド34がナット15を持ち上げ、ナットが窪み2
8内へ到達させられる。
【0014】図6の実施例は、供給ロッド16にスクエ
アモーションを行わせる方式で、その移動軌跡は符号3
7、38、39、40で示した形態である。このような
モーションであるために、供給ロッドの先端の凹部20
は、先端側が開放させてありこれによって符号39の供
給ロッド後退が可能となっている。なお、マグネット4
1を凹部20の底部に埋設して、ナット保持を行ってい
る。
アモーションを行わせる方式で、その移動軌跡は符号3
7、38、39、40で示した形態である。このような
モーションであるために、供給ロッドの先端の凹部20
は、先端側が開放させてありこれによって符号39の供
給ロッド後退が可能となっている。なお、マグネット4
1を凹部20の底部に埋設して、ナット保持を行ってい
る。
【0015】以上の説明においては、各エアシリンダに
接続すべき空気ホースの図示は省略している。そして、
前述のような作動を得るための電気作動式の空気切替え
弁や制御回路等は通常のもので簡単に実施できるので、
説明は省略してある。また、傾斜部8はねじ孔の端部に
当たって、ナットの芯出しを行っている。さらに、ガイ
ドピン5の側の電極を進退させることもできるし、両方
の電極に進退作動を行わせることも可能である。したが
って、請求項の記載においては、固定電極あるいは可動
電極の区分を行っていないのである。
接続すべき空気ホースの図示は省略している。そして、
前述のような作動を得るための電気作動式の空気切替え
弁や制御回路等は通常のもので簡単に実施できるので、
説明は省略してある。また、傾斜部8はねじ孔の端部に
当たって、ナットの芯出しを行っている。さらに、ガイ
ドピン5の側の電極を進退させることもできるし、両方
の電極に進退作動を行わせることも可能である。したが
って、請求項の記載においては、固定電極あるいは可動
電極の区分を行っていないのである。
【0016】
【効果】本発明によれば、供給ロッドにプロジェクショ
ンナットを保持して進出させ、ナットを強制的に電極の
保持手段へ移行させるものであるから、ナットは常に位
置決めされたいわゆる拘束状態におかれているので、従
来技術のようにナットの位置ずれやナット転落といった
問題が完全に解決できる。実施例について述べることの
できる効果としては、電極に窪みを設け、この窪み内に
入ったナットをマグネットで吸引するので、電極のナッ
ト保持がきわめて安定し、作動面で有利である。図3の
ような過渡現象となるので、ナットは電極とガイドピン
によって完全に拘束され、かつ芯出しもなされて溶接位
置が非常に正確に決まるのである。
ンナットを保持して進出させ、ナットを強制的に電極の
保持手段へ移行させるものであるから、ナットは常に位
置決めされたいわゆる拘束状態におかれているので、従
来技術のようにナットの位置ずれやナット転落といった
問題が完全に解決できる。実施例について述べることの
できる効果としては、電極に窪みを設け、この窪み内に
入ったナットをマグネットで吸引するので、電極のナッ
ト保持がきわめて安定し、作動面で有利である。図3の
ような過渡現象となるので、ナットは電極とガイドピン
によって完全に拘束され、かつ芯出しもなされて溶接位
置が非常に正確に決まるのである。
【図1】本発明の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】供給ロッドの凹部の平面図である。
【図3】可動電極が進出して行く過渡期を示す縦断側面
図である。
図である。
【図4】図1の(4)−(4)断面図である。
【図5】移行させる手段の他の例を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図6】供給ロッドにスクエアモーションを行わせる場
合の側面図である。
合の側面図である。
3 一方の電極 5 ガイドピン 15 プロジェクションナット 11 他方の電極 14 受入孔 9 相手方の部品 16 供給ロッド 19 プロジェクションナットの保持手段 25 電極の保持手段 21 移行させる手段
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の電極から突き出てきたガイドピン
が一時係止されたプロジェクションナットを貫通すると
共に他方の電極の受入孔に進入してガイドピンがプロジ
ェクションナットを案内しながら相手方の部品に溶接す
る形式のものにおいて、供給ロッドの進退方向が電極の
軸線に対してほぼ直交する向きに設定され、供給ロッド
の先端部にはプロジェクションナットの保持手段が設置
され、供給ロッドが進出した位置においてプロジェクシ
ョンナットを前記保持手段から電極の保持手段へ移行さ
せる手段が設けられていることを特徴とするプロジェク
ションナットの溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25730596A JPH1058154A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | プロジェクションナットの溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25730596A JPH1058154A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | プロジェクションナットの溶接装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1058154A true JPH1058154A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=17304521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25730596A Pending JPH1058154A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | プロジェクションナットの溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1058154A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008161926A (ja) * | 2006-12-30 | 2008-07-17 | Yoshitaka Aoyama | 電気抵抗溶接方法およびその装置 |
EP2070639A1 (en) * | 2007-12-12 | 2009-06-17 | Caterpillar Inc. | Welding tool and welding apparatus |
JP5047809B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2012-10-10 | 矢島技研株式会社 | ナット自動供給装置 |
JP2014091145A (ja) * | 2012-11-02 | 2014-05-19 | Shinko Kiki Kk | 抵抗溶接機用下部電極 |
CN114932369A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-08-23 | 浙江东明不锈钢制品股份有限公司 | 一种可实现精准上料的螺母机送料结构 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP25730596A patent/JPH1058154A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5047809B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2012-10-10 | 矢島技研株式会社 | ナット自動供給装置 |
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