JP5034409B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
従来より、静電潜像が形成される感光ドラム、静電潜像を可視像化する現像ローラ、および、現像ローラに供給するためのトナーが収容されるトナーボックスを備えるレーザプリンタが知られている。
このようなレーザプリンタにおいて、トナーボックスがレーザプリンタ本体に対して着脱可能なものが提案されており、トナーボックスの着脱時にトナーの漏洩を防止する機構も併せて提案されている。
たとえば、トナー補給装置において、複写機構を内蔵する本体ケースに設けられたカバーを開放して、本体ケース内に設けられたトナー収容器に対してトナーカートリッジを着脱させるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特許文献1のトナー補給装置において、トナー収容器には、トナーカートリッジ挿着部とトナー貯溜部とが設けられ、さらに、トナーカートリッジ挿着部とトナー貯溜部と間には、シャッター部材が開閉自在に設けられている。このシャッター部材は、トナーカートリッジに設けられた係合部に係合されており、トナーカートリッジを着脱位置に移動させたときに閉止位置に移動される。これにより、トナー貯留部がシャッター部材によって密閉され、トナーカートリッジの着脱時には、トナー貯留部(本体ケース側)からのトナーの漏洩が防止される。
また、感光体と、感光体上に形成された静電潜像を現像するための複数の現像器とを備えるカラー電子写真プリンタが提案されている(たとえば、特許文献2参照。)。
特許文献2のカラー電子写真プリンタにおいて、各現像器の現像ハウジングには、トナーカートリッジが着脱自在に装着されており、トナーカートリッジのトナー排出口から現像ハウジングのトナー注入口にトナーが供給される。そして、トナーカートリッジには、トナー排出口を開閉するカートリッジ側のシャッタが設けられ、現像ハウジングには、トナー注入口を開閉する現像器側のシャッタが設けられている。カートリッジ側のシャッタは、現像ハウジングに形成されたシャッタ係合片に係合され、現像器側のシャッタは、トナーカートリッジに形成されたシャッタ係合片に係合されている。そのため、トナーカートリッジを回動させることで、カートリッジ側のシャッタおよび現像器側のシャッタがともに開閉移動され、トナー排出口およびトナー注入口が開閉される。これにより、トナーカートリッジの着脱時には、カートリッジ側のシャッタおよび現像器側のシャッタを閉じることでトナー排出口およびトナー注入口が閉鎖され、トナーカートリッジおよび現像器(カラー電子写真プリンタ本体側)からのトナーの漏洩が防止される。
さらに、装置本体内に感光体を設け、その感光体のまわりに現像器を配置し、感光体の表面に形成された静電潜像を現像器によって可視像化するレーザプリンタが提案されている(たとえば、特許文献3参照。)。
特許文献3のレーザプリンタにおいて、現像器にはトナーカートリッジが着脱自在に取り付けられており、トナーカートリッジに設けられた開口と、現像器の現像室に設けられた補給口とを介して、トナーカートリッジから現像器へトナーが供給される。そして、トナーカートリッジには、開口を開閉するシャッタが設けられており、現像器にトナーカートリッジを取り付けた後に、装置本体のカバーである上構造体を開閉させることで、シャッタが開閉される。これにより、トナーカートリッジの着脱時には、シャッタを閉じることで開口が閉鎖され、トナーカートリッジからのトナーの漏洩が防止される。
実開平1−149661号公報 特開2001−83792号公報 特開平6−35321号公報
特許文献1のトナー補給装置では、シャッター部材を開閉するときに、ユーザがトナーカートリッジを直接操作する必要がある。そのため、シャッター部材を開閉するためには、まずカバーを開き、その後トナーカートリッジを操作しなければならない。さらに、シャッター部材を開閉した後に、カバーを閉じねばならず、労力を要する。
特許文献2のカラー電子写真プリンタにおいては、カートリッジ側のシャッタおよび現像器側のシャッタを開閉するときに、ユーザがトナーカートリッジを直接操作しなければならず、特許文献1におけるカバーに相当する構成を備える場合には、同様の労力を要する。
特許文献3のレーザプリンタでは、上構造体の開閉に連動させてトナーカートリッジのシャッタを開閉することにより、シャッタ開閉に要する労力の低減を図ることができる。しかし、現像器の補給口を開閉するためのシャッタがなく、トナーカートリッジの着脱時には、現像器(装置本体側)からのトナーの漏洩が懸念される。
そこで、本発明の目的は、筐体のシャッター部材および現像剤カートリッジのシャッター部材を容易に開閉させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に現像剤を供給することにより前記静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、前記現像剤担持体が収容され、第1開口部が形成されている筐体と、前記筐体に設けられ、前記第1開口部を開閉する第1シャッター部材と、前記第1開口部と連通する第2開口部が形成されており、前記筐体に対して着脱され、前記現像剤担持体に供給するための現像剤が収容される現像剤カートリッジと、前記現像剤カートリッジに設けられ、前記第2開口部を開閉する第2シャッター部材と、前記現像剤カートリッジに設けられ、前記第1シャッター部材に係合され、前記第2シャッター部材の開閉と連動して前記第1シャッター部材を開閉させる第1係合部材と、前記筐体に対して着脱される前記現像剤カートリッジを通過させるために、前記筐体において、前記現像剤カートリッジと、前記現像剤カートリッジの着脱方向に対向する位置に形成される第3開口部を開閉可能に被覆するカバーとを備え、前記カバーの開閉動作に連動し、かつ、前記カバーの開閉動作のみで前記第1シャッター部材および前記第2シャッター部材が開閉されることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1係合部材は、前記第2シャッター部材に設けられていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第2シャッター部材と前記カバーとを連結し、前記カバーの開閉動作時に発生する動力を前記第2シャッター部材に伝達して、前記第2シャッター部材を開閉させる伝達部材を備えていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記現像剤カートリッジは、前記伝達部材に係合され、前記伝達部材によって伝達される前記動力によって前記第2シャッター部材を開閉させる第2係合部材を備えていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第2係合部材は、前記第2シャッター部材に設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、第1シャッター部材および第2シャッター部材を開くことで、第1開口部および第2開口部が開放されて互いに連通するので、第1開口部および第2開口部を介して、現像剤カートリッジに収容される現像剤を現像剤担持体に供給することができる。一方、第1シャッター部材および第2シャッター部材を閉じることで、第1開口部および第2開口部が閉鎖されるので、筐体と現像剤カートリッジとの間での現像剤の移動を規制することができる。これにより、筐体に対して現像剤カートリッジを着脱させるときにおいて、筐体および現像剤カートリッジからの現像剤の漏洩を防止することができる。また、カバーが開いた状態においては、第1シャッター部材および第2シャッター部材は常に閉じた状態にあるため、現像剤の漏洩を確実に防止することができる。
そして、第3開口部を開閉可能に被覆するカバーを開閉すると、カバーの開閉動作に連動して第1シャッター部材および第2シャッター部材が開閉される。つまり、カバーを開閉するだけで、第1シャッター部材および第2シャッター部材を開閉することができる。そのため、第1シャッター部材および第2シャッター部材を容易に開閉させることができる。
また、現像剤カートリッジの第2シャッター部材を開くと筐体の第1シャッター部材が開かれ、第2シャッター部材を閉じると第1シャッター部材が閉じられる。したがって、第1シャッター部材と第2シャッター部材との開閉の連動により、第1シャッター部材および第2シャッター部材の確実な開閉動作を確保することができる。これにより、現像剤カートリッジが筐体に装着されていない状態でカバーを開閉しても、第1シャッター部材が開かれることはなく、筐体からの現像剤の漏洩を確実に防止することができる。
また、現像剤カートリッジにおいて、第2シャッター部材を開閉させると、第1シャッター部材に係合された第1係合部材が、第2シャッター部材の開閉動作に連動して第1シャッター部材を開閉させる。
そのため、現像剤カートリッジに第1係合部材を設けるのみの簡易な構成で、第1シャッター部材を、第2シャッター部材に確実に連動させて開閉させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1係合部材が第2シャッター部材に設けられているので、構成の簡略化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、伝達部材によって、第2シャッター部材とカバーとが連結され、カバーの開閉動作時に発生する動力が第2シャッター部材に伝達されることで、その動力により第2シャッター部材を確実に開閉することができる。
そのため、現像剤カートリッジに、第2シャッター部材の開閉を操作するための部材を設ける必要がなく、現像剤カートリッジが筐体から離脱された状態において、第2シャッター部材が誤って開かれるおそれを低減することができる。その結果、現像剤カートリッジからの現像剤の漏洩を確実に防止することができる。
また、伝達部材によって、第2シャッター部材およびカバーを互いに離間させて配置することができるので、設計の自由度の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、現像剤カートリッジにおいて、カバーを開閉させると、伝達部材に係合された第2係合部材が、カバーの開閉動作時に発生されて伝達部材によって伝達される動力によって、第2シャッター部材を開閉させる。
そのため、現像剤カートリッジに第2突起を設けるのみの簡易な構成で、第2シャッター部材を、カバーの開閉動作に確実に連動させて開閉させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、第2係合部材が第2シャッター部材に設けられているので、構成の簡略化を図ることができる。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのレーザプリンタを示す要部側断面図であり、後述する読取スキャナユニットが閉じられた態様を示す。図2は、図1に示すレーザプリンタを前側斜め右上から見た斜視図である。図3は、図2において、カバーがカバー開位置ある状態を示す。
図1に示すように、このレーザプリンタ1は、複合機であって、筐体としての本体ケーシング2と、本体ケーシング2内に収容されるフィーダ部4および画像形成部5と、本体ケーシング2に形成される排出部6と、本体ケーシング2の上方に設けられる読取スキャナユニット7とを備えている。
フィーダ部4は、記録媒体としての用紙3を給紙するために装備される。画像形成部5は、給紙された用紙3に画像を形成するために装備される。読取スキャナユニット7は、原稿に記載された画像情報を読み取るために装備される。
なお、以下の説明では、後述する現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ8およびプロセス部9が本体ケーシング2に装着された状態において、図1の紙面左側を正面(前)側とし、図1の紙面右側を背面(後)側とする。また、図1の紙厚方向手前側を右側とし、図1の紙厚方向奥側を左側とする。なお、左右方向を幅方向と呼ぶことがある。
(1)本体ケーシング
図1に示すように、本体ケーシング2は、中空の略ボックス形状に形成されている。本体ケーシング2の上端部には、平面視略矩形枠状の上壁10が形成されている。
上壁10の前側部分には、操作パネル13が備えられている。操作パネル13は、レーザプリンタ1の動作状態などが表示される液晶パネルや、レーザプリンタ1の操作条件を設定するユーザが操作可能なボタンなどを備えている。
本体ケーシング2には、プロセス着脱口11、供給トレイ着脱口15、および第3開口部としてのカートリッジ着脱口16(図3参照)が形成されている。
(1−1)プロセス着脱口
プロセス着脱口11は、上壁10において、平面視略矩形状に形成されている。読取スキャナユニット7は、プロセス着脱口11を開閉するように配置されている。読取スキャナユニット7は、本体ケーシング2の後端上部に幅方向に沿って設けられている支軸12に揺動自在に支持されている。そのため、読取スキャナユニット7を、支軸12を支点として、読取スキャナユニット7の前端部が上壁10に接触するように揺動させると、読取スキャナユニット7によってプロセス着脱口11が閉鎖される。一方、読取スキャナユニット7を、支軸12を支点として、読取スキャナユニット7の前端部が上壁10から離間するように揺動させると、プロセス着脱口11が前側斜め上方に向かって開放される。開放されたプロセス着脱口11を介して、前側斜め上方に沿ってプロセス部9を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
(1−2)供給トレイ着脱口
図2に示すように、供給トレイ着脱口15は、本体ケーシング2の正面側壁14の下半分部分の略中央位置に形成されている。供給トレイ着脱口15は幅方向に長手の矩形状に形成されており、供給トレイ着脱口15を介して、後述する供給トレイ51を本体ケーシング2に対して前後方向へ着脱させることができる。
(1−3)カートリッジ着脱口
図3に示すように、カートリッジ着脱口16は、正面側壁14において供給トレイ着脱口15の右側に形成されている。カートリッジ着脱口16は、供給トレイ着脱口15よりも上下方向に長く、幅方向に短い、幅方向に長手の矩形状に形成されている。カートリッジ着脱口16には、カートリッジ着脱口16を開閉可能に被覆するカバー17が設けられている。
カバー17は、正面視において、カートリッジ着脱口16よりもやや大きい矩形状に形成されている。カバー17は、その下端部の幅方向両端部に支軸22が挿通されており、支軸22を支点として、カバー閉位置(図2参照)とカバー開位置(図3参照)とに回動自在である。カバー17は、カバー閉位置にあるときには、図2に示すように、ほぼ直立した状態となってカートリッジ着脱口16を前側から塞ぐ。一方、カバー17は、カバー開位置にあるときには、図3に示すように、ほぼ水平方向に沿うように傾倒し、カートリッジ着脱口16を前側へ開放する。カバー17の右端部の途中位置には接続部23が設けられている。接続部23は、カバー17の右端部に沿う板状をなし、開閉方向においてカートリッジ着脱口16側へ向かって細くなる略三角形状に形成されている。接続部23を介して、後述する伝達部材25がカバー17に連結されている。
本体ケーシング2内には、カートリッジ着脱口16の周縁から後方へ向かって略水平に延びる収納部上側壁18、収納部下側壁19、収納部左側壁20および収納部右側壁21が設けられている。すなわち、収納部上側壁18は、矩形状に形成されたカートリッジ着脱口16の上端縁から延びている。同様に、収納部下側壁19は、カートリッジ着脱口16の下端縁から延びており、収納部左側壁20は、カートリッジ着脱口16の左端縁から延びており、収納部右側壁21は、カートリッジ着脱口16の右端縁から延びている。
図4は、図3において、カートリッジ収容空間内部を露出させた状態を示す。図5は、カバーがカバー開位置ある状態のレーザプリンタの正面図である。図6は、図5のA−A矢視図であって、(a)は、カバーがカバー閉位置にある状態、(b)は、カバーがカバー開位置にある状態を示す。図7は、図5のB−B矢視図であって、(a)は、カバーがカバー閉位置にある状態、(b)は、カバーがカバー開位置にある状態を示す。図8は、図5のC−C矢視図であって、(a)は、カバーがカバー閉位置にある状態、(b)は、カバーがカバー開位置にある状態を示す。
図4に示すように、収納部左側壁20および収納部右側壁21は、前後方向に長手の略矩形状に形成されており、その後端部が後方へ向かって半円形状に膨出するように形成されている。収納部左側壁20の後端部には、その半円形状を形成する部分の円中心において、軸穴35が形成されている。そして、収納部左側壁20の後端部において、右側面視で軸穴35を基準とした約2時位置に第1開口部としての筐体供給穴33が形成されている。収納部左側壁20の後端部において、筐体供給穴33の斜め前側下方の位置には、筐体戻り穴34が、筐体供給穴33と軸穴35との間にそれらと間隔を隔てて形成されている。筐体供給穴33および筐体戻り穴34は、ともに収納部左側壁20を幅方向に貫通するほぼ同じ大きさの丸穴である。また、収納部左側壁20には、その前端縁の上下方向略中央位置から収納部左側壁20の前後方向略中央位置まで略水平に延びるギヤ収容溝24が形成されている。
ギヤ収容溝24は、収納部左側壁20から左側へ凹む帯状に形成されており、その後端部が後方へ向かって半円形状に膨出するように形成されている。ギヤ収容溝24の下側の溝壁において、上述した半円形状を形成する後端部の円中心と前後方向おいてほぼ等しい位置には、平面視矩形状のギヤ露出穴60が形成されている。また、ギヤ収容溝24内において、その上下方向中央位置には、収納部左側壁20の前端縁からギヤ露出穴60の前後方向位置近傍まで略水平に延びる左ガイド溝28が形成されている。左ガイド溝28の前後方向長さは、収納部左側壁20の前後方向長さの約半分に相当する。
左ガイド溝28は、ギヤ収容溝24から左側へ凹む凹条に形成されており、その溝幅は、左ガイド溝28の前端部分においては後方へ向かって溝幅が狭くなり、それ以降(上述した前端部分より後側)において一定となるように形成されている。左ガイド溝28の下側の溝壁において、ギヤ露出穴60と前後方向においてほぼ等しい位置には、上方へ僅かに突出する位置決め突起29が設けられている。
図5に示すように、収納部右側壁21の、左ガイド溝28と幅方向に対向する位置には、左ガイド溝28とほぼ同じ形状および溝幅を有する右ガイド溝30が形成されている。
図8に示すように、右ガイド溝30は、収納部右側壁21の前端縁から後方へ略水平に延び、その前後方向長さは、収納部右側壁21の前後方向長さの約4分の3に相当する。右ガイド溝30は、前端部分においては後方へ向かって溝幅が狭くなり、それ以降(上述した前端部分より後側)において一定となるように形成されている。収納部右側壁21において、右ガイド溝30の後側には、回動板収容部31が形成されている。
回動板収容部31は、側面視円形状かつ右側へ凹むように形成されている。収納部右側壁21において回動板収容部31の後半分部分に相当する部分が、上述したように、収納部右側壁21において半円形状に形成された後端部である。収納部右側壁21の回動板収容部31に相当する部分において、回動板収容部31の円中心位置には、収納部右側壁21を幅方向に貫通する軸穴32が形成されている。また、収納部右側壁21の回動板収容部31に相当する部分には、図7に示すように、右側面視において、軸穴32を基準とした約9時位置から約1時位置までの範囲に亘って収納部右側壁21を幅方向に貫通する略円弧形状の貫通穴40が形成されている。
図6に示すように、収納部上側壁18および収納部下側壁19は、前後方向に長手の略矩形状に形成されており、それぞれの後端部は湾曲壁26によって連結されている。
湾曲壁26は、側面視において後方へ凹む略半円弧形状の薄板状に形成されている。湾曲壁26の左端縁が、収納部左側壁20の後端部の、上述した半円形状の周縁に接続され、湾曲壁26の右端縁が、収納部右側壁21の後端部の、上述した半円形状の周縁に接続されている(図8参照)。また、湾曲壁26の上端縁が、収納部上側壁18の後端縁に接続され、湾曲壁26の下端縁が、収納部下側壁19の後端縁に接続されている。これにより、本体ケーシング2内には、収納部上側壁18、収納部下側壁19、収納部左側壁20、収納部右側壁21および湾曲壁26によって区画され、これらによってカートリッジ着脱口16に連通する略直方体形状のカートリッジ収容空間27が形成されている。カートリッジ収容空間27の前後方向における奥行きは、本体ケーシング2の前後方向寸法の約5分の4に相当する。
カートリッジ収容空間27には、駆動入力ギヤ36、および第1シャッター部材としての筐体シャッター37が設けられている。また、本体ケーシング2において、カートリッジ収容空間27よりも右側には、伝達部材25(図5参照)が設けられている。
(1−4)駆動入力ギヤ
駆動入力ギヤ36は、その外周面に歯が形成された平歯車であり、上端部がギヤ収容溝24のギヤ露出穴60から露出されるように配置されている。駆動入力ギヤ36の回転軸は、収納部左側壁20において回転自在に支持されており、その左端部は、図示されていないが、収納部左側壁20よりも左側に露出され、駆動モータ(図示せず)に連結されている。駆動モータ(図示せず)が駆動されると、駆動入力ギヤ36は、右側面視において時計回りに回転される。
(1−5)筐体シャッター
筐体シャッター37は、カートリッジ収容空間27内の後端側に配置されている。筐体シャッター37は、筐体シャッター円弧壁38および筐体シャッター側壁39を一体的に備えている。
図4に示すように、筐体シャッター円弧壁38は、湾曲壁26に沿った側面視半円弧形状の薄板状に形成されている。筐体シャッター円弧壁38の周方向中央部において左側に僅かに偏った位置には、正面視において幅方向に長手の矩形状の嵌合穴43(図5参照)が形成されている。
筐体シャッター側壁39は、側面視円板形状に形成されており、その外周縁の半分が筐体シャッター円弧壁38の左端縁に接続されている。
筐体シャッター側壁39には、その円中心において左側へ突出する回動軸61が一体的に設けられている。筐体シャッター側壁39には、回動軸61を中心とした径方向途中位置に、筐体シャッター供給穴41および筐体シャッター戻り穴42が形成されている。筐体シャッター戻り穴42は、筐体シャッター供給穴41に対して、上述した径方向内側に間隔を隔てて形成されている。筐体シャッター供給穴41および筐体シャッター戻り穴42は、ともに筐体シャッター側壁39を幅方向に貫通し、筐体供給穴33および筐体戻り穴34とほぼ同じ大きさの丸穴である。
回動軸61が収納部左側壁20の軸穴35に挿通されることで、筐体シャッター37は、収納部左側壁20において回動可能に支持されている。詳しくは、筐体シャッター37は、筐体シャッター閉位置(図6(b)参照)と筐体シャッター開位置(図6(a)参照)との間で回動自在である。筐体シャッター37が筐体シャッター閉位置にあるときには、図6(b)に示すように、筐体供給穴33および筐体戻り穴34が、筐体シャッター側壁39における筐体シャッター供給穴41および筐体シャッター戻り穴42以外の部分によって右側から塞がれる。一方、筐体シャッター閉位置から右側面視において筐体シャッター37を時計回りに約90°回動させたときの位置が、図6(a)に示す筐体シャッター開位置である。筐体シャッター37が筐体シャッター開位置にあるときには、筐体シャッター供給穴41と筐体供給穴33とが、幅方向において互いに対向し、連通する。同時に、筐体シャッター戻り穴42と筐体戻り穴34とが、幅方向において互いに対向し、連通する。
(1−6)伝達部材
伝達部材25は、図5に示すように、本体ケーシング2において、収納部右側壁21と、本体ケーシング2の右側壁との間に配置されている。
伝達部材25は、いわゆるリンク装置であり、図7に示すように、第1連結ロッド44、スライドロッド45、第2連結ロッド46、ロッド支持部47および回動板48を備えている。
ロッド支持部47は、正面視矩形状かつ前後方向に長手の中空の角柱状に形成されている。ロッド支持部47の前端部および後端部には、ロッド支持部47の中空部分を外部に連通させるための開口部がそれぞれ形成されている。ロッド支持部47は、収納部右側壁21と本体ケーシング2の右側壁とによって挟持されている(図5参照)。
スライドロッド45は、ロッド支持部47よりも前後方向に長く、正面視においてはロッド支持部47の中空部分の正面形状よりも小さく形成されている。スライドロッド45は、前後方向両端部がロッド支持部47の前後方向の各開口部からそれぞれ露出されるように、ロッド支持部47によって、前後方向にスライド自在に支持されている。
第1連結ロッド44は、後端部がスライドロッド45の前端部に連結され、前端部がカバー17の接続部23に連結されている。第1連結ロッド44は、スライドロッド45との連結部分および接続部23との連結部分をそれぞれ中心として揺動自在である。
回動板48は、図8に示すように、側面視において、回動板収容部31の側面形状よりもやや小径の円板形状に形成されており、カートリッジ収容空間27において回動板収容部31内に収容されている。回動板48の左側面には、回動板ガイド溝49が形成されている。回動板ガイド溝49は、回動板48の円中心を通って直径方向に延び、右側へ凹むように、かつ、右ガイド溝30と溝幅がほぼ等しくなるように形成されている。回動板48の円中心位置には、右側へ突出する支軸50が形成されている。支軸50が回動板収容部31の軸穴32に挿通されることで、回動板48は、回動板収容部31において収納部右側壁21に回動自在に支持されている。詳しくは、回動板48は、回動板閉位置(図8(b)参照)と回動板開位置(図8(a)参照)との間で回動自在である。詳しくは、回動板48が回動板閉位置にあるときには、図8(b)に示すように、右ガイド溝30と回動板ガイド溝49とが前後方向に沿って繋がる。一方、回動板閉位置から左側面視において回動板48を反時計回りに約90°回動させたときの位置が回動開位置である。回動板48が回動開位置にあるときには、図8(a)に示すように、右ガイド溝30と回動板ガイド溝49とが繋がることはなく、回動板ガイド溝49が右ガイド溝30に対して略直交する。なお、回動板48が収納部右側壁21に支持されている状態において、回動板48の左側面と、収納部右側壁21の回動板収容部31よりも前側の部分の左側面とは、正面視において面一である。
図7に示すように、第2連結ロッド46は、第1連結ロッド44より長く、その前端部がスライドロッド45の後端部に連結されている。第2連結ロッド46の後端部は、収納部右側壁21の貫通穴40を介して、回動板48の右側面における支軸50から径方向外側に離れた一箇所に連結されている。第2連結ロッド46は、スライドロッド45との連結部分および回動板48との連結部分をそれぞれ中心として揺動自在である。
次に、伝達部材25の動作を説明する。
図7(b)に示すように、カバー17がカバー開位置にあるとき、スライドロッド45は、ロッド支持部47に支持された状態において最前方に位置している。また、回動板48は回動板閉位置(図8(b)参照)にある。ここで、カバー17をカバー開位置からカバー閉位置(図7(a)参照)へ向けて回動させる。これにより、カバー17を回動させるための動力が、第1連結ロッド44に対して、第1連結ロッド44を後方へ押すように作用される。そして、この動力は、第1連結ロッド44を介してスライドロッド45に伝達され、スライドロッド45を後方へスライドさせる。さらに、この動力は、スライドロッド45を介して第2連結ロッド46に伝達され、第2連結ロッド46を、スライドロッド45との連結部分を中心とする右側面視反時計回りに揺動させつつ、後方へ移動させる。これにより、第2連結ロッド46の回動板48との連結部分が貫通穴40の円弧に沿って移動するので、この動力は、第2連結ロッド46を介して回動板48に伝達され、回動板48は、回動板閉位置(図8(b)参照)から回動板開位置(図8(a)参照)へ向けて左側面視反時計回りに回動される。
以上のように、カバー17のカバー開位置(図8(b)参照)からカバー閉位置(図8(a)参照)への回動に連動して、回動板48は、回動板閉位置から回動板開位置まで回動される。カバー17のカバー閉位置への回動(回動板48の回動板開位置までの回動)が完了すると、スライドロッド45は、図7(a)に示すように、ロッド支持部47に支持された状態において最後方に位置する。
一方、カバー閉位置にあるカバー17をカバー開位置へ向けて回動させる。これにより、カバー17を回動させるための動力が、第1連結ロッド44に対して、第1連結ロッド44を前方へ引くように作用される。そして、この動力は、第1連結ロッド44を介してスライドロッド45に伝達され、スライドロッド45を前方へスライドさせる。さらに、この動力は、スライドロッド45を介して第2連結ロッド46に伝達され、第2連結ロッド46を、スライドロッド45との連結部分を中心とする右側面視時計回りに揺動させつつ、前方へ移動させる。これにより、第2連結ロッド46の回動板48との連結部分が貫通穴40の円弧に沿って移動するので、この動力は、第2連結ロッド46を介して回動板48に伝達され、回動板48は、回動板開位置(図8(a)参照)から回動板閉位置(図8(b)参照)へ向けて左側面視時計回りに回動される。
以上のように、カバー17のカバー閉位置(図8(a)参照)からカバー開位置(図8(b)参照)への回動に連動して、回動板48は、回動板開位置から回動板閉位置まで回動される。
(2)フィーダ部
図1に示すように、フィーダ部4は、供給トレイ51、分離ローラ52、分離パッド53および給紙ローラ54を備えている。
供給トレイ51は、本体ケーシング2内の底部に配置され、本体ケーシング2に対して前側から前後方向に沿って着脱可能に装着される。供給トレイ51は、上側が開放されたボックス形状であり、正面側には把持部55が一体的に備えられている。
分離ローラ52および分離パッド53は、供給トレイ51の後端部の上方に設けられている。
給紙ローラ54は、分離ローラ52の前方に設けられている。
また、フィーダ部4は、紙粉取りローラ56およびガイドローラ57を備えている。
紙粉取りローラ56は、分離ローラ52に対向配置され、かつ分離パッド53の後端側上方に設けられている。
ガイドローラ57は、紙粉取りローラ56の上方において、分離ローラ52に対向配置されている。
また、分離ローラ52の上方には、1対のローラからなるレジストローラ58が設けられている。なお、ガイドローラ57とレジストローラ58との間には、レジストローラ58への用紙3の搬送をガイドするための搬送パス62が設けられている。
供給トレイ51の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板59が設けられている。供給トレイ51を、供給トレイ着脱口15を介して本体ケーシング2より離脱させると、用紙押圧板59上に用紙3を載置することができる。
一方、供給トレイ51を本体ケーシング2に対して装着すると、用紙押圧板59上の用紙3は、給紙ローラ54に押圧される。そして、給紙ローラ54の回転によって、分離ローラ52と分離パッド53との間の分離位置に向けて給紙が開始される。
給紙ローラ54によって分離位置に向けて送り出された用紙3は、分離ローラ52の回転によって、分離ローラ52と分離パッド53との間に挟まれたときに、1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された用紙3は、紙粉取りローラ56と分離ローラ52との間を通過し、そこで紙粉が取り除かれる。その後、この用紙3は、ガイドローラ57および搬送パス62にガイドされることにより略U字形状に沿って、前側へ折り返され、レジストローラ58に向けて搬送される。
レジストローラ58は、用紙3を、レジスト後に、後述する像担持体としての感光ドラム136と転写ローラ138との間の転写位置に搬送する。この転写位置では、感光ドラム136上のトナー像が用紙3に転写される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部80、上述したトナーカートリッジ8、プロセス部9および定着部82を備えている。
(3−1)スキャナ部
スキャナ部80は、本体ケーシング2内において、供給トレイ51の前端部から前後方向中央よりもやや後側までに亘って供給トレイ51の上方に重なるように隣接配置されている。さらに、スキャナ部80は、前半分部分が後述する排出トレイ185の下方に重なるように隣接配置されている。このスキャナ部80は、レーザ光源81、回転駆動されるポリゴンミラー83、fθレンズ84、レンズ85および反射鏡86を前後方向に沿って備えている。レーザ光源81から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー83で偏向されて、fθレンズ84を通過した後、さらにレンズ85を通過し、反射鏡86によって光路が屈曲されることにより、プロセス部9の感光ドラム136の表面上に照射される。
(3−2)トナーカートリッジ
図9は、トナーカートリッジを後側斜め右上から見た斜視図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。図10は、図9(b)においてトナーカートリッジ内部を説明するための、(a)は、内側円筒部内部を示し、(b)は、(a)において攪拌機構を除いた状態を示し、(c)は、隔壁周辺を背面側から見た断面図であり、(d)は、(a)における攪拌機構を、可撓性フィルムが撓んだ状態で抜き出して示し、(e)は、(d)における撹拌機構の可撓性フィルムの撓みが解除された状態を示す。図11は、トナーカートリッジを後側斜め左上から見た斜視図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。図12は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態におけるトナーカートリッジの平面図である。なお、現像剤通過部の要部については断面で示している。図13は、トナーカートリッジの左側面図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。
図9に示すように、トナーカートリッジ8は、前後方向に長手となるように、詳しくは、前後、左右および上下方向におけるそれぞれの最大寸法がカートリッジ収容空間27(図4参照)の前後、左右および上下方向におけるそれぞれの最大寸法よりも僅かに小さくなるように形成されている。トナーカートリッジ8は、現像剤通過部87、現像剤収容部88および取っ手89を備えている。
(3−2−1)現像剤通過部
現像剤通過部87は、カートリッジ収容空間27の湾曲壁26(図6参照)に沿った略円筒形状に形成されており、内側円筒部90、および第2シャッター部材としての外側円筒部91を備えている。
内側円筒部90は、現像剤通過部87の外側形状よりも小さい中空の略円筒形状に形成されており、図10(b)に示すように、内側筒壁92および内側側壁93を一体的に備えている。
内側筒壁92は、内側円筒部90の円周面を形成し、前端部には、背面視略矩形状の通過部側連通穴94が形成されている。
内側側壁93は、側面視円形状に形成されており、内側筒壁92の軸線方向(幅方向)両端部を閉鎖するように2枚設けられ、内側円筒部90の幅方向における側端面を形成している。各内側側壁93の円中心には、内側側壁93を幅方向に貫通する軸穴95が形成されている。そして、左側の内側側壁93において、右側面視で軸穴95を基準とした約2時位置に第2開口部としてのカートリッジ供給穴96が形成されている。さらに、左側の内側側壁93において、カートリッジ供給穴96よりも軸穴95側の位置には、カートリッジ戻り穴112が、カートリッジ供給穴96と軸穴95との間において、それらと間隔を隔てて形成されている。カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112は、ともに左側の内側側壁93を幅方向に貫通し、筐体シャッター供給穴41および筐体シャッター戻り穴42とほぼ同じ大きさの丸穴である。
内側円筒部90内部には、図10(a)に示すように、隔壁97、攪拌機構98および搬送壁99が備えられている。
隔壁97は、図10(b)に示すように、側面視における内側円筒部90の後半分部分の形状とほぼ等しい大きさの略半円形状の薄板状に形成されており、内側円筒部90の幅方向中央位置から左側に配置されている。隔壁97の上端部には切欠65が形成されている。切欠65は、後方へ向かうにつれて下方に凹むように、側面視略U字状に形成されている。側面視において内側筒壁92の内周面と隔壁97とによって区画される部分は、連通領域102とされている。また、内側円筒部90の内部において、隔壁97および連通領域102よりも左側の領域を戻り側領域100とし、隔壁97および連通領域102よりも右側の領域を供給側領域101とする。戻り側領域100と供給側領域101とは、連通領域102によって互いに連通している。
攪拌機構98は、図10(a)に示すように、通過部側回転軸103、戻り側アジテータ104および供給側アジテータ105を備えている。
通過部側回転軸103は、幅方向に沿って延び、その幅方向両端部が左右の内側側壁93の各軸穴95にそれぞれ挿通されることで、各内側側壁93に回転自在に支持されている。通過部側回転軸103の右端部は、右側の内側側壁93から右側に突出しており、その突出部分には、通過部側アジテータギヤ63が設けられている(図12参照)。
通過部側回転軸103において、隔壁97よりも左側の部分には、戻り側アジテータ104が設けられ、隔壁97よりも右側の部分には、供給側アジテータ105が設けられている。戻り側アジテータ104は、可撓性を有するフィルム等からなり、通過部側回転軸103を中心とする径方向に延び、かつ、図10(d)に示すように、右側面視において時計回りの方向へ反るように形成されている。供給側アジテータ105は、通過部側回転軸103を中心とする径方向に延びる樹脂板に、内側筒壁92に摺擦するように設けられた可撓性フィルムと、隔壁97に摺擦するように設けられた可撓性フィルムとにより構成されている。詳しくは、戻り側アジテータ104は、上述した径方向において長手の略矩形状に形成されており、供給側アジテータ105は、その径方向外側端縁が隔壁97(左側)へ向かって径方向外側へ傾斜するような略三角形状に形成されている。
図10(b)および図10(c)に示すように、搬送壁99は、隔壁97の切欠65の端縁に沿って左斜め下方へ傾斜するように延びており、その左端縁は左側の内側側壁93の右側面に接続されている。搬送壁99の後側部分、詳しくは、上述した切欠65において下方に向かって最も凹んだ位置に相当する部分における左端縁は、図10(c)に示すように、カートリッジ供給穴96の下側周縁に沿うように形成されている。
図9に示すように、外側円筒部91は、現像剤通過部87の外側形状を形成し、内側円筒部90に沿った中空の略円筒状に形成されており、外側筒壁113および外側側壁114を一体的に備えている。
外側筒壁113は、外側円筒部91の円周面を形成している。図9(b)に示す状態において、外側筒壁113の略前半分上側部分には、正面視略矩形状の切欠115が形成されている。図9(a)に示す状態において、外側筒壁113の後端部の左側に僅かに偏った位置には、後方へ突出する第1係合部材としてのカートリッジ突起116が設けられている。カートリッジ突起116は、背面視において幅方向に長手の矩形状に形成されている。
外側側壁114は、側面視円形状に形成されており、外側筒壁113の軸線方向(幅方向)両端部を閉鎖するように2枚設けられ、外側円筒部91の幅方向における側端面を形成している。右側の外側側壁114の右側面には、その円中心を通り、かつ右側へ突出する第2係合部材としてのカートリッジ突条117が設けられている。カートリッジ突条117は、右側面視において、右側の外側側壁114の直径方向に延びる長手の矩形状に形成されており、図9(a)に示すように、その後端部がカートリッジ突起116に近接している。また、図11に示すように、左側の外側側壁114において、その円中心を基準とした径方向途中位置に、カートリッジシャッター供給穴118およびカートリッジシャッター戻り穴119が形成されている。カートリッジシャッター戻り穴119は、カートリッジシャッター供給穴118よりも、上述した径方向内側に間隔を隔てて形成されている。カートリッジシャッター供給穴118およびカートリッジシャッター戻り穴119は、ともに左側の外側側壁114を幅方向に貫通し、カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112とほぼ同じ大きさの丸穴である。また、各外側側壁114の円中心位置には、軸穴66が形成されており、各軸穴66には、図12に示すように、上述した通過部側回転軸103の幅方向両端部が回動自在に嵌合されている。
図11に示すように、外側円筒部91は、内側円筒部90を収容している。外側円筒部91は、外側筒壁113の内周面が内側円筒部90の内側筒壁92の外周面に対してスライドすることで、内側円筒部90に通過部側回転軸103を介して回動自在に支持されている。詳しくは、外側円筒部91は、カートリッジシャッター閉位置(図11(a)参照)とカートリッジシャッター開位置(図11(b)参照)との間で回動自在である。外側円筒部91がカートリッジシャッター閉位置にあるときには、カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112は、図11(a)に示すように、左側の外側側壁114におけるカートリッジシャッター供給穴118およびカートリッジシャッター戻り穴119以外の部分によって左側から塞がれる。さらに、カートリッジ突起116は、現像剤通過部87において後端に位置し(図13(a)参照)、図9(a)に示すように、カートリッジ突条117は、前後方向に沿う。
一方、カートリッジシャッター閉位置から右側面視において外側円筒部91を時計回りに約90°回動させたときの位置がカートリッジシャッター開位置である。外側円筒部91がカートリッジシャッター開位置にあるときには、図11(b)に示すように、カートリッジ供給穴96とカートリッジシャッター供給穴118とが、幅方向において互いに対向し、連通する。同時に、カートリッジ戻り穴112とカートリッジシャッター戻り穴119とが、幅方向において互いに対向し、連通する。さらに、カートリッジ突起116は、現像剤通過部87において下端に位置し(図13(b)参照)、図9(b)に示すように、カートリッジ突条117は上下方向に沿う。
なお、外側円筒部91がカートリッジシャッター閉位置とカートリッジシャッター開位置との間で回動するとき、内側円筒部90の通過部側連通穴94(図10(b)参照)は、外側円筒部91の切欠115の回動範囲内に常に位置している。
(3−2−2)現像剤収容部
現像剤収容部88は、3つの略中空円筒(サブシリンダ120とする。)が前後方向に沿って3つ連結されることで形成されており、その上面は水平方向に沿って平坦に形成されている。また、各サブシリンダ120内部は、互いに連通している。現像剤収容部88には、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが貯蔵されている。
各サブシリンダ120には、図13に示すように、収容部側アジテータ機構122が備えられている。
収容部側アジテータ機構122は、収容部側回転軸123および収容部側アジテータ124を備えている。
収容部側回転軸123は、各サブシリンダ120の幅方向両側壁に回転自在に支持されており、その左端部は、対応するサブシリンダ120の左側壁から左側へ突出している。詳しくは、中央に位置するサブシリンダ120における収容部側回転軸123が、後述する収容部側アジテータギヤ125から露出するように、最も左側に突出している(図12参照)。また、図9に示すように、最後方および中央のサブシリンダ120において、収容部側回転軸123の右端部が、対応するサブシリンダ120の右側壁から右側へ突出している。詳しくは、中央のサブシリンダ120における収容部側回転軸123のほうが、最後方のサブシリンダ120における収容部側回転軸123よりも右側に突出している(図12参照)。図11に示すように、各収容部側回転軸123の左端部においてサブシリンダ120の左側壁から突出した部分には、収容部側アジテータギヤ125が相対回転不能に取り付けられている。中央に位置するサブシリンダ120の収容部側アジテータギヤ125は、他のサブシリンダ120における収容部側アジテータギヤ125よりも幅広に形成されている。また、前後方向に隣接する収容部側アジテータギヤ125の間には、中間ギヤ126がそれぞれ設けられている。各中間ギヤ126は、サブシリンダ120の左側壁に設けられた支軸127に回転自在に支持されており、前後方向両側の各収容部側アジテータギヤ125に噛合している。
また、図9に示すように、最後方のサブシリンダ120の収容部側回転軸123の右端部においてサブシリンダ120の右側壁から突出した部分には、アジテータ伝達ギヤ128が相対回転不能に取り付けられている。
図13に示すように、収容部側アジテータ124は、各収容部側回転軸123に設けられている。収容部側アジテータ124は、可撓性をするフィルム等からなり、収容部側回転軸123を中心とする径方向に長手の略矩形状、かつ、左側面視において反時計回りの方向へ反るように形成されている。
また、図10(b)に示すように、最後方のサブシリンダ120の後端部には、背面視略矩形状の収容部側連通穴121が形成されている。現像剤収容部88は、収容部側連通穴121と内側円筒部90の通過部側連通穴94とが連通するように、現像剤通過部87の内側円筒部90に接続されている。つまり、現像剤収容部88内部は、収容部側連通穴121および通過部側連通穴94を介して、現像剤通過部87の内側円筒部90内部と連通している。
現像剤収容部88と内側円筒部90との接続部分、詳しくは最後方のサブシリンダ120の右側壁と内側円筒部90の右側の内側側壁93との接続部分には、右側へ突出する支軸129が設けられている(図10(a)参照)。支軸129には、中間ギヤ130が回転自在に取り付けられている。中間ギヤ130は、図12に示すように、アジテータ伝達ギヤ128および通過部側アジテータギヤ63に噛合している。
(3−2−3)取っ手
図9に示すように、取っ手89は、幅方向に細く、側面視リング状に形成されており、最前方のサブシリンダ120の前側部分(トナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する離脱方向下流側端部)の幅方向両端部にそれぞれ設けられている。詳しくは、各取っ手89は、最前方のサブシリンダ120の上端部から前方へ向かって水平に延びてから下方へ緩やかに旋回して、このサブシリンダ120の前端部と下端部との間の部分に接続されている。
(3−2−4)トナーカートリッジの本体ケーシングに対する着脱
(3−2−4−1)トナーカートリッジの本体ケーシングに対する装着
先ず、図3に示すように、本体ケーシング2のカバー17を、上述したカバー開位置まで回動させ、カートリッジ着脱口16を開放する。そして、図9(a)に示すように、外側円筒部91がカートリッジシャッター閉位置にあるトナーカートリッジ8の取っ手89を掴む。そして、トナーカートリッジ8を水平な姿勢に保ちながら、カートリッジ突条117および中央のサブシリンダ120の収容部側回転軸123の右端部(右ガイド部131とする。)を、収納部右側壁21の右ガイド溝30(図3参照)に受け入れさせる。そして、図11(a)に示すように、中央のサブシリンダ120の収容部側アジテータギヤ125をギヤ収容溝24(図4参照)に受け入れさせた後、中央のサブシリンダ120の収容部側回転軸123の左端部(左ガイド部132とする。)を、収納部左側壁20の左ガイド溝28(図3参照)に受け入れさせる。
そして、トナーカートリッジ8を、後方へ押し込み、カートリッジ収容空間27(図4参照)内に挿入する。このとき、カートリッジ突条117および右ガイド部131(図12参照)は、右ガイド溝30(図8(b)参照)にガイドされ、左ガイド部132(図12参照)は、左ガイド溝28(図6(b)参照)にガイドされる。これにより、トナーカートリッジ8は、カートリッジ収容空間27内を水平方向に沿って後方へ移動する。
引き続き、トナーカートリッジ8を後方へ押し込むと、カートリッジ突条117(図12参照)は、右ガイド溝30(図8(b)参照)を通り過ぎ、回動板閉位置にある回動板48の回動板ガイド溝49に受け入れられる。
トナーカートリッジ8をさらに後方へ押し込むと、左ガイド部132(図12参照)は、位置決め突起29(図6(b)参照)を乗り越えて左ガイド溝28の後端縁に接触する。同時に、カートリッジ突起116(図12参照)が、筐体シャッター開位置にある筐体シャッター37の嵌合穴43(図5参照)に嵌る。カートリッジ突条117(図12参照)は、回動板ガイド溝49(図8(b)参照)内に受け入れられた状態にあり、回動板ガイド溝49からはみ出していない。つまり、カートリッジ突条117が回動板ガイド溝49内に受け入れられることで、トナーカートリッジ8の外側円筒部91(図9(a)参照)とカバー17(図3参照)とが伝達部材25によって連結される。
また、中央のサブシリンダ120の収容部側アジテータギヤ125(図11(a))において他の収容部側アジテータギヤ125よりも左側に突出した部分が、駆動入力ギヤ36(図4参照)に噛合する。これにより、トナーカートリッジ8のカートリッジ収容空間27内への収容が完了する。このとき、トナーカートリッジ8は、現像剤通過部87(詳しくは、外側円筒部91における左側の内側側壁93)において、後述する現像剤担持体としての現像ローラ154(図1参照)と、その長手方向(軸方向、つまり幅方向)に対向する(図8参照)。
トナーカートリッジ8のカートリッジ収容空間27内への収容が完了した状態で、図8(b)に示すように、カバー開位置にあるカバー17をカバー閉位置まで回動させる。これにより、上述したように、回動板閉位置にある回動板48が図8(a)に示す回動板開位置まで回動する。回動板48の回動板ガイド溝49にカートリッジ突条117が受け入れられた(係合された)状態にある外側円筒部91(図9(a)参照)は、回動板48の回動板開位置までの回動に連動して(つまり、カバー17の回動により発生した動力が伝達されることにより)、カートリッジシャッター開位置(図9(b)参照)まで回動する。そして、図6(b)に示すように、外側円筒部91のカートリッジ突起116(図13(a)参照)が嵌合穴43に嵌った(係合された)状態にある筐体シャッター37は、外側円筒部91のカートリッジシャッター開位置(図13(b)参照)までの回動に連動して、図6(a)に示すように、筐体シャッター開位置まで回動する。
この状態において、本体ケーシング2の筐体供給穴33が、図10(c)に示すように、筐体シャッター供給穴41およびトナーカートリッジ8のカートリッジシャッター供給穴118を介して、カートリッジ供給穴96と連通する。また、本体ケーシング2の筐体戻り穴34が、筐体シャッター戻り穴42およびトナーカートリッジ8のカートリッジシャッター戻り穴119を介して、カートリッジ戻り穴112と連通する。
また、カバー閉位置にあるカバー17によってカートリッジ着脱口16が閉鎖されることで、トナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する装着が完了する。このとき、トナーカートリッジ8の取っ手89は、カバー閉位置にあるカバー17に対して前後方向に対向し、これに隣接している(図8(a)参照)。
(3−2−4−2)トナーカートリッジの本体ケーシングに対する離脱
カバー閉位置にあるカバー17をカバー開位置まで回動させ、カートリッジ着脱口16を開放する(図8(b)参照)。これにより、取っ手89が、カートリッジ着脱口16から露出され、回動板開位置にある回動板48が回動板閉位置まで回動する。回動板48の回動板ガイド溝49にカートリッジ突条117が受け入れられた(係合された)状態にある外側円筒部91は、回動板48の回動板閉位置までの回動に連動して(つまり、カバー17の回動により発生した動力が伝達されることにより)、カートリッジシャッター閉位置まで回動する(図9(a)参照)。そして、外側円筒部91のカートリッジ突起116(図9参照)が嵌合穴43に嵌った(係合された)状態にある筐体シャッター37は、外側円筒部91のカートリッジシャッター閉位置までの回動に連動して、筐体シャッター閉位置まで回動する(図6(b)参照)。
これにより、本体ケーシング2の筐体供給穴33および筐体戻り穴34が筐体シャッター37によって塞がれ(図6(b)参照)、トナーカートリッジ8のカートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112が外側円筒部91によって塞がれる(図13(a)参照)。そのため、筐体供給穴33とカートリッジ供給穴96との上述した連通状態は解消され、同様に、筐体戻り穴34とカートリッジ戻り穴112との上述した連通状態も解消される。
その後、取っ手89を掴んでトナーカートリッジ8を前方へ引き出す(図8(b)参照)。これにより、左ガイド部132(図12参照)は、位置決め突起29(図4参照)を乗り越えて左ガイド溝28に沿って前方へガイドされる。そして、カートリッジ突条117および右ガイド部131(図12参照)は、右ガイド溝30(図8(b)参照)にガイドされる(カートリッジ突条117は回動板ガイド溝49にもガイドされる。)。そのため、トナーカートリッジ8は、カートリッジ収容空間27内を水平方向に沿って前方へ移動する。
そして、左ガイド部132(図12参照)が左ガイド溝28(図4参照)から外れ、カートリッジ突条117および右ガイド部131(図12参照)が右ガイド溝30(図4参照)から外れ、さらに、中央の収容部側アジテータギヤ125(図12参照)がギヤ収容溝24(図4参照)から外れると、トナーカートリッジ8がカートリッジ収容空間27から取り出される。
これにより、トナーカートリッジ8の本体ケーシング2に対する離脱が完了する。
(3−3)プロセス部
以下では、トナーカートリッジ8が本体ケーシング2に対して装着されているものとして説明する。すなわち、図10(c)に示すように、この状態では、本体ケーシング2の筐体供給穴33が、トナーカートリッジ8のカートリッジ供給穴96と連通し、本体ケーシング2の筐体戻り穴34が、トナーカートリッジ8のカートリッジ戻り穴112と連通している。
プロセス部9は、本体ケーシング2内において、カートリッジ収容空間27よりも左側に配置されている。また、図1に示すように、プロセス部9は、その前側部分がスキャナ部80の上方に重なるように、さらに後側部分が供給トレイ51の上方に重なるように配置されている。
プロセス部9は、上述したように、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着され、ドラム部133と現像部134とを一体的に備えている。
(3−3−1)ドラム部
図14は、図1において、プロセス部を抜き出して示している。
図14に示すように、ドラム部133は、ドラム筐体135を備え、さらに、ドラム筐体135内に設けられる、感光ドラム136、スコロトロン型帯電器137、転写ローラ138およびクリーニングブラシ139を備えている。
ドラム筐体135は、幅方向に長手であり、かつ前方および後方が開放されるボックス形状に形成されている。
ドラム筐体135の底壁の前後方向途中には、スキャナ部80(図1参照)からのレーザビームを後述する感光ドラム136に照射するためのレーザ入射口141が形成されている。ドラム筐体135の天壁(上壁)の後端縁と後述する現像部134の現像筐体152の天壁の前端縁との間には第1通過口142が開口されている。ドラム筐体135の前壁には第2通過口143が開口されている。第1通過口142および第2通過口143は、ともに幅方向に長手の矩形状に形成されている。
ドラム筐体135において、左側壁、右側壁および底壁の各前半分部分と前壁と天壁とによって区画される部分が、ドラム収容部144とされている。ドラム収容部144には、感光ドラム136、スコロトロン型帯電器137、転写ローラ138およびクリーニングブラシ139が収容されている。
また、ドラム筐体135において、左側壁、右側壁および底壁の各後半分部分によって区画される部分が、現像配置部145とされている。現像配置部145には、現像部134が配置される。現像配置部145は、上側が開放される正断面視コ字状の有底枠体形状に形成されている。
ドラム収容部144と現像配置部145とは互いに連通している。
感光ドラム136は、円筒形状に形成され、ドラム本体146とドラム軸147とを備えている。ドラム本体146は、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されている。ドラム軸147は、金属製であり、ドラム本体146の軸心において、ドラム本体146の軸方向(幅方向)に沿って延びている。
ドラム軸147の軸方向両端部は、ドラム筐体135の幅方向両側壁において支持され、ドラム本体146は、ドラム軸147に対して回転自在に支持される。これにより、感光ドラム136は、ドラム筐体135において、ドラム軸147を中心に回転自在に設けられている。また、感光ドラム136は、駆動モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
スコロトロン型帯電器137は、感光ドラム136の斜め前側下方において、ドラム筐体135の底壁に支持されており、感光ドラム136と接触しないように間隔を隔てて、感光ドラム136と対向配置されている。スコロトロン型帯電器137は、放電ワイヤ148とグリッド149とを備えている。放電ワイヤ148は、感光ドラム136と間隔を隔てて対向配置されている。グリッド149は、放電ワイヤ148と感光ドラム136との間に設けられており、放電ワイヤ148から感光ドラム136への電荷量を制御する。
スコロトロン型帯電器137では、グリッド149にバイアス電圧を印加すると同時に、放電ワイヤ148に高電圧を印加して、放電ワイヤ148をコロナ放電させることにより、感光ドラム136の表面を一様に正極性に帯電させる。
転写ローラ138は、ドラム筐体135において、感光ドラム136の上方に設けられ、感光ドラム136と上下方向において対向して接触し、感光ドラム136との間にニップを形成するように配置されている。このニップが、上述した感光ドラム136と転写ローラ138との間の転写位置となる。
転写ローラ138は、ローラ軸150とゴムローラ151とを備えている。ローラ軸150は、金属製であり、ドラム筐体135の幅方向両側壁において回転自在に支持されている。ゴムローラ151は、ローラ軸150を被覆する導電性のゴム材料から形成されている。
転写ローラ138には、転写時に転写バイアスが印加される。また、転写ローラ138は、駆動モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
クリーニングブラシ139は、ドラム筐体135の前壁に組み付けられ、感光ドラム136の前側、かつスコロトロン型帯電器137の斜め前側上方において、感光ドラム136に接触するように配置されている。
(3−3−2)現像部
現像部134は、ドラム筐体135の現像配置部145においてドラム部133に対して一体的に備えられている。
現像部134は、現像筐体152を備え、さらに、その現像筐体152内に設けられる、供給ローラ153、現像ローラ154、層厚規制ブレード155、供給オーガ156および戻りオーガ157を備えている。
現像筐体152は、側面視略矩形状、かつ幅方向に長手のボックス形状に形成されている。現像筐体152の前壁には、正面視において幅方向に長手の矩形状の現像連通穴158が形成されている。現像筐体152の天壁(上壁)は、上方へ向かって凸湾曲する側面視円弧形状に形成されている。現像筐体152の天壁の幅方向両端部には、上方へ突出するスペーサー64がそれぞれ設けられている。現像筐体152の内部には、側断面視略L字状であり、幅方向に延びる現像隔壁159が形成されており、現像隔壁159によって、現像筐体152の内部は、現像室160とトナー供給室161とに区画されている。
トナー供給室161は、現像筐体152の後端部かつ上端部に位置し、側断面視略矩形状に区画されている。現像隔壁159の左端部の下端部には、現像隔壁159を上下方向に貫通するトナー連通穴162が形成されており、現像室160とトナー供給室161とは、トナー連通穴162を介して連通している。現像室160内に、現像ローラ154、供給ローラ153、層厚規制ブレード155および戻りオーガ157が配置され、トナー供給室161内に、供給オーガ156が配置されている。
現像ローラ154は、現像室160の前側部分に配置され、前端部が現像連通穴158を介して前方へ露出し、感光ドラム136に対して後側から圧接されている。現像ローラ154は、金属製の現像ローラ回転軸163に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるゴムローラ164が被覆されている。現像ローラ回転軸163は、現像筐体152の幅方向両側壁に回転可能に支持されている。現像ローラ154は、現像ローラ回転軸163に駆動モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。また、現像ローラ154には、画像形成時に、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧基板からの現像バイアスが印加される。
供給ローラ153は、現像ローラ154に対して斜め後側下方から対向し、現像ローラ154に圧接されている。供給ローラ153は、金属製の供給ローラ回転軸165に、導電性のスポンジ部材からなるスポンジローラ166が被覆されている。また、供給ローラ回転軸165は、現像筐体152の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。供給ローラ153は、供給ローラ回転軸165に駆動モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
層厚規制ブレード155は、ブレード本体167と押圧部168とを備えている。ブレード本体167は、基端部が現像筐体152の天壁に支持され、金属製の板ばね材からなる。押圧部168は、ブレード本体167の遊端部に設けられ、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面略矩形状に形成されている。層厚規制ブレード155では、供給ローラ153の上方において押圧部168がブレード本体167の弾性力によって現像ローラ154の表面に圧接されている。
供給オーガ156は、幅方向に長手の供給側回転軸169と供給側搬送部170とを一体的に備えている。供給側回転軸169は、現像筐体152の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。供給側搬送部170は、供給側回転軸169の外周面において、その軸方向に沿って螺旋状に形成されている。また、供給側回転軸169の左端部にはギヤ部(図示せず)が設けられており、このギヤ部(図示せず)を介して、本体ケーシング2の駆動モータ(図示せず)の駆動力が伝達される。これによって、供給オーガ156は、回転駆動される。現像筐体152の右側壁の、供給オーガ156に対向する部分には、トナー供給室161内部を外部に連通させる現像供給穴171が形成されている。現像供給穴171は、プロセス部9が本体ケーシング2に装着された状態において、筐体供給穴33と幅方向に対向し、連通している(図10(c)参照)。
戻りオーガ157は、供給ローラ153の上方かつ、供給オーガ156の下方に配置され、幅方向に長手の戻り側回転軸172と戻り側搬送部173とを一体的に備えている。戻り側回転軸172は、現像筐体152の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。戻り側搬送部173は、戻り側回転軸172の外周面において、その軸方向に沿って螺旋状(供給側搬送部170とは逆方向の螺旋状)に形成されている。また、戻り側回転軸172の左端部にはギヤ部(図示せず)が設けられており、このギヤ部(図示せず)を介して、本体ケーシング2の駆動モータ(図示せず)の駆動力が伝達される。これによって、戻りオーガ157は、回転駆動される。現像筐体152の右側壁の、戻りオーガ157に対向する部分には、現像室160内部を外部に連通させる現像戻り穴174が形成されている。現像戻り穴174は、プロセス部9が本体ケーシング2に装着された状態において、筐体戻り穴34と幅方向に対向し、連通している(図10(c)参照)。
(3−3−3)現像転写動作
画像形成時において、駆動モータ(図示せず)が駆動され、駆動入力ギヤ36(図6(a)参照)が右側面視において時計回りに回転される。これにより、駆動入力ギヤ36に噛合する中央のサブシリンダ120の収容部側アジテータギヤ125(図13(b)参照)に、駆動入力ギヤ36から駆動力が伝達され、この収容部側アジテータギヤ125が左側面視時計回りに回転駆動される。この駆動力は、図13(b)に示すように、中間ギヤ126を介して最前方および最後方の各サブシリンダ120の収容部側アジテータギヤ125に伝達される。これにより、各サブシリンダ120において、収容部側アジテータギヤ125が左側面視時計回りに回転駆動され、収容部側アジテータギヤ125とともに、収容部側回転軸123および収容部側アジテータ124が左側面視時計回りに回転される。そのため、各サブシリンダ120では、トナーが収容部側アジテータ124によって攪拌されて、後方へ移動される。つまり、現像剤収容部88全体でみると、前方から後方へ向かってトナーが移動され、このトナーは、図10(a)に示すように、通過部側連通穴94および収容部側連通穴121を介して、現像剤通過部87の内側円筒部90内部に供給される。
また、最後方のサブシリンダ120では、収容部側回転軸123の回転に伴ってアジテータ伝達ギヤ128が右側面視反時計回りに回転される。アジテータ伝達ギヤ128を回転させる駆動力は、中間ギヤ130を介して通過部側アジテータギヤ63に伝達され(図12参照)、通過部側アジテータギヤ63が右側面視反時計回りに回転駆動される。これにより、通過部側アジテータギヤ63とともに、通過部側回転軸103、戻り側アジテータ104および供給側アジテータ105が右側面視反時計回りに回転される。そのため、内側円筒部90内において、供給側領域101のトナーは、供給側アジテータ105に攪拌され、隔壁97の切欠65を介して搬送壁99上に供給される。搬送壁99上に供給されたトナーは、その自重によって、搬送壁99上に沿って後側下方かつ左側へ移動し、カートリッジ供給穴96へ搬送される。そして、このトナーは、図10(c)の実線矢印で示すように、カートリッジ供給穴96から供給され、カートリッジシャッター供給穴118、筐体シャッター供給穴41、筐体供給穴33および現像供給穴171を水平方向に左側へ通過して、プロセス部9のトナー供給室161(図14参照)内に放出される。
一方、戻り側領域100のトナーは、戻り側アジテータ104に攪拌され、連通領域102を介して供給側領域101に供給される(図10(a)参照)。
トナー供給室161内に放出されたトナーは、図14に示すように、回転駆動される供給オーガ156の供給側搬送部170により、トナー供給室161内を左側へ搬送される。搬送されたトナーは、トナー供給室161の左端部においては、トナー連通穴162を介して下降し、現像室160へ搬送されて戻りオーガ157の左端部に供給される。戻りオーガ157の左端部に供給されたトナーは、回転駆動される戻りオーガ157の戻り側搬送部173によって、右側に搬送されつつ、戻りオーガ157の下方に配置される供給ローラ153に供給される。
供給ローラ153に供給されずに、現像戻り穴174に到達したトナーは、図10(c)の破線矢印で示すように、筐体戻り穴34、筐体シャッター戻り穴42およびカートリッジシャッター戻り穴119を水平方向に右側へ通過した後、カートリッジ戻り穴112を通過し、トナーカートリッジ8の戻り側領域100に受け入れられる。戻り側領域100に受け入れられたトナーは、上述したように、供給側領域101に供給され、再度トナー供給室161へ搬送される。つまり、供給ローラ153に供給されなかったトナーは、現像部134(図14参照)とトナーカートリッジ8との間で循環される。現像戻り穴174に到達するトナーとしては、上述したトナーの循環により、戻り側搬送部173によって搬送されたもの、または、現像室160内に滞留していたが、戻り側搬送部173によって搬送され、現像戻り穴174に到達したものが含まれる。
図14に示すように、供給ローラ153に供給されたトナーは、供給ローラ153の回転により現像ローラ154に供給される。このとき、このトナーは、供給ローラ153と、現像バイアスが印加されている現像ローラ154との間で正に摩擦帯電される。摩擦帯電されたトナーは、現像ローラ154の回転に伴って層厚規制ブレード155の押圧部168と現像ローラ154のゴムローラ164との間に進入し、一定厚さの薄層となって現像ローラ154のゴムローラ164上に担持される。
一方、スコロトロン型帯電器137は、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させて、感光ドラム136のドラム本体146の表面を一様に正帯電させている。ドラム本体146の表面は、その回転に伴って、スコロトロン型帯電器137により一様に正帯電された後、スキャナ部80(図1参照)の出射窓(図示せず)から出射され、レーザ入射口141を介して入射されたレーザ光の高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
さらにドラム本体146が回転すると、次いで、現像ローラ154の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ154の回転により、感光ドラム136に対向して接触するときに、ドラム本体146の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、ドラム本体146の静電潜像は、可視像化され、ドラム本体146の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム136の表面上に担持されたトナー像は、レジストローラ58(図1参照)によって搬送されてドラム筐体135内に第1通過口142から進入した用紙3が感光ドラム136と転写ローラ138との間の転写位置を通過する間に、転写ローラ138に印加される転写バイアスによって、用紙3に転写される。
なお、用紙3は、図1に示すように、分離ローラ52の周りを略U字形状に前側へ折り返されてからプロセス部9の上方へ進む。そして、用紙3は、現像部134の天壁の上面と読取スキャナユニット7の下面との間の隙間を通過した後に、ドラム部133の第1通過口142を経て転写位置へ到達する。この隙間は、現像部134のスペーサー64が読取スキャナユニット7の下面(後述する用紙搬送ガイド195)に当接することによって形成されており、その大きさは、スペーサー64の突出量に相当する。
そして、トナー像が転写された用紙3は、第2通過口143(図14参照)からドラム筐体135外に排出され、定着部82に搬送される。
なお、転写後に感光ドラム136上に残存する転写残トナーは、現像ローラ154に回収される。また、転写後に感光ドラム136上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ139によって回収される。
(3−4)定着部
定着部82は、スキャナ部80の上方に重なるように隣接配置され、かつプロセス部9の前側(つまり、感光ドラム136に対して現像ローラ154の反対側)に設けられている。定着部82は、定着フレーム180を備え、定着フレーム180内に、加熱ローラ181、加圧ローラ182および排紙ローラ183を備えている。
加熱ローラ181は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされている金属管と、その金属管内に挿入されている加熱のためのハロゲンランプとを備えている。この加熱ローラ181は、駆動モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることによって回転駆動される。
加圧ローラ182は、加熱ローラ181の上方において、加熱ローラ181を押圧するように対向配置されている。この加圧ローラ182は、金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆するゴム材料からなるゴムローラとを備えている。加圧ローラ182は、加熱ローラ181の回転駆動に従って従動される。
排紙ローラ183は、1対のローラからなり、加熱ローラ181および加圧ローラ182に対して、用紙3の搬送方向下流側(前側)に配置されている。
定着部82では、転写位置において用紙3上に転写されたトナー像を、用紙3が加熱ローラ181と加圧ローラ182との間を通過する間に熱定着させる。トナー像が定着した用紙3は、次に述べるように、排紙ローラ183によって、排出口184を介して排出トレイ185に向かって搬送される。
(4)排出部
排出部6は、本体ケーシング2の正面側(つまり、定着部82に対して感光ドラム136の反対側)において、排出口184と排出トレイ185とを備えている。
図2に示すように、本体ケーシング2の正面側壁14には、幅方向両端部に1対の前端壁186が備えられている。なお、上述したカートリッジ着脱口16は、右側の前端壁186に形成されている。そして、正面側壁14の、1対の前端壁186によって幅方向において挟まれる部分には、後方に向かって凹陥する排出トレイ185が形成されている。この排出トレイ185は、図1に示すように、供給トレイ51およびスキャナ部80の前側部分の上方に重なるように配置されている。
詳しくは、排出トレイ185は、排出底壁187と1対の排出側壁188と排出後壁189とを備えている。排出底壁187は、正面側壁14において1対の前端壁186によって幅方向に挟まれる部分の上端縁から連続して後方へ延びる平面視矩形板状に形成されている。
1対の排出側壁188は、排出底壁187の幅方向両端縁から、幅方向に互いに対向し、かつ上方に向かって延設されている。
排出後壁189は、排出底壁187の後端縁から連続して上方へ延び、各排出側壁188の間に架設された正面視矩形板状に形成されている。排出後壁189は、その下半分部分をなす第1排出後壁190と、その上半分部分をなす第2排出後壁191とを備えている。排出後壁189は、定着部82よりも前方に隣接配置されている。
第1排出後壁190の上端縁は、第2排出後壁191の下端縁と上下方向に間隔を隔てて対向する。この間隔は用紙3の肉厚より大きく、定着部82と排出トレイ185とを連通させる排出口184とされる。
定着部82において熱定着された用紙3は、排紙ローラ183によって、排出口184を介して排出トレイ185の排出底壁187上に排紙される。
排出トレイ185は、読取スキャナユニット7が閉じられて本体ケーシング2のプロセス着脱口11が閉鎖されているときには正面側が開放されているが、読取スキャナユニット7が開かれてプロセス着脱口11が開放されると上側にも開放される。
(5)読取スキャナユニット
(5−1)読取スキャナユニットの全体構成
読取スキャナユニット7は、原稿台192と、原稿台192に開閉自在に支持される原稿押さえカバー193とを備えている。
原稿台192は、平面視矩形状の厚板状に形成されており、その上面には、原稿が載置されるガラス面194が形成され、その下面には用紙搬送ガイド195が形成されている。
ガラス面194は、原稿台192の上面がフラットとなるように、原稿台192にガラス板を埋設することにより形成されている。このガラス面194は、平面視矩形状をなし、その長手方向が原稿台192の長手方向に沿うように配置されている。
また、原稿台192には、原稿を読み取るためのCCDセンサ(図示せず)や、そのCCDセンサ(図示せず)をガラス面194と対向した状態で走査させるための走査モータ(図示せず)が内装されている。
CCDセンサ(図示せず)は、ガラス面194の内側(下側)において左右方向に移動可能に支持されており、常には、ガラス面194の左端に待機され、通常の原稿読取時には、走査モータ(図示せず)によって、ガラス面194と対向した状態で左側から右側に向けて走査される。
用紙搬送ガイド195は、左右方向に長手に形成され、読取スキャナユニット7が閉じられて本体ケーシング2の上部のプロセス着脱口11が閉鎖された状態において、現像部134の現像筐体152の天壁の上面に対して隙間を隔てて沿うように、上方に向かって凸湾曲するように形成されている。
原稿押さえカバー193は、図2に示すように、原稿台192と同形状の平面視矩形状の薄板状に形成されており、その上面において、左側端部には原稿を自動読取するためのADF(オート・ドキュメント・フィーダ)装置196が備えられている。このADF装置196には、ケーシング197、原稿搬送ローラ(図示せず)、原稿搬送モータ(図示せず)および原稿検知センサ(図示せず)が備えられている。ケーシング197は前後方向に長手のボックス形状であり、原稿搬送ローラ(図示せず)および原稿搬送モータ(図示せず)が内装されている。ケーシング197の右側壁における上下方向中央部には、待機原稿トレイ198が備えられている。待機原稿トレイ198は、平面視が略台形の薄板形状であり、その略台形における底辺部が基端部としてADF装置196に支持され、遊端部が略水平方向に右側へ向かって延設されており、原稿を積層状にセットすることができる。
また、ケーシング197の右側壁において、待機原稿トレイ198の上方には、原稿をケーシング197内部に取り込むために開口された原稿取り込み口199が形成されている。そして、ケーシング197の右側壁において、待機原稿トレイ198の下方には、原稿をケーシング197から排出するための原稿排出口200が形成されている。原稿取り込み口199および原稿排出口200は、ともに前後方向に長手の矩形状に形成されている。
また、原稿押さえカバー193は、その後端部がヒンジ201を介して原稿台192の後端部に揺動自在に支持されており、その前端部には凹部による把持部70が形成されている。
そして、図1に示すように、原稿押さえカバー193は、その後端部のヒンジ201を支点として、その前端部が上下方向に揺動する。原稿押さえカバー193の前端部を、把持部70を持って上方に持ち上げると、原稿台192のガラス面194が開放され、原稿押さえカバー193の前端部を下方に降ろすと、原稿台192のガラス面194が被覆される。これによって、原稿押さえカバー193は、原稿台192のガラス面194を開閉自在に被覆する。
(5−2)スキャナユニットにおける通常の原稿読取
原稿押さえカバー193の前端部を上方に持ち上げて、ガラス面194に原稿が載置されるようにセットし、その後、原稿押さえカバー193の前端部を下方に降ろして、本体ケーシング2の操作パネル13でボタンを操作する。すると、CCDセンサ(図示せず)が、走査モータ(図示せず)によって、ガラス面194に載置される原稿と対向した状態で左側から右側に向けて走査され、原稿の画像情報が読み取られる。
原稿の読み取り終了後には、再び、原稿押さえカバー193の前端部を上方に持ち上げて、ガラス面194上から原稿を取り去る。また、CCDセンサ(図示せず)は、走査が終了すると、走査モータ(図示せず)によって、自動的にガラス面194の左端に移動し、待機する。
(5−3)スキャナユニットにおける自動原稿読取
ADF装置196による原稿の自動読取では、原稿検知センサ(図示せず)が、待機原稿トレイ198に原稿がセットされたことを検知すると、上述した通常の原稿読取とは異なり、CCDセンサ(図示せず)が図示しない自動原稿読取位置にて固定される。そして、操作パネル13でボタンを操作すると、原稿搬送モータ(図示せず)が駆動されてその駆動力により原稿搬送ローラ(図示せず)が回転される。そして、原稿搬送ローラ(図示せず)の回転により、原稿が左側へ移動し、図2に示す原稿取り込み口199を介してケーシング197内に取り込まれる。取り込まれた原稿は、原稿搬送路(図示せず)を通過し、CCDセンサ(図示せず)に対向したときに、CCDセンサ(図示せず)の走査により原稿の画像情報が読み取られ、その後、原稿排出口200から右側へ向けて搬送され、原稿押えカバー193の上面に排出される。
(5−4)読み取られた原稿の画像情報に基づく画像形成
図1に示す画像形成部5においては、上述した、CCDセンサ(図示せず)によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像データを作成し、上記したように、用紙3に画像を形成する。
2.作用効果
(1)作用効果1
レーザプリンタ1において、トナーカートリッジ8は、幅方向(現像ローラ154の長手方向)において現像ローラ154に対向するように配置される(図8参照)。これにより、上下方向(現像ローラ154の長手方向と交差する交差方向)においてトナーカートリッジ8を現像ローラ154に対向配置する場合に比べて、上下方向におけるレーザプリンタ1の寸法を小さくすることができる。そのため、レーザプリンタ1の小型化を図ることができる。
そして、トナーカートリッジ8のカートリッジ供給穴96において、トナーを水平方向に通過させて現像ローラ154に供給することができるので(図10(c)参照)、トナーをカートリッジ供給穴96から落下させて現像ローラ154に供給する場合に比べて、トナーカートリッジ8およびレーザプリンタ1の上下方向寸法を小さくすることができる。そのため、レーザプリンタ1のさらなる小型化を図ることができる。また、トナーカートリッジ8の小型化を図ることができる。
また、トナーカートリッジ8において、トナーを収容する現像剤収容部88は、現像剤通過部87から、前後方向に沿って延設されている。そのため、レーザプリンタ1の上下方向における大型化を抑制しつつ、トナーカートリッジ8に収容されるトナーの容量を十分に確保することができる(図9参照)。
また、外側円筒部91を回動させるのみの簡易な操作によって内側円筒部90の内側側壁93に形成されたカートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112を開閉し、カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112における現像剤の通過を許容または規制することができる(図11参照)。
また、内側円筒部90内に、攪拌機構98を設ける場合、内側円筒部90を回動させたときに、攪拌機構98が内側円筒部90の回動に連動して回動することを防止するための格別の構成が必要となる場合がある(図10参照)。しかし、このトナーカートリッジ8では、カートリッジ供給穴96およびカートリッジ戻り穴112の開閉において、内側円筒部90を回動させることなく、外側円筒部91を回動させるので、攪拌機構98の単純化を図ることができる。
また、カートリッジ供給穴96で現像ローラ154にトナーを供給し、カートリッジ戻り穴112で現像ローラ154からのトナーを受け入れることにより、現像ローラ154とトナーカートリッジ8との間でトナーを循環させることができる(図10(c)参照)。そのため、トナーの効率的な使用を図ることができる。また、現像部134において、摩耗又は劣化したトナーが一箇所に滞留することを抑制することができる。また、トナーカートリッジ8と現像ローラ154とが、水平方向にほぼ同じ高さに位置するため、トナーの供給側(現像ローラ154へのトナー供給)でも、戻り側(現像ローラ154からのトナー受け入れ)でも、トナーを重力に抗して搬送する必要がない。
また、搬送壁99によってトナーをカートリッジ供給穴96へ搬送することにより、カートリッジ供給穴96から現像ローラ154に確実にトナーを供給することができる(図10(c)参照)。
また、内側円筒部90の内部は、隔壁97によって、戻り側領域100と供給側領域101と連通領域102とに区画されている(図10(a)参照)。戻り側領域100では現像ローラ154からのトナーが受け入れられる。このトナーは、戻り側アジテータ104によって攪拌されて連通領域102へ供給され、連通領域102から供給側領域101に供給される。供給側領域101では、現像剤収容部88に収容されているトナーと、連通領域102を介して戻り側領域100から供給されたトナーとが受け入れられる。これらのトナーは、供給側アジテータ105によって攪拌されて搬送壁99に供給され、搬送壁99によってカートリッジ供給穴96へ搬送された後に現像ローラ154に供給される(図10(c)参照)。
そのため、現像ローラ154から受け入れられたトナーを確実に循環させることができながら、現像剤収容部88に収容されているトナーを現像ローラ154に供給することができる。
また、トナーカートリッジ8において、本体ケーシング2の前端部(離脱方向下流側端部)に取っ手89が設けられている(図8参照)。そのため、取っ手89に容易にアクセスすることができ、また、取っ手89を操作することで、本体ケーシング2に対してトナーカートリッジ8を容易に着脱させることができる。
(2)作用効果2
レーザプリンタ1において、筐体シャッター37および外側円筒部91を開く(筐体シャッター37を筐体シャッター開位置へ回動させ、外側円筒部91をカートリッジシャッター開位置へ回動させる)ことで、筐体供給穴33およびカートリッジ供給穴96が開放されて互いに連通する(図10(c)参照)。これにより、筐体供給穴33およびカートリッジ供給穴96を介して、トナーカートリッジ8に収容されるトナーを現像ローラ154に供給することができる。一方、筐体シャッター37および外側円筒部91を閉じる(筐体シャッター37を筐体シャッター閉位置へ回動させ、外側円筒部91をカートリッジシャッター閉位置へ回動させる)ことで、筐体供給穴33およびカートリッジ供給穴96が閉鎖される(図6(b)および図11(a)参照)。これにより、本体ケーシング2とトナーカートリッジ8との間でのトナーの移動を規制することができる。そのため、本体ケーシング2に対してトナーカートリッジ8を着脱させるときにおいて、本体ケーシング2およびトナーカートリッジ8からのトナーの漏洩を防止することができる。また、カバー17が開いた状態においては、筐体シャッター37および外側円筒部91は常に閉じた状態にあるため、トナーの漏洩を確実に防止することができる。
そして、カートリッジ着脱口16を開閉可能に被覆するカバー17を開閉すると、カバー17の開閉動作に連動して筐体シャッター37および外側円筒部91が開閉される(図6および図13参照)。つまり、カバー17を開閉するだけで、筐体シャッター37および外側円筒部91を開閉することができる。そのため、筐体シャッター37および外側円筒部91を容易に開閉させることができる。
また、トナーカートリッジ8の外側円筒部91を開くと本体ケーシング2の筐体シャッター37が開かれ、外側円筒部91を閉じると筐体シャッター37が閉じられる。したがって、筐体シャッター37と外側円筒部91との開閉の連動により、筐体シャッター37および外側円筒部91の確実な開閉動作を確保することができる。これにより、トナーカートリッジ8が本体ケーシング2に装着されていない状態でカバー17を開閉しても、筐体シャッター37が開かれることはなく、本体ケーシング2からのトナーの漏洩を確実に防止することができる。
また、トナーカートリッジ8において、外側円筒部91を開閉させると、筐体シャッター37に係合されたカートリッジ突起116が、外側円筒部91の開閉動作に連動して筐体シャッター37を開閉させる(図6および図13参照)。
そのため、トナーカートリッジ8にカートリッジ突起116を設けるのみの簡易な構成で、筐体シャッター37を、外側円筒部91に確実に連動させて開閉させることができる。
また、カートリッジ突起116が外側円筒部91に設けられているので、構成の簡略化を図ることができる。
また、伝達部材25によって、外側円筒部91とカバー17とが連結され、カバー17の開閉動作時に発生する動力が外側円筒部91に伝達されることで、その動力により外側円筒部91を確実に開閉することができる(図8および図9参照)。
そのため、トナーカートリッジ8に、外側円筒部91の開閉を操作するための部材を設ける必要がなく、トナーカートリッジ8が本体ケーシング2から離脱された状態において、外側円筒部91が誤って開かれるおそれを低減することができる。その結果、トナーカートリッジ8からのトナーの漏洩を確実に防止することができる。
また、伝達部材25によって、外側円筒部91およびカバー17を互いに離間させて配置することができるので、設計の自由度の向上を図ることができる(図7参照)。
また、トナーカートリッジ8において、カバー17を開閉させると、伝達部材25に係合されたカートリッジ突条117が、カバー17の開閉動作時に発生されて伝達部材25によって伝達される動力によって、外側円筒部91を開閉させる(図8および図9参照)。
そのため、トナーカートリッジ8にカートリッジ突条117を設けるのみの簡易な構成で、外側円筒部91を、カバー17の開閉動作に確実に連動させて開閉させることができる。また、外側円筒部91が開いた状態のときは、カートリッジ突条117がトナーカートリッジ8の着脱方向に垂直に位置することになり、トナーカートリッジ8がその着脱方向に動くことを防止している。これにより、トナーカートリッジ8の装着時に筐体供給穴33とカートリッジ供給穴96の位置がずれることも防止できる。
また、カートリッジ突条117が外側円筒部91に設けられているので、構成の簡略化を図ることができる。
(3)作用効果3
レーザプリンタ1において、トナーカートリッジ8は、幅方向(現像ローラ154の長手方向)において現像ローラ154に対向するように配置される(図8参照)。これにより、上下方向(現像ローラ154の長手方向と交差する交差方向)においてトナーカートリッジ8を現像ローラ154に対向配置する場合に比べて、上下方向におけるレーザプリンタ1の寸法を小さくすることができる。そのため、レーザプリンタ1の小型化を図ることができる。
そして、レーザプリンタ1の上下方向寸法を小さくすることに伴って、トナーカートリッジ8の上下方向寸法も小さくなるが、トナーカートリッジ8は、現像ローラ154から排出トレイ185への前後方向に沿って延設されているので、トナーカートリッジ8の前後方向における寸法を大きくすることができる。そのため、トナーカートリッジ8におけるトナーの容量を十分に確保することができる。
さらに、トナーカートリッジ8は、ユーザがアクセスしやすい前側(排出トレイ185側)から着脱可能であるので、トナーカートリッジ8を容易に交換することができる。そのため、操作性の向上を図ることができる(図8参照)。
また、供給トレイ51が、トナーカートリッジ8を着脱させる側と同じ側の、ユーザがアクセスしやすい前側から本体ケーシング2に対して着脱可能であるので(図1参照)、供給トレイ51を容易に着脱させることができる。そのため、さらなる操作性の向上を図ることができる。
また、レーザプリンタ1において、供給トレイ51の前側部分が、上下方向において供給トレイ51と重なるので、このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2の上下方向途中での用紙3の排出、いわゆる胴内排紙が可能となる。
そのため、レーザプリンタ1の前後方向および幅方向における寸法を小さくすることができ、レーザプリンタ1の一層の小型化を図ることができる。
また、操作パネル13が、トナーカートリッジ8を着脱させる側と同じ側の、ユーザがアクセスしやすい前側に備えられているので、操作パネル13を容易に操作することができる。そのため、さらなる操作性の向上を図ることができる。
また、カートリッジ着脱口16は、本体ケーシング2の前側において、トナーカートリッジ8と前後方向において対向する位置に設けられている。このカートリッジ着脱口16を介して、トナーカートリッジ8を本体ケーシング2に対して着脱させることができる(図8参照)。
レーザプリンタ1には、カートリッジ着脱口16を開閉可能に被覆するカバー17が設けられており、カバー17でカートリッジ着脱口16を閉じることにより、本体ケーシング2に装着されたトナーカートリッジ8を本体ケーシング2内に確実に収容することができる。
さらには、トナーカートリッジ8は、カートリッジ着脱口16を閉じた状態(カバー閉位置)にあるカバー17に隣接する位置まで延設されている。そのため、トナーカートリッジ8におけるトナーの容量を一層十分に確保することができる。さらに、カバー17を開いてカートリッジ着脱口16を開放すると、カートリッジ着脱口16からトナーカートリッジ8が露出されるので、トナーカートリッジ8にただちにアクセスでき、さらなる操作性の向上を図ることができる。
また、トナーカートリッジ8において、カバー閉位置にあるカバー17と対向する位置には取っ手89が設けられているので、カバー17を開くと取っ手89がアクセス可能に露出され、取っ手89を把持してトナーカートリッジ8を容易に着脱させることができる。そのため、さらなる操作性の向上を図ることができる。
また、読取スキャナユニット7により読み取った原稿の画像情報を、用紙3に画像形成することができ、レーザプリンタ1を、複写装置を兼ねる複合機とすることができる(図1参照)。
しかも、このレーザプリンタ1では、読取スキャナユニット7が本体ケーシング2の上方に設けられていても、トナーカートリッジ8は、前後方向に着脱されるので、複合機でありながら、レーザプリンタ1を上下方向にコンパクトに形成しつつ、トナーカートリッジ8を前後方向に大きく形成して、トナーの容量を一層十分に確保することができる。また、トナーカートリッジ8の着脱時に、上方の読取スキャナユニット7を退避させる必要がなく、操作性の向上を図ることができる。さらには、読取スキャナユニット7にトナーカートリッジ8の上部を接近させることにより、トナーカートリッジ8におけるトナーの容量を大きくすることが可能となる。
3.変形例
上記した実施形態では、操作パネル13を本体ケーシング2の上壁10に備えたが、原稿台192に備えてもよい。これにより、読取スキャナユニット7とともに操作パネル13も移動するので、プロセス着脱口11は、大きく開放され、トナーカートリッジ8の交換がさらに容易となる。
また、上記した実施形態では、プロセス部9はドラム部133と現像部134とを一体的に備えており、そのプロセス部9を本体ケーシング2に着脱自在に装着させている。これに加えて、このレーザプリンタ1において、たとえば、ドラム部133を本体ケーシング2に装着した状態で、このドラム部133に現像部134を着脱自在に装着させてもよい。
そして、上記の実施形態において、供給トレイ51は本体ケーシング2に対して着脱自在であったが、供給トレイ51は本体ケーシング2と一体的に形成されていてもよい。その場合、供給トレイ51には正面側壁が形成されず、供給トレイ51内部は前方に開放され、用紙3は、供給トレイ着脱口15を介して供給トレイ51内に収容される。
一方、排出トレイ185は本体ケーシング2と一体的に形成されていたが、供給トレイ51のように着脱可能な態様であってもよい。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのレーザプリンタを示す要部側断面図であり、後述する読取スキャナユニットが閉じられた態様を示す。 図1に示すレーザプリンタを前側斜め右上から見た斜視図である。 図2において、カバーがカバー開位置ある状態を示す。 図3において、カートリッジ収容空間内部を露出させた状態を示す。 カバーがカバー開位置ある状態のレーザプリンタの正面図である。 図5のA−A矢視図であって、(a)は、カバーがカバー閉位置にある状態、(b)は、カバーがカバー開位置にある状態を示す。 図5のB−B矢視図であって、(a)は、カバーがカバー閉位置にある状態、(b)は、カバーがカバー開位置にある状態を示す。 図5のC−C矢視図であって、(a)は、カバーがカバー閉位置にある状態、(b)は、カバーがカバー開位置にある状態を示す。 トナーカートリッジを後側斜め右上から見た斜視図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。 図9(b)においてトナーカートリッジ内部を説明するための、(a)は、内側円筒部内部を示し、(b)は、(a)において攪拌機構を除いた状態を示し、(c)は、隔壁周辺を背面側から見た断面図であり、(d)は、(a)における攪拌機構を、可撓性フィルムが撓んだ状態で抜き出して示し、(e)は、(d)における撹拌機構の可撓性フィルムの撓みが解除された状態を示す。 トナーカートリッジを後側斜め左上から見た斜視図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。 外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態におけるトナーカートリッジの平面図である。なお、現像剤通過部の要部については断面で示している。 トナーカートリッジの左側面図であって、(a)は、外側円筒部がカートリッジシャッター閉位置にある状態、(b)は、外側円筒部がカートリッジシャッター開位置にある状態を示す。 図1において、プロセス部を抜き出して示している。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
8 トナーカートリッジ
16 カートリッジ着脱口
17 カバー
25 伝達部材
33 筐体供給穴
37 筐体シャッター
91 外側円筒部
96 カートリッジ供給穴
116 カートリッジ突起
117 カートリッジ突条
136 感光ドラム
154 現像ローラ

Claims (5)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に現像剤を供給することにより前記静電潜像を可視像化する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体が収容され、第1開口部が形成されている筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記第1開口部を開閉する第1シャッター部材と、
    前記第1開口部と連通する第2開口部が形成されており、前記筐体に対して着脱され、前記現像剤担持体に供給するための現像剤が収容される現像剤カートリッジと、
    前記現像剤カートリッジに設けられ、前記第2開口部を開閉する第2シャッター部材と、
    前記現像剤カートリッジに設けられ、前記第1シャッター部材に係合され、前記2シャッター部材の開閉と連動して前記第1シャッター部材を開閉させる第1係合部材と、
    前記筐体に対して着脱される前記現像剤カートリッジを通過させるために、前記筐体において、前記現像剤カートリッジと、前記現像剤カートリッジの着脱方向に対向する位置に形成される第3開口部を開閉可能に被覆するカバーと
    を備え、
    前記カバーの開閉動作に連動し、かつ、前記カバーの開閉動作のみで前記第1シャッター部材および前記第2シャッター部材が開閉されることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1係合部材は、前記第2シャッター部材に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2シャッター部材と前記カバーとを連結し、前記カバーの開閉動作時に発生する動力を前記第2シャッター部材に伝達して、前記第2シャッター部材を開閉させる伝達部材を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤カートリッジは、
    前記伝達部材に係合され、前記伝達部材によって伝達される前記動力によって前記第2シャッター部材を開閉させる第2係合部材を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2係合部材は、前記第2シャッター部材に設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
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