JPH1052270A - 固定化モノクローナル抗体による蛋白質のリフォールディング方法 - Google Patents

固定化モノクローナル抗体による蛋白質のリフォールディング方法

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JPH1052270A
JPH1052270A JP20953396A JP20953396A JPH1052270A JP H1052270 A JPH1052270 A JP H1052270A JP 20953396 A JP20953396 A JP 20953396A JP 20953396 A JP20953396 A JP 20953396A JP H1052270 A JPH1052270 A JP H1052270A
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antibody
denatured
carrier
refolding
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JP20953396A
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Hitoshi Ishibashi
整 石橋
Shinichi Fukuzono
真一 福薗
Norio Shimizu
範夫 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺伝子組換え技術で生産した不活性な蛋白質
を変性させ後、凝集を抑えて生理条件下で活性を回復さ
せること。 【解決手段】 変性蛋白質に結合できるモノクローナル
抗体を担体に固定したのち、変性蛋白質が凝集しにく
く、かつ抗原抗体反応が起こるpH値にて変性蛋白質を
同担体に抗体を介して結合させる。次いで同担体を生理
条件下に置いて、酸化型及び還元型のグルタチオン存在
下でインキュベートする。最後に同担体から蛋白質を溶
出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺伝子工学的に生
産した生理活性を有する蛋白質の活性を回復させ、ある
いは、より活性にするためのリフォールディングの方法
を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】生体に存在する微量な生理活性物質が遺
伝子工学的に生産されている。しかし、生産された蛋白
質が不活性であったり、また天然のものに比べ活性が低
いことがしばしば起こる。これは、不完全な折畳みやS
−S結合の掛け違いが生じた蛋白質が生産されるためで
ある。遺伝子工学的に生産された蛋白質の活性を回復さ
せ、あるいは、向上させる方法の一つとして下記の方法
が知られている。
【0003】まず塩酸グアニジンや尿素などの変性剤で
蛋白質を可溶化して、さらにジチオトレイトールやメル
カプトエタノールなどでS−S結合を解離した変性蛋白
質を調製する。次いで希釈操作や透析操作で該変性剤濃
度を下げて、さらに酸化型及び還元型グルタチオン存在
下でSH基を酸化することでリフォールディングを行
う。
【0004】このような手法で活性化を効果的に行うた
めには、変性剤の使用量を抑制することが要求される。
一方、変性剤の使用量を減らすと、蛋白質が凝集しやす
くなる為、これを抑制しなければならない。この凝集
は、蛋白質分子相互の疎水結合、イオン結合及び水素結
合などにより生じることから、再生操作時に尿素、塩化
カリウム、塩化リチウムやエチレングリコールなどを添
加するなどして試行錯誤により最適条件を決めているの
が現状である(生物物理、33巻、生物物理学会第31
回年会講予稿集、ページS155の2J0945及び1000、1993年9
月)。
【0005】この他に、活性をさらに向上させるため
に、目的蛋白質がリガンドを有する場合は、リガンドを
添加することが試みられている。あるいはリガンドと同
じような効果を狙って、希釈した変性蛋白質にモノクロ
ーナル抗体を結合させてリフォールディングさせる方法
で活性を向上できることが報告されている(BIO/TECHNO
LOGY Vol.10、 pp86-91,1992)。
【0006】さらに、蛋白質を担体に直接固定して変性
した後にリフォールディング操作を行い、活性を向上で
きることが報告されている(生物物理、33巻、生物物
理学会第31回年会講予稿集、ページS155の2J1015、199
3年9月)。また、他のリフォールディング操作の手法と
して、以下の方法も提案されている。すなわち、遺伝子
工学的に蛋白質のN末端あるいはC末端に6個のアルギ
ニン残基で構成されるペプチドを結合させた融合蛋白質
を合成し、この融合蛋白質を変性させた状態でアルギニ
ン残基の陽性イオンを利用して、陰イオン担体に非共有
結合で固定させる。次いで担体上に固定させたまま、変
性剤を除いてリフォールディングさせる(Nature Biotec
hnology, Volume 14, pp329-334, 1996)。
【0007】この他、生体内で蛋白質の構造形成やミス
フォールドした蛋白質の分解や消化に係るヒートショツ
ク蛋白質であるシャペロニンを再生操作で添加する方法
も検討されている(生物物理、33巻、生物物理学会第
31回年会講予稿集、ページS155の2J0930、1993年9
月)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】蛋白質の凝集性は、蛋
白質表面の疎水性領域の割合や電荷分布などの特性に依
存するが、高濃度蛋白質溶液では蛋白質分子の会合の頻
度が高くなるために、より凝集し易くなる。このため従
来は、蛋白質の凝集を抑えるために希釈操作を行ってい
るが、蛋白質同志の会合を高濃度蛋白質溶液でも抑える
ことができれば、希釈操作は不要となるので、容積効率
が高くできるとともに、操作手順も減らすことのできる
方法を提供することができる。
【0009】高濃度蛋白質溶液で蛋白質分子同志の凝集
を抑えるには、蛋白質分子同志を離れた位置に固定し
て、蛋白質分子の運動を抑制して物理的に会合し難くす
ればよい。この考え方の提案の一つが、前記のNature B
iotechnologyの報告であり、変性蛋白質を担体に固定し
て、固定状態で蛋白質をリフォールディングしている。
しかし、同法ではイオン結合による固定のため、アンカ
ーペプチド以外の部位が非特異的に結合することによる
不均一性やアンカーペプチドによるリフォールディング
への影響が考えられる。固定した変性蛋白質を均一にリ
フォールディングするためには、結合状態がランダムと
なる化学的反応やイオン結合による固定は好ましくない
と考えられる。
【0010】ところで、前記BIO/TECHNOLOGYには、モノ
クローナル抗体を変性蛋白質に結合した状態でリフォー
ルディングして蛋白質の活性を回復できることが報告さ
れている。しかし、同法は希釈操作後に抗体を結合させ
ているので、変性蛋白質を高濃度条件下で抗体と結合で
きるか否かはわからない。また、どの様な特性の抗体を
利用するのが良いのかについての具体的な提案はない。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者らは、組換え大腸
菌が不溶性顆粒として生産した蛋白質の凝集特性及び活
性回復のためのリフォールディングの検討のために、一
連の抗体を作製して、高濃度条件下で変性蛋白質の凝集
を抑えて固定する条件及びリフォールディングに与える
抗体の特性を検討したところ、pH値及び抗体の結合定
数を適当に選定することで、凝集を抑えながら変性蛋白
質をリフォールディングできることを発見した。
【0012】ところで、本発明の対象とする蛋白質は、
天然型のアミノ酸配列で構成されるもの、あるいは異質
なペプチドまたは異質な蛋白質がそのN末端あるいはC
末端に付加された融合蛋白質である。したがって、本発
明の要件である抗体は、目的蛋白質に対するものあるい
は付加部位に結合するもので、モノクローナル抗体(以
下モノクローナル抗体を単に抗体と略す)でかつ変性型
の目的蛋白質あるいは変性型の付加ペプチドや付加蛋白
質に結合できることが必須である。
【0013】
【発明の実施の形態】最初に、抗体の作製について説明
する。まず、蛋白質あるいはそのアミノ酸配列の一部か
らなるペプチドを免疫原としてマウスあるいはラットを
免疫して、その免疫細胞とミエローマ細胞とを細胞融合
して変性型蛋白質あるいは変性型付加領域に結合する抗
体を産生するハイブリドーマ細胞株を樹立する。そし
て、該細胞株を培養して精製することで抗体が得られ
る。また、該免疫細胞の抗体遺伝子から遺伝子操作技術
により抗体分子あるいは抗原結合部位を有する分子をフ
ァージや組換え微生物により作製して、該変性蛋白質あ
るいは変性型付加領域に結合するものを選定しても良
い。
【0014】蛋白質を免疫原とする場合、生体から精製
したものあるいは組換え微生物で調製したもののいずれ
でも良い。免疫に用いる蛋白質は、天然型あるいは変性
型のどちらでも良い。また、ペプチドを免疫原とする場
合は、ペプチドのアミノ酸残基の数は6個以上として、
蛋白質の高次構造が解明されている場合は、そのアミノ
酸配列を蛋白質構造に於いて表面に露出した領域を選定
する。また、高次構造の不明な蛋白質では親水性領域を
選定すれば良い。
【0015】ペプチドのキャリア蛋白質は、アルブミ
ン、ミオグロビン、ヘモシアニンなどを用いれば良い。
【0016】抗体のスクリーニングでは、抗体のクラス
は特に限定するものでなく、変性型蛋白質に結合する抗
体を先ず選定して、次いで本発明による工程に従いリフ
ォールディングを行った蛋白質の生理活性を測定して、
生理活性を回復できた蛋白質に結合した抗体を選定すれ
ば良い。好ましくは、天然型と変性型の蛋白質に対する
親和性定数を測定して、変性型に対する親和性定数が天
然型の3倍以上であるものを選定すると良い。
【0017】親和性定数の測定方法は特に限定するもの
でなく、例えば、次のような方法を利用できる。蛋白質
と抗体との結合反応に於いて、平衡条件下でゲル濾過、
超遠心あるいは選択的沈殿などの物理的方法で遊離した
蛋白質の量と、抗体と結合した蛋白質を抗体から分離し
た蛋白質の量とから親和性定数を計算する方法、また、
オプチカルバイオセンサで蛋白質をプリズムの表面に固
定して、抗体濃度を変化させる条件下で抗体の結合量を
経時的に測定して結合定数と解離定数を求め親和性定数
を計算する方法、あるいは、エンザイムイムノアツセイ
に於いて抗原濃度を一定にして抗体濃度を変化させる条
件で、最大結合量の50%で結合する抗体の濃度を親和
性の指標としても良い。
【0018】以下、工程順に従って、操作を具体的に説
明するが、以下の説明はS−S結合を持つ蛋白質を対象
としたものである。
【0019】第1工程:蛋白質を変性剤で可溶化した後
に変性蛋白質が凝集しにくいpH条件下で同変性剤を除
去した変性蛋白質溶液を調製する。
【0020】本発明の対象蛋白質は、精製したものある
いは粗精製した夾雑物が含まれたものでも良い。そして
蛋白質の変性剤は、蛋白質の高次構造に作用してポリペ
プチド鎖をほどく性質を持ったものであればなんでも良
いが、例えば、塩酸グアニジンや尿素を用いると良い。
塩酸グアニジンや尿素を用いる場合はその濃度は特に限
定しないが、好ましくは前者は6M程度で後者は8M程
度で行うのが良い。また、変性剤で溶解した溶液を脱酸
素した条件でジチオトレイオトールやメルカプトエタノ
ールなどのチオール化合物を過剰添加してS−S結合を
切断する。例えば、6M塩酸グアニジン及び10mME
DTAを含むpH値8.0程度のトリス緩衝液で蛋白質
を可溶化する。遠心分離により不溶化分を除去した後、
窒素ガスを通じて脱酸素する。そして蛋白質に含まれる
S−S基の50倍量のジチオトレイオトールを添加し
て、窒素雰囲気下でインキュベートする。可溶化した蛋
白質溶液から変性剤を透析や限外濾過により除去する。
透析外液あるいは限外濾過の溶出液のpH値は、2.0
から6.6の範囲とするが、好ましくは予め変性蛋白質
の凝集試験を行って最も凝集しにくい値を選定すると良
い。その方法は、前記2.0から6.6のpH値の範囲
で行った透析内液あるいは限外濾過の溶出液を20,0
00×g程度で遠心分離してその上清液の蛋白質濃度を
測定して、操作前の蛋白質濃度との差が最小となるpH
値を選ぶものである。
【0021】第2工程:抗体を固定した担体上に変性蛋
白質を固定する。
【0022】担体の材質は、特に限定しないが、単位体
積当りの表面積が大きなものが良い。また、抗体は、2
本の重鎖と2本の軽鎖で構成される天然型の抗体分子あ
るいはペプシンやパパイン処理で得られるF(ab)2
Fabフラグメントを用い、さらには遺伝子組換え微生
物やファージなどで生産した抗原結合部位を持つフラグ
メントでも良い。そして抗体構成蛋白質のNH2基やC
OOH基あるいはSH基と反応する官能基を介して担体
と化学的結合する、あるいはプロテインGあるいはプロ
テインAを介して、さらにはアビジンービオチン結合反
応を利用して固定する。
【0023】次いで、変性蛋白質溶液と担体とを混合し
て、あるいは担体を充填したカラムに変性蛋白質溶液を
通液して、変性蛋白質を担体上に結合させる。この結合
反応のpH値は、変性蛋白質が凝集し難くかつ抗原抗体
反応が起こる値を選定するが、2.0から6.6の範囲
にあれば良いが、好ましくは4.8から6.6の範囲が
良い。この時の固定抗体量は変性蛋白質を十分に結合で
きる量とし、その反応温度は4℃から37℃の範囲であ
れば良い。カラムを用いない場合の担体の洗浄は、ガラ
スフィルターで濾過した後にリン酸緩衝食塩水(PB
S)に懸濁する。この操作を数回繰返して、未結合蛋白
質を除去する。カラムではPBSを充填担体容積の4か
ら5倍量を通液すれば良い。これらの操作は脱酸素条件
下で行うが、この場合、PBSは予め窒素ガスの通気で
脱酸素したものとする。
【0024】第3工程:生理条件下で担体をインキュベ
ートする。
【0025】洗浄された担体をPBSに浸漬して一定時
間インキュベーションする。反応温度は4℃から37℃
の範囲で、そのインキュベーションの時間は、予め経過
時間毎にサンプリングを行って、担体から固定蛋白質を
溶出して、その活性を測定して回復率が一定となる時間
を決める。また、SH基を酸化させる。酸化させる方法
は特に限定しないが、好ましくは生理条件下で還元型グ
ルタチオン(GSH)及び酸化型グルタチオン(GSS
G)を用いると良い。担体をGSH及びGSSGを含有
する脱酸素PBSに浸漬して一定時間インキュベーショ
ンする。これによりSH基を酸化して分子内S−S結合
を形成させる。GSHとGSSGとのモル比率は1:1
から20:1程度で良いが、特には限定しない。また、
蛋白質のSH基に対するGSHのモル比も特に限定しな
いが、過剰量を添加すると良い。添加の量が少ないとS
−S結合の形成に要する時間が長くなる。反応終了後、
担体をPBSで十分に洗浄してGSHとGSSGを除去
する。
【0026】ところで、目的蛋白質が融合蛋白質でかつ
目的蛋白質に結合する抗体を使用した場合は、上記操作
終了後に該付加ペプチドあるいは付加蛋白質を切断する
工程を設ける。例えば、ファクターXaプロテアーゼに
より切断されるペプチド(−IEGR−)を介して付加
されたペプチドをN末端にもつ融合蛋白質では、担体と
ファクターXaプロテアーゼ溶液とを接触させて付加領
域を切断する。そして担体を洗浄後、第4工程に入る。
また、付加領域に結合する抗体を使用している場合は、
上記操作後に付加領域を切断して目的の蛋白質を回収す
る。そして第4工程に入り付加領域を抗体より分離す
る。
【0027】第4工程:洗浄担体より蛋白質を溶出させ
て蛋白質を回収する。
【0028】溶出剤としてはpH値2程度の酸あるいは
pH値11程度のアルカリを用いると良い。溶出液はリ
ン酸緩衝液などで溶出処理後直ちに中和する。また、溶
出率が悪い場合は、前記溶出剤に代えて、カオトロピッ
クイオンあるいは塩酸グアニジンや尿素などの変性剤を
用いても良い。この場合、溶出液から直ちに限外濾過や
透析によりカオトロピックイオンあるいは変性剤を除去
する。
【0029】本発明は、以上4工程によりS−S結合の
掛け違いが生じた蛋白質を変性させた後、生理条件下で
活性を回復させることを提案するものである。
【0030】以下に実施例を示し、本発明を具体的に説
明するが、本実施例に限定されるものではない。本実施
例は、組換え大腸菌の生産した融合型脳由来神経栄養因
子(BDNF)のリフォールディングを行ったものであ
る。
【0031】(1)大腸菌によるBDNFの調製 大腸菌のトリプトファンオペロンのリーダポリペプチド
のN末端側8個のアミノ酸配列とファクターXaの認識
配列を結合したMKAIFVEFIEGR−をコードす
る塩基配列の下流にBDNFをコードするDNAを結合
したベクター(pTRLXBDNF)をもつ大腸菌HB
101(特願平6−13330で開示されている大腸菌
HB101[pTRLXBDNF](工技院生命工学工
業技術研究所菌寄第14090号(FERM P−14
090)として寄託済)を10mlのM9培地(トリプ
トファン含有)に接種して、37℃で一晩培養した。ト
リプトファンを含有しない2倍濃度のM9培地25ml
と滅菌水20mlとを混合した培地に前記大腸菌HB1
01の培養液5mlを接種して、37℃で24時間培養
した。その後、培養液を遠心分離して菌体を回収し、5
0mMトリス塩酸塩緩衝液(pH値7.5)で2回洗浄
した。そして菌体を5mMEDTAを含む50mMトリ
ス塩酸塩緩衝液に懸濁して、氷冷での超音波処理により
菌体を破壊した。さらに2,000×gで15分間遠心
分離を行い未破砕の菌体を分離した後、その上清を1
0,000×gで15分間遠心分離を行い、不溶性顆粒
を得た。
【0032】(2)抗BDNF抗体の調製 BDNFのアミノ酸配列の一部で構成したペプチド(−
LEKVPVSKGQLK−)に対するモノクローナル
抗体を作製した。
【0033】ペプチドは、Fmoc法により合成して、
逆相クロマトグラフィーにより純度80〜90%に精製
した。該ペプチドをそれぞれBSAに結合させて、供試
抗原とした。以下にその方法を示す。
【0034】ペプチド5mgを350mlのPBSに溶
解して、これをぺプチドとBSAの重量比が3:10と
なるように50mlのBSA溶液(30mg/ml)と
混合した。そして15mgのEDCI(1-ethyl-3-(3-di
methylaminopropyl) carbodiimide, hydrochloride)を
混合溶解させた後、室温、暗条件下で一晩静置した。反
応液を1000mlのPBSで4回透析した後、遠心分
離(10,000×g、5分)により凝集物を除去し
た。上清を抗原として採取し、−80℃で保存した。
【0035】抗原を2匹のBALB/cマウス(♀、4
週齢)にアジュバント(N-acetylmuramyl-L-alanyl-D-is
oglutamine)とともに腹腔に2週間間隔で注射して免疫
した。1回目は、抗原量100μgとアジュバント15
μgをPBSに混合した液0.5mlを、2回目以降
は、抗原量20μgとアジュバント15μgの混合液
を、血清の抗体価が105以上に上昇するまで注射し
た。その結果、6回目の免疫で抗体価が105以上にな
った。そこでマウスから脾臓細胞を摘出して細胞融合を
行った。
【0036】脾臓細胞とミエローマ細胞(P3U1)と
を細胞数で5:1になるように混合したペレットを調製
して、分子量1500のポリエチレングリコール50%
溶液(75mM HEPES :Boehringer
Manheim 社製)で常法に従い細胞融合した。
融合後、20%FBS(牛胎児血清)含有のHAT培地
(ERDF培地(極東製薬社製)にHAT溶液(大日本
製薬社製)を混合したもの)に脾臓細胞濃度が2x10
6cells/mlとなるように融合細胞を懸濁して、
96穴マイクロプレートのウエルに100μlずつ分注
した。そして37℃のCO2インキュベータで培養を開
始した。その4日後に100μlのHAT培地を添加し
て、それ以後2日おきに培地交換(50%)をした。
【0037】抗体のスクーリニングは2段階とし、1次
はペプチド−BSAを抗原としたELISAで、2次で
BDNF(PEPROTECH社製:組み換え大腸菌に
よる生産、純度96%)を用いてドットブロッティング
した。クロニーングは、1次スクリーニングで陽性であ
ったハイブリドーマ細胞を限界希釈法により行った。4
週齢マウスの胸腺を摘出し、HT培地(ERDF培地に
HT溶液(大日本製薬社製)を混合したもの)に同細胞
を懸濁して、フィーダ細胞液(1x107cells/
ml)を調製した。そしてハイブリドーマ細胞を濃度が
2x105cells/mlとなるようにフィーダ細胞
液に懸濁して、その100μlを96穴マイクロプレー
トのウエルに分注して培養した。培養10日後、顕微鏡
で単一のコロニーが出現したウエルを選定して、100
μlのHT培地を添加した。そしてコロニーが肉眼にて
判別できる大きさになったものについて、ELISAを
行い陽性のものを選定した。陽性クローンは、24ウエ
ルプレートで培養後、ELISAで再度陽性を確認して
液体窒素内に凍結保存した。
【0038】96穴マイクロプレート4枚でハイブリド
ーマ細胞をHAT選択して、次いでハイブリドーマ細胞
が出現したウエルの培養液についてELISAを行い、
ペプチド−BSAに対して陽性でかつBSAで陰性ある
いは呈色度合いがペプチド−BSAの方がBSAより高
いウエルを選んだ。ハイブリドーマ細胞の出現率は平均
40%で、次に選定ウエルのハイブリドーマ細胞をクロ
ーニングした。それぞれ1個のコロニーが出現したウエ
ルについてELISAを行い、ペプチド−BSA陽性で
かつBSAで陰性のものを選定した。
【0039】このようにして得られたハイブリドーマ細
胞株4AB2、4BE1及び4H11株(それぞれ特願
平7−202011で開示されているハイブリドーマ4
AB2(工技院生命工学工業技術研究所菌寄第1507
7号(FERM P−15077)として寄託済)、ハ
イブリドーマ4BE1(同菌寄第15078号(FER
M P−15078)として寄託済)及びハイブリドー
マ4H11(同菌寄第15079号(FERM P−1
5079)として寄託済)を血清培地から無血清培地へ
馴化(約2週間かけて血清濃度を10%から0%に順次
低下させて継代培養)した。そして、これらハイブリド
ーマ細胞について容量400mlのタッピングフラスコ
(仕込量80ml)で浮遊培養した。培養上清液を限外
濾過膜(分画分子量:200kDa、東洋アドバンテッ
ク社製)により約10倍に濃縮して飽和硫安で塩析した
後、透析を行い抗体を得た。
【0040】抗体の天然型及び変性型BDNFに対する
親和性定数をFisons社製のIAsys装置を利用
して測定した。測定結果を表1に示す。これは、前述し
たオプチカルバイオセンサで蛋白質をプリズムの表面に
固定して、抗体濃度を変化させる条件下で抗体の結合量
を経時的に測定して結合定数と解離定数を求め親和性定
数を計算する方法によるものである。
【0041】
【表1】
【0042】(3)変性Xa−BDNFの調製 不溶性顆粒を10mlの0.2Mトリス塩緩衝液(0.
01MEDTA含有、pH値8.0)に懸濁した後、濃
度が6Mとなるように塩酸グアニジンを混合して37℃
で1時間加温し該不溶性顆粒を可溶化した。356,0
00×g、30分間で遠心分離して不溶性成分を除い
た。上清にジチオトレイトール(DTT)をモル比でS
H基の50倍になるように混合して室温で窒素雰囲気下
で一晩反応させて、S−S結合を切断した。そしてセフ
ァデックスG−25(ファルマシアバイオテク社PD−
10)を用いて1mMEDTAを含有する10mMHC
l溶液により塩酸グアニジンとDTTを除去した。溶離
液を20,000×gで15分間遠心分離をして凝集体
を除去して、その上清を得た。
【0043】変性Xa−BDNFの凝集及び抗原抗体反
応に与えるpH値の影響を調べた。凝集試験は、変性X
a−BDNFの濃度を0.6mg/mlでpH値を2.
0から8.7の範囲で行った。各pH値における変性X
a−BDNF溶液を室温で10分静置してから12,0
00×gで15分間遠心分離を行った後、その上清中の
蛋白質濃度を測定した。抗原抗体反応試験については同
pH値範囲にてELISAを行い抗体結合量を測定し
た。
【0044】図1に両結果を示す。凝集試験ではpH値
2.0での蛋白質濃度を100とし、抗原抗体反応試験
ではpH値6.6での抗体結合量を100として、pH
値に対するそれぞれの値をプロットした。変性Xa−B
DNFは、pH値6.6以上では大部分凝集し、抗体結
合率は、pH値4.8以下で減少した。この結果より、
効率よく変性Xa−BDNFと抗体とを結合させるpH
の値は、4.8から6.6の範囲であることが分かっ
た。
【0045】(4)抗体結合ゲルの調製 活性アミノ基をもつゲル(BIO−RAD社:Affi
−gel 10)とモノクローナル抗体溶液を混合させ
て、室温で軽く振盪しながら2時間反応させた。これに
よりゲルに約12mgの抗体を結合させた。未反応活性
基を1Mエタノールアミン(pH値8.0)でブロック
した後、PBSで洗浄した。
【0046】(5)該変性Xa−BDNFの固定 変性Xa−BDNF溶液(蛋白濃度5mg/ml)と予
め窒素ガスを通気して溶存酸素を除去した50mM酢酸
緩衝液(pH値5.0)とを1:4の割合で混合させた
後、抗体結合ゲルを添加して窒素雰囲気下かつ室温で軽
く水平振盪しながら2時間インキュベートした。窒素雰
囲気下でゲルをPBS(予め窒素ガスを通気して溶存酸
素を除去した)で洗浄して、未結合のXa−BDNFを
除去した。各抗体における結合率は、約95%であっ
た。
【0047】(5)固定化Xa−BDNFの酸化 4mlのPBSにXa−BDNFを固定したゲルを固定
Xa−BDNF、酸化型グルタチオン及び還元型グルタ
チオンをそれぞれモル比で1:100:10となるよう
に混合した。そして窒素雰囲気下かつ室温で軽く水平振
盪しながら42時間反応させた。窒素雰囲気下でゲルを
PBSで洗浄した。
【0048】(6)ファクターXaプロテアーゼ処理 ゲルを4mlの50mMトリス塩緩衝液(100mMN
aClと1mMCaCl2を含有、pH値8.0)に懸
濁して、次いでファクターXaをXa−BDNFとの重
量比が1:90となるように添加した。そして軽く水平
振盪しながら室温で20時間インキュベートした。その
後、PBSで洗浄してゲルを回収した。
【0049】(7)BDNFの溶出 ゲルを50mMリン酸緩衝液(pH値7.0)に懸濁し
て、内径7mmのカラムに流し込んでゲルを充填した。
同緩衝液で洗浄した後、10mMHClを0.5mlづ
つ添加して、0.5mlづつ溶出液を回収した。各溶出
液を直ちに0.5mlの50mMリン酸緩衝液と混合し
た。そして各分画の蛋白質濃度を測定して、BDNFを
含む分画を得た。
【0050】(8)生物活性の測定 前記の3種のハイブリドーマから得た抗体(4AB2、
4BE1及び4H11株産生抗体)を用いて得られたB
DNFそれぞれについて、以下の要領で、脊髄後根神経
節(DRG)神経細胞を用いて生物活性を調べた。
【0051】ニワトリの8日胚よりDRGを摘出して、
2.5%トリプシン溶液で組織を分散した。分散液をシ
ャーレに取りグリア細胞などの非神経細胞を接着させ
て、神経細胞を回収した。24−wellプレート(フ
ァルコン社製)の各ウエルに10%馬血清F−12培地
0.5mlに神経細胞を約4000個及びBDNFを分
注して、37℃、5%CO2の条件で48時間培養し
た。そして各ウエル内で神経線維を伸ばしている細胞数
を計数した。なお、BDNFの濃度は、0.01、0.
1、1.0および10.0ng/mlとした。また、天
然型BDNFは、PEPROTECH社製のものを使用
した。
【0052】図2に測定結果を示す。4AB2株抗体を
用いたものが天然型BDNFの活性の約50%まで回復
し、次いで4BE株抗体を用いたものの活性回復率が大
きく、4H11株抗体を用いたものが最も活性回復率が
小さかった。
【0053】活性回復率をBDNFに対する抗体の親和
性定数KAを指標として評価することを検討する。前述
の三つの抗体を用いてリフォールディングしたBDNF
および天然型のBDNFのそれぞれBDNF濃度1ng
/mlにおいて、神経細胞を37℃、5%CO2の条件
で48時間培養した。その結果、リフォールディングし
たBDNFによって神経線維を伸ばした神経細胞数Nr
を、天然型のBDNFによって神経線維を伸ばした神経
細胞数Nnで割った値(Nr/Nn)を、変性型BDN
Fに対する抗体の親和性定数KAを天然型のBDNFに
対する抗体の親和性定数KAで割った値でプロットした
ところ、図3に示すようになった。この図より活性回復
率は抗体の親和性定数の変性型と天然型との比に依存し
ていて、その比が3.0以上で効果があることが分かっ
た。
【0054】上述の実施例では、S−S結合を有する蛋
白質について示したが、本発明の手法は、S−S結合を
持たない蛋白質についても同様に実施できることは言う
までも無かろう。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば遺伝子操作技術で生産し
た蛋白質を変性した後、生理条件下でmg/mlのオー
ダの高い蛋白質濃度で蛋白質の凝集を抑えて該変性蛋白
質をリフォールデングができるので、リフォールデング
操作における凝集によるロスを低減でき、また操作性、
容積効率を向上させることができる。さらに、該蛋白質
溶液に夾雑物が含まれていても選択的に目的の変性蛋白
質の活性を回復できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可溶化している変性蛋白質及び抗原抗体反応に
於る抗体結合の比率をpH値との関係の例を示す図。
【図2】天然型BDNF及び遺伝子工学的に生産したB
DNFをリフォールディングしたBDNFのそれぞれに
ついて、ニワトリ脊髄後根節神経細胞で神経線維を伸ば
した数でBDNFの生物活性を示した図。
【図3】BDNFの生物活性を天然型と変性型のそれぞ
れに対する抗体の親和性定数KAの比で評価した例を示
す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/02 C12P 21/08 C12P 21/08 9282−4B C12N 15/00 C //(C12P 21/08 C12R 1:91)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の第1行程から第4行程を経て行われ
    ることを特徴とする固定化モノクローナル抗体による蛋
    白質のリフォールディング方法。 第1工程:蛋白質を変性剤で可溶化した後に変性蛋白質
    が凝集しにくいpH条件下で変性剤を除去した変性蛋白
    質溶液を調製する。 第2工程:蛋白質に対するモノクローナル抗体を固定し
    た担体と該変性蛋白質溶液を変性蛋白質が凝集しにくく
    かつ抗体活性が失われないpH値の範囲にて接触させ
    て、抗体と変性蛋白質を結合させ、そして未結合該蛋白
    質を洗浄により除去し、蛋白質を固定した担体を調製す
    る。 第3工程:生理条件下で担体をインキュベートしたの
    ち、担体を洗浄する。 第4工程:抗体に固定された蛋白質を担体から溶出して
    蛋白質を回収する。
  2. 【請求項2】第1工程におけるpH値の範囲が2.0か
    ら6.6の範囲の任意の値に選定され、第2工程におけ
    るモノクローナル抗体はそれの変性蛋白質に対する親和
    性が天然型に対する親和性の3倍以上のモノクローナル
    抗体であるとともにpH値の範囲が2.0から6.6の
    範囲の任意の値に選定されている請求項1記載の蛋白質
    のリフォールディング方法。
  3. 【請求項3】第1工程のpH値を2.0として、第2工
    程のpH値の範囲を4.8から6.6に選定した請求項
    2記載の蛋白質のリフォールディング方法。
  4. 【請求項4】第1工程においてチオール化合物存在下で
    変性操作を行い、変性剤除去とともにチオール化合物を
    除去し、第3工程におけるインキュベートに代えて生理
    条件下で担体を酸化する請求項3記載の蛋白質のリフォ
    ールディング方法。
  5. 【請求項5】第3工程における酸化が還元型または酸化
    型グルタチオンにより行われる請求項4記載の蛋白質の
    リフォールディング方法。
  6. 【請求項6】蛋白質がそのN末端あるいはC末端に該蛋
    白質と異質なペプチド配列あるいは異質な蛋白質を有す
    る融合蛋白質である場合に、第3工程と該第4工程との
    間に、ペプチド配列あるいは異質な蛋白質を切断する工
    程が付加された請求項4記載の蛋白質のリフォールディ
    ング方法。
  7. 【請求項7】蛋白質が脳由来神経成長因子でそのN末端
    にMKAIFVEFIEGR−をもつ融合蛋白質であ
    り、第2工程の抗体のエピトープが−LEKVPVSK
    GQLK−のアミノ酸配列にあるモノクローナル抗体で
    ある請求項6記載の蛋白質のリフォールディング方法。
  8. 【請求項8】第2工程に使用する抗体が、蛋白質の結合
    された蛋白質と異質なペプチド配列あるいは異質な蛋白
    質の変性型に結合するモノクローナル抗体であり、第3
    工程の後にペプチド配列あるいは異質な蛋白質を切断す
    る工程で抗体からきり離された該蛋白質を回収する請求
    項7記載の蛋白質のリフォールディング方法。
JP20953396A 1996-08-08 1996-08-08 固定化モノクローナル抗体による蛋白質のリフォールディング方法 Pending JPH1052270A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018181876A1 (ja) 2017-03-31 2018-10-04 Meiji Seikaファルマ株式会社 水性製剤及び注射器入り水性製剤、並びに、抗体タンパク脱凝集剤及び抗体タンパク脱凝集方法

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WO2018181876A1 (ja) 2017-03-31 2018-10-04 Meiji Seikaファルマ株式会社 水性製剤及び注射器入り水性製剤、並びに、抗体タンパク脱凝集剤及び抗体タンパク脱凝集方法

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