JPH1056706A - 強制通風形電気機器箱 - Google Patents
強制通風形電気機器箱Info
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- JPH1056706A JPH1056706A JP8211224A JP21122496A JPH1056706A JP H1056706 A JPH1056706 A JP H1056706A JP 8211224 A JP8211224 A JP 8211224A JP 21122496 A JP21122496 A JP 21122496A JP H1056706 A JPH1056706 A JP H1056706A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】冷却部位の冷却温度の差に伴う、定格出力の低
下を防ぐことのできる強制通風形電気機器箱を得るこ
と。 【解決手段】変圧器箱1Aの内部に対して、平面図では
口字状の遮蔽板7Aを変圧器2のコイルの下端の位置に
横に設ける。この遮蔽板7Aと変圧器箱1Aの底面との
間に空気溜め9Aを形成する。前面扉3Aと背面扉3B
の下部に形成した吸入口5A,5Bから冷却空気を空気
溜め9Aに導き、この空気溜め9Aによって、内部の空
気の圧力を均一とし、遮蔽板7Aの内周とコイルの外周
との間に形成された隙間から上方に流出する冷却空気の
流速を均一とする。
下を防ぐことのできる強制通風形電気機器箱を得るこ
と。 【解決手段】変圧器箱1Aの内部に対して、平面図では
口字状の遮蔽板7Aを変圧器2のコイルの下端の位置に
横に設ける。この遮蔽板7Aと変圧器箱1Aの底面との
間に空気溜め9Aを形成する。前面扉3Aと背面扉3B
の下部に形成した吸入口5A,5Bから冷却空気を空気
溜め9Aに導き、この空気溜め9Aによって、内部の空
気の圧力を均一とし、遮蔽板7Aの内周とコイルの外周
との間に形成された隙間から上方に流出する冷却空気の
流速を均一とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強制通風形電気機
器箱に関する。
器箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、空冷変圧器を収納した従来の強
制通風形電気機器箱の一例を示す左側面図で、ビルの電
気室の壁に隣接して設置された状態を示す。また、図19
は、図18のR−R断面図、図20は図19のS−S断面図で
ある。
制通風形電気機器箱の一例を示す左側面図で、ビルの電
気室の壁に隣接して設置された状態を示す。また、図19
は、図18のR−R断面図、図20は図19のS−S断面図で
ある。
【0003】図18,図19及び図20において、ビルの電気
室6の壁に背面を近接して設置された変圧器箱1Aの内
部には、図19で示す架台1aの上面に対して、図示しな
い三相インバータの負荷側に接続される空冷式の変圧器
2が載置されている。
室6の壁に背面を近接して設置された変圧器箱1Aの内
部には、図19で示す架台1aの上面に対して、図示しな
い三相インバータの負荷側に接続される空冷式の変圧器
2が載置されている。
【0004】変圧器箱1Aの前面側となる図18において
右側には、一対の前面扉3Aが図示しないパッキンを介
して図20に示すように取り付けられ、変圧器箱1Aの背
面側にも、1枚の背面扉3Bが図示しないパッキンを介
して取り付けられている。
右側には、一対の前面扉3Aが図示しないパッキンを介
して図20に示すように取り付けられ、変圧器箱1Aの背
面側にも、1枚の背面扉3Bが図示しないパッキンを介
して取り付けられている。
【0005】これらの前面扉3Aと背面扉3Bの下端に
は、図18の図示しない側面図においては、横に長い帯状
の吸気口5A,5Bが形成され、これらの吸気口5A,
5Bには、図示しないエアフィルタが着脱自在に取り付
けられている。
は、図18の図示しない側面図においては、横に長い帯状
の吸気口5A,5Bが形成され、これらの吸気口5A,
5Bには、図示しないエアフィルタが着脱自在に取り付
けられている。
【0006】変圧器2は、鉄心2eの片側に対して、R
相のコイル2aが詳細を図21の拡大断面図で後述するよ
うに挿入され、同じく鉄心2eの中央部に対して、S相
のコイル2bが挿入され、さらに鉄心2eの他側に対し
て、T相のコイル2cが挿入されている。
相のコイル2aが詳細を図21の拡大断面図で後述するよ
うに挿入され、同じく鉄心2eの中央部に対して、S相
のコイル2bが挿入され、さらに鉄心2eの他側に対し
て、T相のコイル2cが挿入されている。
【0007】変圧器2の上端には、背面側に対して一次
側の端子2fと二次側の端子2gが各3相分突設され、
変圧器箱1の天井板の中央部には排気口1bが設けら
れ、この排気口1bの下面には排気ファン4が取り付け
られている。
側の端子2fと二次側の端子2gが各3相分突設され、
変圧器箱1の天井板の中央部には排気口1bが設けら
れ、この排気口1bの下面には排気ファン4が取り付け
られている。
【0008】次に、図21は、図20で示したコイル2a
(2b,2c)の拡大詳細図、図22は、図21のT−T断
面図である。図21及び図22において、鉄心11の外側に
は、一次コイル12が図示しない複数の間隔片を介して挿
入され、この一次コイル12の外側にも図示しない間隔片
を介して二次コイル13が挿入されている。このコイル13
の外側には、図示しない間隔片を介して絶縁層11aが形
成されている。
(2b,2c)の拡大詳細図、図22は、図21のT−T断
面図である。図21及び図22において、鉄心11の外側に
は、一次コイル12が図示しない複数の間隔片を介して挿
入され、この一次コイル12の外側にも図示しない間隔片
を介して二次コイル13が挿入されている。このコイル13
の外側には、図示しない間隔片を介して絶縁層11aが形
成されている。
【0009】この結果、内側の鉄心11とその外側のコイ
ル12との間に対して、冷却空気が貫流する略角筒状の通
気路14が形成され、コイル12とその外側のコイル13との
間にも通気路15が形成され、同じく、コイル13と絶縁層
11aの間にも通気路16が同軸に形成されている。
ル12との間に対して、冷却空気が貫流する略角筒状の通
気路14が形成され、コイル12とその外側のコイル13との
間にも通気路15が形成され、同じく、コイル13と絶縁層
11aの間にも通気路16が同軸に形成されている。
【0010】変圧器箱1Aは、前面扉3Aを開いて内部
の保守・点検ができるように、前方に対して、広い点検
スペースが確保されている。さらに電気室の壁の角部に
片側面を接して設置される場合もある。
の保守・点検ができるように、前方に対して、広い点検
スペースが確保されている。さらに電気室の壁の角部に
片側面を接して設置される場合もある。
【0011】このように構成された変圧器箱において
は、排気ファン4による内部空気の排出に伴って、箱体
前後の下端の吸気口5A,5Bから冷却空気が変圧器2
の下側に流入する。この流入した冷却空気は、変圧器2
のコイル2a,2b,2cや鉄心11で加熱されて上昇
し、排気ファン4に吸入されて外部に排出される。
は、排気ファン4による内部空気の排出に伴って、箱体
前後の下端の吸気口5A,5Bから冷却空気が変圧器2
の下側に流入する。この流入した冷却空気は、変圧器2
のコイル2a,2b,2cや鉄心11で加熱されて上昇
し、排気ファン4に吸入されて外部に排出される。
【0012】この過程において、変圧器2の下側から上
昇する冷却空気の一部は、図21及び図22で示した鉄心11
と各コイル2a,2b,2cの間に形成された各通気路
14,15,16を貫流して加熱されて上昇する。また、冷却
空気の他の一部は、各コイルの間と各コイルと箱体の内
面との間をゆるやかに上昇する。
昇する冷却空気の一部は、図21及び図22で示した鉄心11
と各コイル2a,2b,2cの間に形成された各通気路
14,15,16を貫流して加熱されて上昇する。また、冷却
空気の他の一部は、各コイルの間と各コイルと箱体の内
面との間をゆるやかに上昇する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
電気室に設置され変圧器が収納された強制通風形電気機
器箱においては、背面扉3Bと電気室6の壁面との間か
ら、図20の矢印V2に示すように通気口5Bを経て、変
圧器箱1Aの下端に吸入される冷却空気の流量が、図20
の左右によって異ってくる。
電気室に設置され変圧器が収納された強制通風形電気機
器箱においては、背面扉3Bと電気室6の壁面との間か
ら、図20の矢印V2に示すように通気口5Bを経て、変
圧器箱1Aの下端に吸入される冷却空気の流量が、図20
の左右によって異ってくる。
【0014】すなわち、左側の通気口5Bにおける冷却
空気の風圧が右側の通気口5Bにおける風圧Vp2と比
べて高く、コイルに侵入する静圧も左側の静圧Sp1が
右側の静圧Sp2と比べて高くなる。
空気の風圧が右側の通気口5Bにおける風圧Vp2と比
べて高く、コイルに侵入する静圧も左側の静圧Sp1が
右側の静圧Sp2と比べて高くなる。
【0015】すると、コイル2a,2b,2cの冷却温
度がばらついて、例えば、T相のコイル2cの上昇温度
が最高となり、この温度で変圧器2の定格(kVA)が
制約される。そこで、本発明の目的は、冷却部位の冷却
温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐことのできる強
制通風形電気機器箱を得ることである。
度がばらついて、例えば、T相のコイル2cの上昇温度
が最高となり、この温度で変圧器2の定格(kVA)が
制約される。そこで、本発明の目的は、冷却部位の冷却
温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐことのできる強
制通風形電気機器箱を得ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外周が閉鎖された箱体に電気機器が収納され、箱体
の下部に冷却空気の吸入口が形成され、箱体の上端に排
気ファンが設けられた強制通風形電気機器箱において、
電気機器の側面外周が内周に遊嵌し吸入口から吸入され
た冷却空気を貯溜する空気溜めを下側に形成する遮蔽具
を箱体の内部に横設したことを特徴とする。
は、外周が閉鎖された箱体に電気機器が収納され、箱体
の下部に冷却空気の吸入口が形成され、箱体の上端に排
気ファンが設けられた強制通風形電気機器箱において、
電気機器の側面外周が内周に遊嵌し吸入口から吸入され
た冷却空気を貯溜する空気溜めを下側に形成する遮蔽具
を箱体の内部に横設したことを特徴とする。
【0017】また、請求項2に記載の強制通風形電気機
器箱は、電気機器を変圧器とし、遮蔽具の内周を変圧器
のコイルの下端と対置させたことを特徴とする。
器箱は、電気機器を変圧器とし、遮蔽具の内周を変圧器
のコイルの下端と対置させたことを特徴とする。
【0018】また、請求項3に記載の発明の強制通風形
電気機器箱は、遮蔽具を口字状の遮蔽板としたことを特
徴とする。
電気機器箱は、遮蔽具を口字状の遮蔽板としたことを特
徴とする。
【0019】また、請求項4に記載の強制通風形電気機
器箱は、遮蔽具を角筒状とし、上端を変圧器のコイルの
下端と対置させたことを特徴とする。
器箱は、遮蔽具を角筒状とし、上端を変圧器のコイルの
下端と対置させたことを特徴とする。
【0020】また、請求項5に記載の発明の強制通風形
電気機器箱は、遮蔽具の内周の変圧器のコイルの外周の
曲面部との対向部に対して、間隙調整具を突設したこと
を特徴とする。
電気機器箱は、遮蔽具の内周の変圧器のコイルの外周の
曲面部との対向部に対して、間隙調整具を突設したこと
を特徴とする。
【0021】さらに、請求項6に記載の発明の強制通風
形電気機器箱は、箱体は、背面側と側面の片側が設置場
所の壁に隣接していることを特徴とする。
形電気機器箱は、箱体は、背面側と側面の片側が設置場
所の壁に隣接していることを特徴とする。
【0022】このような手段によって、請求項1に記載
の発明においては、電気機器の外周と遮蔽具の内周に形
成された空隙から上昇して電気機器を冷却する冷却空気
の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによって均
一化する。
の発明においては、電気機器の外周と遮蔽具の内周に形
成された空隙から上昇して電気機器を冷却する冷却空気
の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによって均
一化する。
【0023】また、請求項2に記載の発明においては、
変圧器のコイルの内外から上昇してコイルを冷却する冷
却空気の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによ
って均一化する。
変圧器のコイルの内外から上昇してコイルを冷却する冷
却空気の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによ
って均一化する。
【0024】また、請求項3に記載の発明においては、
変圧器のコイルの外周と遮蔽板との内周との間及びコイ
ルの内部を貫流し上昇してコイルを冷却する冷却空気の
流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによって均一
化する。
変圧器のコイルの外周と遮蔽板との内周との間及びコイ
ルの内部を貫流し上昇してコイルを冷却する冷却空気の
流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによって均一
化する。
【0025】また、請求項4に記載の発明においては、
変圧器のコイルの外周と角筒状の遮蔽具の内周との間及
びコイルの内部を貫流し上昇してコイルを冷却する冷却
空気の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによっ
て均一化する。
変圧器のコイルの外周と角筒状の遮蔽具の内周との間及
びコイルの内部を貫流し上昇してコイルを冷却する冷却
空気の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めによっ
て均一化する。
【0026】また、請求項5に記載の発明においては、
変圧器のコイルの外周と遮蔽具との間及びコイルの内部
を貫流し上昇してコイルを冷却する冷却空気を、内圧が
均一な空気溜めから上昇し間隙調整具によって流量を調
整する。
変圧器のコイルの外周と遮蔽具との間及びコイルの内部
を貫流し上昇してコイルを冷却する冷却空気を、内圧が
均一な空気溜めから上昇し間隙調整具によって流量を調
整する。
【0027】さらに、請求項6に記載の発明において
は、設置条件によって冷却効果が異なる変圧器のコイル
を、空気溜めから上昇する冷却空気によって、均一に冷
却する。
は、設置条件によって冷却効果が異なる変圧器のコイル
を、空気溜めから上昇する冷却空気によって、均一に冷
却する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の強制通風形電気機
器箱の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、
本発明の強制通風形電気機器箱の第1の実施形態を示す
左側面図で、従来の技術で示した図18に対応し、請求項
1に対応する図、図2は図1のA−A断面図で、同じく
図19と対応する図、図3は、図2のB−B断面図で、同
じく図20と対応する図である。
器箱の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、
本発明の強制通風形電気機器箱の第1の実施形態を示す
左側面図で、従来の技術で示した図18に対応し、請求項
1に対応する図、図2は図1のA−A断面図で、同じく
図19と対応する図、図3は、図2のB−B断面図で、同
じく図20と対応する図である。
【0029】図1及び図2,図3において、従来の技術
で示した図18,図19及び図20と異るところは、変圧器箱
1Aの下部に対して、変圧器のコイルの外周を上昇する
冷却空気の流れを規制する遮蔽板を設け、この遮蔽板の
下側に対して、空気溜めを形成したことで、他は、図18
〜図22と同一である。したがって、これらの図18〜図22
と同一要素には、同一符号を付して説明を省略する。
で示した図18,図19及び図20と異るところは、変圧器箱
1Aの下部に対して、変圧器のコイルの外周を上昇する
冷却空気の流れを規制する遮蔽板を設け、この遮蔽板の
下側に対して、空気溜めを形成したことで、他は、図18
〜図22と同一である。したがって、これらの図18〜図22
と同一要素には、同一符号を付して説明を省略する。
【0030】すなわち、図1,図2及び図3において、
変圧器箱1Aの下部には、図3においては略口字状の遮
蔽板7Aが変圧器2のコイル2a,2b,2cの下端の
高さに横設されている。この遮蔽板7Aは、約10mm厚の
ガラス繊維強化プラスチックス板で製作されている。し
たがって、遮蔽板7Aと変圧器箱1Aの底面との間に
は、通気口5A,5Bから流入した冷却空気を貯留する
空気溜め9Aが形成されている。
変圧器箱1Aの下部には、図3においては略口字状の遮
蔽板7Aが変圧器2のコイル2a,2b,2cの下端の
高さに横設されている。この遮蔽板7Aは、約10mm厚の
ガラス繊維強化プラスチックス板で製作されている。し
たがって、遮蔽板7Aと変圧器箱1Aの底面との間に
は、通気口5A,5Bから流入した冷却空気を貯留する
空気溜め9Aが形成されている。
【0031】このように構成された強制通風形電気機器
箱においては、たとえ、電気室6の壁の角部に設置され
て、図3に示すように変圧器箱1Aの裏面の片側から左
右の吸気口5Bを経て流入する冷却空気の圧力(すなわ
ち、流量)が左右で異った場合でも、吸気口5Bと比べ
て流路断面積の広い空気溜め9Aによって、この内部に
おいては、R,S,T相の部位の如何にかかわらず、ほ
ぼ一定となる。
箱においては、たとえ、電気室6の壁の角部に設置され
て、図3に示すように変圧器箱1Aの裏面の片側から左
右の吸気口5Bを経て流入する冷却空気の圧力(すなわ
ち、流量)が左右で異った場合でも、吸気口5Bと比べ
て流路断面積の広い空気溜め9Aによって、この内部に
おいては、R,S,T相の部位の如何にかかわらず、ほ
ぼ一定となる。
【0032】したがって、これらのコイル2a,2b,
2cの内部と外周を上方に貫流する冷却空気の流量をほ
ぼ均一とすることができ、各コイル間における温度上昇
の差を減らすことができる。
2cの内部と外周を上方に貫流する冷却空気の流量をほ
ぼ均一とすることができ、各コイル間における温度上昇
の差を減らすことができる。
【0033】なお、前面扉3A及び背面扉3Bの下部内
側の遮蔽板7Aと同一高さの位置に対して、帯板状の遮
蔽板を突設し、これらの遮蔽板の内側を遮蔽板7Aの前
端と後端に当接させることで、吸気口5A,5Bから空
気溜め9Aに流入した冷却空気の漏れを抑え、コイルを
冷却する冷却空気の流量の減少を防いで、コイルの冷却
効果を上げてもよい。
側の遮蔽板7Aと同一高さの位置に対して、帯板状の遮
蔽板を突設し、これらの遮蔽板の内側を遮蔽板7Aの前
端と後端に当接させることで、吸気口5A,5Bから空
気溜め9Aに流入した冷却空気の漏れを抑え、コイルを
冷却する冷却空気の流量の減少を防いで、コイルの冷却
効果を上げてもよい。
【0034】次に、図4は、本発明の強制通風形電気機
器箱の第2の実施形態を示す左側面図で、図1に対応す
る図、図5は図4のC−C断面図で同じく図2に対応す
る図、図6は図5のD−D断面図で、同じく図3に対応
する図、図7(a)は図6のE部拡大詳細図、図7
(b)は図6のF部拡大詳細図である。
器箱の第2の実施形態を示す左側面図で、図1に対応す
る図、図5は図4のC−C断面図で同じく図2に対応す
る図、図6は図5のD−D断面図で、同じく図3に対応
する図、図7(a)は図6のE部拡大詳細図、図7
(b)は図6のF部拡大詳細図である。
【0035】図4,図5,図6及び図7(a),(b)
において、第1の実施形態で示した図1,図2及び図3
と異るところは、図1,図2及び図3で示した変圧器箱
1Aの下部に横設した遮蔽板7Aに対して、風量調整板
を追加したことで、他は図1,図2及び図3と同一であ
る。したがって、これらの図1,図2及び図3と同一要
素には、同一符号を付して説明を省略する。
において、第1の実施形態で示した図1,図2及び図3
と異るところは、図1,図2及び図3で示した変圧器箱
1Aの下部に横設した遮蔽板7Aに対して、風量調整板
を追加したことで、他は図1,図2及び図3と同一であ
る。したがって、これらの図1,図2及び図3と同一要
素には、同一符号を付して説明を省略する。
【0036】すなわち、図1,図2及び図3で示した遮
蔽板7Aの前後の上面には、コイル2aとコイル2bの
相間と対向する位置と、コイル2bとコイル2cの相間
と対向する位置に対して、略矢印状の風量調整板8Aが
載置されている。
蔽板7Aの前後の上面には、コイル2aとコイル2bの
相間と対向する位置と、コイル2bとコイル2cの相間
と対向する位置に対して、略矢印状の風量調整板8Aが
載置されている。
【0037】この風量調整板8Aには、図7(a)に示
すように矢印状の底辺側に対して、一対の溝8aが形成
され、これらの溝8aから遮蔽板7Aに形成されためね
じ穴に挿入された締付具で、風量調整板8Aは、遮蔽板
7Aに対して矢印方向に調整自在に固定されている。
すように矢印状の底辺側に対して、一対の溝8aが形成
され、これらの溝8aから遮蔽板7Aに形成されためね
じ穴に挿入された締付具で、風量調整板8Aは、遮蔽板
7Aに対して矢印方向に調整自在に固定されている。
【0038】一方、R相のコイル2aの図6において左
端前後とT相のコイル2cの右端前後には、図7(b)
で示す風量調整板8Bが載置されている。この風量調整
板8Bにも、直交する二辺側に対して溝8bが形成さ
れ、これらの風量調整板8Bは、溝8bに挿入され先端
が遮蔽板7Aの前面扉側の左右に形成されためねじ穴に
螺合された締結具で、矢印方向に対して調整自在に固定
されている。
端前後とT相のコイル2cの右端前後には、図7(b)
で示す風量調整板8Bが載置されている。この風量調整
板8Bにも、直交する二辺側に対して溝8bが形成さ
れ、これらの風量調整板8Bは、溝8bに挿入され先端
が遮蔽板7Aの前面扉側の左右に形成されためねじ穴に
螺合された締結具で、矢印方向に対して調整自在に固定
されている。
【0039】このように遮蔽板7Aと風量調整板8A,
8Bが組み込まれた変圧器箱においては、変圧器2を変
圧器箱1Aに収納し定格負荷を印加して温度上昇試験を
出荷試験の一項目として行う場合に、各風量調整板8
A,8Bの位置を調整した後に固定する。
8Bが組み込まれた変圧器箱においては、変圧器2を変
圧器箱1Aに収納し定格負荷を印加して温度上昇試験を
出荷試験の一項目として行う場合に、各風量調整板8
A,8Bの位置を調整した後に固定する。
【0040】例えば、中央に位置するS相のコイル2b
の温度上昇値が最大の場合には、左右端の風量調整板8
Bの弧状端をコイル2a,2cの外周に接近させて、こ
の対向面を上昇する冷却空気の流量を抑えるとともに、
S相のコイル2bの曲面部の流量を増やす。
の温度上昇値が最大の場合には、左右端の風量調整板8
Bの弧状端をコイル2a,2cの外周に接近させて、こ
の対向面を上昇する冷却空気の流量を抑えるとともに、
S相のコイル2bの曲面部の流量を増やす。
【0041】したがって、このように構成された強制通
風形電気機器箱においては、各相のコイルの温度上昇を
平準化することができるので、温度の差に伴う定格出力
の低下を抑えることができる。なお、上記実施形態で
は、中間部の一対の風量調整板8Aは、矢印部が左右に
突設された一枚の板で構成し、取付用の溝も左右に各1
箇所としてもよい。
風形電気機器箱においては、各相のコイルの温度上昇を
平準化することができるので、温度の差に伴う定格出力
の低下を抑えることができる。なお、上記実施形態で
は、中間部の一対の風量調整板8Aは、矢印部が左右に
突設された一枚の板で構成し、取付用の溝も左右に各1
箇所としてもよい。
【0042】次に、図8は、本発明の強制通風形電気機
器箱の第3の実施形態を示す左側面図で、図1及び図4
に対応する図、図9は、図のG−G断面図で、同じく図
2及び図5に対応する図、図10は、図9のH−H断面図
で、同じく図3及び図6に対応する図である。
器箱の第3の実施形態を示す左側面図で、図1及び図4
に対応する図、図9は、図のG−G断面図で、同じく図
2及び図5に対応する図、図10は、図9のH−H断面図
で、同じく図3及び図6に対応する図である。
【0043】図8,図9及び図10において、第1の実施
形態で示した図1,図2及び図3と第2の実施形態で示
した図4,図5及び図6と異るところは、変圧器箱1A
の下部に形成した空気溜め9Bの上面に対して、変圧器
2を載置するとともに、空気溜め9Bの上面の変圧器2
の取付面の外周を囲む角筒状の遮蔽枠を立設したこと
で、他は図1,図2及び図3及び図4,図5,図6と同
一である。したがって、これらの図1,図2及び図3と
図四,図5,図6と同一要素には、同一符号を付して説
明を省略する。
形態で示した図1,図2及び図3と第2の実施形態で示
した図4,図5及び図6と異るところは、変圧器箱1A
の下部に形成した空気溜め9Bの上面に対して、変圧器
2を載置するとともに、空気溜め9Bの上面の変圧器2
の取付面の外周を囲む角筒状の遮蔽枠を立設したこと
で、他は図1,図2及び図3及び図4,図5,図6と同
一である。したがって、これらの図1,図2及び図3と
図四,図5,図6と同一要素には、同一符号を付して説
明を省略する。
【0044】すなわち、空気溜め9Bの上部には、一対
の山形鋼9aが水平に設けられ、これらの山形鋼の中央
部に対して、変圧器2の取付脚の下端が載置され固定さ
れている。
の山形鋼9aが水平に設けられ、これらの山形鋼の中央
部に対して、変圧器2の取付脚の下端が載置され固定さ
れている。
【0045】変圧器2の取付脚の下端の周りは、空気溜
め9Bから上方に開口した長方形の開口部が形成され、
この開口部の周りは、空気溜め9Bの天井部を構成する
仕切板9bが図8に示すように設けられている。
め9Bから上方に開口した長方形の開口部が形成され、
この開口部の周りは、空気溜め9Bの天井部を構成する
仕切板9bが図8に示すように設けられている。
【0046】この仕切板9bの開口側の上面には、図10
で示すように短い角筒状に形成された遮蔽枠7Bが立設
され、この遮蔽枠7Bの下端に形成されたフランジ部で
仕切板9bに固定されている。遮蔽枠7Bの上端の内周
と各コイル2a,2b,2cの外周間には、僅かな間隙
が形成されている。
で示すように短い角筒状に形成された遮蔽枠7Bが立設
され、この遮蔽枠7Bの下端に形成されたフランジ部で
仕切板9bに固定されている。遮蔽枠7Bの上端の内周
と各コイル2a,2b,2cの外周間には、僅かな間隙
が形成されている。
【0047】このように遮蔽枠7Bが収納され空気溜め
9Bが形成された変圧器箱1Bにおいては、空気溜め9
Bと、遮蔽枠7Bとで形成された断面凸字状の角筒状の
空間が実質的な空気溜めとなるので、この空気溜めの容
積を増やすことができ、吸気口5A,5Bから流入した
冷却空気が各コイル2a,2b,2cの外周を経て上方
に貫流する流量を各部位において更に平準化することが
でき、空気溜めの機能を上げることができる。
9Bが形成された変圧器箱1Bにおいては、空気溜め9
Bと、遮蔽枠7Bとで形成された断面凸字状の角筒状の
空間が実質的な空気溜めとなるので、この空気溜めの容
積を増やすことができ、吸気口5A,5Bから流入した
冷却空気が各コイル2a,2b,2cの外周を経て上方
に貫流する流量を各部位において更に平準化することが
でき、空気溜めの機能を上げることができる。
【0048】また、遮蔽枠7Bの高さを増やすことで、
この遮蔽枠7Bの内面とコイル2a,2b,2c間を上
昇する冷却空気による各コイルの冷却効果を上げること
ができるだけでなく、この冷却空気を層流とすることが
でき、コイルの表面の層流冷却面積と、冷却空気の風量
を増やすことができ、コイルの上昇温度を更に下げるこ
ともできる。
この遮蔽枠7Bの内面とコイル2a,2b,2c間を上
昇する冷却空気による各コイルの冷却効果を上げること
ができるだけでなく、この冷却空気を層流とすることが
でき、コイルの表面の層流冷却面積と、冷却空気の風量
を増やすことができ、コイルの上昇温度を更に下げるこ
ともできる。
【0049】また、遮蔽板7Bの上端は、僅かに外側に
弧状に湾曲させて、冷却空気の流路断面積の急激な変化
を防ぎ、遮蔽板7Bの上端から上昇する冷却空気の乱流
を更に減らしてもよい。
弧状に湾曲させて、冷却空気の流路断面積の急激な変化
を防ぎ、遮蔽板7Bの上端から上昇する冷却空気の乱流
を更に減らしてもよい。
【0050】次に、図11は、本発明の強制通風形電気機
器箱の第4の実施形態を示す左側面図で、図1,図4及
び図8に対応する図、図12は図11のJ−J断面図で、同
じく図2,図5及び図9に対応する図、図13は、図12の
K−K断面図で、同じく図3,図6及び図10に対応する
図である。
器箱の第4の実施形態を示す左側面図で、図1,図4及
び図8に対応する図、図12は図11のJ−J断面図で、同
じく図2,図5及び図9に対応する図、図13は、図12の
K−K断面図で、同じく図3,図6及び図10に対応する
図である。
【0051】図11,図12及び図13において、前述した第
3の実施形態で示した図8,図9及び図10と異なるとこ
ろは、変圧器箱の下端に形成された空気溜め9Bの上部
に設けられた仕切板9bの上面に対して、立設した遮蔽
枠の平面形状で、他は、図8,図9及び図10と同一であ
る。したがって、この図8,図9及び図10と同一要素に
は、同一符号を付して説明を省略する。
3の実施形態で示した図8,図9及び図10と異なるとこ
ろは、変圧器箱の下端に形成された空気溜め9Bの上部
に設けられた仕切板9bの上面に対して、立設した遮蔽
枠の平面形状で、他は、図8,図9及び図10と同一であ
る。したがって、この図8,図9及び図10と同一要素に
は、同一符号を付して説明を省略する。
【0052】すなわち、仕切板9bの上面に載置された
遮蔽枠7Cは、第3の実施形態の図10においては単なる
長方形であるのに対し、この実施形態の平面図を示す図
13では、各相のコイルの角部の曲面と対向する部分が突
き出ている。
遮蔽枠7Cは、第3の実施形態の図10においては単なる
長方形であるのに対し、この実施形態の平面図を示す図
13では、各相のコイルの角部の曲面と対向する部分が突
き出ている。
【0053】このように遮蔽板7Cが構成された強制通
風形電気機器箱においては、空気溜め9Bから各相のコ
イルの外周に沿って上方に流れる冷却空気の流量を曲面
部と直線部において全周に亘って均一とすることができ
るので、コイルの冷却効果を上げることができる。
風形電気機器箱においては、空気溜め9Bから各相のコ
イルの外周に沿って上方に流れる冷却空気の流量を曲面
部と直線部において全周に亘って均一とすることができ
るので、コイルの冷却効果を上げることができる。
【0054】次に、図14は、本発明の強制通風形電気機
器箱の第5の実施形態を示す左側面図で、図1,図4,
図8及び図11に対応する図、図15は、図14のL−L断面
図で、同じく図2,図5,図9及び図12に対応する図、
図16は、図15のM−M断面図で、同じく図3,図6,図
10及び図13に対応する図である。
器箱の第5の実施形態を示す左側面図で、図1,図4,
図8及び図11に対応する図、図15は、図14のL−L断面
図で、同じく図2,図5,図9及び図12に対応する図、
図16は、図15のM−M断面図で、同じく図3,図6,図
10及び図13に対応する図である。
【0055】図14,図15及び図16において、前述した第
3の実施形態で示した図8,図9及び図10と異なるとこ
ろは、図10で示した遮蔽枠7Bの各コイルの曲面部と対
向する部分に対して、詳細を図17で示す風量調整板8
C,8Dを設けたことで、他は、図8,図9及び図10と
同一である。
3の実施形態で示した図8,図9及び図10と異なるとこ
ろは、図10で示した遮蔽枠7Bの各コイルの曲面部と対
向する部分に対して、詳細を図17で示す風量調整板8
C,8Dを設けたことで、他は、図8,図9及び図10と
同一である。
【0056】すなわち、空気溜め9Bの上端の仕切板9
bの上面に載置された遮蔽枠7Bの内側の上端には、各
コイル2a,2b,2cの曲面部と対向する部分に対し
て、各相間には矢印状の風量調整板8Cが一対のボルト
で取り付けられている。また、R相のコイル2aの左端
の曲面部とT相のコイル2cの右側の曲面部に対向する
部分に対して、先端が直角の矢印状の風量調整板8Dが
4本のボルトで固定されている。そのため、各風量調整
板8C,8Dのボルト穴には、図17(a),(b)の破
線で示すヘリサートが挿入されている。
bの上面に載置された遮蔽枠7Bの内側の上端には、各
コイル2a,2b,2cの曲面部と対向する部分に対し
て、各相間には矢印状の風量調整板8Cが一対のボルト
で取り付けられている。また、R相のコイル2aの左端
の曲面部とT相のコイル2cの右側の曲面部に対向する
部分に対して、先端が直角の矢印状の風量調整板8Dが
4本のボルトで固定されている。そのため、各風量調整
板8C,8Dのボルト穴には、図17(a),(b)の破
線で示すヘリサートが挿入されている。
【0057】このように遮蔽枠7Bに対して風量調整板
8C,8Dが取り付けられた強制通風形電気機器箱にお
いても、空気溜め9Bから各相のコイルの外周に沿って
上方に流れる冷却空気の流量を曲面部と直線部において
全周に亘って均一とすることができるので、コイルの冷
却効果を上げることができる。
8C,8Dが取り付けられた強制通風形電気機器箱にお
いても、空気溜め9Bから各相のコイルの外周に沿って
上方に流れる冷却空気の流量を曲面部と直線部において
全周に亘って均一とすることができるので、コイルの冷
却効果を上げることができる。
【0058】なお、上記実施形態では、箱体の内部に収
納され、空気溜めから上昇する冷却空気で冷却される電
気機器は、変圧器の場合で説明したが、例えば、リアク
トルでもよく、さらにコンデンサなどでも同様に均一に
冷却することができる。
納され、空気溜めから上昇する冷却空気で冷却される電
気機器は、変圧器の場合で説明したが、例えば、リアク
トルでもよく、さらにコンデンサなどでも同様に均一に
冷却することができる。
【0059】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
外周が閉鎖された箱体に電気機器が収納され、箱体の下
部に冷却空気の吸入口が形成され、箱体の上端に排気フ
ァンが設けられた強制通風形電気機器箱において、電気
機器の側面外周が内周に遊嵌し吸入口から吸入された冷
却空気を貯溜する空気溜めを下側に形成する遮蔽具を箱
体の内部に横設することで、電気機器の外周と遮蔽具の
内周に形成された空隙から上昇して電気機器を冷却する
冷却空気の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めに
よって均一化したので、冷却部位の冷却温度の差に伴
う、定格出力の低下を防ぐことのできる強制通風形電気
機器箱を得ることができる。
外周が閉鎖された箱体に電気機器が収納され、箱体の下
部に冷却空気の吸入口が形成され、箱体の上端に排気フ
ァンが設けられた強制通風形電気機器箱において、電気
機器の側面外周が内周に遊嵌し吸入口から吸入された冷
却空気を貯溜する空気溜めを下側に形成する遮蔽具を箱
体の内部に横設することで、電気機器の外周と遮蔽具の
内周に形成された空隙から上昇して電気機器を冷却する
冷却空気の流速を、内部の圧力が均一となる空気溜めに
よって均一化したので、冷却部位の冷却温度の差に伴
う、定格出力の低下を防ぐことのできる強制通風形電気
機器箱を得ることができる。
【0060】また、請求項2に記載の発明によれば、電
気機器を変圧器とし、遮蔽具の内周を変圧器のコイルの
下端と対置させることで、変圧器のコイルの内外から上
昇してコイルを冷却する冷却空気の流速を、内部の圧力
が均一となる空気溜めによって均一化したので、冷却部
位の冷却温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐことの
できる強制通風形電気機器箱を得ることができる。
気機器を変圧器とし、遮蔽具の内周を変圧器のコイルの
下端と対置させることで、変圧器のコイルの内外から上
昇してコイルを冷却する冷却空気の流速を、内部の圧力
が均一となる空気溜めによって均一化したので、冷却部
位の冷却温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐことの
できる強制通風形電気機器箱を得ることができる。
【0061】また、請求項3に記載の発明によれば、遮
蔽具をロ字状の遮蔽板とすることで、変圧器のコイルの
外周と遮蔽板との内周との間及びコイルの内部を貫流し
上昇してコイルを冷却する冷却空気の流速を、内部の圧
力が均一となる空気溜めによって均一化したので、冷却
部位の冷却温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐこと
のできる強制通風形電気機器箱を得ることができる。
蔽具をロ字状の遮蔽板とすることで、変圧器のコイルの
外周と遮蔽板との内周との間及びコイルの内部を貫流し
上昇してコイルを冷却する冷却空気の流速を、内部の圧
力が均一となる空気溜めによって均一化したので、冷却
部位の冷却温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐこと
のできる強制通風形電気機器箱を得ることができる。
【0062】また、請求項4に記載の発明によれば、遮
蔽具を角筒状とし、上端を変圧器のコイルの下端と対置
させることで、変圧器のコイルの外周と角筒状の遮蔽具
の内周との間及びコイルの内部を貫流し上昇してコイル
を冷却する冷却空気の流速を、内部の圧力が均一となる
空気溜めによって均一化したので、冷却部位の冷却温度
の差に伴う、定格出力の低下を防ぐことのできる強制通
風形電気機器箱を得ることができる。
蔽具を角筒状とし、上端を変圧器のコイルの下端と対置
させることで、変圧器のコイルの外周と角筒状の遮蔽具
の内周との間及びコイルの内部を貫流し上昇してコイル
を冷却する冷却空気の流速を、内部の圧力が均一となる
空気溜めによって均一化したので、冷却部位の冷却温度
の差に伴う、定格出力の低下を防ぐことのできる強制通
風形電気機器箱を得ることができる。
【0063】また、請求項5に記載の発明によれば、遮
蔽具の内周の変圧器のコイルの外周の曲面部との対向部
に対して、間隙調整具を突設することで、変圧器のコイ
ルの外周と遮蔽具との間及びコイルの内部を貫流し上昇
してコイルを冷却する冷却空気を、内圧が均一な空気溜
めから上昇し間隙調整具によって流量を調整したので、
冷却部位の冷却温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐ
ことのできる強制通風形電気機器箱を得ることができ
る。
蔽具の内周の変圧器のコイルの外周の曲面部との対向部
に対して、間隙調整具を突設することで、変圧器のコイ
ルの外周と遮蔽具との間及びコイルの内部を貫流し上昇
してコイルを冷却する冷却空気を、内圧が均一な空気溜
めから上昇し間隙調整具によって流量を調整したので、
冷却部位の冷却温度の差に伴う、定格出力の低下を防ぐ
ことのできる強制通風形電気機器箱を得ることができ
る。
【0064】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
箱体の背面側と側面の片側が設置場所の壁に隣接してい
ても、この設置条件によって冷却効果が異なる変圧器の
コイルを、空気溜めから上昇する冷却空気によって、均
一に冷却したので、冷却部位の冷却温度の差に伴う、定
格出力の低下を防ぐことのできる強制通風形電気機器箱
を得ることができる。
箱体の背面側と側面の片側が設置場所の壁に隣接してい
ても、この設置条件によって冷却効果が異なる変圧器の
コイルを、空気溜めから上昇する冷却空気によって、均
一に冷却したので、冷却部位の冷却温度の差に伴う、定
格出力の低下を防ぐことのできる強制通風形電気機器箱
を得ることができる。
【図1】本発明の強制通風形電気機器箱の第1の実施形
態を示す左側面図。
態を示す左側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のB−B断面図。
【図4】本発明の強制通風形電気機器箱の第2の実施形
態を示す左側面図。
態を示す左側面図。
【図5】図4のC−C断面図。
【図6】図5のD−D断面図。
【図7】(a)は図6のE部拡大詳細図、(b)は図6
のF部拡大詳細図。
のF部拡大詳細図。
【図8】本発明の強制通風形電気機器箱の第3の実施形
態を示す左側面図。
態を示す左側面図。
【図9】図8のG−G断面図。
【図10】図9のH−H断面図。
【図11】本発明の強制通風形電気機器箱の第4の実施
形態を示す左側面図。
形態を示す左側面図。
【図12】図11のJ−J断面図。
【図13】図12のK−K断面図。
【図14】本発明の強制通風形電気機器箱の第5の実施
形態を示す左側面図。
形態を示す左側面図。
【図15】図14のL−L断面図。
【図16】図15のM−M断面図。
【図17】(a)は、図16のP部拡大詳細図、(b)は
図16のQ部拡大詳細図。
図16のQ部拡大詳細図。
【図18】従来の強制通風形電気機器箱の一例を示す左
側面図。
側面図。
【図19】図18のR−R断面図。
【図20】図19のS−S断面図。
【図21】図20の部分拡大詳細図。
【図22】図21のT−T断面図。
1A,1B…変圧器箱、2…変圧器、2a,2b,2c
…コイル、3A…前面扉、3B…背面扉、4…排気ファ
ン、5A,5B…吸気口、6…電気室、7A…遮蔽板、
7B…遮蔽枠、8A,8B,8C…風量調整板、9A,
9B…空気溜め、11…鉄心、12…一次コイル、13…二次
コイル、14,15,16…通気路。
…コイル、3A…前面扉、3B…背面扉、4…排気ファ
ン、5A,5B…吸気口、6…電気室、7A…遮蔽板、
7B…遮蔽枠、8A,8B,8C…風量調整板、9A,
9B…空気溜め、11…鉄心、12…一次コイル、13…二次
コイル、14,15,16…通気路。
Claims (6)
- 【請求項1】 外周が閉鎖された箱体に電気機器が収納
され、前記箱体の下部に冷却空気の吸入口が形成され、
前記箱体の上端に排気ファンが設けられた強制通風形電
気機器箱において、前記電気機器の側面外周が内周に遊
嵌し前記吸入口から吸入された前記冷却空気を貯溜する
空気溜めを下側に形成する遮蔽具を前記箱体の内部に横
設したことを特徴とする強制通風形電気機器箱。 - 【請求項2】 前記電気機器を変圧器とし、前記遮蔽具
の内周を前記変圧器のコイルの下端と対置させたことを
特徴とする請求項1に記載の強制通風形電気機器箱。 - 【請求項3】 前記遮蔽具を口字状の遮蔽板としたこと
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の強制通風形
電気機器箱。 - 【請求項4】 前記遮蔽具を角筒状とし、上端を前記変
圧器のコイルの下端と対置させたことを特徴とする請求
項2に記載の強制通風形電気機器箱。 - 【請求項5】 前記遮蔽具の内周の前記変圧器のコイル
の外周の曲面部との対向部に対して、間隙調整具を突設
したことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか
に記載の強制通風形電気機器箱。 - 【請求項6】 前記箱体は、背面側と側面の片側が設置
場所の壁に隣接していることを特徴とする請求項1乃至
請求項5のいずれかに記載の強制通風形電気機器箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211224A JPH1056706A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 強制通風形電気機器箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211224A JPH1056706A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 強制通風形電気機器箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056706A true JPH1056706A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16602349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211224A Pending JPH1056706A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 強制通風形電気機器箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1056706A (ja) |
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JP2008277482A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Meidensha Corp | 風冷式トランス盤 |
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-
1996
- 1996-08-09 JP JP8211224A patent/JPH1056706A/ja active Pending
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