JP2000125495A - インナーロータ型の固定子 - Google Patents
インナーロータ型の固定子Info
- Publication number
- JP2000125495A JP2000125495A JP10287636A JP28763698A JP2000125495A JP 2000125495 A JP2000125495 A JP 2000125495A JP 10287636 A JP10287636 A JP 10287636A JP 28763698 A JP28763698 A JP 28763698A JP 2000125495 A JP2000125495 A JP 2000125495A
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- Japan
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- multilayer printed
- phase
- stator
- circuit board
- printed circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルを結線するためのプリント基板に流せ
る電流を大きくし、小型で安価な電動機の固定子を提供
することを目的とする。 【解決手段】 多層プリント基板１１には、三相のコイ
ルに電流を供給するリード線を接続するためのリード端
子部１２と、三相のコイルの中継端子を半田付けする中
継端子部１３と、さらに三相のうち１相を配線するリン
グ状の配線パターン１４を表面層に配置している。図示
しないが、表面層と同様の配線パターン，を備えた層が
下に３０度ずつずれて２相分と中性点を接続するリング
状の配線パターンを備え、多層プリント基板１１を構成
している。
る電流を大きくし、小型で安価な電動機の固定子を提供
することを目的とする。 【解決手段】 多層プリント基板１１には、三相のコイ
ルに電流を供給するリード線を接続するためのリード端
子部１２と、三相のコイルの中継端子を半田付けする中
継端子部１３と、さらに三相のうち１相を配線するリン
グ状の配線パターン１４を表面層に配置している。図示
しないが、表面層と同様の配線パターン，を備えた層が
下に３０度ずつずれて２相分と中性点を接続するリング
状の配線パターンを備え、多層プリント基板１１を構成
している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は各種産業用機器など
に使用されるインナーロータ型の固定子巻線の結線処理
に関するものである。
に使用されるインナーロータ型の固定子巻線の結線処理
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、各種産業用機器に使用される電動
機は、高速応答性が要求されるため、イナーシャの小さ
なインナーロータ型が一般的で、その小型化，高性能
化，低コスト化のために、巻線の高密度化と巻線端部の
省スペース化、工程の自動化の必要性が高まっており、
固定子鉄心に巻装したコイルの結線処理に、絶縁性基板
に導体パターンを多層に配設したプリント基板を用いて
工程を合理化している。
機は、高速応答性が要求されるため、イナーシャの小さ
なインナーロータ型が一般的で、その小型化，高性能
化，低コスト化のために、巻線の高密度化と巻線端部の
省スペース化、工程の自動化の必要性が高まっており、
固定子鉄心に巻装したコイルの結線処理に、絶縁性基板
に導体パターンを多層に配設したプリント基板を用いて
工程を合理化している。
【０００３】以下、従来の固定子およびプリント基板の
配線パターンについて図を用いて説明する。
配線パターンについて図を用いて説明する。
【０００４】図３，図４において、２１は積層鉄心、２
２はコイル、２３は中継端子、２４は所定の配線パター
ンを施した多層プリント基板である。この多層プリント
基板２４には、外部からコイル２２に電流を供給するリ
ード線を接続するリード端子部３１、コイル２２の中継
端子２３を半田付けする中継端子部３２、さらにＵ，
Ｖ，Ｗ相のうち１相を配線するＣ形の配線パターン３３
を表面層に配置している。図示しないが、表面層と同様
の配線パターンを備えた層が下に３０度ずつずれて２相
分あり、多層プリント基板２４を構成している。
２はコイル、２３は中継端子、２４は所定の配線パター
ンを施した多層プリント基板である。この多層プリント
基板２４には、外部からコイル２２に電流を供給するリ
ード線を接続するリード端子部３１、コイル２２の中継
端子２３を半田付けする中継端子部３２、さらにＵ，
Ｖ，Ｗ相のうち１相を配線するＣ形の配線パターン３３
を表面層に配置している。図示しないが、表面層と同様
の配線パターンを備えた層が下に３０度ずつずれて２相
分あり、多層プリント基板２４を構成している。
【０００５】コイル２２は積層鉄心２１の極歯単位毎に
巻装後、中継端子２３にからげて半田付けされる。その
後Ｕ，Ｖ，Ｗ相の順に繰り返して環状に接合され、中継
端子２３を多層プリント基板２４の中継端子部３２に挿
入半田付けして固定子が構成される。このあとリード線
をリード端子部３１に半田付けすることでコイルに電流
を供給することができる。
巻装後、中継端子２３にからげて半田付けされる。その
後Ｕ，Ｖ，Ｗ相の順に繰り返して環状に接合され、中継
端子２３を多層プリント基板２４の中継端子部３２に挿
入半田付けして固定子が構成される。このあとリード線
をリード端子部３１に半田付けすることでコイルに電流
を供給することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、以下のような問題点があった。
の構成では、以下のような問題点があった。
【０００７】電動機の出力を大きくしたり、低電圧仕様
にした場合に、多層プリント基板の配線パターンの電流
密度が大きくなり、多層プリント基板の外径サイズを大
きくしてパターン幅を広げるか、配線パターンの銅箔を
厚くして電流密度を下げなければならなかった。この多
層プリント基板は多工程を要するため高価で、外径を大
きくすると取数に難があり、さらに、銅箔の厚みを変え
れば特殊仕様となりコストアップに繋がるという問題が
あった。
にした場合に、多層プリント基板の配線パターンの電流
密度が大きくなり、多層プリント基板の外径サイズを大
きくしてパターン幅を広げるか、配線パターンの銅箔を
厚くして電流密度を下げなければならなかった。この多
層プリント基板は多工程を要するため高価で、外径を大
きくすると取数に難があり、さらに、銅箔の厚みを変え
れば特殊仕様となりコストアップに繋がるという問題が
あった。
【０００８】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、多層プリント基板の配線パターンの電流密度を小さ
くできる小型で安価なインナーロータ型の固定子を提供
することを目的とする。
で、多層プリント基板の配線パターンの電流密度を小さ
くできる小型で安価なインナーロータ型の固定子を提供
することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、積層鉄心の複数の極歯部に重ならないよう
に三相のコイルを順次巻装した固定子において、前記コ
イルをそれぞれの相を並列に結線する多層プリント基板
を具備し、前記多層プリント基板の各層にリング状の配
線パターンを施したものである。
に本発明は、積層鉄心の複数の極歯部に重ならないよう
に三相のコイルを順次巻装した固定子において、前記コ
イルをそれぞれの相を並列に結線する多層プリント基板
を具備し、前記多層プリント基板の各層にリング状の配
線パターンを施したものである。
【００１０】これにより多層プリント基板の大型化を抑
制でき、安価なインナーロータ型の固定子を提供するこ
とができる。
制でき、安価なインナーロータ型の固定子を提供するこ
とができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】この課題を解決するために本発明
は、積層鉄心の複数の極歯部に重ならないように三相の
コイルを順次巻装した固定子において、前記コイルをそ
れぞれ並列に結線する多層プリント基板を具備し、前記
多層プリント基板の各層にリング状の配線パターンを施
したインナーロータ型の固定子である。
は、積層鉄心の複数の極歯部に重ならないように三相の
コイルを順次巻装した固定子において、前記コイルをそ
れぞれ並列に結線する多層プリント基板を具備し、前記
多層プリント基板の各層にリング状の配線パターンを施
したインナーロータ型の固定子である。
【００１２】このように、三相のコイルをそれぞれ結線
する配線パターンをリング状にしたので、配線パターン
の電流密度を下げることができ多層プリント基板の大型
化を抑制できコストアップを防止できる。
する配線パターンをリング状にしたので、配線パターン
の電流密度を下げることができ多層プリント基板の大型
化を抑制できコストアップを防止できる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図を用いて
説明する。なお、多層プリント基板の配線パターン以外
は従来と同一のため説明を省略する。
説明する。なお、多層プリント基板の配線パターン以外
は従来と同一のため説明を省略する。
【００１４】図１において、多層プリント基板１１に
は、三相（Ｕ，Ｖ，Ｗ）のコイルに電流を供給するリー
ド線を接続するためのリード端子部１２と、三相のコイ
ル２２の中継端子２３を半田付けする中継端子部１３
と、さらに三相のうち１相を配線するリング状の配線パ
ターン１４を表面層に配置している。図示しないが、表
面層と同様の配線パターンを備えた層が下に３０度ずつ
ずれて２相分と、三相の中性点Ｙを３０度おきに接続す
るリング状の配線パターンを備え、多層プリント基板１
１を構成している。
は、三相（Ｕ，Ｖ，Ｗ）のコイルに電流を供給するリー
ド線を接続するためのリード端子部１２と、三相のコイ
ル２２の中継端子２３を半田付けする中継端子部１３
と、さらに三相のうち１相を配線するリング状の配線パ
ターン１４を表面層に配置している。図示しないが、表
面層と同様の配線パターンを備えた層が下に３０度ずつ
ずれて２相分と、三相の中性点Ｙを３０度おきに接続す
るリング状の配線パターンを備え、多層プリント基板１
１を構成している。
【００１５】図２は上記コイルの結線図で、積層鉄心の
極歯部に巻装したコイルをＵ，Ｖ，Ｗの三相を順次交互
に４組、各相のコイルの巻始または巻終を並列に接続
し、さらにスター結線したものである。
極歯部に巻装したコイルをＵ，Ｖ，Ｗの三相を順次交互
に４組、各相のコイルの巻始または巻終を並列に接続
し、さらにスター結線したものである。
【００１６】なお、実施例は三相コイルの４組である
が、２組でも３組でも同様に実施できる。また、図示し
ないが、積層鉄心の極歯部に巻装したコイルをＵ，Ｖ，
Ｗの三相を順次交互に４組、それぞれの相を並列に接続
し、さらにデルタ結線しても同様に実施できる。この場
合、多層プリント基板に中点を接続するリング状の配線
パターン部が不要になり、各層のリング状の配線パター
ンは、Ｕ相の巻始の中継端子部とＶ相の巻終の中継端子
部を接続、次層はＶ相の巻始の中継端子部とＷ相の巻終
の中継端子部を接続、さらに下層はＷ相の巻始の中継端
子部とＵ相の巻終の中継端子部を接続すればよい。
が、２組でも３組でも同様に実施できる。また、図示し
ないが、積層鉄心の極歯部に巻装したコイルをＵ，Ｖ，
Ｗの三相を順次交互に４組、それぞれの相を並列に接続
し、さらにデルタ結線しても同様に実施できる。この場
合、多層プリント基板に中点を接続するリング状の配線
パターン部が不要になり、各層のリング状の配線パター
ンは、Ｕ相の巻始の中継端子部とＶ相の巻終の中継端子
部を接続、次層はＶ相の巻始の中継端子部とＷ相の巻終
の中継端子部を接続、さらに下層はＷ相の巻始の中継端
子部とＵ相の巻終の中継端子部を接続すればよい。
【００１７】このように、多層プリント基板で三相コイ
ルをそれぞれ並列に配線接続し、その配線パターンをリ
ング状に配置することで配線パターンの電流密度を下げ
ることができる。
ルをそれぞれ並列に配線接続し、その配線パターンをリ
ング状に配置することで配線パターンの電流密度を下げ
ることができる。
【００１８】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように本発明
によれば、三相のコイルをそれぞれ並列に結線する配線
パターンをリング状にしたので、配線パターンの電流密
度を下げることができ、多層プリント基板の大型化およ
びコストアップを抑制できる固定子を得ることができ
る。
によれば、三相のコイルをそれぞれ並列に結線する配線
パターンをリング状にしたので、配線パターンの電流密
度を下げることができ、多層プリント基板の大型化およ
びコストアップを抑制できる固定子を得ることができ
る。
【図１】本発明の実施例の多層プリント基板の配線パタ
ーンを示す図
ーンを示す図
【図２】本発明の実施例における結線図
【図３】従来の固定子完成品を示す斜視図
【図４】従来の多層プリント基板の配線パターンを示す
図
図
１１ 多層プリント基板 １４ 配線パターン ２１ 積層鉄心 ２２ コイル
Claims (1)
- 【請求項１】 積層鉄心の複数の極歯部に、重ならない
ように三相のコイルを順次巻装した固定子において、前
記コイルをそれぞれの相を並列に結線する多層プリント
基板を具備し、前記多層プリント基板の各層にリング状
の配線パターンを施したインナーロータ型の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10287636A JP2000125495A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | インナーロータ型の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10287636A JP2000125495A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | インナーロータ型の固定子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000125495A true JP2000125495A (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=17719803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10287636A Pending JP2000125495A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | インナーロータ型の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000125495A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2397179A (en) * | 2002-05-30 | 2004-07-14 | Tamagawa Seiki Co Ltd | Stator structure having a printed circuit board with terminals connected thereto |
| KR100894197B1 (ko) * | 2005-11-01 | 2009-04-22 | 파나소닉 주식회사 | 모터와 그 모터에 사용되는 스테이터의 제조 방법 |
| JP2009247138A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Jtekt Corp | モータおよびこれを備える車両用操舵装置 |
| EP2879277A3 (en) * | 2013-11-27 | 2017-06-28 | Mando Corporation | Concentrated type motor |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10287636A patent/JP2000125495A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2397179A (en) * | 2002-05-30 | 2004-07-14 | Tamagawa Seiki Co Ltd | Stator structure having a printed circuit board with terminals connected thereto |
| GB2397179B (en) * | 2002-05-30 | 2004-10-27 | Tamagawa Seiki Co Ltd | Stator structure having a printed board |
| KR100894197B1 (ko) * | 2005-11-01 | 2009-04-22 | 파나소닉 주식회사 | 모터와 그 모터에 사용되는 스테이터의 제조 방법 |
| JPWO2007052385A1 (ja) * | 2005-11-01 | 2009-04-30 | パナソニック株式会社 | モータとそのモータに使用されるステータの製造方法 |
| DE112006000061T5 (de) | 2005-11-01 | 2009-05-20 | Panasonic Corp., Kadoma | Motor und Verfahren zum Herstellen eines Ständers für den Motor |
| US7821165B2 (en) | 2005-11-01 | 2010-10-26 | Panasonic Corporation | Motor and method of manufacturing stator used therefor |
| JP4670868B2 (ja) * | 2005-11-01 | 2011-04-13 | パナソニック株式会社 | モータとそのモータに使用されるステータの製造方法 |
| JP2009247138A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Jtekt Corp | モータおよびこれを備える車両用操舵装置 |
| EP2879277A3 (en) * | 2013-11-27 | 2017-06-28 | Mando Corporation | Concentrated type motor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040409 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040420 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040817 |