JPH1054215A - 内燃機関の潤滑回路における油圧制御装置 - Google Patents

内燃機関の潤滑回路における油圧制御装置

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JPH1054215A
JPH1054215A JP8214514A JP21451496A JPH1054215A JP H1054215 A JPH1054215 A JP H1054215A JP 8214514 A JP8214514 A JP 8214514A JP 21451496 A JP21451496 A JP 21451496A JP H1054215 A JPH1054215 A JP H1054215A
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lubricating oil
oil
valve
hydraulic
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JP8214514A
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Hiroyuki Fukunaga
博之 福永
Naoya Kato
直也 加藤
Toru Yoshinaga
融 吉永
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Nippon Soken Inc
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34426Oil control valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34446Fluid accumulators for the feeding circuit

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の潤滑油の油温が高くて回転数が低
い運転状態においても、潤滑回路に付設された何らかの
油圧駆動装置に供給される潤滑油の油圧が不足しないよ
うにして、油圧駆動装置の高い制御応答性や安定性を確
保する。 【解決手段】 本流側の潤滑油路18から分岐して少な
くとも1つの油圧駆動装置(例えば、バルブタイミング
可変機構1)へ加圧された潤滑油を供給する油圧駆動用
油路12に逆止弁25を設けると共に、逆止弁25の下
流側で且つバルブタイミング可変機構1の上流側の位置
に蓄圧器26を設ける。機関が高速回転してオイルポン
プ15の吐出する潤滑油圧が高圧となった時期に、その
油圧を蓄圧室32に蓄圧し、次に潤滑油圧が低下した時
に、逆止弁25によって自動的に油路12を遮断すると
共に、蓄圧室32から高圧の潤滑油を油圧制御弁6を介
してバルブタイミング可変機構1へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の潤滑回
路における油圧制御装置に係り、特に、加圧された潤滑
油の一部を利用して駆動される少なくとも1つの油圧駆
動装置を備えている潤滑回路において使用するのに適し
た油圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の潤滑回路を循環して流れる加
圧された潤滑油の一部を分流させて、バルブタイミング
可変機構(VVT)のような油圧駆動装置を駆動する設
計は従来から行われている。図10にそのような油圧駆
動装置としてのバルブタイミング可変機構の一例を示
す。図10のバルブタイミング可変機構(VVT)1は
図11に示す6気筒のエンジン2に適用されるものであ
る。これらの図において3は吸気弁或いは排気弁、4は
カムシャフト、5はバルブタイミング可変機構1の油圧
ピストンを示す。6は油圧ピストン5へ送る油圧を切り
換え制御する油圧制御弁で、オイルコントロールバルブ
(OCV)と呼ばれることもある。
【0003】図12に模式的に示したように、油圧制御
弁6のスプール7はソレノイド8によって左右に移動さ
れて、油圧ピストン5の前後の油圧室へそれぞれ接続さ
れている油圧制御弁6のポート9,10のいずれか一方
へ加圧された潤滑油を供給するように、油路を切り換え
制御するようになっている。油圧制御弁6の供給ポート
11はVVT油路12によって潤滑回路における分岐部
13に接続されて、VVT駆動のために加圧された潤滑
油の供給を受ける。ポート9,10の他方はスプール7
によってドレンポート22又は23に連通して、排出さ
れる潤滑油をエンジン2のオイルパン14へ戻す。
【0004】エンジン2の潤滑回路は、図11及び図1
2に示されているように、オイルパン14から潤滑油を
吸い上げて加圧するオイルポンプ15と、その吐出側の
油圧が一定値を超えた時に過剰な量の潤滑油をオイルパ
ン14へ戻すリリーフ弁型の調圧弁16と、潤滑油を濾
過するオイルフィルタ17と、前述の分岐部13におい
てVVT油路12を分岐させている本流側の潤滑油路1
8と、潤滑油路18が接続する先のメインホール19
と、メインホール19から分岐している主軸受24のた
めのメインジャーナル油路20や動弁系油路21等の多
くの潤滑油供給通路と、それらに接続して加圧された潤
滑油の供給を受ける図示しない多くの被潤滑箇所と、そ
れらの被潤滑箇所から排出される潤滑油をオイルパン1
4へ戻す図示しないリターン油路等から構成される。
【0005】オイルパン14の潤滑油はオイルポンプ1
5によって加圧され、調圧弁16によって概ね一定の油
圧に調圧されて、オイルフィルタ17、分岐部13、本
流側の潤滑油路18を経てメインホール19へ供給され
る。そしてメインホール19から分岐するメインジャー
ナル油路20や動弁系油路21等の多くの潤滑油供給通
路によって被潤滑箇所へ供給されて、軸受やカム、ピス
トンとシリンダの摺動部分等の被潤滑箇所を潤滑或いは
冷却する。
【0006】また、分岐部13において加圧された潤滑
油の一部が分流し、VVT油路12によって油圧駆動装
置の一つであるバルブタイミング可変機構1へ供給され
て、ソレノイド8によって作動される油圧制御弁6にお
いてスプール7によってポート9,10を開閉すること
により、加圧された潤滑油が油圧ピストン5の両側の油
圧室のいずれかに供給される。それによって、図示しな
いクランクシャフトに対するカムシャフト4の回転位相
が変化して、吸気弁或いは排気弁3の開閉の時期が変化
する。この例のようなバルブタイミング可変機構1以外
の何らかの油圧駆動装置が設けられている場合にも、同
様に潤滑回路の分岐部13のような位置から分流する加
圧された潤滑油によって駆動のための油圧が供給され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなエンジン2
の潤滑回路において、潤滑油の油温が高くて粘度が低下
しているような状態で、エンジンが低い回転数で運転さ
れることによってオイルポンプ15の吐出量が減少して
いるときは、オイルポンプ15の吐出側における潤滑油
の油圧が著しく低下する。その結果、油圧が調圧弁16
の設定油圧よりも低くなり、潤滑回路の分岐部13にお
ける油圧も所定の高さまで達しないという状態が起こり
得る。このような状態であっても、本流側の潤滑油路1
8に接続される潤滑回路の方は、高油温、低粘度の潤滑
油によって潤滑回路の圧力損失が少なくなることもあっ
て、通常は被潤滑箇所の潤滑に必要な程度の油量は十分
に確保されるのであまり問題にはならないが、分岐部1
3において分岐するVVT油路12に接続されたバルブ
タイミング可変機構1のような油圧駆動装置の方は、例
えば油圧ピストン5を迅速に目的の位置へ移動させた
り、その制御位置を保持するのに必要な比較的高い油圧
が得られないために、制御応答性が悪化したり、制御後
に十分に高い制御安定性が得られないというような油圧
不足による問題が生じる(図13参照)。
【0008】本発明は、従来技術における前述のような
問題に対処して、内燃機関の潤滑油の油温が高くて回転
数が低い運転状態においても、潤滑回路に付設された何
らかの油圧駆動装置に供給される潤滑油の油圧が不足し
ないようにして、油圧駆動装置の高い制御応答性を確保
することができる内燃機関の潤滑回路における油圧制御
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項
に記載された内燃機関の潤滑回路における油圧制御装置
を提供する。
【0010】請求項1に記載された手段によれば、潤滑
回路から分岐して少なくとも1つの油圧駆動装置へ加圧
された潤滑油を供給する油圧駆動用油路に逆止弁が設け
られると共に、この逆止弁の下流側で油圧駆動装置の上
流側の位置に蓄圧器が設けられているので、内燃機関が
高速で運転されている時のように、潤滑油圧が高圧とな
った時期にその高い油圧が蓄圧器内に蓄圧され、次に、
潤滑油の温度が高い状態で機関の回転数が低下した時の
ように、潤滑油圧が低圧となって油圧駆動装置に十分な
高さの油圧を供給することができなくなった時に、蓄圧
器側の油圧が潤滑油供給側の油圧よりも高くなることに
よって逆止弁を自動的に閉じると共に、蓄圧器に蓄圧さ
れていた高圧の潤滑油を蓄圧器から油圧駆動装置へ供給
して、油圧駆動装置の応答性や制御の安定性が低下する
のを防止することができる。
【0011】請求項2に記載された手段によれば、この
油圧制御装置は、具体的に内燃機関が潤滑油を加圧する
オイルポンプと、加圧された潤滑油を被潤滑箇所へ供給
する潤滑油通路と、その通路の途中に設けられた分岐部
と、分岐部において潤滑油通路から分岐して、加圧され
た潤滑油の一部を少なくとも1つの油圧駆動装置へ供給
する油圧駆動用油路とを備えているる。また、請求項3
に記載された手段によれば、潤滑油を供給して作動させ
る油圧駆動装置として、具体的にバルブタイミング可変
機構を用いて、その作動特性を改善することができる。
【0012】請求項4ないし請求項8に記載された手段
によれば、本発明の油圧制御装置に用いられる蓄圧器と
して、シリンダと、その内部に挿入されて蓄圧室を形成
する蓄圧ピストンと、それを一方向に付勢する弾性手段
からなるものや、そのシリンダの壁面の一部に低圧側に
通じるリリーフポートが設けられて、蓄圧器が調圧弁と
しての作用もするものや、弾性手段の代わりにピストン
に付設された重錘を有するものや、蓄圧ピストンの代わ
りにダイヤフラムを設けたものとして構成することがで
きる。更に、ピストンやダイヤフラムのような隔壁とな
るものを用いないで、密閉されたケーシング内に単に潤
滑油による液相領域と圧縮される気体からなる気相領域
を形成しただけの蓄圧器を用いることもできる。これら
の蓄圧器によれば、潤滑油圧が高くなった時に、それを
一時的に蓄圧して、次に潤滑油圧が低下した時に、蓄圧
されている潤滑油を直ちに放出することができる。
【0013】請求項9又は請求項10に記載された手段
によれば、本発明の油圧制御装置に用いられる逆止弁と
して、球状の弁体と、それを弁座開口に向かって付勢す
る弾性体からなる簡単な構成のものや、弁シリンダと、
その中に摺動可能に挿入された弁ピストンと、やはり弁
ピストンを弁座開口に向かって付勢する弾性体とを有す
るものを用いることができる。これらの逆止弁を用いる
ことによって、蓄圧器側の潤滑油圧が供給側の潤滑油圧
よりも高くなった時に、それらの間の油路を逆止弁によ
って自動的に遮断して、蓄圧器内の潤滑油圧を専ら油圧
駆動装置にのみ供給するので、蓄圧器の無駄な油圧低下
を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態としての
油圧制御装置を図1に例示する。この例は図10〜図1
2に示した従来例と同様に、エンジンの潤滑回路からオ
イルポンプによって加圧された潤滑油の一部を分岐部に
おいて分流させて、油圧駆動装置の例としてのバルブタ
イミング可変機構(VVT)を駆動するシステムに関す
るものである。従って、図10〜図12の従来例につい
て先に説明した構成部分の殆どがこの実施形態において
も用いられるから、本発明の実施形態と先の従来例に共
通の部分については同じ参照符号を付すことによって重
複する詳細な説明を省略することにする。即ち、1はバ
ルブタイミング可変機構、2はエンジン、3は吸気弁或
いは排気弁、4はカムシャフト、5はVVTの油圧ピス
トン、6は油圧制御弁、7はそのスプール、8はソレノ
イド、9,10,11はポート、12はVVT油路、1
3は分岐部、14はオイルパン、15はオイルポンプ、
16は調圧弁、17はオイルフィルタ、18は本流側の
潤滑油路、19はメインホール、20はメインジャーナ
ル油路、21は動弁系油路、22及び23はドレンポー
ト、24は主軸受の一つをそれぞれ示している。
【0015】本発明の特徴は、潤滑回路から分岐して何
らかの油圧駆動装置へ加圧された潤滑油を供給する潤滑
油供給通路の途中に逆止弁と蓄圧器(アキュームレー
タ)を挿入した点にあるので、図1に示す第1の実施形
態では、この特徴に対応するものとして、本流側の潤滑
油路18上の分岐部13から分岐するVVT油路12の
途中に、逆止弁25と、蓄圧器26とを直列に設けてい
る。図1に略示した逆止弁25は、球状の弁体27をス
プリング28によって上流側の弁座開口29に押しつけ
て開口を閉じる型の最も簡単な構造のもので、バルブタ
イミング可変機構(VVT)1側の油圧よりも分岐部1
3側の油圧が高いときに自動的に開弁し、それと反対の
ときに自動的に閉弁するようになっている。
【0016】図1に示す第1の実施形態における蓄圧器
(アキュームレータ)26は、シリンダ30の中に蓄圧
ピストン31が液密に且つ摺動可能に挿入され、それに
よってシリンダ30内が蓄圧室32と大気圧室33に区
画形成されると共に、蓄圧室32が縮小する方向に蓄圧
ピストン31を付勢する圧縮スプリング34が大気圧室
33内に装填された構造を有する。なお、スプリング3
4は、大気圧室33を大気に連通させるための孔35を
有する端板36を、シリンダ30の端部にボルト37に
よって締結することによって支持される。38はピスト
ン31と共に摺動可能な環状のシール材を示す。
【0017】蓄圧室32は、逆止弁25の下流側と油圧
制御弁6の供給ポート11を接続するVVT油路12の
下流側部分に連通している。図1の場合は、蓄圧室32
に2個の開口39及び40が設けられて、開口39が部
分油路12aによって逆止弁25の下流側に、また、開
口40が部分油路12bによって油圧制御弁6の供給ポ
ート11にそれぞれ連通して、バルブタイミング可変機
構1へ供給される潤滑油の全量が一たん蓄圧室32内を
通過するように構成されているが、後述の第2の実施形
態のように(図2参照)、逆止弁25の下流側と供給ポ
ート11を接続するVVT油路12の下流側部分から分
岐する油路を、蓄圧室32に形成された唯一の開口に接
続してもよい。
【0018】第1実施形態の油圧制御装置はこのように
構成されているので、蓄圧室32に潤滑油の油圧が作用
するとピストン31は図1において左方へ押圧されるの
で、その押圧力が圧縮スプリング34の弾性力と釣り合
うまで、ピストン31はスプリング34を圧縮しながら
左方へ移動し、釣り合った時にその位置で停止する。従
って、その時には蓄圧室32にある潤滑油は、ピストン
31がスプリング34を圧縮した程度、即ち距離Lに応
じた大きさの油圧を帯びている。エンジン2が所定値以
上の回転数で回転している時は、オイルポンプ15の吐
出量が多くなって吐出される潤滑油の油圧が高くなって
いるため、逆止弁25は開弁して比較的高い油圧が蓄圧
器26の蓄圧室32に作用し、ピストン31が左方へ移
動して、加圧された潤滑油を蓄圧室32内に貯溜するこ
とにより蓄圧している。
【0019】特に潤滑油の温度が高くて粘度が低下して
いる時に、エンジン2の回転数が低下して、それと連動
しているオイルポンプ15の潤滑油吐出量が減少する
と、多くの被潤滑箇所における潤滑油の流れの抵抗が少
なくなっていることも原因となって、オイルポンプ15
の吐出油圧が低下するので、図12に示すような従来の
システムであれば、油圧制御弁6を介してバルブタイミ
ング可変機構1へ供給される潤滑油の油圧も直ちに低下
して、ソレノイド8の作動によって油圧制御弁6がポー
ト9又はポート10への潤滑油を切り換えても、油圧駆
動装置、この場合はバルブタイミング可変機構1の油圧
ピストン5が迅速に作動しないので応答時間が著しく長
くなる。しかも、油圧ピストン5を押圧する油圧が低い
時は、外力の作用によって油圧ピストン5が制御された
位置を確実に維持することができない場合があり、制御
の安定性にも問題が生じる。
【0020】これに対して、本発明の実施形態では、蓄
圧器26が蓄圧状態にある時にエンジン2の回転数が低
下してオイルポンプ15の吐出油圧が低下した時、本流
側の潤滑油路18或いは分岐部13の油圧が蓄圧器26
の側の油圧、即ち蓄圧室32の油圧よりも低くなると、
逆止弁25においては差圧とスプリング28の付勢力に
よって弁体27が弁座開口29を閉塞し、逆止弁25が
閉弁するので、それ以後に油圧制御弁6を介して加圧さ
れた潤滑油をバルブタイミング可変機構1へ供給する時
は、オイルポンプ15に代わって蓄圧器26の蓄圧室3
2内に蓄圧されている潤滑油が供給されることになる。
【0021】この間は、逆止弁25が閉弁しているので
蓄圧室32から分岐部13側への潤滑油の逆流が阻止さ
れて、蓄圧室32内の加圧された潤滑油はバルブタイミ
ング可変機構1の駆動にのみ使用され、蓄圧室32の油
圧が本流側の潤滑油路18等で無駄に消費されることが
防止される。その結果、バルブタイミング可変機構1に
おける油圧ピストン5に作用する油圧が、オイルポンプ
15から直接に油圧の供給を受ける場合よりも高くなる
ために、バルブタイミング可変機構1の応答性や制御の
安定性が高くなる。なお、バルブタイミング可変機構1
に代わる他の油圧駆動装置に対しても同様な作用効果が
生じることは言うまでもない。
【0022】逆止弁25と蓄圧器26を設けた第1実施
形態のような油圧制御装置を備えるエンジン2において
は、エンジン2の運転状態が高速回転から低速回転に移
行した時に、オイルポンプ15に代わって蓄圧器26か
ら加圧された潤滑油をバルブタイミング可変機構1のよ
うな油圧駆動装置へ供給することができるのは、通常は
1度だけである。しかし、エンジン2が車両に搭載され
ている場合には、エンジン2の低速回転時において出力
トルクや燃費の向上を図る目的でバルブタイミング可変
機構1を作動させるのは普通は車両の加速時だけである
から、その時は車両の加速のためにエンジン2が必然的
に高速回転され、それによってオイルポンプ15の吐出
油圧が上昇して蓄圧器26の蓄圧室32に再び高い潤滑
油圧が蓄圧されるので何ら問題は生じない。蓄圧室32
の有効な容積は、バルブタイミング可変機構1を作動さ
せる油圧ピストン5の行程体積と同じ程度か、或いはそ
れ以上の大きさであることが望ましいが、仮にそれより
も小さい場合でも、目的とする作用効果が少なくとも部
分的には得られる。
【0023】図2に本発明の油圧制御装置の第2の実施
形態を示す。第2の実施形態が図1に示した第1の実施
形態と異なる点は蓄圧器の形状或いは構造にある。従っ
て、第2実施形態の説明においては、第1実施形態と共
通の構成部分に同じ参照符号を付して説明を省略する。
第2実施形態における蓄圧器41はシリンダ42の一部
を切り欠いて形成されたリリーフポート43を有する。
リリーフポート43は常に蓄圧ピストン31の背後の大
気圧室44に連通しているだけでなく、リリーフ通路4
5を介してエンジン2のオイルパン14に開放してい
る。なおこの実施形態では、蓄圧器41の蓄圧室32に
設けられた唯一の開口46を、連絡油路47によって逆
止弁25の下流側と油圧制御弁6を接続しているVVT
油路12の下流側の部分油路12cに対してT字形に接
続しているので、第1実施形態のように蓄圧器26に2
個の開口39,40を設ける必要がなくなり、蓄圧器の
構造や配管系統がより簡単になる。
【0024】第2実施形態の場合、蓄圧器41のシリン
ダ42の一部にリリーフポート43を設けたことによ
り、蓄圧室32の油圧が過度に上昇すると、ピストン3
1の移動距離が大きくなってリリーフポート43が蓄圧
室32と連通するので、それ以上は蓄圧室32の油圧が
上昇することがない。それによって過度の高圧による油
路の潤滑油漏れや、油路に接続された機器の破損を防止
することができる。ピストン31とリリーフポート43
がリリーフ弁の作用をするので、図1の第1実施形態
や、図12の従来例に示されている調圧弁16のような
ものを廃止することも可能になる。
【0025】本発明については、蓄圧器の形状、構造を
変化させた多くの他の実施形態が考えられる。その幾つ
かを第3実施形態から第5実施形態として説明する。い
ずれの実施形態も蓄圧器の形状、構造のみに特徴があ
り、それ以外の部分の構成は先に説明したものと同様で
あるから、それらについての説明は省略する。
【0026】図3は本発明の第3実施形態としての蓄圧
器48の概略構造を示すもので、この場合は垂直方向の
縦型配置に限られるシリンダ49の中に、上下方向に摺
動可能な皿形の蓄圧ピストン50が液密に挿入され、ピ
ストン50の上には重錘51が取り付けられている。図
示していないが、シリンダ49の上部端面には、大気に
連通する孔を有する蓋板或いはストッパー等を取り付け
て、ピストン50の脱出を防止する。第3実施形態の蓄
圧器48は、スプリングの弾性力の代わりに重錘51に
作用する重力を利用する点に特徴があるが、概ね前述の
実施形態における蓄圧器と同様な作用、効果を奏する。
【0027】図4に本発明の第4実施形態としての蓄圧
器52の概略構造を示す。蓄圧器52の特徴は、言わば
図1に示す第1実施形態の蓄圧器26におけるピストン
31を、可撓性の金属やゴム或いは合成樹脂等からなる
薄い板状のダイヤフラム53によって置き換えた点にあ
る。ダイヤフラム53の周縁は2つ割り構造の碗形ケー
シング54,55の合わせ面に挟みこんで、ボルト37
によってそれらを一体化する。ダイヤフラム53を保護
するために圧縮スプリング34との係合面には座金56
を接着する。
【0028】この場合は、蓄圧室32と反対側のスプリ
ング34を収容している室57を密閉構造として内部に
空気(一般的には気体)を封入することにより、室57
内に閉じ込められた空気をばねとして圧縮スプリング3
4の作用を助けるか、或いは圧縮スプリング34に代わ
り得るものとして使用しているが、空気ばねを使用しな
い場合は、第1実施形態と同様に室57内を孔35等に
よって大気に開放することは言うまでもない。
【0029】また、蓄圧室32の開口46は、図2に示
す第2実施形態と同様に1個だけ設けているが、これも
第1実施形態と同様に2個設けてもよい。なお、ケーシ
ング54の開口に取り付けられたエア抜きスクリュー5
8は、蓄圧室32内の空気を排除する際に開放されるも
のである。第4実施形態の蓄圧器52はこのような構造
を備えているから、ダイヤフラム53がピストンと同様
な作用をして、前述の各実施形態の蓄圧器と概ね同様な
作用効果を奏する。
【0030】更に、空気ばねを利用する他の例として図
5及び図6に第5実施形態としての蓄圧器59を示す。
この例では、図4に示す第4実施形態における圧縮スプ
リング34は勿論、ダイヤフラム53までも省略してい
る点が特徴である。縦型のケーシング60の上部開口は
ボルト37によって締結された蓋板61によって閉じら
れて、内部に密閉された気液共通の蓄圧室62が形成さ
れる。蓄圧室62の下部には図2に示すような連絡油路
47によってVVT油路12の部分油路12cに通じる
開口63が唯1個だけ形成される。第5実施形態の場
合、蓄圧室62の底部にはVVT油路から連絡油路47
を介して潤滑油が流入して液相領域64を形成する。密
閉された蓄圧室62内の上部に残る気相領域65には、
空気のような潤滑油に溶解し難い気体が予め封入されて
いる。
【0031】図5は、第5実施形態の蓄圧器59につい
て、図2に示すVVT油路12の部分油路12cの潤滑
油圧、従って、それに連通している蓄圧器59の蓄圧室
62内における圧力が低い状態を示している(例えば、
0.5kgf/cm2 )。エンジンの回転数が高いと
き、オイルポンプの吐出圧力が上昇してVVT油路12
の油圧も高くなると、加圧された潤滑油は連絡油路47
を通って蓄圧室62内に流入し、図6に示すように液相
領域64のレベルが上昇する。それによって気相領域6
5は圧縮されて体積が縮小するため蓄圧室62内の圧力
が高くなり、蓄圧室62内の潤滑油は液相領域64にお
いて蓄圧状態で貯溜される(その油圧は例えば、3.0
kgf/cm2 )。バルブタイミング可変機構1のよう
な油圧駆動装置の作動によって油路の潤滑油圧が低下す
るとき、蓄圧室62内に蓄圧された液相領域64の潤滑
油が供給されて油圧の低下を阻止する。従って、第5実
施形態の蓄圧器59は、構成がきわめて簡単なものであ
るが、前述の各実施形態における蓄圧器と概ね同様な作
用効果を奏する。
【0032】図7及び図8は本発明の第6実施形態に関
するもので、蓄圧器以外の本発明の他の一つの特徴部分
である逆止弁の構造例と作動状態を示すものである。第
6実施形態における逆止弁66は、図1に示す第1実施
形態、或いは図2に示す第2実施形態における逆止弁2
5の代わりに用い得るものである。第6実施形態は逆止
弁66の構造のみに特徴があるので、図1や図2に示し
たものと同様な油圧制御装置としての他の部分について
の図示説明は省略する。
【0033】図7に示すように、逆止弁66はVVT油
路12に代表される油圧駆動装置への潤滑油供給通路
(油圧駆動用油路)の途中に挿入して設置されるので、
その弁ハウジング67は図1や図2に示す分岐部13側
の、即ち上流側の油路68と下流側の油路69を備えて
いる。それらの油路68,69の接続箇所に弁シリンダ
70と、弁開口72を有する弁座71が形成される。弁
シリンダ70の中には、先端面において弁座71に着座
し得る弁ピストン73が挿入されて、弁シリンダ70内
を液密状態で摺動可能となっている。弁ピストン73の
背圧室74にはスプリング28が装填されており、背圧
室74の内部は連通孔75によって下流側の油路69と
常時連通して同じ圧力となっている。
【0034】第6実施形態の逆止弁66はこのような構
造を有するから、エンジンが所定値以上の回転数で運転
されていて、オイルポンプ15(図1又は図2参照)の
吐出油圧が十分に高く、本流側の潤滑油路18の分岐部
13における油圧が油圧駆動装置側、図示例ではバルブ
タイミング可変機構1の油圧制御弁6における供給ポー
ト11の油圧よりも高くなっている状態では、その差圧
によって弁ピストン73はスプリング28に抗して移動
し、弁座71から離れて弁開口72を開放するので逆止
弁66は開弁状態となる。そのときはオイルポンプ15
の吐出油圧が直接にバルブタイミング可変機構1のよう
な油圧駆動装置を作動させる。また、この時には同時
に、蓄圧器26,41,48,59のような本発明の特
徴とする蓄圧手段に高圧の潤滑油が流入して蓄圧され
る。
【0035】潤滑油の油温が高くて粘度が低下している
状態で、エンジンの回転数が低下することによってオイ
ルポンプ15の吐出油圧が低下し、分岐部13における
油圧が油圧制御弁6の供給ポート11側、即ち蓄圧器側
における油圧よりも低くなると、下流側の油路69の油
圧が上流側の油路68の油圧よりも高くなるから、その
差圧による力とスプリング28の弾性力によって弁ピス
トン73は弁座71に向かって押しつけられて弁開口7
2を確実に閉塞するので、蓄圧器内にある加圧された潤
滑油が分岐部13側へ逆流するのが防止され、その油圧
が油圧駆動装置を作動させるために有効に利用される。
従って、潤滑油圧の低下によって油圧駆動装置の制御応
答性や安定性が低下するというような、油圧駆動装置の
作動における支障が生じるのを確実に防止することがで
きる。
【0036】
【実施例】例えば図1に示したシリンダ30とピストン
31及び圧縮スプリング34からなる蓄圧器26につい
て更に具体的な構造を説明する。図1はピストン31に
高い油圧が作用して圧縮スプリング34の弾性力に抗し
てピストン31が距離Lだけ移動し、油圧による力と圧
縮スプリング34の弾性力が釣り合っている状態を示し
ている。蓄圧器26の設計に当たって、バルブタイミン
グ可変機構1の作動のために、油圧ピストン5の行程体
積に基づいて算出される蓄圧器26に必要な有効容積が
例えば100cm3 であって、ピストン31の直径が5
cmであるときには、油圧ピストン5の最大ストローク
1max は約5cm必要である。
【0037】蓄圧器26に蓄圧された潤滑油によらない
で、オイルポンプ15の吐出する潤滑油の油圧だけでバ
ルブタイミング可変機構1が十分に作動して目標とする
応答時間、例えば0.5secを達成し得るときの油圧
が例えば3kgf/cm2 であれば、この油圧をピスト
ン31の最大ストローク時(1max =5cm)の油圧と
して設計すればよい。一例として、図9に示すような作
動特性を有する蓄圧器26を得るためには、圧縮スプリ
ング34のバネ定数を8kgf/cmに設定すればよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【図3】第3実施形態の要部としての蓄圧器を示す縦断
面図である。
【図4】第4実施形態の要部としての蓄圧器を示す縦断
面図である。
【図5】第5実施形態の要部である蓄圧器の一つの作動
状態を示す縦断面図である。
【図6】第5実施形態の要部である蓄圧器の他の作動状
態を示す縦断面図である。
【図7】第6実施形態の要部である逆止弁の一つの作動
状態を示す縦断面図である。
【図8】第6実施形態の要部である逆止弁の他の作動状
態を示す縦断面図である。
【図9】本発明の具体的な実施例の作動特性を示す線図
である。
【図10】油圧駆動装置の一例としてのバルブタイミン
グ可変機構を一部切断して示す斜視図である。
【図11】図10に示すバルブタイミング可変機構を備
えた6気筒のエンジンの潤滑回路を概念的に示す斜視図
である。
【図12】図10及び図11の構成を含む従来の油圧駆
動装置のための油圧制御装置を概念的に示す断面図であ
る。
【図13】従来技術の問題点を説明するための内燃機関
の潤滑回路における油圧制御装置の作動特性を示す線図
である。
【符号の説明】
1…バルブタイミング可変機構(VVT) 2…エンジン 3…吸気弁或いは排気弁 4…カムシャフト 5…バルブタイミング可変機構の油圧ピストン 6…バルブタイミング可変機構用の油圧制御弁 12…VVT油路 12a,12b,12c…部分油路 13…潤滑回路の分岐部 14…オイルパン 15…オイルポンプ 16…調圧弁 18…本流側の潤滑油路 19…メインホール 20…メインジャーナル油路 21…動弁系油路 25…逆止弁 26…蓄圧器(第1実施形態) 27…球状の弁体 28…スプリング 31…蓄圧ピストン 32…蓄圧室 34…圧縮スプリング 41…蓄圧器(第2実施形態) 43…リリーフポート 47…連絡油路 48…蓄圧器(第3実施形態) 51…重錘 52…蓄圧器(第4実施形態) 53…ダイヤフラム 59…蓄圧器(第5実施形態) 62…蓄圧室 64…液相領域 65…気相領域 66…逆止弁(第6実施形態) 68…上流側の油路 69…下流側の油路 70…弁シリンダ 73…弁ピストン VVT…バルブタイミング可変機構

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑回路から分岐して少なくとも1つの
    油圧駆動装置へ加圧された潤滑油を供給する油圧駆動用
    油路に逆止弁を設けると共に、前記油圧駆動用油路の前
    記逆止弁の下流側で且つ前記油圧駆動装置の上流側の位
    置に、潤滑油圧が高圧となった時期にその油圧を蓄圧す
    ることができる蓄圧器を設けたことを特徴とする内燃機
    関の潤滑回路における油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 潤滑油を加圧するオイルポンプと、前記
    オイルポンプによって加圧された潤滑油を被潤滑箇所へ
    供給する潤滑油通路と、前記潤滑油通路の途中に設けら
    れた分岐部において前記潤滑油通路から分岐して、前記
    潤滑油通路を流れる加圧された潤滑油の一部を少なくと
    も1つの油圧駆動装置へ供給する油圧駆動用油路とを備
    えている請求項1に記載された内燃機関の潤滑回路にお
    ける油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧駆動装置がバルブタイミング可
    変機構である請求項1又は2に記載された内燃機関の潤
    滑回路における油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄圧器が、シリンダと、前記シリン
    ダ内に摺動可能に且つ液密に挿入された蓄圧ピストン
    と、前記蓄圧ピストンを一方向に付勢する弾性手段とか
    らなる請求項1ないし3のいずれかに記載された内燃機
    関の潤滑回路における油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記シリンダが、その壁面の一部に低圧
    側に通じるリリーフポートを備えている請求項4に記載
    された内燃機関の潤滑回路における油圧制御装置。
  6. 【請求項6】 前記蓄圧器が、実質的に垂直方向に配置
    されたシリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に且つ液
    密に挿入された蓄圧ピストンと、前記蓄圧ピストンを重
    力によって下方向に付勢するために前記ピストンに付設
    された重錘とからなる請求項1ないし3のいずれかに記
    載された内燃機関の潤滑回路における油圧制御装置。
  7. 【請求項7】 前記蓄圧器が、ケーシング内に蓄圧室を
    区画形成するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムを一方
    向に付勢する弾性手段とからなる請求項1ないし3のい
    ずれかに記載された内燃機関の潤滑回路における油圧制
    御装置。
  8. 【請求項8】 前記蓄圧器が、密閉されたケーシング内
    に潤滑油による液相領域と圧縮される気体からなる気相
    領域を形成することができる請求項1ないし3のいずれ
    かに記載された内燃機関の潤滑回路における油圧制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記逆止弁が、球状の弁体と、前記球状
    の弁体を弁座開口に向かって付勢する弾性体からなる請
    求項1ないし8のいずれかに記載された内燃機関の潤滑
    回路における油圧制御装置。
  10. 【請求項10】 前記逆止弁が、弁シリンダと、前記弁
    シリンダ内に摺動可能に且つ液密に挿入された弁ピスト
    ンと、前記弁ピストンを弁座開口に向かって付勢する弾
    性体からなる請求項1ないし8のいずれかに記載された
    内燃機関の潤滑回路における油圧制御装置。
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