JPH10578A - ステープラ - Google Patents

ステープラ

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JPH10578A
JPH10578A JP17170796A JP17170796A JPH10578A JP H10578 A JPH10578 A JP H10578A JP 17170796 A JP17170796 A JP 17170796A JP 17170796 A JP17170796 A JP 17170796A JP H10578 A JPH10578 A JP H10578A
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Masataka Hamada
政孝 濱田
Koichi Kitsuta
公一 橘田
Takashi Kajimura
貴 梶村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライバプレートを駆動する駆動モータの動
力系統が拘束状態となることがなく、ジャム処理後の復
旧が簡単なステープラ構造を得るにある。 【解決手段】 針状ステープルsを収容したステープル
カートリッジCを装填できるステープルヘッド9の先端
ヘッド9bに、ドライバプレート41が移動できるドラ
イバ空間13を形成するシースブラケット15を組み付
け、同ドライバ空間13中に突出されるベンディングブ
ロック17を前記シースブラケットに支持させ、同ベン
ディングブロック17の両側にフォーマ19L,19R
及びバンプ21L,21Rを位置してステープルの成形
を行うステープラにおいて、前記ベンディングブロック
17に接触される案内基準部81aを有するジャム解放
部材81を前記先端ヘッド9bに対して移動可能に設
け、同ジャム解放部材81の移動により前記ドライバ空
間13の下部に拡大したジャム処理空間87を形成する
ステープラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数枚のドキュメン
トをステープルで綴るステープラに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ステープルカートリッジ
に収容された針状ステープルを”コ”字状に成形して複
数枚のドキュメントを綴るステープラにおいては、ステ
ープルカートリッジを装填できるステープルヘッドの先
端ヘッドに、ドライバプレートが移動できるドライバ空
間を形成するシースブラケットを組み付け、同ドライバ
空間中に突出されるベンディングブロックを前記シース
ブラケット支持させ、同ベンディングブロックの両側に
フォーマ及びバンプを位置してステープルの成形を行う
(例えば、特公平2−18201号公報参照)。
【0003】ところで、このような構造のステープラに
あっては、前記ドライバ空間中にステープルが”ジャ
ム”状態になることがあり、”ジャム”状態のステープ
ルを排出しない限り、次のステープルの成形が困難にな
る。
【0004】このため、従来では、例えば特公昭64−
11428号公報に示されているように、前述したステ
ープルヘッドの先端ヘッドに組み付けるシースブラケッ
トを先端ヘッドに対して移動できる構造とし、”ジャ
ム”発生時に同シースブラケットを移動させて前記ドラ
イバ空間を拡大させ、拡大させた同ドライバ空間から”
ジャム”状態のステープルを落下・排出させる構造が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のジャム処理構造によると、ドライバプレート
を精密に案内する必要のあるバンプ及びフォーマをシー
スブラケットと共に移動させる構造となるから、ジャム
処理後に、シースブラケットが正確に旧状態に復旧され
ない場合があり、このような異常事態が発生すると、フ
ォーマに拘束されてドライバプレートの下降が困難にな
り、ドライバプレートを駆動する駆動モータの動力系統
が拘束状態となって、駆動モータが焼損する事故が発生
するおそれがある。
【0006】また、ステープルヘッドの先端ヘッドに対
してシースブラケット全体を移動させる構造では、寸法
精度の厳密さを要求されるバンプ、フォーマ、ベンディ
ングブロックとの間の調整作業を困難にし、ジャム処理
後の復旧がやっかいとなる。
【0007】本発明の目的は、以上に述べたような従来
のステープラのジャム処理構造の問題に鑑み、ドライバ
プレートを駆動する駆動モータの動力系統が拘束状態と
なることがなく、ジャム処理後の復旧が簡単なステープ
ラ構造を得るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、針状ステープルを収容したステープルカ
ートリッジを装填できるステープルヘッドの先端ヘッド
に、ドライバプレートが移動できるドライバ空間を形成
するシースブラケットを組み付け、同ドライバ空間中に
突出されるベンディングブロックを前記シースブラケッ
トに支持させ、同ベンディングブロックの両側にフォー
マ及びバンプを位置してステープルの成形を行うステー
プラにおいて、前記ベンディングブロックに接触される
案内基準部を有するジャム解放部材を前記先端ヘッドに
対して移動可能に設け、同ジャム解放部材の移動により
前記ドライバ空間の下部に拡大したジャム処理空間を形
成するステープラを提案するものである。
【0009】また、後述する本発明の好ましい実施例の
説明においては、前記ジャム解放部材はステープルヘッ
ドに対するステープルカートリッジの装填に連動される
構造、並びに、前記ジャム解放部材はステープルカート
リッジに感応するカートリッジ感知部材に従動され、同
ステープルカートリッジはステープルヘッドのカートリ
ッジボディに設ける手動操作可能なロック部材により同
ステープルヘッドにロック状態におかれる構造が説明さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、図面について本発明による電動ステー
プラの実施例の詳細を説明する。図示実施例は詳細を後
述する駆動モータ1により駆動される電動ステープラで
あって、図1及び図3から理解されるように、この電動
ステープラは金属板を”U”字状に曲げ加工して構成す
る機体フレーム3を基準として組立てられる。即ち、同
機体フレーム3は取付ねじ孔4により適当な位置に固定
される連結壁3aを備え、この連結壁3aの両端には直
角に曲げ加工される左右側壁3b,3cが一体成形さ
れ、これらの側壁3b,3cから内向きに成形される上
部折曲片3d,3eには取付ねじ孔5が形成され、同取
付ねじ孔5を用いることによっても同機体フレーム3は
外部機器に固定できる。また、これらの上部折曲片3
d,3eに近い側壁3b,3cの上部間は、これらを横
断する補強棒6により補強され、同補強棒6による剛性
増加により連結壁3aの共振振動の発生が防止される。
【0011】前記機体フレーム3の左右側壁3b,3c
の基端部寄りの部分には、これらを貫通する支持軸7が
架設され、同支持軸7には帯状の多数の針状ステープル
sを収容するステープルカートリッジCを装填できる樹
脂製のステープルヘッド9のカートリッジボディ9aが
傾動可能に支持される。針状ステープルsを収容するス
テープルカートリッジCは、図2の右方向から実線示の
位置にまで前記カートリッジボディ9aに沿って装填で
きる。
【0012】前記ステープルカートリッジCの巻込部c
1 の下部にはストライカc2 が突起させてあり、同スト
ライカc2 はステープルカートリッジCがカートリッジ
ボディ9aに完全に装填されたとき、ステープルヘッド
9のカートリッジボディ9aの下部のロック部材11に
よりロック状態におかれる。つまり、樹脂成形されるロ
ック部材11は指先で押し下げることができるハンドル
11aを有し、このハンドル11aの先端寄りの部分は
前記支持軸7の中間部に係止され、同ハンドル11aの
基部寄りの部分には前記ストライカc2 を抑止するロッ
ク爪11bが一体成形され、ロック部材11のU字基部
11cは前記ステープルヘッド9に設ける取付軸12に
弾力的に固定される。
【0013】ステープルヘッド9に対するステープルカ
ートリッジCの装填時にあっては、針状ステープルsを
露呈されるステープルカートリッジCの供給端部c3 は
前記ステープルヘッド9の先端ヘッド9bに臨ませられ
るが、同先端ヘッド9bには、基準端面9cとの間にド
ライバ空間13を形成するシースブラケット15、同シ
ースブラケット15に配置されるベンディングブロック
17、フォーマ19L,19R、バンプ21L,21R
が配置されるされるけれども、これらのベンディングブ
ロック17、フォーマ19L,19R、バンプ21L,
21Rの詳細は図4について後述する。
【0014】前記機体フレーム3の両側壁3b,3cの
外面には一対のホイール軸23L,23Rが固定され、
これらのホイール軸23L,23Rにはクリンチカム2
5L,25Rと一体の大径の駆動ホイール27L,27
Rがそれぞれ遊転自在に軸支され、これらの駆動ホイー
ル27L,27Rの表面に植えた各駆動ピン31L,3
1Rは前記側壁3b,3cの長孔33L,33Rに貫通
させた貫通軸35により折曲げ部を支持させる”く”字
状の従動リンク37L,37Rの従動部37aのカム孔
37bに位置される。この貫通軸35は、その両端部と
前記機体フレーム3のばね掛け3fとの間に掛渡した引
張ばね39L,39Rにより下向きに付勢される。
【0015】そして、前記従動リンク37L,37Rの
駆動部の溝37c間には詳細を後述するドライバプレー
ト41の上端部を固定するドライバ軸43が渡され、こ
のドライバ軸43の中間部に揺動自在に支持される樹脂
製のドライバ支持部材45の貫通孔46には前記先端ヘ
ッド9bの上面から延長させた連係棒9dが貫通状態に
おかれ、同連係棒9dに嵌める圧力ばね47により綴ら
れるドキュメントDに対しての圧搾力が与えられる。
【0016】したがって、後述する駆動モータ1により
各駆動ホイール27L,27Rが1回転される際、前記
支持軸7を中心としてステープルヘッド9は、図2の実
線示の位置と仮想線示の位置との間を傾動できる。
【0017】一方、前記ステープルヘッド9の下方の機
体フレーム3の前部には前記先端ヘッド9bの下面に対
向した書類受面を有するクリンチャブロック49が固定
される。即ち、折り曲げられた針状ステープルsの先端
部を挿入できる針先穴50を形成される樹脂成形のクリ
ンチャブロック49には、水平方向の支持ピン51L,
51Rで傾動可能に支持される一対のクリンチャ53
L,53Rが前記針先穴50に臨んで配置され、これら
のクリンチャ53L,53Rの傾動運動により針状ステ
ープルsの先端部を内向きに直角に折曲げ成形できる。
【0018】これらのクリンチャ53L,53Rの操作
のため、前記ステープルヘッド9と前記連結壁3aで囲
まれた空間中には前記両クリンチカム25L,25Rに
従動されるクリンチレバー55の従動節55a,55b
が組み込まれる。即ち、前記両側壁3b,3c間に渡さ
れた支点軸56で中間を軸支されたクリンチレバー55
は、押圧ばね57で上向きに付勢される操作端部55c
と、この操作端部55cから二又状に分岐される一対の
従動節55a,55bとを備え、これらの従動節55
a,55bは、図3から理解されるように、前記側壁3
b,3cの内面と前記カートリッジボディ9aの外面と
の間に形成される空間を通って機体フレーム3の外部に
導かれる。そして、各従動節55a,55bの先端の従
動ローラ59L,59Rは、前記駆動ホイール27L,
27Rと一体の対応クリンチカム25L,25Rに臨ま
せてある。
【0019】つまり、クリンチレバー55のこのような
従動節55a,55bの配置により、機体フレーム3の
側壁3b,3cとステープルヘッド9のカートリッジボ
ディ9aの間に生じる無駄な空間を利用したコンパクト
な構造が得られ、これにより図3の左右方向の全体寸法
を削減することができる。
【0020】したがって、各クリンチカム25L,25
Rが1回転される間、クリンチレバー55の操作端部5
5cは、図2の実線で示す位置と仮想線で示す位置との
間を運動でき、この間にクリンチレバー55の操作端部
55cを押圧する押圧ばねの力により両クリンチャ53
L,53Rが支持ピン51L,51Rを中心として傾動
され、針状ステープルsの先端部が内向きに直角に折曲
げ成形されることになる。
【0021】次に、前述した電動ステープラの駆動系
統、即ち両駆動ホイール27L,27Rの駆動系統につ
いて説明すると、ピニオン歯車61を有する駆動モータ
1は、機体フレーム3の両側壁3b,3cの基部空間中
に配置されて、固定ねじ62で曲げ剛性の高い左側壁3
b,3cの基部寄りの部分に固定され、同駆動モータ1
のピニオン歯車61は同左側壁3b,3cの外面に突出
状態で固定する中継軸63の中継歯車65に噛合され
る。そして、この中継歯車65と一体の第1中間歯車6
7は前述した支持軸7の両端部にそれぞれ固定する第2
中間歯車69と噛合してある。
【0022】そして、第2中間歯車69は小径の第1減
速歯車71L,71Rの内の第1減速歯車71Lと一体
化され、これらの第1減速歯車71L,71Rは大径の
前記両駆動ホイール27L,27Rの周面に形成する第
2減速歯部73L,73Rにそれぞれ噛合されるから、
駆動モータ1のピニオン歯車61により両従動リンク3
7L,37R及びクリンチカム25L,25Rを同期的
に駆動できる。
【0023】機体フレーム3に対する駆動モータ1のこ
のような配置は、連結壁3aで補強された機体フレーム
3の基部に振動の発生源となる駆動モータ1の組込みを
可能にし、共振し易い側壁3b,3cの端部に駆動モー
タを組み付ける従来の構造に比較して、高さ方向の全体
寸法を小型化できる利点と、側壁3b,3cの共振振動
による騒音の発生の少ない静粛運転とを保障する。
【0024】図4及び図5はステープルヘッド9の周辺
部の詳細を示し、ステープルヘッド9の先端ヘッド9b
には先端ヘッド9bの先端基準面9cとの間にドライバ
プレート41の移動通路となる上下方向のドライバ空間
13を形成する断面”コ”字状のシースブラケット15
が固定される。即ち、シースブラケット15の下部に対
しては透孔75が形成され、この透孔75には前記針状
ステープルsから供給される針状ステープルsに臨んだ
ベンディングブロック17が位置され、このベンディン
グブロック17はシースブラケット15の背面に固定す
るばね76で前記ドライバ空間13に向かって付勢され
る。また、前記シースブラケット15の内面には前記ベ
ンディングブロック17の両側に配置される上下方向の
一対のバンプ21L,21Rが突起され、これらのバン
プ21L,21Rと前記ベンディングブロック17との
間には、図示を省略する上下方向の案内溝で移動範囲を
定められる一対のフォーマ19L,19Rが配置され、
上向きに付勢されるこれらのフォーマ19L,19Rの
下端部によりベンディングブロック17の上面に乗った
針状ステープルsの両端部が”コ”字状に曲げ成形され
る。
【0025】前記両フォーマ19L,19Rを操作する
ドライバプレート41は、前記ベンディングブロック1
7の水平方向幅と略等しい幅の突出片41a及びこの突
出片41aの下端面よりも上方に後退した一対の選択動
作片41b,41cを備え、前記突出片41aの両側に
形成される”く”の字状断面の両選択動作片41b,4
1cは、対応前記バンプ21L,21Rと前記フォーマ
19L,19Rに跨がった水平方向幅寸法を有してい
る。つまり、これらの選択動作片41b,41cの下端
面は、ドライバプレート41の下降運動中、まず対応フ
ォーマ19L,19Rの上端面に係合できるが、同フォ
ーマ19L,19Rが一定距離だけ下降されると、対応
バンプ21L,21Rの上部傾斜面21aによって、先
端ヘッド9bの基準端面9c方向に同選択動作片41
b,41cの下端面が変形移動されて、対応フォーマ1
9L,19Rの表面の逃げ溝19a中に位置されること
になる。
【0026】したがって、ドライバ空間13中でドライ
バプレート41が移動される際、ドライバプレート41
の選択動作片41b,41cでフォーマ19L,19R
が下向きに移動されると、両フォーマ19L,19Rの
下端面によりベンディングブロック17に支持されてい
る針状ステープルsの両端部が下向きに直角に折られ、
針状ステープルsは”コ”字状に成形される。この後、
ドライバプレート41が下降を続けると、対応バンプ2
1L,21Rの上部傾斜面により選択動作片41b,4
1cが変形され、両選択動作片41b,41cはバンプ
21L,21Rの表面に沿って下降するから、対応選択
動作片41b,41cがフォーマ19L,19Rから外
れるため、フォーマ19L,19Rの下降が止まり、ド
ライバプレート41の突出片41aにより針状ステープ
ルsが下向きに押されて、クリンチャブロック49上に
置かれたドキュメントDに針状ステープルsの先端部が
突き刺される。
【0027】このため、ステープルヘッド9がドキュメ
ントD上に充分に下降されると、クリンチレバー55に
よりクリンチャ53L,53Rが動作するので、針状ス
テープルsはチャンネル状に折られ、ドキュメントDが
成形された針状ステープルsにより綴られることにな
る。
【0028】そして、図5に示すように、先端ヘッド9
bの上部には中心軸77が設けられ、同中心軸77に
は、ステープルカートリッジC中の針状ステープルsを
前記ドライバ空間13中に歩進送りする歩進部材79及
びジャム解放部材81が傾動可能に支持される。
【0029】即ち、図5に示すように、前記歩進部材7
9はステープルカートリッジCの押圧部材c4 により変
形できる押しばね83で復帰力を与えられ、同歩進部材
79の検知突起79aは前記ドライバプレート41のド
ライバ空間13中への侵入に感応させるため、同ドライ
バ空間13中に突起させてあり、したがって、同歩進部
材79の往復動ごとに針状ステープルsに接触する歩進
爪79bにより針状ステープルsがその配列ピッチずつ
ベンディングブロック17に向かって歩進送りされる。
【0030】また、前記先端ヘッド9bの外面に位置さ
れるジャム解放部材81は、ベンディングブロック17
の表面に接触できる案内基準部81aを有し、この案内
基準部81aを支持するブラケット81bにはカートリ
ッジばね82で押圧されたカートリッジ感知部材、即ち
カートリッジ感知ピン83が貫通される”く”の字状溝
カム85が形成してある。即ち、カートリッジばね82
で上向きに押圧(仮想線示の状態)されたカートリッジ
感知ピン83は、カートリッジボディ9aの底面上に常
時突出されるから、カートリッジボディ9a上にステー
プルカートリッジCが完全に装填されると、同ステープ
ルカートリッジCの供給端部c3 によりカートリッジば
ね82の力に抗して実線示の状態にまで押し下げられる
ことになる。
【0031】この結果、カートリッジ感知ピン83の溝
カム85内での移行によりブラケット81bが仮想線示
の状態に傾動され、ベンディングブロック17と案内基
準部81aとの間に広いジャム処理空間87が形成され
るから、ステープルカートリッジCをカートリッジボデ
ィ9aから外すだけで、”ジャム”状態になった針状ス
テープルsが自動的に同ジャム処理空間87から下方に
落下排出される。
【0032】図示実施例による電動ステープルは、以上
の構造であるから、クリンチャブロック49の表面に複
数枚のドキュメントDが位置されると、同ドキュメント
Dを感知する信号により駆動モータ1が起動され、同駆
動モータ1のピニオン歯車61により駆動ホイール27
L,27R及びクリンチカム25L,25Rが図1の矢
印方向に1回転される。このため、クリンチャブロック
49上のドキュメントDはステープルヘッド9の傾動に
よりステープルヘッド9の先端ヘッド9bとクリンチャ
ブロック49の上面との間に挟持された状態とされ、ド
ライバプレート41の下降により針状ステープルsが”
コ”字状に成形される。
【0033】この針状ステープルsの両端部は、次にド
ライバプレート41の突出片41aの下降によりドライ
バ空間13外に突き出され、ドキュメントDに突き刺さ
れ、同ドキュメントDの下面から突出された針状ステー
プルsの突出部がクリンチャ53L,53Rにより内向
きに曲げられるから、最終的にチャンネル状に成形され
た針状ステープルsにより複数枚のドキュメントDが綴
られることになる。
【0034】そして、ドライバ空間13中をドライバプ
レート41が上昇されると、同ドライバプレート41の
上昇を感知する歩進部材79によりステープルカートリ
ッジC中の針状ステープルsがその配列ピッチだけ歩進
されて、ステープラが待機状態におかれるため、次の駆
動モータ1の起動により以上のような工程を繰り返すこ
とができる。
【0035】また、ステープルの”ジャム”やステープ
ルカートリッジCの取り替えによってカートリッジボデ
ィ9aからステープルカートリッジCが外されると、ジ
ャム解放部材81が傾動され、ベンディングブロック1
7と案内基準部81aとの間に広いジャム処理空間87
が形成される。つまり、ロック部材11のハンドル11
aを指先で押し下げると、ステープルカートリッジCが
カートリッジボディ9aから排出されるが、このステー
プルカートリッジCの排出はカートリッジ感知ピン83
により感知され、ブラケット81bが仮想線示の状態に
傾動され、ベンディングブロック17と案内基準部81
aとの間に広いジャム処理空間87が形成され、同ジャ
ム処理空間87を通って”ジャム”状態になったステー
プルが外部に自動的に落下される。
【0036】このドライバ空間13の下部のみのジャム
処理空間87の形成は、精密さを要求されるクリンチャ
53L,53R、バンプ21L,21R、フォーマ19
L,19R、ドライバプレート41の関係を完全に維持
できるために、”ジャム”処理によってもこれらの関係
が狂うことがなく、特別な”ジャム”処理のための工具
を必要としない有利な利点を提供する。
【0037】なお、前述した実施例の説明においては、
カートリッジ感知部材の一例としてカートリッジ感知ピ
ン83を例示したけれども、このカートリッジ感知ピン
83は、ステープルカートリッジCの装填に感応する他
の形式の部材としても具体化できる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ステープルヘッドの先端ヘッドに組み付けら
れるシースブラケットを、完全に前記先端ヘッドに固定
状態におくことができるから、厳密さを要求されるフォ
ーマ、バンプ、ベンディングプレートの関係は、ジャム
処理によっても変化せず、したがって、駆動モータの動
力系統に拘束状態が生じ難い構造となり、ジャム解放部
材の移動だけで、ドライバ空間の下部の拡大したジャム
処理空間を形成できるから、”ジャム”状態になったス
テープルは同ジャム処理空間から自動的に外部に落下・
排出されるので、ジャム処理復旧も迅速に行うことがで
きる。
【0039】また、ステープルヘッドのカートリッジボ
ディに手動操作可能なロック部材を設けてステープルカ
ートリッジをロック状態におく本発明の構造では、同ロ
ック部材でステープルカートリッジを外すだけで、”ジ
ャム”状態のステープルが外部に簡単に排出される構造
となり、手動操作される本発明のジャム解放部材に比較
して、ジャムステープルの排出操作がより簡単になる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠いて示す本発明によるステープラの
正面図である。
【図2】同ステープラの中央断面図である。
【図3】同ステープラの右側面図である。
【図4】同ステープラを構成するシースブラケット部分
の要部分解斜視図である。
【図5】同ステープラを構成するステープルヘッドの拡
大断面図である。
【符号の説明】
C ステープルカートリッジ c2 ストライカ s 針状ステープル 1 駆動モータ 3 機体フレーム 3a 連結壁 3b,3c 側壁 9 ステープルヘッド 9a カートリッジボディ 9b 先端ヘッド 11 ロック部材 11a ハンドル 11b ロック爪 13 ドライバ空間 15 シースブラケット 17 ベンディングブロック 19L,19R フォーマ 21L,21R バンプ 81 ジャム解放部材 81a 案内基準部 81b ブラケット 83 カートリッジ感知ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針状ステープルを収容したステープルカ
    ートリッジを装填できるステープルヘッドの先端ヘッド
    に、ドライバプレートが移動できるドライバ空間を形成
    するシースブラケットを組み付け、同ドライバ空間中に
    突出されるベンディングブロックを前記シースブラケッ
    トに支持させ、同ベンディングブロックの両側にフォー
    マ及びバンプを位置してステープルの成形を行うステー
    プラにおいて、前記ベンディングブロックに接触される
    案内基準部を有するジャム解放部材を前記先端ヘッドに
    対して移動可能に設け、同ジャム解放部材の移動により
    前記ドライバ空間の下部に拡大したジャム処理空間を形
    成することを特徴とするステープラ。
  2. 【請求項2】 前記ジャム解放部材はステープルヘッド
    に対するステープルカートリッジの装填に連動されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のステープラ。
  3. 【請求項3】 前記ジャム解放部材はステープルカート
    リッジに感応するカートリッジ感知部材に従動され、同
    ステープルカートリッジはステープルヘッドのカートリ
    ッジボディに設ける手動操作可能なロック部材により同
    ステープルヘッドにロック状態におかれることを特徴と
    する請求項1記載のステープラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1143783C (zh) * 1999-12-28 2004-03-31 美克司株式会社 电动订书机的卡盒

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