JP2011209765A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本体ケーシング2において、プロセス部9とトナーカートリッジ8との間に、収納部左側壁20を設ける。これにより、プロセス部9およびトナーカートリッジ8を、収納部左側壁20を基準として、本体ケーシング2に対して着脱することができる。そのため、プロセス部9およびトナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する位置決め精度の低下が抑制されるので、本体ケーシング2においてプロセス部9およびトナーカートリッジ8を正規位置に精度よく配置することができる。この結果、プロセス部9およびトナーカートリッジ8の操作性、特に交換に係る操作性の向上を図ることができる。
【選択図】図15
Description
このようなレーザプリンタとして、たとえば、感光体と、この感光体の周囲に設けられ、感光体の回転に従って帯電、露光、現像の各工程を順次実施する画像形成手段とを備える画像形成装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
そこで、本発明の目的は、操作性の向上を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記現像剤カートリッジは、前記筐体において、前記現像剤担持体の長手方向において前記現像剤担持体に対向するように配置されることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記現像器は、静電潜像が形成される像担持体を備え、前記保持部材は、前記像担持体の軸を保持することを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記壁に設けられ、前記現像器に対向する側面から前記第3開口部を開閉する第3シャッターを備え、前記第1シャッターの開閉動作と前記第3シャッターの開閉動作とは、互いに連動していることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の発明において、前記第1開口部は、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1供給側開口部と、前記現像剤担持体から現像剤を受け入れるための第1戻り側開口部とを含み、前記第2開口部は、前記第1供給側開口部に現像剤を供給するための第2供給側開口部と、前記第1戻り側開口部から現像剤を受け入れるための第2戻り側開口部とを含み、前記第3開口部は、前記第2供給側開口部から前記第1供給側開口部へ現像剤を通過させるための第3供給側開口部と、前記第1戻り側開口部から前記第2戻り側開口部へ現像剤を通過させるための第3戻り側開口部とを含むことを特徴としている。
また、現像剤担持体を備える現像器には第1開口部が形成されており、現像剤が収容される現像剤カートリッジには第2開口部が形成されており、壁には、第1開口部および第2開口部に対向する第3開口部が形成されている。これにより、第1開口部、第2開口部および第3開口部を介して、現像剤カートリッジの現像剤を現像剤担持体に供給することができる。
請求項5に記載の発明によれば、保持部材は、現像器に備えられた像担持体の軸を保持するので、像担持体を精度よく位置決めして、精度のよい静電潜像を形成することができる。
請求項7に記載の発明によれば、筐体の壁には、現像器に対向する側面から第3開口部を開閉する第3シャッターが設けられている。これにより、第3シャッターを開いて第3開口部が開き、現像器の第1シャッターを開いて第1開口部が開くと、第3開口部と第1開口部とが連通し、現像器では、現像剤カートリッジからの現像剤を、第1開口部および第3開口部を介して受け入れることができる。一方、第3シャッターを閉じて第3開口部が閉じると、第1開口部と第3開口部との間が遮断されるので、第1開口部と第3開口部との間での現像剤の移動を規制することができる。そのため、現像器を筐体から離脱するときに、第3開口部において現像器に対向する側からの現像剤の漏れを防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、筐体の壁には、現像剤カートリッジに対向する側面から第3開口部を開閉する第4シャッターが設けられている。これにより、第4シャッターを開いて第3開口部が開き、現像剤カートリッジの第2シャッターを開いて第2開口部が開くと、第3開口部と第2開口部とが連通し、現像剤カートリッジから第3開口部に現像剤を供給することができる。一方、第4シャッターを閉じて第3開口部が閉じると、第2開口部と第3開口部との間が遮断されるので、第2開口部と第3開口部との間での現像剤の移動を規制することができる。そのため、現像剤カートリッジを筐体から離脱するときに、第3開口部において現像剤カートリッジに対向する側からの現像剤の漏れを防止することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタを示す要部側断面図であり、後述する読取スキャナユニットが閉じられた態様を示す。図2は、図1に示すレーザプリンタを前側斜め右上から見た斜視図である。図3は、図2において、カバーがカバー開位置ある状態を示す。図4は、読取スキャナユニットの開閉を説明するためのレーザプリンタの要部側断面図であって、(a)は、読取スキャナユニットが閉じられた態様を示し、(b)は、読取スキャナユニットが開かれた態様を示す。
フィーダ部4は、用紙3を給紙するために装備される。画像形成部5は、給紙された用
紙3に画像を形成するために装備される。読取スキャナユニット7は、原稿に記載された画像情報を読み取るために装備される。
(1)本体ケーシング
図1に示すように、本体ケーシング2は、中空の略ボックス形状に形成されている。本体ケーシング2の上端部には、平面視略矩形枠状の上壁10が形成されている。
本体ケーシング2には、第4開口部の一例としてのプロセス着脱口11、供給トレイ着脱口15、および、開口部の一例としてのカートリッジ着脱口16(図3参照)が形成されている。
(1−1)プロセス着脱口
プロセス着脱口11は、上壁10において、平面視略矩形状に形成されている。図4に示すように、読取スキャナユニット7は、プロセス着脱口11を開閉可能に被覆するように配置されている。読取スキャナユニット7は、本体ケーシング2の後端上部に幅方向に沿って設けられている支軸12に揺動自在に支持されている。また、読取スキャナユニット7の下側面の支軸12側には、側面視において前側へ膨出する略円弧状となるように下向きに延びる読取ガイドレバー67が設けられている。読取ガイドレバー67の下端部は、後述する壁の一例としての収納部左側壁20の読取ガイド溝68に係合されている。読取スキャナユニット7が揺動するとき、読取ガイドレバー67の下端部が読取ガイド溝68に沿ってスライド移動する。
(1−2)供給トレイ着脱口
図2に示すように、供給トレイ着脱口15は、本体ケーシング2の正面側壁14の下半分部分の略中央位置に形成されている。供給トレイ着脱口15は幅方向に長手の矩形状に形成されており、供給トレイ着脱口15を介して、後述する供給トレイ51を本体ケーシング2に対して前後方向へ着脱させることができる。
(1−3)カートリッジ着脱口
図3に示すように、カートリッジ着脱口16は、正面側壁14において、後述するトナーカートリッジ8の着脱方向においてトナーカートリッジ8と対向する位置、詳しくは、供給トレイ着脱口15の右側に形成されている。カートリッジ着脱口16は、供給トレイ着脱口15よりも上下方向に長く、幅方向に短い、幅方向に長手の矩形状に形成されている。本体ケーシング2において、カートリッジ着脱口16には、カートリッジ着脱口16
を開閉可能に被覆するカバー17が設けられている。
また、収納部左側壁20の右側面において、筐体供給穴33および筐体戻り穴34よりも前側の位置、詳しくは、後述する第4シャッターの一例としての第1筐体シャッター37よりも前側の位置には、収容凹部220が形成されている。収容凹部220は、側面視において前側へ膨出する略円弧状となるように、収納部左側壁20の上端縁から下向きに延び、かつ、左側へ凹むように形成されている。収容凹部220の深さ、つまり幅方向寸法は、上述した読取ガイドレバー67の幅方向寸法よりも大きい。収容凹部220内の前側位置には、上述した読取ガイド溝68が形成されている。読取ガイド溝68は、読取ス
キャナユニット7の揺動に伴う読取ガイドレバー67の下端部の揺動軌跡に一致する側面視略円弧形状であり、収納部左側壁20を幅方向に貫通している。なお、読取ガイドレバー67は、収容凹部220内に配置されている。この状態において、読取ガイドレバー67は、収容凹部220の右端縁から右側にはみ出すことがないように、収容凹部220内に収容されている。
ギヤ収容溝24は、収納部左側壁20から左側へ凹む帯状に形成されており、その後端部が後方へ向かって半円形状に膨出するように形成されている。ギヤ収容溝24の下側の溝壁において、上述した半円形状を形成する後端部の円中心と前後方向おいてほぼ等しい位置には、平面視矩形状のギヤ露出穴60が形成されている。また、ギヤ収容溝24内において、その上下方向中央位置には、収納部左側壁20の前端縁からギヤ露出穴60の前後方向位置近傍まで略水平に延びる左ガイド溝28が形成されている。左ガイド溝28の前後方向長さは、収納部左側壁20の前後方向長さの約半分に相当する。
図9に示すように、右ガイド溝30は、収納部右側壁21の前端縁から後方へ略水平に延び、その前後方向長さは、収納部右側壁21の前後方向長さの約4分の3に相当する。右ガイド溝30は、前端部分においては後方へ向かって溝幅が狭くなり、それ以降(上述した前端部分より後側)において一定となるように形成されている。収納部右側壁21において、右ガイド溝30の後側には、回動板収容部31が形成されている。
湾曲壁26は、側面視において後方へ凹む略半円弧形状の薄板状に形成されている。湾曲壁26の左端縁が、収納部左側壁20の後端部の、上述した半円形状の周縁に接続され、湾曲壁26の右端縁が、収納部右側壁21の後端部の、上述した半円形状の周縁に接続されている(図9参照)。また、湾曲壁26の上端縁が、収納部上側壁18の後端縁に接続され、湾曲壁26の下端縁が、収納部下側壁19の後端縁に接続されている。これにより、本体ケーシング2内には、収納部上側壁18、収納部下側壁19、収納部左側壁20、収納部右側壁21および湾曲壁26によって区画され、これらによってカートリッジ着脱口16に連通する略直方体形状のカートリッジ収容空間27が形成されている。カートリッジ収容空間27の前後方向における奥行きは、本体ケーシング2の前後方向寸法の約
5分の4に相当し、カートリッジ収容空間27には、トナーカートリッジ8が収容される(図9参照)。
そして、本体ケーシング2内部において、収納部左側壁20を挟んでカートリッジ収容空間27の左側には、プロセス部9が収容されるプロセス収容空間69が形成されている(図1参照)。つまり、収納部左側壁20は、カートリッジ収容空間27に収容されたトナーカートリッジ8と、プロセス収容空間69に収容されたプロセス部9との間に位置しており、その左側面においてプロセス部9と幅方向に対向し、その右側面においてトナーカートリッジ8と幅方向に対向する。
(1−4)駆動入力ギヤ
駆動入力ギヤ36は、その外周面に歯が形成された平歯車であり、上端部がギヤ収容溝24のギヤ露出穴60から露出されるように配置されている。駆動入力ギヤ36の回転軸は、収納部左側壁20において回転自在に支持されており、その左端部は、図示されていないが、収納部左側壁20よりも左側に露出され、駆動モータ(図示せず)に連結されている。駆動モータ(図示せず)が駆動されると、駆動入力ギヤ36は、右側面視において時計回りに回転される。
(1−5)第1筐体シャッター
第1筐体シャッター37は、カートリッジ収容空間27内の後端側に配置されている。第1筐体シャッター37は、第1筐体シャッター円弧壁38および第1筐体シャッター側壁39を一体的に備えている。
第1筐体シャッター側壁39は、側面視円板形状に形成されており、その外周縁の半分が第1筐体シャッター円弧壁38の左端縁に接続されている。
第1筐体シャッター37が第1筐体シャッター閉位置にあるときには、図7(b)に示すように、筐体供給穴33および筐体戻り穴34が、第1筐体シャッター側壁39における第1筐体シャッター供給穴41および第1筐体シャッター戻り穴42以外の部分によって右側(収納部左側壁20の右側面側)から閉鎖される。
ャッター供給穴41と筐体供給穴33とが、幅方向において互いに対向し、連通する。同時に、第1筐体シャッター戻り穴42と筐体戻り穴34とが、幅方向において互いに対向し、連通する。
(1−6)伝達部材
伝達部材25は、図6に示すように、本体ケーシング2において、収納部右側壁21と、本体ケーシング2の右側壁との間に配置されている。
ロッド支持部47は、正面視矩形状かつ前後方向に長手の中空の角柱状に形成されている。ロッド支持部47の前端部および後端部には、ロッド支持部47の中空部分を外部に連通させるための開口部がそれぞれ形成されている。ロッド支持部47は、収納部右側壁21と本体ケーシング2の右側壁とによって挟持されている(図6参照)。
第1連結ロッド44は、後端部がスライドロッド45の前端部に連結され、前端部がカバー17の接続部23に連結されている。第1連結ロッド44は、スライドロッド45との連結部分および接続部23との連結部分をそれぞれ中心として揺動自在である。
図8(b)に示すように、カバー17がカバー開位置にあるとき、スライドロッド45
は、ロッド支持部47に支持された状態において最前方に位置している。また、回動板48は回動板閉位置(図9(b)参照)にある。ここで、カバー17をカバー開位置からカバー閉位置(図8(a)参照)へ向けて回動させる。これにより、カバー17を回動させるための動力が、第1連結ロッド44に対して、第1連結ロッド44を後方へ押すように作用される。そして、この動力は、第1連結ロッド44を介してスライドロッド45に伝達され、スライドロッド45を後方へスライドさせる。さらに、この動力は、スライドロッド45を介して第2連結ロッド46に伝達され、第2連結ロッド46を、スライドロッド45との連結部分を中心とする右側面視反時計回りに揺動させつつ、後方へ移動させる。これにより、第2連結ロッド46の回動板48との連結部分が貫通穴40の円弧に沿って移動するので、この動力は、第2連結ロッド46を介して回動板48に伝達され、回動板48は、回動板閉位置(図9(b)参照)から回動板開位置(図9(a)参照)へ向けて左側面視反時計回りに回動される。
(1−7)プロセス収容空間
図10は、収納部左側壁周辺の要部左側面図であって、(a)は、第2筐体シャッターが第2筐体シャッター開位置にある状態を示し、(b)は、第2筐体シャッターが第2筐体シャッター閉位置にある状態を示す。
(1−7−1)第2筐体シャッター
第2筐体シャッター71は、プロセス収容空間69の後端側、詳しくは、収納部左側壁20の読取ガイド溝68の後側に配置されている。第2筐体シャッター71は、第2筐体
シャッター三角壁74および第2筐体シャッター周縁壁75を一体的に備えている。
第2回動軸76が収納部左側壁20の第2軸穴106に挿通されることで、第2筐体シャッター71は、収納部左側壁20の左側面において回動可能に支持されている。この状態において、第2筐体シャッター71の前端部は、読取ガイド溝68と幅方向に対向しており、第2筐体シャッター71の前端部には、読取ガイドレバー67(図5参照)の下端部が接続されている。詳しくは、図10(a)を基準とすると、第2筐体シャッター三角壁74の前端部の下端部に読取ガイドレバー67の下端部が接続されている。これにより、第2筐体シャッター71は、読取スキャナユニット7の揺動に伴って、第2筐体シャッター閉位置(図10(b)参照)と第2筐体シャッター開位置(図10(a)参照)との間で回動自在である。
第2筐体シャッター71が第2筐体シャッター閉位置にあるときには、図10(b)に示すように、筐体供給穴33および筐体戻り穴34が、第2筐体シャッター三角壁74における第2筐体シャッター供給穴77および第2筐体シャッター戻り穴78以外の部分によって左側(収納部左側壁20の左側面側)から閉鎖される。また、第2筐体シャッター三角壁74の周縁において第2筐体シャッター周縁壁75が設けられていない部分が、プロセス着脱口11を介して上方へ露出される。これにより、第2筐体シャッター周縁壁75の嵌合切欠79が、第2筐体シャッター71の最深部分において上方ヘ露出される。
(1−7−2)シャッター回動支持部材
シャッター回動支持部材72は、収納部左側壁20の左側面において第2筐体シャッター71の後側に隣接して設けられている。シャッター回動支持部材72は、左側へ突出する側面視略V字状の凸条である。詳しくは、シャッター回動支持部材72は、一方の片が上下方向に沿い、他方の片が後側上方から前側下方へ向かう斜め方向に沿い、かつ、一方の片と他方の片との接続部分が湾曲するように形成されている。このシャッター回動支持部材72では、一方の片が第2筐体シャッター閉位置にある第2筐体シャッター71の後側縁に沿うように(図10(b)参照)、かつ、他方の片が第2筐体シャッター開位置にある第2筐体シャッター71の下側縁に沿うように(図10(a)参照)配置されている。そのため、第2筐体シャッター71を第2筐体シャッター閉位置へ回動させた場合には、第2筐体シャッター71は、その後側縁においてシャッター回動支持部材72の一方の片に当接する(図10(b)参照)。一方、第2筐体シャッター71を第2筐体シャッター開位置へ回動させた場合には、第2筐体シャッター71は、その下側縁においてシャッター回動支持部材72の他方の片に当接する(図10(a)参照)。これにより、第2筐体シャッター71の回動は、第2筐体シャッター閉位置と第2筐体シャッター開位置との間に支持されている。
(1−7−3)軸保持部材
軸保持部材73は、収納部左側壁20の左側面において、第2筐体シャッター71の前側、詳しくは、読取ガイド溝68の前側に設けられている。軸保持部材73は、幅方向に薄手かつ側面視略矩形状に形成されている。軸保持部材73には、その上端縁から下方へ延びる軸受溝107が形成されている。詳しくは、軸受溝107は、収納部左側壁20の左側において、収納部左側壁20と平行に延びている。軸受溝107の溝幅は、軸受溝107の略上半分においては下方へ向けて先細となるように、かつ、軸受溝107の略下半分においては一定となるように設定されている。軸受溝107の前側の溝壁において、その下端部には、後方へ僅かに突出する位置決め突起65が設けられている。
(2)フィーダ部
図1に示すように、フィーダ部4は、供給トレイ51、分離ローラ52、分離パッド53および給紙ローラ54を備えている。
分離ローラ52および分離パッド53は、供給トレイ51の後端部の上方に設けられている。
また、フィーダ部4は、紙粉取りローラ56およびガイドローラ57を備えている。
紙粉取りローラ56は、分離ローラ52に対向配置され、かつ分離パッド53の後端側上方に設けられている。
ガイドローラ57は、紙粉取りローラ56の上方において、分離ローラ52に対向配置されている。
供給トレイ51の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板59が設けられている。供給トレイ51を、供給トレイ着脱口15を介して本体ケーシング2より離脱させると、用紙押圧板59上に用紙3を載置することができる。
ーラ52と分離パッド53との間の分離位置に向けて給紙が開始される。
給紙ローラ54によって分離位置に向けて送り出された用紙3は、分離ローラ52の回転によって、分離ローラ52と分離パッド53との間に挟まれたときに、1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ56と分離ローラ52との間を通過し、そこで紙粉が取り除かれる。その後、この用紙3は、ガイドローラ57および搬送パス62にガイドされることにより略U字形状に沿って、前側へ折り返され、レジストローラ58に向けて搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部80、上述したトナーカートリッジ8、プロセス部9、および定着部82を備えている。
(3−1)スキャナ部
スキャナ部80は、本体ケーシング2内において、供給トレイ51の前端部から前後方向中央よりもやや後側までに亘って供給トレイ51の上方に重なるように隣接配置されている。さらに、スキャナ部80は、前半分部分が後述する排出トレイ185の下方に重なるように隣接配置されている。このスキャナ部80は、レーザ光源(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー83、fθレンズ84、レンズ85および反射鏡86を前後方向に沿って備えている。レーザ光源(図示せず)から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー83で偏向されて、fθレンズ84を通過した後、さらにレンズ85を通過し、反射鏡86によって光路が屈曲されることにより、プロセス部9の感光ドラム136の表面上に照射される。
(3−2)トナーカートリッジ
図11は、トナーカートリッジを後側斜め右上から見た斜視図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。図12は、トナーカートリッジを後側斜め左上から見た斜視図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。図13は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態におけるトナーカートリッジの平面図である。なお、現像剤通過部の要部については断面で示している。図14は、トナーカートリッジの左側面図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。図15は、図14(b)のA−A矢視図である。図16は、図15のA−A矢視図であって、内側円筒部のみを示している。
(3−2−1)現像剤通過部
現像剤通過部87は、カートリッジ収容空間27の湾曲壁26(図7参照)に沿った略円筒形状に形成されており、内部には、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。現像剤通過部87は、内側筐体部の一例としての内側円筒部90、および第2シャッターおよび外側筐体部の一例としての外側円筒部91を備えている。
されており、図15に示すように、内側筒壁92、および側壁の一例としての内側側壁93を一体的に備えている。
内側筒壁92は、内側円筒部90の円周面を形成し、前端部において、後述する干渉防止壁100の左側には、内側筒壁92を肉厚方向に貫通する通過部側連通穴222が形成されている(図15および16参照)。
通過部側アジテータ97は、軸の一例としての通過部側回転軸103と、攪拌部の一例としての通過部側攪拌翼104を備えている。
また、通過部側回転軸103において内側円筒部90内に位置する部分には、攪拌翼支持部221が一体的に設けられている。攪拌翼支持部221は、通過部側回転軸103から径方向外側に突出し、背面視略矩形状の枠体形状に形成されている。攪拌翼支持部221の幅方向寸法は、内側円筒部90内部空間の幅方向寸法の約3分の2であり、攪拌翼支持部221は、通過部側回転軸103において、右側へ偏った位置に設けられている。
オーガ収容部101は、トンネル部111および受け部105を一体的に備えている。トンネル部111は、幅方向に延びる円筒形状に形成されており、幅方向両端部は開口されている。トンネル部111の幅方向寸法は、内側円筒部90内部空間の幅方向寸法の約3分の1である。トンネル部111は、その左側開口部が側面視においてカートリッジ供給穴96を囲むように、左側の内側側壁93に接続されている(図16参照)。受け部1
05は、トンネル部111の右端部と右側の内側側壁93とを繋ぐように設けられており、側断面視において上方が開放される溝状に形成されている(図16参照)。受け部105は、内側筒壁92の径方向において、通過部側攪拌翼104と対向している。また、受け部105の上側面である溝部分とカートリッジ供給穴96とは、トンネル部111内部を介して互いに連通している。
カートリッジ側回転軸108は、幅方向に延びており、その軸方向(幅方向)に沿う方向でカートリッジ供給穴96と重なる位置において、右側の内側側壁93に回転自在に支持されている。なお、カートリッジ側回転軸108の延びる方向は、カートリッジオーガ102によるトナーの送り方向(後述する。)に沿っている。また、側面断面視において、カートリッジ側回転軸108と、上述した通過部側アジテータ97の通過部側回転軸103とは、現像剤通過部87の径方向において、異なる位置に設けられている(図16参照)。なお、カートリッジ側回転軸108と通過部側回転軸103とは、延びる方向が互いに平行になるように、配置されている。
カートリッジオーガ102は、トンネル部111の内部を貫通し、かつ、受け部105の上側面の僅か上方に位置するように、オーガ収容部101に収容されている。
案内壁99は、左側の内側側壁93の右側面と内側筒壁92の内周面の下端部とを繋ぐ正断面視略直角三角形状かつ、側面視において下方へ膨出する略半円形状(図16参照)に形成されている。詳しくは、案内壁99の上端縁は、左側の内側側壁93の右側面の下端部と軸穴95との間に位置し、その右端縁は、内側筒壁92の内周面の下端部において、通過部側攪拌翼104の左端部の下方近傍に位置している。
外側筒壁113は、外側円筒部91の外周面を形成している。図11(b)に示す状態において、外側筒壁113の略前半分上側部分には、正面視略矩形状の切欠115が形成されている。図11(a)に示す状態において、外側筒壁113の後端部の左側に僅かに偏った位置には、後方へ突出するカートリッジ突起116が設けられている。カートリッ
ジ突起116は、背面視において幅方向に長手の矩形状に形成されている。
(3−2−2)現像剤収容部
現像剤収容部88は、現像剤通過部87に対して、その前側に隣接して設けられている。現像剤収容部88は、3つの略中空円筒(サブシリンダ120とする。)が前後方向に沿って3つ連結されることで形成されており、その上面は水平方向に沿って平坦に形成されている。また、各サブシリンダ120内部は、互いに連通している。現像剤収容部88にも、現像剤通過部87と同様に、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。
収容部側アジテータ機構122は、収容部側回転軸123および収容部側アジテータ124を備えている。
収容部側回転軸123は、各サブシリンダ120の幅方向両側壁に回転自在に支持されており、その左端部は、対応するサブシリンダ120の左側壁から左側へ突出している。詳しくは、中央に位置するサブシリンダ120における収容部側回転軸123が、後述する収容部側アジテータギヤ125から露出するように、最も左側に突出している(図13参照)。また、図11に示すように、最後方および中央のサブシリンダ120において、収容部側回転軸123の右端部が、対応するサブシリンダ120の右側壁から右側へ突出している。詳しくは、中央のサブシリンダ120における収容部側回転軸123のほうが、最後方のサブシリンダ120における収容部側回転軸123よりも右側に突出している。図12に示すように、各収容部側回転軸123の左端部においてサブシリンダ120の左側壁から突出した部分には、収容部側アジテータギヤ125が相対回転不能に取り付けられている。中央に位置するサブシリンダ120の収容部側アジテータギヤ125は、他のサブシリンダ120における収容部側アジテータギヤ125よりも幅広に形成されている。また、前後方向に隣接する収容部側アジテータギヤ125の間には、中間ギヤ126がそれぞれ設けられている。各中間ギヤ126は、サブシリンダ120の左側壁に設けられた支軸127に回転自在に支持されており、前後方向両側の各収容部側アジテータギヤ125に噛合している。
図14に示すように、収容部側アジテータ124は、各収容部側回転軸123に設けられている。収容部側アジテータ124は、可撓性をするフィルム等からなり、収容部側回転軸123を中心とする径方向に長手の略矩形状、かつ、左側面視において反時計回りの方向へ反るように形成されている。
図11に示すように、現像剤収容部88と内側円筒部90との接続部分、詳しくは最後方のサブシリンダ120の右側壁と内側円筒部90の右側の内側側壁93との接続部分には、右側へ突出する2本の支軸129が前後方向に所定の間隔を隔てて設けられている。各支軸129には、中間ギヤ130が回転自在に取り付けられている。各支軸129に取り付けられた中間ギヤ130は互いに噛合しており、前側の中間ギヤ130は、アジテータ伝達ギヤ128に後側から噛合し、後側の中間ギヤ130は、通過部側アジテータギヤ63に前側から噛合している。
(3−2−3)取っ手
取っ手89は、幅方向に細く、側面視リング状に形成されており、最前方のサブシリンダ120の前側部分(トナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する離脱方向下流側端部)の幅方向両端部にそれぞれ設けられている。詳しくは、各取っ手89は、最前方のサブシリンダ120の上端部から前方へ向かって水平に延びてから下方へ緩やかに旋回して、このサブシリンダ120の前端部と下端部との間の部分に接続されている。
(3−2−4)トナーカートリッジの本体ケーシングに対する着脱
(3−2−4−1)トナーカートリッジの本体ケーシングに対する装着
先ず、図3に示すように、本体ケーシング2のカバー17を、上述したカバー開位置まで回動させ、カートリッジ着脱口16を開放する。そして、図11(a)に示すように、
外側円筒部91がカートリッジシャッター閉位置にあるトナーカートリッジ8の取っ手89を掴む。そして、トナーカートリッジ8を水平な姿勢に保ちながら、カートリッジ突条117および中央のサブシリンダ120の収容部側回転軸123の右端部(右ガイド部131とする。)を、収納部右側壁21の右ガイド溝30(図3参照)に受け入れさせる。そして、図12(a)に示すように、中央のサブシリンダ120の収容部側アジテータギヤ125をギヤ収容溝24(図5参照)に受け入れさせた後、中央のサブシリンダ120の収容部側回転軸123の左端部(左ガイド部132とする。)を、収納部左側壁20の左ガイド溝28(図5参照)に受け入れさせる。
トナーカートリッジ8をさらに後方へ押し込むと、左ガイド部132(図13参照)は、位置決め突起29(図7(b)参照)を乗り越えて左ガイド溝28の後端縁に接触する。同時に、カートリッジ突起116(図13参照)が、第1筐体シャッター開位置にある第1筐体シャッター37の嵌合穴43(図6参照)に嵌る。カートリッジ突条117(図13参照)は、回動板ガイド溝49(図9(b)参照)内に受け入れられた状態にあり、回動板ガイド溝49からはみ出していない。つまり、カートリッジ突条117が回動板ガイド溝49内に受け入れられることで、トナーカートリッジ8の外側円筒部91(図11(a)参照)とカバー17(図3参照)とが伝達部材25によって連結される。
に連動して、図7(a)に示すように、第1筐体シャッター開位置まで回動する。なお、外側円筒部91は、シャッターの一例である。
(3−2−4−2)トナーカートリッジの本体ケーシングに対する離脱
カバー閉位置にあるカバー17をカバー開位置まで回動させ、カートリッジ着脱口16を開放する(図9(b)参照)。これにより、取っ手89が、カートリッジ着脱口16から露出され、回動板開位置にある回動板48が回動板閉位置まで回動する。回動板48の回動板ガイド溝49にカートリッジ突条117が受け入れられた(係合された)状態にある外側円筒部91は、回動板48の回動板閉位置までの回動に連動して(つまり、カバー17の回動により発生した動力が伝達されることにより)、カートリッジシャッター閉位置まで回動する(図11(a)参照)。そして、外側円筒部91のカートリッジ突起116(図11参照)が嵌合穴43に嵌った(係合された)状態にある第1筐体シャッター37は、外側円筒部91のカートリッジシャッター閉位置までの回動に連動して、第1筐体シャッター閉位置まで回動する(図7(b)参照)。
なお、トナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する着脱に関する上記の説明において、カバー17の回動(開閉動作)に連動して第1筐体シャッター37が開閉される。(3−3)プロセス部
図17は、図1において、プロセス部を抜き出して示している。図18は、プロセス部の右側面図であって、(a)は、現像シャッターが現像シャッター開位置にある状態を示し、(b)は、現像シャッターが現像シャッター閉位置にある状態を示す。
プロセス部9は、上述したように、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着され、ドラム部133と現像部134とを一体的に備えている。
(3−3−1)ドラム部
図17に示すように、ドラム部133は、ドラム筐体135を備え、さらに、ドラム筐体135内に設けられる、感光ドラム136、スコロトロン型帯電器137、転写ローラ138およびクリーニングブラシ139を備えている。
ドラム筐体135の底壁の前後方向途中には、スキャナ部80(図1参照)からのレーザビームを後述する感光ドラム136に照射するためのレーザ入射口141が形成されている。ドラム筐体135の天壁(上壁)の後端縁と後述する現像部134の現像筐体152の天壁の前端縁との間には第1通過口142が開口されている。ドラム筐体135の前壁には第2通過口143が開口されている。第1通過口142および第2通過口143は、ともに幅方向に長手の矩形状に形成されている。
ドラム筐体135において、左側壁、右側壁および底壁の各前半分部分と前壁と天壁とによって区画される部分が、ドラム収容部144とされている。ドラム収容部144には、感光ドラム136、スコロトロン型帯電器137、転写ローラ138およびクリーニングブラシ139が収容されている。
ドラム収容部144と現像配置部145とは互いに連通している。
ドラム軸147の軸方向両端部は、対応するドラム軸穴175に挿通されることで(図18参照)、ドラム筐体135の幅方向両側壁において支持され、ドラム本体146は、
ドラム軸147に対して回転自在に支持される。これにより、感光ドラム136は、ドラム筐体135において、ドラム軸147を中心に回転自在に設けられている。また、ドラム軸147の右端部は、ドラム筐体135の右側壁から右側へ突出するように露出されている(図18参照)。また、感光ドラム136は、駆動モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
転写ローラ138は、ドラム筐体135において、感光ドラム136の上方に設けられ、感光ドラム136と上下方向において対向して接触し、感光ドラム136との間にニップを形成するように配置されている。このニップが、上述した感光ドラム136と転写ローラ138との間の転写位置となる。
転写ローラ138には、転写時に転写バイアスが印加される。また、転写ローラ138は、駆動モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
(3−3−2)現像部
現像部134は、ドラム筐体135の現像配置部145においてドラム部133に対して一体的に備えられている。
現像筐体152は、側面視略矩形状、かつ幅方向に長手のボックス形状に形成されている。現像筐体152の前壁には、正面視において幅方向に長手の矩形状の現像連通穴158が形成されている。現像筐体152の天壁(上壁)は、上方へ向かって凸湾曲する側面視円弧形状に形成されている。現像筐体152の天壁の幅方向両端部には、上方へ突出するスペーサー64がそれぞれ設けられている。
現像筐体152の内部には、側断面視略L字状であり、幅方向に延びる現像隔壁159が形成されており、現像隔壁159によって、現像筐体152の内部は、現像室160と
トナー供給室161とに区画されている。
(供給側搬送部170とは逆方向の螺旋状)に形成されている。また、戻り側回転軸172の左端部にはギヤ部(図示せず)が設けられており、このギヤ部(図示せず)を介して、本体ケーシング2の駆動モータ(図示せず)の駆動力が伝達される。これによって、戻りオーガ157は、回転駆動される。現像筐体152の右側壁の突出部分121において、戻りオーガ157に対向する部分には、現像室160内部を外部に連通させる第1戻り側開口部の一例としての現像戻り穴174が形成されている(図18参照)。なお、現像供給穴171および現像戻り穴174は、第1開口部の一例である。
現像シャッター円板壁178は、側面視円形状の薄板状に形成されている。現像シャッター円板壁178には、その円中心を挟むように、現像シャッター供給穴94および現像シャッター戻り穴140が形成されている。現像シャッター供給穴94および現像シャッター戻り穴140は、ともに現像シャッター円板壁178を幅方向に貫通し、現像供給穴171および現像戻り穴174とほぼ同じ大きさの丸穴に形成されている。
現像シャッター177は、突出部分121に対して右側から外嵌されており、突出部分121によって回動自在に支持されている。詳しくは、現像シャッター177は、現像シャッター閉位置(図18(b)参照)と現像シャッター開位置(図18(a)参照)との間で回動自在である。
(3−3−3)プロセス部の本体ケーシングに対する着脱
以下には、プロセス部9の本体ケーシング2に対する着脱について説明する。
ることで、プロセス収容空間69内を下降する。そして、ドラム軸147の右端部が軸保持部材73の位置決め突起65を乗り越えて軸受溝107の下端に当接すると、プロセス部9の下降が止まり、プロセス部9の本体ケーシング2に対する装着が完了する。このとき、ドラム軸147の右端部が軸保持部材73に保持される。また、プロセス部9の突出部分121(図18(b)参照)は、第2筐体シャッター閉位置にある第2筐体シャッター71に受け入れられる。
この状態において、読取スキャナユニット7を読取閉位置まで揺動させると(図4(a)参照)、上述したように第2筐体シャッター閉位置にある第2筐体シャッター71が、図10(a)に示す第2筐体シャッター開位置まで回動する。第2筐体シャッター71の嵌合切欠79に現像シャッター突起219が嵌合した状態にある現像シャッター177(図18(b)参照)は、第2筐体シャッター71の第2筐体シャッター開位置までの回動に連動して、現像シャッター開位置(図18(a)参照)まで回動する。
決め突起65を乗り越えて軸受溝107に沿って案内されることで、プロセス部9は、プロセス収容空間69内を上昇する。プロセス部9の上昇に伴って、現像シャッター突起219(図18(b)参照)が第2筐体シャッター71の嵌合切欠79から離間する。
これにより、プロセス部9の本体ケーシング2に対する離脱が完了する。
なお、以上の説明より、現像シャッター177の回動(開閉動作)と、トナーカートリッジ8の外側円筒部91の回動(開閉動作)とは互いに独立している。
(3−3−4)現像転写動作
以下には、現像供給穴171とカートリッジ供給穴96とが互いに連通し、現像戻り穴174とカートリッジ戻り穴112とが互いに連通している状態(図15参照)での画像形成部5における現像転写動作について説明する。
内側円筒部90内のトナーは、通過部側アジテータ97に攪拌されながら内側円筒部90の円周方向に送られて、オーガ収容部101の受け部105上に供給される。受け部105上に供給されたトナーは、回転駆動されるカートリッジオーガ102によって攪拌さ
れながら、受け部105上を左側へ搬送され、トンネル部111内を通過し、カートリッジ供給穴96へ送られる。そして、このトナーは、図15の破線矢印で示すように、カートリッジ供給穴96から、カートリッジシャッター供給穴118、第1筐体シャッター供給穴41、筐体供給穴33、第2筐体シャッター供給穴77、現像シャッター供給穴94および現像供給穴171を水平方向に左側へ通過して、プロセス部9のトナー供給室161(図17参照)内に放出される。
は、反転現像によるトナー像が担持される。
なお、用紙3は、図1に示すように、分離ローラ52の周りを略U字形状に前側へ折り返されてからプロセス部9の上方へ進む。そして、用紙3は、現像部134の天壁の上面と読取スキャナユニット7の下面との間の隙間を通過した後に、ドラム部133の第1通過口142を経て転写位置へ到達する。この隙間は、現像部134のスペーサー64が読取スキャナユニット7の下面(後述する用紙搬送ガイド195)に当接することによって形成されており、その大きさは、スペーサー64の突出量に相当する。
なお、転写後に感光ドラム136上に残存する転写残トナーは、現像ローラ154に回収される。また、転写後に感光ドラム136上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ139によって回収される。
(3−4)定着部
定着部82は、スキャナ部80の上方に重なるように隣接配置され、かつプロセス部9の前側(つまり、感光ドラム136に対して現像ローラ154の反対側)に設けられている。定着部82は、定着フレーム180を備え、定着フレーム180内に、加熱ローラ181、加圧ローラ182および排紙ローラ183を備えている。
加圧ローラ182は、加熱ローラ181の上方において、加熱ローラ181を押圧するように対向配置されている。この加圧ローラ182は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆するゴム材料からなるゴムローラとを備えている。加圧ローラ182は、加熱ローラ181の回転駆動に従って従動される。
定着部82では、転写位置において用紙3上に転写されたトナー像を、用紙3が加熱ローラ181と加圧ローラ182との間を通過する間に熱定着させる。トナー像が定着した用紙3は、次に述べるように、排紙ローラ183によって、排出口184を介して排出トレイ185に向かって搬送される。
(4)排出部
排出部6は、本体ケーシング2の正面側(つまり、定着部82に対して感光ドラム136の反対側)において、排出口184と排出トレイ185とを備えている。
1対の排出側壁188は、排出底壁187の幅方向両端縁から、幅方向に互いに対向し、かつ上方に向かって延設されている。
第1排出後壁190の上端縁は、第2排出後壁191の下端縁と上下方向に間隔を隔てて対向する。この間隔は用紙3の肉厚より大きく、定着部82と排出トレイ185とを連通させる排出口184とされる。
排出トレイ185は、読取スキャナユニット7が閉じられて本体ケーシング2のプロセス着脱口11が閉鎖されているときには正面側が開放されているが、読取スキャナユニット7が開かれてプロセス着脱口11が開放されると上側にも開放される。
(5)読取スキャナユニット
(5−1)読取スキャナユニットの全体構成
読取スキャナユニット7は、原稿台192と、原稿台192に開閉自在に支持される原稿押さえカバー193とを備えている。
ガラス面194は、原稿台192の上面がフラットとなるように、原稿台192にガラス板を埋設することにより形成されている。このガラス面194は、平面視矩形状をなし、その長手方向が原稿台192の長手方向に沿うように配置されている。
CCDセンサ(図示せず)は、ガラス面194の内側(下側)において左右方向に移動可能に支持されており、常には、ガラス面194の左端に待機され、通常の原稿読取時には、走査モータ(図示せず)によって、ガラス面194と対向した状態で左側から右側に向けて走査される。
原稿押さえカバー193は、図2に示すように、原稿台192と同形状の平面視矩形状の薄板状に形成されており、その上面において、左側端部には原稿を自動読取するためのADF(オート・ドキュメント・フィーダ)装置196が備えられている。このADF装置196には、ケーシング197、原稿搬送ローラ(図示せず)、原稿搬送モータ(図示
せず)および原稿検知センサ(図示せず)が備えられている。ケーシング197は前後方
向に長手のボックス形状であり、原稿搬送ローラ(図示せず)および原稿搬送モータ(図
示せず)が内装されている。ケーシング197の右側壁における上下方向中央部には、待
機原稿トレイ198が備えられている。待機原稿トレイ198は、平面視が略台形の薄板形状であり、その略台形における底辺部が基端部としてADF装置196に支持され、遊端部が略水平方向に右側へ向かって延設されており、原稿を積層状にセットすることができる。
そして、図1に示すように、原稿押さえカバー193は、その後端部のヒンジ201を支点として、その前端部が上下方向に揺動する。原稿押さえカバー193の前端部を、把持部70を持って上方に持ち上げると、原稿台192のガラス面194が開放され、原稿押さえカバー193の前端部を下方に降ろすと、原稿台192のガラス面194が被覆される。これによって、原稿押さえカバー193は、原稿台192のガラス面194を開閉自在に被覆する。
(5−2)スキャナユニットにおける通常の原稿読取
原稿押さえカバー193の前端部を上方に持ち上げて、ガラス面194に原稿が載置されるようにセットし、その後、原稿押さえカバー193の前端部を下方に降ろして、本体ケーシング2の操作パネル13でボタンを操作する。すると、CCDセンサ(図示せず)が、走査モータ(図示せず)によって、ガラス面194に載置される原稿と対向した状態で左側から右側に向けて走査され、原稿の画像情報が読み取られる。
(5−3)スキャナユニットにおける自動原稿読取
ADF装置196による原稿の自動読取では、原稿検知センサ(図示せず)が、待機原稿トレイ198に原稿がセットされたことを検知すると、上述した通常の原稿読取とは異なり、CCDセンサ(図示せず)が図示しない自動原稿読取位置にて固定される。そして、操作パネル13でボタンを操作すると、原稿搬送モータ(図示せず)が駆動されてその駆動力により原稿搬送ローラ(図示せず)が回転される。そして、原稿搬送ローラ(図示せず)の回転により、原稿が左側へ移動し、図2に示す原稿取り込み口199を介してケーシング197内に取り込まれる。取り込まれた原稿は、原稿搬送路(図示せず)を通過し、CCDセンサ(図示せず)に対向したときに、CCDセンサ(図示せず)の走査により原稿の画像情報が読み取られ、その後、原稿排出口200から右側へ向けて搬送され、原稿押えカバー193の上面に排出される。
(5−4)読み取られた原稿の画像情報に基づく画像形成
図1に示す画像形成部5においては、上述した、CCDセンサ(図示せず)によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像データを作成し、上記したように、用紙3に画像を形成する。
2.作用効果
(1)作用効果1
このレーザプリンタ1では、上述したように、本体ケーシング2において、プロセス部9とトナーカートリッジ8との間に、収納部左側壁20が設けられているので、プロセス部9およびトナーカートリッジ8を、収納部左側壁20を基準として、本体ケーシング2に対して着脱することができる。これにより、プロセス部9およびトナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する位置決め精度の低下が抑制されるので、本体ケーシング2においてプロセス部9およびトナーカートリッジ8を正規位置に精度よく配置することができる。
そして、プロセス部9には、現像供給穴171および現像戻り穴174を開閉する現像シャッター177が設けられており、トナーカートリッジ8には、カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112を開閉する外側円筒部91が設けられている。これにより、トナーカートリッジ8では、外側円筒部91を開く(カートリッジシャッター開位置へ回動させる)ことで、カートリッジ供給穴96が開き、トナーカートリッジ8のトナーを筐体供給穴33に供給することができる。また、プロセス部9では、現像シャッター177を開く(現像シャッター開位置へ回動させる)ことで現像供給穴171が開き、トナーカートリッジ8からのトナーを、筐体供給穴33を介して受け入れることができる。
詳しくは、軸保持部材73は、プロセス部9における感光ドラム136のドラム軸147(図18参照)を保持するので、感光ドラム136を精度よく位置決めして、精度のよい静電潜像を形成することができる。
一方、第2筐体シャッター71を閉じて(第2筐体シャッター閉位置まで回動させて)筐体供給穴33が閉じると、現像供給穴171と筐体供給穴33との間が遮断されるので、現像供給穴171と筐体供給穴33との間でのトナーの移動を規制することができる。そのため、プロセス部9を本体ケーシング2から離脱するときに、筐体供給穴33におい
て左側からのトナーの漏れを防止することができる。また、第2筐体シャッター71を閉じると筐体戻り穴34も閉じられるので、筐体戻り穴34において左側からのトナーの漏れも防止することができる。
また、図15に示すように、現像供給穴171は、トナーカートリッジ8からのトナーを現像ローラ154に供給し、現像戻り穴174は、現像ローラ154からトナーを受け入れる。また、カートリッジ供給穴96は、現像供給穴171にトナーを供給し、カートリッジ戻り穴112は、現像戻り穴174からトナーを受け入れる。そして、筐体供給穴33は、カートリッジ供給穴96から現像供給穴171へトナーを通過させ、筐体戻り穴34は、現像戻り穴174からカートリッジ戻り穴112へトナーを通過させる。
(2)作用効果2
このレーザプリンタ1において、図12に示すように、トナーカートリッジ8は、現像ローラ154に供給するためのトナーが収容される現像剤通過部87および現像剤収容部88を備えている。
に収容されたトナーを十分に攪拌することができる。
さらに、通過部側アジテータ97およびカートリッジオーガ102のそれぞれの軸である通過部側回転軸103およびカートリッジ側回転軸108は、互いに平行に配置され、略円筒形状の現像剤通過部87の径方向において、異なる位置に設けられている(図16参照)。そのため、現像剤通過部87内では、その径方向において局所的にトナーが攪拌されることはなく、現像剤通過部87に収容されたトナーを均一に攪拌することができる。
また、図15に示すように、現像剤通過部87において、左側の内側側壁93には、現像ローラ154にトナーを供給するためのカートリッジ供給穴96が形成されているので、幅方向に沿って、カートリッジ供給穴96から現像ローラ154にトナーを供給することができる。
詳しくは、通過部側アジテータ97によるトナーの送り方向は、現像剤通過部87の円周方向であり、カートリッジオーガ102によるトナーの送り方向は、現像剤通過部87の軸方向(幅方向)である。
また、カートリッジオーガ102は、カートリッジ供給穴96に向けてトナーを送るので、現像剤通過部87に収容されたトナーを、カートリッジ供給穴96から現像ローラ154に確実に供給することができる。
また、カートリッジオーガ102のカートリッジ側回転軸108は、カートリッジオーガ102によるトナーの送り方向、つまり幅方向に沿って延びているので、カートリッジオーガ102は、カートリッジ側回転軸108に沿ってトナーを搬送することができる。
そのため、現像剤通過部87に収容されたトナーを、カートリッジ供給穴96から現像ローラ154に確実に供給することができる。
そのため、カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112を介して、現像剤通過部87と現像ローラ154との間でトナーを循環させることができる。
また、現像剤通過部87には、通過部側アジテータ97のカートリッジオーガ102に対する干渉を防止するための干渉防止壁100が設けられているので(図16参照)、通過部側アジテータ97とカートリッジオーガ102とが互いに干渉することで、それらが損傷することを防止することができる。
また、現像剤通過部87は、外側円筒部91と、外側円筒部91の内側に配置され、カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112が設けられる内側円筒部90と、を備えている。そのため、内側円筒部90に対して外側円筒部91を相対移動(カートリッジシャッター開位置とカートリッジシャッター閉位置との間で回動)させることで、外
側円筒部91でカートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112を容易に開閉することができる。
3.変形例
(1)変形例1
上記した実施形態では、操作パネル13を本体ケーシング2の上壁10に備えたが、原稿台192に備えてもよい。これにより、読取スキャナユニット7とともに操作パネル13も移動するので、プロセス着脱口11は、大きく開放され、プロセス部9の交換がさらに容易となる。
一方、排出トレイ185は本体ケーシング2と一体的に形成されていたが、供給トレイ51のように着脱可能な態様であってもよい。
(2)変形例2
図19は、本発明の変形例2としてのレーザプリンタを前側斜め右上から見た斜視図である。図20は、図19に示すレーザプリンタの右側面図であって、カバーがカバー開位置にあり、(a)は、トナーカートリッジが本体ケーシングに対して未装着の状態を示し、(b)は、トナーカートリッジが本体ケーシングに対して装着された状態を示す。図21は、本発明の変形例2としての第1筐体シャッター周辺を後側斜め右上から見た斜視図であって、(a)は、第1筐体シャッターが第1筐体シャッター閉位置にある状態を示し、(b)は、第1筐体シャッターが第1筐体シャッター開位置にある状態を示す。
(2−1)本体ケーシング
図19に示すように、変形例2に係る本体ケーシング2では、カートリッジ着脱口16およびカバー17が本体ケーシング2の右側壁の後端部に設けられている。
詳しくは、カバー把持部203を掴んで後側へ引くと、カバー17が後側へ移動する。これにより、カートリッジ着脱口16を閉じることができる。このときのカバー17の位置を、上述した実施形態と同様に、カバー閉位置という。一方、カバー把持部203を掴んで前側へ引くと、図20に示すように、カバー17が前側へ移動する。これにより、カートリッジ着脱口16を開くことができる。このときのカバー17の位置を、上述した実施形態と同様に、カバー開位置という。カバー17がカバー開位置にあるとき、カバー把持部203が、本体ケーシング2の右側壁においてカートリッジ着脱口16の前端縁を形
成する部分に当接し、カバー17のカバー開位置よりも前側への移動が規制されている。
第1筐体シャッター37は、第1筐体シャッター円板壁211および第1筐体シャッター周縁壁212を一体的に備えている。
第1筐体シャッター円板壁211は、その周縁がカートリッジ収容壁204の内周面に沿う側面視円形状の薄板状に形成されている。第1筐体シャッター円板壁211には、シャッター側ギヤ露出穴213、第1筐体シャッター供給穴41および第1筐体シャッター戻り穴42が形成されている。
ている。第1筐体シャッター周縁壁212の幅方向寸法は、収容部切欠き205における周方向切欠き部207の幅方向寸法とほぼ等しい。また、第1筐体シャッター周縁壁212において切断された部分(切断部分214という。)における第1筐体シャッター周縁壁212の周方向端縁間の間隔は、収容部切欠き205における幅方向切欠き部206の周方向寸法とほぼ等しい。
第1筐体シャッター37が第1筐体シャッター閉位置にあるときには、図21(a)に示すように、筐体供給穴33および筐体戻り穴34が、第1筐体シャッター円板壁211における第1筐体シャッター供給穴41および第1筐体シャッター戻り穴42以外の部分によって右側から閉鎖される。このとき、カートリッジ収容壁204の収容部切欠き205における幅方向切欠き部206と第1筐体シャッター周縁壁212の切断部分214とが幅方向に連続する。
(2−2)トナーカートリッジ
図22は、本発明の変形例2としてのトナーカートリッジを後側斜め右上から見た斜視図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、(a)において右側の外側側壁を取り外した状態、(c)は、(b)において右側の内側側壁を取り外した状態、(d)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。
図22に示すように、変形例2に係るトナーカートリッジ8には、上述した実施形態における現像剤収容部88および取っ手89(図11参照)が備えられていない。
変形例2に係るトナーカートリッジ8において、外側円筒部91の外側筒壁113の幅方向略中央位置には、外側筒壁113の外周の約4分の1に相当する突起案内溝215が形成されている(図22(a)および図23(a)参照)。突起案内溝215は、外側筒壁113を肉厚方向に貫通している。また、外側筒壁113において、突起案内溝215の下端部の僅かに左側には、径方向外側へ向けて突出するカートリッジ外突起217が設けられている。カートリッジ外突起217は、略直方体形状であり、その幅方向寸法は、収容部切欠き205の周方向切欠き部207の幅方向寸法より小さく(図21参照)、その上下方向寸法(周方向寸法)は、収容部切欠き205の幅方向切欠き部206および第1筐体シャッター37の切断部分214の周方向寸法より小さい。また、カートリッジ外突起217の側面形状は、カートリッジ着脱口16の着脱口凹部202の側面形状より小
さい(図20(b)参照)。
通過部側アジテータ97、案内壁99、干渉防止壁100およびカートリッジオーガ102等の内側円筒部90の内部構成や、通過部側アジテータギヤ63およびカートリッジオーガギヤ110については、上述した実施形態と同様である(図22(b)、図22(c)、図23(b)および図23(c)参照)。
(2−3)トナーカートリッジの本体ケーシングに対する着脱
トナーカートリッジ8を本体ケーシング2に装着する場合には、先ず、図20(a)に示すように、カバー17をカバー開位置まで移動させることで、カートリッジ着脱口16を開く。このとき、第1筐体シャッター37は、第1筐体シャッター閉位置にある。次に、図24(a)に示すように、外側円筒部91がカートリッジシャッター閉位置にあるトナーカートリッジ8のカートリッジ突条117を掴む。そして、トナーカートリッジ8を、カートリッジ着脱口16およびカートリッジ収容空間27と幅方向において対向する状態を維持しながら、左側へ移動させる。
いて切断部分214および周方向切欠き部207よりも右側に位置している。換言すると、カートリッジ外突起217は、切断部分214において、第1筐体シャッター37の第1筐体シャッター周縁壁212に挟持されている。また、カートリッジ内突起216は、幅方向切欠き部206における周方向切欠き部207よりも右側の部分において、カートリッジ収容壁204に挟持されている。
その後、カバー17をカバー閉位置まで移動させてカートリッジ着脱口16を閉じると、トナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する装着が完了する(図19参照)。
b)参照)、外側円筒部91のカートリッジシャッター閉位置までの移動および第1筐体シャッター37の第1筐体シャッター閉位置までの移動が完了する。このとき、図24(b)に示すように、カートリッジ内突起216およびカートリッジ外突起217は、側面視において、着脱口凹部202(図20(b)参照)、幅方向切欠き部206と一致する。そして、カートリッジ突条117を掴んで右側へ引くことにより、カートリッジ内突起216およびカートリッジ外突起217が、幅方向切欠き部206および着脱口凹部202を幅方向において順に通過することで、トナーカートリッジ8が右側へ移動する(図24(a)参照)。そして、トナーカートリッジ8がカートリッジ着脱口16よりも右側へ移動すると、トナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する離脱が完了する。
2 本体ケーシング
7 読取スキャナユニット
8 トナーカートリッジ
9 プロセス部
11 プロセス着脱口
20 収納部左側壁
33 筐体供給穴
34 筐体戻り穴
37 第1筐体シャッター
71 第2筐体シャッター
73 軸保持部材
91 外側円筒部
96 カートリッジ供給穴
107 軸受溝
112 カートリッジ戻り穴
136 感光ドラム
147 ドラム軸
154 現像ローラ
171 現像供給穴
174 現像戻り穴
177 現像シャッター
Claims (10)
- 筐体と、
前記筐体に対して着脱され、現像剤を担持する現像剤担持体を備え、第1開口部が形成されている現像器と、
前記現像器に設けられ、前記第1開口部を開閉する第1シャッターと、
前記筐体に対して着脱され、前記筐体に装着されたときに前記第1開口部と対向する第2開口部が形成されており、前記現像剤担持体に供給するための現像剤が収容される現像剤カートリッジと、
前記現像剤カートリッジに設けられ、前記第2開口部を開閉する第2シャッターと、
前記筐体において、前記現像器と前記現像剤カートリッジとの間に設けられ、前記第1開口部および前記第2開口部に対向する第3開口部が形成されている壁と
を備えることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記第1シャッターの開閉動作と前記第2シャッターの開閉動作とは、互いに独立していることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤カートリッジは、前記筐体において、前記現像剤担持体の長手方向において前記現像剤担持体に対向するように配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記壁において前記現像器に対向する側面には、前記現像器の前記長手方向一方側を保持する保持部材が設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記現像器は、静電潜像が形成される像担持体を備え、
前記保持部材は、前記像担持体の軸を保持することを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記保持部材には、前記現像器の着脱時に前記像担持体の軸を案内する軸受溝が形成されており、前記軸受溝は、前記壁に平行な方向に延びていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記壁に設けられ、前記現像器に対向する側面から前記第3開口部を開閉する第3シャッターを備え、
前記第1シャッターの開閉動作と前記第3シャッターの開閉動作とは、互いに連動していることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記筐体には、前記筐体に対して着脱される前記現像器を通過させるために、前記現像器の着脱方向において前記現像器と対向する位置に、第4開口部が形成されており、
前記第4開口部を開閉可能に被覆する開閉部材を備え、
前記開閉部材の開閉動作に連動して前記第3シャッターが開閉されることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記壁に設けられ、前記現像剤カートリッジに対向する側面から前記第3開口部を開閉する第4シャッターを備え、
前記第2シャッターの開閉動作と前記第4シャッターの開閉動作とは、互いに連動していることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第1開口部は、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1供給側開口部と、前記現像剤担持体から現像剤を受け入れるための第1戻り側開口部とを含み、
前記第2開口部は、前記第1供給側開口部に現像剤を供給するための第2供給側開口部と、前記第1戻り側開口部から現像剤を受け入れるための第2戻り側開口部とを含み、
前記第3開口部は、前記第2供給側開口部から前記第1供給側開口部へ現像剤を通過させるための第3供給側開口部と、前記第1戻り側開口部から前記第2戻り側開口部へ現像剤を通過させるための第3戻り側開口部とを含むことを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
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