JPH1056261A - ボールグリッドアレイ型パッケージにおけるスルーホール部又はフォトビア部のめっき処理方法 - Google Patents

ボールグリッドアレイ型パッケージにおけるスルーホール部又はフォトビア部のめっき処理方法

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JPH1056261A
JPH1056261A JP8224418A JP22441896A JPH1056261A JP H1056261 A JPH1056261 A JP H1056261A JP 8224418 A JP8224418 A JP 8224418A JP 22441896 A JP22441896 A JP 22441896A JP H1056261 A JPH1056261 A JP H1056261A
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hole
plating
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ball grid
grid array
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JP8224418A
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Takeshi Miyazaki
毅 宮崎
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BGA型パッケージ基体10aでは、ソルダ
レジスト層12が除去され、導体層14b、14cが露
出したスルーホール13を含む部分に、導体層14b、
14cの酸化等を防止し、ハンダとの密着性を良好にす
るためにめっき被膜15を形成する必要がある。しか
し、従来のめっき法ではスルーホール13内部の気泡を
排出し切れず、まためっき処理中に水素等のガスが発生
する場合があるため、めっき被膜15が形成されない部
分が生じてしまう。 【解決手段】 中空状のスルーホール13が形成され、
スルーホール13の一端が閉塞された状態のBGA型パ
ッケージ基体10aをめっき液中に浸漬し、超音波をか
けることにより、スルーホール13内部の気泡を除去し
た後、めっき被膜15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールグリッドアレ
イ型パッケージ(以下、BGA型パッケージと記す)に
おけるスルーホール部又はフォトビア部のめっき処理方
法に関し、より詳細には半導体素子を搭載するBGA型
パッケージ製造の際に採用されるBGA型パッケージに
おけるスルーホール部又はフォトビア部のめっき処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を保護すると同時に、マザー
ボード上に形成された配線との接続を図るために、前記
半導体素子は種々のパッケージに実装される。前記パッ
ケージとしては、例えばQFP(Quad Flat Package) 、
PGA(Pin Grid Array)型パッケージ等が挙げられ、こ
れらパッケージは、現在盛んに使用されている。しか
し、最近の半導体素子の高集積化に伴い、半導体素子に
形成される接続端子の数は急激に増加してきている。従
って、マザーボードとの接続を図るためのパッケージの
接続端子の数も増加させる必要があるが、上記したQF
P、PGA型パッケージでは、その構造上接続端子の数
を増加させるのには限界がある。
【0003】そこで、最近注目されているのが、BGA
型パッケージである。図2は、プラスチック製のBGA
型パッケージの一例を模式的に示した部分拡大断面図で
ある。
【0004】このBGA型パッケージ30においては、
半導体素子32がダイボンディングによりプラスチック
基板31に接続、固定されている。プラスチック基板3
1の両主面には銅(Cu)等からなる導体層34a、3
4bが形成され、これら導体層34a、34bは中空状
のスルーホール33壁面に形成された導体層34cによ
り接続されている。また、マザーボード接続面38に
は、スルーホール33周囲に存在する導体層34bと、
この導体層34bの近くに形成された電極パッド39と
が接続され、電極パッド39にボール形状のハンダ端子
36が接続されている。また、半導体素子搭載面37に
搭載された半導体素子32の電極パッド(図示せず)と
導体層34aとは、ワイヤ35を用いたワイヤボンディ
ングにより接続されている。
【0005】マザーボードとの接続を行う場合には、例
えばこのBGA型パッケージ30の電極パッド39に接
続されたハンダ端子36がマザーボードに形成された接
続端子(図示せず)の直上にくるように位置合わせを行
い、ハンダ端子36をリフローさせる。
【0006】しかし、このBGA型パッケージ30で
は、ハンダ端子36を接続するための電極パッド39を
スルーホール33と異なる位置に形成しているため、パ
ッケージの面積を大きくとらざるを得ず、パッケージが
大型化してしまうという問題があった。
【0007】そこで本出願人らは、先に、パッケージの
小型化を図るための手段として、プラスチック基板に形
成された中空状のスルーホール直下にボール状のハンダ
端子が接続されたBGA型パッケージを提案した(特願
平8−64977号)。
【0008】図3は、上記構造を有するBGA型パッケ
ージの一部を模式的に示した部分拡大断面図である。
【0009】このBGA型パッケージ10においては、
プラスチック基板11の両主面に導体層14a、14b
が形成され、これら導体層14a、14bはスルーホー
ル13壁面に形成された導体層14cにより接続されて
いる。また、半導体素子搭載面17は、導体層14a、
14bを保護するためにソルダレジスト層12でほぼ全
面が被覆されており、マザーボード接続面18も、スル
ーホール13が形成されている部分の周囲を除き、同様
にソルダレジスト層12で被覆されている。従って、半
導体素子搭載面17のスルーホール13はソルダレジス
ト層12により閉塞されているが、その他の部分(スル
ーホール13の大部分、及びマザーボード接続面18に
おけるスルーホール13の周囲)は、ソルダレジスト層
12が除去されている。また、ソルダレジスト層12で
被覆されていないスルーホール13壁面の導体層14
c、及びマザーボード接続面18の導体層14b上に
は、めっき被膜15(Ni層、又はNi層とAu層)が
形成されている。そして、このスルーホール13の直下
にボール状のハンダ端子16が接続されている。
【0010】マザーボードとの接続方法は、図2に示し
たBGA型パッケージ30の場合とほぼ同様である。
【0011】このBGA型パッケージ10においては、
スルーホール13の直下にハンダ端子16が接続されて
いるため、図2に示したBGA型パッケージ30のよう
に電極パッド39を形成するための領域を必要としなく
なり、パッケージの小型化を図ることができる。
【0012】また、図3に示したBGA型パッケージ1
0において、半導体素子との接続をフリップチップボン
ディングにより行う場合、ハンダ端子用の電極パッド
(図示せず)を小さな面積の中に整然と配置する必要が
あるため、プラスチック基板11上に導体層14aを形
成するのみでは配線が複雑になりすぎ、電極パッドへの
接続配線を形成することができない場合がある。そこ
で、プラスチック基板11の上に、レジスト層と導体層
とを交互に形成して配線を引き回す、いわゆるビルトア
ップ基板を形成することにより、フリップチップボンデ
ィング用の電極パッドを形成する方法が採用されてい
る。
【0013】図4(a)、(b)は、プラスチック基板
上にビルトアップ基板を形成する際のめっき処理工程を
模式的に示した部分拡大断面図である。
【0014】スルーホール23及び導体層24(24
a、24b、24c)が形成されたプラスチック基板2
1上に、感光性樹脂(例えば感光性ポリイミド等)から
なる絶縁レジスト層22aを形成した後、その一部を開
口することによりフォトビア27を形成する。次に、フ
ォトビア27内部を含んだ所定パターンの導体層25a
をCuめっき処理により形成して、下層の導体層24a
と接続する。続いて、必要により上記した絶縁レジスト
層22形成工程と導体層25形成工程とを繰り返し、最
上層のソルダレジスト層28にフォトビア27を形成し
た後(図4(a))、めっき処理を施し、フォトビア2
7により露出した導体層25b上にNi層、又はNi層
とAu層とからなるめっき被膜26を形成する(図4
(b))。このめっき被膜26の形成部分が電極パッド
となり、この電極パッドにボール状のハンダ端子を接続
させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したBGA型
パッケージ10の製造においては、ソルダレジスト層1
2が除去され、導体層14b、14cが露出したスルー
ホール13部分に、導体層14b、14cの酸化等を防
止し、またハンダとの密着性を良好にするためにめっき
被膜15を形成する。しかし、従来のめっき法では、そ
の直径が小さいスルーホール13内部の気泡を排出し切
れず、まためっき処理中にスルーホール13内部に水素
等のガスが発生する場合があるため、めっき被膜15が
形成されない部分が生じてしまうという課題があった。
【0016】また、図4(a)に示したBGA型パッケ
ージ基体20aでも、フォトビア27形成により露出し
た導体層25b部分にめっき被膜26を形成するが、フ
ォトビア27内部に残存する気泡、又はめっき液との反
応により発生する水素ガスを排出し切れず、めっき被膜
26が形成されない部分が生じてしまうという課題があ
った。
【0017】本発明はこれらの課題に鑑みなされたもの
であり、中空状のスルーホールが形成され、該スルーホ
ールの一端が閉塞された状態のボールグリッドアレイ型
パッケージ基体にめっき処理を施す際、前記スルホール
の内部に気泡が存在しない状態でめっき被膜を形成する
ことにより、スルーホールの内部全体にめっき被膜を形
成することができるスルーホール部のめっき処理方法を
提供することを目的としている。
【0018】また本発明は、ボールグリッドアレイ型パ
ッケージ基体上にレジスト層と導体層とを交互に積層
し、ビルトアップ基板を形成する際、前記最上層のソル
ダレジスト層に形成されたフォトビア内部に気泡が存在
しない状態でめっき被膜を形成することにより、露出し
た導体層の全体にめっき被膜を形成することができるフ
ォトビア部のめっき処理方法を提供することをも目的と
している。
【0019】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るBGA型パッケージにおけ
るスルーホール部のめっき処理方法(1)は、中空状の
スルーホールが形成され、該スルーホールの一端が閉塞
された状態のBGA型パッケージ基体をめっき液中に浸
漬し、超音波をかけることにより前記スルーホール内部
の気泡を除去した後、めっき被膜を形成することを特徴
としている。
【0020】上記BGA型パッケージにおけるスルーホ
ール部のめっき処理方法(1)によれば、超音波をかけ
ることにより前記スルーホール内部の気泡を排出するこ
とができるので、前記スルーホール内部の導体層が露出
した部分全体にめっき被膜を形成することができる。
【0021】また、本発明に係るBGA型パッケージに
おけるスルーホール部のめっき処理方法(2)は、中空
状のスルーホールが形成され、該スルーホールの一端が
閉塞された状態のBGA型パッケージ基体をめっき液中
に浸漬し、超音波をかけることにより前記スルーホール
内部の気泡を除去しながらめっき被膜を形成することを
特徴としている。
【0022】上記BGA型パッケージにおけるスルーホ
ール部のめっき処理方法(2)によれば、超音波をかけ
ることにより、前記スルーホール内部に残存する気泡、
及び前記スルーホール内部でめっき液と導体層との接触
により発生する気泡を排出することができるので、前記
スルーホール内部の導体層が露出した部分全体にめっき
被膜を形成することができる。
【0023】また、本発明に係るBGA型パッケージに
おけるフォトビア部のめっき処理方法(3)は、中空状
のスルーホールが形成されたBGA型パッケージ基体上
に、レジスト層と導体層とを交互に積層してビルトアッ
プ基板を形成する際、フォトビアが形成された前記最上
層のソルダレジスト層を有する前記BGA型パッケージ
基体をめっき液中に浸漬し、超音波をかけることにより
前記フォトビア内部の気泡を除去した後、めっき被膜を
形成することを特徴としている。
【0024】上記BGA型パッケージにおけるフォトビ
ア部のめっき処理方法(3)によれば、超音波をかける
ことにより前記フォトビア内部の気泡を排出することが
できるので、前記フォトビア内部の導体層が露出した部
分全体にめっき被膜を形成することができる。
【0025】また、本発明に係るBGA型パッケージに
おけるフォトビア部のめっき処理方法(4)は、中空状
のスルーホールが形成されたBGA型パッケージ基体上
に、レジスト層と導体層とを交互に積層してビルトアッ
プ基板を形成する際、フォトビアが形成された前記最上
層のソルダレジスト層を有する前記BGA型パッケージ
基体をめっき液中に浸漬し、超音波をかけることにより
前記フォトビア内部の気泡を除去しながらめっき被膜を
形成することを特徴としている。
【0026】上記BGA型パッケージにおけるフォトビ
ア部のめっき処理方法(4)によれば、超音波をかける
ことにより、前記フォトビア内部に残存する気泡、及び
前記フォトビア内部でめっき液と導体層との接触により
発生する気泡を排出することができるので、前記フォト
ビア内部の導体層が露出した部分全体にめっき被膜を形
成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るBGA型パッ
ケージにおけるスルーホール部のめっき処理方法の実施
の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】実施の形態に係るBGA型パッケージにお
けるスルーホール部のめっき処理方法において、対象と
するBGA型パッケージの種類は特に限定されないが、
通常、中空状のスルーホールが形成されるのはプラスチ
ック製のものである。そこで、以下においては、図3に
示したプラスチック製のBGA型パッケージと同種類の
ものを例にとって、めっき処理方法を説明する。
【0029】図1(a)、(b)は実施の形態に係るB
GA型パッケージにおけるスルーホール部のめっき処理
工程を模式的に示した部分拡大断面図である。
【0030】まず、めっき処理を行うまでの工程につい
て説明すると、プラスチック基板11の両主面及びスル
ーホール13内部に導体層14a、14b、14cを形
成した後、スルーホール13内部を含む両主面にソルダ
レジスト層12を形成し、所定部分のソルダレジスト層
12をフォトリソグラフィーの手法を用いて除去する。
図1に示した部分においては、マザーボード接続面18
のスルーホール13周囲のソルダレジスト層12を除去
し、さらにマザーボード接続面18側からスルーホール
13内部に充填されたソルダレジスト層12の大部分を
除去する。従って、半導体素子搭載面17側のスルーホ
ール13はソルダレジスト層12により閉塞されている
が、その他の部分は導体層14cが露出している(図1
(a))。図1(a)に示した構成のものをBGA型パ
ッケージ基体10aと記す。
【0031】このBGA型パッケージ基体10aにめっ
き処理を施すことにより、露出している導体層14b、
14c部分にめっき被膜15を形成する(図1(b))
が、スルーホール13内部に存在する気泡によりめっき
被膜15が形成されない部分が発生しないように、超音
波処理を施して前記気泡を排出する。以下、超音波処理
を含めためっき処理方法について説明する。
【0032】例えば銅より構成された導体層14b、1
4c露出部分にNiのめっき被膜15を電気めっきによ
り形成する場合、まず、水洗や酸洗浄等、所定の前処理
を施す。この場合、スルーホール13内部も同様に前処
理を施す必要があるため、超音波処理を施し、スルーホ
ール13内部の気泡を排出する。次に、BGA型パッケ
ージ基体10aをめっき浴に浸漬し、同様に超音波処理
を施す。これらの場合、前処理の槽やめっき槽中に超音
波発生器を直接入れることも考えられる。しかし、前処
理の槽には薬品が入っている場合があり、前処理液やめ
っき液中に直接超音波発生器を入れると、腐食等が発生
する虞れもある。また、めっき槽中にはアノード等の電
極等も入れる必要があるため、装置の構成が複雑とな
る。
【0033】従って、前処理槽やめっき槽に隣接させ
て、超音波発生器を入れるための別の槽を作製し、水等
の腐食性を有さない媒体が入れられた超音波発生器用の
槽に超音波発生器を入れるのが好ましい。この場合、超
音波がめっき槽や処理槽の内部に伝わるような構成とす
る必要がある。
【0034】上記構成の装置を用い、めっき槽内にBG
A型パッケージ基体10aを、マザーボード接続面18
を上にするか、又は垂直にした状態で浸漬する。次に、
BGA型パッケージ基体10aに超音波をかけることに
より、スルーホール13内部の気泡を除去し、電気めっ
き処理を施す。
【0035】超音波の周波数は20〜40kHzが好ま
しく、40kHzに近い方がより好ましい。また超音波
の強さは特別な強さを必要としないが、めっき槽内の位
置により超音波の強弱があるので、超音波による振動を
必要とするスルーホール13部分が強の位置になるよう
にBGA型パッケージ基体10aを配置するのが好まし
い。めっき処理の条件は特別の条件を必要とせず、従来
の場合と同様の条件でよい。
【0036】他方、銅より構成された導体層14b、1
4cにNi層及びAu層よりなるめっき被膜15を形成
する場合、Ni層形成の際には上記した場合と同様の条
件で超音波処理を施せばよいが、Au層形成の際には、
異なる条件が必要となる。
【0037】すなわち、Auめっき処理を施す場合に
は、置換めっき現象が生じるため、スルーホール13内
部で水素が発生する。従って、Auめっき処理を施す場
合には、めっき処理を行っている間も、超音波をかけて
おくことが望ましい。超音波処理の条件は上記Niめっ
き処理の場合と同様でよい。
【0038】次に、BGA型パッケージにおけるフォト
ビア部のめっき処理方法を図4に基づいて説明する。
【0039】「従来の技術」の項でも説明したように、
プラスチック基板21上にフォトビア27を有する絶縁
レジスト層22(22a、22b)及び導体層25(2
5a、25b)を交互に形成し、フリップチップボンデ
ィング用の配線を形成する(図4(a))。図4(a)
に示したビルトアップ基板用の層では、最上層のソルダ
レジスト層28にフォトビア27が形成されており、フ
ォトビア27内部の導体層25bが露出している。この
導体層25b露出部分に導体層25bの酸化を防止し、
ハンダ端子との接続を良好にするためにNi層、又はN
i層とAu層とからなるめっき被膜26を形成する(図
4(b))が、その際、フォトビア27内部の気泡を排
出するために超音波処理を施す。
【0040】超音波処理の条件は、図1に示したBGA
型パッケージ基体10aのめっき処理の場合と同様であ
るが、フォトビア27が形成された面を上にするか、又
は垂直にした状態で、BGA型パッケージ基体10aを
めっき液に浸漬する。
【0041】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係るBGA型パッ
ケージにおけるスルーホール部のめっき処理方法の実施
例を説明する。なお、比較例として、従来の方法により
BGA型パッケージにおけるスルーホール部にめっき処
理を施す場合についても説明する。
【0042】本実施例の場合は、洗浄等に用いられる超
音波発生装置を使用し、内部に処理液を入れて各処理を
行った。
【0043】<実施例及び比較例に共通の条件> 使用したプラスチック製のBGA型パッケージ用基体1
0a(図1に示したものと同一の形状) プラスチックの種類:BT(ビスマレイミド・トリアジ
ン)レジン 厚さ:0.24mm 導体層14a、14b、14cを構成する金属:Cu 導体層14a、14bの厚さ:32μm スルーホール13内部の導体層14cの厚さ:20μm <実施例の場合の条件> めっき処理の条件 (1) 水洗処理 処理時間:1分、超音波処理時間:1分 (2) マイクロエッチング処理 エッチング液の組成 過硫酸ナトリウム:40g/リットル 硫酸:5g/リットル 処理時間:1分、超音波処理時間:1分 (3) 水洗処理 処理時間:1分、超音波処理時間:1分 (4) 硫酸洗浄 洗浄液:15wt%の硫酸水溶液 処理時間:1分、超音波処理時間:1分 (5) 水洗処理 処理時間:1分、超音波処理時間:1分 (6) Niめっき液中での超音波処理 Niめっき液(ワット浴)の組成 硫酸ニッケル:300g/リットル 塩化ニッケル:30g/リットル ホウ酸:30g/リットル Niめっき浴のpH:4.5 超音波処理時間:3分 (7) Niめっき処理 Niめっき浴の温度:60℃ 電流密度:2A/dm2 Niめっき処理の時間:20分 (8) 水洗処理 処理時間:1分 (9) Auストライク処理 Auめっき液の組成 ジシアノ金(I)酸カリウム:1g/リットル Auめっき浴のpH:3.8 Auめっき浴の温度:50℃ 電流密度:2A/dm2 Auめっき処理の時間:20秒 超音波処理時間:20秒 (10)水洗処理 処理時間:1分 (11)Auめっき処理 ジシアノ金(I)酸カリウム:8.0g/リットル Auめっき浴のpH:3.8 Auめっき浴の温度:65℃ 電流密度:0.2A/dm2Auめっき処理時間:10
分 超音波処理時間:始めの20秒間 <比較例の条件>各工程において、超音波処理を施さな
かった他は、上記した実施例の条件と同様の条件でめっ
き処理を施した。
【0044】<結果及び評価>上記めっき処理工程を終
了した後、実施例及び比較例に係るBGA型パッケージ
基体10aをスルーホール13部分で縦に切断し、スル
ーホール13内部のめっき被膜15を顕微鏡又は走査型
電子顕微鏡(SEM)で観察した。
【0045】その結果、実施例の場合には、ソルダレジ
スト層12で被覆されている部分を除いてスルーホール
13全体にめっき被膜15が形成されていた。
【0046】他方、比較例の場合には、スルーホール1
3内部に部分的にめっき被膜15が形成されていない部
分が観察された。
【0047】また、同様の方法で、図4(a)に示した
BGA型パッケージ基体20aにめっき処理を施し、フ
ォトビア27内部に露出した導体層25b全体にめっき
被膜26が形成されていることを確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(b)は、本発明の実施の形態に係る
BGA型パッケージにおけるスルーホール部のめっき処
理工程を模式的に示した部分拡大断面図である。
【図2】プラスチック製BGA型パッケージの一例を模
式的に示した部分拡大断面図である。
【図3】別の構成のプラスチック製BGA型パッケージ
10の一部を模式的に示した部分拡大断面図である。
【図4】(a)〜(b)は、実施の形態に係るBGA型
パッケージにおけるフォトビア部のめっき処理工程を模
式的に示した部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10a、20a BGA型パッケージ基体 13 スルーホール 22(22a、22b) 絶縁レジスト層 25(25a、25b) 導体層 27 フォトビア 28 ソルダレジスト層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状のスルーホールが形成され、該ス
    ルーホールの一端が閉塞された状態のボールグリッドア
    レイ型パッケージ基体をめっき液中に浸漬し、超音波を
    かけることにより前記スルーホール内部の気泡を除去し
    た後、めっき被膜を形成することを特徴とするボールグ
    リッドアレイ型パッケージにおけるスルーホール部のめ
    っき処理方法。
  2. 【請求項2】 中空状のスルーホールが形成され、該ス
    ルーホールの一端が閉塞された状態のボールグリッドア
    レイ型パッケージ基体をめっき液中に浸漬し、超音波を
    かけることにより前記スルーホール内部の気泡を除去し
    ながらめっき被膜を形成することを特徴とするボールグ
    リッドアレイ型パッケージにおけるスルーホール部のめ
    っき処理方法。
  3. 【請求項3】 中空状のスルーホールが形成されたボー
    ルグリッドアレイ型パッケージ基体上に、レジスト層と
    導体層とを交互に積層してビルトアップ基板を形成する
    際、フォトビアが形成された前記最上層のソルダレジス
    ト層を有する前記ボールグリッドアレイ型パッケージ基
    体をめっき液中に浸漬し、超音波をかけることにより前
    記フォトビア内部の気泡を除去した後、めっき被膜を形
    成することを特徴とするボールグリッドアレイ型パッケ
    ージにおけるフォトビア部のめっき処理方法。
  4. 【請求項4】 中空状のスルーホールが形成されたボー
    ルグリッドアレイ型パッケージ基体上に、レジスト層と
    導体層とを交互に積層してビルトアップ基板を形成する
    際、フォトビアが形成された前記最上層のソルダレジス
    ト層を有する前記ボールグリッドアレイ型パッケージ基
    体をめっき液中に浸漬し、超音波をかけることにより前
    記フォトビア内部の気泡を除去しながらめっき被膜を形
    成することを特徴とするボールグリッドアレイ型パッケ
    ージにおけるフォトビア部のめっき処理方法。
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