JPH1057653A - モータと主軸の間に連結装置を備えたミシン - Google Patents
モータと主軸の間に連結装置を備えたミシンInfo
- Publication number
- JPH1057653A JPH1057653A JP9118340A JP11834097A JPH1057653A JP H1057653 A JPH1057653 A JP H1057653A JP 9118340 A JP9118340 A JP 9118340A JP 11834097 A JP11834097 A JP 11834097A JP H1057653 A JPH1057653 A JP H1057653A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing machine
- shaft
- covering
- machine according
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B69/00—Driving-gear; Control devices
- D05B69/30—Details
- D05B69/32—Vibration-minimising devices
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B69/00—Driving-gear; Control devices
- D05B69/10—Electrical or electromagnetic drives
- D05B69/12—Electrical or electromagnetic drives using rotary electric motors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/64—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
- F16D3/68—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts the elements being made of rubber or similar material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】二つの軸を駆動連結するために用いられる連結
装置において、振動が発生したときにこの振動が伝達さ
れないように、他方両軸が半径方向にずれている場合で
も、モータとミシンの支障のない作動が保証されるよう
に、及び特に連結装置の支障のない作動も保証されるよ
うに前記連結装置を構成する。 【解決手段】一方の連結部分(17)はほぼ半径方向外
側に向けられる連結要素(19)を有している。他の連
結部分(18)は、ほぼ半径方向内側に向けられる連結
要素(28)を有している。互いに嵌合している連結要
素(19,28)の間に中間空間が設けられている。中
間部材は被覆体(20)によって形成されている。被覆
体(20)は、一方の連結部分(17)の連結要素(1
9)を外被状に取り囲んでいるとともに、連結要素(1
9,28)の間の中間空間を充填している。
装置において、振動が発生したときにこの振動が伝達さ
れないように、他方両軸が半径方向にずれている場合で
も、モータとミシンの支障のない作動が保証されるよう
に、及び特に連結装置の支障のない作動も保証されるよ
うに前記連結装置を構成する。 【解決手段】一方の連結部分(17)はほぼ半径方向外
側に向けられる連結要素(19)を有している。他の連
結部分(18)は、ほぼ半径方向内側に向けられる連結
要素(28)を有している。互いに嵌合している連結要
素(19,28)の間に中間空間が設けられている。中
間部材は被覆体(20)によって形成されている。被覆
体(20)は、一方の連結部分(17)の連結要素(1
9)を外被状に取り囲んでいるとともに、連結要素(1
9,28)の間の中間空間を充填している。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ミシンケーシング
の内部に配置されている主軸と、ミシンケーシングに固
定されている駆動モータとを有し、駆動モータの軸が連
結装置を介して主軸と駆動結合しており、連結装置が、
互いに形状拘束的に嵌合している二つの連結部分と、両
連結部分の間に配置されている弾性的な中間部材とを有
しているミシンに関するものである。
の内部に配置されている主軸と、ミシンケーシングに固
定されている駆動モータとを有し、駆動モータの軸が連
結装置を介して主軸と駆動結合しており、連結装置が、
互いに形状拘束的に嵌合している二つの連結部分と、両
連結部分の間に配置されている弾性的な中間部材とを有
しているミシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公開第2227892号公報
により、モータをはずみ車側にフランジ固定したミシン
が知られている。このミシンでははずみ車がモータの熱
に対して絶縁されており、このため、はずみ車を担持し
ている主軸とモータ軸とを連結させる連結装置が設けら
れている。連結装置は、軸線方向に向けられる複数個の
フィンガーを備えたモータ軸側の連結部分と、同様に軸
線方向に向けられる複数個のフィンガーを備えた主軸側
の連結部分とを有している。両連結部分のフィンガー
は、比較的大きな相互間隔で互いに嵌合している。フィ
ンガーの間には、歯車状に形成される熱絶縁性の中間部
材が配置されており、この中間部材は例えばゴムから構
成される。
により、モータをはずみ車側にフランジ固定したミシン
が知られている。このミシンでははずみ車がモータの熱
に対して絶縁されており、このため、はずみ車を担持し
ている主軸とモータ軸とを連結させる連結装置が設けら
れている。連結装置は、軸線方向に向けられる複数個の
フィンガーを備えたモータ軸側の連結部分と、同様に軸
線方向に向けられる複数個のフィンガーを備えた主軸側
の連結部分とを有している。両連結部分のフィンガー
は、比較的大きな相互間隔で互いに嵌合している。フィ
ンガーの間には、歯車状に形成される熱絶縁性の中間部
材が配置されており、この中間部材は例えばゴムから構
成される。
【0003】モータをミシンケーシングに固定する際に
モータを不正確に位置決めすると、モータ軸が上軸に対
して半径方向にずれることになる。このような場合に
は、ミシン作動中に歯車状の中間部材と両連結部分との
間に絶えず相対運動が発生するので、互いに境を接して
いる面に摩擦による摩耗が短期間または長期間にわたっ
て生じる。
モータを不正確に位置決めすると、モータ軸が上軸に対
して半径方向にずれることになる。このような場合に
は、ミシン作動中に歯車状の中間部材と両連結部分との
間に絶えず相対運動が発生するので、互いに境を接して
いる面に摩擦による摩耗が短期間または長期間にわたっ
て生じる。
【0004】上記公報には、中間部材の製造のために使
用される材料の硬度または弾性特性に関する記載がない
ので、中間部材がその熱絶縁機能のほかにさらに防振機
能をも行うのかどうかは不明である。
用される材料の硬度または弾性特性に関する記載がない
ので、中間部材がその熱絶縁機能のほかにさらに防振機
能をも行うのかどうかは不明である。
【0005】米国特許第4483685号公報により、
ミシン用の連結装置が知られている。この公知の連結装
置は、軸の駆動運動を歯付きベルトプーリに伝達させる
ために用いられ、且つ駆動モータの急激な加速過程及び
制動過程の際に発生するような、ねじり振動として生じ
る振動を防止する目的で設けることが記載されている。
この目的のため、この連結装置は、軸に固定される第1
の連結部分と、同じ軸に回転可能に支持され、歯付きベ
ルトプーリと一体的に結合される第2の連結部分との間
に、振動が発生したときにこれを緩衝させる弾性的な中
間部材を有している。
ミシン用の連結装置が知られている。この公知の連結装
置は、軸の駆動運動を歯付きベルトプーリに伝達させる
ために用いられ、且つ駆動モータの急激な加速過程及び
制動過程の際に発生するような、ねじり振動として生じ
る振動を防止する目的で設けることが記載されている。
この目的のため、この連結装置は、軸に固定される第1
の連結部分と、同じ軸に回転可能に支持され、歯付きベ
ルトプーリと一体的に結合される第2の連結部分との間
に、振動が発生したときにこれを緩衝させる弾性的な中
間部材を有している。
【0006】この公知の連結装置では、両クラッチ部分
が同一の軸に配置されているので、連結装置をモータ軸
とミシン主軸の間の駆動連結部に適用したときに、両軸
の指向性に欠陥がある場合に発生するような問題は生じ
ない。従ってこの公知の連結装置は、この種の問題の解
決に寄与するものではない。
が同一の軸に配置されているので、連結装置をモータ軸
とミシン主軸の間の駆動連結部に適用したときに、両軸
の指向性に欠陥がある場合に発生するような問題は生じ
ない。従ってこの公知の連結装置は、この種の問題の解
決に寄与するものではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、二つ
の軸を駆動連結するために用いられる連結装置におい
て、振動が発生したときにこの振動が伝達されないよう
に、或いは少なくともかなりの程度緩衝されて伝達され
るようにすること、他方両軸が半径方向にずれている場
合でも、モータとミシンの支障のない作動が保証される
ように、、及び特に連結装置の支障のない作動も保証さ
れるように前記連結装置を構成することである。
の軸を駆動連結するために用いられる連結装置におい
て、振動が発生したときにこの振動が伝達されないよう
に、或いは少なくともかなりの程度緩衝されて伝達され
るようにすること、他方両軸が半径方向にずれている場
合でも、モータとミシンの支障のない作動が保証される
ように、、及び特に連結装置の支障のない作動も保証さ
れるように前記連結装置を構成することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、一方の連結部分が、ほぼ半径方向外側に向
けられる連結要素を有し、他の連結部分が、ほぼ半径方
向内側に向けられる連結要素を有していること、互いに
嵌合している連結要素の間に中間空間が設けられている
こと、中間部材が被覆体によって形成されており、被覆
体は、一方の連結部分の連結要素を外被状に取り囲んで
いるとともに、連結要素の間の中間空間を充填している
ことを特徴とするものである。
決するため、一方の連結部分が、ほぼ半径方向外側に向
けられる連結要素を有し、他の連結部分が、ほぼ半径方
向内側に向けられる連結要素を有していること、互いに
嵌合している連結要素の間に中間空間が設けられている
こと、中間部材が被覆体によって形成されており、被覆
体は、一方の連結部分の連結要素を外被状に取り囲んで
いるとともに、連結要素の間の中間空間を充填している
ことを特徴とするものである。
【0009】本発明によれば、ほぼ半径方向外側に向け
られる連結要素とほぼ半径方向内側に向けられる連結要
素とが互いに形状拘束的に嵌合しているので、これらの
連結要素の間にある中間空間を充填する被覆体は、連結
要素の全数量に相当する数量の、ほぼ半径方向に延在す
る部分と、これに同数の、ほぼ同心状に延在する部分と
を有している。ほぼ同心状に延在する部分は、モータを
ミシンケーシングに取り付ける際に、モータの正確な位
置決めを補助する調心機能を発揮する。従って、取り付
けに伴うミシン主軸に対するモータ軸のずれは当初から
十分に防止される。それにもかかわらずずれがある場合
には、被覆体のほぼ同心状の部分の弾性材料がミシン作
動の際に圧縮と弛緩を交互に繰り返し、しかもこの部分
と連結要素との間の摩耗を伴う相対運動は生じない。
られる連結要素とほぼ半径方向内側に向けられる連結要
素とが互いに形状拘束的に嵌合しているので、これらの
連結要素の間にある中間空間を充填する被覆体は、連結
要素の全数量に相当する数量の、ほぼ半径方向に延在す
る部分と、これに同数の、ほぼ同心状に延在する部分と
を有している。ほぼ同心状に延在する部分は、モータを
ミシンケーシングに取り付ける際に、モータの正確な位
置決めを補助する調心機能を発揮する。従って、取り付
けに伴うミシン主軸に対するモータ軸のずれは当初から
十分に防止される。それにもかかわらずずれがある場合
には、被覆体のほぼ同心状の部分の弾性材料がミシン作
動の際に圧縮と弛緩を交互に繰り返し、しかもこの部分
と連結要素との間の摩耗を伴う相対運動は生じない。
【0010】両連結部分が被覆体によって互いに完全に
分離されており、よって直接接触していないので、モー
タによって生じるねじり振動はミシンケーシングに伝達
されず、或いは伝達されても極度に緩衝されて伝達され
るにすぎない。同様に、ミシンによって生じる振動、例
えば針棒の駆動、天秤の駆動、送りの駆動によって発生
するような振動もモータ軸に伝達されず、或いは伝達さ
れても極度に緩衝されて伝達されるにすぎない。これに
より、モータ軸の支持個所に損傷は生じない。
分離されており、よって直接接触していないので、モー
タによって生じるねじり振動はミシンケーシングに伝達
されず、或いは伝達されても極度に緩衝されて伝達され
るにすぎない。同様に、ミシンによって生じる振動、例
えば針棒の駆動、天秤の駆動、送りの駆動によって発生
するような振動もモータ軸に伝達されず、或いは伝達さ
れても極度に緩衝されて伝達されるにすぎない。これに
より、モータ軸の支持個所に損傷は生じない。
【0011】請求項2によれば、一方の連結要素がボス
に配置され、ボスが、これに付設される軸の端部を越え
て突出し、よって他の軸の端部部分を受容する受容部を
形成し、前記他の軸がOリングを介してボスに対して半
径方向に支持されているので、モータを取り付ける場
合、ミシン主軸に対するモータ軸の正確な位置決めに対
して付加的な多大な貢献がある。この場合Oリングが使
用されることにより、ボスに受容される軸端がボスと直
接に接触することが避けられるので、調心作用が改善さ
れているばかりでなく、Oリングの弾性によりこの個所
で振動が伝達されず、或いは伝達しても極度に緩衝され
て伝達されるにすぎない。
に配置され、ボスが、これに付設される軸の端部を越え
て突出し、よって他の軸の端部部分を受容する受容部を
形成し、前記他の軸がOリングを介してボスに対して半
径方向に支持されているので、モータを取り付ける場
合、ミシン主軸に対するモータ軸の正確な位置決めに対
して付加的な多大な貢献がある。この場合Oリングが使
用されることにより、ボスに受容される軸端がボスと直
接に接触することが避けられるので、調心作用が改善さ
れているばかりでなく、Oリングの弾性によりこの個所
で振動が伝達されず、或いは伝達しても極度に緩衝され
て伝達されるにすぎない。
【0012】他の請求項には、本発明による連結装置の
さらに有利な構成が記載されている。請求項4及び5に
よれば、被覆体はこれを担持している連結部分に固定さ
れ、例えばこの連結部分の外周に射出成形されているの
で、モータをミシンケーシングに簡単に取りつけること
ができるばかりでなく、ほぼ半径方向に延在している被
覆体部分とこの被覆体部分を担持している連結要素との
間の摩耗を伴う相対運動が完全に阻止されるという効果
も達成される。
さらに有利な構成が記載されている。請求項4及び5に
よれば、被覆体はこれを担持している連結部分に固定さ
れ、例えばこの連結部分の外周に射出成形されているの
で、モータをミシンケーシングに簡単に取りつけること
ができるばかりでなく、ほぼ半径方向に延在している被
覆体部分とこの被覆体部分を担持している連結要素との
間の摩耗を伴う相対運動が完全に阻止されるという効果
も達成される。
【0013】請求項7によれば、連結部分が非対称に形
成されているので、連結部分及びモータ軸とミシン主軸
も回転角に関してただ一つの方向に固定して取り付ける
ことができる。このことは、特定のミシン機能に対して
必要な位置検出器がモータ内に組み込まれている場合
に、この位置検出器を、既にモータを取りつける前にミ
シン主軸の特定の角度位置に対して位置調整できるとい
う利点がある。このようにして、モータを取り付け後す
ぐにミシンを作動させることができ、即ちモータを取り
付けた後に位置検出器の位置調整を行う必要がない。さ
らに、モータを修理の目的で一時的に取り外したり、他
のモータと交換しなければならない場合に、位置検出器
を新たに検査したり位置決めしたりする必要はない。
成されているので、連結部分及びモータ軸とミシン主軸
も回転角に関してただ一つの方向に固定して取り付ける
ことができる。このことは、特定のミシン機能に対して
必要な位置検出器がモータ内に組み込まれている場合
に、この位置検出器を、既にモータを取りつける前にミ
シン主軸の特定の角度位置に対して位置調整できるとい
う利点がある。このようにして、モータを取り付け後す
ぐにミシンを作動させることができ、即ちモータを取り
付けた後に位置検出器の位置調整を行う必要がない。さ
らに、モータを修理の目的で一時的に取り外したり、他
のモータと交換しなければならない場合に、位置検出器
を新たに検査したり位置決めしたりする必要はない。
【0014】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を添付の図
面を説明する。ミシンのケーシングは、基板1と、台脚
2と、アーム3から構成されている。アーム3はヘッド
4に移行している。基板1の下面には、ミシンのヘッド
端部の領域に二つの台足5が配置されている。他端の領
域には、基板1内に凹部6が設けられている。凹部6
は、U字状の湾曲保持体7によって橋絡される。湾曲保
持体7は基板1に組み込まれた部材であり、ミシンの他
の台足として用いられる。
面を説明する。ミシンのケーシングは、基板1と、台脚
2と、アーム3から構成されている。アーム3はヘッド
4に移行している。基板1の下面には、ミシンのヘッド
端部の領域に二つの台足5が配置されている。他端の領
域には、基板1内に凹部6が設けられている。凹部6
は、U字状の湾曲保持体7によって橋絡される。湾曲保
持体7は基板1に組み込まれた部材であり、ミシンの他
の台足として用いられる。
【0015】ミシンを駆動するためにモータ8が用いら
れる。モータ8のケーシング9は、前部軸受けシールド
10と、後部軸受けシールド11と、中間部材12とか
ら構成されている。モータ8は、後部軸受けシールと1
1の下端に形成された継ぎ足し部13により湾曲保持体
7に固定されている。この場合、モータ8は凹部6の内
部に延在している。後部軸受けシールド11には位置検
出器が配置されている。この位置検出器は、基本的には
ドイツ特許公開第2227116号公報から知られてい
るものなので、図示しない。
れる。モータ8のケーシング9は、前部軸受けシールド
10と、後部軸受けシールド11と、中間部材12とか
ら構成されている。モータ8は、後部軸受けシールと1
1の下端に形成された継ぎ足し部13により湾曲保持体
7に固定されている。この場合、モータ8は凹部6の内
部に延在している。後部軸受けシールド11には位置検
出器が配置されている。この位置検出器は、基本的には
ドイツ特許公開第2227116号公報から知られてい
るものなので、図示しない。
【0016】モータ8の軸14は、連結装置15を介し
て、基板1内に支持されている主軸16と駆動結合して
いる。連結装置15は、大体において、モータ軸14側
の連結部分17と、主軸16側の連結部分18とから構
成されている。
て、基板1内に支持されている主軸16と駆動結合して
いる。連結装置15は、大体において、モータ軸14側
の連結部分17と、主軸16側の連結部分18とから構
成されている。
【0017】連結部分17は、半径方向外側に向けられ
る三つの連結要素19を有しており、これら連結要素1
9のうちの一つが他の二つの連結要素よりもかなり幅広
であり、即ち他の二つの連結要素よりもかなり広い角度
範囲にわたって延在しているので、連結部分17は非対
称に構成されている。連結部分17の周面は、熱可塑性
ポリウレタンから成る被覆体20によって被覆されてい
る。被覆体20は連結部分17のまわりに射出すること
により形成され、従って連結部分17に着脱不能に結合
されている。連結部分17は軸14のジャーナル21上
に配置され、キー22によって回動を阻止されていると
ともに、ねじピン23によってずれを阻止されている。
る三つの連結要素19を有しており、これら連結要素1
9のうちの一つが他の二つの連結要素よりもかなり幅広
であり、即ち他の二つの連結要素よりもかなり広い角度
範囲にわたって延在しているので、連結部分17は非対
称に構成されている。連結部分17の周面は、熱可塑性
ポリウレタンから成る被覆体20によって被覆されてい
る。被覆体20は連結部分17のまわりに射出すること
により形成され、従って連結部分17に着脱不能に結合
されている。連結部分17は軸14のジャーナル21上
に配置され、キー22によって回動を阻止されていると
ともに、ねじピン23によってずれを阻止されている。
【0018】連結部分18は、ころ軸受け24により基
板1内で回転可能に支持されているボス25と、ボス2
5に一体的に形成され、径がボスよりも非常に大きな円
板26とを有している。円板26は、連結部分17を相
対回転不能に受容するため凹部27を備え、これに対応
して、半径方向内側へ向けられる連結要素28を有して
いる。連結装置15を組み立てた状態では、連結要素2
8は、被覆体20で被覆されている連結部分17の連結
要素19の間の隙間29に係合する。従って凹部27
は、いわば被覆体20をも含めた連結部分17の負形状
を形成する。組み立てられていない状態では、被覆体2
0は凹部27の受容空間よりも幾分大きい。その結果、
連結装置15を組み立てた状態では、被覆体20が連結
要素19と28の間の中間空間を完全に充填し、被覆体
20はわずかながら付加的に圧縮される。
板1内で回転可能に支持されているボス25と、ボス2
5に一体的に形成され、径がボスよりも非常に大きな円
板26とを有している。円板26は、連結部分17を相
対回転不能に受容するため凹部27を備え、これに対応
して、半径方向内側へ向けられる連結要素28を有して
いる。連結装置15を組み立てた状態では、連結要素2
8は、被覆体20で被覆されている連結部分17の連結
要素19の間の隙間29に係合する。従って凹部27
は、いわば被覆体20をも含めた連結部分17の負形状
を形成する。組み立てられていない状態では、被覆体2
0は凹部27の受容空間よりも幾分大きい。その結果、
連結装置15を組み立てた状態では、被覆体20が連結
要素19と28の間の中間空間を完全に充填し、被覆体
20はわずかながら付加的に圧縮される。
【0019】被覆体20は、すべての連結要素19及び
28の数量に対応する数量の、半径方向に延びる部分2
0a(本実施形態では6個)と、同じ数量の同心状に延
びる部分20bとを有している。
28の数量に対応する数量の、半径方向に延びる部分2
0a(本実施形態では6個)と、同じ数量の同心状に延
びる部分20bとを有している。
【0020】主軸16はボス25に受容され、ねじピン
30によってボス25と相対回転不能に結合されるとと
もに、ずれが阻止される。ボス25はその長さのほぼ四
分の一程度主軸16の端部を越えて突出しており、従っ
てモータ軸14のジャーナル21の受容を可能にする。
ジャーナル21の径は、ボス25の穴31の径よりも約
1mm程度小さい。ジャーナル21の端部領域には、図
示していない環状溝の中に市販のOリング32が収納さ
れており、その外径は、モータ8を取り付けていない状
態では穴31の径よりも大きい。従ってジャーナル21
を穴31に挿入すると、Oリング32が弾性的に変形し
てジャーナル21を穴31内で心合わせし、しかもジャ
ーナル21がボス25と直接接触しないようにする。
30によってボス25と相対回転不能に結合されるとと
もに、ずれが阻止される。ボス25はその長さのほぼ四
分の一程度主軸16の端部を越えて突出しており、従っ
てモータ軸14のジャーナル21の受容を可能にする。
ジャーナル21の径は、ボス25の穴31の径よりも約
1mm程度小さい。ジャーナル21の端部領域には、図
示していない環状溝の中に市販のOリング32が収納さ
れており、その外径は、モータ8を取り付けていない状
態では穴31の径よりも大きい。従ってジャーナル21
を穴31に挿入すると、Oリング32が弾性的に変形し
てジャーナル21を穴31内で心合わせし、しかもジャ
ーナル21がボス25と直接接触しないようにする。
【0021】円板26の周面は、歯付きベルトプーリー
33として形成されている。歯付きベルトプーリー33
は、上軸34を駆動するために用いられる歯付きベルト
伝動装置35の構成要素である。
33として形成されている。歯付きベルトプーリー33
は、上軸34を駆動するために用いられる歯付きベルト
伝動装置35の構成要素である。
【図1】ミシンの部分断面図である。
【図2】連結装置の断面図である。
【図3】連結部分を引き離して示した連結装置の斜視図
である。
である。
8 モータ 14 モータ軸
15 連結装置 16 主軸 17,18 連結部分
19,28 連結要素 20 被覆体 25 ボス
32 Oリング 33 歯付きベルトプーリ
15 連結装置 16 主軸 17,18 連結部分
19,28 連結要素 20 被覆体 25 ボス
32 Oリング 33 歯付きベルトプーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・ハインツ ヴァルター ドイツ連邦共和国 デー・67685 ヴァイ ラーバッハ フリードホフシュトラーセ 23
Claims (7)
- 【請求項1】ミシンケーシングの内部に配置されている
主軸と、ミシンケーシングに固定されている駆動モータ
とを有し、駆動モータの軸が連結装置を介して主軸と駆
動結合しており、連結装置が、互いに形状拘束的に嵌合
している二つの連結部分と、両連結部分の間に配置され
ている弾性的な中間部材とを有しているミシンにおい
て、 一方の連結部分(17)が、ほぼ半径方向外側に向けら
れる連結要素(19)を有し、他の連結部分(18)
が、ほぼ半径方向内側に向けられる連結要素(28)を
有していること、 互いに嵌合している連結要素(19,28)の間に中間
空間が設けられていること、 中間部材が被覆体(20)によって形成されており、被
覆体(20)は、一方の連結部分(17)の連結要素
(19)を外被状に取り囲んでいるとともに、連結要素
(19,28)の間の中間空間を充填していること、を
特徴とするミシン。 - 【請求項2】一方の連結部分(18)が、付設の軸(1
6)に相対回転不能に配置され一部がこの軸(16)の
軸端を越えて突出しているボス(25)を有し、他の軸
(14)が、この軸(14)に付設される他の連結部分
(17)を越えてボス(25)に係合し、Oリング(3
2)によりボス(25)に対して半径方向に支持されて
いることを特徴とする、請求項1に記載のミシン。 - 【請求項3】主軸(16)に付設されている連結部分
(18)が、前記軸端を越えて突出しているボス(2
5)を有し、且つほぼ半径方向内側に向けられる連結要
素(28)を備え、同時に歯付きベルトプーリ(33)
として形成されていること、 モータ軸(14)に付設されている連結部分(17)
が、ほぼ半径方向外側に向けられる連結要素(19)を
備え、且つ被覆体(20)を担持していることを特徴と
する、請求項2に記載のミシン。 - 【請求項4】被覆体(20)が、これを担持している連
結部分(17)に固定されていることを特徴とする、請
求項1から3までのいずれか一つにミシン。 - 【請求項5】被覆体(20)が熱可塑性ポリウレタンか
ら成り、該被覆体(20)を担持している連結部分(1
7)の外周に射出することにより形成されていることを
特徴とする、請求項4に記載のミシン。 - 【請求項6】被覆体(20)が、取り付けられていない
状態で、他の連結部分(18)の受容空間よりも幾分大
きく、且つ円錐状に形成される縁領域を有していること
を特徴とする、請求項4または5に記載のミシン。 - 【請求項7】連結部分(17,18)が非対称に形成さ
れていることを特徴とする、請求項1から6までのいず
れか一つに記載のミシン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19618635:8 | 1996-05-09 | ||
DE1996118635 DE19618635C1 (de) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | Nähmaschine mit einer Kupplung zwischen einer Motor- und einer Hauptwelle |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1057653A true JPH1057653A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=7793803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9118340A Pending JPH1057653A (ja) | 1996-05-09 | 1997-05-08 | モータと主軸の間に連結装置を備えたミシン |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1057653A (ja) |
CN (1) | CN1166544A (ja) |
DE (1) | DE19618635C1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155311A1 (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-15 | 兵神装備株式会社 | 緩衝部材、軸連結構造体、及び一軸偏心ねじポンプ |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19736770C2 (de) * | 1997-08-23 | 2001-10-04 | Becker Antriebe Gmbh | Geräuschgedämpfter Mitnehmer für einen Rohrmotor einer Wickelwelle für einen Rolladen |
US6234905B1 (en) * | 1998-05-08 | 2001-05-22 | Lord Corporation | Elastomeric coupling and method of improving durability thereof |
FR2853373B1 (fr) | 2003-04-02 | 2006-03-03 | Hutchinson | Element de decouplage en materiau deformable dans un systeme de transmission de puissance |
DE102004021418A1 (de) * | 2004-04-30 | 2005-12-01 | Bayerische Motoren Werke Ag | Gelenkwellenanordnung mit einem Gelenkwellengelenk, insbesondere mit einem Tripodegelenk |
FR2945091B1 (fr) | 2009-04-30 | 2011-05-13 | Somfy Sas | Dispositif de transmission viscoelastique d'un actionneur d'un volet roulant |
CN102537099B (zh) * | 2011-12-19 | 2014-03-19 | 西安威而信精密仪器有限公司 | 导电环拔盘连接装置 |
CN102758855A (zh) * | 2012-07-20 | 2012-10-31 | 浙江博盟精工机械有限公司 | 一种连接器 |
CN102788108A (zh) * | 2012-08-02 | 2012-11-21 | 中国船舶重工集团公司第七○二研究所 | 弹性花键隔振器 |
DE102015108322A1 (de) * | 2015-05-27 | 2016-12-01 | Centa-Antriebe Kirschey Gmbh | Elastische Klauenkupplung |
CN110076719A (zh) * | 2018-01-26 | 2019-08-02 | 徐博宁 | 扭矩输入端与扭矩输出端电气绝缘的连接与扭矩传递装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3667413A (en) * | 1971-06-11 | 1972-06-06 | Singer Co | Cooling systems for sewing machine driving units |
US4483685A (en) * | 1983-03-21 | 1984-11-20 | The Singer Company | Motor isolator pulley |
JPS60184429U (ja) * | 1984-05-15 | 1985-12-06 | 村田機械株式会社 | カツプリング装置 |
-
1996
- 1996-05-09 DE DE1996118635 patent/DE19618635C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-04-30 CN CN 97110830 patent/CN1166544A/zh active Pending
- 1997-05-08 JP JP9118340A patent/JPH1057653A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011155311A1 (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-15 | 兵神装備株式会社 | 緩衝部材、軸連結構造体、及び一軸偏心ねじポンプ |
JP2011256948A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Heishin Engineering & Equipment Co Ltd | 緩衝部材、軸連結構造体、及び一軸偏心ねじポンプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19618635C1 (de) | 1997-05-28 |
CN1166544A (zh) | 1997-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2555289C2 (ru) | Ручная машина с приводным двигателем и передаточным механизмом | |
RU2449884C2 (ru) | Электрическая ручная машина | |
JPH1057653A (ja) | モータと主軸の間に連結装置を備えたミシン | |
US8496073B2 (en) | Portable power tool | |
JPS6356213A (ja) | 携帯用作業機 | |
CN108136404B (zh) | 用于圆锥破碎机和回转破碎机的防旋转式防尘密封件 | |
JP3626995B2 (ja) | 摩擦仮より装置 | |
US2630723A (en) | Drill head | |
US5622077A (en) | Motorized reduction gear unit comprising a hollow casing having a cover plate, especially for a screen wiping apparatus | |
US5768941A (en) | Motorized reduction gear unit comprising a hollow casing having a cover plate, especially for a screen wiping apparatus | |
JP6510530B2 (ja) | ドライブベルトのためのベルトテンショナ | |
KR200468520Y1 (ko) | 모터 조립구조 | |
CN1734001B (zh) | 缝纫机的旋转轴支撑装置 | |
US20020090885A1 (en) | Flange connection | |
JPH0328551A (ja) | テンショナ付プーリ | |
JPH0694078A (ja) | エンジンのバランサ装置 | |
JP6687661B2 (ja) | マルチコプタ | |
SU570479A1 (ru) | Виброизолированный шпиндельный узел | |
JP2601042B2 (ja) | 遠心機 | |
KR200456950Y1 (ko) | 재봉기의 상축 휨방지 구조 | |
JP2629921B2 (ja) | モータとエンコーダとのカップリング構造 | |
KR970009986A (ko) | 연삭기 | |
JP2001041289A (ja) | 自動車のクラッチのための可撓性フライホイール | |
JPH038821Y2 (ja) | ||
JP3148113U (ja) | 研磨機 |