JPH1055114A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1055114A
JPH1055114A JP15917997A JP15917997A JPH1055114A JP H1055114 A JPH1055114 A JP H1055114A JP 15917997 A JP15917997 A JP 15917997A JP 15917997 A JP15917997 A JP 15917997A JP H1055114 A JPH1055114 A JP H1055114A
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勝 田中
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芳雄 ▲高▼宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーシングに収容された現像剤を、内部に磁
石が設けられた現像スリーブの表面に磁力で担持して搬
送し、その搬送現像剤で、感光体に形成された静電潜像
をトナー像化する現像装置を備えた画像形成装置におい
て、感光体に対向したケーシング端面から外部に現像剤
が飛散することを防止する。 【解決手段】 磁石4によって、現像スリーブ3から最
も離れたケーシング端面22の部分Bから、現像スリー
ブ3に最も近いケーシング端面22の部分Aに向けて漸
次強くなる磁場を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ブラシ装置を
備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機,ファクシミリ,プリン
タなどとして構成される画像形成装置のうち、粉体の現
像剤を用いる乾式現像装置を備えたものでは、この現像
装置のケーシング内に、トナー粒子のみ又はこれに補助
剤を含有したトナーとキャリアとより成る二成分系現像
剤、又は磁性トナーのみより成る一成分系現像剤が収容
されていて、この収容現像剤を現像スリーブのような剤
担持部材に供給し、現像剤の磁気ブラシを形成しつ搬送
し、この担持現像剤で潜像担持体に形成された静電潜像
を現像している。
【0003】一方、現像された潜像担持体上のトナー顕
像を転写材に転写した後、該潜像担持体に残留するトナ
ーを清掃するクリーニング装置として、クリーニングス
リーブより成る剤担持部材上に、クリーニング剤の磁気
ブラシを形成しつつ搬送し、このクリーニング剤で潜像
担持体上の残留トナーを清掃する磁気ブラシクリーニン
グ装置を用いることも公知である。
【0004】上述のような現像装置と磁気ブラシクリー
ニング装置は、いずれも磁気ブラシ装置を構成するもの
であり、本発明に係る構成はこのような現像装置とクリ
ーニング装置のいずれにも適用できるものである。
【0005】図7は上述の磁気ブラシ装置のうちの現像
装置を有する画像形成装置の一従来例を示している。こ
の現像装置のケーシング1内には、上述したような現像
剤のうちの二成分系現像剤(不図示)が収容されてお
り、この収容現像剤は剤撹拌部材2によって撹拌されつ
つ汲み上げられて、現像スリーブ3上に供給される。剤
担持部材の一構成例である現像スリーブ3は、潜像担持
体の一例であるドラム状の感光体5に対向して位置して
いる。
【0006】現像スリーブ3の内部には、例えば図のよ
うなP1からP5極までの磁極を円周方向に配した磁石4
が設けられ、この磁石4に対して現像スリーブ3が反時
計方向に回転することによって、現像スリーブ3上に供
給された現像剤は当該スリーブ上に磁力で担持されて磁
気ブラシとして図において反時計方向に搬送される。こ
のとき、その現像剤のトナーにより、感光体5の表面に
形成された静電潜像がトナー像として顕像化され、その
トナー顕像は転写紙S(図9)に転写される。
【0007】この例では感光体5は時計方向に回転す
る。また現像スリーブ3を回転させる代りに磁石4を回
転させ、或いは現像スリーブ3と磁石4を共に回転させ
て現像剤を搬送することもできる。いずれの場合も、磁
石4は、剤担持部材の一例である現像スリーブ3の表面
において、剤の一例である現像剤を磁力で担持させて磁
気ブラシを形成する用をなす。
【0008】なお、図7に符号6で示すものは現像スリ
ーブ3上の現像剤の層厚を規制するドクター部材であ
り、7で示すものはドクター部材6で掻き取られた現像
剤をスリーブ3の軸方向に移動させ乍ら、剤撹拌部材2
の側へ落下させるためのセパレータである。また、符号
8で示すものはトナーボトル9からのトナーをケーシン
グ1内へ供給するためのトナー補給ローラである。
【0009】ところで、上述のケーシング1は、現像ス
リーブ3の周面のうち、感光体5の側に位置する部分が
露呈するように、この露呈側が開口している。そして、
現像スリーブ3を挟む現像ケーシング1のケーシング端
部のうち、感光体5の回転方向上流側のケーシング端部
にはシール部材11が取り付けられていて、このシール
部材11は現像ケーシング内の現像剤が外部へ飛散しな
いように開口上部を封止している。
【0010】このような機能を達成するために、感光体
5の回転方向下流側のケーシングの端部、すなわち現像
ケーシング1の一部を成し、感光体5に対向して位置す
るケーシング端面12にも、かかるシール部材を設けて
も良いのであるが、このようにすると、感光体上のトナ
ー顕像をシール部材が乱すことになってしまうので、か
ようなシール部材を、こちらの側に設けるのは不適当で
ある。このために、下流側のケーシング端面12につい
ては感光体5と単に接近対向させたままとしている。
【0011】図8は、現像スリーブ3上の現像剤13が
現像部10へ向けて移動している様子を示すものであ
る。このような移動が行われるうちに、現像剤がケーシ
ング端面12の部位に回り込み、この部位に付着堆積す
ることとなる。そして、この堆積量が多くなって、感光
体5の表面に接触するようになると、剤中のキャリアが
感光体の方に付着してしまう。
【0012】図9は感光体5の表面のトナー顕像Tのと
ころに、かようなキャリアCが付着してしまった状態を
示し、かようなトナー顕像Tが転写紙Sに転写される
と、キャリアが付着した部分を含む周辺部が白く抜けて
しまう。所謂、画像上の白抜けを生じてしまうのであ
る。
【0013】また、図10に示すように、ケーシング端
面12と感光体5との間を現像剤が通過したり、あるい
はケーシング端面12に付着した現像剤が下方へ飛散し
たりすると、その周囲が汚される。またこの飛散した現
像剤がチャージャ18のチャージワイヤに付着すると、
感光体との間でリークを生じる場合もある。
【0014】そこで、図11に示すように、ケーシング
端面12の近傍に設けた専用のマグネット14でキャリ
アを直接捕捉して、この捕捉したものを定期的に清掃除
去する手段も講ぜられている。また専用のマグネットを
回転するローラ状に形成し、その周面に付着したキャリ
アをブレードで掻き取る構成も公知である。
【0015】さらに、図12に示すように、ケーシング
端面の幅wを狭くして、この部分に対しキャリアを堆積
しにくくする対策例も採られている。
【0016】ところが前者の対策例では、専用のマグネ
ットを必要とし、装置コストが上昇すると共に、図11
に示した例では定期的な清掃作業も行わなければならな
い。後者の対策例では、キャリアの堆積をなくすことが
可能となるが、ケーシング端面と感光体との間の現像剤
通過量が多くなり、やはりチャージャ等のプロセス機器
に現像剤が付着し、また周囲を現像剤で汚すことにな
る。
【0017】上述した不具合は、必要に応じて補助剤を
外添した磁性トナーより成る一成分系現像剤を用いた現
像装置にも生じ得ることであり、飛散したトナーが感光
体の地肌部に付着すると、地汚れが発生する不具合を免
れない。
【0018】さらに上述した各種の問題は、磁気ブラシ
クリーニング装置においても全く同様に生じることであ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な構成によって、ケーシング端面に剤が多量に堆積する
ことを防止できる磁気ブラシ装置を備えた画像形成装置
を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、潜像担持体に対向して位置する剤担持部材
と、該剤担持部材の潜像担持体側に位置する部分が露呈
するように、該露呈側を開口したケーシングと、前記剤
担持部材の内部に設けられ、該剤担持部材の表面におい
て剤を磁力で担持させて磁気ブラシを形成する磁石とを
具備する磁気ブラシ装置を備えた画像形成装置におい
て、前記磁石は、前記潜像担持体の表面に対向して位置
するケーシング端面上の剤を捕捉して剤担持部材側へ引
き寄せるように、前記剤担持部材より最も離れたケーシ
ング端面部分から剤担持部材に最も近いケーシング端面
部分に向けて漸次強くなる磁場をケーシング端面に対し
て及ぼすように配置され、潜像担持体の表面の移動方向
に沿う前記ケーシング端面の幅が2mm以上に設定されて
いることを特徴とする画像形成装置を提案する。
【0021】その際、ケーシング端面のうち剤担持部材
に最も近い部分の磁場の強さが200ガウス以上となる
ように磁石の磁力の強さを定めると有利である。
【0022】また、上記各構成において、ケーシング端
面の表面粗さが3S以下に設定されていることが望まし
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づいて説明する。先ず、磁気ブラシ装置として現像
装置を取り上げ、かかる現像装置を有する画像形成装置
の実施形態例から説明する。
【0024】図1は、この画像形成装置の要部を示す図
であり、ここに示した画像形成装置も、潜像担持体の一
例であるドラム状の感光体5に対向して位置する現像ス
リーブ3として構成された剤担持部材と、この剤担持部
材の潜像担持体側に位置する部分が露呈するように、そ
の露呈側を開口したケーシング1と、剤担持部材の内部
に設けられ、その剤担持部材の表面において剤を磁力で
担持させて磁気ブラシを形成する磁石4とを具備する磁
気ブラシ装置を備えている。
【0025】本例では、P1〜P5極(図7)より成る磁
石4は、回転するスリーブ3に対して不回転状態に保持
されている。感光体5の回転方向下流側のケーシング端
面22は、感光体回転方向上の面幅Wに対し、感光体の
軸方向に長くした矩形状の平担面を成している。ケーシ
ング端面22はケーシング1の一部を成し、感光体5に
対向して位置しており、かかるケーシング端面22は、
感光体回転方向上の下流側へ行く程、剤担持部材の一例
である現像スリーブ3から離れるように形成されてい
る。
【0026】ケーシング端面22のうち、現像スリーブ
3に最も近い部分、図の例では感光体回転方向上の最も
上流側の部分をA部とし、現像スリーブ3から最も離れ
た部分、すなわち最も下流側の部分をB部としておく。
【0027】ここで、本例の特徴とするところは、ケー
シング端面22に対し、現像剤を捕捉して現像スリーブ
3の側へ引き寄せるような磁場を、磁石4、特にケーシ
ング端面の近くに配備されるP1,P2極によって及ばせ
るようにする点にある。すなわち、現像スリーブ3より
成る剤担持部材の内部に設けられた磁石4が、感光体5
より成る潜像担持体の表面に対向して位置するケーシン
グ端面22上の剤を捕捉して現像スリーブ3より成る剤
担持部材の側へ引き寄せるように、その剤担持部材より
最も離れたケーシング端面部分(B部)から剤担持部材
に最も近いケーシング端面部分(A部)に向けて漸次強
くなる磁場をケーシング端面22に対して及ぼすように
配置されているのである。しかも、感光体5より成る潜
像担持体の表面の移動方向に沿うケーシング端面22の
幅Wが2mm以上に設定されている。
【0028】現像スリーブ3上の現像剤は、現像スリー
ブと共に矢印方向に移動するが、このとき、一部の現像
剤がケーシング端面22の方へ飛散して、同ケーシング
端面22の部位に付着し、ないしは付着しようとする。
【0029】そこで、例えば、図1に符号M,M1,M
2…で示すような磁力線によってケーシング端面22の
領域に、上述の如き磁場を形成すると、上記飛散現像剤
のうちの鉄粉などの磁性粉より成るキャリアを、その磁
場で捕捉することができ、かつ、その磁力線に乗って現
像スリーブ3の側へ引き寄せて回収することが可能とな
る。
【0030】図3は、A部に於ける磁場の強さであるガ
ウス量を変えたとき、ケーシング端面22へ飛散して現
像スリーブ3に引き寄せられずにケーシング端面22に
残ったキャリアの量がどのように変化するかを示す実験
データ例であり、A部の磁場の強さが200ガウスより
も小であると、現像スリーブ3に引き寄せる力が弱く、
キャリアの残量が大きく増加してしまう恐れがある。ま
た、それ以上であるとキャリアの残量も抑えられるよう
になる。なお、このデータ例はケーシング端面の表面粗
さを10S程度とした場合である。
【0031】A部の磁場の強さを、種々の条件にもよる
が、上記したような200ガウス程度以上となるように
磁石4の磁力の強さを定めると、キャリア飛散量を効果
的に少なくすることができ、現像スリーブの方へ効率よ
く回収することができる。ケーシング端面22のうち、
現像スリーブ3より成る剤担持部材に最も近い部分の磁
場の強さが200ガウス以上となるように磁石4の磁力
の強さを定めるのである。なお、このような磁場の強さ
は、キャリアの飛散速度や、ケーシング端部と磁石との
距離などによって変わるものである。
【0032】このような機能を達成するためには、ケー
シング端面22に近い磁極、例えば、P1,P2極を、そ
のような強さの磁場が形成されるような磁力の強さで着
磁されたものとすればよい。勿論、この場合に、P1
2極の形状や、その配設態位も併せて考慮されること
になる。
【0033】図5は、P1,P2極(第1図)の設定磁力
を3段階に変えたときのA部からB部に至るケーシング
端面部位の磁場の強さがいかように変化するかを示すも
のである。L1は設定磁力が最も大きい場合であり、L2
はそれより設定磁力が小さい場合であり、L3は設定磁
場が最も小さい場合である。
【0034】設定磁力が最も小さい場合、すなわち、A
部の磁束密度が200ガウス程度となるような設定磁力
とした場合、B部の磁束密度は50ガウス程度となって
いる。このように、A部からB部に至るにつれて磁場の
強さを漸次小さくし、かつ、B部までも、その磁場を及
ばせることによって、B部に近いところまで回り込んだ
キャリアを現像スリーブ側へ磁気的に引き寄せることが
できる。
【0035】これに対し、B部に向かうに従って磁場が
強くなっているものとすると、こちらの側、すなわちB
部側にキャリアが引き寄せられてしまい、それを現像ス
リーブ側へ回収することができなくなるばかりか、B部
より下方へキャリアが飛散することにもなりかねない。
【0036】図4は、ケーシング端面22上に回り込ん
だキャリアCが現像スリーブ3の現像剤の磁気ブラシ1
3の側に回収される様子の一例を模式的に示すものであ
るが、そのケーシング端面22に付着したキャリアを滑
らせて、例えば磁力線Mに沿ってこのキャリアをケーシ
ング端面22から離す場合、その面の表面状態が粗くな
っていると、キャリアがその面上を滑りにくくなり、面
から離脱しにくくなるので、表面状態が平滑であること
が望ましい。このような点に鑑みて、ケーシング端面2
2の表面粗さを10S以下、好ましくは3S以下に設定
する。その際、テープなどを貼るなどして、その平滑性
を向上させ、しかもその面をフラットにすると都合が良
い。
【0037】このようにすることによって、ケーシング
端面22の側へキャリアが回り込んでも、この回り込ん
だキャリアを現像スリーブの側へ効率よく引き寄せるこ
とができる。これによって、より確実にキャリアが感光
体5に接する状態となるまでに至らせないようにするこ
とができ、もって、画像上の白抜けの発生を防止するこ
とが可能となる。
【0038】図2は、ケーシング端面22の表面を意図
的に凹凸面状としてキャリアがこの面に付着しやすく
し、その面幅W(図1)を変えたとき、ケーシング端部
上のキャリア捕捉量が、いかように変化するかを確認し
た実験結果の一例を示したものである。これから判るよ
うに、面幅Wが2mmより狭いと、現像スリーブ3の回転
による遠心力で飛散してくるキャリアが、ケーシング端
面22を飛び越えるようにしてケーシング1の外部に出
てしまうこともある。すなわち、キャリアがケーシング
端面22に捕捉されずに磁場の及ばないところまで飛散
し、落下してしまう恐れがある。
【0039】このような点に鑑みて、感光体5の表面の
移動方向に沿うケーシング端面22の幅Wを2mm以上に
設定するのである。かかる構成により、現像スリーブ3
の回転による遠心力で飛散してくる現像剤がケーシング
端面22を飛び越えることのない充分なケーシング端面
幅Wを確保でき、これによって、現像剤をケーシング端
面22に留め、かつこれをケーシング1内に確実に引き
寄せることができ、現像剤がケーシング外に飛散するこ
とを防止できる。
【0040】その他の基本構成は、図7に示したところ
と変りはないため、その基本構成についてのこれ以上の
説明は省略する。
【0041】なお、今まで述べた実施例ではキャリアと
トナーより成る二成分系現像剤を使用する現像装置を適
用したものであるが、磁性トナーのみより成る一成分系
現像剤を用いる現像装置を有する画像形成装置にも本発
明を適用可能である。
【0042】また、現像スリーブを停止させてその内部
の磁石を回転させ、或いは現像スリーブと磁石を共に回
転させる現像装置にも適用できる。
【0043】さらに、従来シール部材11(図7)が設
けられていた方の感光体回転方向上流側のケーシング端
面に対しても本発明を適用でき、これによって、シール
部材11を廃止しても現像剤の飛散を防止でき、コスト
の低減を達成できる。
【0044】以上、磁気ブラシ装置の一例である現像装
置を有する画像形成装置に本発明を適用した実施形態例
を説明したが、図6は磁気ブラシ装置の他の例である磁
気ブラシクリーニング装置を有する画像形成装置に本発
明を適用した実施形態例を示す。
【0045】図6において、プレクリーニングチャージ
ャ28が、矢印方向に回転する感光体5と対向するよう
に設けられている。また、プレクリーニングチャージャ
28の下流側には、内部に複数の磁石104を設けた、
剤担持体の一構成例であるクリーニングスリーブ32が
配設されている(個々の磁石にはP1乃至P6の符号を付
してある)。図示した例ではクリーニングスリーブ32
が、固定された磁石104に対し、図示していない駆動
モータによって矢印方向に回転駆動されるようになって
いる。
【0046】トナー顕像の転写後において、感光体5上
に残されたトナーがプレクリーニングチャージャ28の
部位にくると、このプレクリーニングチャージャ28に
よるコロナ放電により、トナーには、クリーニングし易
いように、ある極性(図の例では正)の電荷が付与され
る。
【0047】一方、クリーニングスリーブ32上にはク
リーニング用のキャリアとトナーより成るクリーニング
剤C1が前述の磁石104の磁力によって担持され、キ
ャリアによる磁気ブラシが形成されている。このよう
に、クリーニングスリーブ32の内部に設けられた磁石
104は、その表面においてクリーニング剤C1を磁力
で担持させて磁気ブラシを形成する。クリーニング剤C
1は互いに異極性に摩擦帯電したキャリアとトナーとの
粉体から成り、磁性体よりなるキャリアの粒子が磁力に
よってスリーブ32上に担持され、該粒子にトナーが静
電的に付着している。
【0048】プレクリーニングチャージャ28により電
荷を付与された残留トナーが、クリーニングスリーブ3
2と対向するクリーニング領域Xに来ると、ここで、残
留トナーがバイアス電圧(図の例では負)を印加された
クリーニングスリーブ32上の、負の電荷をもったクリ
ーニング用キャリアへ、静電的吸着力と機械的スキャベ
ンジング力をもって付着する。このように感光体上のト
ナーが除去されてクリーニングが行われる。
【0049】次いで、トナーが付着したキャリアは、磁
力によりクリーニングスリーブ32上に担持され、磁気
ブラシを形成しつつ搬送され、例えば、金属製のものよ
り成り所定極性(図の例では負)のバイアスの印加され
たトナー回収ローラ33と対向する部位で、このローラ
33に接触し、このときトナーが回収ローラ33の方に
静電的に付着する。その際、或る量のトナーはクリーニ
ングスリーブ32側に残され、これがクリーニング剤C
1中のトナーとなる。トナー回収ローラ33には弾性ゴ
ム又は弾性金属板等より成る回収ブレード34が当接す
るようになっていて、これにより、回収ローラ33上の
付着トナーが下へ掻き落される。この掻き落されたトナ
ーは排出用のスクリュー35によりクリーニング装置外
に排出される。
【0050】一方、クリーニングスリーブ32上のクリ
ーニング剤C1はさらに搬送され、ケーシング101の
一部によって形成されたドクターブレード部36のとこ
ろで、剤C1の厚みが例えば0.5乃至2.0mm程度と
なるように規制され、再びクリーニング領域Xに入る。
【0051】上述の磁気ブラシクリーニング装置より成
る磁気ブラシ装置も、潜像担持体の一例である感光体5
に対向して位置するクリーニングスリーブ32より成る
剤担持部材と、その剤担持部材の潜像担持体側に位置す
る部分が露呈するように、その露呈側を開口したケーシ
ング101と、剤担持部材の内部に設けられ、その剤担
持部材の表面において剤C1を磁力で担持させて磁気ブ
ラシを形成する磁石104とを具備している。そして、
ケーシング101の一部を成すケーシング端面122に
対し、磁石104、この例では主としてP1及びP2の2
つの磁極によって、クリーニング剤C1を捕捉してこれ
をクリーニングスリーブ32側へ引き寄せる磁場が形成
されている。すなわち、磁石104は、感光体5より成
る潜像担持体の表面に対向して位置するケーシング端面
122上の剤を捕捉してクリーニングスリーブ32より
成る剤担持部材の側へ引き寄せるように、その剤担持部
材より最も離れたケーシング端面部分(B部)から剤担
持部材に最も近いケーシング端面部分(A部)に向けて
漸次強くなる磁場をケーシング端面122に対して及ぼ
すように配置されているのである。しかも、感光体5よ
り成る潜像担持体の表面の移動方向に沿うケーシング端
面122の幅Wが2mm以上に設定されている。
【0052】上記構成により、先に示した実施形態例と
全く同様に、ケーシング端面122にクリーニング剤が
付着堆積し、これが感光体5に付着したり、ケーシング
101の外部にクリーニング剤C1が飛散し、これが下
方に落下したり、プレクリーニングチャージャ28のと
ころに飛散クリーニング剤が付着して感光体5との間で
リークを生じるような不具合を防止できる。図6におけ
る線Mは、磁石P1とP2の間に形成される磁力線を示し
ている。
【0053】また図6に示した実施形態例においても、
ケーシング端面122のうち、クリーニングスリーブ3
2より成る剤担持部材に最も近い部分(A部)の磁場の
強さが200ガウス以上となるように磁石104の磁力
の強さが設定され、クリーニングスリーブ32より最も
離れたケーシング端面部分、すなわちB部までもその磁
場を及ばせるように構成されている。さらに、ケーシン
グ端面122を10S以下、特に3S以下の表面粗さに
設定し、かつその面をフラットにすることが望ましいこ
とも、先の実施例と変りはない。
【0054】クリーニングスリーブ32を停止させて磁
石104を回転させ、或いは両者を共に回転させる磁気
ブラシクリーニング装置を有する画像形成装置にも本発
明を適用できることは当然である。またケーシング10
1の他方側の端部111のケーシング端面に対しても、
本発明に係る構成を採用可能である。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、ケーシ
ング端面上の剤を剤担持部材の側に磁力によって引き寄
せることができるので、このケーシング端面に多量の剤
が堆積することを防止でき、これにより、堆積した剤が
潜像担持体の表面に付着することを阻止できる。しかも
ケーシング端面と潜像担持体との間から磁気ブラシ装置
外へ剤が飛散することを防止でき、周囲が剤で汚染する
ことを阻止できる。
【0056】請求項2及び3に記載の構成によれば、上
述した作用効果をより一層確実に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像装置の要部概略構成図である。
【図2】ケーシング端面の幅とケーシング端面へのキャ
リア捕捉量との相関関係の一例を示す図である。
【図3】ケーシング端面の上流側端のガウス量を変化さ
せたときキャリア飛散量がいかように変化するかの一例
を示す図である。
【図4】ケーシング端面に回り込んだキャリアが現像ス
リーブ側へ引き寄せられる様子を示すケーシング端面周
辺部の斜視図である。
【図5】現像スリーブ内の磁石の磁力が3段階に設定さ
れたとき、ケーシング端面の上流端から下流端に向けて
磁場の強さがいかように変化するかの一例を示す図であ
る。
【図6】本発明を磁気ブラシクリーニング装置を有する
画像形成装置に適用した実施形態例を示す断面図であ
る。
【図7】現像装置の一従来例を示す図である。
【図8】ケーシング端面に堆積したキャリアが感光体に
接することによって生じる不具合を説明するための現像
部周辺構成図である。
【図9】感光体に付着してしまったキャリアにより画像
上の白抜けが生じることを説明するための転写部周辺構
成の概略図である。
【図10】ケーシング端面と感光体との間から現像剤が
飛散したとき生じる不具合を説明するためのケーシング
端面周辺構成図である。
【図11】従来例を示す構成図である。
【図12】他の従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 磁石 13 磁気ブラシ 22 ケーシング端面 101 ケーシング 104 磁石 122 ケーシング端面 W 幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体に対向して位置する剤担持部
    材と、該剤担持部材の潜像担持体側に位置する部分が露
    呈するように、該露呈側を開口したケーシングと、前記
    剤担持部材の内部に設けられ、該剤担持部材の表面にお
    いて剤を磁力で担持させて磁気ブラシを形成する磁石と
    を具備する磁気ブラシ装置を備えた画像形成装置におい
    て、前記磁石は、前記潜像担持体の表面に対向して位置
    するケーシング端面上の剤を捕捉して剤担持部材側へ引
    き寄せるように、前記剤担持部材より最も離れたケーシ
    ング端面部分から剤担持部材に最も近いケーシング端面
    部分に向けて漸次強くなる磁場をケーシング端面に対し
    て及ぼすように配置され、潜像担持体の表面の移動方向
    に沿う前記ケーシング端面の幅が2mm以上に設定されて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング端面のうち剤担持部材に最も
    近い部分の磁場の強さが200ガウス以上となるように
    磁石の磁力の強さを定めた請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 ケーシング端面の表面粗さが3S以下に
    設定されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6219670U (ja) * 1985-07-19 1987-02-05
JPS6362859U (ja) * 1986-10-15 1988-04-26

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