JP2007201811A - 電力線通信用周波数整合回路、電力線通信用アダプタ装置及び電力線通信装置 - Google Patents
電力線通信用周波数整合回路、電力線通信用アダプタ装置及び電力線通信装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 電力線通信用周波数整合回路、電力線通信用アダプタ装置及び電力線通信装置において、電力線通信装置が接続される電力線の位置に関わらず、良好な通信品質を得ると共にノイズの影響を低減すること。
【解決手段】 電力線通信用周波数整合回路1が、電力線を介してデータの通信を行う電力線通信回路6と電力線との間に接続され静電容量を可変調整可能な周波数整合手段7を備えている。また、電力線通信用アダプタ装置4が、電力線通信用周波数整合回路1と、電力線コンセントジャックに接続可能な一対の整合回路側コンセントプラグ1aと、電力線通信回路6を有する通信装置コンセントプラグ2aが接続可能な一対の整合回路側コンセントジャック1bと、を備え、電力線通信用周波数整合回路1が、互いに対応する整合回路側コンセントプラグ1aと整合回路側コンセントジャック1bとの間に接続されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 電力線通信用周波数整合回路1が、電力線を介してデータの通信を行う電力線通信回路6と電力線との間に接続され静電容量を可変調整可能な周波数整合手段7を備えている。また、電力線通信用アダプタ装置4が、電力線通信用周波数整合回路1と、電力線コンセントジャックに接続可能な一対の整合回路側コンセントプラグ1aと、電力線通信回路6を有する通信装置コンセントプラグ2aが接続可能な一対の整合回路側コンセントジャック1bと、を備え、電力線通信用周波数整合回路1が、互いに対応する整合回路側コンセントプラグ1aと整合回路側コンセントジャック1bとの間に接続されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電力線を介してデータの通信を行う電力線通信において、良好なデータ通信を実現する電力線通信用周波数整合回路、電力線通信用アダプタ装置及び電力線通信装置に関する。
近年、家屋等の建物内に配線されている電力線を介して電力線通信装置間のデータ通信を行うことが検討されている。例えば、家屋が有する電力線を用いてオーディオ機器等の電力線通信装置間でオーディオ信号や映像信号等のデータ通信を良好に行うことが研究されている。
家屋等で電力線通信を行う場合、電力線のコンセントジャックには、電力線通信装置以外に家電製品等の電力線通信を行わない種々の電子機器が接続されることが想定される。この際、家電製品等の電子機器が電力線のコンセントジャックに接続されると、これらの電子機器の接続に起因して電力線通信装置の電力線通信に種々の影響を及ぼす場合がある。
例えば、電子機器が電力線のコンセントジャックに接続されると、電力線のインダクタンスと電子機器の容量成分とによって直列共振が発生し、信号レベルが下がって通信信頼性が低下する場合がある。このため、従来、特許文献1では、電力線からの分岐線路の終端(コンセントジャック)と電子機器(電気機器)との間に特定のインピーダンス調整を行うインピーダンス調整回路を設けた電力線通信システム用接続装置が提案されている。これにより、電子機器が接続されていない状態において分岐線路がオープンスタブとなることを防止すると共に、電子機器と分岐線路とを高周波的に分離することを行って信号レベルの低下を防止している。
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、家電製品等の電子機器が電力線のコンセントジャックに接続されると、ノイズ及び開閉サージが発生して電力線に直接重畳する場合があり、電力線通信の信号に歪みを発生させることがある。このように、通信品質が劣化すると、品質改善のために送信電力を大きくしなければならず、消費電力が大きくなってしまう問題がある。また、送信電力を大きくすると、漏洩電界が大きくなるという不都合もあった。
さらに、家屋等に配された電力線では、通常、複数箇所にコンセントジャックが設けられているが、電力線通信装置を家屋等の電力線に接続した場合、接続する電力線のコンセントジャックの位置に応じて、電力線の配線長が異なることから、電力線をコイルとみなした場合にインダクタンスが異なることになり、使用周波数帯における特性インピーダンスが変わってしまう。このため、接続するコンセントジャックの位置に応じて通信品質が不安定になってしまうという不都合があった。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、家電製品等とコンセントジャックとの間に電力線通信システム用接続装置を設けて、オープンスタブに起因する信号レベルの低下を防止しようとしているが、ノイズに対する通信品質の改善が十分でないと共に、電力線通信装置と電力線との接続位置に応じた通信品質の不安定性に対応することができなかった。
すなわち、家電製品等の電子機器が電力線のコンセントジャックに接続されると、ノイズ及び開閉サージが発生して電力線に直接重畳する場合があり、電力線通信の信号に歪みを発生させることがある。このように、通信品質が劣化すると、品質改善のために送信電力を大きくしなければならず、消費電力が大きくなってしまう問題がある。また、送信電力を大きくすると、漏洩電界が大きくなるという不都合もあった。
さらに、家屋等に配された電力線では、通常、複数箇所にコンセントジャックが設けられているが、電力線通信装置を家屋等の電力線に接続した場合、接続する電力線のコンセントジャックの位置に応じて、電力線の配線長が異なることから、電力線をコイルとみなした場合にインダクタンスが異なることになり、使用周波数帯における特性インピーダンスが変わってしまう。このため、接続するコンセントジャックの位置に応じて通信品質が不安定になってしまうという不都合があった。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、家電製品等とコンセントジャックとの間に電力線通信システム用接続装置を設けて、オープンスタブに起因する信号レベルの低下を防止しようとしているが、ノイズに対する通信品質の改善が十分でないと共に、電力線通信装置と電力線との接続位置に応じた通信品質の不安定性に対応することができなかった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、電力線通信装置が接続される電力線の位置に関わらず、良好な通信品質を得ると共にノイズの影響を低減することができる電力線通信用周波数整合回路、電力線通信用アダプタ装置及び電力線通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の電力線通信用周波数整合回路は、電力線を介してデータの通信を行う電力線通信回路と電力線との間に接続され静電容量を可変調整可能な周波数整合手段を備えていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信用周波数整合回路では、電力線通信回路と電力線との間で静電容量を可変調整可能であるので、電力線通信回路が接続された位置での電力線の配線長に応じたインダクタンスに対して静電容量を調整することで、インピーダンスが整合している使用周波数帯を選択することができ、通信品質を改善すると共にノイズの影響を低減することができる。
また、本発明の電力線通信用周波数整合回路は、前記周波数整合手段が、直列又は並列に接続された可変コンデンサと抵抗とを備えていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信用周波数整合回路では、可変コンデンサと抵抗とが接続されているので、周波数の帯域調整が可能になり、Q値を下げて使用周波数帯をブロード化することで、高速化を図ることができる。
本発明の電力線通信用アダプタ装置は、上記本発明の電力線通信用周波数整合回路と、電力線のコンセントジャックに接続可能な一対の整合回路側コンセントプラグと、前記電力線通信回路を有する電力線通信装置のコンセントプラグが接続可能な一対の整合回路側コンセントジャックと、を備え、前記電力線通信用周波数整合回路が、互いに対応する前記整合回路側コンセントプラグと前記整合回路側コンセントジャックとの間に接続されていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信用アダプタ装置では、上記本発明の電力線通信用周波数整合回路を内蔵したアダプタ装置とされるので、任意の電力線のコンセントに本電力線通信用アダプタ装置を介して電力線通信装置を接続することができ、接続位置の高い自由度を得ることができる。
本発明の電力線通信装置は、電力線を介してデータの通信を行う電力線通信回路を有する電力線通信装置であって、前記電力線通信回路に接続された上記本発明の電力線通信用周波数整合回路を備えていることを特徴とする。すなわち、この電力線通信装置では、上記本発明の電力線通信用周波数整合回路を内蔵しているので、任意の電力線のコンセントに接続しても電力線通信装置自体で周波数整合を図ることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る電力線通信用周波数整合回路、電力線通信用アダプタ装置及び電力線通信装置によれば、電力線通信回路と電力線との間で静電容量を可変調整可能であるので、電力線の配線長に応じてインピーダンスが整合している使用周波数帯を選択することができ、通信品質を改善することができる。したがって、電力線のどの位置のコンセントに電力線通信装置を接続しても、電力損失を抑制し、消費電力を抑えることができると共に、ノイズの影響を削減して安定した通信品質や長い通信距離を得ることができる。
すなわち、本発明に係る電力線通信用周波数整合回路、電力線通信用アダプタ装置及び電力線通信装置によれば、電力線通信回路と電力線との間で静電容量を可変調整可能であるので、電力線の配線長に応じてインピーダンスが整合している使用周波数帯を選択することができ、通信品質を改善することができる。したがって、電力線のどの位置のコンセントに電力線通信装置を接続しても、電力損失を抑制し、消費電力を抑えることができると共に、ノイズの影響を削減して安定した通信品質や長い通信距離を得ることができる。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1から図5を参照しながら説明する。
本実施形態の電力線通信用周波数整合回路1は、図1から図3に示すように、電力線Lのコンセント(以下、電力線コンセント称す)3と電力線通信装置2A、2Bとの間に接続される電力線通信用アダプタ装置4に内蔵されるものである。なお、上記電力線Lは、例えば一般家屋内に配設され複数の家電製品等の電子機器5や電力線通信装置2A、2Bに電力供給を行うと共に、電力線通信装置2A、2B間で送信される信号電流のデータ通信媒体となる。
上記電力線通信装置2Aは、例えばCDプレーヤー等のオーディオデータ送信装置であってオーディオデータを電力線Lを介して送信するものであり、電力線通信装置2Bは、オーディオデータ送信装置である電力線通信装置2Aから送信されるオーディオデータを電力線Lを介して受信し再生させる再生スピーカ装置である。また、電力線通信装置2A、2Bは、電力線コンセント3に接続可能なコンセントプラグ(以下、通信装置コンセントプラグと称す)2aを有している。これら電力線通信装置2A、2Bには、図2に示すように、電力線Lを介してデータ通信を行う電力線通信回路6が設けられている。
上記電子機器5は、例えば液晶テレビジョン等の家電製品であり、上記電力線Lを介したデータ通信とは無関係な機器であり、単に電力線コンセント3から電力の供給を受けるものである。また、電子機器5は、電力線コンセント3に接続可能なコンセントプラグ(以下、電子機器コンセントプラグと称す)5aを有している。なお、本実施形態において、電力線コンセント3は、図3に示すように、二対の電力線Lのコンセントジャック(以下、電力線コンセントジャックと称す)3aを備えている。
上記電力線通信用周波数整合回路1は、図2に示すように、電力線Lを介してデータの通信を行う電力線通信装置2A、2B内の電力線通信回路6と電力線Lとの間に接続され静電容量を可変調整可能な周波数整合手段7を備えている。
この周波数整合手段7は、直列に接続された可変コンデンサ8と抵抗9とを備えている。また、上記抵抗9には、並列にコイル10が接続されている。
この周波数整合手段7は、直列に接続された可変コンデンサ8と抵抗9とを備えている。また、上記抵抗9には、並列にコイル10が接続されている。
また、上記電力線通信用アダプタ装置4は、図2及び図3に示すように、上記電力線通信用周波数整合回路1と、電力線コンセントジャック3aに接続可能な一対の整合回路側コンセントプラグ1aと、通信装置コンセントプラグ2aが接続可能な一対の整合回路側コンセントジャック1bと、を備えている。
上記電力線通信用周波数整合回路1は、互いに対応する整合回路側コンセントプラグ1aと整合回路側コンセントジャック1bとの間に接続されている。
また、電力線通信用アダプタ装置4は、上記電力線通信用周波数整合回路1を内蔵する筐体11を備えている。また、この筐体11には、可変コンデンサ8に接続され、回動させることで可変コンデンサ8の静電容量を調整可能なトリマー摘み部12が設置されている。
また、電力線通信用アダプタ装置4は、上記電力線通信用周波数整合回路1を内蔵する筐体11を備えている。また、この筐体11には、可変コンデンサ8に接続され、回動させることで可変コンデンサ8の静電容量を調整可能なトリマー摘み部12が設置されている。
上記電力線通信装置2A、2Bの電力線通信回路6は、図4に示す送信モジュール21と、図5に示す受信モジュール22とから構成されている。
上記送信モジュール21は、図4に示すように、高周波部23と、デジタル部24と、送信オーディオ部25と、から構成されている。
上記送信モジュール21は、図4に示すように、高周波部23と、デジタル部24と、送信オーディオ部25と、から構成されている。
上記高周波部23は、ACコンセントと接続されるAC入力と共にPLC高周波信号の入出力端子にもなるAC input部26と、AC電源ラインからの雷サージから機器を保護する為の保護回路であるSurge Absorber部27と、AC output部28に接続される機器の影響を受けないようにする為の回路であるBlocking Filter部29と、AC電源ラインの出力になり、機器を動作させる為のスイッチング電源のAC入力端子が接続されるAC output部28と、AC電源と高周波信号を分離/結合する回路であるRF Coupling部30と、電力線通信回路6の送信出力における不要周波数の出力を低減する効果と受信に入力される高周波信号の不要な帯域の信号(ノイズ)を低減する効果とを持つフィルタ回路であるRF Filter部31と、を備えている。
上記デジタル部24は、PLC制御するLSIからのデジタル信号から高周波信号を作り出す機能(変調)と、高周波信号を受信し、これをデジタル信号に戻す機能(復調)とを持つ1チップICであるAFE(Analog Front End)部32と、電力線通信回路6の全制御行う1チップICであるPLC LSI33と、AFE部32およびPLC LSI33が動作するための基準のタイミング信号を発生させるデジタル側X’tal部34と、ファームウェアプログラムの記録するICであり、モジュール起動時にLCIからプログラムが呼び出されるROM部35と、を備えている。
なお、上記PLC LSI33は、PLC高周波信号の配置を伝送回線状況に応じて決定する機能、伝送可能な高周波信号に載せるオーディオデータの組み合わせを変更する機能、デジタルオーディオ信号を外部機器とのシリアル通信機能等を有している。
上記送信オーディオ部25は、アナログのステレオオーディオ信号2チャンネル(Lch/Rch)の信号を、デジタルオーディオ信号に変換し、出力をI2S(アナログオーディオ信号をデジタルのシリアルデータに変換する(あるいはその逆の)ための標準方式)フォーマットのシリアルデータに変換して出力する機能と外部からのアナログオーディオ信号をデジタル変換し、PLC LSI33に入力し、また、その逆プロセスも行う機能とを有するICであるADC(Analog Digital Converter)部36と、Xシリアルデータ用の基準クロック(マスタークロック:MCLK)を発振する水晶発振器であり、このクロックをADC部36に入力させ、基準クロックに同期したシリアルデジタルオーディオデータの出力を行うオーディオ側X’tal部37と、電圧制御ICであるREG部38と、を備えている。
また、上記受信モジュール22は、図5に示すように、送信モジュール21と同じ高周波部23及びデジタル部24を有し、プログラム上で受信及び送信において異なる制御を実施している。そして、受信モジュール22では、オーディオ信号の出力部分のオーディオ部(受信オーディオ部45)が送信モジュール21と異なっている。
すなわち、受信オーディオ部45は、電力線通信より得られたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して増幅する機能を備えている。
すなわち、受信オーディオ部45は、電力線通信より得られたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して増幅する機能を備えている。
次に、本実施形態の電力線通信用周波数整合回路1及びこれを内蔵した電力線通信用アダプタ装置4の使用方法について、図3を参照して説明する。
例えば、図3に示すように、電力線コンセントジャック3aが二対設けられた電力線コンセント3があり、一方の電力線コンセントジャック3aに電力線通信装置2Bを接続し、他方の電力線コンセントジャック3aに家電製品等の電子機器5を接続する場合について説明する。この場合、電力線通信用アダプタ装置4を一方の電力線コンセントジャック3aにのみ接続し、この電力線通信用アダプタ装置4に電力線通信装置2Bを接続する。
すなわち、一方の電力線コンセントジャック3aに整合回路側コンセントプラグ1aを差し込んで電力線通信用アダプタ装置4を一方の電力線コンセントジャック3aに取り付けておき、さらに整合回路側コンセントジャック1bに通信装置コンセントプラグ2aを差し込んで電力線通信装置2Bを接続する。なお、他方の電力線コンセントジャック3aには、電子機器コンセントプラグ5aを直接差し込んで接続する。
この状態で、トリマー摘み部12を回動させ電力線通信装置2A、2Bの通信品質を確認しながら可変コンデンサ8の静電容量を調整することで、良好な通信品質が得られる使用周波数帯を選択する。
この状態で、トリマー摘み部12を回動させ電力線通信装置2A、2Bの通信品質を確認しながら可変コンデンサ8の静電容量を調整することで、良好な通信品質が得られる使用周波数帯を選択する。
このように本実施形態では、電力線通信用周波数整合回路1により、電力線通信回路6と電力線Lとの間で静電容量を可変調整可能であるので、電力線通信回路6が接続された位置での電力線Lの配線長に応じたインダクタンスに対して静電容量を調整することでインピーダンスが整合している使用周波数帯を選択することができ、通信品質を改善すると共にノイズの影響を低減することができる。したがって、電力線Lのどの位置の電力線コンセント3に電力線通信装置2A、2Bを接続しても、電力損失を抑制し、消費電力を抑えることができると共に、ノイズの影響を削減して安定した通信品質や長い通信距離を得ることができる。
また、可変コンデンサ8と抵抗9とが接続されているので、周波数の帯域調整が可能になり、Q値を下げて使用周波数帯をブロード化することで、高速化を図ることができる。
さらに、電力線通信用アダプタ装置4が、上記電力線通信用周波数整合回路1を内蔵したアダプタ装置とされるので、任意の電力線コンセント3に電力線通信用アダプタ装置4を介して電力線通信装置2A、2Bを接続することができ、接続位置の高い自由度を得ることができる。
さらに、電力線通信用アダプタ装置4が、上記電力線通信用周波数整合回路1を内蔵したアダプタ装置とされるので、任意の電力線コンセント3に電力線通信用アダプタ装置4を介して電力線通信装置2A、2Bを接続することができ、接続位置の高い自由度を得ることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態を、図6を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態おいて、上記実施形態で説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、電力線通信用周波数整合回路1が電力線通信用アダプタ装置4に内蔵されて電力線通信用アダプタ装置4を介して電力線通信装置2A、2Bが電力線Lに接続されるのに対し、第2実施形態では、図6に示すように、電力線通信装置20自体に、電力線通信回路6に接続された電力線通信用周波数整合回路1を備えている点である。
すなわち、第2実施形態の電力線通信装置20では、電力線通信用周波数整合回路1が直接電力線通信回路6と接続されて内蔵されている。この電力線通信用周波数整合回路1は、電力線通信装置20の通信装置コンセントプラグ2a内に収納させても良いし、電力線通信回路6と共に本体内に設けても構わない。
したがって、第2実施形態の電力線通信装置20では、電力線通信用周波数整合回路1を内蔵しているので、アダプタ装置を介さず任意の電力線コンセント3に接続しても電力線通信装置20自体で周波数整合を図ることができる。
なお、電力線通信装置20に、電力線Lに接続した際、通信状態を自動的に確認して可変コンデンサ8の静電容量を自動調整することで、良好な通信品質が得られる使用周波数帯を自動選択する機能を設けても構わない。
なお、電力線通信装置20に、電力線Lに接続した際、通信状態を自動的に確認して可変コンデンサ8の静電容量を自動調整することで、良好な通信品質が得られる使用周波数帯を自動選択する機能を設けても構わない。
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、抵抗9にコイル10を並列に接続したが、コイル10を用いず、少なくとも可変コンデンサ8に直接に抵抗9を接続した構成でも構わない。
また、第1実施形態では、可変コンデンサ8と抵抗9とが直列接続されているが、他の例として、図7に示すように、可変コンデンサ8と抵抗9とを並列接続させた周波数整合手段107を有する電力線通信用周波数整合回路101として構わない。
例えば、上記各実施形態では、抵抗9にコイル10を並列に接続したが、コイル10を用いず、少なくとも可変コンデンサ8に直接に抵抗9を接続した構成でも構わない。
また、第1実施形態では、可変コンデンサ8と抵抗9とが直列接続されているが、他の例として、図7に示すように、可変コンデンサ8と抵抗9とを並列接続させた周波数整合手段107を有する電力線通信用周波数整合回路101として構わない。
1、101…電力線通信用周波数整合回路、1a…整合回路側コンセントプラグ、1b…整合回路側コンセントジャック、2A、2B、20…電力線通信装置、3a…電力線コンセントジャック、4…電力線通信用アダプタ装置、5…電子機器、5a…電子機器コンセントプラグ、6…電力線通信回路、7、107…周波数整合手段、8…可変コンデンサ、9…抵抗、11…筐体、L…電力線
Claims (4)
- 電力線を介してデータの通信を行う電力線通信回路と電力線との間に接続され静電容量を可変調整可能な周波数整合手段を備えていることを特徴とする電力線通信用周波数整合回路。
- 請求項1に記載の電力線通信用周波数整合回路において、
前記周波数整合手段が、直列又は並列に接続された可変コンデンサと抵抗とを備えていることを特徴とする電力線通信用周波数整合回路。 - 請求項1又は2に記載の電力線通信用周波数整合回路と、
電力線のコンセントジャックに接続可能な一対の整合回路側コンセントプラグと、
前記電力線通信回路を有する電力線通信装置のコンセントプラグが接続可能な一対の整合回路側コンセントジャックと、を備え、
前記電力線通信用周波数整合回路が、互いに対応する前記整合回路側コンセントプラグと前記整合回路側コンセントジャックとの間に接続されていることを特徴とする電力線通信用アダプタ装置。 - 電力線を介してデータの通信を行う電力線通信回路を有する電力線通信装置であって、
前記電力線通信回路に接続された請求項1又は2に記載の電力線通信用周波数整合回路を備えていることを特徴とする電力線通信装置。
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