JPH1057833A - 鉄筋コンクリート部材の放電衝撃破壊装置及びその方法 - Google Patents
鉄筋コンクリート部材の放電衝撃破壊装置及びその方法Info
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- JPH1057833A JPH1057833A JP8237350A JP23735096A JPH1057833A JP H1057833 A JPH1057833 A JP H1057833A JP 8237350 A JP8237350 A JP 8237350A JP 23735096 A JP23735096 A JP 23735096A JP H1057833 A JPH1057833 A JP H1057833A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C19/00—Other disintegrating devices or methods
- B02C19/18—Use of auxiliary physical effects, e.g. ultrasonics, irradiation, for disintegrating
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C19/00—Other disintegrating devices or methods
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
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- B02C2201/02—Codes relating to disintegrating devices adapted for specific materials for reinforced concrete
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄筋コンクリート部材の外側を開削すること
なく、自動的かつ安全に破砕できる鉄筋コンクリート部
材の放電衝撃破壊装置及びその方法の提供。 【解決手段】 被破壊部位と放電電極(21)とを液体(30)
で浸漬すべく液体(30)が満される液体封止箱(40)と、鉄
筋コンクリート部材(10)の鉄筋(12)に接続される接地線
(22)と、放電電極(21)と鉄筋(12)との間に高電圧パルス
を印加する高電圧パルス発生装置(20)とを有する。
なく、自動的かつ安全に破砕できる鉄筋コンクリート部
材の放電衝撃破壊装置及びその方法の提供。 【解決手段】 被破壊部位と放電電極(21)とを液体(30)
で浸漬すべく液体(30)が満される液体封止箱(40)と、鉄
筋コンクリート部材(10)の鉄筋(12)に接続される接地線
(22)と、放電電極(21)と鉄筋(12)との間に高電圧パルス
を印加する高電圧パルス発生装置(20)とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
部材の放電衝撃破壊装置及びその方法に関する。
部材の放電衝撃破壊装置及びその方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、地下増築等で鉄筋コンクリートパ
イル（以下、パイルとする）を地中で切断破砕するとき
は、パイルの外側を開削し、コンクリートカッタやブレ
ーカ等で切断破砕している。
イル（以下、パイルとする）を地中で切断破砕するとき
は、パイルの外側を開削し、コンクリートカッタやブレ
ーカ等で切断破砕している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが良く知られる
ように、コンクリートカッタやブレーカは手軽だが、手
操作であるために作業効率が悪い問題がある。
ように、コンクリートカッタやブレーカは手軽だが、手
操作であるために作業効率が悪い問題がある。
【０００４】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、パイ
ルが鉄筋入り、かつ筒部材であることに着目すると共
に、例えばＧＢ２１２０５７９号公報に見られるよう
に、岩石やコンクリートの被破壊部位の周囲を液中環境
とし、この液中で高電圧パルスを加えて放電させ、この
放電による衝撃波により被破壊部位を破砕する高電圧パ
ルス放電衝撃破壊方法に着目してなされた発明である。
即ち、パイルの外側を開削することなく、自動的かつ安
全にパイル等の鉄筋コンクリート部材を破砕できる鉄筋
コンクリート部材の放電衝撃破壊装置及びその方法を提
供することを目的とする。
ルが鉄筋入り、かつ筒部材であることに着目すると共
に、例えばＧＢ２１２０５７９号公報に見られるよう
に、岩石やコンクリートの被破壊部位の周囲を液中環境
とし、この液中で高電圧パルスを加えて放電させ、この
放電による衝撃波により被破壊部位を破砕する高電圧パ
ルス放電衝撃破壊方法に着目してなされた発明である。
即ち、パイルの外側を開削することなく、自動的かつ安
全にパイル等の鉄筋コンクリート部材を破砕できる鉄筋
コンクリート部材の放電衝撃破壊装置及びその方法を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するため、本発明に係る鉄筋コンクリート部材の放電衝
撃破壊装置の第１は、岩石やコンクリートの被破壊部位
の周囲を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加え
て放電させ、この放電による衝撃波により被破壊部位を
破砕する高電圧パルス放電衝撃破壊装置において、(1)
被破壊部位と放電電極とを液体で浸漬すべく液体が満さ
れる液体封止箱と、(2) 鉄筋コンクリート部材の鉄筋に
接続される接地線と、(3) 放電電極と鉄筋との間に高電
圧パルスを印加する高電圧パルス発生装置とを有するこ
とを特徴としている。
するため、本発明に係る鉄筋コンクリート部材の放電衝
撃破壊装置の第１は、岩石やコンクリートの被破壊部位
の周囲を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加え
て放電させ、この放電による衝撃波により被破壊部位を
破砕する高電圧パルス放電衝撃破壊装置において、(1)
被破壊部位と放電電極とを液体で浸漬すべく液体が満さ
れる液体封止箱と、(2) 鉄筋コンクリート部材の鉄筋に
接続される接地線と、(3) 放電電極と鉄筋との間に高電
圧パルスを印加する高電圧パルス発生装置とを有するこ
とを特徴としている。
【０００６】上記第１構成によれば、液体封止箱によっ
て被破壊部位の周囲を覆い、その中に液体を満たし、放
電電極を没入する。また鉄筋コンクリート部材の鉄筋を
接地側としている。そして高電圧パルス発生装置からの
高電圧パルスを放電電極と鉄筋との間に印加することに
より、鉄筋コンクリート部材を放電衝撃破壊する。即
ち、鉄筋コンクリート部材の鉄筋を接地に利用すること
により、接地位置を決める自由度が広くなる。例えば接
地位置を遠方にでき、その分、接地線が作業の支障とな
ることがなく、従って放電電極による連続破壊も容易と
なる。即ち、人手を借りず、自動的かつ安全に破壊作業
を行える。尚この方法は、鉄筋コンクリート部材の外周
が外気に剥き出し状態である場合に採用できる。
て被破壊部位の周囲を覆い、その中に液体を満たし、放
電電極を没入する。また鉄筋コンクリート部材の鉄筋を
接地側としている。そして高電圧パルス発生装置からの
高電圧パルスを放電電極と鉄筋との間に印加することに
より、鉄筋コンクリート部材を放電衝撃破壊する。即
ち、鉄筋コンクリート部材の鉄筋を接地に利用すること
により、接地位置を決める自由度が広くなる。例えば接
地位置を遠方にでき、その分、接地線が作業の支障とな
ることがなく、従って放電電極による連続破壊も容易と
なる。即ち、人手を借りず、自動的かつ安全に破壊作業
を行える。尚この方法は、鉄筋コンクリート部材の外周
が外気に剥き出し状態である場合に採用できる。
【０００７】また第２は、岩石やコンクリートの被破壊
部位の周囲を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを
加えて放電させ、この放電による衝撃波により被破壊部
位を破砕する高電圧パルス放電衝撃破壊装置において、
(1) 中空の鉄筋コンクリート部材の鉄筋に接続される接
地線と、(2) 鉄筋コンクリート部材の中空内に被破壊部
位と共に没入される放電電極と、(3) 鉄筋と放電電極と
の間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス発生装置と
を有することを特徴としている。
部位の周囲を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを
加えて放電させ、この放電による衝撃波により被破壊部
位を破砕する高電圧パルス放電衝撃破壊装置において、
(1) 中空の鉄筋コンクリート部材の鉄筋に接続される接
地線と、(2) 鉄筋コンクリート部材の中空内に被破壊部
位と共に没入される放電電極と、(3) 鉄筋と放電電極と
の間に高電圧パルスを印加する高電圧パルス発生装置と
を有することを特徴としている。
【０００８】上記第２構成によれば、中空の鉄筋コンク
リート部材の鉄筋に接地線を接続している。従って上記
第１構成の効果と同様、接地位置を決める自由度が広く
なる。例えば接地位置を遠方にでき、その分、接地線が
作業の支障となることがなく、従って放電電極による連
続破壊も容易となる。即ち、人手を借りず、自動的かつ
安全に破壊作業を行える。また鉄筋コンクリート部材の
中空内に被破壊部位と共に放電電極を没入させる液体を
投入する。従って、鉄筋コンクリート部材の外側を開削
することなく破壊作業を行える。即ち、より安全かつ高
効率の破壊作業が行える。
リート部材の鉄筋に接地線を接続している。従って上記
第１構成の効果と同様、接地位置を決める自由度が広く
なる。例えば接地位置を遠方にでき、その分、接地線が
作業の支障となることがなく、従って放電電極による連
続破壊も容易となる。即ち、人手を借りず、自動的かつ
安全に破壊作業を行える。また鉄筋コンクリート部材の
中空内に被破壊部位と共に放電電極を没入させる液体を
投入する。従って、鉄筋コンクリート部材の外側を開削
することなく破壊作業を行える。即ち、より安全かつ高
効率の破壊作業が行える。
【０００９】また第３は、上記第２構成の鉄筋コンクリ
ート部材の放電衝撃破壊装置において、放電電極は、鉄
筋コンクリート部材の中空内の内径とほぼ同じ外径を有
する放電電極であることを特徴としている。
ート部材の放電衝撃破壊装置において、放電電極は、鉄
筋コンクリート部材の中空内の内径とほぼ同じ外径を有
する放電電極であることを特徴としている。
【００１０】上記第３構成によれば、放電電極の内径が
鉄筋コンクリート部材の中空内の内径とほぼ同じである
ため、放電電極を回転させなくても破壊できる。即ち、
自動破壊をより高効率で行える。
鉄筋コンクリート部材の中空内の内径とほぼ同じである
ため、放電電極を回転させなくても破壊できる。即ち、
自動破壊をより高効率で行える。
【００１１】一方、本発明に係る鉄筋コンクリート部材
の放電衝撃破壊方法は、岩石やコンクリートの被破壊部
位の周囲を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加
えて放電させ、この放電による衝撃波により被破壊部位
を破砕する高電圧パルス放電衝撃破壊方法において、
(1) 被破壊部位を液体封止箱で覆い、(2) 液体封止箱内
に放電電極が没入するように液体を満たし、(3) 放電電
極を被破壊部位に近接又は接触するように配置すると共
に、接地線を鉄筋コンクリート部材の鉄筋に接続し、
(4) 放電電極を固定又は移動させつつ、放電電極と接地
線との間に高電圧パルスを印加させることにより鉄筋コ
ンクリート部材を放電衝撃破壊したことを特徴としてい
る。
の放電衝撃破壊方法は、岩石やコンクリートの被破壊部
位の周囲を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加
えて放電させ、この放電による衝撃波により被破壊部位
を破砕する高電圧パルス放電衝撃破壊方法において、
(1) 被破壊部位を液体封止箱で覆い、(2) 液体封止箱内
に放電電極が没入するように液体を満たし、(3) 放電電
極を被破壊部位に近接又は接触するように配置すると共
に、接地線を鉄筋コンクリート部材の鉄筋に接続し、
(4) 放電電極を固定又は移動させつつ、放電電極と接地
線との間に高電圧パルスを印加させることにより鉄筋コ
ンクリート部材を放電衝撃破壊したことを特徴としてい
る。
【００１２】上記方法構成を装置として具現化したの
が、上記第１構成である。従って上記方法発明によれ
ば、上記第１構成で得られた上記効果がそのまま得られ
る。
が、上記第１構成である。従って上記方法発明によれ
ば、上記第１構成で得られた上記効果がそのまま得られ
る。
【００１３】
【発明の実施の形態及び実施例】図１〜図４を参照し、
本発明に好適な事例を説明する。
本発明に好適な事例を説明する。
【００１４】図１は第１事例の全体構成図であり、パイ
ル１０の中空内１１には、コンクリートよりも高電圧パ
ルスに対して絶縁破壊電圧の高い液体３０（例えば、
水、オイル）が注入される。そしてこの液体３０中に、
パイル１０の内壁に近接又は接触するように、放電電極
２１が貫入される。この放電電極２１は、高電圧パルス
発生装置２０に接続される。一方、パイル１０内の鉄筋
１２には高電圧パルス発生装置２０から導き出された接
地線２２が接続される。
ル１０の中空内１１には、コンクリートよりも高電圧パ
ルスに対して絶縁破壊電圧の高い液体３０（例えば、
水、オイル）が注入される。そしてこの液体３０中に、
パイル１０の内壁に近接又は接触するように、放電電極
２１が貫入される。この放電電極２１は、高電圧パルス
発生装置２０に接続される。一方、パイル１０内の鉄筋
１２には高電圧パルス発生装置２０から導き出された接
地線２２が接続される。
【００１５】ここで、高電圧パルス発生装置２０から高
電圧パルスを出力すると、放電電極２１と鉄筋１２との
間で放電が生じ、この放電により衝撃波が発生し、この
衝撃波によってコンクリートが破砕される。残った鉄筋
１２は、鉄筋カッタ等で切断する。
電圧パルスを出力すると、放電電極２１と鉄筋１２との
間で放電が生じ、この放電により衝撃波が発生し、この
衝撃波によってコンクリートが破砕される。残った鉄筋
１２は、鉄筋カッタ等で切断する。
【００１６】尚、接地線２２は、鉄筋１２がパイル１０
から露出しておれば、この露出鉄筋１２に接続する。一
方、鉄筋１２がパイル１０から露出していなければ、予
めブレーカ等で鉄筋１２の埋設部位だけを小範囲で破砕
して鉄筋１２を露出させ、その露出鉄筋１２に接地線２
２を接続すればよい。
から露出しておれば、この露出鉄筋１２に接続する。一
方、鉄筋１２がパイル１０から露出していなければ、予
めブレーカ等で鉄筋１２の埋設部位だけを小範囲で破砕
して鉄筋１２を露出させ、その露出鉄筋１２に接地線２
２を接続すればよい。
【００１７】上記第１事例によれば、放電電極２１と液
体３０とパイル１０の中空内１１に投入し、一方接地線
２２を鉄筋１２に接続するだけであるから、従来技術の
ように、パイル１０の外周を開削することなく、パイル
１０を破砕できる。しかも、パイル１０の上部から下部
に向けて順次破砕することで、液体３０を無くなること
なく破砕できる。また高電圧パルス発生装置２０は自動
的に高電圧パルスを周期的に出力するので、放電電極２
１を移動させつつ高電圧パルスを発振すれば、高効率の
連続破砕が行える。また人手による作業が殆どないた
め、安全作業を行える。尚、放電電極２１は、パイル１
０の内径とほぼ同径の外径を有するものが望ましい。こ
のようにすると、放電電極２１を回転させなくてもパイ
ル１０を破壊できる。
体３０とパイル１０の中空内１１に投入し、一方接地線
２２を鉄筋１２に接続するだけであるから、従来技術の
ように、パイル１０の外周を開削することなく、パイル
１０を破砕できる。しかも、パイル１０の上部から下部
に向けて順次破砕することで、液体３０を無くなること
なく破砕できる。また高電圧パルス発生装置２０は自動
的に高電圧パルスを周期的に出力するので、放電電極２
１を移動させつつ高電圧パルスを発振すれば、高効率の
連続破砕が行える。また人手による作業が殆どないた
め、安全作業を行える。尚、放電電極２１は、パイル１
０の内径とほぼ同径の外径を有するものが望ましい。こ
のようにすると、放電電極２１を回転させなくてもパイ
ル１０を破壊できる。
【００１８】図２は第２事例の全体構成図であり、パイ
ル１０の外周に液体封止箱４０が配置されている。液体
封止箱４０は、詳細は図示しないが、２つ割りの箱４
１、４２であり、双方接合部とパイル１０の外周接触部
位とに封止材４３（例えば、ゴムシール）を備え、パイ
ル１０を両側外周から挟んだのち、ボルト等の締結部材
で締結したものである。そして、液体封止箱４０内に前
記液体３０を注入したものである。そしてこの液体３０
中に、パイル１０の外壁に近接又は接触するように、放
電電極２１を配置したものである。放電電極２１と接地
線２２と高電圧パルス発生装置２０との接続関係は上記
第１事例と同じである。
ル１０の外周に液体封止箱４０が配置されている。液体
封止箱４０は、詳細は図示しないが、２つ割りの箱４
１、４２であり、双方接合部とパイル１０の外周接触部
位とに封止材４３（例えば、ゴムシール）を備え、パイ
ル１０を両側外周から挟んだのち、ボルト等の締結部材
で締結したものである。そして、液体封止箱４０内に前
記液体３０を注入したものである。そしてこの液体３０
中に、パイル１０の外壁に近接又は接触するように、放
電電極２１を配置したものである。放電電極２１と接地
線２２と高電圧パルス発生装置２０との接続関係は上記
第１事例と同じである。
【００１９】上記第２事例によれば、上記第１事例の効
果の外、次の効果を奏する。即ち、パイル１０が中空で
あるか否かに係わらず、これを破砕することができる。
これは、例えば地下室内の柱などの破砕に好適である。
果の外、次の効果を奏する。即ち、パイル１０が中空で
あるか否かに係わらず、これを破砕することができる。
これは、例えば地下室内の柱などの破砕に好適である。
【００２０】図３は第３事例の全体構成図であり、上記
第２事例をヒントに構成されている。即ち上記第２事例
では、パイル１０の外周に液体封止箱４０を配置してい
る。しかもこの場合、パイル１０が中空であるべきとの
制限がない。
第２事例をヒントに構成されている。即ち上記第２事例
では、パイル１０の外周に液体封止箱４０を配置してい
る。しかもこの場合、パイル１０が中空であるべきとの
制限がない。
【００２１】即ち図３に示すように、例えばビルの外壁
や内壁の壁５０の片面に、端部が封止材４３を介して当
接するように成形された液体封止箱４０を準備する。そ
してこの液体封止箱４０を、封止材４３が壁５０の片面
に当接するように設置し、例えば支え棒（図示せず）等
でこれを固定する。そしてこの液体封止箱４０内に前記
液体３０を注入したものである。そしてこの液体３０中
に、壁５０に近接又は接触するように、放電電極２１を
配置したものである。放電電極２１と接地線２２と高電
圧パルス発生装置２０との接続関係は上記第１事例と同
じである。
や内壁の壁５０の片面に、端部が封止材４３を介して当
接するように成形された液体封止箱４０を準備する。そ
してこの液体封止箱４０を、封止材４３が壁５０の片面
に当接するように設置し、例えば支え棒（図示せず）等
でこれを固定する。そしてこの液体封止箱４０内に前記
液体３０を注入したものである。そしてこの液体３０中
に、壁５０に近接又は接触するように、放電電極２１を
配置したものである。放電電極２１と接地線２２と高電
圧パルス発生装置２０との接続関係は上記第１事例と同
じである。
【００２２】尚、前記図３では、壁５０の両側面に対
し、夫々の高電圧パルス発生装置２０から放電電極２１
と接地線２２とを導き出しているが、高電圧パルス発生
装置２０は一台でもよく、この１台から２つ（即ち、複
数）の放電電極２１と接地線２２とを導き出してもよ
い。また壁５０が薄ければ、片面だけに液体封止箱４０
を設け、この片面だけから破砕しても、全体を破壊でき
る。
し、夫々の高電圧パルス発生装置２０から放電電極２１
と接地線２２とを導き出しているが、高電圧パルス発生
装置２０は一台でもよく、この１台から２つ（即ち、複
数）の放電電極２１と接地線２２とを導き出してもよ
い。また壁５０が薄ければ、片面だけに液体封止箱４０
を設け、この片面だけから破砕しても、全体を破壊でき
る。
【００２３】即ち、上記第２、第３事例は、いずれも次
の手順(1) 〜(4) を装置として具現化し、上記効果を得
ている。
の手順(1) 〜(4) を装置として具現化し、上記効果を得
ている。
【００２４】鉄筋コンクリート部材の被破壊部位の周囲
を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加えて放電
させ、この放電による衝撃波により被破壊部位を破砕す
る高電圧パルス放電衝撃破壊方法において、(1) 被破壊
部位を液体封止箱４０で覆い、(2) 液体封止箱４０内に
放電電極２１が没入するように液体３０を満たし、(3)
放電電極２１を被破壊部位に近接又は接触するように配
置すると共に、接地線２２を鉄筋コンクリート部材１０
（又は５０）の鉄筋１２に接続し、(4) 放電電極２１を
固定又は移動させつつ、放電電極２１と接地線２２との
間に高電圧パルスを印加させ、これにより鉄筋コンクリ
ート部材を放電衝撃破壊している。
を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加えて放電
させ、この放電による衝撃波により被破壊部位を破砕す
る高電圧パルス放電衝撃破壊方法において、(1) 被破壊
部位を液体封止箱４０で覆い、(2) 液体封止箱４０内に
放電電極２１が没入するように液体３０を満たし、(3)
放電電極２１を被破壊部位に近接又は接触するように配
置すると共に、接地線２２を鉄筋コンクリート部材１０
（又は５０）の鉄筋１２に接続し、(4) 放電電極２１を
固定又は移動させつつ、放電電極２１と接地線２２との
間に高電圧パルスを印加させ、これにより鉄筋コンクリ
ート部材を放電衝撃破壊している。
【図１】第１事例の全体構成図である。
【図２】第２事例の全体構成図である。
【図３】第３事例の全体構成図である。
１０…パイル（鉄筋コンクリート部材）、１１…パイル
の中空内、１２…鉄筋、２０…高電圧パルス発生装置、
２１…放電電極、２２…接地線、３０…液体、４０…液
体封止箱、４１、４２…２つ割りの箱、４３…封止材、
５０…壁（鉄筋コンクリート部材）。
の中空内、１２…鉄筋、２０…高電圧パルス発生装置、
２１…放電電極、２２…接地線、３０…液体、４０…液
体封止箱、４１、４２…２つ割りの箱、４３…封止材、
５０…壁（鉄筋コンクリート部材）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 卓 神奈川県川崎市川崎区中瀬３−20−１ 株 式会社小松製作所建機研究所内
Claims (4)
- 【請求項１】 岩石やコンクリートの被破壊部位の周囲
を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加えて放電
させ、この放電による衝撃波により被破壊部位を破砕す
る高電圧パルス放電衝撃破壊装置において、(1) 被破壊
部位と放電電極とを液体で浸漬すべく液体が満される液
体封止箱と、(2) 鉄筋コンクリート部材の鉄筋に接続さ
れる接地線と、(3) 放電電極と鉄筋との間に高電圧パル
スを印加する高電圧パルス発生装置とを有することを特
徴とする鉄筋コンクリート部材の放電衝撃破壊装置。 - 【請求項２】 岩石やコンクリートの被破壊部位の周囲
を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加えて放電
させ、この放電による衝撃波により被破壊部位を破砕す
る高電圧パルス放電衝撃破壊装置において、(1) 中空の
鉄筋コンクリート部材の鉄筋に接続される接地線と、
(2) 鉄筋コンクリート部材の中空内に被破壊部位と共に
没入される放電電極と、(3) 鉄筋と放電電極との間に高
電圧パルスを印加する高電圧パルス発生装置とを有する
ことを特徴とする鉄筋コンクリート部材の放電衝撃破壊
装置。 - 【請求項３】 請求項２記載の鉄筋コンクリート部材の
放電衝撃破壊装置において、放電電極は、鉄筋コンクリ
ート部材の中空内の内径とほぼ同じ外径を有する放電電
極であることを特徴とする鉄筋コンクリート部材の放電
衝撃破壊装置。 - 【請求項４】 岩石やコンクリートの被破壊部位の周囲
を液中環境とし、この液中で高電圧パルスを加えて放電
させ、この放電による衝撃波により被破壊部位を破砕す
る高電圧パルス放電衝撃破壊方法において、(1) 被破壊
部位を液体封止箱で覆い、(2) 液体封止箱内に放電電極
が没入するように液体を満たし、(3) 放電電極を被破壊
部位に近接又は接触するように配置すると共に、接地線
を鉄筋コンクリート部材の鉄筋に接続し、(4) 放電電極
を固定又は移動させつつ、放電電極と接地線との間に高
電圧パルスを印加させることにより鉄筋コンクリート部
材を放電衝撃破壊したことを特徴とする鉄筋コンクリー
ト部材の放電衝撃破壊方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237350A JPH1057833A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 鉄筋コンクリート部材の放電衝撃破壊装置及びその方法 |
| KR1019970038579A KR19980018641A (ko) | 1996-08-21 | 1997-08-13 | 철근콘크리트부재의 방전충격파괴장치 및 그 방법 |
| PCT/JP1997/002867 WO1998007521A1 (en) | 1996-08-21 | 1997-08-19 | Electric discharge shock breakdown apparatus for reinforced concrete member and method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8237350A JPH1057833A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 鉄筋コンクリート部材の放電衝撃破壊装置及びその方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1057833A true JPH1057833A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=17014096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8237350A Pending JPH1057833A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 鉄筋コンクリート部材の放電衝撃破壊装置及びその方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| KR (1) | KR19980018641A (ja) |
| WO (1) | WO1998007521A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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-
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- 1997-08-19 WO PCT/JP1997/002867 patent/WO1998007521A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102824949A (zh) * | 2011-06-14 | 2012-12-19 | 复旦大学 | 超声波细胞粉碎机遥控自动升降夹持装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR19980018641A (ko) | 1998-06-05 |
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