JPH1055730A - 操作装置 - Google Patents

操作装置

Info

Publication number
JPH1055730A
JPH1055730A JP8209798A JP20979896A JPH1055730A JP H1055730 A JPH1055730 A JP H1055730A JP 8209798 A JP8209798 A JP 8209798A JP 20979896 A JP20979896 A JP 20979896A JP H1055730 A JPH1055730 A JP H1055730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating
rotor
main body
body side
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8209798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3623604B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ueno
博司 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP20979896A priority Critical patent/JP3623604B2/ja
Priority to US08/908,177 priority patent/US5983748A/en
Publication of JPH1055730A publication Critical patent/JPH1055730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3623604B2 publication Critical patent/JP3623604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20732Handles
    • Y10T74/20834Hand wheels
    • Y10T74/2084Knob or dial

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構成が簡単で、操作体の操作時における操作感
を向上させる。 【解決手段】スイッチ装置1は外枠2とロータ13とを
備え、外枠2の底面7とロータ13との間には各端部が
外枠2及びロータ13に固定されたスプリング14が配
設されている。ロータ13は操作ノブ3を介して操作さ
れる。底面7には斜面部及び段差部を有する円弧状の第
1,第2本体側突起9,10が、ロータ13には本体側
突起9,10に対応して斜面部及び段差部を有する円弧
状の第1,第2操作体側突起19,20が設けられてい
る。ロータ13は棒体18を備え、その棒体18はロー
タ13の操作に従い貫通孔8から突出することによりス
イッチ動作を行う。スイッチ装置1の操作時における操
作ノブ3の操作感は、突起9,10の斜面部と突起1
9,20の斜面部との滑りによる摩擦力に加え、スプリ
ング14の捩じれ力が加わるのでより向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作体を押圧して
操作する操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平7−288063号公報に
は操作軸体側に操作突起が形成され、回転体側に回転突
起を形成したスイッチ装置が提案されている。各操作突
起及び回転突起の互いに当接する面は直線状の斜面とな
っている。この場合、操作ノブを、当該操作ノブとスイ
ッチボディとの間に配設された復帰バネのバネ力に抗し
て押圧操作すると、操作軸体の操作突起と回転突起とが
当接し、回転体が回転する。そして、この回転体の回転
に従って、スイッチ部材が操作される。
【0003】この場合、操作軸の押圧時に、当該押圧に
よって作用する復帰バネのバネ力(操作力)は、ほとん
ど変わらない。従って、操作軸の操作感は押圧度合によ
って変化しないため、操作性が悪いという問題がある。
【0004】又、実公昭53−2281号公報には、シ
ャフトのプッシュ動作に基づいて回転子を回転させて切
り換えを行うスイッチが提案されている。このスイッチ
ではシャフトにギア環部が形成され、回転子側に形成さ
れたギア環部と嵌まり合うように形成されている。各シ
ャフト及び回転子側のギア環部には、同形のタンゼント
(tan)カーブからなる歯部が形成され、互いに歯合
するようになっている。又、スイッチには、シャフトの
ギア環部と回転子のギア環部とが離間する方向に付勢す
るスプリングが配設されている。即ち、このスイッチで
は、シャフトをプッシュすることにより、シャフトのギ
ア環部と回転子のギア環部とが歯合し、回転子が回転す
るようになっている。このシャフトのプッシュ時におい
て、そのプッシュ時における力の配分は、最初は小さ
く、中間で大きく、最後に再び小さくなる。従って、操
作感がプッシュ度合(押圧度合)によって変化するた
め、その操作感の相違によってプッシュ度合を判断で
き、操作性が有利となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シャフ
ト及び回転子側のギア環部にタンゼントカーブからなる
歯部を形成する必要があるため、その製作に手間がかか
るとともに、時間がかかるという問題がある。又、タン
ゼントカーブ型の歯部を歯合する必要があるため、組付
け作業に手間がかかるという問題がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、構成が簡単で、操作体
の操作時における操作感を向上させることができる操作
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、本体に対して押圧可能に操
作体が設けられ、その操作体を押圧して操作することに
より当該操作体を押圧方向に移動させる操作装置におい
て、前記本体側に設けられ、表面に斜面部が形成され、
側面が段差部となる円弧状の本体側案内部と、前記操作
体側に本体側案内部に対応して円弧状に設けられ、表面
に斜面部が形成され、側面が段差部となるとともに、前
記操作体の押圧に基づいて当該操作体を回動させる操作
体側案内部と、前記本体と操作体との間に配設され、常
には操作体を前記押圧方向とは反対方向に付勢するとと
もに、一端が本体に固定され、他端が操作体に固定され
たコイル状のバネ部材とを備えたことをその要旨とす
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記操作体は有底状の円筒体からなり、前
記バネ部材は円筒体内に配設されるとともに、本体側案
内部及び操作体側案内部は当該バネ部材内に配置された
ことをその要旨とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記本体側案内部及び操作体側案内
部は、それぞれ一対づつ設けられたことをその要旨とす
る。請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに
記載の発明において、前記操作体には、当該操作体の外
面に当接し、当該操作体を押圧するカバー部材が設けら
れたことをその要旨とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の発明において、前記操作体には当該操作
体の押圧に基づいて前記本体より突出可能な駆動部が設
けられ、前記操作装置はその駆動部によってスイッチ動
作が行われるスイッチ装置であることをその要旨とす
る。
【0011】従って、請求項1記載の発明によれば、本
体に対して操作体が押圧可能に設けられ、その操作体を
押圧して操作することにより当該操作体を押圧方向に移
動させる。操作体を押圧すると、まず、操作体はバネ力
に抗して押圧方向に移動する。やがて、操作体側案内部
の斜面部と本体側案内部の斜面部とが当接し、操作体側
案内部の斜面部が本体側案内部の斜面部に沿って回動す
ることにより、操作体が回動する。この場合、例えば操
作体を押圧する時に作用する操作力は、バネ力を押圧方
向に押圧する押圧力、操作体の回動に従ってバネ部材が
捩じれることにより生じる捩じれ力並びに操作体側案内
部の斜面部と本体側案内部の斜面部との間に作用する摩
擦力等からなる。
【0012】更に操作体を押圧すると、操作体は更に回
動し、やがて、各案内部の斜面部同士の当接が解除さ
れ、各案内部の段差部に沿って操作体は回動することな
く、真直に押圧方向に移動する。この場合の操作力は、
バネ部材の押圧力となる。従って、操作体側の案内部と
本体側の案内部との当接が解除された時点で、操作力が
変化する。即ち、操作力が小さくなる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、前記操作体
は有底状の円筒体からなり、前記バネ部材は円筒体内に
配設されるとともに、本体側案内部及び操作体側案内部
は当該バネ部材内に配置されている。従って、操作装置
をコンパクトに構成することが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、本体側案内
部及び操作体側案内部はそれぞれ一対づつ設けられてい
る。従って、より確実に操作体は本体に対して回動する
ことができる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、カバー部材
の押圧に従って操作体が押圧される。例えば作業者がカ
バー部材を押圧することにより、操作体は押圧される。
請求項5記載の発明によれば、操作装置はスイッチ装置
であって、操作体の押圧に基づいて駆動部が本体より突
出し、スイッチ動作を行う。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図8に従って説明する。図1は、自動車
のステアリングのスポーク等に取り付けられ、シフト操
作を行うための操作装置としてのスイッチ装置を示す平
面図であり、図2は、その断面図である。
【0017】スイッチ装置1は、ステアリングSのスポ
ーク等に取り付けられる本体としての外枠2と外枠2内
に嵌め込まれたカバー部材としての操作ノブ3とを備え
ている。
【0018】外枠2は、その上面に楕円形状の第1凹部
4が形成されている。第1凹部4の底面5における略中
央位置には第2凹部6が形成されている。第2凹部6の
底面7には、円状の貫通孔8が形成されている。貫通孔
8の周囲には上方に延びる本体側案内部としての第1本
体側突起9及び第2本体側突起10が形成されている。
【0019】図3(a),(b)に示すように、第1,
第2本体側突起9,10は貫通孔8の周囲に円弧状に形
成されている。第1,第2本体側突起9,10は、それ
ぞれ所定角度(約90°)をなす範囲に渡って形成さ
れ、各第1,第2本体側突起9,10は、貫通孔8を中
心として対称に形成されている。
【0020】第1,第2本体側突起9,10の上端に
は、平面部9a,10aが形成されるとともに、斜面部
9b,10bが形成されている。平面部9a,10aは
底面7と平行に形成されている。斜面部9b,10bは
平面部9a,10aの端部から外端に向かって下降する
ように形成されている。又、第1,第2本体側突起の斜
面部9b,10b側の側面は段差部9c,10cとなっ
ている。これら平面部9a,10aは貫通孔8を中心と
して対称に形成されている。同様に、これら斜面部9
b,10bは貫通孔8を中心として対称に形成されてい
る。
【0021】図2に示すように、操作ノブ3は、第1凹
部4の平面形状に合わせて楕円状に形成され、その下面
の4隅には下方に延びる脚体11が形成されている。
又、操作ノブ3の下面中央部には半球状の係合凸部12
が形成されている。
【0022】操作ノブ3は第1凹部4内に収納され、操
作ノブ3の各脚体11は第1凹部4の底面5に形成され
た案内溝(図示せず)内に挿通されている。操作ノブ3
は第1凹部4内を上下に移動(往復動)でき、この上下
の移動は各脚体11の案内溝内の移動によって、より確
実に行われる。
【0023】操作ノブ3と第2凹部6の底面7との間に
は、操作体としてのロータ13及びバネ部材としてのス
プリング14が配設されている。ロータ13は円筒体1
5よりなり、その上部は上板部16によって閉塞されて
いる。上板部16の上面にはその中央部に係合凹部17
が形成されている。この係合凹部17は前記操作ノブ3
の半球状の係合凸部12と当接する。
【0024】ロータ13の上板部16の下面には、下方
に延びる駆動部としての円柱状の棒体18が形成されて
いる。棒体18の周囲には、操作体側案内部としての第
1操作体側突起19及び第2操作体側突起20が形成さ
れている。
【0025】図4(a),(b)に示すように、第1,
第2操作体側突起19,20は棒体18の周囲に円弧状
に形成されている。第1,第2操作体側突起19,20
は、それぞれ所定角度(約90°)をなす範囲に渡って
形成され、各第1,第2操作体側突起19,20は、棒
体18を中心として対称に形成されている。
【0026】第1,第2操作体側突起19,20の上端
には、平面部19a,20aが形成されるとともに、斜
面部19b,20bが形成されている。平面部19a,
20aは底面7と平行に形成されている。斜面部19
b,20bは平面部19a,20aの端部から外端に向
かって上昇するように形成されている。これら平面部1
9a,20aは棒体18を中心として対称に形成されて
いる。同様に、これら斜面部19b,20bは棒体18
を中心として対称に形成されている。又、第1,第2操
作体側突起19,20の斜面部19b,20b側の側面
は段差部19c、20cとなっている。更に、ロータ1
3の側周面には、円環状の突条の係止リング21が形成
されている。
【0027】ロータ13は、係止リング21が第2凹部
6内に収納されるように配設される。即ち、係止リング
21は、第1凹部4の底面5を構成する部材の下面5a
よりも下方に配設される。そして、ロータ13の棒体1
8は、一部が貫通孔8内に挿通されている。
【0028】又、前記スプリング14は、ロータ13の
上板部16の下面16aと第2凹部6の底面7との間に
配設されている。上板部16にはスプリング14の上端
を固定するための係止孔22が形成されている。同様
に、第2凹部6の底面7にはスプリング14の下端を固
定するための係止孔23が形成されている。係止孔2
2,23には、前記スプリング14の上端及び下端が挿
通され、固定されている。
【0029】図4(a),(b)はロータ13が外枠2
に組み付けられる途中の状態を示すものであり、組み付
け時には係止孔22が基準位置よりも所定角度だけ回動
された位置までスプリング14の付勢力に抗してロータ
13を回動させた状態でロータ13の一部が第2凹部6
内に挿入される。そして、回動力を緩めると図4(a)
に示すように、ロータ13の係止リング21と第1凹部
4の下面5aとが当接した状態となる。この状態では、
第1本体側突起9の斜面部9bと第1操作体側突起19
の斜面部19bとが互いに対向した位置に離間した状態
にある。そして、ロータ13が外枠2に組み付けられた
状態でフリーになると、図5(a)に示すように、第1
本体側突起9の斜面部9bと第1操作体側突起19の斜
面部19bとが互いに近接して対向した状態に配置され
る。この場合、ロータ13の係止孔22は、図5(b)
に示すように、基準位置よりも約8°だけ回動した状態
にある。
【0030】次に、上記のように構成したスイッチ装置
の作用及び効果について説明する。このスイッチ装置1
は、作業者等により操作されていない通常の状態時に
は、前記図5(a),(b)に示す状態となっている。
この状態から操作ノブ3を押圧して操作を開始すると、
ロータ13はスプリング14の押圧力に抗して押圧方向
に移動する。そして、図5(c)に示すように、ロータ
13側及び外枠2側の斜面部9b,19bが当接する状
態となる。この間、ロータ13は回動せず、図5(b)
に示すように、係止孔22の位置は基準位置より約8°
だけ回動した状態に保持される。
【0031】この操作ノブ3の操作(押圧)を開始して
から、ロータ13及び外枠2の斜面部9b,19bが当
接するまでの間の操作力は、スプリング14の押圧方向
に作用する押圧力が作用し、その操作量が大きくなるに
つれて、操作力も大きくなる(図8の区間Y1)。
【0032】図5(b),(c)に示すロータ13側及
び外枠2側の斜面部9b,19bの当接状態から更に操
作ノブ3を押圧すると、ロータ13は斜面部19bが斜
面部9b上を滑ることにより反時計回りに回動して、ス
プリング14を捩じるとともに、ロータ13は押圧方向
に移動して、スプリング14を押圧する。この場合、操
作ノブ3を押圧する時の操作力は、スプリング14の押
圧方向に作用する押圧力、スプリング14の捩じりによ
る捩じり力並びに斜面部19b,20bが斜面部9b,
10b上を滑る時に作用する摩擦力等の和になる。尚、
前記押圧力及び捩じれ力は操作量が大きくなるとともに
大きくなる(図8の区間Y2)。
【0033】このため、図8の区間Y1と区間Y2との
間の境界X1では、操作力が大きく変化する。即ち、境
界X1にて、操作力は、スプリング14の捩じりによる
捩じり力並びに斜面部19b,20bが斜面部9b,1
0b上を滑る時に作用する摩擦力の分だけ増加(変化)
する。
【0034】図5(b),(c)に示す状態から更に操
作ノブ3を押圧すると、やがて、図6(a),(b)に
示すように、斜面部19bと斜面部9bとの当接状態が
解除される。この時の係止孔22の基準位置からの回動
位置は約40°である。この状態時において、斜面部1
9b,20bと斜面9b,10bとの摩擦力が無くなる
とともに、スプリング14の捩じり力も無くなるため、
操作力は大きく低減される。更に操作ノブ3の押圧を続
けると、図7(a),(b)に示すように、各第1操作
体側及び第1本体側突起9,19の段差部9c,19c
が互いに当接した状態で、ロータ13は回転することな
く、押圧方向に移動する。この場合、操作ノブ3を押圧
する時に作用する操作力は、スプリング14の押圧力の
みとなる。この時、その操作力の大きさは操作量が大き
くなる程、大きくなる(図8のY3区間)。
【0035】従って、図8の区間Y2と区間Y3との間
の境界X2では、操作力が大きく変化する。即ち、境界
X2にて、操作力は、斜面部19b,20bと斜面9
b,10bとの摩擦力及びスプリング14の捩じり力の
分だけ減少(変化)する。
【0036】又、このように構成したスイッチ装置1に
おいて、上記図5(a),(b)〜図7(a),(b)
に示すように操作すると、ロータ13の押圧方向への移
動に従って棒体18は、貫通孔8から下方へ突出する。
この時、貫通孔8から突出した棒体18は、例えばスイ
ッチをオン・オフさせる端子を押圧することによりスイ
ッチ動作を行う。
【0037】上記実施の形態によれば、以下(イ)〜
(ヘ)に示す効果を有する。 (イ)スプリング14の上端は、ロータ13に固定さ
れ、下端は外枠2側に固定されている。従って、斜面部
19b,20bが斜面部9b,10b上を滑り、ロータ
13が回動している場合には、斜面部19b,20bと
斜面部9b,10bとの間の摩擦力及びスプリング14
の押圧力に加え、スプリング14の捩じれ力が作用す
る。このため、前記境界X1,X2での操作力の変化
は、より大きくなり、操作ノブ3の押圧操作時の操作感
の変化がより明瞭とすることが可能である。従って、ス
イッチ装置1の操作者は、操作ノブ3の操作感により操
作度合いを容易に判断できる。
【0038】(ロ)ロータ13は円筒体状に形成され、
スプリング14はその円筒体内に配設されるとともに、
操作体側突起19,20及び本体側突起9,10は、ス
プリング14内に配設されている。従って、スイッチ装
置1をコンパクト化できる。
【0039】(ハ)操作体側突起19,20はロータ1
3に、本体側突起9,10は外枠2にそれぞれ一対形成
されている。従って、操作ノブ3を押圧した場合には、
安定した状態でロータ13を回動させることができる。
即ち、スイッチ装置1の操作性を向上させることができ
る。
【0040】(ニ)操作ノブ3の下面には係合凸部12
が形成され、ロータ13の上面には係合凹部17が形成
され、係合凸部12は係合凹部17内に配設される。従
って、操作ノブ3の押圧時には、ロータ13は前記係合
凸部12を中心として回転するので、より安定した状態
で確実に回転させることができる。
【0041】(ホ)操作ノブ3の押圧時に、棒体18が
外枠2から突出し、スイッチ動作を行う。従って、スイ
ッチ動作時での操作ノブ3による操作感を高めることが
できる。
【0042】(ヘ)スプリング14は、その上端及び下
端が係止孔22,23に挿通されることによって、外枠
2及びロータ13側に固定される。従って、スプリング
14を外枠2及びロータ13に容易に固定できる。
【0043】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に
変更して次のように実施することもできる。 (1)上記実施の形態において、スプリング14とはバ
ネ力の異なるスプリングを使用してもよい。この場合、
異なるバネ力のスプリングを使用することにより、容易
に操作ノブ3(スイッチ装置1)の操作力及び操作感を
変更することができる。
【0044】(2)上記実施の形態において、斜面部9
b,10b及び斜面部19b,20bの傾斜を適宜変更
してもよい。この斜面部9b,10b及び斜面部19
b,20bの傾斜の変化によって、容易に区間Y2での
摩擦力を変更でき、操作ノブ3の操作感を変更できる。
【0045】(3)上記実施の形態において、スプリン
グ14の上端(ロータ13側)を固定する係止孔22を
円周状に複数設け、所望の係止孔22にスプリング14
の上端を固定するように構成してもよい。
【0046】(4)上記実施の形態において、各本体側
突起9,10及び操作体側突起19,20をスプリング
14の外側に配設するように構成してもよい。 (5)上記実施の形態において、各本体側突起9,10
及び操作体側突起19,20にて、平面部9a,10
a,19a,20aを形成することなく、斜面部9b,
10b,19b,20bのみを形成してもよい。
【0047】(6)上記実施の形態において、本体側及
び操作体側案内部を共に突起として構成した。これを、
本体側及び操作体側案内部のいずれか一方のみを、突起
とし、他方を溝としてもよい。
【0048】(7)スイッチ装置1が、作業者等により
操作されていない通常の状態時におけるロータ13の係
止孔22の基準位置からの回動量(角度)は約8°に限
らず適宜変更してもよい。また、斜面部19bと斜面部
9bとの当接状態が解除される時の係止孔22の基準位
置からの回動量(角度)も約40°に限らず適宜変更し
てもよい。
【0049】(8)スイッチ装置1が、作業者等により
操作されていない通常の状態時において、斜面部19b
と斜面部9bとが当接状態であってもよい。この場合
は、作業者等が操作ノブ3を押圧すると、ロータ13は
直ちに回動を開始し、操作ノブ3を押圧する時の操作力
は、スプリング14の押圧方向に作用する押圧力、スプ
リング14の捩じりによる捩じり力並びに斜面部19
b,20bが斜面部9b,10b上を滑る時に作用する
摩擦力等の和になる。すなわち、図8において区間Y1
及び境界X1がない状態となる。
【0050】上記実施の形態から把握される技術思想の
内、請求項以外の技術思想を以下に効果とともに記載す
る。 (1)請求項3記載の発明において、前記操作体である
ロータ13とカバー部材である操作ノブ3との間の当接
部は球状に形成された操作装置。ロータ13は、操作ノ
ブ3との当接面が球状であるので、当該操作ノブ3に対
して容易に回動できる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
によれば、バネ部材を操作体側及び本体側に固定するこ
とにより、操作体の操作に基づいて例えば操作体側案内
部の斜面部と本体側案内部の斜面部とが当接し、操作体
側案内部の斜面部が本体側案内部の斜面部に沿って回動
する場合の操作力は、バネ力を押圧方向に押圧する押圧
力、操作体の回動に従ってバネ部材が捩じれることによ
り生じる捩じれ力並びに操作体側案内部の斜面部と本体
側案内部の斜面部との間に作用する摩擦力等からなる。
従って、より操作体の操作時における操作感を向上させ
ることができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、前記操作体
は有底状の円筒体からなり、前記バネ部材は円筒体内に
配設されるとともに、本体側案内部及び操作体側案内部
は当該バネ部材内に配置されているので、操作装置をコ
ンパクトに構成することができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、本体側案内
部及び操作体側案内部はそれぞれ一対づつ設けられてい
るので、より確実に操作体を本体に対して回動させるこ
とができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、カバー部材
を介して確実に操作体を押圧することができる。請求項
5記載の発明によれば、スイッチ動作を行う時の操作体
の操作感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スイッチ装置を示す正面図。
【図2】 スイッチ装置を示す断面図。
【図3】 (a)は本体側突起を模式的に示す側面図、
(b)はその正面図。
【図4】 (a)はスイッチ装置の組み付け途中の状態
を説明するための断面図、(b)はその正面図。
【図5】 (a)はスイッチ装置の作用を説明するため
の断面図、(b)はその正面図、(c)は同じく断面
図。
【図6】 (a)はスイッチ装置の作用を説明するため
の断面図、(b)はその正面図。
【図7】 (a)はスイッチ装置の作用を説明するため
の断面図、(b)はその正面図。
【図8】 操作力と操作量との関係を示す説明図。
【符号の説明】
1…操作装置としてのスイッチ装置、2…本体としての
外枠、3…カバー部材としての操作ノブ、9,10…本
体側案内部としての第1,第2本体側突起、9b,10
b…斜面部、13…操作体としてのロータ、14…バネ
部材としてのスプリング、15…円筒体、18…駆動部
としての棒体、19,20…操作体側案内部としての第
1,第2操作体側突起、19b,20b…斜面部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に対して押圧可能に操作体が設けら
    れ、その操作体を押圧して操作することにより当該操作
    体を押圧方向に移動させる操作装置において、 前記本体側に設けられ、表面に斜面部が形成されるとと
    もに、側面が段差部となる円弧状の本体側案内部と、 前記操作体側に本体側案内部に対応して円弧状に設けら
    れ、表面に斜面部が形成され、側面が段差部となるとと
    もに、前記操作体の押圧に基づいて当該操作体を回動さ
    せる操作体側案内部と、 前記本体と操作体との間に配設され、常には操作体を前
    記押圧方向とは反対方向に付勢するとともに、一端が本
    体に固定され、他端が操作体に固定されたコイル状のバ
    ネ部材とを備えた操作装置。
  2. 【請求項2】 前記操作体は有底状の円筒体からなり、
    前記バネ部材は円筒体内に配設されるとともに、本体側
    案内部及び操作体側案内部は当該バネ部材内に配置され
    た請求項1記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記本体側案内部及び操作体側案内部
    は、それぞれ一対ずつ設けられた請求項1又は2記載の
    操作装置。
  4. 【請求項4】 前記操作体には、当該操作体の外面に当
    接し、当該操作体を押圧するカバー部材が設けられた請
    求項1〜3のいずれかに記載の操作装置。
  5. 【請求項5】 前記操作体には当該操作体の押圧に基づ
    いて前記本体より突出可能な駆動部が設けられ、前記操
    作装置はその駆動部によってスイッチ動作が行われるス
    イッチ装置である請求項1〜4のいずれかに記載の操作
    装置。
JP20979896A 1996-08-08 1996-08-08 操作装置 Expired - Fee Related JP3623604B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20979896A JP3623604B2 (ja) 1996-08-08 1996-08-08 操作装置
US08/908,177 US5983748A (en) 1996-08-08 1997-08-07 Operating device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20979896A JP3623604B2 (ja) 1996-08-08 1996-08-08 操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1055730A true JPH1055730A (ja) 1998-02-24
JP3623604B2 JP3623604B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=16578779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20979896A Expired - Fee Related JP3623604B2 (ja) 1996-08-08 1996-08-08 操作装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5983748A (ja)
JP (1) JP3623604B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101807481A (zh) * 2010-03-26 2010-08-18 宁波方太厨具有限公司 伸缩按键装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8270104B2 (en) 2008-06-22 2012-09-18 Windauer Bernard T Operator-selectable-stop turret knob

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH227427A (de) * 1942-08-01 1943-06-15 Xamax A G Elektrischer Schalter mit drehbarer Kontaktwalze.
US5626223A (en) * 1996-07-01 1997-05-06 Packard Hughes Interconnect Company Cam-assisted switch

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101807481A (zh) * 2010-03-26 2010-08-18 宁波方太厨具有限公司 伸缩按键装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5983748A (en) 1999-11-16
JP3623604B2 (ja) 2005-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101662825B1 (ko) 전기 부품의 클릭 기구
JP3694392B2 (ja) 複合操作型電気部品
JP4528468B2 (ja) ヒンジ装置
JPH1055730A (ja) 操作装置
JP3036052B2 (ja) リミツトスイツチ
JP2005014896A (ja) アクセルペダル装置
CN218160115U (zh) 旋转开关及操作机构的止动结构
KR0160228B1 (ko) 브이.씨.알.용 릴기어 제동부재의 탄성구조
JP2575533Y2 (ja) 節度装置
JP2000133087A (ja) 回転操作型電子部品およびその製造方法
JP4206156B2 (ja) 操作軸収納型電気部品
WO2013065447A1 (ja) 電気部品のクリック機構
JPH09161615A (ja) シーソ型スイッチ
JP2828045B2 (ja) 車両用レバースイッチおよびその製造方法
JP4394568B2 (ja) スイッチ付可変抵抗器
JP2561291Y2 (ja) 回転操作型電気部品のクリック機構
JP2000299034A (ja) スイッチ付きロータリエンコーダ
JPH11173327A (ja) 蝶 番
JPH01173527A (ja) シーソー形スイツチ
JPH0116185Y2 (ja)
JP3974330B2 (ja) 車両ドアロック装置
JP2518085Y2 (ja) 時計の巻真規制構造
JPH0864080A (ja) 多方向入力装置
JP2003125880A (ja) ラチェット式レバー機構
KR19980053674U (ko) 자동변속기의 디텐트 기구

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071203

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees