JPH1052021A - ステッピングモーター用コイル - Google Patents

ステッピングモーター用コイル

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Publication number
JPH1052021A
JPH1052021A JP20375396A JP20375396A JPH1052021A JP H1052021 A JPH1052021 A JP H1052021A JP 20375396 A JP20375396 A JP 20375396A JP 20375396 A JP20375396 A JP 20375396A JP H1052021 A JPH1052021 A JP H1052021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
wire
common
stepping motor
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP20375396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Terada
幸弘 寺田
Takayasu Uchiyama
隆康 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP20375396A priority Critical patent/JPH1052021A/ja
Publication of JPH1052021A publication Critical patent/JPH1052021A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローポール型ステッピングモーター本体及
びモーター駆動回路基板の小型化、部品点数の削減と製
造工程の簡素化によるコストダウン及び電流制御の信頼
性の向上を目的とする。 【解決手段】 コイル1aのコモン線とコイル1bのコ
モン線を接続するリード線4と、リード線4とコイル1
bのコモン線との接続部に接続されるリード線3と、コ
イル1a及び1bの信号線に接続されるリード線5a、
6a、5b、6bとを設け、リード線3をコイル1a、
1bのコモン線に電源電圧を印加するための共通リード
線とすることにより、モータより引き出されるリード線
を5本とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステッピングモータ
ー用コイルに関するものであり、より具体的には、コイ
ル用線材をバイフィラ巻きしてなる2つのコイルを有す
る永久磁石型ステッピングモーターにおけるコイルの配
線の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石型ステッピングモーターとして
はコイル用線材をバイフィラ巻きしてなる2つのコイル
を有するクローポール型構造のステッピングモーターが
低コストで周波数特性の優れたステッピングモーターと
して主流となっている。
【0003】図3はクローポール型構造を有する永久磁
石型ステッピングモーター(以下、単に「ステッピング
モーター」と記述する。)の構造を説明するための断面
図である。この図に示されているように、ステッピング
モーターは、出力軸(13)が軸止され円筒面に多極着
磁されたローター(14)と、板金に櫛歯状のステータ
ポールを立てた構造を有する第1及び第2のステーター
コア(15a、15b)と、モーターのケースを兼ね上
記第1及び第2のステーターコア(15a、15b)の
櫛歯状のステータポールにかみ合うように同じくステー
タポールを立てた第3及び第4のステーターコア(16
a、16b)と、上記第1及び第3のステーターコア
(15a、16a)に挟まれ、第1のボビン(2a)に
バイフィラ状に巻回された第1のコイル(1a)と、第
2及び第4のステータコア(15b、16b)に挟ま
れ、第2のボビン(2b)にバイフィラ状に巻回された
第2のコイル(1b)とからなっている。
【0004】図4はステッピングモーターのコイルにお
いて、前記第1または第2のコイル(1)に線材をボビ
ンに巻回する方法が示されている。2本の線材(10I
、10II)はボビン(2)に同一方向に巻回され、前
記線材(10I )の巻きはじめの先端(7I )ともう一
方の線材(10II)の巻き終わり部分の先端(7II)を
半田付け等で接続して1本の先端部(7)を形成する。
このとき、2本の線材(10I 、10II)は前記接続し
てなる先端部(7)を対称にして、反対方向に巻かれた
ことになり、バイフィラ状のコイルとなる。ここで、点
(7)は駆動回路より電源電圧を印加する部分で、ここ
に接続される線はコモン線と呼ばれ、コモン線(7)を
対称にして巻回された線材の2つの先端部(8、9)は
駆動回路より駆動信号が供給される部分で信号線と呼ば
れる。
【0005】図5に従来のステッピングモーターの2組
のコイル(1a、1b)と駆動回路基板(12)との接
続方法を説明するための平面図を示している。
【0006】図5に示すように従来、コモン線(7a、
7b)はコモン用リード線(3a、3b)に、信号線
(8a、9a、8b、9b)はそれぞれ駆動信号用リー
ド線(5a、6a、5b、6b)に接続され、各コイル
に接続された3本づつ計6本のリード線(3a、5a、
6a、3b、5b、6b)は、6端子のコネクタ(1
8)を介してモーターを駆動するための駆動回路基板
(12)に接続されていた。
【0007】しかしながら、コネクタの端子数をできる
だけ減らして駆動回路基板の小型化を図ろうといった要
請に応じ、駆動回路基板に接続するコネクタの端子数を
5端子にする接続方法が提案されている。図6には従来
のステッピングモーターのコイルにおいて、リード線を
5本にするためにとられていたコイルと駆動基板の接続
方法を説明するための斜視図である。
【0008】図6において説明を容易にするためにモー
ターのケース等は図示せず、コイルと駆動基板の接続方
法の概略を図示してある。
【0009】図6に示すように、ボビン(2a、2b)
に設置された端子(16a〜18a、16b〜18b)
は2つのコイル(1a、1b)のコモン線(7a、7
b)と各信号線(8a、9a、8b、9b)がそれぞれ
接続されている。
【0010】前記端子(16a〜18a、16b〜18
b)は直接プリント配線基板(以下、「PCB」と記述
する)(19)に接続、固定され、PCB(19)上に
パターンニングされたプリント配線(20)によりコモ
ン線同士の電気的接続がなされる。従って、2つのコイ
ル(1a、1b)の各2本の信号線と接続した1本のコ
モン線の合わせて5本のリード線(21)が5本の端子
を有するコネクタ(11)を介して、駆動回路基板(1
2)に接続されるといった方法を取っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、図5
に示したように従来のステッピングモーターのコイルは
駆動回路基板へ6本のリード線と6端子のコネクタを介
して接続されているため、コネクタの駆動回路基板に占
める面積が大きくなり、駆動回路基板の小型化を困難に
している。
【0012】また、モーターのコイルへ過電流が流れる
のを防ぐ場合、各コモン線ごとに過電流防止用の温度ヒ
ューズ等の素子が必要となり、このためコストアップの
要因となるばかりではなく、2つのコイルに流れる電流
を同時に遮断するための制御が困難となる。
【0013】一方、駆動回路基板に接続するコネクタの
端子数を減らすために、図6に示したように、ボビンに
設置された端子とそれに接続されたPCBにより、リー
ド線を5本にする場合は、ボビンに設置された端子とP
CBとの接続や、PCB上への駆動回路基板接続用コネ
クタの設置等、モーターの製造工程の複雑化と部品点数
の増加によるコストアップを招き、モーターの小型化を
も困難にさせる。
【0014】本発明は、以上の問題点を解決するために
成されたもので、その目的はモーター及び回路基板の小
型化、部品点数の削減と製造工程の簡素化によるコスト
ダウン及び電流制御の信頼性の向上を達成するステッピ
ングモーター用コイルを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明ではコイル用線材(10a、10b)をバ
イフィラ巻きしてなる2つのコイル(1a、1b)を有
する永久磁石型ステッピングモーターにおいて、一方の
コイルのコモン線(7a、7b)を他方のコイルのコモ
ン線に線相互間で接続することにより該2つのコイルか
ら1本のコモン線(3)を引き出してなるのである。
【0016】これにより、端子付きボビンやPCBを用
いること無く駆動回路基板に接続させるためのリード線
をコモン線用の1本と2つのコイルの駆動線用リード線
4本と合わせて計5本にすることができるので、製造工
程や部品点数を増加をさせずにリード線と回路基板を接
続するためのコネクタの端子数を5本にすることがで
き、駆動回路基板に占めるコネクタの面積を減少させ、
駆動回路基板の小型化を容易にする。またコイルに電源
電圧を印加するためのコモン用リード線が1本であるた
め、モーターに過電流が流れるのを防止するための素子
も1つでよく、コストダウンと電流遮断制御の信頼性向
上を達成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明における好適な実施例を以
下に示す図面に添って説明する。
【0018】図1に本発明によるステッピングモーター
のコイルの斜視図を示し、この図において、第1のボビ
ン(2a)に巻回された第1のコイル(1a)より引き
出された3本のリード線(4、5a、6a)の内2本の
リード線(5a、6a)は駆動信号用リード線であり、
残りのリード線(4)は、第2のボビン(2b)に巻回
された第2のコイル(1b)のコモン線に接続される。
そして、第2のコイル(1b)より駆動回路へ接続され
るための駆動信号用リード線(5b、6b)とコモン用
リード線(3)が引き出されることによって、2組のコ
イルより引き出されるリード線は5本となっている。
【0019】図2は、本発明の実施例として、図1にお
けるコイルとリード線及び、駆動回路基板との接続を説
明するための平面図であり、この図において線材(10
a)は第1のコモン線(7a)を対称にして第1のボビ
ン(2a)に反対方向即ち、バイフィラ状に巻回され、
この第1のコモン線(7a)はリード線(4)の皮膜を
除去した先端部に巻回され、半田付けにより接続されて
いる。巻回された線材(10a)の先端(8a、9
a)、即ち信号線はリード線(5a、5b)の皮膜を除
去された先端にそれぞれ巻回され、半田付けにより接続
されており、リード線(5a、6a)は第1のコイル
(1a)の駆動信号用リード線となる。
【0020】もう一方の第2のコイル(1b)において
も同様にコイル用線材(10b)が第2のコモン線(7
b)を対称にして第2のボビン(2b)にバイフィラ状
に巻回されて配置されている。
【0021】第2のコモン線(7b)はリード線(3)
の皮膜を除去した先端部と第1のコイル(1a)より引
き出されたリード線(4)の皮膜を除去された先端部を
接続した部分に巻回され、半田付けにより接続されてい
る。また、信号線(8b、9b)はリード線(5b、6
b)の皮膜を除去した先端部にそれぞれ巻回され、半田
付けにより接続されている。従って、リード線(5b、
6b)は第2のコイル(1b)の駆動信号用リード線と
なり、リード線(3)は第1及び第2のコイル(1a、
1b)に共通のコモン用リード線となる。そして、両コ
イル(1a、1b)より引き出された5本のリード線
(3、5a、6a、5b、6b)は5本の端子を有する
コネクタ(11)を介して駆動回路基板(12)に接続
される。
【0022】
【発明の効果】以上により、本発明によれば駆動基板に
接続されるリード線を5本にする事ができるため、リー
ド線と駆動回路基板とを接続するコネクタが6端子から
5端子となり駆動回路基板におけるコネクタの占有面積
を減少させることができる。即ち、駆動回路基板の小型
化を達成させると同時に、駆動回路基板に接続されるコ
モン線用のリード線が1本となるため、コイルに過電流
が流れるのを防止する場合は電流制限素子数が1個でよ
く、部品点数の削減によるコストダウンばかりではな
く、2つのコイルに流れる電流を同時に遮断するための
制御が容易となり、モーターの信頼性を向上させること
ができる。
【0023】また、従来リード線を5本にするために使
用していた端子付きボビン、PCB、及びPCBとリー
ド線を接続するためのコネクタを使用する必要が無く、
モーターの小型化と製造工程及び部品点数の削減による
コストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するステッピングモーターにおける
コイルの斜視図である。
【図2】本発明に関するステッピングモーターのコイル
と駆動回路基板との接続を説明するための平面図であ
る。
【図3】クローポール構造を有し、ユニポーラ駆動され
るPM型ステッピングモーターの断面図である。
【図4】ステッピングモーターのコイルにおける線材の
巻回方法を説明するための平面図である。
【図5】従来のステッピングモーターのコイルにおける
コイルと駆動回路基板の接続を示した平面図である。
【図6】従来のステッピングモーターのコイルにおい
て、リード線を5本にするための方法を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
1、1a、1b コイル 2、2a、2b ボビン 3、3a、3b コモン用リード線 4 コモン線間接続用リ
ード線 5a、5b、6a、6b 駆動信号用リード線 7、7a、7b コモン線 8、9、8a、8b、9a、9b 信号線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル用線材(10a、10b)をバイ
    フィラ巻きしてなる2つのコイル(1a、1b)を有す
    る永久磁石型ステッピングモーターにおいて、一方のコ
    イルのコモン線(7a)を他方のコイルのコモン線(7
    b)に線相互間で接続することにより該2つのコイルか
    ら1本のコモン線(3)を引き出してなることを特徴と
    するステッピングモータ用コイル。
JP20375396A 1996-08-01 1996-08-01 ステッピングモーター用コイル Pending JPH1052021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20375396A JPH1052021A (ja) 1996-08-01 1996-08-01 ステッピングモーター用コイル

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JP20375396A JPH1052021A (ja) 1996-08-01 1996-08-01 ステッピングモーター用コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1052021A true JPH1052021A (ja) 1998-02-20

Family

ID=16479275

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20375396A Pending JPH1052021A (ja) 1996-08-01 1996-08-01 ステッピングモーター用コイル

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JP (1) JPH1052021A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068364A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Sanyo Electric Co Ltd コイル装置

Cited By (1)

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