JPH1055223A - スキャンパス回路 - Google Patents

スキャンパス回路

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JPH1055223A
JPH1055223A JP8227793A JP22779396A JPH1055223A JP H1055223 A JPH1055223 A JP H1055223A JP 8227793 A JP8227793 A JP 8227793A JP 22779396 A JP22779396 A JP 22779396A JP H1055223 A JPH1055223 A JP H1055223A
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Takashi Yamauchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クロック制御方式の異なるフリップフロップを
混在させて形成されたスキャンパスにおいて、外部クロ
ック波形の一周期内ですべてを同期させて動作させ、外
部クロック周期の変化に応じて、当該周期内に他の制御
用パルスの幅をも変化させる回路の提供。 【解決手段】外部クロック波形の一周期の一部の時間を
計測する手段を備え、該計測時間に基づき前記外部クロ
ックとは異なる変化時刻で変化するクロックを生成する
クロック生成手段を有し、前記外部クロックの一周期の
間に、異なるクロック制御方式のフリップフロップの制
御に必要なクロック波形を生成し、クロック制御方式の
異なるフリップフロップを同時にシフト動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキャンパス回路に
関し、1相動作、2相動作等クロック制御方式の異なる
フリップフロップが混在するスキャンパス回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスキャンパス制御方式において
は、クロック制御方式が異なるフリップフロップが混在
する場合には、外部のクロックを分離していた。
【0003】あるいは周波数の高いクロックを入力し、
LSI内部でこれを分周する等して低い周波数のクロッ
クを生成することにより対応していた。
【0004】または1つのクロックから固定波形のクロ
ックを生成し、制御していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スキャンパス制御方式
において、外部クロックを分離するという方式は、外部
端子数が増加するという問題点を有している。
【0006】また、高い周波数のクロックから、低い周
波数を生成する方式では、内部で必要とされる周波数以
上のクロックを外部で生成して入力する必要があり、テ
スター性能やシステムクロックの制約から生成不可能な
場合がある。あるいは、他のLSIが低い周波数で同期
させられている場合に、他のLSIと同期がとれないと
いう問題がある。
【0007】図7に、この回路例を示す。図7におい
て、401は外部クロック、402はリセット信号であ
りスキャンテストと通常動作の切り替え信号も兼ねてい
る。403は分周器、404と405は1相同期型のス
キャンフリップフロップであり、406は2相スキャン
用のクロックパルス生成器である。407と408は2
相同期型のフリップフロップである。
【0008】フリップフロップのブロックにおいて、S
Iはスキャン入力、Dはデータ入力、SELはデータ入
力Dとスキャン入力SIを選択するための選択信号入
力、Cはクロック入力を示している。また、2相同期型
フリップフロップにおいて、C1はデータ出力同期用ク
ロック、C2はデータ取り込み同期用クロックを示して
いる。ここでは、データ出力同期用クロックC1はノー
マル動作時のクロックを兼ねているものとする。
【0009】409は分周器403の2分の1の分周の
出力であり、410はフリップフロップのデータ出力同
期用のクロック信号の出力であり、411はフリップフ
ロップのデータ取り込み同期用のクロック信号の出力で
ある。図7では、クロック以外の接続は省略している。
【0010】これら2種のフリップフロップを同期させ
て制御することは、図7のように接続すれば可能であ
り、比較的容易に制御可能である。
【0011】図8は、図7に示した回路方式においてフ
リップフロップの制御に使用される信号波形の例を示し
たものであり、図7の符号のタイミング波形を示してい
る。リセット信号402が“0”(=Lowレベル)の
間は、外部クロック401がそのままフリップフロップ
のクロックC、あるいはC1に入力される。
【0012】リセット信号402が“1”(=High
レベル)の間には、外部クロック401を分周し、この
分周出力409と外部クロック401とから、クロック
パルス生成器406でスキャンパス用の制御クロック4
10、411を生成する。この場合は、実際に制御に必
要なクロックの2倍の周波数のクロックを外部から与え
なければならない。
【0013】さらに、1つのクロック波形から固定波形
のクロックを生成する場合には、テスト時の周期やクロ
ックパルス幅を変更したくとも、回路完成後には、外部
から制御できないという問題点を有している。
【0014】すなわち、不良の解析等において、内部の
クロックのパルスを延ばして、低速相当のテストが必要
な場合に、一定幅のパルスしか生成できない。あるい
は、LSIの他の部分の最大動作周波数に合わせてテス
トを行いたい場合にも、その周波数にまで上げられない
という問題を有している。
【0015】この固定波形を生成する回路の例を図9に
示す。図9は、文献(IEEE Standard Test Access Port
and Boundary-scan ArchitectureのAppendix)に示さ
れる制御例を示したものであり、外部のクロックの周期
は、LSI内部のフリップフロップのクロックと同じ周
波数として入力され、すなわち2倍の周波数のクロック
でなく、そのままの周波数で入力され、その外部クロッ
クラインはボード上で他のLSIのクロックにも接続さ
れており、他のLSIと同期をとって制御する関係から
変更できない場合に、2相のクロックを制御する例とし
て示されたものである。
【0016】図9において、502はボードテスト時の
クロック(TCLK)入力端子で、501と503はL
SIテスト時のクロック(LSSD_C1、LSSD_
C2)入力端子であり、505、506、509、51
0はANDゲート、504はインバータ、507、50
8は論理反転を伴う遅延素子であり、511と512は
クロック出力端子(C1、C2)である。511と51
2のクロックは2相で制御するためのクロックであり、
制御に必要な、タイミングの異なる波形のクロックが出
力される。
【0017】ボードテスト時には、クロック入力端子5
01と503は値“1”に保持し、クロック入力端子5
02からのクロックのみで制御可能とする。この場合、
クロック(TCLK)が値“0”から“1”に変化する
タイミングに同期して、クロック出力端子(C1)51
1から遅延素子507の遅延に応じたパルスが出力さ
れ、クロック(TCLK)の値“1”から“0”に変化
するタイミングに同期して、クロック出力端子512か
ら遅延素子508の遅延に応じたパルスが出力される。
ただし、パルスの幅は、遅延素子の遅延で決定され、L
SI製造時に決定されその遅延を変更することは不可能
である。
【0018】したがって、本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、外部クロック波形
の一周期内ですべてを同期させて動作させ、外部クロッ
ク周期の変化に応じて、当該周期内に他の制御用パルス
の幅を変化させることができるスキャンパス回路を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のスキャンパス回路は、クロック制御方式の
異なるフリップフロップが混在されてなるスキャンパス
において、外部クロック波形の一周期の一部の時間を計
測する手段を備え、該計測時間に基づき前記外部クロッ
クとは異なる変化時刻で変化するクロックを生成するク
ロック生成手段を有し、前記外部クロックの一周期の間
に、クロック制御方式の異なるフリップフロップの制御
に必要なクロックを生成し、これにより、クロック制御
方式の異なるフリップフロップを同時にシフト動作させ
る、ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、クロック制御方式の異なるフリップフロップ(図1
の108〜111、と115〜118)を混在させて形
成されたスキャンパスにおいて、外部クロック(図1の
105)の一周期の一部の時間を計測し、該計測時間に
基づき前記外部クロックとは異なる変化時刻で変化する
クロックを生成するクロック生成手段(図1の114)
を有し、外部クロックの一周期の間に、異なるクロック
制御方式のフリップフロップの制御に必要なクロック波
形を生成し、これにより、クロック制御方式の異なるフ
リップフロップを同時にシフト動作させる、ようにした
ものである。
【0021】また、本発明の実施の形態においては、ス
キャンパスが1相動作フリップフロップ(図1の108
〜111)と2相動作フリップフロップ(図1の115
〜118)を備え、外部クロックを逓倍する逓倍手段
(図1の112)と、逓倍手段の出力から2相制御クロ
ックを生成する手段(図1の114)を備える。
【0022】本発明の実施の形態においては、外部クロ
ック波形の一周期の一部の時間は、内部で発生したクロ
ック(図2の203)を用いて計測される。
【0023】本発明の実施例について図面を参照して以
下に説明する。図1は、本発明の実施例の構成を示す図
である。
【0024】この実施例では、1相同期型のスキャンフ
リップフロップと、スキャンテスト時には、マスターラ
ッチ用クロックとスレーブラッチ用クロックを別々に制
御可能な2相同期型のスキャンフリップフロップを混在
して、接続する例を示している。
【0025】図1において、101と102は通常入力
端子、103はスキャンデータの入力端子、104はス
キャンテスト時のスキャンシフトと通常動作の切り替え
信号入力端子、105は外部クロック端子、106はL
SI全体のスキャンテストと通常動作の切り替え端子で
あり、本実施例では、クロック生成器114のリセット
信号を兼ねている。107、113、119はスキャン
パステストによりテストされる通常回路である。
【0026】108〜111は1相同期型フリップフロ
ップであり、115−118は2相同期型フリップフロ
ップである。スキャンフリップフロップの端子シンボル
において、SIはスキャン入力、Dはデータ入力、SE
Lはデータ入力Dとスキャン入力SIを選択するかの選
択信号入力、Cはクロック入力を示す。
【0027】さらに、2相同期型のフリップフロップに
おいては、C1はスレーブラッチ用のクロック信号に相
当するデータ出力同期用クロック、C2はマスターラッ
チ用クロック信号に相当するデータ取り込み同期用クロ
ックを示す。
【0028】2相同期時の動作としては、C2が値
“0”から“1”に変化するタイミングがデータの取り
込みであり、C1が値“0”から“1”に変化するタイ
ミングがデータの出力のタイミングである。C1はノー
マル動作時のクロックを兼ねているものとする。
【0029】112はデジタルの逓倍器であり、リセッ
ト信号106が値“0”の場合、リセット状態で、動作
せず、リセット信号106が値“1”の場合、入力され
るクロック105の値“0”の期間を内部に持つクロッ
クによって計測し、値“1”になった後に、2倍相当の
周波数にあたるパルスを生成する逓倍器である。なお、
デジタル逓倍器としては、特開昭64−30322号公
報、特開昭57−148420号公報等の記載が参照さ
れる。
【0030】ここでは、逓倍器112は、特に詳細な位
相の合わせ込みは行わず、単純に値“1”なった直後
に、それまで入力クロックが値“0”を保持していた期
間の半分の間だけ値“0”を出力し、さらにその後、入
力クロックが値“0”を保持していた期間の半分の間だ
け値“0”を出力し、さらにその後、入力クロックが値
“0”を保持していた期間の半分の間だけ値“1”を出
力する構成とされている。この値“0”を保持していた
期間の計測も単純に、逓倍器112が内部にもつクロッ
クで行い、内部にもつクロックの精度を越える時間に関
しては無視をするものとする。
【0031】123は逓倍器112の出力信号である。
114は2相同期型フリップフロップの同期をとるため
のクロックパルス発生器であり、124はクロックパル
ス発生器114で生成された2相同期型フリップフロッ
プのスレーブラッチ用クロック信号、125はクロック
パルス発生器114で生成された2相同期型フリップフ
ロップのマスターラッチ用クロック信号である。
【0032】120と121は通常出力端子、122は
スキャンデータの出力端子である。
【0033】図2は、図1に示した回路の動作を説明す
るための信号波形を示すタイミング図である。この場
合、クロック信号以外の通常入力は、外部クロック信号
105が値“1”から“0”に変化するタイミングに同
期して入力するものとし、クロックのデューティ比は5
0%とする。
【0034】リセット信号106が値“0”の間は、ス
キャン動作に全く関係のない通常動作状態を示してお
り、逓倍器112のリセット状態をも兼ねている。リセ
ット信号106が値“0”の状態の場合は、クロックパ
ルス発生器114の出力(C1)124からクロック端
子105のクロック信号がそのまま出力される。
【0035】リセット信号106が値“1”の間がスキ
ャンテストの状態であるが、この場合、上記した逓倍器
112の動作仕様から、逓倍器112の出力(X2)
は、図2に123として示す信号波形となる。
【0036】クロックパルス生成器114の動作とし
て、その出力124は入力クロックの2つのパルスを1
周期として動作し、入力クロック105が最初に値
“0”から“1”に変化した後に値“1”から“0”に
変化したときに、値“0”から“1”に変化し、その後
入力クロック105が値“0”から“1”に変化すると
きに、値“1”から“0”に変化するパルスを生成す
る。一方、クロックパルス生成器114の出力125は
入力クロック105に対し、そのまま出力する仕様とな
っているものとする。
【0037】図1に示す回路に対し、図2の仕様に基づ
いたタイミング制御を行うことにより、外部クロック1
05の1周期の間に、制御方式の異なる2つのスキャン
パスフリップフロップを同時に制御可能となる。
【0038】1相同期型のフリップフロップ108〜1
11のクロック(C)としては外部クロック105その
ものが使用され、フリップフロップのデータ取り込みと
データ出力の両方のタイミングとも、105のクロック
の値“0”から“1”への変化に同期させられ、2相同
期型のフリップフロップ115〜118に対しては、フ
リップフロップのデータ取り込みのタイミングは、外部
クロック105のクロックの値“0”から“1”への変
化のタイミングに同期され、フリップフロップのデータ
出力のタイミングは外部クロック105の値“0”から
“1”への変化後4分の1周期後に、すなわち外部クロ
ック105の周期の終了から4分の1周期前のタイミン
グに同期される。
【0039】この場合、外部からスキャンフリップフロ
ップの動作周波数の2倍の周波数のクロックを入力しな
くとも、2種類の制御方式の異なるスキャンフリップフ
ロップを1つのスキャンパスとして動作させることが可
能である。
【0040】また、図2からも分かるように、内部で固
定パルス幅のパルスを生成する従来法と異なり、外部の
クロックの周期を変化させると、その1周期内に、外部
のクロックの周期に応じたタイミングで制御することが
可能となり、LSIの製造後にテスト時のクロックパル
スの幅を変化させることも可能とされ、全テスト中のあ
る1周期だけ遅い周期でテストすることも、早い周期で
テストすることも可能である。
【0041】図3に、本発明の別の実施例として、外部
クロックから、その周期内に、2相のフリップフロップ
を制御するためのクロック波形を生成する回路の構成例
を示す。図1では逓倍器112を使用して、その出力か
ら制御パルスを生成するブロックを介してクロックを生
成しているが、ここでは、逓倍器は独立した構成をもた
ず、入力クロックから直接2相のクロックを生生成して
いる。
【0042】図3において、201は外部クロック、入
力202は回路のリセット信号であり、スキャンパスで
のテストと通常動作の切り替え信号をも兼ねている。2
03は内部発振回路、204は203の発振回路の出力
クロック信号である。205と208と215はインバ
ータ、206と207はANDゲートである。
【0043】209は第1のカウンタ、210は第2の
カウンタであり、それぞれANDゲート206と207
出力のパルス数を計測し、ORゲート217の出力がカ
ウンタ209、210のリセット端子に接続され、値
“0”のときリセットされる(ゼロクリア)。
【0044】211は、第2のカウンタ210の出力
(カウンタ値)を入力としこれを半分(1/2)とする
回路である。212と213は比較器であり、入力aと
bの比較を行い、出力はbがa以上になった場合に値
“1”となり、それ以外のときは、値“0”を出力する
ものとする。
【0045】214は排他的論理和ゲートであり、21
6はD型フリップフロップであり、Dはデータ入力、C
はクロック入力、Qは出力を示している。
【0046】217はORゲートである。218と21
9は2入力の一方を選択するセレクタであり、選択信号
端子SELの入力が値“0”のとき、D0入力を、SE
L入力が値“1”のときD1入力を選択出力する。セレ
クタ218、219の出力に接続された220と221
は出力であり、220は2相フリップフロップのスレー
ブ側ラッチ用クロック、221は2相フリップフロップ
のマスター側ラッチ用クロックである。通常動作時にお
いて、フリップフロップの動作は、ここではクロック2
20に同期するものとしている。
【0047】図4は、図3の回路の動作信号波形を示す
タイミング図である。ここでは、外部クロック201の
波形として、1周期のうちの、値“1”の期間は値
“0”の期間の2倍になるような制御としている。
【0048】リセット信号202が値“1”の状態、す
なわちスキャンテストモードの状態では、外部クロック
201の値“0”の期間を、発振回路203の出力20
4のパルスの数をもって、第1カウンタ209で計測す
る。外部クロック201が値“1”に変化したとき、イ
ンバータ205の出力は“0”となり、ANDゲート2
06にて発振回路203のパルス204はマスクされ第
1のカウンタ209に伝達させず、第1のカウンタ20
9の計数動作は停止、一方、第2のカウンタ201にお
いて発振回路203のパルス204の計数が始まる。
【0049】そして、第2のカウンタ210のカウンタ
値が、第1のカウンタ209のカウンタ値と同じになっ
たとき、第1、第2のカウンタ209、210のカウン
タ値を比較する比較器212の出力は“1”、第1のカ
ウンタ209のカウンタ値と第2カウンタ210のカウ
ンタ値の1/2を比較する比較器213の出力は“0”
となり、比較器212、213の出力を入力とする排他
論理和ゲート214の出力は値“1”となり、発振回路
203で生成されたクロック204の値“1”から
“0”への変化に同期して、出力220の出力は値
“1”となる。
【0050】その後、第2のカウンタ210は、パルス
204の計測を継続し、第1のカウンタ210のカウン
タ値の2倍の値に達したとき、排他的論理和ゲート21
4の出力は値“0”となり、パルス204の値“1”か
ら“0”への変化のタイミングに同期してD型フリップ
フロップ216が排他的論理和ゲート214の出力を取
り込み、出力端子220の出力は値“0”に変化する。
【0051】第2のカウンタ210が第1のカウンタ2
09の値の2倍以上で、かつ、外部クロック201が値
“0”のときに、ORゲート217の出力は値“0”と
なり、第1及び第2のカウンタ209、210をリセッ
トする。これにより、スキャンテスト時の1周期におけ
る動作が終了し、次の周期以降に同様の動作が繰り返さ
れる。
【0052】出力端子221に対しては、スキャンテス
トのモードでは、外部クロック201の波形がそのまま
出力される。リセット信号202が通常動作を示すモー
ドでは、リセット信号202の値が“0”の場合は、こ
こでは、端子220からはクロック端子201の入力ク
ロックがそのまま出力され、端子221からは値“0”
が出力される構成とされている。
【0053】図5および図6は、本発明をボードレベル
に適用した実施例を示す図である。この場合、364と
365の2つのLSIが同一ボード上に搭載されてお
り、両LSIともスキャンパスを有しているが、その両
LSIの制御回路と片方のLSIである364のスキャ
ンパスは、ボードの外部から与えられるクロックに直接
同期しているものとし、他方のLSIである365のス
キャンパスは、ボードの外部から与えられるクロックに
同期しているスキャンパスと2相のクロックで制御され
るスキャンパスの両者を有しているとする。なお、図5
および図6は図面作成の都合で分図されたものである。
【0054】301と302はボードの通常入力端子、
303はボードのスキャンデータ入力端子、304はボ
ードのクロック端子、305はボードのモード入力端
子、306はボードのリセット端子であり、361と3
62はボードの通常出力端子であり、363はボードの
スキャンデータ出力端子である。
【0055】307と308はLSI364の通常入力
端子、309はLSI364のスキャンデータ入力端
子、310はLSI364のクロック端子、311はL
SI364のモード入力端子、312はLSI364の
リセット端子であり、329と330はLSI364の
通常出力端子であり、331はLSI364のスキャン
データ出力端子である。
【0056】313〜318は入力バッファ、326〜
328は出力バッファである。319、320、32
3、及び324は1相同期型のスキャンパスフリップフ
ロップであり、321は通常のDフリップフロップであ
る。322はスキャンパス関係の動作を制御する制御器
である。
【0057】325は3入力から1入力を選択するセレ
クタであり、320、319、323、324で形成さ
れるスキャンパスと321の出力と制御器322の1つ
の出力信号を、制御器から生成される選択信号に従っ
て、選択する。図中、スキャンパスに関係のない部分は
省略している。
【0058】スキャンフリップフロップにおいて、SI
はスキャン入力、Dはデータ入力、SELはSIとDの
いずれを選択するかの選択信号入力、Cはクロック入力
である。セレクタにおいては、D1〜D3はそれぞれセ
レクタの入力データ信号にあたり、SELは選択信号入
力を示す。
【0059】制御器322におけるMODE1は、フリ
ップフロップ320、319、323、324から形成
されるスキャンパスをシフト動作させるか、通常動作さ
せるかのモード信号の出力である。
【0060】332と333はLSI365の通常入力
端子、334はLSI365のスキャンデータ入力端
子、335はLSI365のクロック端子、336はL
SI365のモード入力端子、337はLSI365の
リセット端子であり、358と359はLSI365の
通常出力端子であり、360はLSI365のスキャン
データ出力端子である。
【0061】338〜343は入力バッファ、355〜
357は出力バッファである。344、345、35
2、及び353は1相同期型のスキャンパスフリップフ
ロップであり、350は通常のDフリップフロップであ
る。
【0062】346は、外部クロックから2相のクロッ
クを生成するクロック生成器であり、347〜349は
2相同期型のスキャンパスフリップフロップである。こ
こで、346の回路構成例とその制御方式の例として
は、図3と図4で示されるもの等が用いられる。
【0063】351はスキャンパス関係の動作を制御す
る制御器である。354は4入力から1入力を選択する
セレクタであり、フリップフロップ345、344、3
52、353で形成されるスキャンパスと、350の出
力と、349と、348と、347で形成されるスキャ
ンパスと、制御器351の1つの出力信号を、制御器か
ら生成される選択信号に従って選択する。図中、スキャ
ンパスに関係のない部分は省略している。
【0064】スキャンフリップフロップにおいて、SI
はスキャン入力、Dはデータ入力、SELはSIとDの
いずれを選択するかの選択信号入力、Cは1相同期クロ
ックの入力であり、C1は2相同期クロックの出力タイ
ミングを制御するクロックであり、C2は2相同期クロ
ックのデータ取り込みを制御するクロックである。
【0065】セレクタにおいては、D1−D4はそれぞ
れセレクターの入力データ信号にあたり、SELは選択
信号入力を示す。351の制御器におけるMODE1
は、320、319、323、324から形成されるス
キャンパス、あるいは349と348と347から形成
されるスキャンパスをシフト動作させるか、通常動作さ
せるかのモード信号の出力である。
【0066】この場合、ボードに与えられるクロックは
固定されており、LSI364のスキャンパスのクロッ
クもこの外部クロックに直接同期しているが、LSI3
64内のスキャンパスと、LSI365内のスキャンパ
スである349、348、347からなるスキャンパス
が、制御回路351から生成された制御信号によってセ
レクタ354を介して接続された場合も、他の経路を選
択した場合に対しても、入力クロックを変更する必要も
なく、特に制御するために新たな制御端子を追加する必
要もない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部クロック波形の一周期内ですべてを同期させて動作
させ、外部クロック周期の変化に応じて、当該周期内に
他の制御用パルスの幅を変化させることができる、とい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の制御波形を示すタイミング
図である。
【図3】本発明の別の実施例のクロック発生器の構成例
を示す図である。
【図4】本発明の別の実施例のクロック発生器の制御波
形を示すタイミング図である。
【図5】本発明の一実施例の適用例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の適用例を示す図である。
【図7】従来の回路構成の一例を示す図である。
【図8】従来の回路構成の一例の制御波形を示すタイミ
ング図である。
【図9】従来のクロック発生器の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101、102 通常入力端子 103 スキャンデータ入力端子 104 スキャンフリップフロップのシフトモードと通
常動作モードの切り替え入力端子 105 クロック入力端子 106 回路全体のスキャンテストと通常動作の切り替
え入力端子 107、113、119 通常回路 108〜111 1相同期型スキャンフリップフロップ 112 逓倍器 114 クロックパルス生成器 115〜118 2相同期型スキャンフリップフロップ 120、121 通常出力端子 122 スキャンデータ出力端子 123 逓倍器の出力信号 124 2相同期型スキャンフリップフロップの2相動
作時のスレーブラッチ用クロック信号および1相動作時
のクロック信号 125 2相同期型スキャンフリップフロップの2相動
作時のマスターラッチ用クロック信号 201 クロック入力信号 202 スキャンモードと通常動作モードの切り替え信
号 203 発振回路 204 発振回路の出力 205 インバータ 206、207 ANDゲート 208 インバータ 209、210 カウンター 211 分周器 212、213 比較器 214 排他的ORゲート 215 インバータ 216 Dフリップフロップ 217 ORゲート 218、219 セレクター 220 2相同期型スキャンフリップフロップの2相動
作時のスレーブラッチ用クロック信号および1相動作時
のクロック信号 221 2相同期型スキャンフリップフロップの2相動
作時のマスターラッチ用クロック信号 301、302 ボードの通常入力端子 303 ボードのスキャンデータ入力端子 304 ボードのクロック端子 305 ボードのモード入力端子 306 ボードのリセット端子 307、308 LSI364の通常入力端子 309 LSI364のスキャンデータ入力端子 310 LSI364のクロック端子 311 LSI364のモード入力端子 312 LSI364のリセット端子 313〜318 入力バッファ 319、320、323、324 1相同期型のスキャ
ンパスフリップフロップ 321 Dフリップフロップ 322 スキャンパス関係の動作を制御する制御器 325 3入力セレクター 326〜328 出力バッファ 329、330 LSI364の通常出力端子 331 LSI364のスキャンデータ出力端子 332、333 LSI365の通常入力端子 334 LSI365のスキャンデータ入力端子 335 LSI365のクロック端子 336 LSI365のモード入力端子 337 LSI365のリセット端子 338〜343 入力バッファ 344、345、352、353 1相同期型のスキャ
ンパスフリップフロップ 350 Dフリップフロップ 346 外部クロックから2相のクロックを生成するク
ロック生成器 347〜349 2相同期型のスキャンパスフリップフ
ロップ 351 スキャンパス関係の動作を制御する制御器 354 4入力セレクター 355〜357 出力バッファ 358、359 LSI365の通常出力端子 360 LSI365のスキャンデータ出力端子 361、362 ボードの通常出力端子 363 ボードのスキャンデータ出力端子 364 1相同期型スキャンフリップフロップのみで構
成されたLSI 365 1相同期型と2相同期型スキャンフリップフロ
ップの混在で構成されたLSI 401 クロック入力 402 スキャンテストモードと通常動作モードの選択
信号 403 分周器 404、405 1相同期型スキャンフリップフロップ 406 クロックパルス生成器 407、408 2相同期型スキャンフリップフロップ 409 分周器の出力 410 2相同期型スキャンフリップフロップの2相動
作時のスレーブラッチ用クロック信号および1相動作時
のクロック信号 411 2相同期型スキャンフリップフロップの2相動
作時のマスターラッチ用クロック信号 501、503 LSIテスト時のクロック 502 ボードテスト時のクロック 504 インバータ 505、506、509、510 ANDゲート 507、508 論理反転を伴う遅延素子 511、512 クロック出力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック制御方式の異なるフリップフロッ
    プが混在されてなるスキャンパスにおいて、 外部クロック波形の一周期の一部の時間を計測する手段
    を備え、 該計測時間に基づき前記外部クロックとは異なる変化時
    刻で変化するクロックを生成するクロック生成手段を有
    し、 前記外部クロックの一周期の間に、クロック制御方式の
    異なるフリップフロップの制御に必要なクロックを生成
    し、これにより、クロック制御方式の異なるフリップフ
    ロップを同時にシフト動作させる、ことを特徴とするス
    キャンパス回路。
  2. 【請求項2】前記外部クロック波形の一周期の一部の時
    間を内部で発生したクロックで計測することを特徴とす
    る請求項1記載のスキャンパス回路。
  3. 【請求項3】スキャンパスが1相動作フリップフロップ
    と2相動作フリップフロップを備え、外部クロックを逓
    倍する逓倍手段と、該逓倍手段の出力から2相制御クロ
    ックを生成する手段と、を備えたことを特徴とするスキ
    ャンパス回路。
  4. 【請求項4】入力された外部クロックから該外部クロッ
    クの周期内に、2相のフリップフロップを制御するため
    の制御クロックを生成する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のスキャンパス回路。
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