JPH1052082A - ブラシレスモータの駆動制御回路 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動制御回路

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JPH1052082A
JPH1052082A JP8219249A JP21924996A JPH1052082A JP H1052082 A JPH1052082 A JP H1052082A JP 8219249 A JP8219249 A JP 8219249A JP 21924996 A JP21924996 A JP 21924996A JP H1052082 A JPH1052082 A JP H1052082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシレスモータ駆動制御回路に関し、
簡単な構成の付加により回転ムラを抑えることにある。 【解決手段】 2つのホール素子から出力されるホール
信号U,V間の振幅差を検知し、この振幅差に応じてホ
ール信号U,Vの振幅を制御する絶対値回路3及びコン
パレータ4よりなる振幅制御回路と、この振幅制御回路
の出力により振幅を調整する帰還アンプ5及び増幅器
1,2よりなる振幅調整回路とを有しホール信号U,V
に対して電気角で120°の位相差の合成信号Wを生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はVTRやポリゴンミ
ラーのスピンドルモータやディスク型記憶装置等のスピ
ンドルモータに好適なブラシレスモータ駆動制御回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】図1はVTRのキャプスタン軸を直接回
転駆動するブラシレスモータの断面図であり、図2は図
1に示したブラシレスモータのステータ部の平面図であ
る。ロータ10は中心にキャプスタン軸であるシャフト
40が固着され軸受け手段90、100によって回転自
在に支持されており、ステータ20と対向する表面に8
極の正弦波状の駆動磁極を有する駆動マグネット50が
備えられている。
【0003】ステータ20は軟磁性鋼板に絶縁層を介し
て銅箔を積層し、エッチング等の方法により回路パター
ンを形成したステータ基板70(配線基板を兼ねてい
る)をベースに、6個の空心のステータコイル80を6
0度間隔に回転中心と同軸に配し固着している。これら
のステータコイル80は前述した駆動磁極と平面で対向
しており、回転中心を挟んで対向する1組の2個が直列
に接続され、3組でスター結線の3相ステータコイルを
構成している。
【0004】これらのコイルの中心には2個のホール素
子130が、前述した駆動磁極のホール素子に磁束を供
給する部分の磁束密度に応じ120度位相差のホール信
号U及びVを出力するように配設されている。
【0005】また、図示しないMR型感磁素子はステー
タ20上に配設され、ロータ10のFGマグネット60
の外周のFG磁極に0.1mm程度の隙間を空けて対向
し、FG磁極に応じて1回転当たり360サイクルのF
G信号を出力する。FG信号はモータを目的の回転速度
に制御する速度制御信号に変換され、駆動電流を制御す
るようにIC140に内蔵された駆動回路に供給され
る。
【0006】前述したホール信号U及びVは和演算及び
反転回路をなし合成信号Wを出力する。これらの信号は
各々120度位相差の3相位置信号を構成し駆動回路に
供給され、駆動回路は3相のステータコイル80に、前
述した速度制御信号に応じた大きさの駆動電流を、この
位置信号に応じた比率に制御して流すように作用する。
この駆動電流により、ステータコイル80は、ロータ1
0の回転に応じた回転磁界を生じさせ、駆動磁極の磁界
との相互作用により回転駆動力を発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなブラシレス
モータにおいて回転ムラを抑える事は必要不可欠あり、
そのためにはホール信号U及びVを和演算し反転回路を
なして得られた合成信号Wは出来るだけホール信号U,
V信号と同等の波形が要求され、位相差のずれも少なく
する必要が有る。
【0008】前述した反転回路においてホール信号U,
Vが120度位相差で同振幅の正弦波としたとき、合成
信号Wも120度位相差の正弦波にすることが出来る。
このときのホール信号U,V及び合成信号Wの波形は図
20に示すような波形となる。しかしながらホール素子
には必ず感度のばらつきがあるのでホール信号U,V間
に振幅ずれが当然生じる。このとき図21に示すよう
に、ホール信号U,Vが振幅ずれを起こすことにより、
合成信号Wは位相がずれてしまう。この位相ずれは、ス
テータコイル80に流す電流のタイミングをずらし、回
転ムラを悪化させる原因となってしまう。また、トルク
増大等のため、ホール信号U及びVを正弦波ではなく台
形波状の信号としたときも同様に合成信号Wに影響を及
ぼし、合成信号Wは歪んだ三角波状の信号になる。この
ときの各信号の波形は第8図に示すような波形となる。
前述した歪んだ三角波状の合成信号Wは非線形変換回路
等により、図9に示すようなホール信号U,Vと同等の
台形波状の変換信号W’にすることが出来る。しかしな
がら、ホール信号U,V間の振幅にずれが生じている
と、図22に示すように歪みが生じ、且つ、位相もずれ
てしまう。このため図23に示すようにホール信号U,
V間の振幅差が大きくなればなるほど回転ムラが悪化し
てしまうという問題があった。本発明はこのような問題
点に鑑みなされたもので、回転ムラが良好で且つ、安価
なブラシレスモータを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明によるブラシレスモータ駆動制御回路
は、駆動磁極を備えるとともに回転自在に保持されるロ
ータと、前記駆動磁極と対向する3相のステータコイル
と、前記ロータの回転角度に応じた磁束を供給され、電
気角で120度の位相差のホール信号U及びVを出力す
る2個のホール素子と、前記ホール信号U及びVを合成
して前記ホール信号U及びVに対して電気角で120度
の位相差の合成信号Wを出力する信号合成手段と、前記
ホール信号U,V及び合成信号Wに応じて前記ステータ
コイルに駆動電流を流す駆動回路と、前記ホール信号U
及びVの振幅差に応じた振幅差信号を出力する振幅制御
手段と、前記振幅差信号に応じて前記ホール信号U,V
又は双方の振幅を調整する振幅調整手段とを備え、前記
ホール信号U及びVの振幅差を軽減するようにしたこと
を特徴とするものであり、更に、前記振幅調整手段は2
つの差動増幅器を含んで構成され、前記差動増幅器のど
ちらか一方の電流源であるコモン電流を調整することに
より前記2つの差動増幅器の出力であるホール信号Vu
とVvの振幅差を軽減するものであり、前記2つの差動
増幅器のコモン電流の値が等しいとき、コモン電流を調
整する側の差動増幅器の増幅率が他方の差動増幅器の増
幅率に対して5%以上低いことを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るブラシレ
スモータの外観構成は先に図1及び図2を用いて説明し
た従来例と略同様な構成であるので図1及び図2を再び
用いて説明する。
【0011】本発明に係るブラシレスモータでは、ロー
タ10の表面に8極の所定の第3次高調波成分と第5次
高調波成分を含ませた台形波状の駆動磁極を有する駆動
マグネット50が備えられており、ステータ20は従来
例と同様に回路パターンを形成した基板をベースに、6
個の空心コイルを60度間隔に回転中心と同軸に配し固
着されてる。
【0012】これらのコイルは前述した駆動磁極と平面
で対向しており、回転中心を挟んで対向する1組の2個
が直列に接続され、3組でスター結線の3相ステータコ
イル80を構成している。また、これらのコイルの中心
には2個のホール素子130が、前述した駆動磁極のホ
ール素子に磁束を供給する部分の磁束密度に応じ120
度位相差のホール信号U及びVを出力するように配設さ
れている。
【0013】更に、従来例同様にMR型感磁素子が配設
されFG信号を出力し、このFG信号は速度制御手段に
よりモータを目的の回転速度に制御する速度制御信号に
変換され、駆動電流を制御するように駆動回路に供給さ
れる。
【0014】(第1実施例)図3は本発明のブラシレス
モータ駆動制御回路の第1実施例を示すブロック図であ
り、この図に沿って具体的に説明する。まず、ホール信
号U,Vをそれぞれ増幅器1,2で増幅し、その出力を
絶対値回路3に入力する。それぞれの出力波形は図4
(a),(b)のUabs、Vabsのようになり、それらを
コンパレータ4にかけ、図5(a),(b)のような矩
形波Vcmpに変換する。即ち、コンパレータ4では、絶
対値回路3から出力され絶対値Uabs,Vabsの大小を電
気角ごとに比較して、この比較結果を“0”と“1”の
2値に変換することにより図5(a),(b)に示した
ような矩形波Vcmpが得られる。このときホール信号
U,Vの振幅が図4(a)に示したように同じであれば
矩形波のデューティは1:1(θ1=θ2)となり(図5
図(a))、一方図4(b)に示したようにホール信号
Uの振幅<ホール信号Vの振幅となればVcmpのデュー
ティはずれる(図5図(b))。
【0015】次に前記コンパレータ4の出力Vcmpを電
流に変換し、コンデンサCによって図6に示すような三
角波状に平滑する。ここで前記矩形波Vcmpのデューテ
ィは三角波のDC成分に変換されたことになり、次段の
帰還アンプ5に入力され、基準電圧6と比較増幅し、振
幅差を軽減するように前記増幅器1の増幅率を例えばコ
モン電流を変えるようにして調整する。言い換えると、
図5(a),(b)に示した矩形波のデューティーが等
しく(θ1=θ2)なるように調整する。この結果、図
9に示した如く、これらの作用により増幅器1の出力V
uは、常時増幅器2の出力Vvと同じ振幅の信号が出力
される。この振幅調整後の信号Vu及びVvを和演算
し、反転手段(加算回路7,非線形回路8,リミッタ
9)により反転することにより、波形歪みや位相ずれの
少ない常時安定した変換信号W’を出力することが出来
る。そして、増幅器1,2からの信号Vu,Vvと変換
信号W’をスタータコイル駆動回路11に供給して、3
相でブラシレスモータを駆動する。
【0016】図7は本発明の一実施例に係るブラシレス
モータを適用した駆動制御回路の具体的な構成を示した
回路図である。HGU,HGVはそれぞれホール素子で
あり、入力端子は並列に接続され、抵抗R1,R2でバ
イアス電流が供給されている。各ホール素子HGU,H
GVの出力端子はトランジスタQ1〜Q4で構成されて
いる差動増幅器のベース端子に接続されている。トラン
ジスタQ1〜Q4、Q78、抵抗R3〜R11、電流源
I1は増幅器1,2を構成しており、トランジスタQ1
〜Q4の各々のコレクタには増幅されたホール信号V
u、Vvが出力される。
【0017】増幅されたホール信号Vu、VvはQ5〜
Q8で構成されている差動増幅器のベース端子に接続さ
れている。トランジスタQ5〜Q12、抵抗R12〜R
17、電流源I2〜I3、ダイオードD1は加算回路7
を構成しており、トランジスタQ13,Q14のコレク
タに電流として出力される。出力された電流はバイアス
電流I4、I5とともにダイオードD2、D3に供給さ
れ、電圧に変換される。そして、それぞれのアノードか
らトランジスタQ15,Q18のベースに接続される。
【0018】トランジスタQ15〜Q18、抵抗R18
〜R19、電流源I6は非線形回路8を構成しており、
トランジスタQ16,Q17のコレクタに電圧として出
力され、トランジスタQ19,Q20のベースに接続さ
れる。これらのトランジスタQ19,Q20、抵抗R2
0,R21、電流源I7はリミッタ9を構成しており、
トランジスタQ19,Q20のコレクタに変換信号W’
として出力される。出力された変換信号W’は増幅した
ホール信号Vu、Vvともに3相の位置信号としてトラ
ンジスタQ21〜Q26のベースに接続される。
【0019】トランジスタQ21〜Q46、抵抗R23
〜R29、抵抗R43、電流源I8〜I10はステータ
コイル駆動回路11を構成しており、トランジスタQ4
2のベースに入力された速度制御信号に応じた大きさの
電流を位置信号に応じた比率に制御して、トランジスタ
Q44〜Q46のコレクタに接続されたインダクタンス
L1〜L3で示されるステータコイル80に流すように
作用する。
【0020】また、前述したホール信号Vu,Vvはそ
れぞれの振幅差を検出すべく絶対値回路の入力であるト
ランジスタQ47,Q48,Q57,Q58のベース端
子にも接続されている。トランジスタQ47〜Q60、
抵抗R32〜R39、電流源I11〜I12、ダイオー
ドD6〜D7、電圧源E1,E2は絶対値回路3を構成
し、トランジスタQ54,Q60のコレクタに矩形波U
abs,Vabsが出力される。
【0021】矩形波Uabs,Vabsはコンパレータ4の入
力であるトランジスタQ65,Q66のベースに接続さ
れる。トランジスタQ63〜Q66、電流源I13はコ
ンパレータ4を構成しトランジスタQ64のコレクタに
出力され、トランジスタQ67,Q68、電流源I1
4,I15、抵抗R40、コンデンサCから構成される
電圧電流変換回路を介してダイオードD8のアノードに
振幅制御信号が出力される。この信号はトランジスタQ
69のベースに接続され、トランジスタQ69〜Q7
8、抵抗R41,R42、電圧源E3、電流源I16,
I17で構成される帰還アンプ5における基準電圧6と
比較し、増幅してトランジスタQ78のコレクタに電流
として出力される。
【0022】この電流は前述した増幅器1のコモン電流
となり、増幅したホール信号Vu,Vvの振幅差に応じ
てコモン電流を変化させ、最終的にホール信号Vuを、
ホール信号Vvと同じ振幅に制御する。
【0023】前述したホール信号U及びVは信号合成手
段7で、和演算及び反転をなし合成信号Wを出力する。
ホール信号U及びVは図8に示すように台形波状の信号
となり、合成信号Wは歪んだ三角波状の信号になる。こ
のとき合成信号Wは非線形変換回路8により、図9に示
すようにホール信号U,Vと同等の台形波状の変換信号
W’にすることが出来る。
【0024】次にロータの駆動磁極について説明する。
前記ロータの回転角度に応じて前記ホール素子に磁束を
供給する部分の磁極波形は基本波に同相の第3次高調波
成分及び第5次高調波成分を含み、前記第3次高調波成
分の含有率と前記第5次高調波成分の含有率との差を1
6%以下にしている。近年、機器の小型化及び効率向上
が求められ、このようなブラシレスモータにおいても、
駆動電流を低減しトルクを増大する事が求められてお
り、このためには、総磁束量を増すことが有効と考え、
駆動磁極を正弦波から台形波状する事を試みた。
【0025】駆動磁極を正弦波から台形波状にしていく
と、マグネットの特性で定まる最大磁束密度は一定であ
るから、図10に示すように第3次高調波の含有率が増
大することに伴って基本波も増大しトルク増大に寄与す
ることが判明した。即ち、図11に示すように例えば駆
動磁極に10%の第3次高調波を含有するようにする
と、基本波も10%程度増大し、この結果トルクも10
%増大する事がわかる。しかし、ホール素子に磁束を供
給する部分も同様で、ホール信号もこの第3次高調波成
分が含まれ、これらを和演算及び反転をなし合成信号W
を生成すると、ホール信号の波形と異なった歪みを多く
含む波形を生じ、第3次高調波成分のみを増していく
と、図12(e)に示すように三角波状の合成信号Wの
ゼロクロス付近の傾斜が小さくなり、非線形変換手段を
通じても図12(f)に示すような歪んだ台形波出力と
なる。これが各相のステータコイル相互の駆動電流の相
違となり、トルクのムラとなってモータの回転ムラを悪
化させる原因となった。特に第3次高調波の含有率が1
6%を超えると図12(g)に示すように合成信号Wの
ゼロクロス付近の傾斜が逆になり、図12(h)に示す
ように極端に歪んだ変換出力となり、逆方向の駆動トル
クが発生するなど使用に耐えなくなる。
【0026】これらは図13に示すように、駆動磁極の
第3次高調波の含有率の増大にともなって回転ムラが増
大し、特に含有率が8%以上になると回転ムラは0.3
%を超え使用に耐えなくなるという問題を生じた。この
問題の解決のため駆動磁極に第5次高調波を含有させる
と上述の合成信号Wは図12(i)に示すようにゼロク
ロス付近の傾斜が良好となり変換波形W’の歪みも図1
2(j)に示すように低下し、良好な回転ムラ特性を呈
する。
【0027】このため、第3次高調波の含有率が16%
を超えても、第3次高調波の含有率から第5次高調波の
含有率を差し引いた差が16%以下であれば合成信号W
のゼロクロス付近の傾斜が逆にならず、逆方向の駆動ト
ルクも発生することはないし、含有率の差が12%以下
であれば良好な回転ムラ特性をも示す。
【0028】尚、駆動磁極のホール素子に磁束を供給す
る部分の磁極波形が上述したように第3次高調波成分及
び第5次高調波成分を含んでいれば、上述の課題は解決
されるので、駆動磁極の他の部分の含有率が異なっても
同様の効果を得る。
【0029】次に非線形変換回路について説明する。前
述したように、ホール信号U及びVは信号合成手段で和
演算及び反転をなし合成信号Wを出力する。駆動磁極の
ホール素子に磁束を供給する部分の磁極波形も第3次高
調波成分と第5次高調波成分を含ませた台形波状である
から、ホール信号U及びVも図12(a),(b)に示
すように台形波状の信号となり、合成信号Wは図12
(c)に示すように歪んだ三角波状の信号として得られ
る。
【0030】非線形変換手段は入力された三角波状の合
成信号Wを図12(d)に示すような台形波状の変換信
号W’に変換するよう、入力信号のゼロクロス付近では
ゲインが高く、入力信号の振幅が大きくなるにつれてゲ
インを低下させ最終的には入力振幅が上昇しても出力振
幅は殆ど上昇しないような特性の、入力振幅と出力振幅
との関係が三角波−台形波変換特性を有する回路手段で
ある。
【0031】具体的には本実施例の場合、入力振幅を3
/4乗した後、更に差動増幅器の対数変換特性を用いて
三角波状の信号を台形波状の信号に変換するように構成
しており、実験では1/2乗〜1/1乗の間で必要な変
換特性が得られ、特に1/2乗〜5/6乗で好ましい三
角波−台形波変換特性を得た。
【0032】次にホール素子の配置について説明する。
ロータの駆動マグネットは厳重に注意して製作してもホ
ール素子と対向する面に面振れが残り、ホール素子に供
給される磁束の磁束密度がロータの回転により変化す
る。この影響は、ホール素子出力の振幅が回転内で大き
くなる部分と小さくなる部分とが交互に繰り返されるい
わゆる1回転1サイクルのAM変調となる。
【0033】信号合成手段を備えた場合の固有の問題と
して、2個のホール素子の配置が離れていると、一方の
ホール素子出力の振幅が大であるときに、他方のホール
素子の出力の振幅が小となり、合成信号W及び変換信号
W’の波形が変化し、回転ムラ増大の原因となる。
【0034】図14は駆動マグネットのホール素子と対
向する面の面振れが大きい場合に、機械角で表したホー
ル素子の間隔と回転ムラの関係を実験で求めたもので、
60度以下で回転ムラ増大の影響が使用可能な0.25
%程度に低減され、45度以下では回転ムラ増大の影響
は無視し得る0.15%程度に小さくなる。また、図1
5はステータ基板上に2個のホール素子が機械角で30
度の間隔で、前述した駆動磁極に応じ120度位相差の
ホール信号U及びVを出力するように配設している例を
示している。
【0035】次にホール素子について説明する。前述し
た非線形変換回路を備えた場合の固有の問題として、ホ
ール素子の感度が温度によって変化し、ホール素子出力
の振幅が変化すると、非線形変換手段の出力波形が変化
する特性があり、回転ムラの増大につながる場合があ
り、使用できる温度範囲が限定される。
【0036】この問題を解決するため、非線形変換手段
の変換特性を温度に応じて変化させて出力波形を補償す
る方法があるが、その回路構成が複雑となる別の問題を
生じる。このため、ホール素子に温度特性の良好なGa
As型ホール素子を用いることにより、温度変化により
ホール素子出力の振幅が変化することが少なくなり、回
路構成を複雑にすることなく、非線形変換手段の出力波
形が変化することがなく、温度に対して安定した回転ム
ラが得られ、使用できる温度範囲が拡大される。
【0037】本実施例ではホール信号U,V間の振幅差
を検知し、この振幅差に応じてホール信号U,Vの振幅
を調整し、振幅差が軽減された後の信号を和演算及び反
転をなすことにより安定した変換信号W’を出力するこ
とが出来るので回転ムラを大きく改善できる。
【0038】また、図16の回路図で示される駆動回路
ではホール信号Uに応じた信号とホール信号Vに応じた
信号との差分Xを生成し、ホール信号Vに応じた信号と
変換信号W’に応じた信号との差分Yを生成し、変換信
号W’に応じた信号とホール信号Uに応じた信号との差
分Zを生成し、ステータコイルに駆動電流を制御して流
すように駆動回路を構成している。
【0039】駆動回路手段は3相のステータコイルに、
前述した速度制御信号に応じた大きさの電流を、これら
の信号の大きさに応じた比率に制御して流すように作用
するから、上述したようにホール信号U,V及び変換信
号W’が台形波である場合3相のステータコイルの電流
の比率の変化が急峻となり、振動や騒音、電磁ノイズの
発生量が増大する問題がある。
【0040】ホール信号Uに応じた信号とホール信号V
に応じた信号との差分Xを生成し、ホール信号Vに応じ
た信号と変換信号W’に応じた信号との差分Yを生成
し、変換信号W’に応じた信号とホール信号Uに応じた
信号との差分Zを生成すると、差分信号は第3次高調波
信号が打ち消し合い図12(k),(l),(m)に示
すように略正弦波状となる。
【0041】この略正弦波状の信号X、Y及びZに応じ
て前記ステータコイルに駆動電流を制御して流すように
駆動回路を構成することにより、駆動磁極は台形波でト
ルク増大の効果を得ながら且つ、この3相のステータコ
イルの電流の比率の変化が緩慢となり、振動や騒音、電
磁ノイズの発生量が減少し、上述した問題も解決され
る。
【0042】(第2実施例)次に第2実施例について説
明する。前記帰還アンプ5による制御電流波形は図6に
示すように多少のリップルを持っている。この電流のリ
ップル分が増幅器1のコモン電流のDC成分に対して比
率が大きくなると増幅後の波形に歪みが発生し、変換信
号W’にも歪みが発生することとなり結果として回転ム
ラが悪化してしまう。例えばホール信号Vを増幅する増
幅器のコモン電流を固定してホール信号Uを増幅する増
幅器のコモン電流を制御した場合を考える。図6のよう
にホール信号Uの振幅>ホール信号Vの振幅のときはコ
モン電流のDC成分を下げ、ホール信号Uの振幅<ホー
ル信号Vの振幅のときはDC成分を上げる。ただしリッ
プルの大きさは変化しない。よって図17に示すように
DC成分に対するリップル分の比率は(以下リップル電
流比と呼ぶ)、ホール信号Uの振幅>ホール信号Vの振
幅になるほど大きくなり、ホール信号Uの振幅<ホール
信号Vの振幅になるほど小さくなる。
【0043】したがって図18に示すようにホール信号
U,Vの振幅差が帰還アンプのダイナミックレンジ゛内
であれば、ホール信号Uを増幅する増幅器のコモン電流
を増やせば増やすほど(すなわちホール信号Uの振幅<
ホール信号Vの振幅となればなるほど)回転ムラは減少
する。
【0044】本実施例ではこの点に着目し、図19に示
すように、ホール信号U,Vの振幅差が0のときでも、
制御する側の増幅器のコモン電流値を他方の増幅器のコ
モン電流値より5%以上増やし(換言すればそれぞれの
コモン電流値が同じとき、制御する側の増幅器の増幅率
を他方の増幅器の増幅率より5%以上低くし)、帰還ア
ンプのダイナミックレンジもシフトすることにより一定
の振幅ばらつき範囲内の平均のリップル電流比を小さく
することができ、同様に平均の回転ムラも減少すること
が出来る。ここで増幅器のコモン電流値の差(増幅器の
増幅率の差)を5%以上としたのは、5%未満であると
効果が小さいためである。尚、この比が20%を越える
と帰還アンプのダイナミックレンジが狭くなってしま
い、振幅ばらつきを制御できる範囲が狭くなってしまう
事があり、この比は20%以下にすることが好ましい。
【0045】これまで述べてきた実施例ではいわゆるフ
ィードバック型の構成としたが、いわゆるフィードフォ
ワード型の構成にしても良くまた、実施例においてはい
わゆるアキシャルギャップ型のブラシレスモータで説明
したが、ラジアルギャップ型のモータであっても本発明
は実施可能で同様な効果を得ることが出来る。更に、駆
動磁極が同一面に一体的に存在するモータについて説明
したが、ステータコイルに磁束を供給する面と、ホール
素子に磁束を供給する面とに区分されて存在するような
ブラシレスモータも本発明を逸脱するものではないな
ど、ここで説明した実施例に限らず種々の変形が可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】本発明によればホール信号U,V間の振
幅差を検知し、この振幅差に応じてホール信号U,Vの
振幅を調整し、振幅差が軽減された後の信号を和演算及
び反転をなすことにより安定した変換信号W’を出力す
ることが出来るので回転ムラを大きく改善できるととも
に、3相モータにおいて、ホール素子の使用を2個に抑
えることができるので安価で性能の良好なブラシレスモ
ーターを提供することができる。また、増幅器のコモン
電流の値が同じとき、調整される側の増幅器の増幅率を
他方の増幅器の増幅率より5%以上低くすることによ
り、リップル電流比を小さくでき、回転ムラを軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 VTRのキャプスタン軸を直接駆動するブラ
シレスモータの断面図である。
【図2】 図1に示したブラシレスモータのステータの
平面図である。
【図3】 本発明の一実施例に係るブラシレスモータ駆
動回路を示すブロック図である。
【図4】 絶対値回路の出力波形を示す図である。
【図5】 コンパレータの出力波形を示す図である。
【図6】 コンデンサにより平滑された波形を示す図で
ある。
【図7】 本発明の一実施例に係るブラシレスモータ駆
動回路の具体的な構成を示す回路図である。
【図8】 ホール信号が台形波状のときのホール信号と
合成信号の波形を示す図である。
【図9】 ホール信号が台形波状で合成信号を非線形変
換回路により変換したときのホール信号と変換信号の波
形を示す図である。
【図10】 正弦波のみの駆動磁極波形と第3次高調波
を15%含んだ台形波状の駆動磁極波形とを比較した図
である。
【図11】 第3次高調波の含有率によるトルク増大率
を示す図である。
【図12】 ホール信号,合成信号及び変換信号の波形
を示す図である。
【図13】 第3次高調波の含有率による回転ムラの比
率を示す図である。
【図14】 ホール素子の間隔による回転ムラの比率を
示す図である。
【図15】 本発明の一実施例に係るブラシレスモータ
駆動制御回路に使用するブラシレスモータの他のステー
タの平面図である。
【図16】 本発明の一実施例を示す他の回路図であ
る。
【図17】 DC電流値に対するリップル電流比を示す
図である。
【図18】 本発明の第1実施例におけるVに対するU
の振幅比による回転ムラの比率を示す図である。
【図19】 本発明の第2実施例におけるVに対するU
の振幅比による回転ムラの比率を示す図である。
【図20】 理想的なホール信号と合成信号の波形を示
す図である。
【図21】 実際のホール信号と合成信号の波形を示す
図である。
【図22】 ホール信号に振幅のずれが生じているとき
のホール信号と変換信号の波形を示す図である。
【図23】 従来のブラシレスモータ駆動制御回路を使
用したときのVに対するUの振幅比による回転ムラの比
率を示す図である。
【符号の説明】
1,2 増幅器 3 絶対値回路 4 コンパレータ 5 帰還アンプ 6 基準電圧 7 加算回路 8 非線形回路 9 リミッタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動磁極を備えるとともに回転自在に保持
    されるロータと、前記駆動磁極と対向する3相のステー
    タコイルと、前記ロータの回転角度に応じた磁束を供給
    され、電気角で120度の位相差のホール信号U及びV
    を出力する2個のホール素子と、前記ホール信号U及び
    Vを合成して前記ホール信号U及びVに対して電気角で
    120度の位相差の合成信号Wを出力する信号合成手段
    と、前記ホール信号U,V及び合成信号Wに応じて前記
    ステータコイルに駆動電流を流す駆動回路と、前記ホー
    ル信号U及びVの振幅差に応じた振幅差信号を出力する
    振幅制御手段と、前記振幅差信号に応じて前記ホール信
    号U,V又は双方の振幅を調整する振幅調整手段とを備
    え、前記ホール信号U及びVの振幅差を軽減するように
    したことを特徴とするブラシレスモータ駆動制御回路。
  2. 【請求項2】前記振幅調整手段は2つの差動増幅器を含
    んで構成され、前記差動増幅器のどちらか一方の電流源
    であるコモン電流を調整することにより前記2つの差動
    増幅器の出力であるホール信号VuとVvの振幅差を軽
    減するものであり、前記2つの差動増幅器のコモン電流
    の値が等しいとき、コモン電流を調整する側の差動増幅
    器の増幅率が他方の差動増幅器の増幅率に対して5%以
    上低いことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモ
    ータ駆動制御回路。
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