JPH1051815A - 自動心線切替型光ファイバケーブル終端装置 - Google Patents

自動心線切替型光ファイバケーブル終端装置

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JPH1051815A
JPH1051815A JP8206713A JP20671396A JPH1051815A JP H1051815 A JPH1051815 A JP H1051815A JP 8206713 A JP8206713 A JP 8206713A JP 20671396 A JP20671396 A JP 20671396A JP H1051815 A JPH1051815 A JP H1051815A
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一 武本
Nobuo Tomita
信夫 富田
Masao Tachikura
正男 立蔵
Yasuhide Nishida
安秀 西田
Makoto Sato
佐藤  誠
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続作業を効率化し、接続余長収容スペース
を削減して高密度実装を実現する、自動心線切替型光フ
ァイバケーブル終端装置を提供する。 【解決手段】 片面に複数の光ファイバ心線が接続固定
されている保持盤、片面に複数の光ファイバ心線が接続
固定され、対向する面に複数の光コネクタを規則的に配
備している接続盤、光ファイバ心線を保持する複数の保
持穴を有する配列盤、片端が保持盤の対向面に接続され
配列盤の保持穴を通過して他端には移動側光コネクタが
取付けられた挿抜光ファイバ心線、任意の挿抜光ファイ
バ心線の光コネクタと接続盤の任意の光コネクタとを選
択的に挿抜するロボット、光ファイバ心線を収容し内部
に光カプラー及び試験光のフィルタを有する光分岐モジ
ュール、及び、試験用分岐心線を試験器と結合させる心
線選択装置を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信網において
高密度に実装された光ファイバケーブル心線相互を選択
的且つ自動的に接続切替え可能な光ファイバケーブル終
端装置に関するものである。
【0002】従来から存在する心線切替型光ファイバケ
ーブル終端装置(FTM:Fiber Termination Module)
の一例として、電子情報通信学会技術研究報告CS95-50,
OCS95-16, 59-66頁の「光線路試験システムの高速化・
大容量化技術に関する検討」に記載されているものがあ
る。一般的にFTMは加入者光ファイバケーブルと局内
光ファイバケーブルの接続点において設置されている。
この従来のFTMの構成について以下に説明する。
【0003】図7は従来のFTMを含む局内配線設備を
示す構成図であり、100 はFTM、2は光分岐モジュー
ル、3は光カプラー、4は光フィルタ、5は心線選択装
置、6は光加入者線端局装置収容架、7は映像系光加入
者線端局装置、8は通信系光加入者線端局装置、9はス
ターカプラー架、10はスターカプラー型光分岐モジュー
ル、11は試験架(TEM:Test Equipment Module )、
12は試験装置、13は心線選択制御装置、14はマスター側
光ファイバ心線、15は試験用分岐ファイバ心線、16は局
内光ファイバケーブル、17は加入者光ファイバケーブ
ル、18はお客様宅、19は映像系光加入者線終端装置、20
は通信系光加入者線終端装置である。
【0004】図7におけるFTMは、光ファイバを通じ
て通信系サービス或いは映像系サービス等の多種多様な
サービスを提供するために所内に設置されているアクセ
ス系装置の一つであり、所内にはこれ以外に光加入者線
端局装置収容架6、スターカプラー架9及びTEM11が
設置されている。
【0005】ここでFTM100 を用いる通信並びに映像
サービスの提供形態の概要を説明すると、通信並びに映
像サービスを提供する通信系光加入者線端局装置8及び
映像系光加入者線端局装置7から出力される複数波長の
通信光(複数サービス)は、まず局内光ファイバケーブ
ル16を通じてスターカプラー架9に入射する。次にスタ
ーカプラー架9のスターカプラー型光分岐モジュール10
により合波(波長多重)され、更に合波された通信光は
波長多重されたまま複数ルート(心線)に分波され、別
の局内光ファイバケーブル16を通じてFTM100 に入射
する。
【0006】その後FTM100 に入射した通信光は、内
部に光カプラー3及び試験光を遮断し通信光を透過させ
る光フィルタ4を有する光分岐モジュール2を通過し、
加入者光ファイバケーブル17を通じてお客様宅18に到達
し、最終的にお客様宅18に設置されている通信系光加入
者線終端装置20及び映像系光加入者線終端装置19によ
り、通信及び映像サービスを分割受信することによりサ
ービスが提供されることとなる。
【0007】また、建設及び保守の際は、FTM100 の
別の構成部品である心線選択装置5が重要な役割を果た
す。この装置は、光分岐モジュール2内の光カプラー3
から分岐させた試験用分岐ファイバ心線15と、TEM11
に設置してある心線選択制御装置13から試験装置12に接
続されているマスター側光ファイバ心線14とを、選択的
に光結合させる機能を持っており、スムーズなスイッチ
ング技術により効率的に損失測定等を実施できるため、
光ファイバ心線の故障点検出に役立つ。
【0008】図8は光分岐モジュール2及び心線選択装
置5を具えた従来のFTM100 を示す構成図であり、図
7の各部に対応する部分には同一の参照符号を付してい
る。図8において、21は余長振り分け部材、22は余長処
理棚である。FTM100 の左側は光分岐モジュール2が
各段毎に複数ユニット並設収容されており、この各光分
岐モジュール2内の光カプラー3から分岐された試験用
分岐ファイバ心線15が最下部に配置されている心線選択
装置5に接続される。また、FTM100 の右側には、主
に局内光ファイバケーブル16の接続余長を収容するた
め、余長振り分け部材21及び余長処理棚22が配備された
余長収容スペースが確保されている。
【0009】図9は従来のFTMにおける接続部の構成
を示す説明図であり、図7及び8の各部に対応する部分
には同一の参照符号を付している。図9において、23は
光コネクタアダプタ、24は光コネクタ、25は単心テープ
心接続部である。この図において、光分岐モジュール2
には予め単心テープ心接続部25及び光コネクタ24が装着
された状態にある。サービス開始の時には、まず加入者
光ファイバケーブル17及び試験用分岐ファイバ心線15と
光分岐モジュール2内部でコネクタ接続を行う。次に、
光分岐モジュール2と接続された光コネクタアダプタ23
に局内光ファイバケーブル16側の光コネクタ24を手作業
により接続しサービス開始となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FTMは、上述したように構成されているため次のよう
な問題がある。即ち、加入者光ファイバケーブルと局内
光ファイバケーブルとの接続において、その接続は手作
業によるため、建設工事で接続を行う時、故障復旧工事
で切替え接続を行う時等に、光ファイバ心線が絡まった
り、時には誤接続をしてしまう危険性を伴うため、接続
作業に長時間を要していた。
【0011】また、最近の社会情勢から加入者光ファイ
バケーブルの需要が著しく増大しており、FTMにおい
ては、従来のスペースにより多くの設備を設置するため
一層の高密度化が要請されているが、これまでは支障移
転工事或いは故障復旧工事等の接続替えを考慮し、局内
光ファイバケーブルはどの部分の光分岐モジュールとも
接続可能な余長が必要なため、この余長収容部のスペー
スとして架の約半分程度のスペースを確保する必要があ
り、これが高密度化に対して大きな障害となっていた。
【0012】本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、加
入者光ファイバケーブルと局内光ファイバケーブルとの
接続において、接続作業を効率化すると共に、接続余長
収容スペースを削減して高密度実装を実現する、自動心
線切替型光ファイバケーブル終端装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の自動心線切替型
光ファイバケーブル終端装置は、このような目的を達成
するため、片面に複数の第1光ファイバ心線の一端が接
続固定されている保持盤、片面に複数の第2光ファイバ
心線の一端が接続固定され、第2光ファイバ心線に接続
され且つ対向する面で移動側光コネクタと任意に接続す
る複数の光コネクタを規則的に配備している接続盤、光
ファイバ心線を摺動可能に緩く保持する複数の保持穴を
有する配列盤、片端が保持盤の第1光ファイバ心線が接
続固定されている面と対向する面で第1光ファイバ心線
に接続され、心線部分が配列盤の保持穴を通過し、他端
には接続盤の光コネクタと選択的に接続可能な移動側光
コネクタが取付けられた挿抜光ファイバ心線、挿抜光フ
ァイバ心線の心線部分及び移動側光コネクタを操作して
任意の移動側光コネクタと接続盤の任意の光コネクタと
を選択的に挿抜するロボット、第1光ファイバ心線を複
数本単位に収容し、内部に光カプラー及び試験光を遮断
し通信光を透過させる光フィルタを有する光分岐モジュ
ール、及び、光分岐モジュール内の光カプラーから分岐
させた試験用分岐心線を試験器と接続されているマスタ
ー側光ファイバと選択的に光結合させる機能を有する心
線選択装置を具備することを特徴とする。特に各盤を並
設し、各盤の前面に心線挿抜ロボット、背面に心線選択
ロボットを具備することが望ましい。
【0014】本発明においては、とりわけロボット及び
接続用ファイバによるジャンパリング接続方法を採るこ
とにより、接続時における誤接続及び心線の絡みを防止
できるだけでなく、接続余長収容スペースの削減も可能
になり、従ってFTM自体の高密度化を図ることができ
る。
【0015】また、前記保持盤、接続盤及び配列盤を複
数に分割し、心線選択ロボットを複数設置すれば、接続
時間を短縮することができる。更に、前記保持盤又は接
続盤に光分岐モジュール及び心線選択装置を組合せてモ
ジュール構成とすれば、経済化及び作業の効率化を図る
ことができる。
【0016】このような本発明によれば、例えば接続前
の加入者光ファイバケーブルは一旦光分岐モジュールと
コネクタ接続され、その光分岐モジュールの反対側から
出た光ファイバ心線が、規則的に例えばマトリクス状に
配列された保持盤の接続部で挿抜光ファイバ心線と接着
接続されている。この保持盤の背面から出た挿抜光ファ
イバ心線は、背面から保持盤に対応する配列盤の保持穴
を通って摺動可能な状態で緩く保持され、配列盤の前面
に移動側光コネクタが下に垂れ下がった状態にある。
【0017】接続を行う時は、この挿抜光ファイバ心線
の心線部分は配列盤の背面に設置している心線選択ロボ
ットにより選択的に把持され、挿抜光ファイバ心線が、
先端に取付けている移動側光コネクタが配列盤の前面に
突き当たるまで選択的に引き上げられる。その後、心線
挿抜ロボットにより配列盤の前面にあるコネクタを把持
し、接続盤上の選択されたコネクタ位置の前面まで移動
させ、接続盤上のコネクタに挿入することになる。これ
ら一連の動作は人手を介することなく自動的にロボット
により実行されるので、接続作業の効率化を図ることが
できる。
【0018】また、ロボットによるジャンパリング接続
方法を用いることにより、局内光ファイバケーブル接続
余長収容スペースが削減できるだけでなく、手作業では
操作不可能な簡易構造の小型の光コネクタで高密度実装
を行うことができるようになり、従って装置自体の高密
度化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明による自
動心線切替型光ファイバケーブル終端装置(以下、自動
FTMという)の好適な実施例について説明する。
【0020】〔第1実施例〕図1は本発明による自動F
TMの第1実施例を示す正面図であり、図7乃至9の各
部に対応する部分には同一の参照符号が付されている。
図1において、1は自動FTM、26は保持盤、27は配列
盤、28は接続盤、29は挿抜光ファイバ心線、30は保持
穴、31は移動側光コネクタ、32は心線挿抜ロボット、33
は心線選択ロボットである。
【0021】この図の上段には、左側から接続盤28、配
列盤27及び保持盤26がこの順に並設されており、各盤の
前後部には接続盤28から配列盤27にかけての前面を動作
領域とする心線挿抜ロボット32と、配列盤27の背面を動
作領域とする心線選択ロボット33がそれぞれ配置されて
いる。また、下段には、ファイバ突き合わせ型心線接続
装置5及び8ch光分岐モジュール2が設置されている。
【0022】図2は第1実施例による自動FTMを示す
構成図であり、図1及び図7乃至9の各部に対応する部
分には同一の参照符号が付されている。図2において光
コネクタ24は市販最小のMUコネクタを使用することが
できる。ここで、加入者光ファイバケーブル17と局内光
ファイバケーブル16との接続工程を説明する。
【0023】接続前の加入者光ファイバケーブル17は、
まず光分岐モジュール2と光コネクタ24で接続され、そ
の光分岐モジュール2の反対側から出たファイバ心線
が、マトリクス状に配列された保持盤26の接続部で挿抜
光ファイバ心線29と接着接続された状態にある。この保
持盤26の背面から出た挿抜光ファイバ心線29は、配列盤
27の背部から保持盤26に対応するマトリクス状に配列さ
れた配列盤27の保持穴30を通過し摺動可能な状態で緩く
保持され、先端部分に取付けられた移動側光コネクタ31
を下にして配列盤27の前面に垂れ下がった状態にある。
【0024】接続する時には、この挿抜光ファイバ心線
29の心線部分は、配列盤27の背面に設置されている心線
選択ロボット33により選択的に把持されると共に、挿抜
光ファイバ心線29の先端に取付けている移動側光コネク
タ31が配列盤27の保持穴30の前面に突き当たるまで挿抜
光ファイバ心線29の心線部分が引き上げられ、その後心
線部分は心線選択ロボット33から解放される。次に、心
線挿抜ロボット32が配列盤27の前面にある移動側光コネ
クタ31を把持し、心線部分を巻き取りながら接続盤28の
選択されたコネクタ位置の前面まで移動させ、最終工程
では接続盤28上にある移動側光コネクタ31の方向を反転
させ、接続盤28の選択された位置にコネクタを挿入し接
続が完了する。
【0025】また、支障移転等により心線を切替える場
合は、接続盤28のマトリクス状に配列されたコネクタ部
の任意の位置に挿入されている移動側光コネクタ31の挿
入位置を他の位置に変更する。この手順としては、まず
心線挿抜ロボット32により接続盤28の前面に挿入された
移動側光コネクタ31を選択的に抜き出す。この状態は前
述した加入者光ファイバケーブル17の接続前の状態と同
様の状態であり、その後の工程は上述の手順と同様の工
程である。
【0026】このように、接続に関わる全ての工程を人
手を介することなくロボットによって実施することがで
き、従って、誤接続もなく円滑に自動接続を行うことが
でき、作業の効率化を図ることができる。また、ロボッ
ト及び挿抜光ファイバ心線29を用いたジャンパリング接
続方法を採用することにより、局内光ファイバケーブル
16による接続替えは不用になり、従って従来のFTMの
約半分程度のスペースを占める局内光ファイバケーブル
接続余長収容スペースを大幅に削減することができる。
【0027】更には挿抜光ファイバ心線29の移動側光コ
ネクタ31は、ロボットでのみ挿抜操作が可能(手作業で
は操作不可能)な簡易構造の小型化された光コネクタ24
(特願平7−339921参照)を適用できること、及
び挿抜光ファイバ心線29についても同様の理由により、
従来の局内光ファイバケーブル16として使用していた2
mm径のファイバ心線に対して、2次被覆としてポリアリ
レート繊維を被覆しただけの0.25mm径の細形コード
を適用することが可能になり、ロボットのスムーズな動
作を確保すると共に自動FTM1自体の高密度化を実現
することができる。
【0028】〔第2実施例〕図3は本発明による自動F
TMの第2実施例を示す正面図であり、図1、2、7乃
至9の各部に対応する部分には同一の参照符号が付され
ている。この実施例においては、前述の第1実施例の保
持盤26、配列盤27及び接続盤28を左右対称に2分割して
配置し、更に心線選択ロボット33を左右にそれぞれ設置
したものである。
【0029】図3に示す自動FTMの上段には、外側か
ら保持盤26、配列盤27及び接続盤28の順に左右対称に2
ユニットが並設されている。また、これらの前後部に
は、左側配列盤27から右側配列盤27にかけての前面を動
作領域とする心線挿抜ロボット32と、各々の配列盤27の
背面を動作領域とする二つの心線選択ロボット33が配置
されている。ここで、挿抜光ファイバ心線29の長さにつ
いては、最大動作距離が実施例1と比較して約3/4程
度になり、心線の長さも約3/4に短縮することができ
るので、心線挿抜ロボット32及び心線選択ロボット33の
引き上げ又は巻取り作業時間もそれぞれ約3/4程度に
短縮される。
【0030】また、心線選択ロボット33は、心線挿抜ロ
ボット32と同様に、左側配列盤27から右側配列盤27にか
けての動作範囲を持つように一つ設置するのではなく、
左右の配列盤27の背面にそれぞれ個別的に複数設置する
ことにより、最大動作長を約3/5に短縮することが可
能であり、上述の点と合わせるとかなりの接続作業時間
の短縮を実現することができる。更には、このような左
右分割配置構成を採用することにより、光ファイバ需要
に対応したユニット単位での配備(例えば需要が少ない
場合は左側ユニット及び心線選択ロボット33を一つだけ
設置)が可能になり経済化を図ることができる。
【0031】〔第3実施例〕図4及び5は本発明による
自動FTMの第3実施例を示す正面図であり、図1乃至
3及び図7乃至9の各部に対応する部分には同一の参照
符号が付されており、更に34はモジュール盤を示す。こ
の実施例においては、前述の第2実施例の保持盤26、配
列盤27及び接続盤28を更に縦に複数に分割して配置し、
保持盤26に光分岐モジュール2及び心線選択装置5を組
合せてモジュール構成としたものである。
【0032】図4において、保持盤26と配列盤27とは各
々独立した盤ではなく一体化しており、また実施例1及
び2では下段に設置していた心線選択装置5及び光分岐
モジュール2についても対象心線数に見合う数の両者を
組合せ、更にこれに挿抜光ファイバ心線29を加えて一つ
のモジュール盤34を構成している。
【0033】このモジュール盤34を含む構成図を図5に
示すが、ここで保持盤26の前面は縦13列、横16列の
接続部を持っており、モジュール盤1個当たり208心
線の自動接続が可能になる。また、保持盤26の後部側に
は、ファイバ突き合わせ型2×400スイッチ心線選択
装置5が1ユニット、導波路型光カプラー3及び光フィ
ルタ4を内蔵した16ch光分岐モジュール2が13個、
それぞれ固定設置されており、この光分岐モジュール2
から出ているファイバの一端と挿抜光ファイバ心線29と
は融着接続された状態である。
【0034】即ち、図4でモジュール盤34が片側10
段、両側で20段配備されており、この構成に合致させ
るため接続盤28も同様に分割した構成としている。従っ
て、このような構成を採ることにより、建設時及び保守
時において、モジュール盤34を加入者光ファイバケーブ
ル17又は局内光ファイバケーブル16の数に応じて配備す
ることができるようになり、経済化を図ることができ
る。また、建設時においては、モジュール盤34及び接続
盤28を最下段から設置し、その後にロボットによる段単
位の接続を行う手順で作業ができるので、手作業による
モジュール盤34等の設置及びケーブルとの接続と並行し
てロボットによる自動接続処理を行うことが可能にな
り、作業の能率を向上させることができる。
【0035】なお、図4及び5によれば、保持盤26に光
分岐モジュール2等を組合せてモジュール構成とし、こ
れに加入者光ファイバケーブル17を接続しているが、こ
の加入者光ファイバケーブル17の代わりに局内光ファイ
バケーブル16を接続する(接続盤28に加入者光ファイバ
ケーブル17を接続する)方式、又は、保持盤26の代わり
に接続盤28を光分岐モジュール2等と組合せて局内光フ
ァイバケーブル16と接続する(保持盤26は単独構成と
し、加入者光ファイバケーブル17を接続する)方式、又
は、保持盤26の代わりに接続盤28を光分岐モジュール2
等と組合せて加入者光ファイバケーブル17を接続する
(保持盤26は単独構成とし、局内光ファイバケーブル16
を接続する)方式があり、どの方法を採用しても上述の
方式と同様の効果が得られる。
【0036】〔第4実施例〕図6は本発明による自動F
TMの第4実施例を示す正面図であり、図1乃至5及び
図7乃至9の各部に対応する部分には同一の参照符号が
付されている。この実施例においては、第3実施例の接
続盤28にスターカプラー型光分岐モジュール10を組合せ
たものである。
【0037】図6に示すこの実施例の自動FTM1は、
従来スターカプラー架9に収容されているスターカプラ
ー型光分岐モジュール10を接続盤28に組み込んだ構成と
なっている。従来のスターカプラー型光分岐モジュール
10は、ISDNサービス等同種サービスを複数のお客様
に提供する場合に光加入者線端局装置の端子を有効に活
用するために設けられた分配器の役割を果たすことを目
的としたものであり、図7に示すように光加入者線端局
装置収容架6と自動FTM1との間に設置しているスタ
ーカプラー架といわれる専用の架9に配備されていた。
【0038】しかしながら、この実施例によれば、スタ
ーカプラー型光分岐モジュール10を自動FTM1に組み
込むことによって従来のスターカプラー架9を省略でき
ることとなり、経済化と共に局舎スペースの有効活用を
図ることができる。また、光加入者線端局装置収容架6
−スターカプラー架9−自動FTM1間の接続におい
て、従来2本の局内ケーブルが必要であったが、スター
カプラー架9の省略により、光加入者線端局装置収容架
6−スターカプラー架9間のケーブルも合わせて省略す
ることができ、更に経済化を実現できる。更に、局内ケ
ーブル設置における設計から施工更には接続に関わる全
ての工程を省くことができるため、作業性をかなり向上
させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による自動FTMによれば、加入者光ファイバケーブル
と局内光ファイバケーブルとの接続において、保持盤、
配列盤、接続盤、挿抜光ファイバ及び2種類のロボット
を具える構成により、人手を介することなく自動的に接
続することが可能になるので、誤接続がなくなると共
に、接続作業時間を短縮することができる。また、ロボ
ット及び挿抜光ファイバ心線を用いたジャンパリング接
続方式を採用することにより、局内光ファイバケーブル
接続余長収容スペースを大幅に削減できるだけでなく、
手作業では操作不可能な簡易構造の小型光コネクタを高
密度に実装することができるようになり、自動FTM自
体の高密度化を実現できる。更には、スターカプラー型
光分岐モジュールを組み込むことにより、スターカプラ
ー架及び局内ケーブルの削減も可能になり、従って、経
済化と共に作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動心線切替型光ファイバケーブ
ル終端装置の第1実施例を示す正面図である。
【図2】第1実施例の自動心線切替型光ファイバケーブ
ル終端装置の構成図である。
【図3】本発明による自動心線切替型光ファイバケーブ
ル終端装置の第2実施例を示す正面図である。
【図4】本発明による自動心線切替型光ファイバケーブ
ル終端装置の第3実施例を示す正面図である。
【図5】第3実施例の自動心線切替型光ファイバケーブ
ル終端装置の構成図である。
【図6】本発明による自動心線切替型光ファイバケーブ
ル終端装置の第4実施例を示す正面図である。
【図7】従来の局内配線設備の構成図である。
【図8】従来の心線切替型光ファイバケーブル終端装置
の構成図である。
【図9】従来の心線切替型光ファイバケーブル終端装置
のジャンパ面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動心線切替型光ファイバケーブル終端装置 2 光分岐モジュール 3 光カプラー 4 光フィルタ 5 心線選択装置 6 光加入者線端局装置収容架 7 映像系光加入者線端局装置 8 通信系光加入者線端局装置 9 スターカプラー架 10 スターカプラー型光分岐モジュール 11 試験架 12 試験装置 13 心線選択制御装置 14 マスター側光ファイバ心線 15 試験用分岐ファイバ心線 16 局内光ファイバケーブル 17 加入者光ファイバケーブル 18 お客様宅 19 映像系光加入者線終端装置 20 通信系光加入者線終端装置 21 余長振り分け部材 22 余長処理棚 23 光コネクタアダプタ 24 光コネクタ 25 単心テープ心接続部 26 保持盤 27 配列盤 28 接続盤 29 挿抜光ファイバ心線 30 保持穴 31 移動側光コネクタ 32 心線挿抜ロボット 33 心線選択ロボット 34 モジュール盤 100 心線切替型光ファイバケーブル終端装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 安秀 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 佐藤 誠 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に複数の第1光ファイバ心線の一端
    が接続固定されている保持盤、 片面に複数の第2光ファイバ心線の一端が接続固定さ
    れ、第2光ファイバ心線に接続され且つ対向する面で移
    動側光コネクタと任意に接続する複数の光コネクタを規
    則的に配備している接続盤、 光ファイバ心線を摺動可能に緩く保持する複数の保持穴
    を有する配列盤、 片端が保持盤の第1光ファイバ心線が接続固定されてい
    る面と対向する面で第1光ファイバ心線に接続され、心
    線部分が配列盤の保持穴を通過し、他端には接続盤の光
    コネクタと選択的に接続可能な移動側光コネクタが取付
    けられた挿抜光ファイバ心線、 挿抜光ファイバ心線の心線部分及び移動側光コネクタを
    操作して任意の移動側光コネクタと接続盤の任意の光コ
    ネクタとを選択的に挿抜するロボット、 第1光ファイバ心線を複数本単位に収容し、内部に光カ
    プラー及び試験光を遮断し通信光を透過させる光フィル
    タを有する光分岐モジュール、及び光分岐モジュール内
    の光カプラーから分岐させた試験用分岐心線を試験器と
    接続されているマスター側光ファイバと選択的に光結合
    させる機能を有する心線選択装置を具備することを特徴
    とする自動心線切替型光ファイバケーブル終端装置。
  2. 【請求項2】 保持盤、接続盤及び配列盤を並設し、各
    盤の前面に心線挿抜ロボット、背面に心線選択ロボット
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の自動心線
    切替型光ファイバケーブル終端装置。
  3. 【請求項3】 前記保持盤、接続盤及び配列盤を複数に
    分割し、心線選択ロボットを複数設置したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の自動心線切替型光ファイバ
    ケーブル終端装置。
  4. 【請求項4】 前記保持盤又は接続盤に光分岐モジュー
    ル及び心線選択装置を組合せてモジュール構成とするこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    自動心線切替型光ファイバケーブル終端装置。
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