JPH1055205A - 制御機器 - Google Patents

制御機器

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JPH1055205A
JPH1055205A JP21150196A JP21150196A JPH1055205A JP H1055205 A JPH1055205 A JP H1055205A JP 21150196 A JP21150196 A JP 21150196A JP 21150196 A JP21150196 A JP 21150196A JP H1055205 A JPH1055205 A JP H1055205A
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JP
Japan
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set value
analog
input
signal
output
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JP21150196A
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Inventor
Nobuaki Muramatsu
宣明 邨松
Teruyuki Shimazaki
輝之 島崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御機器のハードウェアとしての入力点数に
制約を受けずに、1組のアナログ入力端子で多数の要素
を含んだアナログ設定値を読込ませる。 【解決手段】 複数の制御演算部(12,13)を有
し、複数の制御演算部に対応したアナログの設定値
(1)及び測定値(10,11)を入力して、その操作
出力を出力する制御機器において、デジタル入力端子か
ら入力される要素判別信号(3)に基づき、複数の制御
演算部のうち何れで制御演算を行うかを判定し、その判
定結果に応じた切換信号を出力する切換信号出力手段
(5,6a,6b)と、設定値をアナログ入力端子から
入力し、この入力された設定値を、切換信号に基づいて
対応する何れかの制御演算部に出力する設定値切換手段
(8,9)とを備えた制御機器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は制御機器、特にア
ナログ信号の読み込みの部分に特徴のある制御機器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】制御機器においては、アナログ設定値
(SV:Set point Variable)が読
込まれ、アナログ測定値(PV:Process Va
riable)と比較演算され、その結果が操作出力
(MV:ManipulatedVariable)さ
れるようになっている。
【0003】1台の制御機器で多数の設定値を読込ませ
る場合、ハードウェアとして、設定値ごとに設定値入力
用のアナログ入力端子とその入力を許可するストローブ
信号入力端子とその信号が何の要素かを判別する要素判
別信号入力端子を1組ずつ用意する必要がある。
【0004】1台の制御機器に2つの設定値を読込ませ
る場合を例にとり、従来の制御機器の構成を図7に示
す。図7は従来の制御機器の一例を示す構成図である。
【0005】この制御機器は、第1PID演算回路59
と第2PID演算回路60との2つの演算部を有し、各
演算回路59,60には設定値SV1,SV2が設定さ
れている。また、各演算回路59,60に測定値57,
58が入力され、その設定値に基づいてPID演算が行
われ、操作出力63として出力されるようになってい
る。
【0006】各演算回路59,60に対する設定は、そ
れぞれのアナログ入力端子及びストローブ信号入力端子
から第1,第2切換器55,56への入力により行われ
る。すなわち第1アナログ設定値51を入力する際に
は、許可信号としての第1ストローブ信号53が第1切
換器55に入力され、これにより、第1切換器55の入
力切換えが行われて、第1アナログ設定値51が設定値
SV1として第1演算回路59に設定される。
【0007】また、第2アナログ設定値52を入力する
際にも、第1演算回路59に設定されるのと同様に、第
2ストローブ信号54が第2切換器56に入力される。
そして、入力切換えが行われ、第2演算回路60に設定
値SV1が設定される。
【0008】一方、第1PID演算回路59もしくは第
2PID演算回路60からの演算結果は要素判別信号入
力端子62に入力される要素判別信号61により、判別
され、PID演算回路59もしくは60からの出力が上
記操作出力63として出力されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1台の
制御機器には、ハードウェアの制約条件として決められ
た点数のアナログ入力しか用意することができない。よ
って、個々のシステムにこの制御機器を適用するとアナ
ログ入力端子及びデジタルのストローブ信号入力端子も
しくは要素判別信号入力端子が不足する場合や余る場合
が生じる。
【0010】ここで、入力端子が不足する場合には、こ
の制御機器が2台以上必要となり、設置場所の増大やコ
ストアップになる。一方、入力端子が余る場合には、ア
ナログ入力端子の1点当たりの単価が上昇することとな
り、不経済で非効率である。
【0011】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、制御機器のハードウェアとしての入力点数
に制約を受けずに、1組のアナログ入力端子で多数の要
素を含んだアナログ設定値を読込ませることを可能とし
た制御機器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、複数の制御演算部を有
し、複数の制御演算部に対応したアナログの設定値及び
測定値を入力して、その操作出力を出力する制御機器に
おいて、デジタル入力端子から入力される要素判別信号
に基づき、複数の制御演算部のうち何れで制御演算を行
うかを判定し、その判定結果に応じた切換信号を出力す
る切換信号出力手段と、設定値がアナログ入力端子から
入力され、この入力された設定値を、切換信号に基づい
て対応する何れかの制御演算部に出力する設定値切換手
段とを備えた制御機器である。
【0013】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、設定値切換手段に設定値を
入力するアナログ入力端子数を1とし、この1点と各測
定値に対応するアナログ入力端子数n点とを合せたn+
1点のアナログ入力端子で、n個の独立した制御演算を
可能とする制御機器である。
【0014】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応する発明において、デジタル入力端子数をn
点以下とする制御機器である。次に、請求項4に対応す
る発明は、請求項1〜3に対応する発明において、マイ
クロコンピュータを内蔵し、切換信号出力手段及び設定
値切換手段をマイクロコンピュータによる処理で実現さ
せる制御機器である。 (作用)したがって、まず、請求項1に対応する発明の
制御機器においては、複数の制御演算部が設けられ、こ
の複数の制御演算部に対応したアナログの設定値及び測
定値が入力され、その操作出力が出力されている。
【0015】ここで、何れの制御演算部において制御演
算を実行するかを特定する必要がある。そこで、切換信
号出力手段により、デジタル入力端子から入力される要
素判別信号に基づき、複数の制御演算部のうち何れで制
御演算を行うかが判定され、その判定結果に応じた切換
信号が出力される。
【0016】そして、設定値切換手段により、アナログ
入力端子から入力された設定値が、切換信号に基づいて
対応する何れかの制御演算部に出力される。したがっ
て、少なくとも1点のアナログ入力端子で複数の制御演
算部への複数種類の設定値を設定することが可能にな
る。
【0017】また、請求項2に対応する発明の制御機器
においては、請求項1に対応する発明と同様に作用する
他、設定値切換手段に設定値を入力するアナログ入力端
子数を1とし、この1点と各測定値に対応するアナログ
入力端子数n点とを合せたn+1点のアナログ入力端子
で、n個の独立した制御演算を可能としたものである。
【0018】さらに、請求項3に対応する発明の制御機
器においては、請求項2に対応する発明と同様に作用す
る他、デジタル入力端子数をn点以下とする制御機器で
ある。
【0019】次に、請求項4に対応する発明の制御機器
においては、請求項1〜3に対応する発明と同様に作用
する他、切換信号出力手段及び設定値切換手段がマイク
ロコンピュータによる処理で実現される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (発明の第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施
の形態に係る制御機器の一例を示す構成図である。
【0021】同図に示す制御機器は、アナログ入力3
点、ディジタル入力2点、アナログ出力1点を具備した
マイクロコンピュータ内蔵の制御機器である。この制御
機器は、入力取込切換器4と、NOT回路5と、第1A
ND回路6aと、第2AND回路6bと、遅延回路7
と、設定値切換器8と、設定値切換器9と、第1PID
演算回路12と、第2PID演算回路13と、出力切換
器14とによって構成されている。
【0022】また、上記各切換器4,8,9,14、第
1,第2AND回路6a,6b、遅延回路7、NOT回
路5、第1,第2PID演算回路12,13はソフトウ
ェアで実現された機能モジュールである。
【0023】入力取込切換器4は、アナログ入力端子か
らのアナログ設定値1及びデジタル入力端子からのスト
ローブ信号2が入力されるよう構成され、ストローブ信
号2が”0”のときには選択状態となりアナログ設定値
1を設定値切換器8及び設定値切換器9に出力する。
【0024】NOT回路5は、デジタル入力端子からの
要素判別信号3が入力され、その信号を反転して第2A
ND回路6b及び遅延回路7に出力する。なお、この要
素判別信号3は外部からの入力でなく、この制御機器内
部で生成するようにしてもよい。
【0025】次に、第1AND回路6a及び第2AND
回路6bは、アナログ入力端子から入力される設定値が
何れのPID演算回路12,13に設定されるべきかを
判定する論理回路の主要部をなしている。
【0026】第1AND回路6aは、ストローブ信号2
及び要素判別信号3が入力されるよう構成されており、
ストローブ信号2及び要素判別信号3が共に”0”の場
合には、設定値切換器8を選択状態”0”にし、それ以
外のときには非選択状態にする。また、ストローブ信号
2が”0”の場合は入力取込切換器4が選択状態になる
ときでもある。
【0027】したがって、設定値切換器8に、第1AN
D回路6aから選択状態”0”が入力され、かつ、入力
取込切換器4からアナログ設定値1が入力されている場
合には、設定値切換器8は、アナログ設定値1を設定値
SV1として第1PID演算回路12に設定する。
【0028】第2AND回路6bは、ストローブ信号2
及びNOT回路5からの要素判別信号3の反転出力が入
力されるよう構成されており、ストローブ信号2及びN
OT回路出力が共に”0”の場合には、設定値切換器9
を選択状態”0”にし、それ以外のときには非選択状態
にする。また、ストローブ信号2が”0”の場合は入力
取込切換器4が選択状態になるときでもある。
【0029】したがって、設定値切換器9に、第2AN
D回路6bから選択状態”0”が入力され、かつ、入力
取込切換器4からアナログ設定値1が入力されている場
合には、設定値切換器9は、アナログ設定値1を設定値
SV2として第2PID演算回路13に設定する。
【0030】第1PID演算回路12は、設定値切換器
8からの設定値SV1とアナログ入力端子からの第1測
定値10とが入力されるように構成されており、これら
の入力値に基づいてPID制御の演算を実行しその結果
を出力切換器14に出力する。
【0031】第2PID演算回路13は、設定値切換器
9からの設定値SV2とアナログ入力端子からの第2測
定値11とが入力されるように構成されており、これら
の入力値に基づいてPID制御の演算を実行しその結果
を出力切換器14に出力する。
【0032】遅延回路7は、要素判別信号3の反転出力
が入力され、当該反転出力を遅延して出力切換器14に
入力するようになっている。出力切換器14は、遅延回
路7からの入力が”1”のときは第1PID演算回路1
2からの出力を選択し、”0”のときは第2PID演算
回路13からの出力を選択して操作出力15として出力
するようになっている。
【0033】上記に説明した制御機器の論理回路から、
設定値SV1又はSV2にそれぞれ対応する信号Aまた
は信号Bに対し、図2に示す真理値表が得られる。図2
は本実施の形態の論理回路における真理値表を示す図で
ある。
【0034】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係る制御機器の動作について説明する。ま
ず、アナログ設定値1には、設定値SVとして同図に示
す信号Aまたは信号Bのいずれかが入力される。
【0035】アナログ設定値1に信号Aを入力する場
合、DI1のストローブ信号2がアクティブになると信
号Aは、入力取込切換器4によって入力されその値は保
持される。
【0036】次に、その入力信号がAであることを判別
するためにDI2の要素判別信号3が信号A選択をアク
ティブにし、DI1のストローブ信号2とDI2の要素
判別信号3とのロジックによって設定値切換器8が値を
入力し保持する。
【0037】そして、その信号Aは、入力されるべき第
1PID演算回路12に設定値SV1として入力され
る。そして、第1測定値10とのPID演算結果は、再
度DI2の要素判別信号3が遅延回路7によってオンオ
フディレイされる出力切換器14に入力され、アナログ
出力が切換えられる。
【0038】信号Bを入力する場合も信号Aを入力する
場合と同様の工程となり、信号Bは入力取込切換器4、
設定値切換器9を介して第2PID演算回路13に入力
される。そして、第2測定値11とのPID演算結果
が、出力切換器14に入力され、操作出力15としてさ
れる。
【0039】上述したように、本発明の実施の形態に係
る制御機器は、アナログ入力端子とストローブ信号入力
端子1組とアナログ入力端子に入力される設定値が何で
あるか判別するための要素判別信号を用い、さらに要素
判別信号を多数判別するために、AND回路6a,6b
やNOT回路5等のソフトウェアで組んだ論理回路を付
加するようにしたので、制御機器のハードウェアとして
の入力点数に制約を受けずに、1組のアナログ入力端子
で多数の要素を含んだアナログ設定値を読込ませること
ができる。
【0040】また、上記例は、アナログ設定値が2点の
場合を示しているが、この入力点数に変更があった場合
でも、ハードウェアとしての入力端子数を変更すること
なく、すなわちアナログ設定値に関しては少なくともア
ナログ入力端子1点とストローブ信号入力(ディジタル
入力)端子1点が有ればよい。多数の要素を含むときの
アナログ設定値の切換えは要素判別信号によりソフトウ
ェア(機能モジュール)の組替えにより、容易に変更が
可能である。
【0041】言い換えると、アナログ設定値の入力に
は、アナログ入力端子1点とストローブ信号入力(ディ
ジタル入力)端子1点によって、多数の要素を含んだア
ナログ設定値を読込ませることができ、アナログ設定値
の点数が増加しても、すなわち、ハードウェアを変更せ
ずにソフトウェアを容易に変更するだけで実現できると
いう効果がある。
【0042】ゆえに、アナログ設定値の入力点数が異な
る多くのシステムに無駄なく柔軟に対応できるという効
果がある。 (発明の第2の実施の形態)第1の実施形態における図
1の構成は、アナログ設定値が2点の場合について説明
したものである。本実施形態は、アナログ設定値がn点
(ただし、アナログ入力端子数m点の場合は、(m−
1)点以下となる。ここで、m,nは自然数)の場合に
ついて説明するものである。
【0043】図3は本発明の第2の実施の形態に係る制
御機器の一例を示す構成図である。この制御機器は、n
種類のアナログ信号、すなわち測定値27が入力できる
ようになっており、測定値27に対してPID制御演算
を行って操作出力ΔMVを出力する装置である。
【0044】図3に示すように、制御機器は、入力取込
切換器26と、ストローブ信号22(DI1)及びn−
1個の要素判別信号23(DI2〜DIn)が入力され
n個の切換信号25((1)〜(n))を出力するデコ
ーダ回路24と、設定値切換器31と、PID演算回路
28と、出力切換器32とによって構成されている。
【0045】入力取込切換器26は、デジタル入力端子
からストローブ信号22(DI1)が入力されると、ア
ナログ入力端子からのアナログ設定値21を取り込み設
定値切換器31に入力するようになっている。
【0046】設定値切換器31は、n個の切換器から構
成されており、各切換器には図3に示すように、それぞ
れ上記デコード回路24からの切換信号25、すなわち
切換信号(1)〜(n)が入力され、選択された切換器
からの出力を設定値SV(1)〜SV(n)のいずれか
としてPID演算回路28に入力する。
【0047】このときの真理値表を図4に示す。図4は
本実施の形態の論理回路における真理値表を示す図であ
る。ストローブ信号22(DI1)にn−1個の要素判
別信号23(DI2〜DIn)を加えたn個の信号に対
し、デコーダ回路24は同図に示すようなn個の切換信
号25((1)〜(n))を出力する。この切換信号2
5により選択された切換器が設定値切換器31の出力と
してPID演算回路28内の対応する演算回路に入力さ
れる。
【0048】PID演算回路28は、n個の演算回路
(PID1〜PIDn)から構成されており、各切換器
には図3に示すように、それぞれ測定値27(PV
(1)〜PV(n))が入力されている。また、切換信
号25により選択された設定値切換器31内の切換器か
ら設定値SVが入力されるようになっている。
【0049】このPID演算回路28は、測定値27
(PV)及び入力された設定値SVに基づき演算回路に
おいてPID演算を実行しその結果を出力する。出力切
換器34は、PID演算回路28の演算回路(PID1
〜PIDn)からの出力及び切換信号25が入力される
ように構成されており、切換信号25で選択された設定
値SVに対応する演算回路PIDからの出力を選択し、
最終的な操作出力30(ΔMV)として出力するように
なっている。
【0050】また、上記各切換器26,31,34、デ
コーダ回路24、PID演算回路28はソフトウェアで
実現された機能モジュールである。以上のように構成さ
れた本発明の実施の形態に係る制御機器は、ストローブ
信号22及び要素判別信号23がデコーダ回路24で切
換信号25に変換されて、各部の切換動作が行われる
他、第1の実施形態の場合と同様に動作する。
【0051】上述したように、本発明の実施の形態に係
る制御機器は、アナログ入力端子とストローブ信号入力
端子1組とアナログ入力端子に入力される設定値が何で
あるか判別するための要素判別信号を用い、さらに要素
判別信号を多数判別するために、デコーダ回路24等の
ソフトウェアで組んだ論理回路を付加するようにしたの
で、上記発明の実施の形態に係る制御機器と同様の効果
を奏することができる。
【0052】また、ハードウェアとしてアナログ入力端
子とストローブ信号入力端子はアナログ設定値数に関係
なく1点ずつ1組で済み、アナログ設定値の入力点数
は、要素判別信号によって自由に設定できる。ただし、
要素判別信号入力数は、2n (nは要素判別信号の入力
端子数)個であるが、制御機器に備わっているアナログ
入力端子数がm(自然数)点の場合は、(m−1)点以
下となる。
【0053】また、本実施の形態において、ストローブ
信号と要素判別信号の合計入力点数をPID演算回路2
8内の演算回路数と同じn点とした。しかし、ストロー
ブ信号と要素判別信号の組合せ情報により、n点以下の
点数で各演算回路を特定できる場合には、上記ストロー
ブ信号と要素判別信号の合計入力点数をn点以下として
もよい。
【0054】このようにすればより少ない入力端子数で
独立した多数の制御演算を行うことができる。さらに、
要素判別信号23は制御機器内で生成するようにしてよ
い。このようにすればより一層少ない入力端子数で独立
した多数の制御演算を行うことができる。 (発明の第2の実施の形態の変形例)図3に示す上記第
2の実施形態において、出力切換器34の部分を図5に
示すようにトーナメント方式の複数段の出力切換器によ
り構成するようにしてもよい。
【0055】図5において第1段の第1出力切換器32
における各切換器に入力される切換信号は各要素判別信
号の反転入力信号29であり、最終段の最終出力切換器
33に入力される切換信号は、図6に示すような回路か
ら得られる信号である。
【0056】この制御機器において他の構成は図3に示
す装置と同様であり、また同様な効果を奏することがで
きる。また、本変形例では要素判別信号23の点数を切
換信号数nよりも少ないm−1点としている。このよう
に少ない本数にできるのは、m−1点で2m-1 個の切換
情報を表すことができるからである。なお、本発明は、
上記各実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、要
素判別信号に基づき、アナログ入力端子からの設定値を
対応する制御演算部に入力できるようにしたので、制御
機器のハードウェアとしての入力点数に制約を受けず
に、1組のアナログ入力端子で多数の要素を含んだアナ
ログ設定値を読込ませることができる制御機器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る制御機器の一
例を示す構成図。
【図2】同実施の形態の論理回路における真理値表を示
す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る制御機器の一
例を示す構成図。
【図4】同実施の形態の論理回路における真理値表を示
す図
【図5】同実施の形態の変形例の構成を示す図。
【図6】同実施の形態の変形例の一部構成を示す図。
【図7】従来の制御機器の一例を示す構成図。
【符号の説明】
1…アナログ設定値 2…ストローブ信号 3…要素判別信号 4…入力取込切換器 5…NOT回路 6a,6b…AND回路 7…遅延回路 8…設定値切換器 9…設定値切換器 10…第1測定値 11…第2測定値 12…第1PID演算回路 13…第2PID演算回路 14…出力切換器 15…操作出力 21…アナログ設定値 22…ストローブ信号 23…要素判別信号 24…デコーダ回路 25…切換信号 26…入力取出切換器 27…測定値 28…PID演算回路 29…要素判別信号の反転入力信号 30…操作出力 34…出力切換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御演算部を有し、前記複数の制
    御演算部に対応したアナログの設定値及び測定値を入力
    して、その操作出力を出力する制御機器において、 デジタル入力端子から入力される要素判別信号に基づ
    き、前記複数の制御演算部のうち何れで制御演算を行う
    かを判定し、その判定結果に応じた切換信号を出力する
    切換信号出力手段と、 前記設定値がアナログ入力端子から入力され、この入力
    された設定値を、前記切換信号に基づいて対応する何れ
    かの前記制御演算部に出力する設定値切換手段とを備え
    たことを特徴とする制御機器。
  2. 【請求項2】 前記設定値切換手段に設定値を入力する
    アナログ入力端子数を1とし、この1点と前記各測定値
    に対応するアナログ入力端子数n点とを合せたn+1点
    のアナログ入力端子で、n個の独立した制御演算を可能
    とすることを特徴とする請求項1記載の制御機器。
  3. 【請求項3】 前記デジタル入力端子数をn点以下とす
    ることを特徴とする請求項2記載の制御機器。
  4. 【請求項4】 マイクロコンピュータを内蔵し、前記切
    換信号出力手段及び前記設定値切換手段を前記マイクロ
    コンピュータによる処理で実現させることを特徴とする
    請求項1乃至3のうち何れか一項記載の制御機器。
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