JP2003283390A - 電力線搬送通信用インダクタ装荷器 - Google Patents
電力線搬送通信用インダクタ装荷器Info
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- JP2003283390A JP2003283390A JP2002084235A JP2002084235A JP2003283390A JP 2003283390 A JP2003283390 A JP 2003283390A JP 2002084235 A JP2002084235 A JP 2002084235A JP 2002084235 A JP2002084235 A JP 2002084235A JP 2003283390 A JP2003283390 A JP 2003283390A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力線搬送通信において電力線の信号伝送路
としての特性の改善を図る。 【解決手段】 電力線と電気機器の電源供給端との間を
接続する各線路に挿入される電力線搬送通信用インダク
タ装荷器１０であって、上記線路に直列にインダクタ１
２、１２が挿入されるように構成されている。電源プラ
グ２０を電力線搬送通信用インダクタ装荷器１０のジャ
ック１３、１３に差し込み、かつ、該インダクタ装荷器
１０のプラグ１１、１１を図示してないコンセント（電
力線に接続されている）に差し込むことにより、電力線
から見た電気機器側のインピーダンスを高インピーダン
ス化することができる。
としての特性の改善を図る。 【解決手段】 電力線と電気機器の電源供給端との間を
接続する各線路に挿入される電力線搬送通信用インダク
タ装荷器１０であって、上記線路に直列にインダクタ１
２、１２が挿入されるように構成されている。電源プラ
グ２０を電力線搬送通信用インダクタ装荷器１０のジャ
ック１３、１３に差し込み、かつ、該インダクタ装荷器
１０のプラグ１１、１１を図示してないコンセント（電
力線に接続されている）に差し込むことにより、電力線
から見た電気機器側のインピーダンスを高インピーダン
ス化することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内もしくは屋外
の電力線に接続される電力線搬送通信に関係ない電気機
器(以降、電気機器と省略する)を電力線から見たインピ
ーダンスが商用周波数帯域では低インピーダンスを示
し、電力線搬送通信信号帯域において高いインピーダン
ス特性を持たせることで、電力線搬送通信における通信
信号の反射防止や電力線のインピーダンスの変動を低減
することを目的としたインダクタ装荷器に関する。
の電力線に接続される電力線搬送通信に関係ない電気機
器(以降、電気機器と省略する)を電力線から見たインピ
ーダンスが商用周波数帯域では低インピーダンスを示
し、電力線搬送通信信号帯域において高いインピーダン
ス特性を持たせることで、電力線搬送通信における通信
信号の反射防止や電力線のインピーダンスの変動を低減
することを目的としたインダクタ装荷器に関する。
【０００２】
【従来の技術】電力線または電灯線を用いた通信方式と
して、電力線搬送通信方式がある。住宅内の電力線の配
線方式として３相３線方式が一般的に用いられ、電力線
の２線間の交流信号に高周波の信号を重畳することで、
電力線を用いて通信を行うことができる。電力線搬送通
信システムの構成例を図１に示す。図１において、１は
商用電源、２は光ファイバケーブル、３は信号変換器、
４は屋内電力線、５は家電製品または通信機器、６はコ
ンセントを示している。
して、電力線搬送通信方式がある。住宅内の電力線の配
線方式として３相３線方式が一般的に用いられ、電力線
の２線間の交流信号に高周波の信号を重畳することで、
電力線を用いて通信を行うことができる。電力線搬送通
信システムの構成例を図１に示す。図１において、１は
商用電源、２は光ファイバケーブル、３は信号変換器、
４は屋内電力線、５は家電製品または通信機器、６はコ
ンセントを示している。
【０００３】信号変換器３は光ファイバケーブル２から
の信号を電気通信信号に変換し、屋内電力線の線路電圧
に重畳したり、電力線に接続された通信機器から送信さ
れた電力線上の電気通信信号を光信号に変換し、光ファ
イバケーブル２に信号を送信する機能有している。電力
線搬送通信周波数帯域における屋内電力線４の特性イン
ピーダンスは概ね数１０〜１００Ω程度であり、通信信
号が電力線の２線間に印加された場合、電力線からなる
伝送路に信号が伝搬する。
の信号を電気通信信号に変換し、屋内電力線の線路電圧
に重畳したり、電力線に接続された通信機器から送信さ
れた電力線上の電気通信信号を光信号に変換し、光ファ
イバケーブル２に信号を送信する機能有している。電力
線搬送通信周波数帯域における屋内電力線４の特性イン
ピーダンスは概ね数１０〜１００Ω程度であり、通信信
号が電力線の２線間に印加された場合、電力線からなる
伝送路に信号が伝搬する。
【０００４】電力線に接続される通信に関係ない機器の
電源線間のインピーダンスは、機器が周波数特性を有す
るため、周波数によっては１０Ω程度までに低下する。
このため、通信信号が通信に関係ない機器に到来した場
合、インピーダンスの不整合により信号の反射が発生す
るため、信号の伝送が困難になるという問題が有った。
電源線間のインピーダンスは、機器が周波数特性を有す
るため、周波数によっては１０Ω程度までに低下する。
このため、通信信号が通信に関係ない機器に到来した場
合、インピーダンスの不整合により信号の反射が発生す
るため、信号の伝送が困難になるという問題が有った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来では、電力線搬送
通信では電力線が整合終端されていないことやインピー
ダンス不整合などの問題から電力線を介して伝送する通
信信号の反射・減衰が発生する。このため、設備の構成
や配線形態によっては通信ができなくなる問題があっ
た。
通信では電力線が整合終端されていないことやインピー
ダンス不整合などの問題から電力線を介して伝送する通
信信号の反射・減衰が発生する。このため、設備の構成
や配線形態によっては通信ができなくなる問題があっ
た。
【０００６】さらに、電力線に接続される電気機器のイ
ンピーダンスは周波数特性を有し、信号周波数帯域にお
けるインピーダンスの変動が大きい。このため、電力線
上で信号の反射・減衰が発生し、電力線搬送通信が困難
になるという問題が有った。本発明は、このような事情
に鑑みてなされたものであり、電力線搬送通信において
電力線の信号伝送路としての特性の改善を図ることがで
きる電力線搬送通信用インダクタ装荷器を提供すること
を目的とする。
ンピーダンスは周波数特性を有し、信号周波数帯域にお
けるインピーダンスの変動が大きい。このため、電力線
上で信号の反射・減衰が発生し、電力線搬送通信が困難
になるという問題が有った。本発明は、このような事情
に鑑みてなされたものであり、電力線搬送通信において
電力線の信号伝送路としての特性の改善を図ることがで
きる電力線搬送通信用インダクタ装荷器を提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】電力線搬送通信の使用周
波数帯域で電力線が安定な特性インピーダンス特性を有
するように実現するため、機器の通信信号帯域における
インピーダンスを高くすることが必要となる。なお、商
用周波数においては、電力損失を低減するため低インピ
ーダンスであることが必要である。このため、電源コン
セントもしくはジャック部分にコイルやフェライト等か
らなるインダクタンスを電力線に直列接続することが有
効な手段となる。その他、電気機器から電力線経由で出
入りする電磁ノイズを低減するため、インダクタンスの
他、電源用コモンモードチョークコイルなどのフィルタ
を装着することも有効な手段となる。
波数帯域で電力線が安定な特性インピーダンス特性を有
するように実現するため、機器の通信信号帯域における
インピーダンスを高くすることが必要となる。なお、商
用周波数においては、電力損失を低減するため低インピ
ーダンスであることが必要である。このため、電源コン
セントもしくはジャック部分にコイルやフェライト等か
らなるインダクタンスを電力線に直列接続することが有
効な手段となる。その他、電気機器から電力線経由で出
入りする電磁ノイズを低減するため、インダクタンスの
他、電源用コモンモードチョークコイルなどのフィルタ
を装着することも有効な手段となる。
【０００８】上記目的を達成するために、請求項１に記
載の発明は、電力線と電気機器の電源供給端との間を接
続する各線路に挿入される電力線搬送通信用インダクタ
装荷器であって、前記線路に直列にインダクタが挿入さ
れるように構成されていることを特徴とする。
載の発明は、電力線と電気機器の電源供給端との間を接
続する各線路に挿入される電力線搬送通信用インダクタ
装荷器であって、前記線路に直列にインダクタが挿入さ
れるように構成されていることを特徴とする。
【０００９】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の電力線搬送通信用インダクタ装荷器において、
前記インダクタのインピーダンスの絶対値は商用周波数
では０．１Ω以下であり、１００ｋＨｚ〜３０ＭＨｚの
周波数帯においては１００Ω以上であることを特徴とす
る。
に記載の電力線搬送通信用インダクタ装荷器において、
前記インダクタのインピーダンスの絶対値は商用周波数
では０．１Ω以下であり、１００ｋＨｚ〜３０ＭＨｚの
周波数帯においては１００Ω以上であることを特徴とす
る。
【００１０】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
または２のいずれかに記載の電力線搬送通信用インダク
タ装荷器において、前記線路間に挿入される、特定の周
波数帯における不平衡成分を減衰させる電源用コモンモ
ードチョークコイルを有することを特徴とする。
または２のいずれかに記載の電力線搬送通信用インダク
タ装荷器において、前記線路間に挿入される、特定の周
波数帯における不平衡成分を減衰させる電源用コモンモ
ードチョークコイルを有することを特徴とする。
【００１１】また、請求項４に記載の発明は、請求項３
に記載の電力線搬送通信用インダクタ装荷器において、
前記電源用コモンモードチョークコイルは、１００ｋＨ
ｚ〜３０ＭＨｚの周波数帯においてコモンモードインピ
ーダンスが１ｋΩ以上の値を有することを特徴とする。
に記載の電力線搬送通信用インダクタ装荷器において、
前記電源用コモンモードチョークコイルは、１００ｋＨ
ｚ〜３０ＭＨｚの周波数帯においてコモンモードインピ
ーダンスが１ｋΩ以上の値を有することを特徴とする。
【００１２】また、請求項５に記載の発明は、請求項1
乃至４のいずれかに記載の電力線搬送通信用インダクタ
装荷器において、前記線路間に挿入される電圧抑圧型の
雷防護素子を有することを特徴とする。
乃至４のいずれかに記載の電力線搬送通信用インダクタ
装荷器において、前記線路間に挿入される電圧抑圧型の
雷防護素子を有することを特徴とする。
【００１３】また、請求項６に記載の発明は、請求項１
乃至５のいずれかに記載の電力線搬送通信用インダクタ
装荷器を、電源コンセント、電源コード、電源コンセン
トと機器の電源プラグの間に挿入される変換プラグ、増
設用の電源タップのいずれかに収容したことを特徴とす
る。
乃至５のいずれかに記載の電力線搬送通信用インダクタ
装荷器を、電源コンセント、電源コード、電源コンセン
トと機器の電源プラグの間に挿入される変換プラグ、増
設用の電源タップのいずれかに収容したことを特徴とす
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して詳細に説明する。 〈第１実施形態〉本発明の第１実施形態に係る電力線搬
送通信用インダクタ装荷器を図２に示す。図２におい
て、１０は電力線搬送通信用インダクタ装荷器であり、
該インダクタ装荷器１０は、電源プラグ１１、１１と、
インダクタ１２、１２と、電源ジャック１３、１３とを
有している。例えば、インダクタ１２のインピーダンス
の絶対値は商用周波数では０．１Ω以下であり、電力線
搬送通信で使用される周波数帯１００ｋＨｚ〜３０ＭＨ
ｚにおいては１００Ω以上の値となるようにインダクタ
１２の定数が選択される。
を参照して詳細に説明する。 〈第１実施形態〉本発明の第１実施形態に係る電力線搬
送通信用インダクタ装荷器を図２に示す。図２におい
て、１０は電力線搬送通信用インダクタ装荷器であり、
該インダクタ装荷器１０は、電源プラグ１１、１１と、
インダクタ１２、１２と、電源ジャック１３、１３とを
有している。例えば、インダクタ１２のインピーダンス
の絶対値は商用周波数では０．１Ω以下であり、電力線
搬送通信で使用される周波数帯１００ｋＨｚ〜３０ＭＨ
ｚにおいては１００Ω以上の値となるようにインダクタ
１２の定数が選択される。
【００１５】本実施形態に係る電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器１０を、電力線搬送通信に関係ない電気機器
（図示せず）の電源供給端に接続された電源ケーブル２
１の先端に設けられた電源プラグ２０と電源コンセント
（図示せず）の間に差し込むことにより、すなわち、電
源プラグ２０を電力線搬送通信用インダクタ装荷器１０
のジャック１３、１３に差し込み、かつ、該インダクタ
装荷器１０のプラグ１１、１１を図示してないコンセン
ト（電力線に接続されている）に差し込むことにより、
電力線から見た電気機器側のインピーダンスを高インピ
ーダンス化することができる。
クタ装荷器１０を、電力線搬送通信に関係ない電気機器
（図示せず）の電源供給端に接続された電源ケーブル２
１の先端に設けられた電源プラグ２０と電源コンセント
（図示せず）の間に差し込むことにより、すなわち、電
源プラグ２０を電力線搬送通信用インダクタ装荷器１０
のジャック１３、１３に差し込み、かつ、該インダクタ
装荷器１０のプラグ１１、１１を図示してないコンセン
ト（電力線に接続されている）に差し込むことにより、
電力線から見た電気機器側のインピーダンスを高インピ
ーダンス化することができる。
【００１６】〈第２実施形態〉本発明の第２実施形態に
係る電力線搬送通信用インダクタ装荷器を図３に示す。
第２の実施形態に係る電力線搬送通信用インダクタ装荷
器１０Ａが第１実施形態に係る電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器１０と構成上、異なるのは、電力線と電気機
器の電源供給端との間を接続する線路間に挿入される、
電力線搬送通信で使用される周波数帯における不平衡成
分を減衰させる電源用コモンモードチョークコイル１４
を有する点であり、他の構成は第１の実施形態と同一で
ある。
係る電力線搬送通信用インダクタ装荷器を図３に示す。
第２の実施形態に係る電力線搬送通信用インダクタ装荷
器１０Ａが第１実施形態に係る電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器１０と構成上、異なるのは、電力線と電気機
器の電源供給端との間を接続する線路間に挿入される、
電力線搬送通信で使用される周波数帯における不平衡成
分を減衰させる電源用コモンモードチョークコイル１４
を有する点であり、他の構成は第１の実施形態と同一で
ある。
【００１７】電源用コモンモードチョークコイル１４の
インピーダンスは、例えば、電力線搬送通信で使用され
る１００ｋＨｚ〜３０ＭＨｚの周波数帯においてコモン
モードインピーダンスが１ｋΩ以上の値を有するように
電源用コモンモードチョークコイル１４の定数が選択さ
れる。本実施形態によれば、第１の実施形態により得ら
れる効果に加えて、コモンモードチョークコイル１０を
付加することにより不平衡減衰量を向上させて電力線か
らの電磁放射やノイズを低減することができる、という
効果が得られる。
インピーダンスは、例えば、電力線搬送通信で使用され
る１００ｋＨｚ〜３０ＭＨｚの周波数帯においてコモン
モードインピーダンスが１ｋΩ以上の値を有するように
電源用コモンモードチョークコイル１４の定数が選択さ
れる。本実施形態によれば、第１の実施形態により得ら
れる効果に加えて、コモンモードチョークコイル１０を
付加することにより不平衡減衰量を向上させて電力線か
らの電磁放射やノイズを低減することができる、という
効果が得られる。
【００１８】〈第３実施形態〉本発明の第３実施形態に
係る電力線搬送通信用インダクタ装荷器を図４に示す。
第３の実施形態に係る電力線搬送通信用インダクタ装荷
器１０Ｂが第１実施形態に係る電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器１０と構成上、異なるのは、電力線と電気機
器の電源供給端との間を接続する線路間に電圧抑圧型の
雷防護素子１５を付加した点であり、他の構成は第１の
実施形態と同一である。本実施形態によれば、第１の実
施形態により得られる効果に加えて、電力線間に発生す
る雷サージによって終端抵抗器や家電製品等が破壊する
ことを防止することができる、という効果が得られる。
係る電力線搬送通信用インダクタ装荷器を図４に示す。
第３の実施形態に係る電力線搬送通信用インダクタ装荷
器１０Ｂが第１実施形態に係る電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器１０と構成上、異なるのは、電力線と電気機
器の電源供給端との間を接続する線路間に電圧抑圧型の
雷防護素子１５を付加した点であり、他の構成は第１の
実施形態と同一である。本実施形態によれば、第１の実
施形態により得られる効果に加えて、電力線間に発生す
る雷サージによって終端抵抗器や家電製品等が破壊する
ことを防止することができる、という効果が得られる。
【００１９】〈第４実施形態〉本発明の第４実施形態に
係る電力線搬送通信用インダクタ装荷器を図５に示す。
第４の実施形態に係る電力線搬送通信用インダクタ装荷
器１０Ｃが第１実施形態に係る電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器１０と構成上、異なるのは、第１実施形態に
係るインダクタ装荷器１０内の構成を複数組（図５では
２組）、筐体内に設け、複数の電源プラグを同時に装着
して使用できるように構成した点である。本実施形態に
おいても、第１実施形態と同様の効果が得られる。
係る電力線搬送通信用インダクタ装荷器を図５に示す。
第４の実施形態に係る電力線搬送通信用インダクタ装荷
器１０Ｃが第１実施形態に係る電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器１０と構成上、異なるのは、第１実施形態に
係るインダクタ装荷器１０内の構成を複数組（図５では
２組）、筐体内に設け、複数の電源プラグを同時に装着
して使用できるように構成した点である。本実施形態に
おいても、第１実施形態と同様の効果が得られる。
【００２０】〈第５実施形態〉本発明の第５実施形態に
係るの構成を図６に示す。本実施形態に係る電力線搬送
通信用インダクタ装荷器２０は電源テーブルタップ内部
にインダクタを装着したものである。図６において、２
００、２００はインダクタであり、これらのインダクタ
２００、２００は内部配線２０５、２０５を介して３組
の電源ジャック２０１、２０１、２０２、２０２、２０
３、２０３に接続されている。なお、本実施形態では、
電源テーブルタップ内に電力線搬送通信用インダクタ装
荷器を内蔵するようにしたが、これに限らず、電源コン
セント、電源コード、電源コンセントと機器の電源プラ
グの間に挿入される変換プラグ等に収容するようにして
もよい。
係るの構成を図６に示す。本実施形態に係る電力線搬送
通信用インダクタ装荷器２０は電源テーブルタップ内部
にインダクタを装着したものである。図６において、２
００、２００はインダクタであり、これらのインダクタ
２００、２００は内部配線２０５、２０５を介して３組
の電源ジャック２０１、２０１、２０２、２０２、２０
３、２０３に接続されている。なお、本実施形態では、
電源テーブルタップ内に電力線搬送通信用インダクタ装
荷器を内蔵するようにしたが、これに限らず、電源コン
セント、電源コード、電源コンセントと機器の電源プラ
グの間に挿入される変換プラグ等に収容するようにして
もよい。
【００２１】
【発明の効果】以上の構成により、電力線搬送通信にお
ける電気機器の電力線から見たインピーダンスを高くす
ることができるとともに、電力線の伝送路としての特性
を改善することができる。
ける電気機器の電力線から見たインピーダンスを高くす
ることができるとともに、電力線の伝送路としての特性
を改善することができる。
【図１】 電力搬送通信システムの構成例を示す図。
【図２】 本発明の第１実施形態に係る電力線搬送通信
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
【図３】 本発明の第２実施形態に係る電力線搬送通信
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
【図４】 本発明の第３実施形態に係る電力線搬送通信
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
【図５】 本発明の第４実施形態に係る電力線搬送通信
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
【図６】 本発明の第５実施形態に係る電力線搬送通信
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
用インダクタ装荷器の構成を示す図。
１…商用電源
２…光ファイバケーブル
３…信号変換器
４…屋内電力線
５…家電製品または通信機器
６…コンセント
１０、１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ、２０…電力線搬送通信
用インダクタ装荷器
用インダクタ装荷器
Claims (6)
- 【請求項１】 電力線と電気機器の電源供給端との間を
接続する各線路に挿入される電力線搬送通信用インダク
タ装荷器であって、 前記線路に直列にインダクタが挿入されるように構成さ
れていることを特徴とする電力線搬送通信用インダクタ
装荷器。 - 【請求項２】 前記インダクタのインピーダンスの絶対
値は商用周波数では０．１Ω以下であり、１００ｋＨｚ
〜３０ＭＨｚの周波数帯においては１００Ω以上である
ことを特徴とする請求項１に記載の電力線搬送通信用イ
ンダクタ装荷器。 - 【請求項３】 前記線路間に挿入される、特定の周波数
帯における不平衡成分を減衰させる電源用コモンモード
チョークコイルを有することを特徴とする請求項１また
は２のいずれかに記載の電力線搬送通信用インダクタ装
荷器。 - 【請求項４】 前記電源用コモンモードチョークコイル
は、１００ｋＨｚ〜３０ＭＨｚの周波数帯においてコモ
ンモードインピーダンスが１ｋΩ以上の値を有すること
を特徴とする請求項３に記載の電力線搬送通信用インダ
クタ装荷器。 - 【請求項５】 前記線路間に挿入される電圧抑圧型の雷
防護素子を有することを特徴とする請求項1乃至４のい
ずれかに記載の電力線搬送通信用インダクタ装荷器。 - 【請求項６】 請求項１乃至５のいずれかに記載の電力
線搬送通信用インダクタ装荷器が、電源コンセント、電
源コード、電源コンセントと機器の電源プラグの間に挿
入される変換プラグ、増設用の電源タップのいずれかに
収容されることを特徴とする電力線搬送通信用インダク
タ装荷器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002084235A JP2003283390A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 電力線搬送通信用インダクタ装荷器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002084235A JP2003283390A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 電力線搬送通信用インダクタ装荷器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003283390A true JP2003283390A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29231677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002084235A Pending JP2003283390A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 電力線搬送通信用インダクタ装荷器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003283390A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005112293A1 (en) * | 2004-05-18 | 2005-11-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Indoor electric power wiring and joint box, wiring adapter, switch member, and table tap utilized for indoor electric power wiring |
| JP2005333223A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電力線搬送通信用アダプタ装置 |
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