JPH105670A - 処理液供給装置 - Google Patents

処理液供給装置

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JPH105670A
JPH105670A JP16014896A JP16014896A JPH105670A JP H105670 A JPH105670 A JP H105670A JP 16014896 A JP16014896 A JP 16014896A JP 16014896 A JP16014896 A JP 16014896A JP H105670 A JPH105670 A JP H105670A
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JP
Japan
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processing liquid
liquid
discharge
amount
resist
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JP16014896A
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English (en)
Inventor
Yoshio Taniguchi
由雄 谷口
Koji Kizaki
幸治 木▲崎▼
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留タンク内の処理液の液面高さ(液量)に
影響されることなく常に一定の吐出量を得ると共に、処
理液を無駄なく効率的に供給する。 【解決手段】 ばね歪寸法が処理液の液面変化と一致す
るばね係数を有するばねユニット21上に、処理液を貯
留するポリタンク8を収容した加圧タンク9が載置され
ており、ポリタンク8内の処理液の液面(液量)が低下
すれば、その分、ばねユニット21にかかる荷重も低下
し、その低下した荷重に応じてばねユニット21の圧縮
ばね23も伸びることになって、ポリタンク8内の処理
液の液面高さが常に同一となるので、処理液の液面から
吐出部までの揚程が一定となって、液面高さ(液量)に
影響されることなく常に一定の吐出量が得られると共
に、従来のように不足分を見込んで多い目に処理液を吐
出させる必要がなくなり、処理液が無駄なく効率的に供
給可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば処理液塗布
装置や基板洗浄装置などの基板処理装置などに用いら
れ、例えばガラス基板、プリント基板およびウエハなど
の基板の主面に処理液を供給する処理液供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、角形のガラス基板などの基板の主
面に対して処理液供給装置によりレジスト液が吐出され
た状態で、基板を回転させることによって基板上に均一
なレジスト膜を形成させるコーティング処理が行われる
処理液塗布装置を図11に示している。
【0003】図11は従来の処理液供給装置を含む処理
液塗布装置の構成を示す模式図である。
【0004】図11において、処理液塗布装置は、基板
81を水平に保持すると共にモータ機構82によって回
転自在な基板保持部83と、基板保持部83に保持され
た基板81の主面に処理液としてのレジスト液を供給す
る処理液供給装置84とを有しており、これらの基板保
持部83および処理液供給装置84によって基板81の
主面に対してレジスト液によるコーティング処理などの
所定処理を施す処理部85を備えている。この基板保持
部83の周囲には、回転時のレジスト液の飛散を防止す
るためのカップ部材86が配設されている。
【0005】この処理液供給装置84は、レジスト液を
基板81の主面に向けて吐出するノズル部87と、この
ノズル部87よりも下方に配置され、レジスト液を貯留
する貯留タンクとしてのポリタンク88と、このポリタ
ンク88が収納され内部が気密に封止された加圧タンク
89と、この加圧タンク89に加圧配管92を介して窒
素ガスを供給する窒素ガス供給部材93と、ポリタンク
88からノズル部87にレジスト液供給管96を介して
レジスト液を供給するレジスト液供給部材97とを備え
ている。また、このノズル部87は、基板81の短辺長
さよりも短い長さのスリットを有しており、ノズル支持
アーム89の下端に固定されている。このノズル支持ア
ーム89は、その上端部が移動フレーム90に上下移動
可能に支持されている。この移動フレーム90は、移動
ガイド91に案内されて水平移動可能に支持されてい
る。また、この窒素ガス供給部材93としては、加圧配
管92の途中に、給排用三方弁94およびレギュレータ
95が加圧タンク89側からこの順に配設されて構成さ
れている。この給排用三方弁94は、窒素ガスを加圧タ
ンク89内に供給するかまたは、加圧タンク89内の窒
素ガスを外部に排気するかどうかを選択可能に構成され
ている。さらに、レジスト液供給部材97としては、レ
ジスト液供給管96の途中に、流量計98およびレジス
ト液供給弁99がポリタンク88側からこの順に配設さ
れて構成されている。
【0006】上記構成により、まず、給排用三方弁94
が加圧タンク89側に開口するように設定され、加圧タ
ンク89内にレギュレータ93を介して窒素ガスが供給
されて加圧タンク89内が一定の圧力となる。この窒素
ガス圧で、ポリタンク88内のレジスト液面が押圧さ
れ、レジスト液供給管96およびレジスト液供給弁99
を介してノズル部87のスリットから、レジスト液が基
板81の主面上に吐出される。このとき、ノズル部87
のスリットが、ノズル支持アーム89さらに移動フレー
ム90を介して移動ガイド91で案内されて基板81上
を移動することで、レジスト液が基板81の主面上に吐
出されることになる。このノズル部87のスリットから
吐出されたレジスト液の吐出量は、流量計98によって
監視され、レジスト液供給弁99の開閉時間により制御
されている。
【0007】次に、基板81の主面に対して処理液供給
装置84によりレジスト液が吐出された状態で、基板保
持部83と共に基板81を回転させることによって基板
81上のレジスト液に遠心力を与えて均一にレジスト液
を塗布することで基板81上にレジスト膜を形成してコ
ーティング処理が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
複数枚の基板81にレジスト液を順次供給すると、ポリ
タンク88内に貯留されたレジスト液は次第に減ってい
き、その液面は低下することになる。このようなレジス
ト液の減少に伴って、ノズル部87のスリットから吐出
させようとするレジスト液の圧力も減少してその吐出量
も減少し、基板81の主面に常に一定量のレジスト液を
吐出させることができず、より均一なコーティング処理
ができないという問題があった。これは、ポリタンク8
8内のレジスト液の減少に伴う液面の低下で、液面から
ノズル部87までの揚程が変化することに起因してい
た。図11の場合には、ポリタンク88はノズル部87
よりも下方に位置することから、レジスト液の減少に伴
って、ポリタンク88内のレジスト液の液面からノズル
部87までの揚程が大きくなって、ノズル部87のスリ
ットからのレジスト液の吐出量も減少していた。また、
レジスト液の吐出量が不足しないようにレジスト液の吐
出量をレジスト液供給弁99で多い目に設定することも
できるが、この場合には必要以上のレジスト液の供給量
となって無駄が多く効率的な供給をすることができない
という問題を有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、貯留タンク内の処理液の液量に影響されることなく
常に一定の吐出量を得ると共に、処理液を効率的に供給
することができる処理液供給装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の処理液供給装置
は、基板の主面に処理液を供給する処理液供給装置にお
いて、処理液を貯留する処理液貯留部と、この処理液貯
留部に貯留された処理液の液量に応じて処理液の吐出量
を制御する制御手段とを有することを特徴とするもので
ある。
【0011】この構成により、処理液貯留部内の処理液
の液面(液量)が低下すれば、その分、処理液の吐出圧
力も低下するが、その低下した液面高さに応じて、即ち
処理液量に応じて処理液の吐出量を制御するようにすれ
ば、液量に影響されることなく常に一定の吐出量が得ら
れると共に、従来のように不足分を見込んで多い目に処
理液を吐出させる必要がなくなり、処理液が無駄なく効
率的に供給可能となる。
【0012】また、本発明の処理液供給装置は、基板の
主面に処理液を供給する処理液供給装置において、処理
液を貯留する処理液貯留部と、この処理液貯留部が負荷
荷重として載置されるか、または釣下げられ、ばね歪寸
法が処理液の液面高さ変化と一致するばね係数を有する
ばねユニットとを有することを特徴とするものである。
【0013】この構成により、ばねユニット上に処理液
貯留部が例えば載置されており、処理液貯留部内の処理
液の液面(液量)が低下すれば、その分、ばねユニット
にかかる荷重も低下し、その低下した荷重に応じてばね
ユニットも伸びることになっているので、処理液貯留部
内の処理液の液面高さが常に同一となり、処理液の液面
から吐出部までの揚程が常に一定となって、液面高さ
(液量)に影響されることなく常に一定の吐出量が得ら
れると共に、従来のように不足分を見込んで多い目に処
理液を吐出させる必要もなくなり、処理液が無駄なく効
率的に供給可能となる。
【0014】さらに、本発明の処理液供給装置は、基板
の主面に処理液を吐出部から供給する処理液供給装置に
おいて、処理液を貯留する処理液貯留部と、この処理液
貯留部に貯留された処理液の液面から前記吐出部までの
揚程が一定となるように、前記処理液貯留部に貯留され
た処理液の液量に応じて前記処理液貯留部を昇降制御す
る昇降制御手段とを有することを特徴とするものであ
る。また、好ましくは、処理液貯留部に貯留された処理
液の液量を検出する液量検出部材を設けた方がよい。液
量検出部材としては、前記処理液貯留部に貯留された処
理液の液面高さを検出する液面高さ検出部材と、前記吐
出部から供給される処理液の吐出圧力または吐出流量を
検出する吐出圧力または吐出流量検出部材と、前記処理
液貯留部に貯留された処理液の重量を検出する液重量検
出部材のうちのいずれかを用いることができる。
【0015】この構成により、処理液貯留部内の処理液
の液面(液量)が低下したことを液量検出部材で検出
し、その処理液量の検出値に応じて、液面から吐出部ま
での揚程が一定となるように、処理液貯留部を昇降制御
するので、液量に影響されることなく常に一定の吐出量
が得られると共に、従来のように不足分を見込んで多い
目に処理液を吐出させる必要がなくなり、処理液が無駄
なく効率的に供給可能となる。
【0016】さらに、本発明の処理液供給装置は、基板
の主面に処理液を吐出部から供給する処理液供給装置に
おいて、処理液を貯留する処理液貯留部と、この処理液
貯留部内を加圧する加圧部材と、前記吐出部から供給さ
れる処理液の吐出圧力が一定となるように、前記処理液
貯留部に貯留された処理液の液量に応じて、前記加圧部
材を制御して前記処理液貯留部内の圧力を制御する圧力
制御手段とを有することを特徴とするものである。ま
た、好ましくは、処理液貯留部に貯留された処理液の液
量を検出する液量検出部材を設けた方がよい。液量検出
部材としては、前記処理液貯留部に貯留された処理液の
液面高さを検出する液面高さ検出部材と、前記吐出部か
ら供給される処理液の吐出圧力または吐出流量を検出す
る吐出圧力または吐出流量検出部材と、前記処理液貯留
部に貯留された処理液の重量を検出する液重量検出部材
のうちのいずれかを用いることができる。
【0017】この構成により、処理液貯留部内の処理液
の液面(液量)が低下したことを液量検出部材で検出
し、その処理液量の検出値に応じて、処理液の吐出圧力
が一定となるように、加圧部材を制御して処理液貯留部
内の圧力を制御するので、液量に影響されることなく常
に一定の吐出量が得られると共に、従来のように不足分
を見込んで多い目に処理液を吐出させる必要がなくな
り、処理液が無駄なく効率的に供給可能となる。
【0018】さらに、本発明の処理液供給装置は、基板
の主面に処理液を吐出部から供給する処理液供給装置に
おいて、処理液を貯留する処理液貯留部と、前記吐出部
から供給される処理液量を制御可能な吐出量制御手段
と、前記吐出部から供給される処理液量が一定となるよ
うに、前記処理液貯留部に貯留された処理液の液量に応
じて前記吐出量制御手段を制御して前記処理液量を制御
する制御手段とを有することを特徴とするものである。
また、好ましくは、処理液貯留部に貯留された処理液の
液量を検出する液量検出部材を設けた方がよい。液量検
出部材としては、前記処理液貯留部に貯留された処理液
の液面高さを検出する液面高さ検出部材と、前記吐出部
から供給される処理液の吐出圧力または吐出流量を検出
する吐出圧力または吐出流量検出部材と、前記処理液貯
留部に貯留された処理液の重量を検出する液重量検出部
材のうちのいずれかを用いることができる。また、好ま
しくは、吐出量制御手段としては、吐出部に至る処理液
供給管内の処理液の流量を制御する流量制御手段と、前
記吐出部から供給される処理液の吐出時間を制御する吐
出時間制御手段のいずれかを用いることができる。
【0019】この構成により、処理液貯留部内の処理液
の液面(液量)が低下したことを液量検出部材で検出
し、この処理液量の検出値に応じて、吐出部から供給さ
れる処理液量が一定となるように、吐出量制御手段とし
ての流量制御手段または吐出時間制御手段を制御して処
理液量を制御するため、液量に影響されることなく常に
一定の吐出量が得られると共に、従来のように不足分を
見込んで多い目に処理液を吐出させる必要がなくなり、
処理液が無駄なく効率的に供給可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る処理液供給装
置の各実施形態について図面を参照して説明する。
【0021】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
における処理液供給装置を含む処理液塗布装置の構成を
示す模式図である。
【0022】図1において、処理液塗布装置は、板状部
材である基板1を水平に保持すると共にモータ機構2に
よって回転自在な基板保持部3と、この基板保持部3に
保持された基板1の主面に処理液としてのレジスト液を
供給する処理液供給装置4とを有しており、これらの基
板保持部3および処理液供給装置4によって基板1の主
面に対してレジスト液によるコーティング処理などの所
定処理を施す処理部5を備えている。この基板保持部3
の周囲には、回転時のレジスト液の飛散を防止するため
のカップ部材6が配設されている。
【0023】この処理液供給装置4は、レジスト液を基
板1の主面に向けて吐出するノズル部7と、このノズル
部7よりも下方に配置され、レジスト液を貯留する処理
液貯留部としての貯留タンクであるポリタンク8と、こ
のポリタンク8が収納され内部が気密に封止された加圧
タンク9と、この加圧タンク9に加圧配管13を介して
窒素ガスを供給する窒素ガス供給部材14と、ポリタン
ク8からノズル部7にレジスト液供給管17を介してレ
ジスト液を供給するレジスト液供給部材18とを備えて
いる。このノズル部7は、基板1の短辺長さよりも短い
長さのスリットを有しており、ノズル支持アーム10の
下端に固定されている。このノズル支持アーム10は、
その上端部が移動フレーム11に上下移動可能に支持さ
れている。この移動フレーム11は、移動ガイド12に
案内されて水平移動可能に支持されている。また、この
窒素ガス供給部材14としては、加圧配管13の途中
に、給排用三方弁15およびレギュレータ16が加圧タ
ンク9側からこの順に配設されて構成されている。この
給排用三方弁15は、窒素ガスを加圧タンク9内に供給
するかまたは、加圧タンク9内の窒素ガスを外部に排気
するかどうかを選択可能に構成している。さらに、レジ
スト液供給部材18としては、レジスト液供給管17の
途中に、流量計19およびレジスト液供給弁20がポリ
タンク8側からこの順に配設されて構成されている。
【0024】また、ばねユニット21は、有底の円筒部
材22と、この円筒部材22内に収納され鉛直方向に圧
縮可能な圧縮ばね23と、これらの円筒部材22の上方
に配設され圧縮ばね23により上方向の付勢力を受けて
いる載置部材24とを備えている。この載置部材24上
には、ポリタンク8および加圧タンク9が載置されると
共に、これらのポリタンク8および加圧タンク9の自重
に抗して圧縮ばね23を上方に付勢させている。また、
載置部材24は、円筒部材22の内径よりも若干径小の
有天井の円筒形状に構成されており、レジスト液を収容
したポリタンク8および加圧タンク9の自重で圧縮ばね
23が圧縮されて載置部材24の外周部が円筒部材22
の内周部内に入ったり、レジスト液が減少して載置部材
24の外周部が円筒部材22の内周部内から出たりし
て、載置部材24と円筒部材22とは上下に昇降自在に
構成されている。このときの圧縮ばね23のばね係数α
は、ばね歪寸法ΔLが処理液の液面変化ΔHと一致する
ようなばね係数とする。つまり、このばね係数αは、レ
ジスト液の液面の変化量(歪量)ΔHに対応したレジス
ト液の重さ(ΔW)に対する圧縮ばね23の変化量(歪
量)ΔLとなっており、ばね係数α=ΔL/ΔWで、Δ
H=ΔLである。したがって、図2のAの状態からBの
状態に液面が低下しても、ばねユニット21によって、
液面が低下した距離と同じ距離だけ上にポリタンク8を
押し上げるので、ポリタンク8内のレジスト液の液面高
さHが常に一定となる構成である。
【0025】上記構成により、まず、給排用三方弁15
が加圧タンク9側に開口するように設定され、加圧タン
ク9内にレギュレータ16を介して窒素ガスが供給され
て加圧タンク9内が一定の圧力となる。この窒素ガス圧
で、ポリタンク8内のレジスト液面が押圧され、レジス
ト液供給管17およびレジスト液供給弁20を介してノ
ズル部7のスリットから、レジスト液が基板1の主面上
に吐出される。このとき、ノズル部7のスリットは、ノ
ズル支持アーム10さらに移動フレーム11を介して移
動ガイド12で案内されて基板1上を移動することで、
レジスト液が基板1の主面上に均一に吐出されることに
なる。このノズル部7のスリットから吐出されたレジス
ト液の吐出量は、流量計19によって監視され、レジス
ト液供給弁20の開閉時間により制御されている。
【0026】次に、処理液供給装置4により基板1の主
面にレジスト液を吐出した状態で、基板保持部3と共に
基板1をモータ機構2によって回転させる。この基板1
の回転によって基板1上のレジスト液に遠心力が加えら
れることになり、レジスト液が外方に拡がって基板1上
にレジスト膜を一様に形成することでコーティング処理
が行われる。
【0027】このようにして、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴ってレジスト液の重量
も減少することになる。このレジスト液の重量の減少に
伴って圧縮ばね23に対する圧縮加重も減少することか
ら、圧縮ばね23はポリタンク8および加圧タンク9の
自重に抗して上方に伸びることになる。このときの圧縮
ばね23の伸びが、低下したレジスト液の液面変化と一
致するようなばね係数を有する圧縮ばね23が用いられ
ているため、レジスト液が減ってその液面が低下して
も、その分、圧縮ばね23が伸びてポリタンク8内のレ
ジスト液の液面は常に一定の高さHになる。
【0028】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しようとしても、レジスト液の重さが軽くなる分、
圧縮ばね23が伸びてポリタンク8内のレジスト液の液
面は常に一定の高さになるため、ポリタンク8内のレジ
スト液の液面からノズル部7までの揚程には変化がな
く、ノズル部7のスリットから吐出させようとするレジ
スト液の圧力にも変化がなく、基板1の主面に常に一定
量のレジスト液を吐出させることができて、ポリタンク
8内のレジスト液の液量に影響されることなく、より均
一なコーティング処理を行うことができる。
【0029】なお、上記実施形態1では、加圧タンク9
を用いて処理液を圧送する加圧タイプについて説明した
が、この加圧タイプの代わりにポンプを用いて処理液を
圧送するポンプタイプであってもよい。
【0030】また、上記実施形態1では、ばねユニット
21に圧縮ばね23を用いた載置タイプについて説明し
たが、ポリタンク8および加圧タンク9の負荷荷重を吊
り下げるタイプのコイルばねを用いることもでき、ま
た、コイルばねの他に板ばねを用いた載置タイプや吊り
下げタイプも可能である。これらの場合にも上記実施形
態1と同様の効果を奏することができる。
【0031】(実施形態2)上記実施形態1ではレジス
ト液の液量(重さ)に応じてポリタンク8の載置高さを
変化させてレジスト液の液面が常に一定の高さになるよ
うに構成してその吐出量がポリタンク8内のレジスト液
の液量に影響されることなく常に一定になるように構成
したが、本実施形態2では、レジスト液の液量(液面高
さ)に応じてポリタンク8の載置高さを変化させてレジ
スト液の液面が常に一定の高さになるように構成してそ
の吐出量がポリタンク8内のレジスト液の液量に影響さ
れることなく常に一定になるように構成した場合であ
る。
【0032】図3は本発明の実施形態2における処理液
供給装置の要部構成を示す模式図であり、図1と同様の
作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0033】図3において、処理液としてのレジスト液
が貯留されているポリタンク8内に、液面検出手段とし
てのフロートセンサ31a〜31eが所定深さ毎に複数
個設けられており、フロートセンサ31a〜31eの出
力端はコントローラ32に接続され、フロートセンサ3
1a〜31eからの出力をコントローラ32が検知する
ことによって液面高さが検出される。つまり、例えば図
3の場合にはフロートセンサ31a〜31cは処理液内
にあるのでフロートセンサ31a〜31cからはオフ出
力がコントローラ32に入力されており、また、フロー
トセンサ31d,31eは処理液外にあるのでフロート
センサ31d,31eからはオン出力がコントローラ3
2に入力されている。これによって、コントローラ32
はフロートセンサ31cとフロートセンサ31dの間に
液面があると判断する。
【0034】このコントローラ32の出力端は、ベース
部材33上に設けられたステッピングモータやサーボモ
ータなどの制御用モータ34に接続されている。このコ
ントローラ32には制御用モータ34の駆動制御回路が
搭載されており、フロートセンサ31a〜31eからの
検出出力に応じて制御用モータ34の回転回数または回
転角度が制御される。この制御用モータ34の回転軸に
はプーリ35が固定されており、このプーリ35とボー
ルねじ36のプーリ37との間にベルト38が巻回され
ている。このように、ボールねじ36の一端にはプーリ
37が固定され、他端は、ポリタンク8を載置した載置
台39の下面中央部に固定されている。
【0035】以上のフロートセンサ31a〜31e、コ
ントローラ32、制御用モータ34、プーリ35,3
7、ボールねじ36およびベルト38により昇降制御手
段が構成され、レジスト液の液面から吐出部であるスリ
ットまでの揚程が一定となるように、ポリタンク8内の
液量に応じてポリタンク8を昇降制御するものである。
【0036】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴ってフロートセンサ3
1a〜31eも液面上に現われて順次、オン出力をコン
トローラ32に入力する。例えばフロートセンサ31d
がオン出力をコントローラ32に入力したとすると、コ
ントローラ32は、駆動制御回路を介して制御用モータ
34の回転を制御する。このとき、制御用モータ34の
回転力は、ベルト38を介してボールねじ36を回転さ
せるように働く。これによって、フロートセンサ31
d,31eの取付ピッチ分だけ上昇させる。制御用モー
タ34の回転回数は、フロートセンサ31d,31eの
取付ピッチ分の距離だけ上昇するように、取付ピッチ分
の距離にボールねじ36のピッチ分の距離がいくつある
かで設定されている。
【0037】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、レジスト液の液面をフロートセンサ31a
〜31eが監視しており、この液面の高さに応じてポリ
タンク8を昇降させることができ、レジスト液の液面は
常に一定の高さに維持される。このため、ポリタンク8
内のレジスト液の液面からノズル部7までの揚程には変
化がなく、ノズル部7のスリットから吐出させようとす
るレジスト液の圧力にも変化がなく、基板1の主面に常
に一定量のレジスト液を吐出させることができ、ポリタ
ンク8内のレジスト液の液量に影響されることなく、よ
り均一なコーティング処理を行うことができる。
【0038】なお、本実施形態2では、5個のフロート
センサ31a〜31eを設けたが、5個以上であっても
よく、5個以下であってもよい。フロートセンサが5個
以上であれば、制御用モータ34により上昇させる距離
も小さくなり、より精密なる吐出量制御が可能となる。
【0039】また、本実施形態2では、液面検出手段と
してのフロートセンサ31a〜31eによりレジスト液
の液面高さを検出し、レジスト液の液面高さに応じてポ
リタンク8の載置高さを変化させてレジスト液の液面が
常に一定の高さになるように構成したが、フロートセン
サ31a〜31eの代わりに、液面または液量を検出す
る検出手段としてフォトセンサ、静電センサおよび重量
センサなどを用いてもよい。例えばフォトセンサの場
合、ポリタンク8外から光学的に液面を検知することに
より、本実施形態2と同様に、液面高さを検出し、レジ
スト液の液面高さに応じてポリタンク8の載置高さを変
化させてレジスト液の液面が常に一定の高さになるよう
にすることで、その吐出量がポリタンク8内のレジスト
液の液量に影響されることなく常に一定になるように構
成することができる。また、例えば重量センサの場合、
本実施形態2と同様に、レジスト液の液量(重さ)をそ
の重量センサで検出し、その検出値に応じてポリタンク
8の載置高さを変化させてレジスト液の液面が常に一定
の高さになるようにすることで、その吐出量がポリタン
ク8内のレジスト液の液量に影響されることなく常に一
定になるように構成することができる。
【0040】(実施形態3)上記実施形態2では、レジ
スト液の液量(液面高さ)に応じてポリタンク8の載置
高さを変化させてレジスト液の液面が常に一定の高さに
なるように構成してその吐出量がポリタンク8内のレジ
スト液の液量に影響されることなく常に一定になるよう
に構成したが、本実施形態3では、レジスト液の液量
(レジスト液供給管17内の吐出圧力)に応じてポリタ
ンク8の載置高さを変化させてレジスト液の液面が常に
一定の高さになるように構成してその吐出量がポリタン
ク8内のレジスト液の液量に影響されることなく常に一
定になるように構成した場合である。
【0041】図4は本発明の実施形態3における処理液
供給装置の要部構成を示す模式図であり、図1および図
3と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0042】図4において、圧力検出手段として圧力セ
ンサ41をレジスト液供給管17の途中に設け、レジス
ト液供給管17の内部を通過する処理液の圧力を検出す
る。この圧力センサ41の出力端はコントローラ42に
接続されており、コントローラ42は、圧力センサ41
からの検出出力によりレジスト液の吐出圧力を検出する
と共に、このレジスト液供給管17の内部を通過する処
理液の圧力は、このポリタンク8内のレジスト液の液量
(液面の高さ)と加圧配管13による加圧力によってい
るので、この検出した吐出圧力に基づいてポリタンク8
内のレジスト液の液量(液面の高さ)を検知することも
できる。
【0043】また、コントローラ42は、圧力センサ4
1からの検出出力に応じて、即ちポリタンク8内に貯留
された処理液の液量に応じて制御用モータ34を駆動す
ることにより、ボールねじ36を回転させてポリタンク
8を上昇させることができる。
【0044】以上の圧力センサ41、コントローラ4
2、制御用モータ34、プーリ35,37、ボールねじ
36およびベルト38により昇降制御手段が構成され、
レジスト液の液面から吐出部であるスリットまでの揚程
が一定となるように、ポリタンク8内の液量に応じてポ
リタンク8を昇降制御するものである。
【0045】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴って圧力センサ41さ
らにコントローラ42によって検出されるレジスト液の
吐出圧力も減少することになるが、コントローラ42
は、その検出した吐出圧力に応じて駆動制御回路を介し
て制御用モータ34の回転を制御する。このとき、制御
用モータ34の回転力は、ベルト38を介してボールね
じ36を回転させるように働く。これによって、圧力セ
ンサ41の測定値(レジスト液の減少量)に応じて、予
め設定された高さ分だけポリタンク8を上昇させる。
【0046】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、レジスト液の液面の高さおよび加圧配管1
3からの加圧力による、レジスト液供給管17の内部を
通過する処理液の圧力を圧力センサ39が監視してお
り、レジスト液供給管17の内部を通過する処理液の圧
力が所定の圧力となるようにポリタンク8を昇降させる
ことができて、レジスト液の液面は常に一定の高さにな
る。このため、ポリタンク8内のレジスト液の液面から
ノズル部7までの揚程にも変化がなく、ノズル部7のス
リットから吐出させようとするレジスト液の圧力にも変
化がなく、基板1の主面に常に一定量のレジスト液を吐
出させることができ、ポリタンク8内のレジスト液の液
量に影響されることなく、より均一なコーティング処理
を行うことができる。
【0047】なお、本実施形態3では、吐出圧力検出部
材としての圧力センサ41を用いて吐出部から供給され
る処理液の吐出圧力を検出し、この検出値に応じてポリ
タンク8の載置高さを変化させてレジスト液の液面が常
に一定の高さになるように構成したが、この圧力センサ
41の代わりに、吐出部から供給される処理液の吐出流
量を検出する吐出流量検出部材としての流量センサを用
いることもでき、この場合にも上記実施形態3と同様に
作用し、この吐出流量の検出値に応じてポリタンク8の
載置高さを変化させてレジスト液の液面が常に一定の高
さになるように制御することで、基板1の主面に常に一
定量のレジスト液を吐出させることができ、ポリタンク
8内のレジスト液の液量に影響されることなく、より均
一なコーティング処理を行うことができる。これらの圧
力センサ41および流量センサによるセンシングは図1
のレジスト液供給弁20の開時のみ行われる。
【0048】(実施形態4)上記実施形態1〜3では、
レジスト液の液量(重さ、液面高さ、レジスト液供給管
17内の液流量または吐出圧力)に応じてポリタンク8
の載置高さを変化させてレジスト液の液面が常に一定の
高さになるように構成したが、本実施形態4では、レジ
スト液の液量(液面高さ)に応じて加圧タンク9内の圧
力を変化させてその吐出量が常に一定になるように構成
した場合である。
【0049】図5は本発明の実施形態4における処理液
供給装置の要部構成を示す模式図であり、図1と同様の
作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0050】図5において、処理液としてのレジスト液
が貯留されているポリタンク8内に、液面検出手段とし
てのフロートセンサ31a〜31eが所定深さ毎に複数
個設けられており、フロートセンサ31a〜31eの出
力端はコントローラ43に接続され、フロートセンサ3
1a〜31eからの出力をコントローラ43が検知する
ことによって液面高さが検出される。つまり、例えば図
5の場合にはフロートセンサ31a〜31cは処理液内
にあるのでフロートセンサ31a〜31cからはオフ出
力がコントローラ43に入力されており、また、フロー
トセンサ31d,31eは処理液外にあるのでフロート
センサ31d,31eからはオン出力がコントローラ4
3に入力されることで、コントローラ43はフロートセ
ンサ31cとフロートセンサ31dの間に液面があると
判断する。
【0051】また、加圧タンク9内に開口して窒素ガス
を供給する加圧配管13の途中に圧力調整弁44が配設
されている。この圧力調整弁44にはコントローラ43
の出力端が接続されており、コントローラ43はフロー
トセンサ31a〜31eからの検出出力に応じて圧力調
整弁44が制御される。
【0052】以上のフロートセンサ31a〜31e、コ
ントローラ43および圧力調整弁44により圧力制御手
段が構成され、レジスト液の吐出圧力または吐出流量が
一定となるように、ポリタンク8内の液量に応じてポリ
タンク8内の圧力を制御するものである。
【0053】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴ってフロートセンサ3
1a〜31eも液面上に順次現われて、オン出力をコン
トローラ43に入力する。例えばフロートセンサ31d
がオン出力をコントローラ43に入力したとすると、コ
ントローラ43は圧力調整弁44をより開くように制御
する。これによって、液面を押す圧力を、フロートセン
サ31d,31eの取付ピッチ高さに対応するレジスト
液の容積分の重さに匹敵する圧力分だけ上昇させる。こ
れで、常に一定の圧力でレジスト液を圧送することがで
きる。
【0054】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、レジスト液の液面をフロートセンサ31a
〜31eが監視しており、この液面の高さに応じて圧力
調整弁44を開閉させることができ、液面低下で減った
レジスト液の重量分に匹敵する圧力を液面にかけること
ができて、レジスト液供給管17内を圧送する圧力を常
に一定とすることができる。このため、ポリタンク8内
のレジスト液の液面からノズル部7までの揚程に変化が
生じても液面を押圧する圧力も変化して、ノズル部7の
スリットから吐出させようとするレジスト液の圧力には
変化がなく、基板1の主面に常に一定量のレジスト液を
吐出させることができ、ポリタンク8内のレジスト液の
液量に影響されることなく、より均一なコーティング処
理を行うことができる。
【0055】なお、本実施形態4では、5個のフロート
センサ31a〜31eを設けたが、5個以上であっても
よく、5個以下であってもよい。フロートセンサが5個
以上であれば、圧力調整弁44をより開いて液面を押圧
する圧力を上昇させる割合も小さくなり、より精密なる
吐出量制御が可能となる。
【0056】また、本実施形態4では、液面検出手段と
してのフロートセンサ31a〜31eによりレジスト液
の液面高さを検出し、レジスト液の液面高さに応じて液
面を押圧する圧力を変化させてレジスト液の吐出圧力が
常に一定になるように構成したが、フロートセンサ31
a〜31eの代わりに、液面または液量を検出する検出
手段としてフォトセンサ、静電センサおよび重量センサ
などを用いてもよい。例えばフォトセンサの場合、ポリ
タンク8外から光学的に液面を検知することにより、本
実施形態4と同様に液面高さを検出し、レジスト液の液
面高さに応じてポリタンク8内の液面を押圧する圧力を
変化させてレジスト液の吐出圧力が常に一定となるよう
にすることで、その吐出量がポリタンク8内のレジスト
液の液量に影響されることなく常に一定になるようにす
ることができる。また、例えば重量センサの場合、本実
施形態4と同様に、レジスト液の液量(重さ)をその重
量センサで検出し、その検出値に応じてポリタンク8内
の液面を押圧する圧力を変化させてレジスト液の吐出圧
力が常に一定となるようにすることで、その吐出量がポ
リタンク8内のレジスト液の液量に影響されることなく
常に一定になるようにすることができる。
【0057】(実施形態5)上記実施形態4では、レジ
スト液の液量(液面高さ)に応じてポリタンク8内の液
面を押圧する圧力を変化させてレジスト液の吐出圧力が
常に一定となるように構成したが、本実施形態5では、
レジスト液の液量(レジスト液供給管17内の液流量)
に応じてポリタンク8内の液面を押圧する圧力を変化さ
せてその吐出圧力を常に一定とすることで、その吐出量
が常に一定になるように構成した場合である。
【0058】図6は本発明の実施形態5における処理液
供給装置の要部構成を示す模式図であ、図1および図5
と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0059】図6において、処理液としてのレジスト液
が貯留されているポリタンク8内に吐出流量検出手段と
して流量センサ46をレジスト液供給管17の途中に設
け、レジスト液供給管17の内部を通過する処理液の流
量を検出する。このレジスト液供給管17の内部を通過
する処理液の流量は、このポリタンク8内のレジスト液
の液量(液面の高さ)と加圧配管13による液面加圧力
によっている。このため、この流量センサ46の出力端
が接続されるコントローラ45は、その流量センサ46
からの信号により液流量を検出すると共に、ポリタンク
8内のレジスト液の液量(液面の高さ)を検知すること
もできる。
【0060】また、加圧タンク8内の液面を押圧する窒
素ガスを供給する加圧配管13の途中に圧力調整弁44
が配設されている。この圧力調整弁44にはコントロー
ラ45の出力端が接続されており、コントローラ45は
流量センサ46からの検出出力に応じて、即ちポリタン
ク8内に貯留された処理液の液量に応じて圧力調整弁4
4の開閉度合いを制御する。つまり、この圧力調整弁4
4による流量制御は、コントローラ45が流量センサ4
6によりそのときの液流量を検出しており、所定の液流
量となるように圧力調整弁44の開閉を制御している。
【0061】以上の流量センサ46、コントローラ45
および圧力調整弁44により圧力制御手段が構成され、
レジスト液の吐出圧力または吐出流量が一定となるよう
に、ポリタンク8内の液量に応じてポリタンク8内の圧
力を制御するものである。
【0062】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴って流量センサ46さ
らにコントローラ45によって検出される液流量も減少
することになるが、コントローラ45は、液流量が所定
の値となるように圧力調整弁44をより開くように制御
する。このとき、減ったレジスト液の容積分の重さに匹
敵する圧力分だけポリタンク8内の圧力を上昇させて液
面を押す圧力を増加することで、常に一定の圧力でレジ
スト液を圧送することができる。
【0063】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、レジスト液の液面の高さおよび加圧配管1
3からの加圧力による、レジスト液供給管17の内部を
通過する処理液の流量を流量センサ46で監視してお
り、このレジスト液供給管17の内部を通過する処理液
の流量が所定の流量となるようにポリタンク8内の液面
を押圧する圧力を制御することができる。このため、ポ
リタンク8内のレジスト液の液面からノズル部7までの
揚程に変化が生じても、ノズル部7のスリットから吐出
させようとするレジスト液の流量に変化がなく、基板1
の主面に常に一定量のレジスト液を吐出させることがで
き、ポリタンク8内のレジスト液の液量に影響されるこ
となく、より均一なコーティング処理を行うことができ
る。
【0064】なお、本実施形態5では、レジスト液供給
管17の内部を通過する処理液の流量を検出する流量セ
ンサ46を設けたが、この流量センサ46の代わりに圧
力センサを用いることもでき、この場合にも上記実施形
態5と同様に作用し、レジスト液供給管17内の吐出圧
力に応じてポリタンク8内の液面を押圧する圧力を変化
させてその吐出圧力を常に一定とすることができて、基
板1の主面に常に一定量のレジスト液を吐出させること
ができ、ポリタンク8内のレジスト液の液量に影響され
ることなく、より均一なコーティング処理を行うことが
できる。
【0065】(実施形態6)上記実施形態1〜3では、
レジスト液の液量(重さ、液面高さ、レジスト液供給管
17内の液流量または吐出圧力)に応じてポリタンク8
の載置高さを変化させてレジスト液の液面が常に一定の
高さになるように構成したが、実施形態6では、レジス
ト液の液量(液面高さ)に応じて絞りバルブの絞り量を
変化させてその吐出量が常に一定になるように構成した
場合である。
【0066】図7は本発明の実施形態6における処理液
供給装置の要部構成を示す模式図であり、図1と同様の
作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0067】図7において、処理液としてのレジスト液
が貯留されているポリタンク8内に、液面検出手段とし
ての5個のフロートセンサ31a〜31eが所定深さ毎
に設けられており、フロートセンサ31a〜31eの出
力端はコントローラ47に接続され、フロートセンサ3
1a〜31eからの出力をコントローラ47が検知する
ことによって液面高さが検出される。つまり、例えば図
7の場合にはフロートセンサ31a〜31cは処理液内
にあるのでフロートセンサ31a〜31cからはオフ出
力がコントローラ47に入力され、また、フロートセン
サ31d,31eは処理液外にあるのでフロートセンサ
31d,31eからはオン出力がコントローラ47に入
力されることで、コントローラ47はフロートセンサ3
1cとフロートセンサ31dの間に液面があると判断す
る。
【0068】また、ポリタンク8内に貯留されたレジス
ト液の液面高さに応じて、レジスト液供給管17内部を
通過するレジスト液の流量は変化するが、レジスト液供
給管17の途中に可変絞りバルブ48が設けられてお
り、コントローラ47の出力端は可変絞りバルブ48に
接続され、フロートセンサ31a〜31eおよびコント
ローラ47で検出した液面高さに応じて可変絞りバルブ
48の絞りを制御ことで、レジスト液供給管17内部を
通過するレジスト液の流量を常に一定に制御している。
このように、これらのフロートセンサ31a〜31
e、コントローラ47および可変絞りバルブ48により
制御手段が構成され、吐出部であるスリットから供給さ
れる処理液量が一定となるように、ポリタンク8内の液
量に応じて吐出量制御手段としての可変絞りバルブ48
の絞りを制御して処理液量を制御する。
【0069】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴ってフロートセンサ3
1a〜31eも液面上に現われて順次、オン出力をコン
トローラ47に入力する。例えばフロートセンサ31d
がオン出力をコントローラ47に入力したとすると、コ
ントローラ47は、フロートセンサ31d,31eの取
付ピッチ分の液面高さに対応した容積の重さによる吐出
流量変化分を補うように可変絞りバルブ48の絞りを緩
めることで、常に、レジスト液の吐出流量が一定になる
ようにしている。
【0070】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、レジスト液の液面をフロートセンサ31a
〜31eが監視しており、この液面の高さに応じて可変
絞りバルブ48の絞りを制御することができる。このた
め、ポリタンク8内のレジスト液の液面からノズル部7
までの揚程に変化が生じても、ノズル部7のスリットか
ら吐出させようとするレジスト液の圧力に変化がなく、
基板1の主面に常に一定量のレジスト液を吐出させるこ
とができ、ポリタンク8内のレジスト液の液量に影響さ
れることなく、より均一なコーティング処理を行うこと
ができる。
【0071】なお、本実施形態6では、5個のフロート
センサ31a〜31eを設けたが、5個以上であっても
よく、5個以下であってもよい。フロートセンサが5個
以上であれば、可変絞りバルブ48の絞り制御がより精
密なものとなって、常に一定の吐出量となる。
【0072】また、本実施形態6では、液面検出手段と
してのフロートセンサ31a〜31eによりレジスト液
の液面高さを検出し、レジスト液の液面高さに応じて可
変絞りバルブ48の絞りを変化させて液吐出量が常に一
定となるように構成にしたが、フロートセンサ31a〜
31eの代わりに、液面または液量を検出する検出手段
としてフォトセンサ、静電センサおよび重量センサなど
を用いてもよい。例えばフォトセンサの場合、ポリタン
ク8外から光学的に液面を検知することにより、本実施
形態6と同様に液面高さを検出し、レジスト液の液面高
さに応じて可変絞りバルブ48の絞り度合いを変化させ
てレジスト液の吐出量が、ポリタンク8内のレジスト液
の液量に影響されることなく常に一定になるように構成
することができる。また、例えば重量センサの場合、本
実施形態6と同様に、レジスト液の液量(重さ)をその
重量センサで検出し、その検出値に応じて可変絞りバル
ブ48の絞り度合いを変化させてレジスト液の吐出量
が、ポリタンク8内のレジスト液の液量に影響されるこ
となく常に一定になるように構成することができる。
【0073】(実施形態7)上記実施形態6では、レジ
スト液の液量(液面高さ)に応じて可変絞りバルブ48
の絞り度合いを変化させてレジスト液の吐出量が常に一
定になるようにように構成したが、本実施形態7では、
レジスト液の液量(レジスト液供給管17内の液流量)
に応じて絞りバルブの絞り量を変化させてその吐出量が
常に一定になるように構成した場合である。
【0074】図8は本発明の実施形態7における処理液
供給装置の要部構成を示す模式図であり、図1および図
7と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0075】図8において、処理液としてのレジスト液
が貯留されているポリタンク8内に流量検出手段として
流量センサ46をレジスト液供給管17の途中に設け、
レジスト液供給管17の内部を通過する処理液の流量を
検出する。このレジスト液供給管17の内部を通過する
処理液の流量は、このポリタンク8内のレジスト液の液
量(液面の高さ)と加圧配管13による液面加圧力によ
っている。このため、この流量センサ46の出力端が接
続されるコントローラ45は、その流量センサ46から
の検出信号により流量を検出すると共に、この検出した
流量に基づいてポリタンク8内のレジスト液の液量(液
面の高さ)を検知することもできる。
【0076】また、ポリタンク8内に貯留されたレジス
ト液の液面高さに応じて、レジスト液供給管17内部を
通過するレジスト液の流量は変化するが、レジスト液供
給管17の途中に可変絞りバルブ48が設けられてお
り、コントローラ49の出力端は可変絞りバルブ48に
接続されており、流量センサ46およびコントローラ4
9で検出したレジスト液の流量に応じて、即ちポリタン
ク8内に貯留された処理液の液量に応じて可変絞りバル
ブ48の絞りを制御してレジスト液供給管17の内部を
通過するレジスト液の流量を常に一定に制御している。
【0077】このように、これらの流量センサ46、コ
ントローラ49および可変絞りバルブ48により制御手
段が構成され、吐出部であるスリットから供給される処
理液量が一定となるように、ポリタンク8内の液量に応
じて吐出量制御手段としての可変絞りバルブ48の絞り
を制御して処理液量を制御する。
【0078】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴って流量センサ46さ
らにコントローラ49によって検出される液流量も減少
することになるが、コントローラ49は、液流量が所定
の値となるように可変絞りバルブ48の絞り度合いを制
御する。このとき、減ったレジスト液の容積分の重さに
よる吐出流量変化分を補うように可変絞りバルブ48の
絞り度合いを緩めることで、常に一定の吐出量でレジス
ト液を供給することができる。
【0079】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、液面高さによるレジスト液供給管17の内
部を通過する処理液の流量を流量センサ46で監視して
おり、レジスト液供給管17の内部を通過する処理液の
流量が所定の流量となるように、可変絞りバルブ48の
絞り度合いを制御することができる。このため、ポリタ
ンク8内のレジスト液の液面からノズル部7までの揚程
に変化が生じても、ノズル部7のスリットから吐出させ
ようとするレジスト液の流量に変化がなく、基板1の主
面に常に一定量のレジスト液を吐出させることができ、
ポリタンク8内のレジスト液の液量に影響されることな
く、より均一なコーティング処理を行うことができる。
【0080】なお、本実施形態7では、レジスト液供給
管17の内部を通過する処理液の流量を検出する流量セ
ンサ46を設けたが、この流量センサ46の代わりに圧
力センサを用いることもでき、この場合にも本実施形態
7と同様に作用し、基板1の主面に常に一定量のレジス
ト液を吐出させることができ、ポリタンク8内のレジス
ト液の液量に影響されることなく、より均一なコーティ
ング処理を行うことができる。
【0081】(実施形態8)上記実施形態1〜3では、
レジスト液の液量(重さ、液面高さ、レジスト液供給管
17内の液流量または吐出圧力)に応じてポリタンク8
の載置高さを変化させてレジスト液の液面が常に一定の
高さになるように構成したが、本実施形態8では、レジ
スト液の液量(液面高さ)に応じてレジスト液供給弁2
0であるストップバルブの開閉時間を変化させてその吐
出量が常に一定になるように構成した場合である。
【0082】図9は本発明の実施形態8における処理液
供給装置の要部構成を示す模式図であり、図1と同様の
作用効果を奏する部材には同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0083】図9において、処理液としてのレジスト液
が貯留されているポリタンク8内に、液面検出手段とし
ての5個のフロートセンサ31a〜31eが所定深さ毎
に設けられており、フロートセンサ31a〜31eの出
力端はコントローラ50に接続され、フロートセンサ3
1a〜31eからの出力をコントローラ50が検知する
ことによって液面高さが検出される。つまり、例えば図
9の場合にはフロートセンサ31a〜31cは処理液内
にあるのでフロートセンサ31a〜31cからはオフ出
力がコントローラ50に入力され、また、フロートセン
サ31d,31eは処理液外にあるのでフロートセンサ
31d,31eからはオン出力がコントローラ50に入
力されることで、コントローラ50はフロートセンサ3
1cとフロートセンサ31dの間に液面があると判断す
る。
【0084】また、レジスト液供給管17の途中にレジ
スト液供給弁20であるストップバルブ51が設けられ
ており、コントローラ50の出力端はストップバルブ5
1に接続され、フロートセンサ31a〜31eおよびコ
ントローラ50で検出した液面高さに応じてストップバ
ルブ51の開閉時間を制御して処理液としてのレジスト
液の吐出量を一定に制御する。
【0085】このように、これらのフロートセンサ31
a〜31e、コントローラ50およびストップバルブ5
1により制御手段が構成され、吐出部であるスリットか
ら供給される処理液量が一定となるように、ポリタンク
8内の液量に応じて吐出量制御手段としてのストップバ
ルブ51の開閉時間を制御して処理液量を制御する。
【0086】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴ってフロートセンサ3
1a〜31eも液面上に現われて順次、オン出力をコン
トローラ50に入力する。例えばフロートセンサ31d
がオン出力をコントローラ50に入力したとすると、コ
ントローラ50は、フロートセンサ31d,31eの取
付ピッチ分の液面高さに対応した容積分の重さによる吐
出流量変化分を補うようにストップバルブ51の開閉時
間を伸ばすことで、常に、レジスト液の吐出量が一定に
なるようにしている。
【0087】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、レジスト液の液面をフロートセンサ31a
〜31eが監視しており、この液面の高さに応じてスト
ップバルブ82の開閉時間を制御することができる。こ
のため、ポリタンク8内のレジスト液の液面からノズル
部7までの揚程に変化が生じても、ノズル部7のスリッ
トから吐出させようとするレジスト液の圧力に変化がな
く、基板1の主面に常に一定量のレジスト液を吐出させ
ることができ、ポリタンク8内のレジスト液の液量に影
響されることなく、より均一なコーティング処理を行う
ことができる。
【0088】なお、本実施形態8では、5個のフロート
センサ31a〜31eを設けたが、5個以上であっても
よく、5個以下であってもよい。フロートセンサが5個
以上であれば、ストップバルブ82の開閉時間制御がよ
り精密なものとなって、常により一定の吐出量となる。
【0089】また、本実施形態8では、液面検出手段と
してのフロートセンサ31a〜31eによりレジスト液
の液面高さを検出し、レジスト液の液面高さに応じてス
トップバルブ82の開閉時間を変化させて吐出量が常に
一定となるように構成にしたが、フロートセンサ31a
〜31eの代わりに、液面または液量を検出する検出手
段としてフォトセンサ、静電センサおよび重量センサな
どを用いてもよい。例えばフォトセンサの場合、ポリタ
ンク8外から光学的に液面を検知することにより、本実
施形態8と同様に液面高さを検出し、レジスト液の液面
高さに応じてストップバルブ82の開閉時間を変化させ
てレジスト液の吐出量が、ポリタンク8内のレジスト液
の液量に影響されることなく常に一定になるように構成
することができる。また、例えば重量センサの場合、本
実施形態8と同様に、レジスト液の液量(重さ)をその
重量センサで検出し、その検出値に応じてストップバル
ブ82の開閉時間を変化させてレジスト液の吐出量が、
ポリタンク8内のレジスト液の液量に影響されることな
く常に一定になるように構成することができる。
【0090】(実施形態9)上記実施形態8では、レジ
スト液の液量(液面高さ)に応じてストップバルブ51
の開閉時間を変化させてその吐出量が常に一定になるよ
うに構成したが、レジスト液の液量(レジスト液供給管
17内の液流量)に応じてレジスト液供給弁20である
ストップバルブの開閉時間を変化させてその吐出量が常
に一定になるように構成した場合である。
【0091】図10は本発明の実施形態9における処理
液供給装置の要部構成を示す模式図であり、図1および
図9と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0092】図10において、処理液としてのレジスト
液が貯留されているポリタンク8内に流量検出手段とし
て流量センサ46をレジスト液供給管17の途中に設
け、レジスト液供給管17の内部を通過する処理液の流
量を検出する。このレジスト液供給管17の内部を通過
する処理液の流量は、このポリタンク8内のレジスト液
の液量(液面の高さ)と加圧配管13による液面加圧力
によって変化する。このため、この流量センサ46の出
力端が接続されるコントローラ52は、その流量センサ
46からの検出信号によりレジスト液の流量を検出する
と共に、この検出された流量に基づいてポリタンク8内
のレジスト液の液量(液面の高さ)を検知することもで
きる。
【0093】また、ポリタンク8内に貯留されたレジス
ト液の液面高さ(液量)に応じて、レジスト液供給管1
7内部を通過するレジスト液の流量は変化するが、レジ
スト液供給管17の途中にストップバルブ51が設けら
れており、コントローラ52の出力端はストップバルブ
51に接続され、流量センサ46およびコントローラ5
2で検出した流量に応じて、即ちポリタンク8内に貯留
された処理液の液量に応じてストップバルブ51の開閉
時間を制御して処理液としてのレジスト液の流量を一定
に制御している。
【0094】このように、これらの流量センサ46、コ
ントローラ52およびストップバルブ51により制御手
段が構成され、吐出部であるスリットから供給される処
理液量が一定となるように、ポリタンク8内の液量に応
じて吐出量制御手段としてのストップバルブ51の開閉
時間を制御して処理液量を制御する。
【0095】上記構成により、複数枚の基板1上にレジ
スト液を供給し回転によるコーティング処理でレジスト
液を順次塗布していくと、ポリタンク8内に貯留された
レジスト液は次第に減っていき、その液面は低下する。
このようなレジスト液の減少に伴って流量センサ46さ
らにコントローラ52によって検出される単位時間当た
りの流量も減少することになるが、コントローラ52は
この流量が所定の値となるようにストップバルブ51の
開閉時間を制御する。このとき、減ったレジスト液の容
積分の重さによる吐出流量変化分を補うようにストップ
バルブ51の開閉時間を伸ばすことで、常に一定の吐出
量でレジスト液を供給することができる。
【0096】したがって、レジスト液が減少して液面が
低下しても、液面高さによるレジスト液供給管17の内
部を通過する処理液の流量を流量センサ46で監視して
おり、処理液の吐出量が所定の吐出量となるように、ス
トップバルブ51の開閉時間を制御することができる。
このため、ポリタンク8内のレジスト液の液面からノズ
ル部7までの揚程に変化が生じても、ノズル部7のスリ
ットから吐出するレジスト液の流量に変化がなく、基板
1の主面に常に一定量のレジスト液を吐出させることが
でき、ポリタンク8内のレジスト液の液量に影響される
ことなく、より均一なコーティング処理を行うことがで
きる。
【0097】なお、本実施形態9では、レジスト液供給
管17の内部を通過する処理液の流量を検出する流量セ
ンサ46を設けたが、この流量センサ46の代わりに圧
力センサを用いることもでき、この場合にも上記実施形
態8と同様に作用し、基板1の主面に常に一定量のレジ
スト液を吐出させることができ、ポリタンク8内のレジ
スト液の液量に影響されることなく、より均一なコーテ
ィング処理を行うことができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、処理液貯
留部に貯留された処理液の液量に応じて処理液の吐出量
を制御するため、液量に影響されることなく常に一定の
吐出量を得ることができると共に、処理液を無駄なく効
率的に供給することができる。
【0099】また、ばねユニット上に処理液貯留部が載
置され、そのばね係数を、ばね歪寸法が処理液の液面変
化と一致するようにしているため、処理液の液面(液
量)が低下しても、その分、処理液貯留部を押し上げて
液面高さが常に同一となるため、液面高さ(液量)に影
響されることなく常に一定の吐出量を得ることができる
と共に、処理液を無駄なく効率的に供給することができ
る。
【0100】さらに、処理液貯留部内の液量を液量検出
部材で検出した検出値に応じて、液面から吐出部までの
揚程が一定となるように、処理液貯留部を昇降制御する
ため、液量に影響されることなく常に一定の吐出量を得
ることができると共に、処理液を無駄なく効率的に供給
することができる。
【0101】さらに、処理液貯留部内の液量を液量検出
部材で検出した検出値に応じて、処理液の吐出圧力が一
定となるように、処理液貯留部内の圧力を制御するた
め、液量に影響されることなく常に一定の吐出量を得る
ことができると共に、処理液を無駄なく効率的に供給す
ることができる。
【0102】さらに、処理液貯留部内の液量を液量検出
部材で検出した検出値に応じて、処理液の吐出量が一定
となるように、処理液量を制御するため、液量に影響さ
れることなく常に一定の吐出量を得ることができると共
に、処理液を無駄なく効率的に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における処理液供給装置を
含む処理液塗布装置の構成を示す模式図である。
【図2】液面が変化した場合の液面高さHの比較を示す
図1のタンクおよびばねユニットの模式図である。
【図3】本発明の実施形態2における処理液供給装置の
要部構成を示す模式図である。
【図4】本発明の実施形態3における処理液供給装置の
要部構成を示す模式図である。
【図5】本発明の実施形態4における処理液供給装置の
要部構成を示す模式図である。
【図6】本発明の実施形態5における処理液供給装置の
要部構成を示す模式図である。
【図7】本発明の実施形態6における処理液供給装置の
要部構成を示す模式図である。
【図8】本発明の実施形態7における処理液供給装置の
要部構成を示す模式図である。
【図9】本発明の実施形態8における処理液供給装置の
要部構成を示す模式図である。
【図10】本発明の実施形態9における処理液供給装置
の要部構成を示す模式図である。
【図11】従来の処理液供給装置を含む処理液塗布装置
の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 基板 4 処理液供給装置 7 ノズル部 8 ポリタンク(処理液貯留部) 9 加圧タンク 13 加圧配管 14 窒素ガス供給部材 16 レギュレータ 17 レジスト液供給管 18 レジスト液供給部材 20 レジスト液供給弁 21 ばねユニット 22 円筒部材 23 圧縮ばね 24 載置部材 31a〜31e フロートセンサ(液面高さ検出部
材) 32,42,43,45,47,49,50,52
コントローラ 34 制御用モータ 35,37 プーリ 36 ボールねじ 38 ベルト 39 載置台 41 圧力センサ(吐出圧力検出部材) 44 圧力調整弁 46 流量センサ(吐出流量検出部材) 48 絞りバルブ(流量制御手段) 51 ストップバルブ(吐出時間制御手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の主面に処理液を供給する処理液供
    給装置において、処理液を貯留する処理液貯留部と、こ
    の処理液貯留部に貯留された処理液の液量に応じて処理
    液の吐出量を制御する制御手段とを有することを特徴と
    する処理液供給装置。
  2. 【請求項2】 基板の主面に処理液を供給する処理液供
    給装置において、処理液を貯留する処理液貯留部と、こ
    の処理液貯留部を負荷荷重とし、ばね歪寸法が処理液の
    液面高さ変化と一致するばねユニットとを有することを
    特徴とする処理液供給装置。
  3. 【請求項3】 基板の主面に処理液を吐出部から供給す
    る処理液供給装置において、処理液を貯留する処理液貯
    留部と、この処理液貯留部に貯留された処理液の液面か
    ら前記吐出部までの揚程が一定となるように、前記処理
    液貯留部に貯留された処理液の液量に応じて前記処理液
    貯留部を昇降制御する昇降制御手段とを有することを特
    徴とする処理液供給装置。
  4. 【請求項4】 基板の主面に処理液を吐出部から供給す
    る処理液供給装置において、処理液を貯留する処理液貯
    留部と、この処理液貯留部内を加圧する加圧部と、前記
    吐出部から供給される処理液の吐出圧力が一定となるよ
    うに、前記処理液貯留部に貯留された処理液の液量に応
    じて、前記加圧部を制御して前記処理液貯留部内の圧力
    を制御する圧力制御手段とを有することを特徴とする処
    理液供給装置。
  5. 【請求項5】 基板の主面に処理液を吐出部から供給す
    る処理液供給装置において、処理液を貯留する処理液貯
    留部と、前記吐出部から供給される処理液量を制御可能
    な吐出量制御手段と、前記吐出部から供給される処理液
    量が一定となるように、前記処理液貯留部に貯留された
    処理液の液量に応じて前記吐出量制御手段を制御して前
    記処理液量を制御する制御手段とを有することを特徴と
    する処理液供給装置。
  6. 【請求項6】 前記吐出量制御手段は、前記吐出部に至
    る処理液供給管内の処理液の流量を制御する流量制御手
    段と、前記吐出部から供給される処理液の吐出時間を制
    御する吐出時間制御手段のいずれかであることを特徴と
    する請求項5記載の処理液供給装置。
  7. 【請求項7】 前記処理液貯留部に貯留された処理液の
    液量を検出する液量検出手段は、前記処理液貯留部に貯
    留された処理液の液面高さを検出する液面高さ検出手段
    と、前記吐出部から供給される処理液の吐出圧力または
    吐出流量を検出する吐出圧力または吐出流量検出手段
    と、前記処理液貯留部に貯留された処理液の重量を検出
    する液重量検出手段のいずれかであることを特徴とする
    請求項1、3、4および5のいずれかに記載の処理液供
    給装置。
JP16014896A 1996-06-20 1996-06-20 処理液供給装置 Abandoned JPH105670A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0930447A2 (en) 1998-01-14 1999-07-21 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damping device having fluid chambers on opposite sides of partition structure having movable rubber plate
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