JPH1055101A - トナー/現像剤供給装置 - Google Patents

トナー/現像剤供給装置

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JPH1055101A
JPH1055101A JP8211476A JP21147696A JPH1055101A JP H1055101 A JPH1055101 A JP H1055101A JP 8211476 A JP8211476 A JP 8211476A JP 21147696 A JP21147696 A JP 21147696A JP H1055101 A JPH1055101 A JP H1055101A
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創 甲斐
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清高 太田
Nobuhito Yokogawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤による汚染を抑制しながら、トナー/
現像剤供給並びに現像剤回収を共通部材によって行うこ
とができ、しかも補給トナーと循環現像剤との混合性を
積極的に高めることができるトナー/現像剤供給装置を
構成する。 【解決手段】 当該トナー/現像剤供給装置は、現像剤
とトナーをそれぞれのスペースに収容する容器と、現像
剤供給部たる空間(35)及び現像剤回収部たる囲い部
を有する転回部材(13)と平板部(28)並びにトナ
ー/現像剤を搬出入する流出孔(16)及び流入孔(1
7)を有する蓋側板(14)とでなる粉体容器部材と、
で構成されており、現像剤供給部(35)によって汲み
上げられたトナー/現像剤の一部が搬出されずに供給ス
ペース(15)にとどまるように寸法決めされた前記流
出孔(16)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ/デジタ
ル複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、
特にキャリアとトナーとからなる2成分現像剤を用いて
画像形成を行う電子写真式画像形成装置における現像装
置に付設されるトナー/現像剤供給装置に関するもの
で、トナー消費に伴うトナー補給と、経時劣化するキャ
リアの交換とを行うことができるようになったものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現像器へトナーを供給するボトルとし
て、特開昭60−159769号公報、特開平7−20
705号公報、特開平7−159769号公報に開示さ
れた構成のものが知られている。これらはボトル容器に
内設された螺旋状のひれ(突起部)の回転時の作用によ
って、水平設置状態において、内部に収容するトナーを
排出するものである。しかしながら、これらのボトルは
トナー供給用にのみ使用され、他の用途を有していな
い。
【0003】また2成分現像装置では、消費分を補うた
めのトナー補給の他に、劣化したキャリアの交換のため
に新キャリアを含んだ現像剤の供給と劣化キャリアを含
んだ使用済み現像剤の回収とが必要となる。特に現像剤
の交換については、画像品質の変動を抑えるために、寿
命毎の全量交換でなく、一定間隔毎の部分交換が主流と
なりつつある。トナー補給と現像剤交換に関しては、例
えば特開平4−29271号公報において、使用済み現
像剤の一部を排出する手段と新品現像剤を供給する手段
とを備えた現像剤供排機構が示されていて、この機構で
は、新品現像剤を収容していた容器に、その現像剤を供
給した後に、使用済み現像剤を回収することとしてい
る。しかしながら、当該公報に開示された技術では、単
に空になった容器をサービスマンが供給位置とは異なる
回収位置に改めて装着するにすぎず、したがって当該供
給位置にある現像剤供給後の容器に自動的に使用済み現
像剤を回収するものではなく、更に当該装置では2つの
容器を装着する必要が生じ、装置の大型化をもたらして
いる。
【0004】特開平2−6978号公報では、補給容器
部と回収容器部を一体構造とし、現像装置に着脱自在な
構成としたトナー収納容器が開示されている。この容器
では区切られた回収剤収納部にトナーの回収を行うの
で、トナー補給容器としては回収部という別個の無駄な
スペースが必要となり、装着されるべき装置を大型化す
るとともに、在庫スペース的にも無駄な空間を必要とす
る。
【0005】そのために、装置を大型化することなく、
しかもサービスマンやユーザーの手を煩わすことなく、
劣化した使用済み現像剤を自動的に回収することが求め
られる。そして空間の有効利用という点では、補給トナ
ーを収容するトナー容器内へ、その使用後、劣化した使
用済み現像剤を回収するようにすることが望ましい。例
えば、特開昭60−159769号公報の技術では螺旋
状のひれが内設され、特開平7−20705号公報の技
術では更に容器肩部内面の一部が開口部の径よりも大き
な径の肩部内面部分から開口部の縁まで迫り出した形状
をとっている。これらトナー排出にとって有効な手段
は、しかしながら現像剤回収にとっては性能低下の要因
ともなる。その結果、回収すべき回収量が回収できない
ことも生じうる。
【0006】本出願人は先に、2つの収容容器からなり
環状部分を有した容器の中央空間に当該容器と同心円状
の円筒形容器が嵌まり込んで一体化し、各容器の同じ側
に同心円状の開口部がそれぞれ設けられたトナー/現像
剤収納の一体型ボトルを提案した(特願平7−1711
57号)。そして、この一体型ボトルを有効に使うため
に、当該一体型ボトルと現像装置の間に配設されるトナ
ー補給並びに現像剤供給・回収機構についても、更に提
案を行った(特願平7−262984号)。これは、ボ
トルから排出されるトナー/現像剤を回転動作によって
現像部へ送り出す供給部と、現像部から送られてくる現
像剤を回転動作によって持ち上げる回収部とを備えてな
り、周囲側壁と内周壁とで規定され供給回転方向下流側
にいくに従い浅くなる底部を有する空間及び回収回転の
際に現像剤を回転移送可能とする掬い部を有する転回部
材と、並びに当該転回部材の周囲側壁と内周壁の各上縁
端に摺擦して供給スペースを形成可能とする平板部及び
上記転回部材の回転に伴いトナー/現像剤を搬出入する
供給孔と回収孔を有する中間部材とでなるトナー/現像
剤補給装置である。
【0007】しかしながら、上記のようなボトルと補給
装置とを用いて現像剤回収を行うにあたっては、固定さ
れた中間部材の回収羽根に摺擦しながら回転する転回部
材の掬い部で現像剤を持ち上げ、回収羽根の途切れ目か
ら当該現像剤を落下させ、閉鎖栓の斜面を用いてボトル
内へ送り込むようにしているため、回収動作終了後にボ
トルを取り外すと、当該ボトルから切り離される転回部
材の中央開口付近から未回収現像剤が画像形成装置内部
を汚すおそれがあった。中央開口をカメラの絞り機構の
ように大きさを変更できるようにすれば、そのような問
題を回避することもできるが、機構的に極めて複雑にな
らざるをえない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、現像
剤による汚染を抑制しながら、トナー/現像剤供給並び
に現像剤回収を共通部材によって行うことができ、しか
も補給トナーと循環現像剤との混合性を積極的に高める
ことができるトナー/現像剤供給装置を構成することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
したがい、現像剤とトナーをそれぞれのスペースに収容
する容器に、周囲側壁と内周壁とで規定され供給回転方
向下流側にいくに従い浅くなる底部を有する空間及び回
収回転の際に現像剤を回転移送可能とする囲い部を有す
る転回部材と、当該転回部材の周囲側壁と内周壁の各上
縁端に摺擦して供給スペースを形成可能とする平板部及
び上記転回部材の回転に伴いトナー/現像剤を搬出入す
る流出孔と流入孔を有する蓋側板とでなる粉体混合容器
部材を一体的に取り付けた着脱自在なトナー/現像剤供
給装置において、現像剤供給部たる転回部材の空間によ
って汲み上げられたトナー/現像剤の一部が搬出されず
に供給スペースにとどまるように寸法決めされた前記流
出孔を有するトナー/現像剤供給装置によって解決され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を、図示の実施の形
態に基づいて、説明する。トナー/現像剤補給装置1を
装着した現像装置2を図1に示す。現像装置2内の現像
ローラ等を用いて、公知のように、不図示の感光体上の
潜像を可視像化する。トナー/現像剤補給装置1は、ト
ナー並びにトナーとキャリアからなる2成分現像剤を収
容する粉体収容容器3と、当該容器から排出されるトナ
ー及び現像剤を現像装置2へ、また現像装置2から導出
される現像剤を循環するトナー/現像剤搬送装置4とか
らなる。
【0011】トナー/現像剤搬送装置4は、図示のよう
に、第1搬送スクリュー21と第2搬送スクリュー22
をケース内に内蔵しており、現像装置2から第1搬送ス
クリュー21で送られた現像剤は、図面手前側で第2搬
送スクリュー22に受渡し部材により送り渡され、当該
第2搬送スクリュー22によって現像装置2に戻される
ようになっている。この現像剤循環系はトナー/現像剤
搬送装置4を介在させることなく、現像装置2と粉体収
容容器3のみで形成させることも場合によっては可能で
ある。第1搬送スクリュー21から第2搬送スクリュー
22に受け渡された現像剤の少なくとも一部は、図2の
右側に示されるように、第2搬送スクリュー22の下方
に形成された落としスペース24から、搬送スクリュー
用ケース23の側壁下側に設けられた孔25を介し、ケ
ース用シャッター5及び容器3用シャッター6を貫通し
て粉体収容容器3側へ送り込まれ、当該容器3側から再
びケース23の側壁上側に設けられた孔26から循環系
に戻されるようになっている。
【0012】新トナー/新現像剤を収容する着脱自在な
粉体収容容器3の構成は次のようになる。当該容器3は
見かけ上は1つの容器であるが、実際には図2の左側に
示されるように、第1粉体容器9と第2粉体容器10と
粉体混合容器部材11とが一体的に連結されてなるもの
で、更にトナー、現像剤の供給を行う共通の端面側には
シャッター6が取り付けられている。第2粉体容器10
は環状シリンダの形状を有し、当該容器と同心状の第1
粉体容器9がこれに嵌め合わされている。言い換えれ
ば、第1粉体容器9は第2粉体容器10の中央空間に差
し込まれる突出部を有していて、この突出部と第2粉体
容器の中央空間とで嵌合が実現する。これら容器の少な
くとも一方には、内周面に螺旋突起が付されており(図
示せず)、所定方向の回転に応じて、その螺旋突起の作
用によって収容した粉体(新トナー、新現像剤)を排出
できるようになっている。両容器に螺旋突起が付されて
いる場合、それぞれの螺旋の傾きは、相互に逆向きでも
よいが、同じ方向に傾いていてもよい。同じ方向に傾い
ている場合には、粉体収容容器の一方向の回転によっ
て、新トナーと新現像剤が同時に排出されることとな
る。
【0013】また第1粉体容器9と第2粉体容器10の
それぞれの開口は、閉鎖栓40によって開閉される。各
開口の開閉タイミングに差を設けるべく、図示のように
蓋部分の深さを異ならせてもよい。本実施例では、新ト
ナーが第1粉体容器9に収容され、新現像剤が第2粉体
容器10に収容されているが、容器容量やその他の構成
に変更を加えて逆の関係で収容することも可能である。
【0014】閉鎖栓40は最初、第1粉体容器9と第2
粉体容器10のそれぞれの端部開口を塞ぎ、現像剤及び
トナーの漏れを防ぎ、供給・回収の際には、図示のよう
に各開口を開放するように不図示のチャック装置により
所定量だけ引き出される。第1粉体容器9の閉鎖は中央
栓部で行い、第2粉体容器10の閉鎖は外周栓部で行
う。中央栓部は容器側に突き出た円錐面と、当該円錐面
に均等に配された複数枚の羽根部(図示せず)とからな
っている。円錐面は現像剤の安息角以上をとり、例えば
最低20度とする。これにより落下した現像剤は自然力
で容器に回収されることとなる。この円錐面と羽根部と
は、劣化現像剤の回収の際に有効に機能するもので、上
方より落下する現像剤は羽根部で確実に拾われ、円錐面
を滑って第1粉体容器に回収されることとなる。
【0015】粉体容器9,10から排出されたトナー、
現像剤を循環現像剤と混合するための粉体混合容器部材
11は、現像剤転回スペース15を形成する転回本体1
3と蓋側板14とからなる。蓋側板14は転回本体13
に回転自在に嵌合されていて、現像剤転回スペース15
の一端面となり、図3に示されるように、転回本体13
側から見て第2象限及び第4象限に位置した孔16、1
7及び中央開口を備えた平板部28と、これを取り囲む
円筒部29と、並びに平板部中央開口を囲むように平板
部28から転回本体側に突出した供給支持羽根30、回
収支持羽根31を備えている。流出孔16と流入孔17
を上下垂直位置でなく第2象限及び第4象限に位置させ
ることによって、搬送スクリュー22端部をスペース効
率に優れた箇所に位置させることができる。
【0016】また転回本体13は、図4に示されるよう
に、比較的大きな中央開口を有した筒状を有する。その
外周側壁には不図示の駆動部からの回転駆動を伝達する
ためのギヤ34が取り付けられており、現像剤を循環系
に戻す場合には例えば矢印Aの方向に回転する。また転
回本体13の内面には、トナー乃至現像剤をトナー/現
像剤搬送装置へ送り出すための現像剤供給部35と、回
収現像剤を容器内に戻す現像剤回収部とが形成されてい
る。これら現像剤供給部35と現像剤回収部36とは少
なくとも1対設けられる(図示の例では2対)。現像剤
供給部35は、転回本体13の外周側壁と蓋側板14の
支持羽根30の外側を摺擦する内周壁とで規定され、そ
れら壁の間の底面は現像剤供給回転の際の下流側が上流
側より高くなっていて、斜面を構成している。現像剤回
収部36は、その底面が現像剤供給部の上記上流端と同
じ高さの平坦面であり、現像剤供給部の内壁の延長部に
よって囲い部37を形成し、現像剤回収の際の回転(B
方向回転)の際に回収現像剤を搬送する。
【0017】図5は、蓋側板14を取り付けた転回本体
13を粉体収容容器3側から見た概略透視図である。図
示のように、流出孔16は、現像剤供給部35の幅cよ
りも小さい開口幅bを有し、かつ転回本体13の内周壁
から放射方向外側へ距離aを開けて位置するように蓋側
板14の平板部28に配設されている。このとき、流出
孔16の開口幅bは、現像剤供給部35によって汲み上
げられたトナー乃至現像剤の一部が流出孔16から排出
されずに現像剤転回スペース15にとどまり、自然落下
することが可能になるように、かつ流出孔16からの流
出量が流入孔17からの流入量と同量であるかもしくは
若干多めになるように選ばれる必要がある。
【0018】図6にシャッター6を取り付けた粉体収容
容器3の外観を示す。シャッター6には、ケース用シャ
ッターと係合するための突出部38、窪み部39が形成
されている。これら突出部、窪み部は図示のように両方
備えられていてもよいが、ケース側の切欠き部、突起部
に合わせてどちらか一方だけが形成されていてもよい。
蓋側板の孔に対応する孔44,45がシャッター平面部
に形成されている。容器が装置本体にセットされ、突出
部38とケース用シャッターの周辺切欠き部(図示せ
ず)、窪み部39とケース用シャッター突起部(図示せ
ず)の係合によって、シャッターの回動につれて孔の位
置がずれ、蓋側板の孔16,17が開口し、結局、孔1
6と17はそれぞれ26と25と連通する。その際、シ
ャッターの回動で誘導ガイド(図示せず)の位置も動
き、栓40の先端に係合して、当該栓を容器より引き出
すことになる。
【0019】これら蓋側板14と転回本体13とが嵌合
すると、蓋側板14の平板部28、転回本体13の供給
部及び回収部の底面、転回本体13の周囲側壁及び内周
壁、並びに蓋側板14の支持羽根30,31によって、
現像剤転回スペース15が規定される。転回本体13の
回転の際に、現像剤が入り込まないように、蓋側板14
と転回本体13の間に第1シール部材48が装着されて
いる(図2)。このシール部材48はゴム系のVリン
グ、Gシール、あるいはそれらの代替物、例えばスポン
ジ等である。粉体収容容器3をトナー/現像剤補給装置
にセットする際の保持及びシールのために、転回本体1
3の内周縁部にも第2シール部材49が付され、また蓋
40と蓋側板14の間にも第3シール部材50が付され
ている。
【0020】本実施例での一連の動作を以下に説明す
る。例えば、現像装置2のトナー濃度が低下し、トナー
補給が必要になったにもかかわらず、粉体収容容器3に
トナーが無いと判断された場合には、ユーザーに容器3
の交換を促す。新しい容器3が装着されると、既述のよ
うにして栓40を開く。栓40を開くにあたり、不図示
の駆動部からギヤ34を介して転回本体13に駆動を与
え、A方向に回転する。同時に粉体収容容器3も同じA
方向に回転され、第1粉体容器9からトナーを転回スペ
ース15へ排出する。第1粉体容器9の内周面に付けら
れた螺旋突起の螺旋状態(傾き)によっては、B方向に
回転することでトナーを排出する場合もある。粉体収容
容器の駆動は独立の駆動部によってなされてもよいが、
伝導機構を介して転回本体の駆動をもらうようにしても
よい。また第2粉体容器10の内周面に付けられた螺旋
突起の傾きが第1粉体容器9のものと同様の向きであれ
ば、トナー補給の際に同時に現像剤も供給されることと
なる。また螺旋突起の傾きが逆向きであれば、トナー補
給の場合とは逆に回転することで現像剤を転回スペース
15へ排出できる。
【0021】開口から排出されたトナー乃至現像剤は転
回スペース15に落下し、当該転回本体13のA方向回
転によって現像剤供給部35内で上方へ且つ供給部の斜
面によってトナー/現像剤搬送装置4に近づく方向へ移
動され、やがて各々の側壁上側に設けられた孔16、4
4、26を介して回転駆動する第2搬送スクリュー22
上へ送り出される。このとき、現像剤供給部35によっ
て汲み上げられたトナー乃至現像剤の一部は、流出孔1
6から排出されず、転回スペース15にとどまる。これ
によって、当該残留トナー乃至現像剤が、粉体収容容器
3から転回スペース15に新たに供給される新トナー/
現像剤及び(あるいは)流入孔17から流入する循環現
像剤と混合され、混合性が高まる。特に、現像剤供給部
35と現像剤回収部36とが一対だけ設けられている場
合のように、次に汲み上げられるトナー乃至現像剤が既
に転回スペース15に準備されているときには、前記残
留トナー乃至現像剤が自由落下によってふりそそぐ結果
となり、トナーと現像剤との混合性がさらに高まる。こ
れは、現像剤がトナーに比して大きな比重をもつため
に、トナーの上から現像剤がふりそそぐと、トナーの間
をぬって現像剤がトナーの集団の内部に沈み込み、トナ
ーと混合されるからである。
【0022】トナー乃至現像剤を転回スペースの現像剤
供給部35で回転搬送する際に、当該トナー乃至現像剤
は傾斜底部と周囲側壁と内周側壁で規定された空間にあ
って搬送されるものであり、したがって内周側壁と摺擦
する供給支持羽根30を省略することも可能である。第
2搬送スクリュー22及び第1搬送スクリュー21は、
粉体収容容器3が回転駆動する際には、少なくとも同時
に駆動し始めているので、現像装置2から現像剤を循環
搬送しており、特にトナーを補給する場合には、粉体混
合容器部材11の転回スペース15において前記の方法
により混合されたトナーと現像剤とが現像装置2に至る
までにさらに混ざり合い、現像装置2内でのトナー濃度
のむらを最低限に抑え込むことができる。
【0023】トナーを所定量供給した後、粉体収容容器
3の回転は停止する。この際、転回本体13並びに第1
搬送スクリュー21及び第2搬送スクリュー22は駆動
を停止してもよいし、駆動させたままにしておいてもよ
い。第1搬送スクリュー21及び第2搬送スクリュー2
2が現像装置2内の一部を構成している場合には、現像
装置2内の現像剤攪拌の観点から常に駆動させておくの
がよい。またケース用シャッター5を回動してケース2
3の孔25,26を塞ぎ、第1搬送スクリュー21及び
第2搬送スクリュー22のみを駆動させてもよい。
【0024】第1粉体容器9から新トナーがすべて排出
されると、空になった当該粉体容器9は劣化現像剤のた
めの回収容器として用いられることになる。劣化現像剤
の回収の場合には、第1搬送スクリュー21及び第2搬
送スクリュー22をトナー乃至現像剤供給の場合と同じ
ように駆動するとともに、転回本体13をトナー乃至現
像剤供給の場合と逆にB方向に回転させる。閉鎖栓は所
定の回収位置に配置される。現像剤回収のタイミング
は、現像装置2内の磁気型トナー濃度センサーや光学式
トナー濃度センサー、感光体上でトナー濃度を感知する
センサー等によってトナー濃度の低下に伴いトナー補給
が必要になった時点に合わせるのが合理的である。各種
センサーによりトナー濃度の低下を判断し第1粉体容器
9内にトナーがなくなった場合に現像剤回収モードとす
る。
【0025】現像装置2から送り出された劣化現像剤
は、第2搬送スクリュー22下方に形成された落としス
ペース24からケース23等の側壁下側に設けられた孔
25,45,17を通って、回転する転回スペース15
に入り込む。転回スペース15に入った現像剤は、転回
本体13の周囲側壁と回収支持羽根31で囲まれた空間
に溜り、現像剤回収部36の囲い部37によって上方に
持ち上げられ、やがて回収支持羽根31の途切れる位置
で落下し、栓40の羽根部で拾われ、円錐面を滑って第
1粉体容器9へ回収される。この際、第1粉体容器9を
トナー補給の際と逆向きに回転することで内周螺旋突起
の作用により回収現像剤が容器奥側へ取り込まれる。転
回スペース15と第1粉体容器9に回収された劣化現像
剤の量が、第2粉体容器10に始め収容され現像装置2
に供給された新現像剤の量に等しくなった時点で回収を
終了する。現像剤の新旧交換は、現像装置2の容量中の
一部の交換が一般的であるが、全量交換することも可能
である。回収終了後にはトナーエンドとしてユーザーに
容器の交換を促すことが前述した通りである。その場
合、ケース用シャッター、容器用シャッターを回動して
それぞれの孔を塞ぐことで、現像剤漏れを完全に防ぐこ
とができる。
【0026】なお、第2粉体容器10に収容された新現
像剤と等しい量の循環現像剤が転回スペース15に存在
している場合には、上記のように回収動作を行わなくと
も、粉体収容容器3を取り出すことで粉体混合容器部材
の転回スペースに入った交換されるべき必要量の現像剤
が自動的に回収されることになる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、現像剤とトナーをそ
れぞれのスペースに収容する容器と、周囲側壁と内周
壁とで規定され供給回転方向下流側にいくに従い浅くな
る底部を有する空間及び回収回転の際に現像剤を回転移
送可能とする囲い部を有する転回部材と、当該転回部材
の周囲側壁と内周壁の各上縁端に摺擦して供給スペース
を形成可能とする平板部及び上記転回部材の回転に伴い
トナー/現像剤を搬出入する流出孔と流入孔を有する蓋
側板とでなる粉体混合容器部材とで構成される着脱自在
なトナー/現像剤供給装置において、転回部材の前記空
間によって汲み上げられたトナー/現像剤の一部が前記
流出孔から排出されずに供給スペースにとどまるので、
補給された新規トナーをすぐに現像装置に供給せずに前
記供給スペースで混合・撹拌し、充分に混ざり合ったト
ナー並びに現像剤を現像装置に供給することが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナー/現像剤供給装置と現像装
置の位置関係を示すもので、トナー/現像剤搬送装置を
部分的に開放した概略図である。
【図2】粉体収容容器の特に粉体混合容器部材の構成を
示す概略断面図である。
【図3】粉体混合容器部材を構成する蓋側板の斜視図で
ある。
【図4】粉体混合容器部材を構成する転回本体の斜視図
である。
【図5】蓋側板を取り付けた転回本体を粉体収容容器側
から見た概略透視図である。
【図6】シャッターが取り付けられた粉体収容容器の斜
視図である。
【符号の説明】
11 粉体混合容器部材 13 転回本体 14 蓋側板 15 現像剤転回スペース 16 流出孔 35 現像剤供給部 a 転回部材の内周壁と流出孔との間の距離 b 流出孔の開口幅 c 現像剤供給部の幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤とトナーをそれぞれのスペースに
    収容する容器と、 周囲側壁と内周壁とで規定され供給回転方向下流側にい
    くに従い浅くなる底部を有する空間及び回収回転の際に
    現像剤を回転移送可能とする囲い部を有する転回部材
    と、当該転回部材の周囲側壁と内周壁の各上縁端に摺擦
    して供給スペースを形成可能とする平板部及び上記転回
    部材の回転に伴いトナー/現像剤を搬出入する流出孔と
    流入孔を有する蓋側板とでなる粉体混合容器部材とで構
    成される着脱自在なトナー/現像剤供給装置において、
    前記空間によって汲み上げられたトナー/現像剤の一部
    が搬出されずに供給スペースにとどまるように寸法決め
    された前記流出孔を特徴とするトナー/現像剤供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記空間の幅が前記流出孔の開口幅より
    も大きく、かつ流出孔の開口部が転回部材の内周壁から
    放射方向外側へ所定距離を開けて位置することを特徴と
    する、請求項1に記載のトナー/現像剤供給装置。
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