JPH1052579A - 編みカバー - Google Patents

編みカバー

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JPH1052579A
JPH1052579A JP9145370A JP14537097A JPH1052579A JP H1052579 A JPH1052579 A JP H1052579A JP 9145370 A JP9145370 A JP 9145370A JP 14537097 A JP14537097 A JP 14537097A JP H1052579 A JPH1052579 A JP H1052579A
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ダニエル・ジェイ・フォレスト
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ジェラルド・フランシス・デイ
Malcolm Frederick Proctor
マルコム・フレデリック・プロクター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱処理の有無を表示する 【解決手段】 編みカバー(13)は熱処理の有無を検
知できる部分を備え、この検知部分が、カバーと一体的
に編まれ、カバーが熱処理を受けたことを示す視覚的及
び感触的な検知部分として作用するフラップ(42、6
2、92)により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は編みカバーに関し、
特に、使用前に熱処理を受ける編みカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】ある種の編みカバーは対象物に取り付け
る前に布を安定させるための処理を受け、シェニールヤ
ーンの場合は、パイルをヤーンのコアに接着する。それ
故、対象物へのカバーの組立て前に熱処理を受けたカバ
ーと熱処理を受けなかったカバーとを区別できるように
する必要がある。
【0003】熱処理時に所定の最小温度以上の温度で変
色できるサーモクロミック染料をヤーンに使用すること
が知られている。しかし、色に厳格な用途に編みカバー
を使用する場合(例えば、自動車に使用する三次元座席
編みカバーの場合)は、サーモクロミック染料を含んだ
グラウンドヤーンを使用することができない。
【0004】一体的に編んだ小さなタブ即ちフラップ
を、サーモクロミックヤーンを使用したカバーの重要で
ない部分に形成することができる。しかし、この方法
は、付加的なヤーンを編み機に供給しなければならない
という欠点を有し、三次元編みカバーがそれ自体反り返
る傾向を有するので、重要でない部分における純粋に視
覚的なインジケータを座席製造生産ラインにおいて形成
するのが困難である。更に、色の変化は当業者にとって
必ずしも明確ではなく、組立てラインにおけるオペレー
タによっても認識されない場合がある。
【0005】
【発明の構成並びに作用効果】本発明は視覚及び感触的
な熱処理検知(インジケータ)を提供する。本発明によ
れば、編み工程中にカバーに形成され、熱処理されたカ
バーであることを表示する視覚的及び感触的な検知部分
を有する編みカバーが提供される。検知部分はカバーと
一体的に編まれ、熱処理後に物理的な形状を変えること
ができる。
【0006】検知部分の物理的な形状が変わるので、検
知部分を視覚的に判断でき、感触によっても検知でき
る。カバーは少なくとも1つのグラウンドヤーンから編
まれ、検知部分は少なくとも部分的に感熱性のヤーンか
ら編まれる。
【0007】感熱性のヤーンは熱収縮ヤーン、低温融解
ヤーン、熱で溶け易いヤーン、又は、熱を加えたときに
蒸発または昇華するヤーン、又は、これらのヤーンの複
合体とすることができる。好ましくは、感熱性ヤーンは
90℃ないし150℃の範囲の温度に晒されたときに感
応すべきである。典型的には、感熱性ヤーンは日本の島
精機製造株式会社から入手できる島X(シマX)の如き
熱収縮ヤーンと低温融解ヤーンとの複合体である。
【0008】本発明の方法はシングルジャージー構造及
びダブルジャージー構造の双方に適用できるが、好まし
くは、カバーは米国特許第5,308,141号及び同
第5,326,150号各明細書に開示された自動車の
座席に使用する型式のダブルジャージー構造の横編みカ
バーとする。
【0009】また、本発明によれば、カバーが熱処理を
受けたことを表示するための検知部分(インジケータ)
を編みカバーに形成する方法が提供され、検知部分をカ
バーと一体的に編み、検知部分の少なくとも一部に感熱
性ヤーンを使用し、熱処理後に検知部分の物理的な形状
が変化するようにする。
【0010】好ましくは、ダブルジャージー構造の横編
みカバーは独立的に作動できる2つのニードルベッド内
に配置されたニードルを有する横編み機により少なくと
も1つのグラウンドヤーンから編まれるが、このカバー
の布は一方のニードルベッドで編まれた表面層と他方の
ニードルベッドで編まれた裏面層とを有し、検知部分
は、少なくとも1つのコースに対して、少なくとも当該
一方のニードルベッドで、感熱性ヤーンから編まれる。
【0011】本発明の更に別の形態によれば、編みカバ
ーが所定の温度での熱処理を受けたか否かを表示する方
法が提供され、この方法においては、カバーと一体的に
編まれた検知部分(フラップ)が熱処理後に物理的な形
状を変えるように、感熱性ヤーンを検知部分に編み込
む。
【0012】好ましくは、編んだダブルジャージー構造
の布はシェニールヤーンから形成された表面層と、(シ
ェニールではない)ポリエステルヤーンから形成された
裏面層とを有する。シェニールヤーンはヨーロッパ公告
特許出願EP−A−627,516号明細書に開示され
た型式のものとすることができる。シェニールヤーンは
1500ないし3000の範囲のデシテックスを有する
ことができる。便宜的には、布は、コース方向において
1インチ(2.54cm)当り8ないし16個のウエー
ルを有し、ウエール方向において1インチ(2.54c
m)当り8ないし30個の範囲のコースを有し、シェニ
ールヤーンは編んだループステッチとして布内に編み込
まれる。
【0013】好ましくは、ポリエステルヤーンは、55
0ないし900の範囲、又は、600ないし800の範
囲、又は、600ないし750の範囲、又は、650な
いし700の範囲のデシックスを有する空気組織化(air
-textured)されたポリエステルヤーンである。シェニー
ルヤーンは例えば一対の捩ったナイロン及び(又は)ポ
リエステルのストランドから形成することができ、熱処
理を必要とする1以上の低融点ナイロンストランドを含
むことができ、または、パイルをストランドに対して相
対運動可能にすることができる。
【0014】シェニールヤーンは1500ないし300
0デシックスの範囲の番手を有する。好ましくは、シェ
ニールヤーンは可動パイル及び(又は)伸長性コアを有
するものとする。
【0015】好ましくは、空気組織化されたポリエステ
ルヤーンは緩んでいない状態で680−750デシック
スの番手を有する連続フィラメントヤーンとする。
【0016】好ましくは、編み方法では、緩んだ状態
で、布が1cm当り4ないし6個のウエールを有する。
【0017】布は一対の向き合ったニードルベッドを有
する平坦ベッド型の編み機で編むことができる。編み機
は、10ないし16の範囲のゲージ、好ましくは10な
いし14の範囲のゲージ、更に好ましくは12のゲージ
を有することができる。
【0018】編み機は2系統、3系統又は4系統の機械
とすることができる。
【0019】本発明はカバー(好ましくは、装飾用布)
を編む方法を提供し、この方法においては、独立的に作
動できる一対の向き合ったニードルベッドを有する編み
機で編み動作を行い、各ニードルベッドのニードルは、
ニードルベッドに沿って往復運動するカムボックスの作
動経路内へ交互に独立的に移動できる。
【0020】好ましくは、車両の座席のための装飾用布
は、使用できる緩んだ状態で、500g/m2、 好まし
くは500−900g/m2 の重量を有する。これは、
300−350g/m2 の重量を有する従来の編み製品
とは明らかに異なる。
【0021】好ましくは、装飾用布は625ないし85
0の範囲のデシックスを有し、10ないし18の範囲の
機械ゲージを有する編み機で編まれた横編み装飾用布と
し、布は実質上ダブルジャージー構造を有する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1には、座席の座部即ちベース
11を示す。座席ベース11は三次元の発泡コア構造体
12を備え、布カバー13が発泡コア構造体に張設され
ている。発泡コア構造体は任意の所望の形状とすること
ができるが、図示の例では、ウイング即ち側方隆起部1
4を有する。布カバー13は側方部分16、17と、ベ
ース部分と、既知の方法で座席ベースに固定される一体
的に編まれた側面部分18、19とを有する三次元編み
カバーである。このような座席ベースは典型的には自動
車に使用される。
【0023】本発明を十分理解できるようにするため、
平坦Vベッド型の編み機を参照する。このような編み機
の詳細は1967年にスイスのニューチャテル(Neu Cha
tel)のエドワード・デュビッド社(Edouard Dubied et C
ie SA)により発行された「デュビッド編みマニュアル」
(Dubied Knitting Manual)に記載されている。平坦Vベ
ッド型の編み機は極めて周知であり、大半のこの種の機
械は現在コンピュータ制御されている。近年、このよう
な平坦Vベッド型の編み機で装飾用布を製造する提案が
なされており、その試みは、車両に使用するのに適した
装飾用の布を編む技術として、例えば、GB−A−2,
223,034号明細書に開示されている。
【0024】本発明に係る方法により布を編む場合は、
12ゲージのニードル(針)を備えたストールCMS機
械(Stoll CMS machine) を使用する。この機械は編んだ
布の解体を補助するためのプレッサフット(presser foo
t)やシンカー(sinker)の如きループ押さえ付け(hold-do
wn) 装置を備えた型式の平坦Vベッド型の機械である。
この機械はそれぞれのカムボックスに関連して供給され
た複数のヤーンを用いて作動できる。カムボックスは、
必要に応じ各運動方向においてニードルにヤーンを供給
するニードルベッド横切って横断運動する。
【0025】布カバー13はダブルジャージーの横編み
構造を有する。ダブルジャージー構造はヤーンの相互連
結されたループ即ちステッチからなる一対のシングルジ
ャージー構造の布層で構成され、向き合ったもう一対の
層はヤーンの別のループにより相互連結される。特に2
色又は3色のヤーンを使用した場合に編み針(ニード
ル)の作動を自動的に制御することにより、布構造に極
めて複雑なデザインを施すことができる。通常、このよ
うな布はジャカード編み機で編まれ、布の表面の色はニ
ードルを適当に選択することにより決定される。
【0026】魅力ある外観を与える必要があるのは布の
表面だけである。布の裏面は補強層やパッド層により覆
われるか、装飾すべき物体のコア12に直接接触せしめ
られるので、特に使用者の人目をひかない。
【0027】布カバーはダブルジャージーの横編み構造
であり、図2はダブルジャージー構造の布カバー13の
一部を概略的に示す。カバー13は編み機の一方のニー
ドルベッドで形成された布の前面層21内の一連のルー
プにより構成される表面20と、編み機の他方(第2)
のニードルベッドで形成された布の裏面層22内の一連
のループにより構成される裏面23とを有する。
【0028】図3は編み方図であり、各列31−35は
ヤーンキャリヤのワンパス時の編み列を示す。各列にお
いて、上方のラインの小さな点は編み機の後方ニードル
ベッドの個々のニードルを表し、下方のラインの点は編
み機の前方ニードルベッドのニードルを表す。布13の
前面層21は前方ニードルベッドで編まれ、布の裏面層
22は後方ニードルベッドで編まれる。ヤーンはループ
及び相互連結されたクロスリンクにより表される。
【0029】編み方図は本発明の理解に必要なカバーの
小部分のみを示す。
【0030】図3、4を参照すると、カバー13は、任
意の所望の構造(この場合、編んだ構造の反復ユニット
(繰り返し構造部分)R1を構成する列31、32にお
いて示すような鳥目構造を有するダブルジャージーの横
編み構造)を有する複数の横列網目即ちコース(course)
として編まれるようになった少なくとも1つのグラウン
ドヤーンから編まれる。列31、32に使用されるヤー
ン37、38は同じヤーンでもよいし、異なる色のヤー
ンでもよいし、又は、異なる材質のヤーン(例えば、ポ
リエステルヤーンとシェニールヤーン)とすることがで
きる。
【0031】通常編みの端部において、溶け易いヤーン
39の少なくとも1つの列33(好ましくは2つ又は4
つの列)は、解放前に通常行われるようにすべてのニー
ドルで編まれ、布の溶け易い最終部分41を形成する。
次いで、溶け易いヤーンは、列34にて示すような更な
る4個及び10個の列間に対して、少数の選択されたニ
ードルで編まれる。次いで、列35において示すよう
に、すべてのニードルが解放される。
【0032】複数の列34は熱処理検知部分(インジケ
ータ)として作用する小さなタブ即ちフラップ42を形
成する。
【0033】150℃の温度での乾性熱による16分間
にわたる熱処理の後、検知部分としてのフラップ42
は、布カバー13の解放された縁部に、一層大きくなっ
た僅かに硬い区分を形成する。熱処理後のフラップ42
は見にくい領域(例えば、座席ベースの下側)に位置す
る。
【0034】図5、6には、別の形の熱処理検知部分6
2を示す。図3に関連して述べたように、カバー13は
鳥目構造の編んだ布の反復ユニットR1を構成するグラ
ウンドヤーン37、38の編んだ列51、52を有し、
編み動作は、溶け易い最終部分61を形成する溶け易い
ヤーン39の少なくとも1つの列53で終了する。次い
で、溶け易いヤーン39は、列54においてのみ、後方
ニードルベッドのニードルで編まれ、ポリエステルグラ
ウンドヤーン37又は38は、列55において示すよう
に、前方ニードルベッドのみで編まれる。
【0035】列54、55は、4個及び10個の列間に
対して繰り返される反復ユニットR3を構成し、2つの
シングルジャージー構造の層を有するチューブを形成す
る。後方ニードルベッドのヤーンキャリヤが前方ニード
ルベッドに装着されている場合、及び、前方ニードルベ
ッドのヤーンキャリヤが後方ニードルベッドに装着され
ている場合は、検知部分62の織端即ち耳64、65は
閉じ、ポケットを形成する。その後、列56において
は、ヤーンが解放される。
【0036】熱処理後、検知部分62は編んだ布の裏面
の方へ湾曲する傾向を有する。
【0037】図7には、図5に示したものと同様の型式
の感熱性検知部分72を示すが、相違点は、列53で溶
け易い最終部分61を編んだ後、列70−73(反復ユ
ニットR4、R5)に示すように、溶け易いヤーン39
が後方ニードルベッドの交互のニードルで編まれる点で
ある。この構造では、裏面層の布材料がより少なく、熱
処理後に、裏面層の布は図5に関連する布よりも一層多
量に縮み、熱処理検知部分72を一層明確に湾曲させ
る。
【0038】図8、9は本発明の更に別の実施の形態を
示すが、カバー13は、列81、82において示すよう
に、上述のようなグラウンドヤーン37、83の実質上
鳥目構造として編まれる。所定のコースにおいて、前方
ニードルの動作が停止し、その間、後方ニードルベッド
の選択されたニードルによる編み動作が続行され、フラ
ップ92を形成する。フラップ92の形成は列83−8
8において行われる。
【0039】好ましくは、第1のグラウンドヤーン(好
ましくはポリエステルヤーン)37は列83において3
つ置きのニードルで編まれ、第2のグラウンドヤーン3
8は、好ましくは、列84において、残りの3つのニー
ドルで編まれる。列83、84はカムボックスのワンパ
スに対して1つのコースを形成し、フラップ92の第1
部分93は4ないし10個のコースを含む。
【0040】フラップの第1部分が完成したとき、熱蒸
発可能なヤーン99が、少なくとも2つの列85、86
において、選択されたすべてのニードルで編まれる。
【0041】次いで、列87、88において示すよう
に、フラップ92の第2部分95が第1部分93と同じ
方法で編まれる。フラップの第2部分の完成後、列8
9、90において示すように、両方のニードルベッドで
の編み動作が再開始され、カバーの残りの部分を形成す
る。
【0042】布を熱処理したとき、熱蒸発可能なヤーン
が分解し、フラップが2つの部分(第1部分及び第2部
分)に分断されて反り返る。2つのグラウンドヤーン3
7、83を用いて編むため、これらのヤーンの色が異な
る場合は、フラップの第2部分の色がフラップの第1部
分の色と異なり、熱処理検知部分92は物理的な形状を
変えるのみならず、色の識別をも与え、使用者の人目を
引き易くする。
【0043】この検知部分は、ダブルジャージー構造の
布の裏面層のいかなる部分にも形成でき、布の解放縁に
限定されないという更なる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】座席ベースの斜視図である。
【図2】ダブルジャージー構造の一部を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る編み方図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に従って編まれた布
の一部を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る編み方図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に従って編まれた布
の一部を示す図である。
【図7】第2の実施の形態変形例に係る編み方図であ
る。
【図8】本発明の更に別の実施の形態に係る編み方図で
ある。
【図9】図8の実施の形態に従って編まれた布の一部を
示す斜視図である。
【符号の説明】
13 カバー 21 表面層 22 裏面層 34 列 37、38 グラウンドヤーン 39、99 感熱性ヤーン 42、62、92 フラップ 82−88 列 93 第1部分 95 第2部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ジェイ・フォレスト アメリカ合衆国ミシガン州48044,メイコ ウム,ワルデン・コート 15231 (72)発明者 ジェラルド・フランシス・デイ イギリス国ダービーシャー ディーイー7 3ディーディー,ブレストン,マールバ ラ・ロード 28 (72)発明者 マルコム・フレデリック・プロクター イギリス国ノッティンガム エヌジー6 0ジーエス,バスフォード,ラドブルッ ク・クレセント 18

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理したときに形を変えることのでき
    る部分を有する編みカバー(13)において、 上記部分が、カバー(13)と一体的に編まれ、カバー
    が熱処理を受けたことを示す視覚的及び感触的な検知部
    分として作用するフラップ(42、62、92)により
    構成されていることを特徴とする編みカバー。
  2. 【請求項2】 請求項1の編みカバーであって、少なく
    とも1つのグラウンドヤーン(37、38)から編まれ
    たカバー(13)において、 上記フラップ(42、62、92)が感熱性ヤーン(3
    9、99)から少なくとも部分的に編まれたことを特徴
    とする編みカバー。
  3. 【請求項3】 カバー(13)が前面層(21)と裏面
    層(22)とを有するダブルジャージー構造の横編みカ
    バーであることを特徴とする請求項1又は2の編みカバ
    ー。
  4. 【請求項4】 上記フラップ(42)が感熱性ヤーン
    (39)から編まれたダブルジャージー構造を有するこ
    とを特徴とする請求項3のカバー。
  5. 【請求項5】 上記フラップ(62)が複数のコース
    (R3)を有し、当該コースの1つの層(22)がグラ
    ウンドヤーン(37又は38)で構成され、同コースの
    他の層(21)が感熱性ヤーン(39)で構成されてい
    ることを特徴とする請求項3のカバー。
  6. 【請求項6】 上記フラップ(62)の前面層(21)
    がグラウンドヤーン(37、38)で構成され、同フラ
    ップ(62)の裏面層(22)が感熱性ヤーン(39)
    で構成されていることを特徴とする請求項5のカバー。
  7. 【請求項7】 上記感熱性ヤーン(39)が対応する上
    記層(22)において交互のウエール内に編みループを
    形成することを特徴とする請求項5又は6のカバー。
  8. 【請求項8】 上記フラップ(92)が上記ダブルジャ
    ージー構造のカバー(13)の上記裏面層(22)と一
    体的に編まれたシングルジャージー構造のフラップであ
    り、同シングルジャージー構造のフラップの少なくとも
    1つのコース(85、86)が感熱性ヤーン(99)で
    構成されていることを特徴とする請求項3のカバー。
  9. 【請求項9】 上記シングルジャージー構造のフラップ
    (92)が同フラップの内側表面を出現させるように開
    くことのできる2つの部分(93、95)に分割できる
    ことを特徴とする請求項8のカバー。
  10. 【請求項10】 上記フラップ(92)の内側表面が同
    フラップ(92)の外側表面とは異なる色を有すること
    を特徴とする請求項9のカバー(13)。
  11. 【請求項11】 自動車の座席において、 請求項1ないし10のいずれかに記載のカバーを備え、
    同カバーを三次元横編みカバーとしたことを特徴とする
    自動車の座席。
  12. 【請求項12】 カバーが熱処理を受けたことを示す検
    知部分を編みカバーに形成する方法において、 上記検知部分が、上記カバー(13)と一体的に編まれ
    たフラップ(42、62、92)を有し、かつ、熱処理
    後に同フラップ(42、62、92)がその物理的な形
    状を変えるようにする感熱性ヤーン(39、99)を含
    むようにしたことを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 2つの独立的に作動できるニードルベ
    ッドに配置されたニードルを有する横編み機械により少
    なくとも1つのグラウンドヤーン(37又は38)から
    編まれたダブルジャージー構造の横編みカバー(13)
    に対し、熱処理済みの有無を検知するための検知部分
    (42、62、92)を提供する方法において、 上記カバーが一方の上記ニードルベッドで編まれた前面
    層(21)と他方の上記ニードルベッドで編まれた裏面
    層(22)とを有し、 上記検知部分(42、62、92)が、熱処理後に物理
    的な形状を変えることができるように少なくとも上記一
    方のニードルベッドで感熱性ヤーン(39又は99)か
    ら編まれたフラップ(42、62、92)を有するよう
    にしたことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 上記フラップ(42)が、少なくとも
    1つのコース(34)に対して、両方の上記ニードルベ
    ッドで感熱性ヤーン(39)から編まれることを特徴と
    する請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 上記フラップ(62)が上記他方のニ
    ードルベッドで感熱性ヤーン(39)を編むことにより
    形成され、グラウンドヤーン(38又は38)が複数の
    コース(R3)に対して上記一方のニードルベッドで編
    まれることを特徴とする請求項13の方法。
  16. 【請求項16】 感熱性ヤーン(39)が上記他方のニ
    ードルベッドの交互のニードルにより編まれることを特
    徴とする請求項14又は15の方法。
  17. 【請求項17】 所定のコース(81)において、上記
    一方のニードルベッドが停止されると共に、上記他方の
    ニードルベッドがシングルジャージー構造のフラップ
    (92)を形成するために感熱性ヤーン(99)の少な
    くとも2つのコース(85、86)を含む複数のコース
    (82−88)だけ編み動作を続行し;その後は、両方
    のニードルベッドでの編み動作を再開始することを特徴
    とする請求項13の方法。
  18. 【請求項18】 上記カバー(13)がシングルジャー
    ジー構造のフラップ(92)に組み込まれる少なくとも
    2つのグラウンドヤーン(37、38)から編まれ、同
    フラップの内側表面の色を外側表面の色と異ならせるよ
    うにしたことを特徴とする請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 編みカバー(13)が所定の温度での
    熱処理を受けたか否かを表示する方法において、 上記カバーと一体的に編まれたフラップ(42、62、
    92)が熱処理後に物理的な形状を変えるように、感熱
    性ヤーン(39、99)を上記フラップ(42、62、
    92)に編み込むことを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 三次元横編み座席カバー(13)が熱
    処理を受けたことを表示するために使用される場合は、
    当該カバーを座席に取り付けた後に見にくくなるような
    カバー部分に、上記フラップ(42、62、92)を形
    成することを特徴とする請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 上記フラップ(42、62、92)が
    上記編みカバー(13)の最終コースに隣接しているこ
    とを特徴とする請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 上記フラップ(42、62、92)が
    ダブルジャージー構造の横編み座席カバー(13)の裏
    面層(22)上に形成されることを特徴とする請求項1
    9又は20の方法。
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