JPH1051950A - 通信用保安器 - Google Patents

通信用保安器

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JPH1051950A
JPH1051950A JP8217817A JP21781796A JPH1051950A JP H1051950 A JPH1051950 A JP H1051950A JP 8217817 A JP8217817 A JP 8217817A JP 21781796 A JP21781796 A JP 21781796A JP H1051950 A JPH1051950 A JP H1051950A
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circuit
protector
amplifier
unit
bidirectional
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JP8217817A
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Tadashi Tomii
征 富井
Minoru Nagahisa
実 長久
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MEGURO DENKI SEIZO KK
Original Assignee
MEGURO DENKI SEIZO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅回路や双方向回路を付加可能とし、さら
にこれら回路にイコライザー回路やジャンパ線路を付加
可能として、設置作業の簡素化や設置スペースの効率化
を図ることのできる通信用保安器を提供する。 【解決手段】 入力側端子2と出力側端子3との間にサ
ージ電圧を遮断する避雷回路10を設ける。また避雷回
路10と出力側端子3との間に、入力信号を増幅するた
めの増幅回路20を任意の数だけ設け、この増幅回路2
0を線路4に対して着脱自在にユニット化する。増幅回
路20の内部に、入力信号の波形を補正するイコライザ
ー回路30を設け、このイコライザー回路30を増幅回
路20に対して着脱自在にユニット化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信、電話あ
るいはCATV等の有線通信の端末器側に設置される通
信用保安器であって、特に信号増幅回路、双方向回路、
イコライザー回路等を任意の組み合わせで容易に取付け
できる通信用保安器に関する。
【0002】
【従来の技術】保安器は、落雷等によるサ−ジ電圧や漏
電を防いで端末器を保護するためのものであり、無線通
信の場合は、受信アンテナと端末器との間に、またCA
TVなどの有線通信の場合は、幹線ケ−ブルから分岐さ
れた引き込み線と端末器(例えば、電話、テレビまたは
パ−ソナルコンピュ−タ)との間に設置される。
【0003】またこのような保安器の近傍には、給電線
等の損失のよって減退した信号を増幅して端末器側に与
えるための信号増幅器が備えられることがある。ここで
従来は、これら保安器と信号増幅器とは、互いに別個の
ものとして、何ら関連なく別個に取り付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような保安器や信号増幅器は、互いに別個に取り付
ける必要があったため、広い設置スぺ−スを必要とする
点や、両装置をそれぞれに取り付けなければならず作業
性が悪いという点が指摘されていた。
【0005】一方、本発明のような保安器と信号増幅器
に関するものでなく、保安器と緩衝増幅器に関するもの
であるが、双方向CATV用の保安器において、緩衝増
幅器を固定的に内蔵したものも提案されている。しか
し、保安器は双方向CATVか片方向CATVかによら
ず、必ず必要であるのに対し、緩衝増幅器は双方向CA
TVにのみ必要であり、加入者の利用態様に応じて必要
となる任意的なものである。このため、加入者の利用態
様によって、緩衝増幅器に内蔵した保安器を設置する
か、緩衝増幅器を内蔵していない一般的な保安器を設置
するかを区別する必要がある。したがって、異なる構造
の保安器を製造・設置することが必要となり、製造コス
トの増加や作業性の悪化を招く原因となっていた。また
すべての加入者に緩衝増幅器付きの保安器を設置するこ
とも可能であるが、この場合には、片方向CATVを利
用する加入者にとっては不要な緩衝増幅器を設置するこ
とになり、設備が無駄になりコスト高となる。
【0006】さらに、通信信号の波形を補正するイコラ
イザー回路を必要とする場合と、そうでない場合とがあ
るため、増幅器の場合と同様に、イコライザー回路が無
駄になりコスト高となる場合がある。またこのような無
駄を省くため、入力端子と出力端子との間に保安器と増
幅器を取外し可能に接続すると共に、この増幅器を取外
した場合に保安器と出力端子とを短絡接続するためのジ
ャンパ線路を並列に設けることも考えられるが、単にジ
ャンパ線路を並列に設けたのでは、設置スペースが必要
となり、またコスト高となり好ましくない。
【0007】本発明はこのような従来の通信用保安器に
おける問題点を解決するために、必要に応じて増幅回
路、双方向回路、イコライザー回路等を任意の組み合わ
せで容易に取付けできる通信用保安器を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、上記請求項1に記載の本発明は、入力端子と出力端
子との間に、サ−ジ電圧を遮断する避雷回路を設け、上
記避雷回路と上記出力端子との間に、入力信号を増幅す
るための増幅回路と入力信号を短絡的に通過させるため
の双方向回路のいずれか一方又は両方を各々任意の数だ
け設けたことを特徴として構成されている。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
本発明において、上記増幅回路及び上記双方向回路を、
上記避雷回路と上記出力端子とを接続する接続線路に対
し着脱自在にユニット化したことを特徴として構成され
ている。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
本発明において、上記増幅回路及び上記双方向回路を、
上記避雷回路と上記出力側端子とを接続する接続線路に
対し互いに同一構造で着脱自在としたことを特徴として
構成されている。
【0011】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
記載の本発明において、上記増幅回路の全部又は任意の
一部を、ハイパスフィルタ、ロ−パスフィルタ、バンド
パスフィルタ、トラップ等のフィルタ回路としてなるこ
とを特徴として構成されている。
【0012】請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4
記載の本発明において、上記増幅回路と上記双方向回路
の各々に、入力信号の波形を補正するイコライザ−回路
と入力信号を短絡的に通過させるためのジャンパ線路の
いずれか一方を設けてなることを特徴として構成されて
いる。
【0013】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
本発明において、上記イコライザ−回路及び上記ジャン
パ線路を、上記増幅回路又は上記双方向回路に対し着脱
自在にユニット化したことを特徴として構成されてい
る。
【0014】請求項7記載の本発明は、請求項6記載の
本発明において、上記イコライザ−回路及び上記ジャン
パ線路を、上記増幅回路又は上記双方向回路に対し互い
に同一構造で着脱自在としたことを特徴として構成され
ている。
【0015】請求項8記載の本発明は、請求項5乃至7
記載の本発明において、上記イコライザ−回路の全部又
は任意の一部を、ハイパスフィルタ、ロ−パスフィル
タ、バンドパスフィルタ、トラップ等のフィルタ回路と
して構成されている。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の通信用保安器の一実施形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発
明の一実施形態を示す回路構成図、図2は図1の要部拡
大図である。これら各図において本実施形態の保安器1
は、入力端子2と出力端子3との間に、避雷回路10と
増幅回路20とを設け、この増幅回路20中にさらにイ
コライザー回路30を設けて構成されている。なお、本
実施形態の通信用保安器は、CATV用幹線ケーブルか
ら加入者宅に引込まれた引き込線に接続されるものとし
て記載してある。
【0017】図1に示すように、保安器1は、引き込線
側の入力端子2の中心導体2aと、端末器側の出力端子
3の中心導体3a間に設置されている。この保安器1の
入力端子2と出力端子3の間には、線路4を介して、避
雷回路10と増幅回路20とが直列に設けられている。
この避雷回路10は、アレスタ11及びチョークコイル
12を有して構成され、出力側に対してコンデンサ13
で容量結合されている。そして落雷等のサージ電圧が保
安器1に加わると、避雷回路10により該電圧が遮断さ
れ、出力端子3に接続された端末機が保護される。
【0018】また増幅回路20は、図2に示すように、
線路4の入力側及び出力側に対しコネクタ接続される入
力端子21と出力端子22を有する。この増幅回路20
内部においては、オペアンプOAが、入力側に対しコン
デンサC1を、出力側に対しコンデンサC2を介して容
量結合されており、またさらにコイルL1、L2、コン
デンサC3及び抵抗R1が図示の如く設けられている。
そしてこの増幅回路20によって、入力端子21からの
信号が所定倍率で増幅されて出力端子22に出力され
る。
【0019】この増幅回路20には、約10〜50MH
zの低域信号のみを通過させるローパスフィルタFが、
図示の如く設けられている。このため、双方向CATV
において、約10〜50MHzの低域信号である上り信
号(端末器側からセンター側への信号)はローパスフィ
ルタFを介して通信される。また一方、約70〜770
MHzの中高域信号である下り信号(センター側から端
末器側への信号)はローパスフィルタFを通過できない
ので、オペアンプOAを介して通信される。
【0020】このような増幅回路20は、本実施形態に
おいて、避雷回路10と出力端子3とを接続する接続線
路に対し着脱自在な第一のユニット部23としてユニッ
ト化されている。具体的には、図7に示すように、第一
のユニット部23は独立した筐体に納められており、そ
の下方からは、増幅回路20の入力端子21と出力端子
22とが突出している。一方、線路4には、穴状の接続
端子5、6が設けられており、これら接続端子5、6に
それぞれ第一のユニット部23の入力端子21と出力端
子22とを差込むことにより、第一のユニット部23が
線路4に対して容易に着脱可能とされている。このよう
に増幅回路20が着脱自在にユニット化されているた
め、特性の異なる増幅回路20同士を容易に交換するこ
とができる。
【0021】また第一のユニット部23としてユニット
化された増幅回路20には、図2に示すように、コネク
タ接続用端子24、25が設けられており、このコネク
タ接続用端子24、25には通信信号の波形を補正する
ためのイコライザー回路30が、その入力端子31と出
力端子32とにおいて接続されている。このイコライザ
ー回路30は、コンデンサC4や複数の抵抗R2、R2
及びコイルL3を図示の如く構成してなるもので入力端
子31より入力された信号は、補正されて出力端子32
に出力される。
【0022】ここで、イコライザー回路30は、図1に
示すように、増幅回路20に対し着脱自在な第二のユニ
ット部33としてユニット化されている。この第二のユ
ニット部33の構成は上記の第一のユニット部23とほ
ぼ同様であり、また第二のユニット部33と増幅回路2
0との接続構造は、第一のユニット部23と線路4との
接続構造と同様であるため、説明は省略する。すなわち
独立した筐体に納められた第二のユニット部33から入
力端子31と出力端子32とが突出しており、これら入
力端子31と出力端子32とを増幅回路20の穴状とし
たコネクタ接続用端子24、25にそれぞれ差込むこと
により、第二のユニット部33が増幅回路20に対して
容易に着脱可能とされている。このようにイコライザー
回路30が着脱自在にユニット化されているため、特性
の異なるイコライザー回路30同士を容易に交換するこ
とができる。
【0023】次に第二の実施形態について説明する。特
に説明なき構成については第一の実施形態と同様であ
る。この第二の実施形態の保安器1には、図3に示すと
おりに、第一の実施形態と異なり、増幅回路20でなく
双方向回路40が設けられている。この双方向回路40
は、図4に示すように、入力端子41と出力端子42と
を線路44にて接続して構成されている。この双方向回
路40は、信号を短絡的に通過させるためのもので、入
力端子41から入力された信号は増幅されることなく、
出力端子42に出力される。この双方向回路40は、フ
ィルターやコンデンサー等を必要としないので、増幅回
路20に比べて極めて安価に製造される。
【0024】このような双方向回路40は、図3に示す
ように、上記第一実施形態における増幅回路20と同様
に、線路4に対して着脱自在な第一のユニット部43と
してユニット化されている。この第一のユニット部43
の具体的な構造は、第一の実施形態における第一のユニ
ット部23とほぼ同様であり説明は省略する。すなわち
独立した筐体に納められた第一のユニット部43から入
力端子41と出力端子42とが突出しており、これら入
力端子41と出力端子42とを線路4の穴状の接続端子
5、6にそれぞれ差込むことにより、第一のユニット部
43が線路4に対して容易に着脱可能とされている。
【0025】特に、本実施形態における第一のユニット
部43の線路4に対する着脱構造は、第一の実施形態に
おける第一のユニット部23の線路4に対する着脱構造
と同様である。つまり、第一のユニット部43の入力端
子41と出力端子42とは、第一のユニット部23の入
力端子21と出力端子22と同一の径、長さ及び間隔に
て形成されている。したがって、共通の線路4の穴状の
接続端子5、6に対して、第一のユニット部23と第一
のユニット部43、すなわち増幅回路20と双方向回路
40のいずれをも装着可能である。このように増幅回路
20及び双方向回路40を、線路4に対し互いに同一構
造で着脱自在としたことにより、増幅回路20が不要な
保安器1にはその代わりに極めて安価な双方向回路40
を容易に取付けることができ、また別途ジャンパ線路を
設ける必要もないので、保安器1の小型化及びコストの
低減化を図ることができる。
【0026】このように第一のユニット部43としてユ
ニット化された双方向回路40の線路44には、図4に
示すように、コネクタ接続用端子45、46が設けられ
ており、このコネクタ接続用端子45、46には、第一
の実施形態と同様の、第二のユニット部33としてユニ
ット化されたイコライザー回路30が、その入力端子3
1と出力端子32とにおいて接続されている。ここで線
路44のコネクタ接続用端子45、46は、第一実施形
態における第一のユニット部23たる増幅回路20のコ
ネクタ接続用端子24、25と同一の構造、すなわち同
一の径及び同一の間隔にて形成されているため、第一の
ユニット部43には第一のユニット部23に接続したの
とまったく同じ第二のユニット部33を接続できる。
【0027】次に第三の実施形態について説明する。特
に説明なき構成については第一の実施形態と同様であ
る。この第三の実施形態の保安器1の増幅回路20に
は、図5に示すとおりに、第一の実施形態と異なり、イ
コライザー回路30でなくジャンパ線路50が設けられ
ている。このジャンパ線路50は信号を短絡的に通過さ
せるためのもので、単なる線路として形成されるもので
あり、回路図として図示することは省略する。このジャ
ンパ線路50に入力された信号は補正されることなく、
出力される。このジャンパ線路50は、イコライザー回
路30に比べて極めて安価に製造される。
【0028】このようなジャンパ線路50は、この第三
の実施形態において、増幅回路20のコネクタ接続用端
子24、25に対し着脱自在な第二のユニット部53と
してユニット化されている。このジャンパ線路50たる
第二のユニット部53の具体的な構造は、第一の実施形
態のイコライザー回路30たる第二のユニット部33と
同様であり図示は省略する。
【0029】特に、このジャンパ線路50たる第二のユ
ニット部53のコネクタ接続用端子24、25に対する
着脱構造は、イコライザー回路30たる第二のユニット
部33のコネクタ接続用端子24、25に対する着脱構
造と同様である。つまり、第二のユニット部53の図示
しない入力端子及び出力端子は、第二のユニット部33
の入力端子45及び出力端子46と同一の径及び間隔に
て形成されている。したがって、共通のコネクタ接続用
端子24、25に対して、第二のユニット部33と第二
のユニット部53とのいずれをも装着可能である。この
ようにイコライザー回路30及びジャンパ線路50を、
互いに同一構造で着脱自在としたことにより、イコライ
ザー回路30が不要な保安器1にはその代わりに極めて
安価なジャンパ線路50を容易に取付けることができる
ので、保安器1のコストを低減化することができる。
【0030】次に第四の実施形態について説明する。特
に説明なき構成については第一の実施形態と同様であ
る。この第四の実施形態の保安器1には、図6に示すと
おりに、第一の実施形態と異なり、増幅回路20でなく
双方向回路40が第一のユニット部43としてユニット
化されて設けられており、またこの双方向回路40には
ジャンパ線路50が第二のユニット部53としてユニッ
ト化されて設けられている。したがって、避雷回路10
から入力された信号は、増幅も補正もされることなく出
力される。この第四の実施形態においては、増幅回路2
0でなく双方向回路40を設け、またイコライザー回路
30でなくジャンパ線路50を設けたことにより、最も
保安器1のコストを低減することができる。また共通の
保安器1を製造、取付けすることにより、避雷回路10
のみからなる保安器1を製造、取付けする場合に比べ、
保安器1の統一化を図ることができるので、管理作業や
取付作業を一層容易にできる。
【0031】さて、これまで本発明の通信用保安器の種
々の実施形態について説明したが、本発明はさらに上記
実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲
内において種々異なる形態にて実施されてよいものであ
る。例えば、保安器1は、上記実施形態で示したCAT
Vシステムにおいて設置されるだけでなく、電話、テレ
ビ、パーソナルコンピュータあるいはPHS基地局等の
無線通信の通信用保安器として広く適用されてもよいも
のである。また避雷回路10は、アレスタ11に代えて
ヒューズを用いることもでき、また他の一般的な避雷回
路10をもって構成することもできる。
【0032】さらに、本実施形態では第一のユニット部
23、43をひとつしか使用していないが、入力端子2
への信号レベルの減衰が特に大きい場合や、イコライザ
ー回路30を複数使用したい場合は、第一のユニット部
23、43を複数直列に接続することにより、機能を強
化することも可能である。あるいは信号の補正機能を強
化すべく、第一のユニット部23、43の内部にイコラ
イザー回路30たる第二のユニット部33を複数直列に
接続してもよい。なお第一のユニット部23、43や第
二のユニット部33、53は、その筐体を金属、アルミ
ダイカストもしくは樹脂により成型されてよい。
【0033】さらに上記第一のユニット部23の回路構
成も、上記図2に示したものに限定されず、入力端子に
与えられる信号レベルを増幅し得る種々の増幅回路20
を採用することができ、増幅回路20をユニット化して
保安器内に実装するものは本発明の範疇である。また増
幅回路20やイコライザー回路30の全部又は任意の一
部を、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、バンドパ
スフィルタ、トラップ等のフィルタ回路としてもよい。
【0034】なお、線路4の接続端子5、6を突出状と
すると共に、第一のユニット部23の接続端子21、2
2を穴状としてもよい。このような取付構造は、第一の
ユニット部23と第二のユニット部33との取付構造に
も同様に用いられるものである。また上記実施形態にお
いては、増幅回路20が必要なき場合には双方向回路4
0たる第一のユニット部43を設けることとしたが、こ
の場合であっても増幅回路20たる第一のユニット部2
3を設けると共に、この第一のユニット部23を迂回し
て該第一のユニット部23の出力端子22側に信号を通
過させるようなスイッチ、ヒューズあるいはジャンパ線
を設け、これらスイッチ、ヒューズあるいはジャンパ線
を任意に用いて増幅回路20を通過させてもよい。
【0035】またこれまで説明した構成の回路を周知の
回路に組み込んでもよい。例えば、図8に示すように、
上記の実施形態において、避雷回路10と第一のユニッ
ト部23との間に分配器DTを設け、この分配器DTか
ら出力端子7の間を線路8で接続してもよい。この場合
には、出力端子3には、増幅器やフィルタを必要とする
複数台のテレビ、電話あるいはパーソナルコンピュータ
を接続し、その一方、出力端子7には、増幅器やフィル
タを必要としない単台のテレビ、電話あるいはパーソナ
ルコンピュータを接続してよい。
【0036】また出力端子7に電話を接続する場合に
は、図示の如く電流通過用の線路9を設け、該電流通過
用の線路9を介して入力端子側から電話に電力を供給し
てもよい。また出力側の絶縁方式は、上記の実施形態に
示したものに限られず、例えば、ディスク板、貫通コン
デンサー等の絶縁方式を採用してもよく、あるいは非絶
縁方式としてもよい。
【0037】
【発明の効果】これまで説明したように本発明は、入力
側端子と出力側端子との間に、サ−ジ電圧を遮断する避
雷回路を設け、上記避雷回路と上記出力側端子との間
に、入力信号を増幅するための増幅回路と入力信号を短
絡的に通過させるための双方向回路のいずれか一方又は
両方を各々任意の数だけ設けたことにより、従来のよう
に保安器と別に増幅回路やイコライザー回路を設置する
必要がなくなり、設置作業が簡略化されると共に、設置
スペースの効率化を図ることができる。
【0038】さらに本発明は、上記増幅回路及び上記双
方向回路を、上記避雷回路と上記出力側端子とを接続す
る接続線路に対し着脱自在にユニット化したことによ
り、信号の増幅の必要がないときには増幅回路を容易に
取外すことができ、過剰な仕様にて保安器を構成する必
要がないのでコストの低減化を図ることができる。
【0039】さらにまた本発明は、上記増幅回路及び上
記双方向回路を、上記避雷回路と上記出力側端子とを接
続する接続線路に対し互いに同一構造で着脱自在とした
ことにより、共通の接続線路に対して増幅回路や双方向
回路を接続でき、線路の共通化を図ることができて仕様
の変更が非常に容易となる。
【0040】しかも本発明は、上記増幅回路と上記双方
向回路の各々に、入力信号の波形を補正するイコライザ
−回路と入力信号を短絡的に通過させるためのジャンパ
線路のいずれか一方を設けてなり、このイコライザ−回
路及び上記ジャンパ線路を、上記増幅回路又は上記双方
向回路に対し着脱自在にユニット化したことにより、信
号の補正の必要がないときにはイコライザー回路を容易
に取外すことができ、過剰な仕様にて保安器を構成する
必要がないのでコストの低減化を図ることができる。
【0041】さらにまた本発明は、上記イコライザ−回
路及び上記ジャンパ線路を、上記増幅回路又は上記双方
向回路に対し互いに同一構造で着脱自在としたことによ
り、共通の接続線路に対してイコライザ−回路やジャン
パ線路を接続でき、線路の共通化を図ることができて仕
様の変更が非常に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明通信用保安器の一実施形態に係る回路構
成図である。
【図2】図1の第一のユニット部及び第二のユニット部
の回路図である。
【図3】第二の実施形態の要部概念図である。
【図4】図3の第一のユニット部及び第二のユニット部
の回路図である。
【図5】第三の実施形態の要部概念図である。
【図6】第四の実施形態の要部概念図である。
【図7】線路と第一のユニット部との接続構造を示す斜
視図である。
【図8】第一の実施形態の保安器に分配器及び電流通過
回路を設けた場合の回路構成図である。
【符号の説明】
1 保安器 2、21、41 入力端子 3、22、42 出力端子 4、8、44 線路 10 避雷回路 11 アレスタ 12 チョークコイル 20 増幅回路 23、43 第一ユニット部 30 イコライザー回路 33、53 第二のユニット部 40 双方向回路 50 ジャンパ線路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子と出力端子との間に、サ−ジ電圧
    を遮断する避雷回路を設け、 上記避雷回路と上記出力端子との間に、入力信号を増幅
    するための増幅回路と入力信号を短絡的に通過させるた
    めの双方向回路のいずれか一方又は両方を各々任意の数
    だけ設けたことを特徴とする通信用保安器。
  2. 【請求項2】上記増幅回路及び上記双方向回路を、上記
    避雷回路と上記出力端子とを接続する接続線路に対し着
    脱自在にユニット化したことを特徴とする請求項1記載
    の通信用保安器。
  3. 【請求項3】上記増幅回路及び上記双方向回路を、上記
    避雷回路と上記出力端子とを接続する接続線路に対し互
    いに同一構造で着脱自在としたことを特徴とする請求項
    2記載の通信用保安器。
  4. 【請求項4】上記増幅回路の全部又は任意の一部を、ハ
    イパスフィルタ、ロ−パスフィルタ、バンドパスフィル
    タ、トラップ等のフィルタ回路としてなることを特徴と
    する請求項1乃至3記載の通信用保安器。
  5. 【請求項5】上記増幅回路と上記双方向回路の各々に、
    入力信号の波形を補正するイコライザ−回路と入力信号
    を短絡的に通過させるためのジャンパ線路のいずれか一
    方を設けてなることを特徴とする請求項1乃至4記載の
    通信用保安器。
  6. 【請求項6】上記イコライザ−回路及び上記ジャンパ線
    路を、上記増幅回路又は上記双方向回路に対し着脱自在
    にユニット化したことを特徴とする請求項5記載の通信
    用保安器。
  7. 【請求項7】上記イコライザ−回路及び上記ジャンパ線
    路を、上記増幅回路又は上記双方向回路に対し互いに同
    一構造で着脱自在としたことを特徴とする請求項6記載
    の通信用保安器。
  8. 【請求項8】上記イコライザ−回路の全部又は任意の一
    部を、ハイパスフィルタ、ロ−パスフィルタ、バンドパ
    スフィルタ、トラップ等のフィルタ回路としてなること
    を特徴とする請求項5乃至7記載の通信用保安器。
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