JPH1055776A - イオン源 - Google Patents

イオン源

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JPH1055776A
JPH1055776A JP8210845A JP21084596A JPH1055776A JP H1055776 A JPH1055776 A JP H1055776A JP 8210845 A JP8210845 A JP 8210845A JP 21084596 A JP21084596 A JP 21084596A JP H1055776 A JPH1055776 A JP H1055776A
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小林達次
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高電圧を必要とすることなく、大量の試料のイ
オン化を簡単に行う。 【解決手段】LC1内の試料と溶媒との混合液がニード
ル細管2から噴霧され、その霧状の液滴はカートリッジ
ヒータ5に直接衝突し、このカートリッジヒータ5によ
り高温で加熱される。この高温加熱により、太孔15内
の液滴の気化が十分にかつ確実に行われるようになり、
ニードル細管2に高電圧を印加することを必要とするこ
となく、大量の試料のイオンが生成し易くなる。したが
って、混合液の液滴は効果的に脱溶媒され、大量のサン
プルのイオンが生成される。こうして、スプレーと接触
高温加熱を利用した従来にない新しい簡単な構成のイオ
ン源を安価に形成することができる。また、大量の試料
のイオン化ができることから、スプリット等の条件を設
定する必要はなく、分析が簡単になる。生成されたイオ
ンは、MS分析部14に導入されて質量分析される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば質量分析装
置(Mass Spectrometer;以下、MSとも表記する)等
の高真空下でイオン化された試料を分析する分析装置の
ための試料をイオン化するイオン源の技術分野に属する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、MSを用いて試料を分析するにあ
たっては、まず液体クロマトグラフ(Liquid Chromatog
raph;以下、LCとも表記する)により分析対象となる
試料を溶媒に混ぜて混合液を形成し、この混合液を大気
圧中に流出かつ霧化しすることにより大気圧下で分離し
ている。そして、LCからの霧化された流出液すなわち
移動相が気化器を構成する加熱ヒータ部により間接的に
加熱されて、残存する溶媒が更に気化されることによ
り、大気圧下でイオンが生成され、生成されたイオンが
高真空下の質量分析部(MS分析部)に導かれて分析さ
れるようになっている。
【0003】ところで、このようにLCからの霧化され
た移動相をイオン化する方法としては、前述のように大
気圧下でイオン化する大気圧イオン化(Atmospheric Pr
essure Ionization;以下、APIとも表記する)が広
く用いられている。このAPIには、主に次の3つの方
法がある。
【0004】1つは、エレクトロスプレ−イオン化法
(Electro Spray Ionization;以下、ESIとも表記す
る)であり、このESIは大気圧下で高電圧を使った静
電場噴霧によりイオンを生成する方法である。
【0005】また他の1つは、大気圧化学イオン化法
(Atmospheric Pressure Chemical Ionization;以下、
APCIとも表記する)であり、このAPCIは大気圧
で噴霧した後、コロナ放電で化学イオン化することによ
りイオンを生成する方法である。
【0006】更に他の1つは、ソニックスプレーイオン
化法(Sonic Spray Ionization;以下、SSとも表記す
る)であり、このSSは大気圧下でガスにより噴霧し、
噴出ガスの作用効果でイオン化することによりイオンを
生成する方法である。
【0007】図8は、従来のESIによるイオン源の一
例を模式的に示す図である。図中、1はLC、2はLC
1からの混合液が流動するニードル管、3は霧化プロー
ブ、4はブロック状の加熱ヒータ部(気化器)、5は加
熱ヒータ部4に配設されたヒータ、6は加熱ヒータ部4
に穿設され、霧化された移動相が流動するた細孔、7は
第1オリフィス、8は図示しない第1真空ポンプによっ
て第1真空圧に保持されている第1真空圧室、9は第1
真空圧室8内に配設されたリングレンズ、10は第2オ
リフィス、11は図示しない第2真空ポンプによって第
1真空圧より高い第2真空圧に保持されている第2真空
圧室、12は第2真空圧室11内に配設されたイオンフ
ォーカスレンズ、13は主スリット部、14はMS分析
部である。
【0008】ニードル細管2と加熱ヒータ部4との間に
所定の高電圧が印加されているとともに、第1および第
2オリフィス7,10、およびリングレンズ9にもそれ
ぞれ所定の高電圧が印加されている。
【0009】このように構成されている従来のESIに
よるイオン源においては、ニードル細管2に高電圧を印
加して、LC1から流動してくる試料と溶媒との混合液
中の試料をイオン化する。この状態で、霧化プローブ3
から霧化用窒素ガスを噴出させると、LC1の試料と溶
媒との混合液がニードル細管2を通って大気圧中に霧吹
き状に流出して霧化することにより、イオン化された試
料と溶媒とが分離し、更に霧化分離した試料の移動相が
加熱ヒータ部4の細孔6中を流動する。このとき、細孔
中6の流動液はヒータ5により加熱ヒータ部4を介して
加熱されて残存する溶媒が気化され、MS分析部14で
分析可能な試料のイオンそのものが生成される。この生
成されたイオンが第1オリフィス7を通って第1真空圧
室8内に導入され、更にこのイオンは第1真空圧室8内
のリングレンズ9により第2オリフィス10を通過させ
られて第2真空圧室11に導入される。最後に、第2真
空圧室11内のイオンはイオンフォーカスレンズ12に
より主スリット部13を通って高真空下のMS分析部1
4にフォーカスされ、MS分析部14によって質量分析
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のESIによるイオン源では、ニードル細管2から噴
出しかつ霧化分離した、細孔6の入り口近傍にある試料
の移動相αが冷えているばかりでなく、加熱ヒータ部4
におけるヒータ5が細孔6から離隔していて細孔6内の
移動相の加熱が比較的低温で行われるため、細孔6内の
移動相の気化が十分に行われなく、試料のイオンが生成
し難い。そこで、ニードル細管2に高電圧を印加してL
C1からの混合液中の試料をイオン化しなければならな
く、そのために高電圧が必要となるという問題がある。
同様に、この高電圧はAPCIによるイオン源でも必要
となっている。
【0011】また、移動相を加熱された細孔6内に通す
だけの場合、安定した分析が行えるのは、移動相の流量
がせいぜい数100μL/min程度以下の場合に限られて
しまう。特に、水分を多く含む移動相を用いた場合に
は、移動相の乾燥が悪くなるばかりでなく、安定性も悪
くなる。このため、LC1から加熱ヒータ部4に導入で
きる移動相の流量が制約されてしまう。ところで、通常
使用されているLC1の分析条件は1000μL/minで
あるので、このように移動相の流量が制約されると、こ
の分析条件で直接、LC1とMS分析部14とを接続す
ることはきわめて難しい。そこで、従来は、LC1から
の混合液を数分の1から数十分の1にスプリットして、
加熱ヒータ部4に導入するようにしている。このため、
MS分析部14に導入される試料もスプリットされてし
まうので、MS分析部14による分析感度が十分なもの
とは言えなかった。そのうえ、このようなスプリットの
ための条件の設定など、その都度面倒な条件を設定する
必要があり、分析が煩雑なものとなっている。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、高電圧を必要とすることな
く、大量の試料のイオン化を簡単に行うことのできるイ
オン源を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、試料と溶媒との混合液を細管
から噴出させ、噴出した混合液の霧状の液滴を加熱して
前記溶媒を気化することにより前記試料のイオンを生成
するイオン源において、前記細管から噴出した前記霧状
の液滴を直接ヒータに衝突させるようにしたことを特徴
としている。
【0014】また請求項2の発明は、前記細管の噴出方
向が、生成された前記イオンの導入方向に対して同方
向、直交方向および所定角度の方向のいずれか1方向に
設定されていることを特徴としている。
【0015】更に請求項3の発明は、前記ヒータが2個
以上前記霧状の液滴が流動する方向に沿って配設されて
いることを特徴としている。
【0016】更に請求項4の発明は、前記細管から噴出
された比較的大流量の混合液の液滴が流動する太孔を備
えているブロック状の加熱ヒータ部を有し、前記ヒータ
が前記加熱ヒータ部の太孔に交差するように設けられて
いるとともに、前記太孔の前記ヒータ前後を連通する環
状溝が形成されていることを特徴としている。
【0017】更に請求項5の発明は、前記加熱ヒータ部
が、更に前記細管から噴出された比較的小流量の混合液
の液滴が流動する細孔を備えており、前記細管の噴出方
向を前記太孔または前記細孔のいずれか一方に選択的に
設定されるように、前記細管および前記加熱ヒータ部の
少なくとも一方が移動可能に設けられていることを特徴
としている。
【0018】
【作用】このような構成をした本発明のイオン源におい
ては、細管から噴出した、試料と溶媒との混合液の霧状
の液滴が直接ヒータに衝突し、液滴はこのヒータにより
高温で直接加熱される。このため、液滴の溶媒がより効
果的に気化されるようになる。これにより、大量の混合
液の液滴が高温で効率よく加熱されるようになり、大量
の試料のイオンが生成される。その場合、液滴が高温で
加熱されても、溶媒の気化熱により試料が加熱されない
ので、試料の熱分解が起きることはない。そして、大量
のイオンが例えば質量分析部等の分析部に導入されるよ
うになるので、感度の良好な分析が行われるとともに、
試料をスプリットする必要がなくなるので、スプリット
のための煩雑な条件設定が不要となり、分析が容易とな
る。
【0019】しかも、従来のように高電圧を印加してイ
オンを生成する方式ではないので、イオン源の構成が簡
単になるとともに安価なものとなる。
【0020】特に請求項3の発明においては、2個以上
のヒータにより、混合液の霧状の液滴が効果的に加熱さ
れるようになるので、より高度のイオンが大量に生成さ
れる。
【0021】また請求項5の発明においては、大量の試
料を観察するような場合は、細管の噴出方向が太孔に向
かう方向に選択的に設定される。これにより、細管から
噴出された大量の混合液の霧状の液滴がヒータにより高
温で直接加熱され、大量のイオンが生成されるようにな
る。また、少量の試料を測定するような場合は、細管の
噴出方向が細孔に向かう方向に選択的に設定される。こ
れにより、細管から噴出された少量の混合液の霧状の液
滴がヒータにより加熱ヒータ部を介して比較的低温で間
接的に加熱され、イオンが生成されるようになる。その
場合、加熱温度が比較的低温であるため、小流量の条件
でも試料の熱分解が起きることはない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0023】図1は本発明にかかるイオン源の実施の形
態の一例を示す図である。なお、前述の図8に示すイオ
ン源と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
【0024】図8の従来の加熱ヒータ部4では、細孔6
がニードル細管2と第1オリフィス7とを結ぶ軸線から
ずれた位置に穿設されているとともに、ヒータ5がこれ
らの細孔6から離隔して設けられているが、本例の加熱
ヒータ部4では、図1に示すように細孔6が削除されて
いるとともに、太孔15がニードル細管2と第1オリフ
ィス7とを結ぶ軸線上で同軸線方向に貫通して穿設され
ている。この太孔15の断面積は細孔6のそれに比べて
かなり大きな値に設定されている。
【0025】また、図8の加熱ヒータ部4では、ヒータ
5が細孔6から離隔して設けられているが、本例の加熱
ヒータ部4では、太孔15のニードル細管2側内周面に
環状溝16が形成されているとともに、カートリッジヒ
ータ5がこの環状溝16を貫通して太孔15に交差する
ようにして配設されている。すなわち、ニードル細管2
から流出した霧化された移動相は直接このカートリッジ
ヒータ5に当接するようにされている。
【0026】更に、図8のイオン源でニードル細管2と
加熱ヒータ部4との間に印加されている高電圧は、本例
のイオン源では削除されている。なお、17は加熱ヒー
タ部4およびカートリッジヒータ5の温度を制御するた
めに加熱ヒータ部4の温度を検出する温度センサであ
る。
【0027】他の構成は図8に示す従来のイオン源と同
じである。
【0028】このように構成された本例のイオン源にお
いては、霧化プローブ3から霧化用窒素ガスを噴出させ
ることにより、LC1内の試料と溶媒との混合液がニー
ドル細管2を通って加熱ヒータ部4の方へ霧化されて噴
出する。なお、霧化用ガスは、窒素の他に酸素ガス、希
ガス、空気、あるいは熱風等を使用することもできる。
噴霧された混合液の霧状の液滴はカートリッジヒータ5
に直接衝突し、このカートリッジヒータ5により例えば
200℃以上の高温で加熱される。その場合、加熱ヒー
タ部4およびカートリッジヒータ5の温度が温度センサ
17によって検出された加熱ヒータ部4の温度に基づい
て制御される。
【0029】この高温加熱により、混合液の液滴は効果
的に脱溶媒され、サンプルのイオンが生成される。生成
されたイオンは、前述の図8に示す従来のイオン源と同
様に第1オリフィス7、第1真空圧室8、第2オリフィ
ス10、第2真空圧室11および主スリット部13を通
って高真空下のMS分析部14にフォーカスされ、MS
分析部14によって質量分析される。
【0030】このような本例のイオン源によれば、ニー
ドル細管2から噴霧された試料と溶媒との混合液の霧状
の液滴がカートリッジヒータ5によって高温で効果的に
加熱されるので、太孔15内の液滴の気化が十分にかつ
確実に行われるようになり、試料のイオンが生成し易く
なる。したがって、ニードル細管2に高電圧を印加する
必要がなくなり、イオン源の構成が簡単になるととも
に、スプレーと接触高温加熱を利用した従来にない新し
いイオン源を安価に形成することができるようになる。
【0031】また、カートリッジヒータ5による高温加
熱で液滴の気化が十分にかつ確実に行われ、イオンを効
率よく生成できることから、混合液の流量を多くしても
安定した感度の良好な分析を行えるようになり、従来の
イオン源に比べて混合液の流量の制約が大幅に軽減され
る。具体的な数値としては、例えば従来のエレクトロス
プレーによる方法では混合液の流量が数μL/minから5
0μL/min程度の範囲に制約されていたが、本例のイオ
ン源による方法では混合液の流量が1mL/minを越えて
も安定した感度の良好な分析ができるようになる。
【0032】更に、大流量の混合液をイオン化できるこ
とから試料をスプリットする必要がなくなるので、スプ
リットのための煩雑な条件設定が不要となり、分析が容
易となる。
【0033】図2は、図1に示すイオン源の変形例を部
分的に示す図である。なお、本発明の実施の態様のこれ
以後の各例においては、図1に示すイオン源と同じ構成
要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は
省略する。また、イオン源の図2に示す部分以外の構成
は、図1に示すものと同じである。
【0034】図1に示すイオン源では、ニードル細管2
が、このニードル細管2からの試料と溶媒との混合液の
噴霧方向と第1、第2オリフィス7,10および主スリ
ット部13とが同軸上になるように配設されているが、
本変形例のイオン源は、図2に示すようにニードル細管
2が、このニードル細管2の混合液の噴霧方向と第1、
第2オリフィス7,10および主スリット部13とが互
いに直交するように配設されている。したがって、ニー
ドル細管2から噴霧された混合液の霧状液滴はカートリ
ッジヒータ5によって高温加熱されて脱溶媒され、生成
されたイオンは直角に曲がって第1オリフィス7の方へ
移動するようになる。この変形例の効果は図1に示す例
の効果とほぼの同じであるが、一軸方向にイオン源の設
置スペースがない場合には本例のイオン源はより有効に
配置される。
【0035】なお、ニードル細管2は、図1に示すよう
な混合液の噴霧方向と第1、第2オリフィス7,10お
よび主スリット部13とが同軸上となる位置から、図2
に示すような混合液の噴霧方向と第1、第2オリフィス
7,10および主スリット部13とが互いに直交する位
置の間で任意の傾斜角度で配設することができる。
【0036】また、図1および図2に示す各例のカート
リッジヒータ5および加熱ヒータ部4は、混合液のすべ
ての液滴が十分に高温加熱されるものでありさえすれ
ば、どのような形状に形成されてもよい。また、加熱温
度は200℃以上で高ければ高いほど良い。
【0037】更に前述の各例では、加熱ヒータ部4は削
除することもできる。すなわち、図3(a)に示すよう
にニードル細管2と第1オリフィス7との間に、カート
リッジヒータ5のみを設け、ニードル細管2から噴霧さ
れた混合液の液滴をカートリッジヒータ5のみに直接衝
突させ、溶媒を気化して、イオンを生成し、このイオン
を第1オリフィス7を通して第1真空圧室8の方へ吸引
するようにしてもよい。その場合、図5(b)に示すよ
うにニードル細管2を所定角度傾け、この傾斜した状態
のニードル細管2から混合液を噴霧してカートリッジヒ
ータ5に直接衝突させるようにすることもできる。
【0038】更に、図1および図2の各例のイオン源に
おいて、混合液の液滴をより高度に気化することが望ま
れる場合には、ニードル細管2と加熱ヒータ部4との間
に従来のような高電圧を印加するようにしてもよい。
【0039】図4は本発明の実施の態様の他の例を示す
図である。
【0040】前述の図1および図2に示す各イオン源で
は、ニードル細管2から噴霧される混合液の霧状の液滴
を加熱する手段として加熱ヒータ部4とカートリッジヒ
ータ5とが用いられているが、図4に示すようにこの例
のイオン源は、所定枚数(図示例では3枚)のサーモプ
レート18が用いられている。そして、ニードル細管2
から噴霧された霧状の液滴がまず最初のサーモプレート
18に衝突して反射する。この衝突時に、液滴は最初の
サーモプレート18で高温加熱されてある程度気化され
ることにより所定量脱溶媒される。次いで、最初のサー
モプレート18で反射しかつ所定量脱溶媒された液滴
は、第2のサーモプレート18に再び衝突して反射す
る。この衝突時にも、液滴は第2のサーモプレート18
で高温加熱されて更に気化されることにより更に所定量
脱溶媒される。最後に、第2のサーモプレート18で反
射しかつ所定量脱溶媒された液滴は、第3のサーモプレ
ート18に再にもう一度衝突して反射する。この衝突時
にも、液滴は第3のサーモプレート18で高温加熱され
て更に一層気化されることにより完全に脱溶媒され、サ
ンプルのイオンが生成される。このイオンが第3のサー
モプレート18で反射することにより、第1オリフィス
7の方へ導かれる。
【0041】この例のイオン源の他の構成は図1に示す
イオン源と同じであり、またこの例のイオン源において
も、前述の図1に示すイオン源と同じ作用効果を奏す
る。
【0042】なお、サーモプレート18の枚数は3枚に
限定されることなく、1枚以上任意の枚数設けることが
できる。また、同様にニードル細管2の混合液の噴霧方
向と第1、第2オリフィス7,10および主スリット部
13とを同軸上に配設することに限定されることはな
く、図2に示すイオン源と同様にニードル細管2の混合
液の噴霧方向と第1、第2オリフィス7,10および主
スリット部13とが互いに直交するように配設すること
もできる。
【0043】図5は本発明の実施の態様の更に他の例を
示す図である。
【0044】図1に示すイオン源の加熱ヒータ部4はカ
ートリッジヒータ5と太孔15とが設けられているが、
本例のイオン源では図5(a)および(b)に示すよう
に、更に図8に示す従来のイオン源における細孔6と同
様の細孔6が太孔15とは独立して1つ設けられてい
る。すなわち、加熱ヒータ部4に、試料が通過するため
の2系統の通過ラインが設けられている。また、本例の
イオン源ではLC以外にシリンジポンプも使用すること
ができ、これらをまとめて符号1′で表す。更に、ニー
ドル細管2はLCまたはシリンジポンプ1′に分離して
設けられているとともに、支持部材19に支点20を中
心に回動可能にグロメット21を介して支持されてい
る。したがって、霧化プローブ3も同様にニードル細管
2と一緒に回動可能とされている。そして、ニードル細
管2は、支持部材19に取り付けられた傾動ねじ22の
進退により回動制御されるようになっている。更に、ニ
ードル細管2は可撓性チューブ23によってLCまたは
シリンジポンプ1′に連結されており、この可撓性チュ
ーブ23はニードル細管2をLCまたはシリンジポンプ
1′に連結しても、このニードル細管2を所定量回動可
能にしている。
【0045】そして、通常はニードル細管2はその混合
液の噴出方向が太孔15の入口に向かう方向である図5
(a)に実線で示す第1回動位置に設定されており、必
要時に傾動ねじ22を回すことによりその混合液の噴出
方向が細孔6の入口に向かう方向である二点鎖線で示す
第2位置に設定されるようになっている。その場合、質
量分析器のモニタを見ながら、傾動ねじ22を回してニ
ードル細管2の傾きを調節するようにしてもよいし、ま
たニードル細管2の回動角が第1および第2回動位置の
間で決まっているので、傾動ねじ22の回動角を予め設
定しておき、傾動ねじ22の回動角を調節することによ
りニードル細管2の傾きを調節するようにしてもよい。
【0046】更に、本例のイオン源では、ニードル細管
2と加熱ヒータ部4との間に、常開のスイッチ24を閉
じることにより高電圧が印加されるようになっている。
本例のイオン源の他の構成は、図1に示すイオン源の構
成と同じである。
【0047】そして、本例のイオン源においては、LC
1′からの0.1〜2ml/minの大流量の混合液からサン
プルのイオンを生成する場合は、ニードル細管2を第1
回動位置に設定することにより、図1に示すイオン源と
同様に霧状の液滴をカートリッジヒータ5によって直接
高温で加熱気化して脱溶媒し、サンプルのイオンを生成
する。すなわちこのLCモードでは、カートリッジヒー
タ5の表面に大量の混合液の液滴を直接当てることによ
り、液滴の溶媒を効率よく気化でき、しかもこの溶媒の
気化熱によりヒータ表面が冷却されるので、イオンの熱
分解が起きることはない。なおこの場合には、通常はス
イッチ24を閉じないで高電圧をニードル細管2と加熱
ヒータ部4との間に印加しなくても済むが、場合によっ
てはスイッチ24を閉じて高電圧を印加するようにして
もよい。
【0048】また、LCに代えてシリンジポンプ1′に
より、1〜20μl/minの少流量の混合液からサンプル
のイオンを生成して、長時間測定する場合がある。この
場合、少量の混合液の霧状の液滴をカートリッジヒータ
5に直接当てると、ヒータ温度が高過ぎて熱分解ピーク
が出易くなるため、測定の再現性が悪くなる。そこで、
この場合にはニードル細管2を第2回動位置に設定する
ことにより、図8に示す従来のイオン源と同様に霧状の
液滴を細孔6を通しかつカートリッジヒータ5の熱によ
って加熱ヒータ部4を介して間接的に加熱気化して脱溶
媒し、サンプルのイオンを生成する。その場合、必要に
応じてスイッチ24を閉じて高電圧をニードル細管2と
加熱ヒータ部4との間に印加するようにしてもよい。す
なわち、シリンジポンプモードでは、少量の混合液の液
滴をカートリッジヒータ5の熱により加熱ヒータ部4を
介して間接的に加熱するので、気化部の表面温度はそれ
ほど高くならなく、熱分解のピークの発生を抑えること
ができる。
【0049】このように、本例のイオン源では、大流量
のサンプルのイオン測定する場合と小流量のサンプルの
イオン測定する場合とで選択して、最適に気化すること
が可能となり、その結果熱分解の少ないスペクトルが得
られるようになる。
【0050】本例のイオン源の作用効果は、図1に示す
例のイオン源の作用効果と同じである。
【0051】なお、図5に示す例では、細孔16は1つ
しか設けられていないが、例えば図6(a)に示すよう
に細孔16は2つ以上適宜数設けることができる。ま
た、図5に示す例では、細孔16は太孔15に完全に独
立して設けられているが、例えば図6(b)に示すよう
に細孔16は途中で太孔15に接合することもできる。
【0052】また、図5に示す例では、二ードル細管2
を回動可能に設けているが、二ードル細管2を上下方向
に移動可能に設けてもよい。更に二ードル細管2を固定
し、加熱ヒータ部4を移動可能に設けてもよいし、また
二ードル細管2および加熱ヒータ部4をともに移動可能
に設けてもよい。
【0053】図7は本発明の実施の態様の更に他の例を
示す図である。
【0054】図1に示す例のイオン源では、加熱ヒータ
部4に太孔15に1つのカートリッジヒータ5と環状溝
16とが設けられているが、本例のイオン源では、図7
に示すようにこれらのカートリッジヒータ(以下この例
では、第1カートリッジヒータと表記する)5と環状溝
(以下この例では、第1環状溝と表記する)16に加え
て、更にこれらの下流側の太孔15に第2カートリッジ
ヒータ25と第2環状溝26とが設けられている。その
場合、この第2カートリッジヒータ25は、第1カート
リッジヒータ5と太孔15とに直交する方向に設けられ
ている。
【0055】本例のイオン源の他の構成は、図1に示す
例のイオン源の構成と同じである。
【0056】このように構成された本例のイオン源にお
いては、図1に示す例のイオン源と同様に、ニードル細
管2から噴霧された混合液の霧状の液滴は直接第1カー
トリッジヒータ5に衝突した後、第1環状溝16を通っ
て流動する。このとき、大量の液滴が第1カートリッジ
ヒータ5の高温の熱により加熱され、溶媒が大部分気化
される。第1環状溝16を通過し大部分の溶媒が気化し
た液滴は、更に太孔15を通って再び第2カートリッジ
ヒータ25に衝突し、その後同様に第2環状溝26を通
って流動する。このとき、同様に大量の液滴が第2カー
トリッジヒータ25の高温の熱により加熱され、残存す
る溶媒が更に気化される。こうして、2つのカートリッ
ジヒータ5,25によって大量の液滴が加熱され、溶媒
がより効果的に気化されるようになり、大量のイオンが
簡単に生成されるようになる。しかも、大量の溶媒の気
化熱により両カートリッジヒータ5,25の加熱温度が
高温であるにもかかわらず、生成されたサンプルのイオ
ンが熱分解を起こすことはない。
【0057】そして前述と同様に、この大量のかつ熱分
解による影響のないイオンが真空室を通ってMS分析部
14に導入され、質量分析されるが、この質量分析は感
度が高く、良質の分析結果が得られるようになる。
【0058】なお、図7に示す例では、第1および第2
カートリッジヒータ5,25が互いに直交する方向に配
設されているが、これら第1および第2カートリッジヒ
ータ5,25は、平行に配設するようにすることもでき
る。また、カートリッジヒータは太孔3に沿って3個以
上設けることもできる。
【0059】また、本発明のイオン源は、大気圧におけ
るイオン化であれば、前述のESIおよびAPCIな
ど、どのような大気圧イオン化にも適用することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のイオン源によれば、細管から噴出した、試料と溶媒と
の混合液の霧状の液滴を、ヒータにより高温で直接加熱
するようにしているので、液滴の溶媒をより効果的に気
化することができるようになる。これにより、大量の混
合液の液滴を効率よく加熱できるようになるので、大量
の試料のイオンを、熱分解を起こすこともなく生成する
ことができる。そして、生成した大量のイオンを例えば
質量分析部等の分析部に導入することにより、感度の良
好な分析を行うことが可能となる。
【0061】また、従来のイオン源のような細管を加熱
する高電圧を必要としないので、イオン源の構成を簡単
できかつ安価に形成することができる。
【0062】更に、従来のように試料のスプリットのた
めの条件設定を行う必要がないので、分析を簡単に行う
ことができる。
【0063】特に請求項3の発明によれば、2個以上の
ヒータにより混合液の液滴を効果的に加熱できるので、
より大量のイオンを生成できるようになる。
【0064】また請求項5の発明によれば、1つのイオ
ン源で比較的大量の試料を観察することが可能となるば
かりでなく、比較的少量の試料を長時間観察することも
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるイオン源の実施の形態の一例
を示し、(a)は装置全体を模式的に示す図、(b)は
(a)におけるIB−IB線に沿う断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の他の例を示す図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態の更に他の例を示し、
(a)は混合液をイオン導入方向に対して同じ方向に噴
出する例を示す図、(b)は混合液をイオン導入方向に
対して所定角度の方向に噴出する例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態の更に他の例を示す図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態の更に他の例を示し、
(a)は装置全体を模式的に示す図、(b)は(a)に
おけるVB−VB線に沿う断面図である。
【図6】 図5に示す例の変形例を示し、(a)は細孔
を2個設けた例を示す図、(b)は細孔を太孔の途中に
連通させた例を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態の更に他の例を示し、
(a)は装置全体を模式的に示す図、(b)は(a)に
おけるVIIB−VIIB線に沿う断面図である。
【図8】 従来のイオン源の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…液体クロマトグラフ(LC)、2…ニードル細管、
3…霧化プローブ、4…加熱ヒータ部、5…(第1)カ
ートリッジヒータ、6…細孔、14…質量分析部(MS
分析部)、15…太孔、16…(第1)環状溝、17…
温度センサ、18…サーモプレート、19…支持部材、
20…支点、21…グロメット、22…傾動ねじ、23
…可撓性チューブ、25…第2カートリッジヒータ、2
6…第2環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 49/16 H01J 49/16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料と溶媒との混合液を細管から噴出さ
    せ、噴出した混合液の霧状の液滴を加熱して前記溶媒を
    気化することにより前記試料のイオンを生成するイオン
    源において、 前記細管から噴出した前記霧状の液滴を直接ヒータに衝
    突させるようにしたことを特徴とするイオン源。
  2. 【請求項2】 前記細管の噴出方向が、生成された前記
    イオンの導入方向に対して同方向、直交方向および所定
    角度の方向のいずれか1方向に設定されていることを特
    徴とする請求項1記載のイオン源。
  3. 【請求項3】 前記ヒータが2個以上前記霧状の液滴が
    流動する方向に沿って配設されていることを特徴とする
    請求項1または2記載のイオン源。
  4. 【請求項4】 前記細管から噴出された比較的大流量の
    混合液の液滴が流動する太孔を備えているブロック状の
    加熱ヒータ部を有し、前記ヒータが前記加熱ヒータ部の
    太孔に交差するように設けられているとともに、前記太
    孔の前記ヒータ前後を連通する環状溝が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の
    イオン源。
  5. 【請求項5】 前記加熱ヒータ部は、更に前記細管から
    噴出された比較的小流量の混合液の液滴が流動する細孔
    を備えており、前記細管の噴出方向を前記太孔または前
    記細孔のいずれか一方に選択的に設定されるように、前
    記細管および前記加熱ヒータ部の少なくとも一方が移動
    可能に設けられていることを特徴とする請求項4記載の
    イオン源。
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