JPH1053615A - 改良された重合体臭素化法 - Google Patents
改良された重合体臭素化法Info
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- JPH1053615A JPH1053615A JP9117402A JP11740297A JPH1053615A JP H1053615 A JPH1053615 A JP H1053615A JP 9117402 A JP9117402 A JP 9117402A JP 11740297 A JP11740297 A JP 11740297A JP H1053615 A JPH1053615 A JP H1053615A
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Abstract
ン重合体の臭素化法。 【解決手段】 イソオレフィン−共役ジオレフィン重合
体を不活性飽和パラフィン炭化水素および不活性ハロゲ
ン含有炭化水素の混合物から成る溶媒中で臭素化するイ
ソオレフィン−共役ジオレフィン重合体の臭素化法の改
良法が提供される。また臭素化された重合体は結合した
共役ジオレフィン単位の70%より少なくない量が臭素
化され、結合した臭素原子の80%より少なくない量が
該重合体の加硫に関与するのに適した形で存在している
上記方法から得られる改善された生成物が提供される。
Description
化を行う改良法、およびこのような改良法によって得ら
れる生成物に関する。
公知であり、イソオレフィンおよび共役ジオレフィンの
重合体、特にイソブチレンおよびイソプレンの重合体と
して市販されている。このような重合体は広範囲の所望
の性質をもっているが、高度の不飽和性をもった重合
体。例えば1個またはそれ以上の共役ジオレフィンを高
い割合で含む重合体と一緒に加硫することは容易ではな
い。このような問題を克服するために、イソオレフィン
−共役ジオレフィン重合体、特にブチル重合体として知
られているイソブチレン−イソプレンをハロゲン化する
方法が行われて来た。このハロゲン化、特に塩素化また
は臭素化は、ブチル重合体の不活性有機溶媒溶液を一定
量の塩素または臭素で処理することによって達成され
る。ハロゲン化により得られたブチル重合体はブチル重
合体の固有の満足すべき性質をもっており、同時に高度
の不飽和性をもった重合体と一緒に加硫することができ
る。
は良く知られている。この非能率性の理由の一つは、重
合体の中に導入される各塩素または臭素原子に対し、1
分子の塩化水素または臭化水素が生じることである。他
の理由はこの塩化水素または臭化水素の若干量が重合体
に付加し、化学的に望ましくない基を生じることであ
る。さらに他の理由としては、塩素または臭素の実際の
利用効率は非常に低く、一般に約25〜約40重量%程
度であることが挙げられる。
イソオレフィン、好ましくはイソブチレン、および共役
ジオレフィン、好ましくはイソプレンを不活性希釈剤、
好ましくは塩化メチル中において、フリーデル・クラフ
ツ触媒、好ましくは塩化アルミニウムを存在させ、温度
約−80〜−120℃において反応させる。このように
して得られたブチル重合体は約95〜約99.5モル%
のイソブチレンと約0.5〜約5モル%のイソプレンを
含んでいる。このような重合体を有機溶媒に溶解し、約
10〜約60℃において好ましくは塩素または臭素と、
重合体中の二重結合1個当たり1個以下の結合塩素、ま
たは重合体中の二重結合1個当たり3個以下、好ましく
は1個以下のの結合臭素を含むような重合体が得られる
のに十分な時間の間反応させる。例えば米国特許第2
944 578号および同第3 011 996号参
照。米国特許第3 018 275号には、ハロゲン化
工程の間過酸化水素、過酸化ナトリウム、塩素酸ナトリ
ウムまたは臭素酸ナトリウム、および次亜塩素酸ナトリ
ウムから成る群から選ばれる材料を含む酸化剤を存在さ
せ、該工程におけるハロゲン化剤の利用率を向上させる
ブチル重合体のハロゲン化法が記載されている。
利用率を向上させることによりイソブチレン重合体を臭
素化する改良法を提供することである。
ことにより改良された臭素化ブチル重合体を提供するこ
とである。
にC4〜C6イソオレフィン−C4〜C6共役ジオレフィン
重合体を含む溶液をつくり、該溶液に臭素を加え、温度
約10〜60℃において該臭素を該重合体と反応させ、
臭素の量が該重合体中の共役ジオレフィン1モル当たり
約0.30〜約1.0モルである臭素化されたイソオレ
フィン−共役ジオレフィン重合体を分離するC4〜C6イ
ソオレフィン−C4〜C6共役ジオレフィン重合体を臭素
化する方法において、該溶媒は不活性飽和パラフィン炭
化水素および不活性ハロゲン含有ジオレフィンを該パラ
フィン炭化水素対該ハロゲン含有炭化水素の容積比が約
90/10〜約10/90になるような割合で含む混合
物であり、該ハロゲン含有炭化水素はモノ−、ジ−また
はトリ−ハロゲン化C1〜C6パラフィン炭化水素または
ハロゲン化芳香族炭化水素であることを特徴とする改良
法が提供される。
物は誘電定数が少なくとも約2.5であり、好ましくは
約3.0以上である。
パラフィン炭化水素および該不活性ハロゲン含有炭化水
素は約90/10〜約50/50、好ましくは約90/
10〜約70/30の割合で存在する。
〜C6イソオレフィン−C4〜C6共役ジオレフィン重合
体を含む溶液をつくり、該溶液に臭素を加え、温度約1
0〜60℃において該臭素を該重合体と反応させ、臭素
の量が該重合体中の共役ジオレフィン1モル当たり約
0.30〜約1.0モルである臭素化されたイソオレフ
ィン−共役ジオレフィン重合体を分離するC4〜C6イソ
オレフィン−C4〜C6共役ジオレフィン重合体を臭素化
する方法において、該溶媒が不活性飽和パラフィン炭化
水素および不活性ハロゲン含有ジオレフィンを該パラフ
ィン炭化水素対該ハロゲン含有炭化水素の容積比が約9
0/10〜約10/90になるような割合で含む混合物
であり、該ハロゲン含有炭化水素は塩化メチル、塩化メ
チレン、塩化エチル、臭化エチル、ジクロロエタン、塩
化n−ブチルおよびモノクロロベンゼンから成る群から
選ばれる改良法が提供される。
フィン炭化水素対ハロゲン含有炭化水素の比は好ましく
は約90/10〜約50/50、さらに好ましくは約9
0/10〜約70/30である。
に最高20容積%の水を含んでいる。
に最高20容積%の酸化剤水溶液を含んでいる方法が提
供される。この酸化剤は水溶性であり、この工程中重合
鎖を実質的に酸化することなく臭化水素を酸化して臭素
にするのに適している。特定の態様においては、酸化剤
は次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素、過酸化ナトリウ
ム、塩素酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、または他の
適当な酸化剤から成る群から選ばれる酸素を含んだ酸化
剤である。
0容積%の次亜塩素酸ナトリウムの水溶液を含み、次亜
塩素酸ナトリウムの量は加えた臭素のモル数の約200
%に対応する量よりも少ない。
化された重合体が臭素化された重合体に関して約1〜約
4重量%の臭素を含み、結合した臭素原子の約80%よ
り少なくない量が該重合体の加硫に関与するのに適した
形で存在し、もとのイソオレフィン−共役ジオレフィン
重合体中の1,4−イソプレン単位の約70%より少な
くない量が該重合体の加硫に関与するのに適した形に変
わっている上記方法で製造された改良された臭素化イソ
オレフィン−共役ジオレフィン重合体が提供される。
ィン重合体、及び該重合体の製造法は公知である。イソ
オレフィンはC4〜C6イソオレフィンから選ばれ、イソ
ブチレンが好適なイソオレフィンである。共役ジオレフ
ィンはC4〜C6イソオレフィンから選ばれ、イソプレン
が好適なジオレフィンである。このような重合体はイソ
オレフィン約95〜約99.5モル%、好ましくはイソ
ブチレン約97〜約99.5モル%、および共役ジオレ
フィン約0.5〜約5モル%、好ましくはイソプレン約
0.5〜約3モル%から成っている。この重合体は不活
性希釈剤、好ましくは塩化メチル中において、温度約−
80℃〜約−120℃で、フリーデル・クラフツ触媒、
好ましくは塩化アルミニウムを存在させ、イソオレフィ
ンと共役ジオレフィンとを陽イオン重合させることによ
り製造される。
活性炭化水素溶媒、例えばペンタン、ヘキサンおよびヘ
プタンに溶解し、この溶液をハロゲン化反応器に供給す
る。ハロゲン化反応器は典型的には入口および出口ライ
ンおよび撹拌機を備えた容器である。重合体の量および
該重合体の二重結合含量に関連して調節された割合で臭
素をまたハロゲン化反応器に供給する。反応器から出て
来る材料を水酸化ナトリウムのようなアルカリ水溶液で
処理し、ハロゲン化反応によって生じた臭化水素を中和
し、残留臭素と反応させ、次いで高温の水および水蒸気
と接触させて溶媒を除去し、水中に臭素化された重合体
を含むスラリをつくり、これを通常の方法で処理して実
質的に乾燥した重合体を得る。回収工程において臭素化
された重合体に対する安定剤を加えることができる。
入される各臭素原子に対して1分子の臭化水素が生成
し、少量の臭化水素が重合体に付加し、実際に重合体に
混入されるよりも多くの臭素を使用する必要があるた
め、ハロゲン化工程における臭素の利用率は悪い。
炭化水素および不活性ハロゲン含有炭化水素から成る混
合物を重合体に対する溶媒として使用すると、ハロゲン
化工程を著しく改善し得ることが見出された。該パラフ
ィン炭化水素は従来法において使用されているものと同
じであり、ペンタン、ヘキサンおよびヘプタンから成る
群から選ばれる。ハロゲン含有炭化水素は極性物質であ
り、モノ−、ジ-またはトリ−ハロゲン化されたC1〜C
6炭化水素、またはハロゲン化芳香族炭化水素である。
好ましくはハロゲン含有炭化水素は塩化メチル、塩化メ
チレン、塩化エチル、臭化エチル、ジクロロエタン、塩
化n−ブチルおよびモノクロロベンゼンから成る群から
選ばれる。該パラフィン炭化水素対ハロゲン含有炭化水
素の容積比は約90〜10部対約10〜90部である。
この容積比はパラフィン炭化水素対ハロゲン含有炭化水
素として好ましくは約90/10〜約50/50であ
り、さらに好ましくは約90/10〜約70/30であ
る。溶媒はまた全溶媒に関し最高約20容積%、好まし
くは約3〜約15容積%の水を含んでいることができ
る。さらに溶媒は全溶媒に関し最高約20容積%、好ま
しくは約3〜約15容積%の酸化剤水溶液、例えば次亜
塩素酸ナトリウム、過酸化水素、過酸化ナトリウム、塩
素酸または臭素酸ナトリウムから成る群から選ばれる酸
素を含んだ酸化剤水溶液を含んでいることができる。こ
の酸化剤は水溶性であり、工程中において重合鎖を実質
的に酸化することなく臭化水素を酸化して臭素にするの
に適している。重合体の酸化を防ぐかまたはこれを最小
限度に抑制するためには、次亜塩素酸ナトリウムのよう
な弱い酸化剤を低濃度で使用することが好適である。 好
ましくは酸化剤は次亜塩素酸ナトリウムの水溶液から成
り、次亜塩素酸ナトリウムの量は工程に加えた臭素のモ
ル数の約200%以下、好ましくは約100〜約140
%に相当する量である。
して使用すると、重合体中に混入されて該重合体の加硫
に関与する化学構造をつくる臭素の量が増加する。本発
明方法において一定の反応時間の間に工程に供給された
臭素の約85モル%が重合体中に導入されて重合体の加
硫に関与する化学構造をつくることが見出された。これ
とは対照的に従来法においては、僅かに約60〜70モ
ル%の臭素が導入されるに過ぎない。溶媒がパラフィン
炭化水素とハロゲン含有炭化水素とから成る場合、所望
の化学構造をつくるのに利用される臭素の利用率の改善
は容積比90/10において明白であり、80/20で
もっと多くなり、最高約50/10、最高約40/6
0、および最高約10/90においても多くなる。溶媒
がパラフィン炭化水素、ハロゲン含有炭化水素および水
から成る場合、所望の化学構造をつくるのに利用される
臭素の利用率の改善は幾分大きい。これは反応で生じる
臭化水素が好適にも水溶性であり、臭化水素が付加され
た構造をつくるのに容易に使用されることがないためで
あると思われる。溶媒がパラフィン炭化水素、ハロゲン
含有炭化水素および次亜塩素酸ナトリウム水溶液から成
る場合、所望の化学構造をつくるのに利用される臭素の
割合の改善はかなり大きく、工程に供給された臭素の最
高約190モル%になることもできる。このことは反応
中に生じた臭化水素が次亜塩素酸ナトリウムによって酸
化されて臭素になり、これがさらに重合体と反応し得る
からであると考えられる。
臭素利用率の改善は、不活性炭化水素溶媒中で製造され
たイソオレフィン−共役ジオレフィンの溶液に、選ばれ
たハロゲン含有炭化水素を加えることにより反応媒質の
誘電定数を増加させることによって達成されると考えら
れる。ハロゲン含有炭化水素の誘電定数は、改善された
臭素利用率を得るために溶媒を選択し、該混合物中のハ
ロゲン含有炭化水素の量を決定する指標として使用でき
ものと思われる。下記表Aに若干のハロゲン含有炭化水
素およびヘキサンの誘電定数を掲げた。この理論による
と、すべてのハロゲン含有炭化水素が本発明方法に適し
ているとは言えないことがこの表から明らかである。例
えば四塩化炭素の誘電定数はヘキサンよりも僅かに大き
いだけであり、従って該混合物の組成の如何に拘らず僅
かな改善が期待できるだけである。他方、塩化メチレン
は高い誘電定数をもっているため、これを少量加える
と、反応混合物の誘電定数は十分に増加する。例えば、
約30%の四塩化炭素を加えても誘電定数は1.85か
ら僅かに1.96に増加するに過ぎない。同じ量の塩化
メチレンを加えると、誘電定数が3.82の混合物が得
られるであろう。混合物の誘電定数は下記式を用いるこ
とにより容易に計算される: εmixt = ε1*Φ1 + ε2*Φ2 ここでεmixt、ε1およびε2はそれぞれ混合物および二
つの成分の誘電定数であり、Φ1およびΦ2は成分1およ
び2の容積分率である。
数を約2.5に増加させれば十分であると推定できる。
しかしεmixt=3.1である実験#3で示されるよう
に、誘電定数が約3以上の混合物では予想外の結果が得
られる。
の量を減少させることができ、臭素化された重合体と共
に臭素化反応器を出る過剰の量の臭素を減少させ、従っ
てそれと反応させるのに必要なアルカリ水溶液の量を減
少させることができ、重合体中で化学的に結合される臭
素の量を以後の加硫工程においてより効率的に使用で
き、重合体の不飽和度(結合した共役ジオレフィンの
量)を減少させることができることを意味する。何故な
らば臭素が十分に利用されるようになると、従来法に比
べ重合体中の不飽和結合が一層効果的に臭素化されるか
らである。
構造はエキソ臭化アリル構造、エンド臭化アリル構造、
および再配列されたエキソ臭化アリル構造を含んでい
る。これらのすべての場合において臭素原子は炭素−炭
素二重結合をもつアリル型の配置にある炭素原子に結合
して存在している(即ちC=C−CBrとして)。ここ
でエキソおよびエンドは通常の意味をもっている。これ
らの場合臭素原子は化学的に非常に活性であり、後で行
われる加硫工程に関与する。これとは対照的に臭化水素
が炭素−炭素二重結合に付加する場合には、この配置に
ある臭素原子は後での加硫工程において化学的な活性は
遥かに少ない。これらの種々の化学構造の量は500M
HzのHNMRにより容易に極めて高い精度で決定する
ことができる。エキソ臭化アリル構造は主要な構造であ
り、通常所望の化学構造の約75〜約85%をなしてい
る。従って全主要構造はエキソ臭化アリル、エンド臭化
アリルおよび再配列した臭化アリルの全部を意味し、本
発明の生成物では、結合した臭素原子の約80%より少
なくない量が後で活性的に加硫工程に関与するこのよう
な配置をとっている。本発明方法を用いれば、結合した
1,4−イソプレン単位の多くがこの主要構造に変化す
る。本発明方法では70%以上で最高90%またはそれ
以上がこの主要構造に変化するが、従来法では約50〜
約60%がこのような変化をするに過ぎない。結合した
1,4−イソプレン単位の割合として表した全主要構造
が明らかにこの効果を示している。
は約20〜約50℃の温度で行われ、反応時間は約1〜
約10分、好ましくは約1〜約5分であることができ
る。ハロゲン化反応器の中の圧力は約0.8〜約10バ
ールであることができる。
た重合体は典型的にはムーニイ粘度(125℃における
ML 1+8)で表して約25〜約55の分子量をもっ
ている。ブロモブチル重合体のような臭素化された重合
体は、重合体の炭化水素含量に関し約0.5〜約3モル
%、最も好ましくは約1〜約2モル%のイソプレン、お
よび約97〜約99.5モル%、最も好ましくは約98
〜約99モル%のイソブチレンを含み、ブロモブチル重
合体に関し約1〜4重量%、好ましくは約1.5〜約3
重量%の臭素原子を含んでいる。さらに本発明の生成物
は重合体の加硫に関与するのに適した形の結合した臭素
原子を約80%より少なくない量で含んでいる。従来法
の生成物では、炭素−炭素二重結合に臭化水素分子が付
加する結果として結合した臭素の量は少なく、加硫工程
において臭素原子は実質的に不活性である飽和基が生じ
る。本発明の生成物においては、炭素−炭素二重結合に
臭化水素分子が付加する結果として重合体中に存在する
結合した臭素の量は従来法よりも減少している。臭素化
された重合体の構造組成を決定する方法は500MHz
のHNMRで分析する方法である。イソブチレン−イソ
プレン重合体においては、1,4−配置で結合したイソ
プレンはHNMRで約5.1ppmで共鳴する。臭素化
されたイソブチレン−イソプレン重合体においては、エ
キソ臭化アリル構造に対応する約5.4、5.05およ
び4.35ppm、エンド臭化アリル構造に対応する約
5.6ppm、および再配置エキソ臭化アリル構造に対
応する約4.08および4.10ppmに共鳴が観測さ
れる。臭化水素化された構造は物質収支から計算され
る。また本発明方法の生成物においては、臭素原子と反
応した(加硫工程で活性がある不飽和臭素含有基をつく
るために)炭素−炭素二重結合の割合は、従来法の生成
物の場合よりも遥かに高い。従って本発明方法の生成物
は加硫工程に関与するのに適した形の結合した臭素原子
を高い割合で含んでいる。
される。重合体の加硫は公知である。カーボンブラック
は当業界において加硫物を補強するものとして良く知ら
れており、配合工程中重合体に加えられる。炭化水素の
伸展油も配合工程に使用される公知の材料である。一般
にカーボンブラックはファーナス・カーボンブラックお
よびチャンネル・カーボンブラックから選ばれ、重合体
100重量部当たり約20〜約90重量部の量で使用す
ることができる。炭化水素伸展油はパラフィン油、ナフ
テン油および芳香族油から、好ましくはパラフィン油お
よびナフテン油から選ばれ、重合体100重量部当たり
約5〜約40重量部の量で使用される。本発明方法と共
に使用される加硫システムはブロモブチル重合体と共に
使用される当業界に公知のものであり、一般に金属酸化
物、少なくとも1種の硫黄をベースにした促進剤、およ
び随時元素状の硫黄を含んでいる。適当な金属酸化物は
酸化亜鉛であり、重合体100重量部当たり約1〜約7
重量部の量で使用される。適当な硫黄をベースにした促
進剤は硫化チウラム、チオカーバメート、チアジル化合
物およびベンゾチアジル化合物から選ぶことができる。
このような促進剤の量は重合体100重量部当たり約
0.3〜約3重量部である。元素状の硫黄は重合体10
0重量部当たり最高2重量部の量で存在することができ
る。種々の安定剤、酸化防止剤、粘着化剤等を配合工程
で加えることができる。配合自身はゴム混練機または内
部混合機を使用する通常の方法により、一または二段階
で温度をコントロールして約80℃以下に保ち、一般に
硬化活性成分を最後に添加して行われる。このようにし
て生じた配合物を次に成形し、約150〜約200℃の
温度において約5〜約60分加熱することにより加硫す
る。
らの実施例は本発明を限定するものではない。
プレン重合体20gを270mlの純ヘキサンまたは純
ヘキサン/純ジクロロメタン混合物に溶解し、これを撹
拌機および2個の試薬添加口を備えた0.5Lのガラス
製反応器に移す。ヘキサン10ml中に0.3gの純臭
素を含む注射器を該添加口の一つに取り付ける。他の添
加口には水酸化ナトリウム6.4重量%水溶液10ml
を含む注射器を取り付ける。温度は約23℃であった。
反応混合物を光から保護し、重合体または溶媒が光によ
る臭素化が誘起されるのを防いだ。撹拌機を始動させ、
撹拌機を作動させながら臭素溶液を添加し、所望の反応
時間の終わり(2分)に水酸化ナトリウム溶液を加えて
反応を停止させる。さらに2分後撹拌機を停め、ヘキサ
ン中に重合体の安定剤を含む溶液を少量加える。中性に
なるまでこの溶液を蒸溜水で洗滌し、重合体安定剤のヘ
キサン溶液をさらに少量加え、回転蒸発器中において大
部分の溶媒を除去し、次いで真空炉中で最終的に乾燥し
て臭素化された重合体を回収した。
と、ジクロロメタンが溶媒の20容積%に達すると、エ
キソ構造、臭素含量および主要構造が実質的に最大にな
り、未反応のイソプレンおよび臭化水素化された構造は
実質的に最低になることが飽きえあかに示される。これ
らのデータは500MHzのHNMRスペクトルによる
分析から得たが、臭素含量だけは酸素燃焼法によって決
定した。HNMRスペクトルは1,4−結合イソプレン
連鎖による約5.1ppmの共鳴ピークが著しく減少
し、エキソ構造に対する約5.4、5.05および4.
35ppmのピークが著しく増加していることを示して
いる。全臭素含量の割合としての全主要構造は重合体加
硫に関与するのに適した形の結合した臭素原子の量の目
安になる。
つの異なったイソブチレン−イソプレン重合体の試料を
本発明方法により臭素化した。臭素化および分析データ
に対しては実施例1記載の方法を用いた。100重量部
の重合体を60重量部のファーナス・ブラック(N66
0)、4重量部の粘着化用樹脂(ペンタリン(Pent
alyn) A)、7重量部のパラフィン油(サンパー
(SUNPAR)2280)、1重量部のステアリン
酸、1.3重量部の硫化メルカプトベンゾチウラム(V
ulkacit DM/C)、0.5重量部の硫黄およ
び3重量部の酸化亜鉛と混合して重合体の配合を行い、
この配合混合物を成形してシートにし、加熱して加硫し
た。臭素化、臭素化された重合体の特性および加硫物の
性質に関する詳細を表IIに掲げる。実質的に完全にイ
ソプレンが利用され、また臭化水素化された構造が少な
いことがこの表に明らかに示されている。
表IIIに示す。実施例1の方法を使用したが、臭素化
反応の温度はやはり約23℃であった。
反応器に、溶媒270ml中にブチル重合体(イソプレ
ン1.77モル%を含むイソブチレン−イソプレン重合
体)20gの溶液を加えた。使用した溶媒を表IVに示
した。撹拌機を作動させながら重合体溶液を45℃に加
熱し、次いで水または次亜塩素酸水溶液18mlを加
え、溶液中に十分に分散させた。これに臭素0.18m
lを加え、混合物の撹拌を継続した。2分の反応時間の
後、水酸化ナトリウムの6%水溶液20mlを加えて反
応を停め、実施例1記載の方法で臭素化された重合体を
回収した。
た結果を表IVに示す。実験#10は溶媒としてヘキサ
ンと水だけを使用したから対照例である。この結果にお
いて生成物の性質の改善は明白である。
キサンと四塩化炭素と(それぞれ190mlおよび80
ml)、および実験#13に対しては水18ml、実験
#14に対しては次亜塩素酸ナトリウム水溶液(18m
l)の混合物であった。本実施例は対照例であり、表V
のデータに示されるようなハロゲン含有炭化水素の代わ
りに四塩化炭素を用いた場合には、本発明の改善は得ら
れないことを示している。
臭素化条件下において臭素との反応に対し不活性である
ことを意味する。
あり、本発明を限定するものではない。本発明の精神ま
たは添付特許請求の範囲を逸脱することなく本発明の種
々の変形を行うことができる。
る。 1.溶媒中にC4〜C6イソオレフィン−C4〜C6共役ジ
オレフィン重合体を含む溶液をつくり、該溶液に臭素を
加え、温度約10〜60℃において該臭素を該重合体と
反応させ、臭素の量が該重合体中の共役ジオレフィン1
モル当たり約0.30〜約1.0モルである臭素化され
たイソオレフィン−共役ジオレフィン重合体を分離する
C4〜C6イソオレフィン−C4〜C6共役ジオレフィン重
合体を臭素化する方法において、該溶媒は不活性飽和パ
ラフィン炭化水素および不活性ハロゲン含有ジオレフィ
ンを該パラフィン炭化水素対該ハロゲン含有炭化水素の
容積比が約90/10〜約10/90になるような割合
で含む混合物であり、該ハロゲン含有炭化水素はモノ
−、ジ−またはトリ−ハロゲン化C1〜C6パラフィン炭
化水素またはハロゲン化芳香族炭化水素である改良法。
び該不活性ハロゲン含有炭化水素は約90/10〜約4
0/60、好ましくは約90/10〜約50/50、さ
らに好ましくは約90/10〜約70/30の割合で存
在する請求項1記載の方法。
2.5である請求項1または2記載の方法。
3.0である請求項1または2記載の方法。
含んでいる請求項1、2、3または4記載の方法。
に酸化することなく臭化水素を酸化して臭素にするのに
適した水溶性の酸化剤の水溶液を最高20容積%含んで
いる請求項1、2、3または4記載の方法。
過酸化水素、過酸化ナトリウム、塩素酸ナトリウムまた
は臭素酸ナトリウムから成る群から選ばれる酸素を含ん
だ酸化剤を最高20容積%含んでいる請求項1、2、3
または4記載の方法。
トリウムの水溶液を含み、次亜塩素酸ナトリウムの量は
加えた臭素のモル数の約200%に対応する量よりも少
ない請求項1、2、3または4記載の方法。
重合体はイソブチレンを約97〜約99.5モル%含む
イソブチレン−イソプレン重合体である請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の方法。
ン重合体はイソブチレンを約97〜約99.5モル%含
み、イソプレンを約0.5〜約3モル%含むイソブチレ
ン−イソプレン重合体であり、溶媒はペンタン、ヘキサ
ンおよびヘプタンから成る群から選ばれるパラフィン炭
化水素と塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル、臭化
エチル、ジクロロエタン、塩化n−ブチルおよびモノク
ロロベンゼンから成る群から選ばれるハロゲン含有炭化
水素を約90/10〜約40/60、好ましくは約90
/10〜約50/50、さらに好ましくは約90/10
〜約70/30の容積比で含む混合物であり、反応は温
度約20〜約50℃、反応時間約1〜5分で行われる請
求項9記載の方法。
ン重合体はイソブチレンを約97〜約99.5モル%含
み、イソプレンを約0.5〜約3モル%含むイソブチレ
ン−イソプレン重合体であり、溶媒はペンタン、ヘキサ
ンおよびヘプタンから成る群から選ばれるパラフィン炭
化水素と塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル、臭化
エチル、ジクロロエタン、塩化n−ブチルおよびモノク
ロロベンゼンから成る群から選ばれるハロゲン含有炭化
水素を約90/10〜約40/60、好ましくは約90
/10〜約50/50、さらに好ましくは約90/10
〜約70/30の容積比で含む混合物、および溶媒の約
3〜約15容積%をなす水から成る混合物であり、反応
は温度約20〜約50℃、反応時間約1〜5分で行われ
る請求項9記載の方法。
C4〜C6共役ジオレフィン重合体を含む溶液をつくり、
該溶液に臭素を加え、温度約10〜60℃において該臭
素を該重合体と反応させ、臭素の量が該重合体中の共役
ジオレフィン1モル当たり約0.30〜約1.0モルで
ある臭素化されたイソオレフィン−共役ジオレフィン重
合体を分離するC4〜C6イソオレフィン−C4〜C6共役
ジオレフィン重合体を臭素化する方法において、該溶媒
が不活性飽和パラフィン炭化水素および不活性ハロゲン
含有ジオレフィンを該パラフィン炭化水素対該ハロゲン
含有炭化水素の容積比が約90/10〜約10/90に
なるような割合で含む混合物であり、該ハロゲン含有炭
化水素は塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル、臭化
エチル、ジクロロエタン、塩化n−ブチルおよびモノク
ロロベンゼンから成る群から選ばれる改良法。
よび該不活性ハロゲン含有炭化水素は約90/10〜約
40/60、好ましくは約90/10〜約50/50、
さらに好ましくは約90/10〜約70/30の割合で
存在する請求項12記載の方法。
を含んでいる請求項12または13記載の方法。
ナトリウムの水溶液を含み、次亜塩素酸ナトリウムの量
は加えた臭素のモル数の約200%に対応する量よりも
少ない請求項12または13記載の方法。
ン重合体はイソブチレンを約97〜約99.5モル%含
み、イソプレンを約0.5〜約3モル%含むイソブチレ
ン−イソプレン重合体であり、溶媒はペンタン、ヘキサ
ンおよびヘプタンから成る群から選ばれるパラフィン炭
化水素と塩化メチル、塩化エチルおよび塩化n−ブチル
から成る群から選ばれるハロゲン含有炭化水素を約90
/10〜約50/50、好ましくは約90/10〜約7
0/30の容積比で含む混合物であり、反応は温度約2
0〜約50℃、反応時間約1〜5分で行われる請求項1
2または13記載の方法。
ン重合体はイソブチレンを約97〜約99.5モル%含
み、イソプレンを約0.5〜約3モル%含むイソブチレ
ン−イソプレン重合体であり、溶媒はペンタン、ヘキサ
ンおよびヘプタンから成る群から選ばれるパラフィン炭
化水素と塩化メチル、塩化エチルおよび塩化n−ブチル
から成る群から選ばれるハロゲン含有炭化水素を約90
/10〜約50/50、好ましくは約90/10〜約7
0/30の容積比で含む混合物、および溶媒の約3〜約
15容積%をなす水から成る混合物であり、反応は温度
約20〜約50℃、反応時間約1〜5分で行われる請求
項12または13記載の方法。
ン重合体はイソブチレンを約97〜約99.5モル%含
み、イソプレンを約0.5〜約3モル%含むイソブチレ
ン−イソプレン重合体であり、溶媒はペンタン、ヘキサ
ンおよびヘプタンから成る群から選ばれるパラフィン炭
化水素と塩化メチル、塩化メチレン、塩化エチル、臭化
エチル、ジクロロエタン、塩化n−ブチルおよびモノク
ロロベンゼンから成る群から選ばれるハロゲン含有炭化
水素を約90/10〜約50/50、好ましくは約90
/10〜約70/30の容積比で含む混合物、および用
ないの約3〜約15容積%をなす次亜塩素酸ナトリウム
水溶液から成る混合物であり、反応は温度約20〜約5
0℃、反応時間約1〜5分で行われる請求項15記載の
方法。
レン重合体は臭素化された重合体に関し約1〜約4重量
%の臭素を含み、結合した臭素の80%より少なくない
量の臭素が該重合体の加硫に関与するのに適した形で存
在し、もとのイソブチレン−イソプレン重合体の1,4
−イソプレン単位の約70%より少なくない量が臭素化
された重合体中において該重合体の加硫に関与するのに
適した形に変化している請求項16記載の方法の生成
物。
レン重合体は臭素化された重合体に関し約1〜約4重量
%の臭素を含み、結合した臭素の80%より少なくない
量の臭素が該重合体の加硫に関与するのに適した形で存
在し、もとのイソブチレン−イソプレン重合体の1,4
−イソプレン単位の約70%より少なくない量が臭素化
された重合体中において該重合体の加硫に関与するのに
適した形に変化している請求項18記載の方法の生成
物。
レン重合体は臭素化された重合体に関し約1〜約4重量
%の臭素を含み、結合した臭素の80%より少なくない
量の臭素が該重合体の加硫に関与するのに適した形で存
在し、もとのイソブチレン−イソプレン重合体の1,4
−イソプレン単位の約70%より少なくない量が臭素化
された重合体中において該重合体の加硫に関与するのに
適した形に変化している請求項19記載の方法の生成
物。
7,8,9,10または11記載の方法の生成物。
レン重合体は臭素化された重合体に関し約1〜約4重量
%の臭素を含み、結合した臭素の80%より少なくない
量の臭素が該重合体の加硫に関与するのに適した形で存
在し、もとのイソブチレン−イソプレン重合体の1,4
−イソプレン単位の70%少なくない量が臭素化された
重合体中において該重合体の加硫に関与するのに適した
形に変化している請求項10または11記載の方法の生
成物。
Claims (2)
- 【請求項1】 溶媒中にC4〜C6イソオレフィン−C4
〜C6共役ジオレフィン重合体を含む溶液をつくり、該
溶液に臭素を加え、温度約10〜60℃において該臭素
を該重合体と反応させ、臭素の量が該重合体中の共役ジ
オレフィン1モル当たり約0.30〜約1.0モルであ
る臭素化されたイソオレフィン−共役ジオレフィン重合
体を分離するC4〜C6イソオレフィン−C4〜C6共役ジ
オレフィン重合体を臭素化する方法において、該溶媒は
不活性飽和パラフィン炭化水素および不活性ハロゲン含
有ジオレフィンを該パラフィン炭化水素対該ハロゲン含
有炭化水素の容積比が約90/10〜約10/90にな
るような割合で含む混合物であり、該ハロゲン含有炭化
水素はモノ−、ジ−またはトリ−ハロゲン化C1〜C6パ
ラフィン炭化水素またはハロゲン化芳香族炭化水素であ
ることを特徴とする改良法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法でえられた生成物。
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