JPH1053836A - 熱延連続化プロセスによる疲労特性と耐熱軟化性に優れた高加工用熱延高強度鋼板およびその製造方法 - Google Patents

熱延連続化プロセスによる疲労特性と耐熱軟化性に優れた高加工用熱延高強度鋼板およびその製造方法

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JPH1053836A
JPH1053836A JP22735496A JP22735496A JPH1053836A JP H1053836 A JPH1053836 A JP H1053836A JP 22735496 A JP22735496 A JP 22735496A JP 22735496 A JP22735496 A JP 22735496A JP H1053836 A JPH1053836 A JP H1053836A
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JP
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coil
tensile strength
ferrite
mpa
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JP22735496A
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Osamu Kono
治 河野
Junichi Wakita
淳一 脇田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ホイール、メンバー等の自動車部品、産業機
械部品に使用。 【解決手段】 重量%で、C=0.03〜0.20、S
i=1.0〜5.0、Mn=0.5〜3.5、Al=
0.003〜0.050、P≦0.05、S≦0.01
および残部Feを含有し、ミクロ組織は、第1相のフェ
ライトと第2相で構成され、フェライト占積率50%以
上で、そのコイル内変動20%以内、フェライトと第2
相のミクロビッカース硬さ比(第2相硬さ/フェライト
硬さ)が1.5以下で、そのコイル内変動が0.3以内
で、引張強さ≧400MPa、引張強さ×全伸び≧18
000MPa%、引張強さ×一様伸び≧12000MP
a・%、疲労限度比≧0.50、耐熱軟化性(ΔTS)
≦55MPaで、引張強さのコイル内変動が100MP
a未満、引張強さ×全伸びのコイル内変動が3000M
Pa・%未満、引張強さ×一様伸びのコイル内変動が2
000MPa・%未満である、高加工用熱延高強度鋼
板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホイール、メンバー
等の自動車部品、産業用機械部品に使用することを企図
した熱延連続化プロセスによる疲労特性と耐熱軟化性に
優れた高加工用熱延高強度鋼板及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用鋼板の軽量化と衝突時の安全確
保を主な背景として、高強度鋼板の需要が増大してい
る。しかし、高強度鋼板といえども、その成形性に対す
る要求は厳しく、優れた成形性を有する高強度鋼板が望
まれている。さらに高強度化に伴う軽量化(板厚減少)
による疲労特性不足が顕在化してきており、優れた成形
性のみならず、優れた疲労特性をも兼ね備えた高強度鋼
板が強く望まれている。また、車体組立手段として溶接
が多用されており、耐熱軟化性を有することも必要であ
る。すなわち、成形性、疲労特性及び耐熱軟化性の3つ
の特性を同時に満たすことが要求されている。
【0003】従来、耐熱軟化性が要求される高強度部材
(例えばホイールリム)にはNb添加鋼(Nbを0.0
4%程度含有し、フェライトとベイナイトで主に構成さ
れる)が主に用いられてきた。しかし、Nb添加鋼は成
形性か劣り、ホイールリム成形時に不具合が発生する場
合がある。例えば、均一伸び不足に起因する拡管時のネ
ッキング発生、降伏比過大に起因する巻き工程での寸法
不具合である。
【0004】一方、優れた成形性と疲労特性を有する鋼
板としてはDP綱(フェライトとマルテンサイトで主に
構成される)、γ鋼(フェライト、ベイナイト及び残留
オーステナイトで主に構成される)に代表される低温変
態生成物を活用した鋼が知られているが、低温変態生成
物が焼き戻されるため、熱軟化が大きい。すなわち、従
来技術では成形性、疲労特性及び耐熱軟化性の3つの特
性を同時に十分満足するものが得られていないのが実状
である。このような状況を背景として、本発明者らは先
に特開平8−3679号公報によりその解決策を提示
し、上記問題点の解決を図り、初期の目的を達成するこ
とができた。
【0005】しかし、従来の連続熱間圧延プロセスで
は、スラブ毎での圧延を行うため、圧延された鋼板の先
端部と後端部は、鋼板が仕上げ圧延機を出てから巻き取
られるまでの間は無張力状態であり、いわゆる非定常部
とならざるを得なかった。このため、この部分に該当す
る鋼板は擦り疵、平坦度不良、板厚不良等の表面品位お
よび形状品位の劣化が避けられなかった。
【0006】また、上記形状品位の変動は鋼板の材質に
も大きく影響する。すなわち、非定常部では冷延時のむ
ら等が生じ、引張特性をはじめとする材質の大きな変動
(バラツキ)が引き起こされ、定常部に比べて鋼板の材
質が著しく劣化していた。そのため、不良部分の除去に
より鋼板の歩留低下を余儀なくされるのみならず、精整
通板を必要とする等の作業付加があった。
【0007】さらに材質について通板性等の操業上の観
点から、コイル(圧延された鋼板はスラブ単位毎に仕上
げ圧延後は巻き取られてコイル状となるので、以下、単
にコイルと称す)長手方向(圧延方向)で圧延速度等を
変えざるを得ず、単一コイル内の定常部であっても熱延
条件が変化するため鋼板ミクロ組織が変動し、機械的性
質のバラツキを生じていた。
【0008】このような状況を背景として、複数の粗バ
ー(スラブを粗圧延により数十mm厚のシート状とした
もの)を仕上げ圧延機前で順次接合して、連続的に複数
の粗バーを一定に近い所定の速度で仕上げ圧延処理す
る、いわゆる熱延連続化プロセスが近年試みられてい
る。
【0009】この熱延連続化プロセスは図1の示すよう
に一般に以下の工程から構成されている。加熱炉1か
ら粗圧延機2へ鋳片を供給して粗圧延コイル3(粗バ
ー)とする工程、粗バー3の先端と後端を溶接用シャ
ー4で切断する工程、先行粗バーと後行粗バーを溶接
装置5で接合する工程、複数スタンドの仕上圧延機6
で粗バーを所定の寸法にする仕上げ圧延工程、圧延さ
れた鋼板を冷却装置7で冷却するランアウトテーブル、
ピンチロール8、10で支持した鋼板を所定の長さ、
重量に高速シャー9で切断する切断分割工程、巻取機
11での巻取工程である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記熱延連続
化プロセスを手段として用い、前記した鋼板の先・後端
部(非定常部)での材質品位等の向上と定常部での材質
バラツキの低減を図り、これによってコイル内での材質
バラツキを小さくすることを目的としたもので、熱延連
続化プロセスによる疲労特性と耐熱軟化性に優れた高加
工用熱延高強度鋼板及びその製造方法を提供することを
課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
達成するため、以下に示す構成を手段とする。
【0012】(1)化学成分としてC=0.03〜0.
20重量%、Si=1.0〜5.0重量%、Mn=0.
5〜3.5重量%、Al=0.003〜0.050重量
%、P≦0.05重量%、S≦0.01重量%および残
部Feを含有し、ミクロ組織として、第1相であるフェ
ライトと第2相で構成され、フェライト占積率が50%
以上で、かつ、そのコイル内変動が20%以内、フェラ
イトと第2相のミクロビッカース硬さ比(第2相硬さ/
フェライト硬さ)が1.5以下で、かつ、そのコイル内
変動が0.3以内であり、特性として 引張強さ≧400MPa 引張強さ×全伸び≧18000MPa・%、 引張強さ×一様伸び≧l2000MPa・%、 疲労限度比≧0.50、 耐熱軟化性(ΔTS)≦55MPa を具備し、引張強さのコイル内変動が100MPa未
満、引張強さ×全伸びのコイル内変動が3000MPa
・%未満、引張強さ×一様伸びのコイル内変動が200
0MPa・%未満、であることを特徴とする熱延連続化
プロセスによる疲労特性と耐熱軟化性に優れた高加工用
熱延高強度鋼板。
【0013】(2)化学成分としてC=0.03〜0.
20重量%、Si=1.0〜5.0重量%、Mn=0.
5〜3.5重重%、Al=0.003〜0.050重量
%、Ca=0.0005〜0.01重量%又はREM=
0.005〜0.05重重%、P≦0.05重量%、S
≦0.01重量%および残部Feを含有し、ミクロ組織
として、第1相であるフェライトと第2相とで構成さ
れ、フェライト占積率が50%以上で、かつ、そのコイ
ル内変動が20%以内、フェライトと第2相のミクロビ
ッカース硬さ比(第2相硬さ/フェライト硬さ)が1.
5以下で、かつ、そのコイル内変動か0.3以内であ
り、特性として 引張強さ≧400MPa 引張強さ×全伸び≧18000MPa・%、 引張強さ×一様伸び≧l2000MPa・%、 疲労限度比≧0.50、 耐熱軟化性(ΔTS)≦55MPa を具備し、引張強さのコイル内変動が100MPa未
満、引張強さ×全伸びのコイル内変動が3000MPa
・%未満、引張強さ×一様伸びのコイル内変動が200
0MPa・%未満、であることを特徴とする熱延連続化
プロセスによる疲労特性と耐熱軟化性に優れた高加工用
熱延高強度鋼板。
【0014】(3)化学成分としてC=0.03〜0.
20重量%、Si=1.0〜5.0重量%、Mn=0.
5〜3.5重重%、Al=0.003〜0.050重量
%、P≦0.05重量%、S≦0.01重量%および残
部Feを含有する鋼片を用い、熱延連続化プロセスによ
り、仕上げ圧延終了温度を800℃以上、かつ、そのコ
イル内変動を100℃未満、平均仕上げ圧延速度を30
0mpm超、かつ、コイル内仕上げ圧延速度差を100
mpm未満として圧延した後、ランアウトテーブルで冷
却し550℃以上で巻き取ることを特徴とする疲労特性
と耐熱軟化性に優れた高加工用熱延高強度鋼板の製造方
法。
【0015】(4)化学成分としてC=0.03〜0.
20重量%、Si=1.0〜5.0重量%、Mn=0.
5〜3.5重重%、Al=0.003〜0.050重量
%、Ca=0.0005〜0.01重量%又はREM=
0.005〜0.05重重%、P≦0.05重量%、S
≦0.01重量%および残部Feを含有する鋼片を用
い、熱延連続化プロセスにより、仕上げ圧延終了温度を
800℃以上、かつ、そのコイル内変動を100℃未
満、平均仕上げ圧延速度を300mpm超、かつ、コイ
ル内仕上げ圧延速度差を100mpm未満として圧延し
た後、ランアウトテーブルで冷却し550℃以上で巻き
取ることを特徴とする疲労特性と耐熱軟化性に優れた高
加工用熱延高強度鋼板の製造方法。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は前記特開平8−3679
号公報で提示した鋼板の圧延を熱延連続化プロセスで行
うことにより、従来の圧延で発生していた鋼板の先・後
端部の表面品位、形状品位、材質品位の劣化を回避する
とともに、鋼板定常部を含むコイル内での材質バラツキ
を小さくするところにその主眼がある。
【0017】以下に本発明についての説明を行う。
【0018】まず、本発明の鋼板ミクロ組織について詳
述する。
【0019】鋼板ミクロ組織は第1相であるフェライト
と第2相で構成される(以下、第1相であるフェライト
はフェライトと称す。)。フェライト占積率は50%以
上(好ましくは70%以)、かつ、フェライトと第2相
のミクロビッカース硬さ比(第2相硬さ/フェライト硬
さ)は1.5以下(好ましくは1.2以下)を満たすも
のである。フェライト占積率が50%未満、フェライト
と第2相のミクロビッカース硬さ比が1.5超となる
と、鋼板の諸特性に及ぼす第2相の寄与が大きくなり、
優れた成形性(強度−全伸びバランス、強度−均一伸び
バランス、強度−穴拡げ比バランス)、優れた疲労限度
比及び優れた耐熱軟化性を合わせ持つことが不可能とな
る。なお、第2相とはパーライト、ベイナイト、マルテ
ンサイト、セメンタイト、残留オーステナイト及びそれ
らの焼戻し組織の1種ないしは2種以上のいずれであっ
てもミクロビッカース硬さ比(第2相硬さ/フェライト
硬さ)≦1.5を満足していればよい。すなわち、本発
明は第2相の種類を限定するものではない。また、フェ
ライトと第2相のミクロビッカース硬さ比(第2相硬さ
/フェライト硬さ)が1.5超であっても、その占積率
が5%未満であれば鋼板特性に及ぼす第2相の寄与は小
さいため、含有してもよい。
【0020】また、材質変動を小さくするためにはミク
ロ組織を均一にすることが重要であり、引張り強さのコ
イル内変勤を100MPa未満、引張強さ×全伸びのコ
イル内変動を3000MPa・%未満、引張強さ×一様
伸びのコイル内変動を2000MPa・%未満とするた
めには、フェライト占積率のコイル内変動を20%以
内、フェライトと第2相のミクロビッカース硬さ比(第
2相硬さ/フェライト硬さ)のコイル内変動を0.3以
内とする必要がある。
【0021】次に、化学成分の規制値とその制限理由を
説明する(以下、%は重量%を意味する)。
【0022】Cは0.03%〜0.20%とする。0.
03%未満となると、Ar3変態点が上昇し熱間圧延時
の温度確保が難しくなり、Ar3変態点が確保できない
部分では材質が劣化するため、0.03%を下限とす
る。またスポット溶接性の観点から、その添加上限を
0.20重量%とする。
【0023】Si、Mnはフェライトを強化し、疲労特
性を向上させる作用を有する。特にSiは高い疲労特性
の達成に有利な元素である。Siは1.0%〜5.0%
とする。フェライト変態を促進し、フェライトを強化
し、フェライトと第2相のミクロビッカース硬さ比を低
減するためにSiは多い方が好ましい。また、Siはセ
メンタイトの生成を抑制する作用があるため、TS×穴
拡げ比の向上にも有益な元素である。ただし、5.0%
を越えると熱間圧延時に割れが生じ易くなるため、5.
0%を上限とする。1.0%未満では上記効果が低減す
るため、1.0%を下限とする。さらに、Si≧1.0
%とすることにより、Siスケールを全面に発生させ、
目立たなくする効果がある。
【0024】Mnは0.5%〜3.5%とする。0.5
%未満となると、Ar3変態点が上昇し熱間圧延時の温
度確保が難しくなり、Ar3変態点が確保できない部分
では材質が劣化するため、0.5%を下限とする。Mn
が3.5%超となるとフェライト変態が著しく抑制さ
れ、フェライト占積率を50%以上得ることが困難とな
るため、Mnの添加上限量は3.5%以下とする。好ま
しくは2.0%を上限とする。
【0025】Alは脱酸の観点から0.003%〜0.
050%とする。0.003%未満ではその効果が充分
に発揮されず、0.050%超ではその効果が飽和す
る。ただし、AlはSiと同様にフェライト変態を促進
し、フェライトを強化し、フェライトと第2相のミクロ
ビッカース硬さ比を低減する効果を有するため、Siの
代替を目的に0.06%を越えて添加してもよい。
【0026】Pは2次加工性、靭性、スポット溶接性、
リサイクルの観点から、上限量を0.05%とする。た
だし、これらの要求が厳格でない場合は、Pの耐食性向
上作用、Siと同様の効果(フェライト変態促進、フェ
ライト強化等)を狙って、0.05%を越えて添加して
もよい。また、美麗な表面性状を得るという観点からは
0.01%以上が望ましい。
【0027】Sは硫化物系介在物により、伸びフランジ
性(穴拡げ比)が劣化するのを防ぐため、その上限量を
0.01%とする。好ましくは0.003%以下とす
る。
【0028】Caは硫化物系介在物の形態制御(球状
化)により、穴拡げ比をより向上させるために0.00
05%以上添加するが、効果の飽和さらには介在物の増
加による逆効果(穴拡げ比の劣化)の点からその上限を
0.01%とする。また、REMも同様の理由からその
添加量を0.005〜0.05%とする。
【0029】以上が本発明の主たる成分の添加理由であ
るが、強度確保、耐食性向上、細粒化を目的にNb、T
i、Cr、Cu、Ni、V、B、Moを1種または2種
以上添加してもよい。ただし、その添加量が合計で0.
2%を越えると本発明のミクロ組織を得ることが困難と
なるとともにコストが増大するため、上限を0.2%と
する。
【0030】本発明鋼板は、特性値として、強度が、引
張強さ≧400(MPa)、成形性では、張り出し性、
伸びフランジ性及び形状凍結性等の観点から、強度−全
伸びパランス(引張強さ×全伸び)≧18000(MP
a・%),強度−ー様伸びバランス(引張強さ×ー様伸
び)≧12000(MPa・%),疲労特性では、疲労
限度比≧0.50、耐熱軟化性では△TS≦55(MP
a)が必要とされる。
【0031】また、二次加工時の作業性の観点から強
度、成形性の製品コイル内のバラツキとして、引張強さ
のコイル内変動<100(MPa)、強度−全伸びバラ
ンス(引張強さ×全伸び)のコイル内変動<3000
(MPa・%)、強度−ー様伸びバランス(引張強さ×
ー様伸び)のコイル内変動<2000(MPa・%)で
あることが必要である。
【0032】本発明鋼板のミクロ組織及び特性評価につ
いては、以下の方法で行った。
【0033】ミクロ組織は、ナイタール試薬及び特開昭
59−219473号公報に開示された試薬によって鋼
板圧延方向断面を腐食し、倍率1000倍の光学顕微鏡
写真より組織の粒径及び占積率を求め、硬さは、マイク
ロビツカース試験により求めた。
【0034】引張試験はJIS5号にて実施し、引張強
さ(TS)、降伏強さ(YP)、全伸び(T.El)、
一様伸び(U.El)、局部伸び(L.El)を求め
た。
【0035】穴拡げ試験は、20mmの打ち抜き穴をバ
リのない面から30度円錐ポンチで押し拡げ、クラック
が板厚を貫通した時点での穴径dと、初期の穴径d0
20mmとの穴拡げ比(d/d0)を求めた。
【0036】疲労特性は、両振り平面曲げ疲労試験によ
り疲労限度比(F=200万回疲労強度/引張強さ)を
求めた。
【0037】耐熱軟化性は、鋼板をソルトバスで熱処理
(700℃×5分保持後放冷)し、処理前後の引張強さ
の変化代(△TS=熱処理前引張強さ−熱処理後引張強
さ)を求めた。
【0038】次に本発明の熱延連続プロセスについて、
その特徴・効果とプロセス条件規制値と制限理由を説明
する。
【0039】図1は本発明を実施するための設備配置の
一例を示したものである。なお、切断方法、接合方法は
特に限定しないが、接合方法としてはレーザー接合が好
ましい。
【0040】従来プロセスは1スラブ単位の圧延であ
り、コイル先端部がコイラーに巻き付くまでは、仕上げ
圧延機を抜けでたコイル先端部は無張力のままランアウ
トテーブル(以下ROTと称する)上を走り抜けるた
め、コイル先端部は上下に大きく波打ち、特に薄鋼板に
ついてはROT上において冷却水の散布をむらなく行う
ことはできなかった。また、後端部においても同様であ
り、これらの部位はコイル中央部に比べて材質品位の劣
化が避けられず、歩留の低下となっていた。
【0041】これに対し、熱延連続化プロセスでは先端
と後端を切断された粗バーは先行粗バーと後行粗バーが
順次接合されて仕上げ圧延されるため、最初の粗バーの
先端部と最終の粗バーの後端部を除くと、仕上げ圧延に
おいては圧延端のない圧延が可能となる、巻取機前のピ
ンチロールおよび鋼板切断用の高速シャーの設置によ
り、仕上げ圧延機とピンチロールの間で一定の張力を付
与することが可能となる、さらに、仕上げ圧延速度を高
速(800mpm超)かつ変動小(l00mpm未満)
とすることができ、圧延温度等の熱延条件の変動も小さ
くなり、コイル仕上げ温度差を100℃未満(好ましく
は50℃未満)とすることもできる等の従来にない操業
ができるため、上記の不都合な事態を回避でき、コイル
内での材質バラツキの小さい鋼板を得ることができるよ
うになった。
【0042】本発明における仕上げ圧延終了温度(FT
7)の下限は加工組織(加工フェライト)・層状組織の
出現による特性の劣化を防ぐため、800℃とする。好
ましい範囲としては850〜900℃である。
【0043】また、フェライト変態の促進・ミクロ組織
の均一化という観点からは、最初の相バーの先端部と最
終の粗バーの後端部を除くと、仕上げスタンド間のオー
ステナイト領域での圧延で張力のバラツキを一定範囲以
内に収めることができ、さらにROTにおいても同様に
冷却中に張力の変動を抑えることができるが、これらの
工程は温度的に鋼のオーステナイトからフェライトへの
変動が起こる部分に相当するため、変動が均一張力の中
で進行し、バラツキの小さいミクロ組織が得られ、材質
的にはバラツキのない安定した鋼板が得られるという効
果を生み出す。必要張力の下限は仕上げ圧延機内が0.
lkgf/mm2以上、ROT内が0.5kgf/mm2
以上である。
【0044】さらに、圧延速度を増加させることができ
る(圧延中に高歪速度を与えることができる)ため、鋼
の変態前のオーステナイト結晶中に短時間で大きな歪が
付与され、フェライト占積率の増大、フェライト粒径と
第2相粒径の微細化に寄与する。なお、必要歪速度の下
限は40(sec-1)である。
【0045】本発明における巻取は第2相を軟質化し、
フェライトと第2相のミクロビッカース硬さ比(第2相
硬さ/フェライト硬さ)が1.5以下となるよう巻取温
度の下限を550℃とする。上限は特に定めないが、ス
ケールロスの低減、ミクロ組織の粗大化抑制の観点から
700℃以下が望ましい。
【0046】また、フェライト占積率の増加効果、フェ
ライト及び第2相の細粒化効果、さらにはランアウトテ
ーブル長の低減を狙って、いわゆる圧延直後急冷、多段
冷却を行ってもよい。
【0047】以上が本発明の製造方法の規制理由である
が、フェライト占積率の増加効果、フェライト及び第2
相の細粒化効果を高めるため、加熱温度上限を115
0℃とする、仕上げ圧延の開始温度を1000℃以下
とする、仕上げ圧延の全圧下率を85%以上とする等
の手段を単独ないしは複合で行ってもよい。また、Si
によるスケール疵抑制の観点からも、加熱温度上限を1
150℃とすることば有効であり、望ましくは1050
℃以下とする。ただし、Nb等の析出強化元素を含有す
る場合は固溶の観点からその限りではない。なお、圧延
に供する鋼片はいわゆる冷片再加熱、HCR、HDRの
いずれであってもかまわない。また、いわゆる薄肉連続
鋳造による鋼片であってもかまわない。また、本発明に
よる熱延鋼板をめつき原板としてもよい。
【0048】次に本発明においてコイル内の材質の変動
量を規制したが、これらの値は当然少ない方が鋼板を使
用する需要家からみて好ましい。しかし、従来プロセス
では前述のようにこのバラツキは避け得なかった。
【0049】本発明では最近の熱延連続化技術の急速な
進歩に伴い、鋳片での偏析の改善、圧延での制御圧延の
向上と相まって熱延連続化プロセスを採用することによ
り、これらコイル内の材質変動を極力小さい範囲内に抑
制することができるようになったものであり、それぞれ
の材質特性上での限定値は熱延連続化プロセスの実施に
よって得られた実績からその範囲を導きだしたものであ
る。
【0050】この結果によって、需要家においてはバラ
ツキの小さい均一な鋼板の使用が可能となり、同一コイ
ルではどの位置に該当する鋼板であっても、その部位を
配慮することなく、プレス条件等の設定が可能となり、
作業効率の向上等が図れ、不良率の低減が図れるように
なった。
【0051】
【実施例】以下、本発明における前述の効果を実施例に
よって具体的かつ詳細に説明する。比較のため、特開平
8−3679号公報の鋼板についても同様に実施した。
【0052】本発明は先に述べたようにコイル内での材
質変動が小さいところに特徴を有するので、その点を明
らかにするため前記特開平8−3679号公報の範囲か
ら3鋼種を選んで供試材とした。表1にその化学組成を
示す。また、表2に示す条件で圧延し巻き取った製品に
ついて各鋼種毎に同一ロット(1回の圧延単位で鋼板が
接合されて連続圧延されたもの)内からコイル1本(た
だし、連続圧延の先頭、最後尾に相当するコイル以外)
を圧延条件に応じて抽出し、コイル全長から5ケ所(非
定常部に該当する先・後端部および定常部に該当する中
央部から長手方向に均等距離をおいた3ケ所の部分)か
ら試料を採取した。なお、表中張力1とあるのは仕上げ
圧延機内の張力で、張力2とあるのはROT上での張力
である。
【0053】この試料について、ミクロ組織及び材質特
性を調査した結果を表3〜表8に示す。表3及び表4に
は、コイルミドル部(表中のコイル内位置3に相当)に
おけるミクロ組織及び材質特性をそれぞれ示し、表5及
び表6〜表8には、コイル長手の上記5ケ所の測定点に
おける組織及び材質特性、それらのコイル内バラツキ
(5ケ所の測定における最大値と最小値との差:△)を
それぞれ示す。
【0054】表2〜表8において本発明例がNo.1〜
3、比較例がNo.4〜6である。表3及び表4のコイ
ルミドル部のミクロ組織及び材質特性において、本発明
例と比較例を対比すると判るように、本発明によれば、
従来圧延法に比べて高圧延速度及び高歪速度を付与した
圧延が可能となるため、フェライト占積率の増大、フェ
ライト粒及び第2相粒の粒径の微細化がなされ、それに
よって、強度−全伸びバランス(TS×T.El)、強
度−ー様伸びバランス(TS×U.El)、疲労限度比
(F)、熱軟化量(△TS)が従来よりも向上される。
【0055】また、表5〜表8のミクロ組織及び材質特
性のコイル内バラツキにおいて本発明例と比較例を対比
すると判るように、本発明によれば、従来圧延法に比べ
てコイル長手方向の圧延速度、圧延温度、張力等の圧延
条件の変動、冷却条件の変動が少ない圧延が可能となる
ため、フェライト占積率(FV)のコイル内変動が12
以下、フェライトと第2相のビッカース硬さ比のコイル
内変動が0.3以下のミクロ組織が得られ、それによっ
て、強度−全伸びバランス(TS×T.El)、強度−
ー様引張強さ(TS)のコイル内変動が51(MPa)
以下、強度−全伸びバランス(TS×T.El)のコイ
ル内変動が2196(MPa・%)以下、強度−ー様伸
びバランス(TSXU.El)のコイル内変動が172
5(MPa・%)以下とコイル内材質変動が小さくで
き、コイル全長にわたって均一で安定した材質の鋼板を
得ることができる。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】
【表8】
【0064】
【発明の効果】本発明によればコイル内での材質のバラ
ツキが小さく、従来、切り捨て若しくは格落ちとなって
いた非定常部がなくなるため、同一コイル内での材質均
一性が確保され、鋼板の使用に際して材質起因のトラブ
ル発生の懸念がなくなり、歩留向上、精整工程省略等の
多くの効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための設備配置の一例を示す
図である。
【符号の説明】 1 加熱炉 2 粗圧延機 3 粗圧延コイル(粗バー) 4 溶接用シャー 5 溶接装置 6 仕上圧延機 7 冷却装置 8 ピンチロール 9 高速シャー 10 ピンチロール 11 巻取機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学成分として C=0.03〜0.20重量%、 Si=1.0〜5.0重量%、 Mn=0.5〜3.5重量%、 Al=0.003〜0.050重量%、 P≦0.05重量%、 S≦0.01重量%および残部Feを含有し、ミクロ組
    織として、第1相であるフェライトと第2相で構成さ
    れ、フェライト占積率が50%以上で、かつ、そのコイ
    ル内変動が20%以内、フェライトと第2相のミクロビ
    ッカース硬さ比(第2相硬さ/フェライト硬さ)が1.
    5以下で、かつ、そのコイル内変動が0.3以内であ
    り、特性として 引張強さ≧400MPa 引張強さ×全伸び≧18000MPa・%、 引張強さ×一様伸び≧l2000MPa・%、 疲労限度比≧0.50、 耐熱軟化性(ΔTS)≦55MPa を具備し、 引張強さのコイル内変動が100MPa未満、 引張強さ×全伸びのコイル内変動が3000MPa・%
    未満、 引張強さ×一様伸びのコイル内変動が2000MPa・
    %未満、 であることを特徴とする熱延連続化プロセスによる疲労
    特性と耐熱軟化性に優れた高加工用熱延高強度鋼板。
  2. 【請求項2】 化学成分として C=0.03〜0.20重量%、 Si=1.0〜5.0重量%、 Mn=0.5〜3.5重重%、 Al=0.003〜0.050重量%、 Ca=0.0005〜0.01重量%又は REM=0.005〜0.05重重%、 P≦0.05重量%、 S≦0.01重量%および残部Feを含有し、ミクロ組
    織として、第1相であるフェライトと第2相とで構成さ
    れ、フェライト占積率が50%以上で、かつ、そのコイ
    ル内変動が20%以内、フェライトと第2相のミクロビ
    ッカース硬さ比(第2相硬さ/フェライト硬さ)が1.
    5以下で、かつ、そのコイル内変動か0.3以内であ
    り、特性として 引張強さ≧400MPa 引張強さ×全伸び≧18000MPa・%、 引張強さ×一様伸び≧l2000MPa・%、 疲労限度比≧0.50、 耐熱軟化性(ΔTS)≦55MPa を具備し、 引張強さのコイル内変動が100MPa未満、 引張強さ×全伸びのコイル内変動が3000MPa・%
    未満、 引張強さ×一様伸びのコイル内変動が2000MPa・
    %未満、 であることを特徴とする熱延連続化プロセスによる疲労
    特性と耐熱軟化性に優れた高加工用熱延高強度鋼板。
  3. 【請求項3】 化学成分として C=0.03〜0.20重量%、 Si=1.0〜5.0重量%、 Mn=0.5〜3.5重重%、 Al=0.003〜0.050重量%、 P≦0.05重量%、 S≦0.01重量%および残部Feを含有する鋼片を用
    い、熱延連続化プロセスにより、仕上げ圧延終了温度を
    800℃以上、かつ、そのコイル内変動を100℃未
    満、平均仕上げ圧延速度を300mpm超、かつ、コイ
    ル内仕上げ圧延速度差を100mpm未満として圧延し
    た後、ランアウトテーブルで冷却し550℃以上で巻き
    取ることを特徴とする疲労特性と耐熱軟化性に優れた高
    加工用熱延高強度鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】 化学成分として C=0.03〜0.20重量%、 Si=1.0〜5.0重量%、 Mn=0.5〜3.5重重%、 Al=0.003〜0.050重量%、 Ca=0.0005〜0.01重量%又は REM=0.005〜0.05重重%、 P≦0.05重量%、 S≦0.01重量%および残部Feを含有する鋼片を用
    い、熱延連続化プロセスにより、仕上げ圧延終了温度を
    800℃以上、かつ、そのコイル内変動を100℃未
    満、平均仕上げ圧延速度を300mpm超、かつ、コイ
    ル内仕上げ圧延速度差を100mpm未満として圧延し
    た後、ランアウトテーブルで冷却し550℃以上で巻き
    取ることを特徴とする疲労特性と耐熱軟化性に優れた高
    加工用熱延高強度鋼板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003293083A (ja) * 2002-04-01 2003-10-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱延鋼板並びに熱延鋼板及び冷延鋼板の製造方法
JP2013127100A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Jfe Steel Corp 加工性に優れた高強度鋼板およびその製造方法
CN111408625A (zh) * 2020-03-16 2020-07-14 武汉钢铁有限公司 一种热轧先进高强钢的扁卷控制方法

Cited By (4)

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CN111408625B (zh) * 2020-03-16 2022-02-01 武汉钢铁有限公司 一种热轧先进高强钢的扁卷控制方法

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