JPH1056256A - 半田バンプを有する配線基板の製造方法及び支持治具 - Google Patents

半田バンプを有する配線基板の製造方法及び支持治具

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JPH1056256A
JPH1056256A JP8212844A JP21284496A JPH1056256A JP H1056256 A JPH1056256 A JP H1056256A JP 8212844 A JP8212844 A JP 8212844A JP 21284496 A JP21284496 A JP 21284496A JP H1056256 A JPH1056256 A JP H1056256A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーポラナリティを小さくして接合性を向上
するとともに、半田ブリッジの発生を防止できる半田バ
ンプを有する配線基板の製造方法及び支持治具を提供す
ること。 【解決手段】 配線基板3の表側に、半田バンプ1の高
さを規制するために平坦化治具23を配置する。この平
坦化治具23は板状の平坦部23aと脚部23bとから
構成されている。それとともに、配線基板3の裏側に、
配線基板3の反りを伸ばさないように配線基板3の左右
両端を支持する支持治具25を配設する。この支持治具
25は、板状の平坦部25aの両端に、配線基板3を支
持する凸状の支持部25bが設けられたものである。こ
の状態でリフロー炉に通し、表側にある共晶半田を溶融
させて、その後冷却する。これによって、配線基板3の
表側に、頂部が平坦になった半田バンプ1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップ実
装用基板やボールグリッドアレイ基板等の半田バンプを
有する配線基板の製造方法及び支持治具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、集積回路チップ(以下フリッ
プチップと記す)を配線基板に実装する場合には、配線
基板上に半田バンプを設け、この半田バンプを加熱溶融
させて、フリップチップと配線基板とを接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記半田バ
ンプは、例えば半田ペーストを加熱溶融して球状にした
だけであるので、その高さが必ずしも揃っておらず、即
ち(平面における各位置の高さの不揃いの程度を示す)
コーポラナリティが大きく、そのため、フリップチップ
との接合性が充分ではないという問題があった。
【0004】この問題の対策として、発明者は、既に、
左右に脚部を有する平板からなる平坦化治具を用い、該
平板にて半田バンプの頂部を平坦にしてコーポラナリテ
ィを小さくすることにより、接合性を向上させる方法を
提案している(特願平8−108287号参照)。
【0005】しかしながら、前記のような対策を施した
場合でも、下記,の様な問題が生じることがあり、
一層の対策が望まれる。 配線基板に反りがあるとコーポラナリティが悪くな
る。例えば図9に示すように、配線基板P1に反りがあ
る場合において、基板の中央付近が高くなる山反りの場
合(左欄)は、配線基板の平面度は変化せずに保たれ、
問題なくコーポラナリティの良い半田バンプP2を形成
できるが、谷反りの場合は、平坦化治具P3を配線基板
P1に載せた時に、平坦化治具P3の重みで配線基板P
1の反りが一時的に平坦に伸ばされ、見かけ上平面度が
一時的に良くなってしまう。よって、この状態で半田バ
ンプP2が溶融されて平坦化された場合には、半田バン
プP2の溶融後に平坦化治具P3を外すと、配線基板P
1の反りが戻るため、半田バンプP2のコーポラナリテ
ィが悪くなる。
【0006】半田ブリッジが発生する。また、半田バ
ンプを印刷法又はディスペンサーで塗布し溶融して形成
する場合、工程を短縮するために、半田の溶融と半田バ
ンプの平坦化を同時に行なうことが望ましいが、図10
に示すように、半田ペーストP4を塗布した配線基板P
1に平坦化治具P3をかぶせると、平坦化治具P3の平
板下面が半田ペーストP4と接触して下方に押しつぶす
ため、半田ペーストP4は横方向に広がり、隣接するパ
ッドP5間の半田ペーストP4の距離が短くなってしま
う。更に、平坦化治具P3内で配線基板P1が振動等で
動くと、半田ペーストP4はフラックスにより粘着性を
もっているので、半田ペーストP4は平坦化治具P3の
動きに合わせてずれて、隣接するパッドP5の半田ペー
ストP4とつながってしまう。よって、そのまま溶融さ
れると、半田が隣接パッドP5間で橋渡し状につながっ
て凝固する「半田ブリッジ」が発生し、ショート不良と
なってしまうことがある。
【0007】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、コーポラナリティを小さくして接合性
を向上するとともに、半田ブリッジの発生を防止できる
半田バンプを有する配線基板の製造方法及び支持治具を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、配線基板の有する平面度を保ちつ
つ、該配線基板の下方主面側から、該配線基板を支持す
ると共に、該配線基板の上方主面に載置された半田材料
を加熱して半田バンプを形成する際に該半田バンプの頂
部の高さ規制することにより該頂部に平坦面を形成する
平坦化治具を、該配線基板の上方主面上に配置し、この
状態で加熱して前記半田材料を溶融させることを特徴と
する半田バンプを有する配線基板の製造方法を要旨とす
る。
【0009】・ここで、前記「平面度を保つ」という意
味には、反りを伸ばさないという意味と、反りを助長し
ないという意味が含まれる。 ・前記半田バンプに用いられる半田としては、Pb−S
n系の軟ろうの他、通常バンプ材料として使用されるA
u−Sn系、Au−Si系等、450℃以下の融点を有
する広義のろう材などを採用できる。
【0010】・前記半田バンプを有する配線基板として
は、フリップチップ実装基板、BGA基板が挙げられる
が、この場合、BGA基板とは、接続パッドが格子状に
配列され、各パッドに半田ボールが配設されたボールグ
リッドアレイ基板を意味する。
【0011】・前記加熱溶融する温度としては、半田材
料の融点(即ち半田の融点)以上であればよいが、例え
ば半田の融点の10〜40℃高い温度を採用できる。請
求項2の発明は、脚部を有し、配線基板の上方主面に載
置された半田材料を加熱して半田バンプを形成する際に
該半田バンプの頂部の高さ規制することにより該頂部に
平坦面を形成する平坦化治具を、該配線基板の上方主面
上に配置すると共に、前記配線基板の下方主面側から、
前記平坦化治具の脚部に対応する位置に配置した支持部
材により該配線基板を支持し、この状態で加熱して前記
半田材料を溶融させることを特徴とする半田バンプを有
する配線基板の製造方法を要旨とする。
【0012】請求項3の発明は、前記請求項2に記載の
半田バンプを有する配線基板の製造方法に使用される支
持治具であって、前記配線基板を前記下方主面側から支
持する支持部材を、上面側に有することを特徴とする支
持治具を要旨とする。
【0013】尚、前記支持部材を前記平坦化治具の脚部
に対応する位置に備えるようにするとなお良い。請求項
4の発明は、配線基板の主面上に載置された半田材料の
上方に、該半田材料の加熱溶融により形成される半田バ
ンプの高さを規制するための平面を有する規制部材を、
該半田材料に接触しない高さに保持する工程と、前記半
田材料を加熱溶融させる工程と、前記規制部材を所定高
さまで下降させて保持し、溶融している前記半田バンプ
の頂部の高さを前記平面で規制して該頂部に平坦面を形
成する工程と、を有することを特徴とする半田バンプを
有する配線基板の製造方法を要旨とする。
【0014】請求項5の発明は、前記半田材料の加熱溶
融前は、前記半田材料の融点以上で加熱溶融温度以下の
融点を持つ半田からなる溶融前高さ保持部材により前記
規制部材を前記半田材料に接触しない高さに保持するこ
とを特徴とする前記請求項4記載の半田バンプを有する
配線基板の製造方法を要旨とする。
【0015】前記溶融前高さ保持部材の形状としては、
ボール状、柱状(円柱状、角柱状)、リング状等の各種
の形状のものを採用できる。請求項6の発明は、前記溶
融前高さ保持部材が、ボール状半田であることを特徴と
する前記請求項5に記載の半田バンプを有する配線基板
の製造方法を要旨とする。
【0016】請求項7の発明は、前記半田材料の加熱溶
融後は、溶融後高さ保持部材により前記規制部材を前記
所定高さに保持することを特徴とする前記請求項4〜6
のいずれかに記載の半田バンプを有する配線基板の製造
方法を要旨とする。
【0017】前記溶融後高さ保持部材は、規制部材と一
体でもよいが、別体(スペーサ)でもよい。請求項8の
発明は、前記溶融後高さ保持部材が、前記規制部材の下
面に形成した脚部であることを特徴とする前記請求項7
に記載の半田バンプを有する配線基板の製造方法を要旨
とする。
【0018】請求項9の発明は、前記半田材料の加熱溶
融前は、感温変位体からなる溶融前高さ保持部材により
前記規制部材を前記半田材料に接触しない高さに保持
し、前記半田材料の加熱溶融後に、前記感温変位体を変
位させることにより、前記規制部材を下降させることを
特徴とする前記請求項4記載の半田バンプを有する配線
基板の製造方法を要旨とする。
【0019】前記感温変位体としては、例えばバイメタ
ルや形状記憶合金等のように、温度によりその形状が変
化するものを採用できる。請求項10の発明は、前記感
温変位体がバイメタルであることを特徴とする前記請求
項9に記載の半田バンプを有する配線基板の製造方法を
要旨とする。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1の発明では、配線基板の
上方主面上に平坦化治具を配置する一方、配線基板の下
方主面側からは、配線基板の有する平面度を保ちつつ配
線基板を支持している。
【0021】つまり、本発明では、配線基板自身の有す
る反りは、平坦化治具を載置しても伸ばされたり助長さ
れたりすることがなく、基板の平面度が保たれるので、
平坦化治具によって半田バンプの頂部を平坦にする際
に、反りによる各半田バンプの高さの違いを、半田バン
プの頂部の平坦化により打ち消すことができる。
【0022】よって、本発明によれば、例えば、谷反り
している配線基板の(持ち上がった)端部付近の半田バ
ンプの(基板表面からの)高さは、その頂部が大きく平
坦化されて低くなり、逆に配線基板の(凹んだ)中央部
分の半田バンプの高さは、その頂部の平坦化の程度が少
ないので高くなり、結果として、コーポラナリティが小
さくなる。
【0023】請求項2の発明では、配線基板の上方主面
側に、脚部を有する支持治具を配置し、配線基板の下方
主面側からは、平坦化治具の脚部に対応する位置に設け
た支持部材により配線基板を支持している。つまり、本
発明では、配線基板を挟んで(平坦化治具及び支持治具
の)脚部の位置を合わせて配線基板を支持しているの
で、配線基板の反りが伸ばされたり助長されたりするこ
とがない。
【0024】請求項3の発明の支持治具は、配線基板の
下方主面を支持する支持部材を、上面側に有しているの
で、この支持治具を用いると、配線基板の反りを伸ばし
たり助長することがなく、配線基板を支持することがで
きる。請求項4の発明では、配線基板の主面上の半田材
料の上方にて、半田材料に接触しない高さに規制部材を
保持し、その後半田材料を加熱溶融させることにより、
規制部材を所定高さまで下降させて保持し、溶融してい
る半田バンプの頂部の高さを平面で規制して頂部に平坦
面を形成する。
【0025】つまり、本発明では、規制部材の平面は、
加熱前は半田材料に接していないので、半田材料が押し
潰されて横に広がることがなく、また振動等により規制
部材がずれたりしても、規制部材とともに半田材料が動
くことがないので、半田材料同士が過度に接近したり接
触することがない。そのため、規制部材を下降させて半
田バンプの頂部を平坦化する場合、即ち加熱溶融の際
に、半田同士が接合して半田ブリッジを形成することが
ないので、ショートの発生を防止できる。
【0026】請求項5の発明では、半田材料の加熱溶融
前は、半田材料の融点以上で加熱溶融温度以下の融点を
持つ半田からなる溶融前高さ保持部材により、規制部材
を半田材料に接触しない高さに保持している。従って、
加熱前は、未溶融の溶融前高さ保持部材によって、規制
部材を半田材料に接触しない高さに持ち上げた状態とす
ることにより、半田材料同士の接近や接触を防止して
(加熱時の)半田ブリッジの生成を防止できるととも
に、加熱の際には、溶融前高さ保持部材が溶融すること
により、自動的に規制部材を下降させて半田バンプの頂
部を平坦にすることができる。また、規制部材を保持す
るのは、半田からなる溶融高さ保持部材で保持している
ので、簡単に規制部材を保持状態にセットできる。
【0027】請求項6の発明では、溶融前高さ保持部材
として、ボール状半田を採用できる。半田は半田に濡れ
ないセラミック等の板などの上で溶融させると表面張力
でボール状になる。したがって、一度使用して潰された
溶融前高さ保持部材(ボール状半田)を、加熱溶融させ
て再びボール状にすれば、何度でも使用することができ
る。
【0028】請求項7の発明では、半田材料の加熱溶融
後は、溶融後高さ保持部材により規制部材を所定高さに
保持している。よって、溶融前高さ保持部材が溶融によ
り規制部材の高さを保持できなくなっても、この溶融後
高さ保持部材が規制部材を所定高さに保持するので、半
田バンプの高さを決めることができ、また、半田バンプ
が(規制部材により)必要以上に潰されるのを防止でき
る。
【0029】請求項8の発明では、溶融後高さ保持部材
として、規制部材の下面に形成された脚部を採用でき
る。この構成であれば、別体のスペーサを噛ませる必要
がなく、作業工程が簡易化される。請求項9の発明で
は、感温変位体からなる溶融前高さ保持部材により規制
部材を半田材料に接触しない高さに保持しているので、
半田材料を加熱溶融する際には、この感温変位体が変位
し、規制部材が下降する。
【0030】従って、この感温変位体は、半田ボールの
ように溶融したり転がってゆくことがないので、扱いが
容易である。尚、この感温変位体が形状記憶合金である
場合には、使用後に、その形状を元に戻すだけで、再使
用することができ、半田ボールのように加熱溶融して再
生する必要がない。
【0031】請求項10の発明では、感温変位体として
バイメタルを使用できる。このバイメタルは、形状記憶
合金よりも扱いが容易であり、温度が戻れば元に形状に
なるので、そのまま再使用が可能である。
【0032】
【実施例】次に、本発明の半田バンプを有する配線基板
の製造方法の実施例を、使用する治具とともに説明す
る。ここでは、集積回路チップ(LSI素子、以下単に
フリップチップと称す)をフェースダウンで実装するた
めの樹脂製の回路基板(フリップチップ搭載用基板、以
下単に配線基板と称す)、即ち、フリップチップをフリ
ップチップ法によって接合するための半田バンプを有す
る配線基板の製造方法について述べる。 (実施例1)本実施例の製造方法にて製造される配線基
板は、図1に示すように、表側(図示上面)のうち、1
2mm×17.5mmの領域に半田バンプ1が形成され
た、外径が約23mm角、板厚約1mmの樹脂製の多層
配線基板である。
【0033】以下、本実施例の配線基板3の製造方法を
説明するが、ここでは、配線基板3に、例えば中央部が
40μm低い谷反りがある例について説明する。 半田バンプ1を形成する対象となる配線基板3を製造
する場合には、図1(b)に拡大及び破断して示すよう
に、まず、BTコア基板5上にエポキシ樹脂による絶縁
層7を形成すると共に、BTコア基板5及び絶縁層7に
わたって、無電界Cuメッキ及び電解Cuメッキを用い
たセミアディティブ法によってCu内部配線9を形成し
て積層する。尚、Cu内部配線9の形成法としては、サ
ブトラクティブ法やフルアディティブ法によってもよ
い。
【0034】次に、配線基板3の最表面では、前記C
u内部配線9と接合されるCu配線11の耐食のため及
び半田との密着性を向上させるために、無電解Ni−P
メッキによって約3μmのNi−P層13を形成し、更
にその上に、無電解Auメッキによって約0.1μmの
Au層15を形成して、Ni−P層13及びAu層15
からなる下地導電性パッド(以下単にパッドと称す)1
7を作成する。尚、その他の部位には、アクリルやエポ
キシ樹脂などにより、ソルダーレジスト層19を形成す
る。
【0035】尚、上述したメッキ方法は、周知の多層プ
リント配線板のメッキ方法と同様であるので詳述しない
(例えば、「多層プリント配線板ステップ365」;藤
平・藤森共著;工業調査会;1989年発行参照)。 次に、図2に示すように、配線基板3の表側のパッド
17上に、37Pb−63Snの共晶半田ペースト(融
点183℃)を周知の印刷法で塗布し、共晶半田ペース
ト層21を形成する。
【0036】尚、共晶半田ペースト層21を形成する方
法としては、この方法以外に、ディスペンサにより半田
ペーストを滴下して形成する方法がある。また、半田ペ
ースト層21を形成するのに代えて、半田ボールや半田
プリフォームをパッド17上に載置しても良い。
【0037】次に、配線基板3の表側(図中上側)
に、形成される半田バンプ1の高さを規制するために平
坦化治具23を配置する。この平坦化治具23は、アル
ミナセラミック製であり、板状の平坦部23a(縦23
mm×横25mm×厚さ1mm)と該平坦部23aの左
右に設けられた脚部23b(長さ23mm×幅3mm×
高さ60μm)とから構成されている。
【0038】それとともに、配線基板3の裏側(図中下
側)に、配線基板3の反りを伸ばさないように配線基板
3の左右両端を支持する支持治具25を配設する。この
支持治具25は、アルミナセラミック製の治具であり、
図3に示すように、板状の平坦部25a(縦23mm×
横25mm×厚さ1mm)の両端に、配線基板3を支持
する凸状の支持部25b(長さ23mm×幅3mm×高
さ1mm)が設けられたものである。
【0039】この状態で、最高温度220℃のリフロ
ー炉に通し、表側にある共晶半田を溶融させて、その後
冷却する。これによって、配線基板3の表側に、頂部が
平坦になったフリップチップ接合用の半田バンプ1(高
さ100μm)を形成する。このように、本実施例によ
れば、配線基板3の表側に平坦化治具23を配置すると
ともに、平坦化治具23の脚部23bと対応する位置に
支持部25bが位置するように、配線基板3の裏側に支
持治具25を配置し、この状態で加熱している。
【0040】従って、平坦化治具23によって配線基板
3の反りが伸ばされない状態(及び反りが助長されない
状態)で、半田バンプ1の頂部の平坦化を行なうことが
できるので、半田バンプ1の頂部の平坦化の際に、例え
ば反りによって半田バンプ1が持ち上げられる部分では
その半田バンプ1の高さを低めることにより、配線基板
3の反りを吸収することができる。そのため、配線基板
3のコーポラナリティを(例えば0.3μm/mm以下
に)小さくすることができるので、フリップチップとの
接合性を向上することができる。
【0041】特に平坦化治具23の脚部23bと支持治
具25の支持部23bとを、表裏で同じ位置に配置する
と、配線基板3の反りが全く伸ばされないで平面度が保
たれるという利点がある。 (実験例)次に、実験例について説明する。
【0042】本実験例は、平坦化治具のみを使用した場
合(比較例)と、本実施例のように平坦化治具及び支持
治具を使用した場合を比較したものである。その結果
を、図4に示すが、本実施例のように、平坦化治具及び
支持治具を使用した場合には、配線基板の反りがない場
合、山反りの場合、谷反りの場合のいずれの場合も、コ
ーポラナリティが0.3μm/mm以下と小さく好適で
あった。これに対して、平坦化治具のみを使用した場合
には、配線基板の反りがない場合及び山反りの場合に
は、コーポラナリティが0.3μm/mm以下と小さか
ったが、谷反りの場合には、配線基板の反りが伸ばされ
てしまうので、コーポラナリティが0.7μm/mmと
大きくなり好ましくない。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
【0043】本実施例は、半田材料の加熱溶融時に、半
田ボールを溶融させて規制部材を下降させ、半田バンプ
の頂部を平坦にするものである。以下、本実施例の配線
基板の製造方法を説明するが、前記実施例1と同様な部
分の説明は、省略又は簡略化する。尚、以下の図面で
は、説明をより判り易くするために、半田ペースト中に
含まれる半田粒も記載する。
【0044】前記実施例1の及びと同様な工程に
て、図5に示す様な配線基板31及びパッド33を形成
する。 次に、配線基板31の表側のパッド33上に、前記実
施例1と同様な共晶半田ペーストを印刷して、凸状の共
晶半田ペースト層35を形成する。尚、共晶半田ペース
ト層35には、フラックス35aの中に半田粒35bが
分散して存在している。
【0045】次に、配線基板31を下治具37上に載
置する。この下治具37は、図6(a)に示すように、
アルミナセラミックからなる板状の部材(縦25mm×
横35mm×厚さ2mm)であり、その中央部には溝部
37a(幅19mm×深さ1mm)が形成されるととも
に、四隅に円錐状の凹部37b(直径1.4mm×深さ
0.7mm)が形成されている。尚、前記配線基板31
は溝部37に掛けわたされるように配置されるが、これ
は、配線基板31の反りを伸ばさないためである。
【0046】次に、図5に示すように、配線基板31
の凹部37bに、球状の溶融前高さ保持部材(半田ボー
ル)39を載置する。この半田ボール39は、55Sn
−45Pbからなる直径2mmのボールであり、その融
点は203℃である。つまり、半田ボール39の融点
は、半田バンプ43となる半田粒35bの融点より約2
0℃高い温度で溶融するように設定されているので、半
田ボール39は、半田粒35bが溶融した後に溶融す
る。
【0047】次に、この半田ボール39上に、図6
(b)に示す様な板状の規制部材(縦25mm×横35
mm×厚さ2mm)41を載置する。この規制部材41
は、半田ボール39が溶融する際に下降して半田バンプ
43の頂部を平坦にするための部材であり、アルミナセ
ラミックからなり、その下面側には、配線基板31の両
端、すなわち、下治具37のうち溝部37aの両側部寄
り部位に対応する位置にて下方に突出する左右一対の脚
部41a(高さ60μm)が設けられている。
【0048】特に本実施例では、図5に示すように、前
記半田ボール39の直径が、半田ボール39上に規制部
材41を載置した場合に、規制部材41が共晶半田ペー
スト層35に接しないように、且つ脚部41aが配線基
板31に接しない高さに設定されている。具体的には、
下治具37と規制部材41との間隔h1は、1.7mm
であり、規制部材41と配線基板31との間隔h2は、
(0.7mm−基板の反り量)であり、脚部41aと配
線基板31との間隔h3は、0.64mmである。
【0049】この状態で、最高温度220℃のリフロ
ー炉に通す。すると、昇温して183℃に達したところ
で、最初に共晶半田ペースト層35中の融点の低い半田
粒35bが溶融し、凝集して球状の半田バンプ43が形
成されるが、この段階では、半田ボール39は溶融しな
いので、規制部材41の高さは保持されたままである。
尚、半田ボール39の周囲には、フラックス35aが付
着している。
【0050】その後、加熱温度が上昇して半田ボール3
9の融点(203℃)に達すると、半田ボール39が溶
融するので、それにつれて規制部材41が下降し、半田
バンプ43の頂部を押圧して平坦にする。その動作とと
もに、この規制部材41は脚部41aが配線基板31に
当接することにより、その高さが保持されるので、これ
により、半田バンプの高さが設定される。
【0051】その後、冷却した後に、規制部材41,
半田ボール39及び下治具37を除去し、フラックス3
5aも除去することにより、頂部が平坦な半田バンプ4
3を有する配線基板31が完成する。このように、本実
施例では、半田ボール39によって規制部材41を共晶
半田ペーストと接触しないように持ち上げているので、
半田ペースト層35が押し潰されて横に広がることがな
く、また規制部材41がずれたりしても、規制部材41
とともにペースト層35が動いて共晶半田ぺースト層3
5同士が過度に接近したり接触することがなく、よっ
て、加熱溶融時に半田ブリッジが形成されることがな
い。
【0052】また、加熱の際には、半田粒35bが溶融
して凝集し、半田バンプ43を形成する前に半田ボール
39は溶融しないので、規制部材41は下降することな
く、よって、この点からも、半田ブリッジが形成される
ことがない。更に、一旦半田粒35bが溶融して凝集
し、球状で且つ溶融状態の半田バンプ43になると、半
田はパッド近傍に集まり、周囲をフラックス35aが取
り囲む状態となるので、バンプ相互間の半田同士の距離
が大きくなる。従って、規制部材41が下降してきて半
田バンプ43を押しても、近接したバンプ間でブリッジ
することはない。また、仮にこの状態で規制部材41が
ずれたとしても、フラックス35aのみがずれるだけで
あり、半田ブリッジが形成されることはない。
【0053】このように、本実施例では、規制部材41
を載せた後に、規制部材41がずれないよう保持する必
要がないのであるから、作業が簡易化されるという利点
がある。また、加熱により半田ボール39が溶融する時
には、規制部材41が下降して半田バンプ43の頂部を
平坦にすることができる。
【0054】更に、規制部材41には脚部41aが設け
られているので、所定の高さより下には、規制部材41
は下降しない。これによって、半田バンプ43の高さを
設定できるとともに、規制部材41によって半田バンプ
43が所定の高さより低く潰されることを防止できる。
【0055】本実施例においては、規制部材41を保持
するのに半田ボール39を使用したが、他の形状(例え
ば円柱、角柱状等)の半田を用いてもよい。但し、半田
ボール39は、使用した後に加熱すれば元の球状の形に
戻るので、再使用が容易であり、形状を一定とするのに
半田の体積だけで決められるため、一定形状としやすい
等の利点がある。 (実験例)本実施例の効果を確認するために、本実施例
で採用した半田ボールを使用する場合と使用しない場合
に分けて、実際に半田バンプを有する配線基板の製造方
法の実験を行った。
【0056】それによると、半田ボールを使用しない場
合は、140000パッド上の半田バンプに対して30
箇所に半田ブリッジが形成されたが、本実施例の半田ボ
ールを使用した場合は、半田ブリッジが全く形成されな
かった。 (実施例3)次に、実施例3について説明する。
【0057】本実施例は、半田材料の加熱溶融時に、バ
イメタルを作動させて規制部材を下降させ、半田バンプ
の頂部を平坦にするものである。以下、本実施例の配線
基板の製造方法を説明するが、前記実施例1,2と同様
な部分の説明は、省略又は簡略化する。
【0058】前記実施例1の及びと同様な工程に
て、図7に示す様な配線基板51及びパッド53を形成
する。 次に、配線基板51の表側のパッド53上に、前記実
施例1と同様な共晶半田ペーストを印刷して、凸状の共
晶半田ペースト層55を形成する。尚、共晶半田ペース
ト層55には、フラックス55aの中に半田粒55bが
分散して存在している。
【0059】次に、配線基板51を下治具57上に載
置する。この下治具57は、図8(a)に示すように、
アルミナセラミックからなる板状の部材(縦25mm×
横35mm×厚さ2mm)であり、その中央部には溝部
57a(長さ25mm×幅19mm×深さ1mm)が形
成されるとともに、四隅に高さ3mmのバイメタル59
が立設されている。このバイメタル59は、温度が上昇
するにつれて外側に曲がる向きに取り付けられており、
バイメタル59の先端には、内側に突出する爪部59a
が設けられている。
【0060】このバイメタル59は、前記実施例2の半
田ボールと同様に、後述する規制部材61を保持する溶
融前高さ保持部材として機能するものであり、半田バン
プとなる半田粒55bの融点より約20℃高い温度に
て、規制部材59を下降させることができる程度に曲が
ることができる。
【0061】次に、このバイメタル59上に、図8
(b)に示す様な板状の規制部材(縦25mm×横35
mm×厚さ2mm)61を載置する。この規制部材61
とは、前記実施例2と同様に、加熱の際に下降して半田
バンプ63の頂部を平坦にするためのアルミナセラミッ
ク製の部材であり、その下面側には、配線基板51の両
端に対応する位置にて下方に突出する左右一対の脚部6
1a(高さ60μm)が設けられている。
【0062】本実施例では、前記実施例2と同様に、バ
イメタル59の高さが、バイメタル59上に規制部材6
1を載置した場合に、規制部材61が共晶半田ペースト
層55に接しないように、且つ脚部61aが配線基板5
1に接しないように設定されている。
【0063】この状態で、最高温度220℃のリフロ
ー炉に通す。すると、昇温して186℃に達したところ
で最初に半田粒55bが溶融して凝集し球状の半田バン
プ63が形成されるが、この段階では、バイメタル59
はそれほど曲がらないので、規制部材61の高さは保持
されたままである。
【0064】その後、バイメタル59が十分に曲がる温
度に達すると、バイメタル59が外方向に大きく曲がる
ので、規制部材61の下面から爪部59aが外れて、そ
れによって規制部材61が下降し、半田バンプ63の頂
部を押圧して平坦にする。また、この規制部材61は脚
部61bが配線基板51に当接することにより、その高
さが保持されるので、これにより、半田バンプ63の高
さが設定される。
【0065】その後、冷却した後に、規制部材61及
び下治具57を除去することにより、頂部が平坦な半田
バンプ63を有する配線基板51が完成する。このよう
に、本実施例では、バイメタル59によって規制部材6
1を共晶半田ペーストと接触しないように持ち上げてい
る。そのため、半田ブリッジが形成されることがない等
の前記実施例2と同様の効果を奏する。
【0066】特にバイメタル59は、温度が元に戻れば
その形状が元に戻るので、半田ボールの場合よりも、再
使用が極めて容易であるとう利点がある。尚、本発明は
前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうる
ことはいうまでもない。
【0067】(1)前記各実施例で使用する半田バンプ
を構成する材質としては、基板材料の耐熱温度や用途に
応じて適宜選択すればよく、Pb/Sn合金ほか、Ag
やIn入り半田等どれでも使用可能である。また、基板
材料としてセラミックなどの耐熱温度の高いものを使用
する場合には、Pb90%半田などの高融点半田を使用
することも可能である。更に、半田ペーストに含まれる
あるいは使用するフラックスの種類も、(還元性の小さ
なものから)Rタイプ、RMAタイプ、RAタイプのど
れでも使用できる。尚、ここでは、バンプ材料として、
通常、半田と称されるPb−Sn系のろう材以外に、A
u−Sn系、Au−Si系等の合金も使用できる。
【0068】(2)前記パッド上の半田の付与方法とし
ては、上述した半田ペーストの印刷による方法以外に、
ディスペンサーを用いて半田ペーストをパッドに滴下す
る方法、半田ボールや半田プリフォームをパッド上に載
置する方法などを採用することができる。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の半田バン
プを有する配線基板の製造方法および支持治具によれ
ば、下記の効果を奏する。請求項1の発明では、配線基
板自身の有する反りは、平坦化治具を載置しても伸ばさ
れたり助長されたりすることがないので、平坦化治具に
よって半田バンプの頂部が平坦にされる際に、反りによ
る影響を半田バンプの頂部の平坦化により打ち消すこと
ができる。その上、平坦化治具を取り外した後も基板の
反りが変化しないので、コーポラナリティが小さくな
り、接合性が向上する。
【0070】請求項2の発明では、平坦化治具の脚部に
対応する位置で配線基板を支持しているので、配線基板
の反りが伸ばされたり助長されたりすることがない。請
求項3の発明の支持治具を用いると、配線基板の反りを
伸ばしたり助長することがない。
【0071】請求項4の発明では、振動等により規制部
材がずれたりしても、半田材料同士が過度に接近したり
接触することがない。そのため、加熱溶融の際に半田同
士が接合して半田ブリッジを形成することがないので、
ショートの発生を防止できる。
【0072】請求項5の発明では、加熱前は、半田材料
の接触等を防止して(加熱時の)半田ブリッジの生成を
防止できるとともに、加熱の際には溶融前高さ保持部材
が溶融することにより、規制部材が下降して半田バンプ
の頂部を平坦にすることができる。
【0073】請求項6の発明では、溶融前高さ保持部材
として、ボール状半田を用いるので再使用でき、コスト
が低減できる。請求項7の発明では、溶融後高さ保持部
材が規制部材を所定高さに保持できるので、半田バンプ
が規制部材によって所定高さより低く潰されることを防
止できる。
【0074】請求項8の発明では、規制部材の下面に形
成された脚部の構成により、別体のスペーサを噛ませる
必要がなく、作業工程が簡易化される。請求項9の発明
では、感温変位体は半田ボールより使用が容易である。
請求項10の発明では、バイメタルは温度が戻れば元の
形状になるので、再使用が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の半田バンプを有する配線基板を示
し、(a)はその斜視図、(b)はその一部を拡大して
示す断面図である。
【図2】 実施例1の半田バンプを有する配線基板の製
造方法を示す説明図である。
【図3】 実施例1に用いる支持治具を示し、(a)は
その平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図
である。
【図4】 実施例1の実験結果を示す説明図である。
【図5】 実施例2の半田バンプを有する配線基板の製
造方法を示す説明図である。
【図6】 実施例2に用いる治具を示し(a)は下治具
の上面側を示す説明図、(b)は規制部材の下面側を示
す説明図である。
【図7】 実施例3の半田バンプを有する配線基板の製
造方法を示す説明図である。
【図8】 実施例3に用いる治具を示し(a)は下治具
の上面側を示す説明図、(b)は規制部材の下面側を示
す説明図である。
【図9】 平坦化治具を用いた時の問題点を説明する説
明図である。
【図10】 平坦化治具を用いた時の問題点を説明する
説明図である。
【符号の説明】
3,31,51…配線基板 1,43,63…半田バンプ 21,35,55…共晶半田ペースト層 23…平坦化治具 25…支持治具 41,51…規制部材 37,57…下治具 39…半田ボール 59…バイメタル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板の有する平面度を保ちつつ、 該配線基板の下方主面側から、該配線基板を支持すると
    共に、該配線基板の上方主面に載置された半田材料を加
    熱して半田バンプを形成する際に該半田バンプの頂部の
    高さ規制することにより該頂部に平坦面を形成する平坦
    化治具を、該配線基板の上方主面上に配置し、 この状態で加熱して前記半田材料を溶融させることを特
    徴とする半田バンプを有する配線基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 脚部を有し、配線基板の上方主面に載置
    された半田材料を加熱して半田バンプを形成する際に該
    半田バンプの頂部の高さ規制することにより該頂部に平
    坦面を形成する平坦化治具を、該配線基板の上方主面上
    に配置すると共に、 前記配線基板の下方主面側から、前記平坦化治具の脚部
    に対応する位置に配置した支持部材により該配線基板を
    支持し、 この状態で加熱して前記半田材料を溶融させることを特
    徴とする半田バンプを有する配線基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の半田バンプを有す
    る配線基板の製造方法に使用される支持治具であって、 前記配線基板を前記下方主面側から支持する支持部材
    を、上面側に有することを特徴とする支持治具。
  4. 【請求項4】 配線基板の主面上に載置された半田材料
    の上方に、該半田材料の加熱溶融により形成される半田
    バンプの高さを規制するための平面を有する規制部材
    を、該半田材料に接触しない高さに保持する工程と、 前記半田材料を加熱溶融させる工程と、 前記規制部材を所定高さまで下降させて保持し、溶融し
    ている前記半田バンプの頂部の高さを前記平面で規制し
    て該頂部に平坦面を形成する工程と、 を有することを特徴とする半田バンプを有する配線基板
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記半田材料の加熱溶融前は、前記半田
    材料の融点以上で加熱溶融温度以下の融点を持つ半田か
    らなる溶融前高さ保持部材により前記規制部材を前記半
    田材料に接触しない高さに保持することを特徴とする前
    記請求項4記載の半田バンプを有する配線基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記溶融前高さ保持部材が、ボール状半
    田であることを特徴とする前記請求項5に記載の半田バ
    ンプを有する配線基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記半田材料の加熱溶融後は、溶融後高
    さ保持部材により前記規制部材を前記所定高さに保持す
    ることを特徴とする前記請求項4〜6のいずれかに記載
    の半田バンプを有する配線基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記溶融後高さ保持部材が、前記規制部
    材の下面に形成した脚部であることを特徴とする前記請
    求項7に記載の半田バンプを有する配線基板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記半田材料の加熱溶融前は、感温変位
    体からなる溶融前高さ保持部材により前記規制部材を前
    記半田材料に接触しない高さに保持し、 前記半田材料の加熱溶融後に、前記感温変位体を変位さ
    せることにより、前記規制部材を下降させることを特徴
    とする前記請求項4記載の半田バンプを有する配線基板
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記感温変位体がバイメタルであるこ
    とを特徴とする前記請求項9に記載の半田バンプを有す
    る配線基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2845521A1 (fr) * 2002-10-04 2004-04-09 Wavecom Procede et dispositif de remise en forme, notamment de remise en etat de la planeite, des elements d'interconnexion d'un module electronique, par refusion sous contrainte

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2845521A1 (fr) * 2002-10-04 2004-04-09 Wavecom Procede et dispositif de remise en forme, notamment de remise en etat de la planeite, des elements d'interconnexion d'un module electronique, par refusion sous contrainte
WO2004032585A1 (fr) * 2002-10-04 2004-04-15 Wavecom Procede et dispositif de remise en forme, notamment de remise en etat de la planeite, des elements d'interconnexion d'un module electronique, par refusion sous contrainte.

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