JPH1051794A - 動きベクトル検出方法および装置 - Google Patents

動きベクトル検出方法および装置

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JPH1051794A
JPH1051794A JP6702297A JP6702297A JPH1051794A JP H1051794 A JPH1051794 A JP H1051794A JP 6702297 A JP6702297 A JP 6702297A JP 6702297 A JP6702297 A JP 6702297A JP H1051794 A JPH1051794 A JP H1051794A
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義治 上谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像の輝度変化による誤検出がなく、しかも画
面上で輝度が一様に変化しているような画像についても
動きベクトルを検出できる動きベクトル検出装置を提供
する。 【解決手段】参照画面および検出対象画面の画像の各々
の平均輝度を検出する平均輝度検出部102と、両画像
から各々の平均輝度を差し引いた特徴画像を生成する特
徴画像生成部104と、両画像の各々の平均輝度の差を
求める平均輝度差算出部103と、平均輝度差が所定値
未満のときは画像メモリ101からの参照画面および検
出対象画面の画像を用いて動きベクトルを検出し、所定
値以上のときは特徴画像を用いて動きベクトルを検出す
るための判定部105、切替器106および動きベクト
ル検出部107を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像信号の記録
・通信・伝送および放送等に用いられる動画像符号化装
置に係り、特に符号化対象画面である検出対象画面の部
分領域が参照画面のどの部分領域から動いたかを表す動
きベクトルを検出する動きベクトル検出方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像信号は情報量が膨大であるため、
単にディジタル化して伝送や記録を行おうとすると、極
めて広帯域の伝送路や、大容量の記録媒体を必要とす
る。そこで、テレビ電話、テレビ会議、CATVおよび
画像ファイル装置等では、動画像信号を少ないデータ量
に圧縮符号化する技術が用いられる。
【0003】動画像信号の圧縮符号化技術の一つとし
て、動き補償予測符号化方式が知られている。動き補償
予測符号化方式では、符号化済みの画面を参照画面と
し、入力画面の部分領域に対して参照画面の最も相関の
高い部分領域を検出することにより、入力画面の部分領
域が参照画面のどの部分領域から動いたものかを表す動
きベクトルを求め、入力画面の部分領域と動きベクトル
により示される参照画面の部分領域との差分である予測
誤差信号を符号化する。
【0004】動きベクトル検出方法には種々あるが、参
照画面から符号化対象画面の複数画素で構成される単位
ブロックとその単位ブロックの各対応画素との差の絶対
値和(マッチング誤差)が最小となる参照ブロックの位
置を探索する方法が知られている。この検出方法は、映
画などのようなフェードインやフェードアウト処理され
た画像では、画面間の輝度変化が大きく、近似した参照
ブロックでも各対応画素の差分が同様に大きくなり、マ
ッチング誤差も大きくなるために、一部の対応画素の差
分が小さくなる参照ブロックが存在すると動きベクトル
の誤検出を生じるという問題がある。
【0005】このような画像の輝度変化による動きベク
トルの誤検出を避けるため、参照画面の画像および動き
ベクトルの検出対象画面(符号化対象画面)の画像とし
て、エッジ抽出を行って得られる特徴画像を用いて動き
ベクトルを検出する方法が知られている(特開平2−2
94181)。しかし、この方法では画面上で輝度が一
様に変化しているようなエッジ情報をあまり含まない画
像の場合は、エッジが十分に抽出されないために、動き
ベクトルの検出が難しい。さらに、参照画像と符号化対
象画像のそれぞれのエクジ抽出のための減算回路を必要
とし、かつエッジ抽出後の画像は画素値のダイナミック
レンジが増加するため、符号化対象画素と参照画素の両
方の入力レジスタのビット数が増加し、回路規模の増大
を招いていた。
【0006】一方、動き補償予測符号化方式の動画像符
号化装置においては、符号化効率を高めるために、符号
化する際の画面順序を入れ替えることにより、時間的に
前に入力された画面からだけではなく、時間的に後に入
力される画面からの予測も用いて動き補償を行う場合が
ある。前者を前方予測符号化、後者を後方予測符号化と
呼び、またこれら予測符号化に用いられる動きベクトル
を検出する動作を前方予測動きベクトル検出および後方
予測動きベクトル検出と呼ぶ。
【0007】図18は、この動き補償予測符号化方式の
動画像符号化装置に適用される従来の動きベクトル検出
装置の構成例を示すブロック図である。この動きベクト
ル検出装置は、前方予測動きベクトル検出部、つまり時
間的に前に入力された画面を参照画面として検出対象画
面の部分領域(検出対象ブロック)の動きベクトルの候
補を検出する動作を基本とする第1の動きベクトル検出
部1001と、後方予測動きベクトル検出部、つまり時
間的に後に入力される画面を参照画面として検出対象ブ
ロックの動きベクトルの候補を検出する動作を基本とす
る第2の動きベクトル検出部1002と、これらの動き
ベクトル候補の中から最適な高精度の動きベクトルを検
出する第3の動きベクトル検出部1003と、画像メモ
リ1004と、第1および第2の動きベクトル検出部1
001,1002からの動きベクトル候補を一時記憶す
るためのバッファ1005,1006、第1の動きベク
トル検出部1001からの動きベクトル候補と共に予測
誤差を一時記憶するバッファ1007および遅延回路1
008からなる。
【0008】図19は、画面の入力順序に対する符号化
順序および予測方向の関係を示す図であり、また図20
および図21は第1〜第3の動きベクトル検出部100
1〜1003の動作を示す図である。さらに、図22は
入力の画面変化(シーンチェンジ)が生じた場合の第1
〜第3の動きベクトル検出部1001〜1003の動作
を示す図である。図19〜図22において、Iはイント
ラ符号化が時用される画面、Pは前方予測符号化が適用
される画面、Bは両方向予測符号化が適用される画面で
あり、画面I,Pだけが動きベクトル検出時に参照画面
として使用され、画面Bは参照画面として使用されな
い。
【0009】図18において、入力端子11から入力さ
れた画像信号12は画像メモリ1004に記憶される。
第1および第2の動きベクトル検出部1001,100
2により、画像メモリ1004から参照画面の画像信号
と検出対象ブロックの画像信号が読み出されると共に、
図19に示すような符号化順序に従って検出対象画面の
画像信号が読み出されて遅延回路1008に入力され
る。
【0010】ここでは1画面前の検出対象ブロックにつ
いて検出された動きベクトル候補に基づいて、探索範囲
を限定して第1および第2の動きベクトル検出部100
1,1002で検出対象ブロックの動きベクトル候補を
検出するため、検出対象画面および参照画面の画像信号
は、図20(a)(b)または図21(a)(b)に示
すような画面順序で読み出される。なお、図20(a)
(b)は参照画面間隔が3に固定の場合、また図21
(a)(b)は参照画面間隔が可変(1〜3)の場合で
ある。なお、図19においても、画面の入力順序に対す
る符号化順序および予測方向の関係を参照画面間隔が3
に固定の場合と可変(1〜3)の場合について示してい
る。
【0011】第1の動きベクトル検出部1001は、図
20(a)または図21(a)に示されるように、検出
対象画面に対して常に時間的に前に入力された画面を参
照画面として動きベクトル候補を検出する前方予測動き
ベクトル検出を行う。
【0012】第2の動きベクトル検出部1002は、図
20(b)または図21(b)に示されるように、参照
画面として使用されない検出対象画面(B)に対して
は、時間的に後に入力される画面を参照画面として動き
ベクトル候補を検出する後方予測動きベクトル検出を行
うが、参照画面として使用される検出対象画面(Iまた
はP)に対しては、第1の動きベクトル検出部1001
と同様に前方予測動きベクトル検出を行う。この際、第
2の動きベクトル検出部1002は第1の動きベクトル
検出部1001と異なる探索精度またはマッチング精度
で動きベクトル検出を行うことにより、第1および第2
の動きベクトル検出部1001,1002全体として動
きベクトルの検出精度を向上させている。
【0013】第3の動きベクトル検出部1003は、こ
のようにして検出された動きベクトル候補に基づいて、
図示しない符号化部内の画像メモリに記憶された参照画
面の画像信号を図20(c)または図21(c)に示す
ような順序で読み出して、高精度な最適動きベクトルを
検出する。
【0014】しかし、この従来の動きベクトル検出装置
では、検出対象画面がB0やB3などの場合、図20
(b)(c)または図21(b)(c)に示されるよう
に、動きベクトル候補の検出時刻が図19中の符号化順
序で示した符号化時刻よりも1画面分以上の時間遅れる
ため、入力された画像信号が実際に符号化されるまでの
時間、すなわち符号化遅延が大きくなってしまうと共
に、符号化時刻に合わせて動きベクトル候補を一時記憶
するためのバッファ1006,1007や、検出対象画
面の画像信号を遅延させるための遅延回路1008とし
て大容量のメモリが必要となり、ハードウェア規模が大
きなものとなってしまう。
【0015】また、図21に示すように参照画面間隔が
一定でない場合には、第2の動きベクトル検出部100
2は第1の動きベクトル検出部1001より1画面分以
上時間的に遅れて同じ検出対象画面に対する動きベクト
ル検出を行うことになる。その場合、第1の動きベクト
ル検出部1001で求められた16×8のマッチングサ
イズの予測誤差と、第2の動きベクトル検出部1002
で求められた16×8のマッチングサイズの予測誤差の
和で16×16のマッチングサイズの予測誤差を生成し
て動きベクトル検出精度を向上させるためには、第1の
動きベクトル検出部1001で求められた予測誤差を1
画面の全ブロックの全動きベクトル探索点についてバッ
ファ1007で記憶する必要があり、バッファ1007
として大容量のメモリが必要となる。
【0016】また、単独で2画素精度の探索を行う第1
の動きベクトル検出部1001と第2の動きベクトル検
出部1002とで、動きベクトル探索点の位相を異なら
せて1画素精度の検出を行うためには、画像メモリ10
04から検出対象画面の同一の画像信号を1画素分だけ
ずれた異なるタイミングで読み出す必要があり、メモリ
アクセス速度の負担が大きくなる。
【0017】さらに、従来の動きベクトル検出装置で
は、図22(a)の記号↓で示す位置で画面が切り替わ
っている場合には、B3・B4・P5・B7・Pbの検
出対象画面に対する、時間的に前に入力された画面を参
照画面とする動きベクトル検出や、B6・B9・Baの
検出対象画面に対する、時間的に後に入力される画面を
参照画面とする動きベクトル検出を行っても、符号化効
率の高い動きベクトル検出を行うことができず、動きベ
クトル検出部で無駄な電力を消費することになってしま
う。
【0018】また、従来の別の動きベクトル検出装置
は、図23に示すように動きベクトルの探索範囲内の参
照画素を供給する参照画素供給部2001と、探索範囲
内の各動きベクトル候補に対応する複数種類の遅延量の
符号化対象画素データを得るための符号化対象画素デー
タ遅延部2002と、入力される参照画素と符号化対象
画素との差分の絶対値和の算出により各動きベクトル候
補に対応するマッチング誤差を算出するマッチング誤差
算出部2003と、マッチング誤差算出部2003から
出力されるマッチング誤差の最小値を検出して動きベク
トルを決定するための最小誤差位置検出部2004とで
構成されている。
【0019】このような動きベクトル検出装置を用いた
場合の探索範囲を拡大する方法として、図24に示すよ
うに符号化対象画素を1ブロック期間遅延させる符号化
対象画素遅延部3001〜3003と複数の動きベクト
ル検出ユニット3004〜3007と動きベクトル検出
装置を構成し、動きベクトル検出ユニット3004〜3
007に供給する参照画素を共通にして、動きベクトル
検出ユニット3004〜3007に供給する符号化対象
ブロックの供給タイミングをずらせることにより、探索
範囲を拡大する方法が知られている(特開平7−288
818)。
【0020】しかし、この探索範囲の拡大手法では、動
きベクトル検出装置の内部と外部に同じ遅延回路を重複
して用いており、しかも動きベクトル検出ユニット30
04〜3007から出力される動きベクトル候補から最
適な動きベクトルを検出するための回路も必要になる。
従って、図24に示した従来の探索範囲の拡大手法にお
いては、符号化対象画素を再度入力するか符号化対象画
素の記憶用のメモリを追加する必要があり、複数の動き
ベクトル検出結果からの再検出も必要であるために、回
路規模と消費電力の増加が大きい。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、画像
の輝度変化による誤検出を避けるために、参照画面およ
び検出対象画面の画像としてエッジ抽出を行って得られ
る特徴画像を用いて動きベクトルを検出する方法では、
画面上で輝度が一様に変化しているような画像の場合
は、エッジが抽出されないために、動きベクトルの検出
が難しいという問題があった。しかも、参照画像と符号
化対象画像のそれぞれのエッジ抽出のための減算回路を
必要とし、符号化対象画素と参照画素の双方の入力レジ
スタのビット数が増加するために、回路規摸が増大する
という問題を生じていた。
【0022】また、従来の動きベクトル検出装置では、
符号化遅延が大きいと共に、大容量のメモリを必要と
し、メモリアクセス速度の負担を増大させるという問題
があった。
【0023】さらに、従来の動きベクトル検出装置で
は、入力される画像に場面変化があった場合には動きベ
クトル検出機能を符号化効率向上のために有効に利用で
きず、無用な電力を消費するという問題があった。
【0024】また、従来の探索範囲拡大手法において
は、符号化対象画素を再度入力するか符号化対象画素の
記憶用メモリの追加の必要があり、複数の動きベクトル
検出結果からの再検出も必要であるため、回路規模と消
費電力の増加が大きいという問題があった。
【0025】本発明の第1の目的は、画像の輝度変化に
よる誤検出がなく、しかも画面上で輝度が一様に変化し
ているような画像についても動きベクトルを検出でき、
また小回路規模で構成可能な動きベクトル検出装置を提
供することにある。
【0026】本発明の第2の目的は、検出対象画面に対
して時間的に後に入力される画面を参照画面とする動き
ベクトル検出の開始タイミングを早くすることにより、
符号化遅延を小さくし、かつ大容量のメモリを必要とせ
ず、またメモリアクセス速度の負担を軽減できる動きベ
クトル検出装置を提供することにある。
【0027】本発明の第3の目的は、入力された画面の
場面変化に対してできるだけ無用な動きベクトル検出演
算を省き、検出精度を向上させると共に無用な電力消費
を削減できる動きベクトル検出装置を提供することにあ
る。
【0028】本発明の第4の目的は、参照領域の拡大や
参照画面の切り換えにおいても検出対象ブロックの外部
からの再入力や余分な遅延回路を不要として小回路規模
で実現できる動きベクトル検出装置を提供することにあ
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は第1の目的を達
成するため、参照画面の画像に対する検出対象画面の画
像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
いて、参照画面の画像および検出対象画面の画像の各々
の平均輝度を検出し、さらに参照画面の画像および検出
対象画面の画像から各々の平均輝度を差し引いた画像を
特徴画像として生成し、この特徴画像を用いて動きベク
トルを検出するようにしたことを特徴とする。
【0030】このように参照画面の画像および検出対象
画面の画像から各々の平均輝度を差し引いて得られた特
徴画像を用いて動きベクトルを検出すると、画像の輝度
変化による動きベクトルの誤検出を回避できるととも
に、画面上で輝度が一様に変化しているような画像の場
合でも、エッジ情報が保存された特徴画像が得られるた
め、動きベクトルを正しく検出することが可能となる。
【0031】また、本発明は参照画面の画像および検出
対象画面の画像の各々の平均輝度の差が所定値以上か否
かを判定し、この平均輝度の差が所定値未満と判定され
たときは参照画面の画像および検出対象画面の画像を用
いて動きベクトルを検出し、所定値以上と判定されたと
きは参照画面の画像および検出対象画面の画像から各々
の平均輝度を差し引いて得られた特徴画像を用いて動き
ベクトルを検出するようにしたことを特徴とする。
【0032】参照画面の画像および検出対象画面の画像
から各々の平均輝度を差し引いて得られた特徴画像は、
例えば参照画面の画像に対して検出対象画面の画像が局
部的に変化した場合、平均輝度も変化してしまうため、
特徴画像を用いて動きベクトルを検出すると動きベクト
ル検出が輝度変化の影響を受けてしまう。そこで、参照
画面の画像および検出対象画面の画像の各々の平均輝度
の差が所定値未満のときは、特徴画像でなく通常の参照
画面の画像および検出対象画面の画像を用いて動きベク
トルを検出することにより、このような画像の局部的な
変化が生じたときでも輝度変化の影響のない動きベクト
ル検出が可能となる。
【0033】さらに、本発明は参照画面と検出対象画面
の平均輝度の差を該検出対象画面の画像中の検出対象画
素に加算し、この加算により得られる検出対象画素で構
成される単位ブロックの各画素と近似する参照ブロック
の位置を参照画面から検出して動きベクトルを検出する
ようにしたことを特徴とする。
【0034】このように動きベクトル検出用検出対象画
素で構成される単位ブロックの各画素と対応する参照画
素との差を算出することにより、検出対象画面および参
照画面の平均輝度が差し引かれた画素値の差を算出で
き、画面間の輝度変化のみが除去された状態で動きベク
トル検出されるため、画面内の隣接画素の輝度差が一様
であっても誤検出を生じることが非常に少なくなる上、
ビット拡張が必要になるのは検出対象画素のための一時
記憶部のレジスタのみで、参照領域の記憶のためのレジ
スタや参照画素の切替回路のビット拡張が不要になる。
【0035】本発明は、第2の目的を達成するため、参
照画面の画像に対する検出対象画面の画像の動きベクト
ルを検出する動きベクトル検出装置において、時間的に
前に入力された画面を参照画面として検出対象画面の画
像の動きベクトルを検出する動作を基本とする第1の動
きベクトル検出手段と、時間的に後に入力される画面を
参照画面として検出対象画面の画像の動きベクトルを検
出する動作を基本とする第2の動きベクトル検出手段と
を備え、参照画面として使用される画面の画像信号が入
力されるときは、第2の動きベクトル検出手段が該画面
を参照画面として時間的に前に入力された検出対象画面
の画像の動きベクトルを検出することを特徴とする。
【0036】このように参照画面として使用される画面
(例えばI,P)の画像信号が入力されるときは、第1
の動きベクトル検出手段は該画面を参照画面として時間
的に後に入力される検出対象画面の画像の動きベクトル
を検出する「前方予測動きベクトル検出」を行い、第2
の動きベクトル検出手段は該画面を参照画面として時間
的に前に入力された検出対象画面の画像の動きベクトル
を検出する「後方予測動きベクトル検出」を行う。
【0037】このようにすることにより、第2の動きベ
クトル検出手段は後方予測動きベクトル検出の処理開始
タイミングが早くなり、従来より早期に後方予測動きベ
クトル検出を行うことができるので、符号化遅延が短縮
され、かつ動きベクトル検出に必要なメモリ容量が削減
される。
【0038】また、時間的に後に入力される画面を参照
画面とする動きベクトル検出が不要なときには、第2の
動きベクトル検出手段に第1の動きベクトル検出手段の
補助的動作を行わせ、第1および第2の動きベクトル検
出手段が時間的に前に入力された画面を参照画面とし
て、同一の検出対象画面に対して全体として動きベクト
ル検出精度が高くなるように、つまりマッチング精度ま
たは探索精度を高めるように異なる動きベクトル動作を
行うようにすることができる。この場合、第1および第
2の動きベクトル検出手段による検出対象画面の共通化
により、メモリアクセス速度の負担が軽減される。
【0039】本発明は、第3の目的を達成するため、参
照画面の画像に対する検出対象画面の画像の動きベクト
ルを検出する動きベクトル検出装置において、時間的に
前に入力された画面を参照画面として検出対象画面の画
像の動きベクトルを検出する動作を基本とする第1の動
きベクトル検出手段と、時間的に後に入力される画面を
参照画面として検出対象画面の画像の動きベクトルを検
出する動作を基本とする第2の動きベクトル検出手段
と、第1の動きベクトル検出手段の検出結果に基づい
て、入力される画面の場面変化を検出することにより、
時間的に前に入力された画面または時間的に後に入力さ
れる画面を参照画面とする動きベクトル検出の必要性を
検出対象画面毎に判断する場面変化検出手段とを備え
る。
【0040】そして、場面変化検出手段により時間的に
前に入力された画面を参照画像とする動きベクトル検出
が不要と判断された検出対象画面については、第1の動
きベクトル検出手段が第2の動きベクトル検出手段にお
ける参照画面と同一の時間的に後に入力される画面を参
照画面として動きベクトル検出を行う。このようにする
ことにより、時間的に後に入力される画面を参照画面と
する後方予測動きベクトル検出の精度、すなわちマッチ
ング精度または探索精度が向上する。
【0041】また、場面変化検出手段により時間的に後
に入力される画面を参照画像とする動きベクトル検出が
不要と判断された検出対象画面については、第2の動き
ベクトル検出手段が第1の動きベクトル検出手段におけ
る参照画面と同一の時間的に前に入力された画面を参照
画面として動きベクトル検出を行う。このようにするこ
とにより、時間的に前に入力された画面を参照画面とす
る前方予測動きベクトル検出の精度、すなわちマッチン
グ精度または探索精度が向上する。
【0042】また、場面変化検出手段により時間的に前
に入力された画面を参照画像とする動きベクトル検出が
不要と判断された検出対象画面については、第1の動き
ベクトル検出手段が時間的に後に入力される画面を参照
画面とする動きベクトル検出を停止し、場面変化検出手
段により時間的に後に入力される画面を参照画像とする
動きベクトル検出が不要と判断された検出対象画面につ
いては、第2の動きベクトル検出手段が時間的に前に入
力された画面を参照画面とする動きベクトル検出を停止
するようにしてもよく、これにより無用な電力消費が削
減される。さらに、場面変化検出手段により時間的に前
に入力された画面および時間的に後に入力される画面を
参照画像とする動きベクトル検出が不要と判断された検
出対象画面については、第1および第2動きベクトル検
出手段が共に動きベクトル検出を停止するようにすれ
ば、同様に無用な電力消費が削減される。
【0043】場面変化検出手段は、例えば第1の動きベ
クトル検出手段において1画面に対して所定値以下の予
測誤差となる動きベクトルが所定数以上検出されなかっ
た場合、または第1の動きベクトル検出手段で検出され
た動きベクトルによる1画面内の予測誤差が所定値以上
となる場合に、該画面から場面が変化していると判断す
るように構成される。
【0044】また、本発明は第4の目的を達成するた
め、検出対象画面について複数種類の遅延量の検出対象
画素を生成し、検出対象画面について外部から入力され
る検出対象画素と遅延された検出対象画素とを切替えて
複数種類の遅延量を与え、これら複数種類の遅延量の検
出対象画素によりそれぞれ構成される単位ブロックの各
画素と近似する参照ブロックの位置を参照画面から検出
して動きベクトルを検出するようにしたことを特徴とす
る。
【0045】このようにすると、遅延された検出対象画
素の再利用により、外部からの再入力や余分な外部記憶
手段が不要になり、同一ブロックに対する動きベクトル
検出を動きベクトル検出部で行うことが可能であるた
め、動きベクトル検出装置の回路規模が小さくなる。
【0046】また、本発明は検出対象画面について複数
種類の遅延量の検出対象画素を生成し、検出対象画面に
ついて外部から入力される検出対象画素と遅延された検
出対象画素とを切替え、参照画面と検出対象画面の平均
輝度の差を切替えられた検出対象画素に加算した後、遅
延を与えるようにし、遅延された複数種類の遅延量の検
出対象画素によりそれぞれ構成される単位ブロックの各
画素と近似する参照ブロックの位置を参照画面から検出
して動きベクトルを検出するようにしたことを特徴とす
る。
【0047】このようにすると、動きベクトル検出用検
出対象画素で構成される単位ブロックの各画素と対応す
る参照画素との差を算出することにより、検出対象画面
および参照画面の平均輝度が差し引かれた画素値の差を
算出でき、画面間の輝度変化のみが除去された状態で動
きベクトル検出されるため、画面内の隣接画素の輝度差
が一様であっても誤検出を生じることが非常に少なくな
る上、ビット拡張が必要になるのは検出対象画素のため
の一時記憶部のレジスタのみで、参照領域の記憶のため
のレジスタや参照画素の切替回路のビット拡張が不要に
なり、しかも遅延された検出対象画素の再利用により、
外部からの再入力や余分な外部記憶手段が不要になり、
同一ブロックに対する動きベクトル検出を動きベクトル
検出部で行うことが可能であるため、動きベクトル検出
装置の回路規模がより一層小さくなる。
【0048】さらに、本発明は第1の参照画面と検出対
象画面の平均輝度の差を該検出対象画面の画像中の対象
画素に加算して第1の動きベクトル検出用検出対象画素
を生成し、この第1の動きベクトル検出用検出対象画素
で構成される単位ブロックの各画素と近似する参照ブロ
ックの位置を第1の参照画面から検出して第2の動きベ
クトル検出用検出対象画素を生成し、この第2の動きベ
クトル検出用検出対象画素によりそれぞれ構成される単
位ブロックの各画素と近似する参照ブロックの位置を第
2の参照画面から検出して動きベクトルを検出するよう
にしたことを特徴とする。
【0049】このように第1の動きベクトル検出用検出
対象画素を修正して第2の動きベクトル検出用検出対象
画素を生成することにより、参照画面の切り換えにおい
ても動きベクトル検出用検出対象画素を生成する前の検
出対象ブロックを外部に記憶して再入力する必要が無
く、画面間の輝度変化による誤検出を生じない動きベク
トル検出装置が小回路規模で実現することが可能とな
る。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0051】(第1の実施形態)図1〜図3を用いて本
発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本実施形態
に係る動きベクトル検出装置を含む動画像符号化装置を
示す図である。入力端子11からの動画像の画像信号1
2は動きベクトル検出装置100に入力される。動きベ
クトル検出装置100には符号化部200が接続されて
いる。動きベクトル検出装置100は、画像メモリ10
1、平均輝度検出部102、平均輝度差算出部103、
減算器104、判定部105、切替器106、第1およ
び第2の動きベクトル検出部107,108によって構
成される。
【0052】画像メモリ101は、入力端子11からの
画像信号12の例えば1フレーム分を一時記憶する。平
均輝度検出部102は、入力端子11からの画像信号1
2および画像メモリ101から読み出される画像信号を
入力とし、参照画面の画像および検出対象画面の画像信
号の画像毎の平均輝度(輝度信号の平均値)を検出し
て、平均輝度差算出部103および減算器104に出力
する。
【0053】減算器104は、画像メモリ103から読
み出される参照画面の画像信号および検出対象画面の画
像信号から、平均輝度検出部102で検出された各々の
平均輝度を差し引くことによって、特徴画像信号を生成
する。
【0054】平均輝度差算出部103は、平均輝度検出
部102で検出された参照画面の画像信号の平均輝度と
検出対象画面の画像信号の平均輝度との差(平均輝度
差)を検出対象画面の部分領域(検出対象ブロック)毎
に求めて判定部105に出力する。判定部105は、平
均輝度差算出部103で求められた平均輝度差が所定値
以上か否かを判定し、その判定結果に基づいて切替器1
06を制御する。切替器106は、判定部105で平均
輝度差が所定値未満と判定されたときは画像メモリ10
1から読み出された参照画面の画像信号および検出対象
画面の画像信号を選択し、平均輝度差が所定値以上と判
定されたときは減算器104で生成された特徴画像信号
を選択して、それを第1の動きベクトル検出部107に
供給する。
【0055】第1の動きベクトル検出部107は、切替
器106を介して入力された画像信号を用いて、検出対
象画面の検出対象ブロックに対する参照画面からの動き
ベクトル候補を検出し、第2の動きベクトル検出部10
8に供給する。第2の動きベクトル検出部108は、第
1の動きベクトル検出部107からの動きベクトル候補
に基づいて、画像メモリ101からの検出対象画面の検
出対象ブロックの高精度な最適動きベクトルを符号化部
200内の画像メモリに記憶された局部復号画像信号を
参照画面の画像信号として検出し、符号化部200に出
力する。
【0056】図2に、符号化部200の構成を示す。こ
の符号化部200は、動き補償予測とDCT(離散コサ
イン変換)および可変長符号化を組み合わせた公知の動
画像符号化装置である。入力端子201からの画像信号
204は、まず動き補償適応予測が行われる。すなわ
ち、動き補償適応予測器207において入力端子203
からの動きベクトルを用いて画像メモリ218からの参
照画面の画像信号に対して動き補償が行われることによ
り、予測画像信号208が作成される。但し、動き補償
適応予測器207では動き補償予測と入力画像信号20
4をそのまま符号化に用いるフレーム内符号化(予測信
号=0)のうち、最適な予測モードが選択され、その予
測モードに対応する予測画像信号208および予測モー
ド信号220が出力される。
【0057】次に、減算器206において入力の画像信
号204から予測画像信号208が減算され、予測誤差
信号209が生成される。予測誤差信号209は、DC
T回路210により一定の大きさのブロック単位で離散
コサイン変換される。この離散コサイン変換により得ら
れたDCT係数は量子化器211で量子化され、量子化
されたDCT係数データは二分岐される。
【0058】二分岐されたDCT係数データの一方は、
可変長符号化器221で符号化された後、多重化器22
4において可変長符号化器222で符号化された予測モ
ード信号および可変長符号化器223で符号化された動
きベクトル情報と多重化される。多重化器224で多重
化された符号化データ13は、出力端子14より図示し
ない蓄積媒体または伝送路へ送出される。
【0059】また、二分岐されたDCT係数データの他
方は、逆量子化器213で逆量子化された後、逆DCT
回路214で逆離散コサイン変換される。逆DCT回路
214からは予測誤差信号209とほぼ同じ出力信号2
15が得られ、これが加算器216で予測画像信号20
8と加算されることによって局部復号画像信号217が
生成され、画像メモリ218に参照画面の画像信号とし
て記憶される。なお、画像メモリ218に参照画面の画
像信号が記憶されるのは、入力端子11に入力される画
像信号12が参照画面として用いられる画面(Iまたは
P)の画像信号の場合である。
【0060】図1と図2の対応を説明すると、図2の入
力端子201には図1の画像メモリ101から画像信号
が入力され、図2の入力端子202には図1の第2の動
きベクトル検出部108からの動きベクトル205が入
力される。また、図1の第2の動きベクトル検出部10
8には、図2の画像メモリ218から端子203を介し
て参照画面の画像信号219が入力される。
【0061】次に、図3に示すフローチャートを用い
て、本実施形態における動きベクトル検出の手順を説明
する。
【0062】まず、参照画面および検出対象画面につい
て画面毎の画像の平均輝度を検出する(ステップS
1)。
【0063】次に、ステップS1で求められた参照画面
の画像信号の平均輝度と検出対象画面の画像信号の平均
輝度との差を検出する(ステップS2)。
【0064】次に、ステップS2で求められた平均輝度
差が所定値以上か否かを判定し(ステップS3)、平均
輝度差が所定値以上のときはステップS4で生成された
特徴画像信号を、また平均輝度差が所定値未満のときは
参照画面の画像信号および検出対象画面の画像信号をそ
れぞれ用いて動きベクトル検出を行い、1画素精度の動
きベクトル検出候補を検出する(ステップS5)。
【0065】次に、ステップS5で検出された1画素精
度の動きベクトル候補に基づいて、局部復号画像信号を
用いて1/2画素精度の動きベクトル検出を行う(ステ
ップS6)。
【0066】以上述べたように、本実施形態の動きベク
トル検出装置によると、参照画面の画像および検出対象
画面の画像から各々の平均輝度を差し引いて得られた特
徴画像を用いて動きベクトルを検出することにより、画
像の輝度変化による動きベクトルの誤検出を回避できる
とともに、画面上で輝度が一様に変化しているような画
像の場合でも、エッジ情報が保存された特徴画像が得ら
れるため、動きベクトルを正しく検出することが可能と
なる。
【0067】また、参照画面の画像および検出対象画面
の画像の各々の平均輝度の差が所定値以上か否かを判定
部105で判定し、この平均輝度差が所定値未満と判定
されたときは参照画面の画像および検出対象画面の画像
を用いて動きベクトルを検出し、所定値以上と判定され
たときは減算器104により参照画面の画像および検出
対象画面の画像から各々の平均輝度を差し引いて得られ
た特徴画像を用いて動きベクトルを検出することによっ
て、常に画像の輝度変化による動きベクトルの誤検出を
避けることができる。
【0068】すなわち、参照画面の画像および検出対象
画面の画像から各々の平均輝度を差し引いて得られた特
徴画像は、例えば参照画面の画像に対して検出対象画面
の画像が局部的に変化した場合に平均輝度も変化してし
まう。従って、このような場合には特徴画像を用いて動
きベクトルを検出すると、動きベクトル検出が輝度変化
の影響を受けることになる。
【0069】これに対し、本実施形態のように参照画面
の画像および検出対象画面の画像の各々の平均輝度差が
所定値未満のときは、特徴画像でない参照画面の画像お
よび検出対象画面の画像を用いて動きベクトルを検出す
ることにより、このような画像の局部的な変化に対して
も輝度変化の影響のない確実な動きベクトル検出を行う
ことが可能となる。
【0070】さらに、本実施形態の構成では、特徴画像
信号を通常の画像と別に記憶する必要がないため、画像
メモリ101の容量を従来の半分程度に削減できる。
【0071】なお、特徴画像生成部で予め特徴画像を生
成して記憶しておき、平均輝度差が所定値以上か否かに
より、第1の動きベクトル検出部107に入力する画像
信号の切り替えを行ってもよい。
【0072】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に動きベクトル検出装置を含む動画像符号化
装置の構成を示すブロック図である。符号化部200
は、第1の実施形態と同様に例えば図2のように構成さ
れているので、その説明を省略する。
【0073】本実施形態における動きベクトル検出装置
300は、時間的に前に入力された画面を参照画面とし
て検出対象画面の部分領域(検出対象ブロック)の動き
ベクトルの候補を検出する第1の動きベクトル検出部
(前方予測動きベクトル検出部)301と、時間的に後
に入力される画面を参照画面として検出対象ブロックの
動きベクトルの候補を検出する第2の動きベクトル検出
部(後方予測動きベクトル検出部)302と、動きベク
トル候補の中から最適な動きベクトルを検出する第3の
動きベクトル検出部303と、画像メモリ304と、第
1および第2の動きベクトル検出部301,302から
の動きベクトル候補を一時記憶するバッファ305,3
06からなる。
【0074】図5および図6は第1〜第3の動きベクト
ル検出部301〜303の動作を示す図であり、図5は
参照画面間隔が3に固定の場合、図6は参照画面間隔が
可変(1〜3)の場合である。図5および図6におい
て、Iはイントラ符号化が時用される画面、Pは前方予
測符号化が適用される画面、Bは両方向予測符号化が適
用される画面であり、画面I,Pだけが動きベクトル検
出時に参照画面として使用され、画面Bは参照画面とし
て使用されない。
【0075】入力端子11からの画像信号12は、画像
メモリ304に動きベクトルの検出対象画面の画像信号
として記憶される。この画像メモリ304に記憶された
画像信号のうち、画面I,Pの画像信号は参照画面の画
像としても用いられる。
【0076】第1の動きベクトル検出部301は、図5
(a)または図6(a)に示されるように、画像メモリ
304から検出対象画面の部分領域(検出対象ブロッ
ク)の画像信号を画像信号12の入力画面順序と同じ順
序で読み出し、さらに参照画面の部分領域(参照ブロッ
ク)の画像信号を読み出して、前方予測動きベクトル検
出(時間的に前に入力された画面を参照画面とする動き
ベクトル検出)を行い、前方予測の動きベクトル候補を
検出する。第1の動きベクトル検出部301で検出され
た動きベクトル候補は、バッファ305に記憶される。
【0077】第2の動きベクトル検出部302は、図5
(b)または図6(b)に示されるように、画像メモリ
304から検出対象画面の検出対象ブロックの画像信号
を画像信号12の入力画面順序と入れ換えて読み出し、
さらに画像メモリ304に記憶されている参照画面の参
照ブロックの信号を読み出して、後方予測動きベクトル
検出(時間的に後に入力される画面を参照画面とする動
きベクトル検出)または前方予測動きベクトル検出を行
い、後方予測または前方予測の動きベクトル候補を検出
する。第2の動きベクトル検出部302で検出された動
きベクトル候補は、バッファ306に記憶される。
【0078】ここで、従来では第2の動きベクトル検出
部1002は、例えば図16に示したように参照画面と
して用いられる画面I2・P5・P8・Pb…の画像信
号が入力されるとき、前方予測動きベクトル検出を行っ
ていたの対して、本実施形態における第2の動きベクト
ル検出部302は、参照画面として用いられる画面、例
えば図5(a)または図6(a)における検出対象画面
として画面I2・P5・P8・Pb…の画像信号が入力
されるとき、図5(b)または図6(b)に示されるよ
うに、これらの画面I2・P5・P8・Pb…を参照画
面として、それより時間的に前に入力された検出対象画
面B1・B4・B7・Ba…の検出対象ブロックの動き
ベクトルを検出する後方予測動きベクトル検出を行う。
【0079】そして、画面I2・P5・P8・Pb…の
1画面前の画面B1・B4・B7・Ba…の画像信号が
入力されるときは、第2の動きベクトル検出部302は
後方予測動きベクトル検出を行う必要がないため、第1
の動きベクトル検出部301と同様に前方予測動きベク
トル検出を行う。
【0080】このように第2の動きベクトル検出部30
2が前方予測動きベクトル検出を行う場合、画像メモリ
304から読み出される参照画面の参照ブロックは、第
1の動きベクトル検出部301で1画面前に検出された
動きベクトル候補に基づいて決定される。このために、
第1の動きベクトル検出部301で検出された動きベク
トル候補は第2の動きベクトル検出部302にも入力さ
れる。さらに、第1の動きベクトル検出部301から第
2の動きベクトル検出部302には、必要に応じてブロ
ックマッチング時の予測誤差の情報も入力される。
【0081】第3の動きベクトル検出部303は、画像
メモリ304に記憶された画像信号のうち検出対象画面
の検出対象ブロックの信号を図5(c)または図6
(c)の上側に示されるような画面順序で読み出すと共
に、第1および第2の動きベクトル検出部301,30
2で検出されバッファ305,306に記憶された動き
ベクトル候補に基づいて、画像メモリ304に記憶され
た参照画面の画像信号の参照ブロックの信号を図5
(c)または図6(c)の上側に示されるような画面順
序で読み出して両方向予測動きベクトル検出を行い、両
方向予測による高精度な最適動きベクトルを検出する。
【0082】このように本実施形態においては、参照画
面として使用される画面の画像信号が入力されるとき、
第2の動きベクトル検出部302が後方予測動きベクト
ル検出を行うため、第2の動きベクトル検出部302は
動きベクトル検出を従来より早期に行うことができ、符
号化遅延の短縮と、動きベクトル検出に必要なメモリ容
量の削減を図ることができる。
【0083】前述したように、例えば画面B1・B4・
B7・Ba…の画像信号が入力されるときのように、後
方予測動きベクトル検出を行う必要がない場合は、第2
の動きベクトル検出部302が第1の動きベクトル検出
部301と同様に前方予測動きベクトル検出を行う。こ
の場合、第1および第2の動きベクトル検出部301,
302が全体として動きベクトルの検出精度を向上させ
るように、同一の検出対象画面に対して異なる異なる動
きベクトル検出動作を行うようにすることができる。
【0084】すなわち、後方予測動きベクトル検出を行
う必要がない場合、第2の動きベクトル検出部302が
第1の動きベクトル検出部301から入力される動きベ
クトル候補に基づいて探索点の位相を第1の動きベクト
ル検出部301の探索点の位相と異ならせて同時に探索
を行うようにすれば、動きベクトルの探索精度を向上さ
せることができる。この場合、第1および第2の動きベ
クトル検出部301,302の検出対象ブロックは共通
となるので、動きベクトル検出部301,302による
画像メモリ304に対するメモリアクセス速度の負担増
加を生じることがなく、消費電力が減少する。
【0085】さらに、後方予測動きベクトル検出を行う
必要がない場合、第1の動きベクトル検出部301で求
めた16×8のマッチングサイズの予測誤差を第2の動
きベクトル検出部302に入力して、第2の動きベクト
ル検出部302で求めた18×8のマッチングサイズの
予測誤差の和で生成した16×16のマッチングサイズ
の予測誤差の最小の動きベクトル候補を第2の動きベク
トル検出部302で検出すれば、動きベクトルの探索精
度を向上させることができる。この場合、第1の動きベ
クトル検出部301で求められた予測誤差は、第2の動
きベクトル検出部302ですぐに使用されるので、多く
の予測誤差を記憶するためのバッファは不要である。
【0086】(第3の実施形態)図7は、本発明の第3
の実施形態に係る動きベクトル検出装置を含む動画像符
号化装置の構成を示すブロック図であり、図4に示した
第2の実施形態の構成に対して、第2の動きベクトル検
出部302への入力を入力端子11からの画像信号12
と画像メモリ304から読み出した画像信号のいずれか
に切り替える切替器307が追加されている点が異な
る。以下、第2の実施形態との相違点を説明する。
【0087】本実施形態においては、第2の動きベクト
ル検出部302は、図5(b)または図6(b)に示さ
れるように、画像メモリ304から検出対象画面の検出
対象ブロックの画像信号を画像信号12の入力画面順序
と入れ換えて読み出し、さらに画像メモリ304に記憶
されている参照画面の参照ブロックの信号を読み出し
て、後方予測動きベクトル検出または前方予測動きベク
トル検出を行う際、切替器307を画像メモリ304側
に切り替え、画像メモリ304からの検出対象ブロック
の画像信号を切替器307を介して第2の動きベクトル
検出部302に入力する。
【0088】そして、第2の動きベクトル検出部302
が参照画面として用いられる画面I2・P5・P8・P
b…が入力されるとき、図5(b)または図6(b)に
示されるように画面I2・P5・P8・Pb…を参照画
面として検出対象画面B1・B4・B7・Ba…の検出
対象ブロックの動きベクトルを検出する後方予測動きベ
クトル検出を行う際、切替器307を入力端子11側に
切り替え、入力端子11からの画像信号を検出対象ブロ
ックの画像信号として第2の動きベクトル検出部302
に入力する。
【0089】このように本実施形態では、第2の動きベ
クトル検出部302が後方予測動きベクトル検出を行う
場合、検出対象ブロックの画像信号が画像メモリ304
を介さず、入力端子11から動きベクトル検出部302
に直接入力されるので、第2の実施形態の効果に加え
て、画像メモリ304に対するメモリアクセス速度の負
担がさらに軽減されるという利点がある。
【0090】図8は、第2または第3の実施形態におけ
る第2の動きベクトル検出部302の動作を示すもので
ある。この動作例は、図6の動作例に比べてできるだけ
参照画面となる検出対象画面に対する動きベクトルの探
索精度を向上させ、容量符号化効率を向上できるように
したもので、画面B9の代わりに参照画面として使用さ
れる画面P8に対する動きベクトルの検出精度を向上さ
せている。
【0091】なお、第1の動きベクトル検出部301に
対する参照画面の切り替え信号に基づいて、第2の動き
ベクトル検出部302が前方予測動きベクトルを検出す
る際の検出対象画面を決定することができる。
【0092】(第4の実施形態)図9は、本発明の第4
の実施形態に係る動きベクトル検出装置を含む動画像符
号化装置の構成を示すブロック図である。符号化部20
0は、第1の実施形態と同様に例えば図2のように構成
されているので、その説明を省略する。
【0093】本実施形態における動きベクトル検出装置
400は、時間的に前に入力された画面を参照画面とし
て検出対象画面の部分領域(検出対象ブロック)の動き
ベクトルの候補を検出する第1の動きベクトル検出部
(前方予測動きベクトル検出部)401と、時間的に後
に入力される画面を参照画面として検出対象ブロックの
動きベクトルの候補を検出する第2の動きベクトル検出
部(後方予測動きベクトル検出部)402と、動きベク
トル候補の中から最適な動きベクトルを検出する第3の
動きベクトル検出部403と、画像メモリ404と、第
1および第2の動きベクトル検出部401,402から
の動きベクトル候補を一時記憶するバッファ405,4
06と、入力される画面(入力の画像信号12によって
表される画面)の場面変化、すなわちシーンチェンジを
検出する場面変化検出部407とからなる。場面変化検
出部407は、場面変化検出により時間的に前に入力さ
れた画面または時間的に後に入力される画面を参照画面
とする動きベクトル検出の必要性を検出対象画面毎に判
断するものであり、それに基づいて第1および第2の動
きベクトル検出部401,402の制御を行う。
【0094】図10は第1〜第3の動きベクトル検出部
401〜403の動作を示す図である。図10におい
て、Iはイントラ符号化が時用される画面、Pは前方予
測符号化が適用される画面、Bは両方向予測符号化が適
用される画面であり、画面I,Pだけが動きベクトル検
出時に参照画面として使用され、画面Bは参照画面とし
て使用されない。
【0095】第1の動きベクトル検出部401は、場面
変化検出部407による制御を受けて、図10(a)に
示されるように、画像メモリ404から検出対象画面の
部分領域(検出対象ブロック)の画像信号を画像信号1
2の入力画面順序と同じ順序で読み出し、さらに参照画
面の部分領域(参照ブロック)の画像信号を読み出し
て、前方予測動きベクトル検出(時間的に前に入力され
た画面を参照画面とする動きベクトル検出)を行い、前
方予測の動きベクトル候補を検出する。第1の動きベク
トル検出部401で検出された動きベクトル候補は、バ
ッファ405に記憶される。
【0096】なお、図10(a)の破線枠で示される画
面(B0・B4・B7)では、第2の動きベクトル検出
部402を介してバッファ406に記憶された動きベク
トル候補に基づいて、第1の動きベクトル検出部401
も後方予測動きベクトル検出を行って後方予測の動きベ
クトル候補を検出しており、その場合、第1の動きベク
トル検出部401で検出された後方予測の動きベクトル
候補も第2の動きベクトル検出部402を介して動きベ
クトル候補のバッファ406に記憶される。
【0097】第2の動きベクトル検出部402は、場面
変化検出部407による制御を受けて、図10(b)に
示されるように、画像メモリ304から検出対象画面の
検出対象ブロックの画像信号を画像信号12の入力画面
順序と入れ換えて読み出し、さらに画像メモリ304に
記憶されている参照画面のバッファ406に記憶された
動きベクトル候補に基づく参照ブロックの信号を読み出
して、後方予測動きベクトル検出(時間的に後に入力さ
れる画面を参照画面とする動きベクトル検出)行い、後
方予測の動きベクトル候補を検出する。第2の動きベク
トル検出部402で検出された動きベクトル候補はバッ
ファ406に記憶される。
【0098】なお、図10(b)の破線枠で示された画
面(I2・B6・B9・Ba・Pb・Bd・Pe)で
は、第1の動きベクトル検出部401を介してバッファ
405に記憶された動きベクトル候補に基づいて、第2
の動きベクトル検出部402も前方予測動きベクトル検
出を行って前方予測の動きベクトル候補を検出してお
り、その場合、第2の動きベクトル検出部402で検出
された前方予測の動きベクトル候補も第1の動きベクト
ル検出部401を介して動きベクトル候補のバッファ4
05に記憶される。
【0099】場面変化検出部407は、第1の動きベク
トル検出部401によって所定値以下の予測誤差となる
前方予測の動きベクトル候補が1画面に対して所定数以
上検出されなかった場合に、その画面から場面が変化し
ていると判断する。図18に示した例では、次の検出対
象画面から次の参照画面となる検出対象画面(B4・P
5・P8)に対する時間的に前に入力された画面を参照
画面とする前方予測動きベクトル検出や、検出対象画面
(B6・B9・Ba)に対する時間的に後に入力される
画面を参照画面とする後方予測動きベクトル検出を不要
と判断する。このような場合には、場面変化検出部40
7は第1および第2の動きベクトル検出部401,40
2が図10(a)(b)に示すような検出対象画面と参
照画面の画像信号を読み出すように制御を行う。
【0100】また、場面変化検出部407は、時間的に
前に入力された画面を参照画面とする前方予測動きベク
トル検出が不要と判断した検出対象画面に対しては、第
1の動きベクトル検出部401を介してその旨を示す制
御情報をバッファ405に記憶させ、時間的に後に入力
される画面を参照画面とする後方予測動きベクトル検出
が不要と判断した検出対象画面に対しては、第2の動き
ベクトル検出部402を介してその旨を示す制御情報を
バッファ406に記憶させる。
【0101】第3の動きベクトル検出部403は、画像
メモリ404に記憶された画像信号のうち検出対象画面
の検出対象ブロックの信号を図10(c)の上側に示さ
れるような画面順序で読み出すと共に、第1および第2
の動きベクトル検出部401,402で検出されバッフ
ァ405,406に記憶された動きベクトル候補に基づ
いて、画像メモリ404に記憶された参照画面の画像信
号の参照ブロックの信号を図10(c)の上側に示され
るような画面順序で読み出して前方予測および後方予測
の動きベクトル検出、あるいは前方予測または後方予測
の一方の動きベクトル検出を行い、高精度な最適動きベ
クトルを検出する。また、第3の動きベクトル検出部4
03は、前方予測または後方予測のいずれか一方の動き
ベクトル検出を行う場合は、複数の動きベクトル候補に
基づいて最適動きベクトルを検出することにより検出性
能を向上させる。
【0102】ここで、第1の動きベクトル検出部401
と第2の動きベクトル検出部402とで検出対象画面お
よび参照画面が同一になる場合は、第2〜第4の実施形
態の場合と同様に、これら2つの動きベクトル検出部4
01,402が全体として検出精度が向上するように異
なる動きベクトル検出動作を行うようにする。
【0103】すなわち、動きベクトルの探索精度向上に
より検出精度を向上させる場合は、第1および第2の動
きベクトル検出部401,402の探索点の位相を異な
らせて同時に探索を行う。そして、前方予測動きベクト
ル検出時は、第2の動きベクトル検出部402で検出さ
れた動きベクトル候補とその予測誤差が第1の動きベク
トル検出部401に入力され、第1の動きベクトル検出
部401で検出された動きベクトル候補と共に、予測誤
差が最小となる動きベクトル候補が検出されてバッファ
405に記憶される。
【0104】また、後方予測動きベクトル検出時は、第
1の動きベクトル検出部401で検出された動きベクト
ル候補とその予測誤差が第2の動きベクトル検出部40
2に入力され、第2の動きベクトル検出部402で検出
された動きベクトル候補と共に、予測誤差が最小となる
動きベクトル候補が検出されてバッファ406に記憶さ
れる。この場合、第1および第2の動きベクトル検出部
401,402の検出対象ブロックは共通となるので、
動きベクトル検出部401,402による画像メモリ4
04に対するメモリアクセス速度が若干減少し、その分
消費電力も減少する。
【0105】さらに、マッチング精度の向上により動き
ベクトルの検出精度を向上させる場合において、まず前
方予測動きベクトル検出時は第2の動きベクトル検出部
402で求められた16×8のマッチングサイズの予測
誤差が第1の動きベクトル検出部401に入力され、第
1の動きベクトル検出部3で求められた16×8のマッ
チングサイズの予測誤差との和で生成された16×16
のマッチングサイズの予測誤差の最小の動きベクトル候
補が第1の動きベクトル検出部401によって検出され
る。
【0106】そのとき、第2の動きベクトル検出部40
2では16×8のマッチングサイズの予測誤差が最小の
動きベクトル候補を検出し、第1の動きベクトル検出部
401に出力する。この場合、第1および第2の動きベ
クトル検出部401,402で検出された動きベクトル
候補が第1の動きベクトル検出部401から出力されて
バッファメモリ405に記憶される。
【0107】また、マッチング精度の向上により動きベ
クトルの検出精度を向上させる場合において、後方予測
動きベクトル検出時は第1の動きベクトル検出部401
で求められた16×8のマッチングサイズの予測誤差が
第2の動きベクトル検出部402に入力され、第2の動
きベクトル検出部402で求められた16×8のマッチ
ングサイズの予測誤差との和で生成した16×16のマ
ッチングサイズの予測誤差の最小の動きベクトル候補が
第2の動きベクトル検出部402によって検出される。
【0108】そのとき、第1の動きベクトル検出部40
1では、16×8のマッチングサイズの予測誤差が最小
の動きベクトル候補を検出し、第2の動きベクトル検出
部402に出力する。この場合には、第1および第2の
動きベクトル検出部401,402で検出された動きベ
クトル候補が第2の動きベクトル検出部402から出力
されてバッファメモリ406に記憶される。
【0109】図11は、第4の実施形態における第2の
動きベクトル検出部402の他の動作例を示すものであ
る。図10に示した動作例は、できるだけ参照画面とな
る符号化画面に対する動きベクトルの探索精度を向上さ
せ、より符号化効率を向上できるようにした例である
が、図11の動作例はできるだけ符号化遅延を少なくす
る例である。
【0110】図12および図13は、本実施形態におけ
るさらに別の動作例であり、場面変化検出部407で動
きベクトル検出動作が不要と判断した動きベクトル検出
部の動作を所定期間停止させる場合の例である。
【0111】すなわち、場面変化検出部11は前述した
ように前方予測動きベクトル検出が不要と判断した検出
対象画面に対しては、第1の動きベクトル検出部401
を介してその旨を示す制御情報をバッファ405に記憶
させ、後方予測動きベクトル検出が不要と判断した検出
対象画面に対しては、第2の動きベクトル検出部402
を介してその旨を示す制御情報をバッファ406に記憶
させる。
【0112】図12の動作例では、この制御情報に基づ
いて前方予測動きベクトル検出および後方予測動きベク
トル検出のいずれの動きベクトル検出の不要な場合、例
えば図12(c)の参照画面で“止”と表示している期
間は、第3の動きベクトル検出部402の動きベクトル
検出動作を停止させている。これにより、第3の動きベ
クトル検出部403の無用な電力消費を削減させること
ができる。但し、その場合でも符号化部200での符号
化モード判定や符号化動作は停止しないで、動き補償を
使用しない方法で符号化動作を行う。
【0113】図13の動作例は、さらに場面変化検出部
407から入力される制御情報に基づいて、図10
(a)の検出対象画面B1のように同一画面に対して異
なる時間で2回動きベクトルを探索することを無くし、
第1の動きベクトル検出部401や第2の動きベクトル
検出部402の動作を停止させることにより、電力消費
を削減するものである。
【0114】(第5の実施形態)図14は、本発明の第
5の実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示す
図である。この動きベクトル検出装置は、参照画素供給
部501、符号化対象画素遅延部502、動きベクトル
(MV)候補マッチング誤差算出部503、最小誤差位
置検出部504、補数化部505、入力切替器506お
よび加算器507により構成される。
【0115】参照領域画素入力端子21には参照領域画
素データが入力され、符号化対象画素入力端子22には
符号化対象画素データ(ci)が入力される。参照画素
供給部501は、参照領域画素入力端子21より入力さ
れる参照領域画素データから探索範囲内の各動きベクト
ル候補に対応する参照画素データを切り出し、MV候補
マッチング誤差算出部503に供給する。補数化部50
5は、符号化対象画素入力端子22より入力される符号
化対象画素データ(ci)を符号反転した符号化対象画
素データ(−ci)を出力する。
【0116】入力切替器506は、単位ブロックの画素
データの入力期間は補数化部505から供給される符号
反転された符号化対象画素データ(−ci)を出力し、
単位ブロックの画素データの入力終了後は符号化対象画
素データ遅延部502で所定期間遅延されたデータを出
力して、加算器507に供給する。
【0117】平均輝度差入力端子23には、単位ブロッ
クの画素数の入力期間だけ参照画面Aの平均輝度Maと
符号化対象画面Cの平均輝度Mcとの差(Mc−Ma)
(以下、平均輝度差という)が入力される。加算器50
7は、この平均輝度差(Mc−Ma)を入力切替器50
6から出力される符号反転された符号化対象画素データ
(−ci)に加算したデータ(−ci+Mc−Ma)を
生成し、第1のMV検出用符号化対象画素として符号化
対象画素データ遅延部502に供給する。
【0118】また、同一の符号化対象ブロックに対し
て、さらに別の参照画面Bからの動きベクトルの探索を
行う場合は、最初に入力された参照画面Aの平均輝度M
aと別の参照画面Bの平均輝度Mbの差(Ma−Mb)
が単位ブロックの画素数の入力期間だけ平均輝度差入力
端子23から入力される。その場合、加算器507は平
均輝度差(Ma−Mb)を入力切替器506から出力さ
れる第1のMV検出用符号化対象画素(−ci+Mc−
Ma)に加算したデータ(−ci+Mc−Ma)を生成
し、これを第2のMV検出用符号化対象画素として符号
化対象画素データ遅延部502に供給する。
【0119】符号化対象画素データ遅延部502は、参
照画素供給部501からの参照画素の供給タイミングに
対応する複数種類の遅延量のMV検出用符号化対象画素
データを出力する。MV候補マッチング誤差算出部50
3は、参照画素供給部501から供給される参照画素と
符号化対象画素データ遅延部502から供給される補数
化されたMV検出用符号化対象画素データとの和の絶対
値和を算出することにより、探索範囲内の各動きベクト
ル候補に対応するマッチング誤差を算出して出力する。
【0120】最小誤差位置検出部504は、MV候補マ
ッチング誤差算出部503から供給される動きベクトル
候補に対応するマッチング誤差から最小誤差となるMV
候補を検出し、これを動きベクトルとして出力する。
【0121】このように本実施形態では、符号化対象画
素データ遅延部502から供給される第1のMV検出用
符号化対象画素を修正することで、画面全体の輝度変化
を除去した第2のMV検出用符号化対象画素を生成して
おり、探索範囲の拡大や参照画面の変更においても符号
化対象ブロックを外部に記憶して再入力する必要が無
く、画面間の輝度変化の影響で誤検出を生じることの無
い動きベクトル検出装置を小回路規模で実現することが
可能となる。
【0122】(第6の実施形態)図15は、本発明の第
6の実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示す
図であり、図14に示した第5の実施形態における補数
化部505、入力切替器506および加算器507を除
去し、代わって減算器508を設けた構成となってい
る。
【0123】本実施形態においては、第5の実施形態と
同様に参照領域画素入力端子21に参照領域画素データ
が入力され、符号化対象画素入力端子22に符号化対象
画素データ(ci)が入力され、平均輝度差入力端子2
3に単位ブロックの画素数の入力期間だけ参照画面Aの
平均輝度Maと符号化対象画面Cの平均輝度Mcとの差
である平均輝度差(Mc−Ma)が入力される。参照画
素供給部501は、参照領域画素入力端子21より入力
される参照領域画素データから探索範囲内の各動きベク
トル候補に対応する参照画素データを切り出し、MV候
補マッチング誤差算出部503に供給する。
【0124】一方、減算器508は符号化対象画素デー
タ(ci)と平均輝度差(Mc−Ma)との差(−ci
+Mc−Ma)を算出し、MV検出用符号化対象画素と
して符号化対象画素データ遅延部502に供給する。符
号化対象画素データ遅延部502は、参照画素供給部5
01からの参照画素の供給タイミングに対応する複数種
類の遅延量のMV検出用符号化対象画素データを出力す
る。
【0125】MV候補マッチング誤差算出部503は、
参照画素供給部501から供給される参照画素データと
符号化対象画素データ遅延部502から供給される補数
化されたMV検出用符号化対象画素データとの和の絶対
値和を算出することにより、探索範囲内の各動きベクト
ル候補に対応するマッチング誤差を算出して出力する。
最小誤差位置検出部504は、MV候補マッチング誤差
算出部503から供給される動きベクトル候補に対応す
るマッチング誤差から最小誤差となるMV候補を検出
し、これを動きベクトルとして出力する。
【0126】本実施形態では、輝度平均を除去した参照
画像データと符号化画像データの両方を記憶する必要が
無いため、画面間の輝度変化の影響で誤検出を生じるこ
との無い動きベクトル検出装置を小回路規模で実現する
ことが可能となる。
【0127】(第7の実施形態)図16は、本発明の第
7の実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示す
図である。本実施形態は、図14に示した第5の実施形
態から加算器507を除去し、MV候補マッチング誤差
算出部503から出力されるMV検出用符号化対象画素
を再利用することで探索範囲を拡大するようにしたもの
であり、図14に示した第5の実施形態における加算器
507を除去し、入力切替器506の出力を直接MV候
補マッチング誤差算出部503に入力する構成となって
いる。
【0128】本実施形態においては、第5の実施形態と
同様に参照領域画素入力端子21に参照領域画素データ
が入力され、符号化対象画素入力端子22に符号化対象
画素データ(ci)が入力される。参照画素供給部50
1は、参照領域画素入力端子21より入力される参照領
域画素データから探索範囲内の各動きベクトル候補に対
応する参照画素データを切り出し、MV候補マッチング
誤差算出部503に供給する。補数化部505は、符号
化対象画素入力端子22から入力される符号化対象画素
データ(ci)を符号反転したデータ(−ci)を出力
する。
【0129】入力切替器506は、単位ブロックの画素
データの入力期間は補数化部505から供給される符号
反転された符号化対象画素データ(−ci)を出力し、
単位ブロックの画素データの入力終了後は符号化対象画
素データ遅延部502で所定期間遅延されたデータを出
力して、加算器507に供給する。
【0130】符号化対象画素データ遅延部502は、参
照画素供給部501からの参照画素の供給タイミングに
対応する複数種類の遅延量のMV検出用符号化対象画素
データを出力する。
【0131】MV候補マッチング誤差算出部503は、
参照画素供給部501から供給される参照画素データと
符号化対象画素データ遅延部502から供給される補数
化されたMV検出用符号化対象画素データとの和の絶対
値和を算出することにより、探索範囲内の各動きベクト
ル候補に対応するマッチング誤差を算出して出力する。
最小誤差位置検出部504は、MV候補マッチング誤差
算出部503から供給される動きベクトル候補に対応す
るマッチング誤差から最小誤差となるMV候補を検出
し、これを動きベクトルとして出力する。
【0132】本実施形態によれば、符号化対象画素デー
タ遅延部502から供給されるMV検出用符号化対象画
素を再利用することで探索範囲を拡大できるので、符号
化対象ブロックのデータを外部で記憶して再入力する必
要が無く、探索範囲を拡大できる動きベクトル検出装置
を小回路規模で実現することが可能となる。
【0133】(第8の実施形態)図17は、本発明の第
8の実施形態に係る動きベクトル検出装置の構成を示す
図である。
【0134】参照領域画素入力端子21には参照領域画
素データが入力され、符号化対象画素入力端子22に符
号化対象画素データ(ci)が入力され、平均輝度差入
力端子23に単位ブロックの画素数の入力期間だけ参照
画面Aの平均輝度Maと符号化対象画面Cの平均輝度M
cとの差である平均輝度差(Mc−Ma)が入力され
る。参照画素供給部501は、参照領域画素入力端子2
1より入力される参照領域画素データから探索範囲内の
各動きベクトル候補に対応する参照画素データを切り出
し、MV候補マッチング誤差算出部503に供給する。
【0135】減算器508は、符号化対象画素データ
(ci)と平均輝度差(Mc−Ma)との差(−ci+
Mc−Ma)を算出し、MV検出用符号化対象画素デー
タとして入力切替器506に供給する。
【0136】入力切替器506は、単位ブロックの画素
データの入力期間は減算器508から供給されるMV検
出用符号化対象画素データ(−ci+Mc−Ma)を出
力し、単位ブロックの画素データの入力終了後は符号化
対象画素データ遅延部502で所定期間遅延されたデー
タを出力して、符号化対象画素データ遅延部502に供
給する。
【0137】符号化対象画素データ遅延部502は、参
照画素供給部501からの参照画素の供給タイミングに
対応する複数種類の遅延量のMV検出用符号化対象画素
データを出力する。
【0138】MV候補マッチング誤差算出部503は、
参照画素供給部501から供給される参照画素データと
符号化対象画素データ遅延部502から供給される補数
化されたMV検出用符号化対象画素データとの和の絶対
値和を算出することにより、探索範囲内の各動きベクト
ル候補に対応するマッチング誤差を算出して出力する。
最小誤差位置検出部504は、MV候補マッチング誤差
算出部503から供給される動きベクトル候補に対応す
るマッチング誤差から最小誤差となるMV候補を検出
し、これを動きベクトルとして出力する。
【0139】本実施形態によれば、符号化対象画素デー
タ遅延部502から供給されるMV検出用符号化対象画
素を再利用することで、符号化対象ブロックのデータを
外部で記憶して再入力することなく探索範囲を拡大で
き、さらに画面間の輝度変化の影響で誤検出を生じるこ
との無い動きベクトル検出装置を小回路規模で実現する
ことが可能である。
【0140】
【発明の効果】本発明によれば、参照画面の画像および
検出対象画面の画像から各々の平均輝度を差し引いて得
られた特徴画像を用いて動きベクトルを検出することに
より、画像の輝度変化による動きベクトルの誤検出を回
避できるとともに、画面上で輝度が一様に変化している
ような画像の場合でも、エッジ情報が保存された特徴画
像が得られるため、動きベクトルを正しく検出すること
が可能となる。
【0141】また、参照画面の画像および検出対象画面
の画像の各々の平均輝度の差が所定値以上か否かを判定
し、この平均輝度の差が所定値未満のときは参照画面の
画像および検出対象画面の画像を用いて動きベクトルを
検出し、所定値以上のときは参照画面の画像および検出
対象画面の画像から各々の平均輝度を差し引いて得られ
た特徴画像を用いて動きベクトルを検出することによ
り、参照画面の画像および検出対象画面の画像から各々
の平均輝度を差し引いて得られた特徴画像の平均輝度が
検出対象画面の画像の局部的な変化等により変化した場
合、特徴画像でなく通常の参照画面の画像および検出対
象画面の画像を用いて動きベクトルを検出することで輝
度変化の影響のない動きベクトル検出が可能となる。
【0142】本発明によれば、参照画面として使用され
る画面の画像信号が入力されるときは、第1の動きベク
トル検出手段が前方予測動きベクトル検出を行い、第2
の動きベクトル検出手段が後方予測動きベクトル検出こ
とにより、第2の動きベクトル検出手段における後方予
測動きベクトル検出の処理開始タイミングが早くなるた
め、符号化遅延を短縮することが可能となり、さらに動
きベクトル検出に必要なメモリ容量を削減することがで
きる。
【0143】また、後方予測動きベクトル検出が不要な
ときには、第2の動きベクトル検出手段に第1の動きベ
クトル検出手段の補助的動作を行わせて、第1および第
2の動きベクトル検出手段が共に同一の画面を参照画面
として同一の検出対象画面に対して全体として動きベク
トル検出精度が高くなるように、具体的にはマッチング
精度または探索精度を高めるように異なる動きベクトル
動作を行うことが可能都なる。この場合、第1および第
2の動きベクトル検出手段による検出対象画面の共通化
により、メモリアクセス速度の負担も軽減することがで
きる。
【0144】本発明によれば、場面変化検出手段により
前方予測動きベクトル検出が不要と判断された検出対象
画面については、前方予測動きベクトル検出を主に行う
第1の動きベクトル検出手段が後方予測動きベクトル検
出を主に行う第2の動きベクトル検出手段における参照
画面と同一の時間的に後に入力される画面を参照画面と
して後方予測動きベクトル検出を行うことにより、後方
予測動きベクトル検出の精度を向上させることができ
る。
【0145】逆に、場面変化検出手段により後方予測動
きベクトル検出が不要と判断された検出対象画面につい
ては、第2の動きベクトル検出手段が第1の動きベクト
ル検出手段における参照画面と同一の時間的に前に入力
された画面を参照画面として前方予測動きベクトル検出
を行うことにより、前方予測動きベクトル検出の精度を
向上させることができる。
【0146】また、場面変化検出手段により時間的に前
方予測動きベクトル検出が不要と判断された検出対象画
面については、第1の動きベクトル検出手段が時間的に
後に入力される画面を参照画面とする動きベクトル検出
を停止し、後方予測動きベクトル検出が不要と判断され
た検出対象画面については、第2の動きベクトル検出手
段が時間的に前に入力された画面を参照画面とする動き
ベクトル検出を停止するようにし、さらに場面変化検出
手段により前方予測および後方予測動きベクトル検出が
不要と判断された検出対象画面については、第1および
第2動きベクトル検出手段が共に動きベクトル検出を停
止して、無用な動きベクトル検出演算を省くことによっ
て、検出精度を向上させると共に無用な電力消費を削減
することができる。
【0147】また、参照画面と検出対象画面の平均輝度
の差を該検出対象画面の画像中の検出対象画素に加算
し、この加算により得られる検出対象画素で構成される
単位ブロックの各画素と近似する参照ブロックの位置を
参照画面から検出して動きベクトルを検出することによ
り、画面間の輝度変化のみが除去された状態で動きベク
トル検出されるため、画面内の隣接画素の輝度差が一様
であっても誤検出を生じることが非常に少なくなる上、
ビット拡張が必要になるのは検出対象画素のための一時
記憶部のレジスタのみで、参照領域の記憶のためのレジ
スタや参照画素の切替回路のビット拡張が不要になる。
【0148】また、検出対象画面について複数種類の遅
延量の検出対象画素を生成し、検出対象画面について外
部から入力される検出対象画素と遅延された検出対象画
素とを切替えて複数種類の遅延量を与え、これら複数種
類の遅延量の検出対象画素によりそれぞれ構成される単
位ブロックの各画素と近似する参照ブロックの位置を参
照画面から検出して動きベクトルを検出することによ
り、遅延された検出対象画素の再利用によって外部から
の再入力や余分な外部記憶手段が不要になり、同一ブロ
ックに対する動きベクトル検出を動きベクトル検出部で
行うことが可能であるため、動きベクトル検出装置の回
路規模が小さくなる。
【0149】さらに、検出対象画面について複数種類の
遅延量の検出対象画素を生成し、検出対象画面について
外部から入力される検出対象画素と遅延された検出対象
画素とを切替え、参照画面と検出対象画面の平均輝度の
差を切替えられた検出対象画素に加算した後、遅延を与
えるようにし、遅延された複数種類の遅延量の検出対象
画素によりそれぞれ構成される単位ブロックの各画素と
近似する参照ブロックの位置を参照画面から検出して動
きベクトルを検出するようにすることにより、画面間の
輝度変化のみが除去された状態で動きベクトル検出され
るため、画面内の隣接画素の輝度差が一様であっても誤
検出を生じることが非常に少なくなる上、ビット拡張が
必要になるのは検出対象画素のための一時記憶部のレジ
スタのみで、参照領域の記憶のためのレジスタや参照画
素の切替回路のビット拡張が不要になり、しかも遅延さ
れた検出対象画素の再利用により、外部からの再入力や
余分な外部記憶手段が不要になり、同一ブロックに対す
る動きベクトル検出を動きベクトル検出部で行うことが
可能であるため、動きベクトル検出装置の回路規模がよ
り一層小さくなる。
【0150】さらに、第1の参照画面と検出対象画面の
平均輝度の差を該検出対象画面の画像中の対象画素に加
算して第1の動きベクトル検出用検出対象画素を生成
し、この第1の動きベクトル検出用検出対象画素で構成
される単位ブロックの各画素と近似する参照ブロックの
位置を第1の参照画面から検出して第2の動きベクトル
検出用検出対象画素を生成し、この第2の動きベクトル
検出用検出対象画素によりそれぞれ構成される単位ブロ
ックの各画素と近似する参照ブロックの位置を第2の参
照画面から検出して動きベクトルを検出することによっ
て、第1の動きベクトル検出用検出対象画素を修正して
第2の動きベクトル検出用検出対象画素を生成し、参照
画面の切り換えにおいても動きベクトル検出用検出対象
画素を生成する前の検出対象ブロックを外部に記憶して
再入力する必要が無く、画面間の輝度変化よる誤検出を
生じない動きベクトル検出装置が小回路規模で実現する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る動きベクトル
検出装置を含む動画像符号化装置の構成を示すブロック
【図2】 動画像符号化装置の符号化部の構成を示すブ
ロック図
【図3】 第1の実施形態における動きベクトル検出手
順を示すフローチャート
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る動きベクトル
検出装置を含む動画像符号化装置の構成を示すブロック
【図5】 第2の実施形態における参照画面間隔が固定
の場合の動きベクトル検出動作例を説明するための図
【図6】 第2の実施形態における参照画面間隔が可変
の場合の動きベクトル検出動作例を説明するための図
【図7】 本発明の第3の実施形態に係る動きベクトル
検出装置を含む動画像符号化装置の構成を示すブロック
【図8】 第2および第2の実施形態における他の動き
ベクトル検出動作例を説明するための図
【図9】 本発明の第4の実施形態に係る動きベクトル
検出装置を含む動画像符号化装置の構成を示すブロック
【図10】 第4の実施形態における動きベクトル検出
動作例を説明するための図
【図11】 第4の実施形態における他の動きベクトル
検出動作例を説明するための図
【図12】 第4の実施形態における場面変化検出部が
動きベクトル検出動作を不要と判断した場合の動作例を
説明するための図
【図13】 第4の実施形態における場面変化検出部が
動きベクトル検出動作を不要と判断した場合の他の動作
例を説明するための図
【図14】 本発明の第5の実施形態に係る動きベクト
ル検出装置の構成を示すブロック図
【図15】 本発明の第6の実施形態に係る動きベクト
ル検出装置の構成を示すブロック図
【図16】 本発明の第7の実施形態に係る動きベクト
ル検出装置の構成を示すブロック図
【図17】 本発明の第8の実施形態に係る動きベクト
ル検出装置の構成を示すブロック図
【図18】 従来の動きベクトル検出装置の構成を示す
ブロック図
【図19】 動画像符号化装置における符号化画面順序
の並べ替え例を示す図
【図20】 従来の動きベクトル検出装置における参照
画面間隔が固定の場合の動きベクトル検出動作を説明す
るための図
【図21】 従来の動きベクトル検出装置における参照
画面間隔が可変の場合の動きベクトル検出動作を説明す
るための図
【図22】 従来の動きベクトル検出装置における場面
変化が生じた場合の動きベクトル検出動作の問題点を説
明するための図
【図23】 従来の他の動きベクトル検出装置の構成を
示すブロック図
【図24】 従来の別の動きベクトル検出装置の構成を
示すブロック図
【符号の説明】
11…入力端子 12…画像信号 13…符号化データ 14…出力端子 21…参照領域画素入力端子 22…符号化対象画素入力端子 23…平均輝度差入力端子 24…動きベクトル出力端子 100…動きベクトル検出装置 101…画像メモリ 102…平均輝度検出部 103…平均輝度差算出部 104…減算器(特徴画像生成部) 105…判定部 106…切替器 107…第1の動きベクトル検出部 108…第2の動きベクトル検出部 200…符号化部 201…画像信号入力端子 202…動きベクトル入力端子 203…参照画像信号出力端子 204…動画像信号 205…動きベクトル 206…減算器 207…予測器 208…予測信号 209…予測誤差信号 210…DCT回路 211…量子化器 212…量子化DCT係数 213…逆量子化器 214…逆DCT回路 215…予測誤差信号 216…加算器 217…局部復号画像信号 218…画像メモリ 219…参照画像信号 220…予測モード信号 221〜223…可変長符号化器 224…多重化器 300,300′…動きベクトル検出装置 301〜303…第1〜第3の動きベクトル検出部 304…画像メモリ 305,306…動きベクトル候補バッファ 307…切替器 400…動きベクトル検出装置 401〜403…第1〜第3の動きベクトル検出部 404…画像メモリ 405,406…動きベクトル候補バッファ 407…場面変化検出部 501…参照画素供給部 502…符号化対象画素遅延部 503…動きベクトル候補マッチング誤差算出部 504…最小誤差位置検出部 505…補数化部 506…入力切替器 507…加算器 508…減算器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法にお
    いて、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像の各々の
    平均輝度を検出するステップと、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像から前記
    各々の平均輝度を差し引いた特徴画像を生成するステッ
    プと、 この特徴画像生成手段により生成された特徴画像を用い
    て前記動きベクトルを検出するステップとを備えたこと
    を特徴とする動きベクトル検出方法。
  2. 【請求項2】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
    いて、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像の各々の
    平均輝度を検出する平均輝度検出手段と、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像から前記
    各々の平均輝度を差し引いた特徴画像を生成する特徴画
    像生成手段と、 この特徴画像生成手段により生成された特徴画像を用い
    て前記動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と
    を備えたことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  3. 【請求項3】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法にお
    いて、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像の各々の
    平均輝度を検出するステップと、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像から前記
    各々の平均輝度を差し引いた特徴画像を生成するステッ
    プと、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像の各々の
    平均輝度の差が所定値以上か否かを判定するステップ
    と、 このステップにより前記各々の平均輝度の差が所定値未
    満と判定されたときは前記参照画面の画像および検出対
    象画面の画像を用いて前記動きベクトルを検出し、所定
    値以上と判定されたときは前記特徴画像生成手段により
    生成された特徴画像を用いて前記動きベクトルを検出す
    るステップとを備えたことを特徴とする動きベクトル検
    出方法。
  4. 【請求項4】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
    いて、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像の各々の
    平均輝度を検出する平均輝度検出手段と、 前記参照画面の画像および検出対象画面の画像から前記
    各々の平均輝度を差し引いた特徴画像を生成する特徴画
    像生成手段と、 前記平均輝度検出手段により検出された前記参照画面の
    画像および検出対象画面の画像の各々の平均輝度の差が
    所定値以上か否かを判定する判定手段と、 この判定手段により前記各々の平均輝度の差が所定値未
    満と判定されたときは前記参照画面の画像および検出対
    象画面の画像を用いて前記動きベクトルを検出し、所定
    値以上と判定されたときは前記特徴画像生成手段により
    生成された特徴画像を用いて前記動きベクトルを検出す
    る動きベクトル検出手段とを備えたことを特徴とする動
    きベクトル検出装置。
  5. 【請求項5】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
    いて、 時間的に前に入力された画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第1の動きベクトル検出手段と、 時間的に後に入力される画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第2の動きベクトル検出手段とを備え、 参照画面として使用される画面の画像信号が入力される
    ときは、第2の動きベクトル検出手段が該画面を参照画
    面として時間的に前に入力された検出対象画面の画像の
    動きベクトルを検出することを特徴とする動きベクトル
    検出装置。
  6. 【請求項6】時間的に後に入力される画面を参照画面と
    する動きベクトル検出が不要なときには、第1および第
    2の動きベクトル検出手段が時間的に前に入力された画
    面を参照画面として、同一の検出対象画面に対し全体と
    して動きベクトル検出精度が高くなるように異なる動き
    ベクトル検出動作を行うことを特徴とする請求項5に記
    載の動きベクトル検出装置。
  7. 【請求項7】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
    いて、 時間的に前に入力された画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第1の動きベクトル検出手段と、 時間的に後に入力される画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第2の動きベクトル検出手段と、 前記第1の動きベクトル検出手段の検出結果に基づい
    て、入力される画面の場面変化を検出することにより、
    時間的に前に入力された画面または時間的に後に入力さ
    れる画面を参照画面とする動きベクトル検出の必要性を
    検出対象画面毎に判断する場面変化検出手段とを備え、 前記場面変化検出手段により時間的に前に入力された画
    面を参照画像とする動きベクトル検出が不要と判断され
    た検出対象画面については、前記第1の動きベクトル検
    出手段が前記第2の動きベクトル検出手段における参照
    画面と同一の時間的に後に入力される画面を参照画面と
    して動きベクトル検出を行うことを特徴とする動きベク
    トル検出装置。
  8. 【請求項8】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
    いて、 時間的に前に入力された画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第1の動きベクトル検出手段と、 時間的に後に入力される画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第2の動きベクトル検出手段と、 前記第1の動きベクトル検出手段の検出結果に基づい
    て、入力される画面の場面変化を検出することにより、
    時間的に前に入力された画面または時間的に後に入力さ
    れる画面を参照画面とする動きベクトル検出の必要性を
    検出対象画面毎に判断する場面変化検出手段とを備え、 前記場面変化検出手段により時間的に後に入力される画
    面を参照画像とする動きベクトル検出が不要と判断され
    た検出対象画面については、前記第2の動きベクトル検
    出手段が前記第1の動きベクトル検出手段における参照
    画面と同一の時間的に前に入力された画面を参照画面と
    して動きベクトル検出を行うことを特徴とする動きベク
    トル検出装置。
  9. 【請求項9】参照画面の画像に対する検出対象画面の画
    像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置にお
    いて、 時間的に前に入力された画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第1の動きベクトル検出手段と、 時間的に後に入力される画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第2の動きベクトル検出手段と、 前記第1の動きベクトル検出手段の検出結果に基づい
    て、入力される画面の場面変化を検出することにより、
    時間的に前に入力された画面または時間的に後に入力さ
    れる画面を参照画面とする動きベクトル検出の必要性を
    検出対象画面毎に判断する場面変化検出手段とを備え、 前記場面変化検出手段により時間的に前に入力された画
    面を参照画像とする動きベクトル検出が不要と判断され
    た検出対象画面については、前記第1の動きベクトル検
    出手段が時間的に後に入力される画面を参照画面とする
    動きベクトル検出を停止することを特徴とする動きベク
    トル検出装置。
  10. 【請求項10】参照画面の画像に対する検出対象画面の
    画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置に
    おいて、 時間的に前に入力された画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第1の動きベクトル検出手段と、 時間的に後に入力される画面を参照画面として検出対象
    画面の画像の動きベクトルを検出する動作を基本とする
    第2の動きベクトル検出手段と、 前記第1の動きベクトル検出手段の検出結果に基づい
    て、入力される画面の場面変化を検出することにより、
    時間的に前に入力された画面または時間的に後に入力さ
    れる画面を参照画面とする動きベクトル検出の必要性を
    検出対象画面毎に判断する場面変化検出手段とを備え、 前記場面変化検出手段により時間的に後に入力される画
    面を参照画像とする動きベクトル検出が不要と判断され
    た検出対象画面については、前記第2の動きベクトル検
    出手段が時間的に前に入力された画面を参照画面とする
    動きベクトル検出を停止することを特徴とする動きベク
    トル検出装置。
  11. 【請求項11】前記場面変化検出手段は、前記第1の動
    きベクトル検出手段で1画面に対して所定値以下の予測
    誤差となる動きベクトルが所定数以上検出されなかった
    場合、または前記第1の動きベクトル検出手段で検出さ
    れた動きベクトルによる1画面内の予測誤差が所定値以
    上となる場合に、該画面から場面が変化していると判断
    することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に
    記載の動きベクトル検出装置。
  12. 【請求項12】参照画面の画像に対する検出対象画面の
    画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法に
    おいて、 前記参照画面と前記検出対象画面の平均輝度の差を該検
    出対象画面の画像中の検出対象画素に加算するステップ
    と、 このステップにより得られる検出対象画素で構成される
    単位ブロックの各画素と近似する参照ブロックの位置を
    前記参照画面から検出して前記動きベクトルを検出する
    ステップとを備えたことを特徴とする動きベクトル検出
    方法。
  13. 【請求項13】参照画面の画像に対する検出対象画面の
    画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置に
    おいて、 前記参照画面と前記検出対象画面の平均輝度の差を該検
    出対象画面の画像中の検出対象画素に加算する加算手段
    と、 前記加算手段から出力される検出対象画素で構成される
    単位ブロックの各画素と近似する参照ブロックの位置を
    前記参照画面から検出して前記動きベクトルを検出する
    動きベクトル検出手段とを備えたことを特徴とする動き
    ベクトル検出装置。
  14. 【請求項14】参照画面の画像に対する検出対象画面の
    画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法に
    おいて、 前記検出対象画面について複数種類の遅延量の検出対象
    画素を生成するステップと、 前記検出対象画面について外部から入力される検出対象
    画素と前記遅延手段から出力される検出対象画素とを切
    替えて前記複数種類の遅延量を与えるステップと、 前記複数種類の遅延量の検出対象画素によりそれぞれ構
    成される単位ブロックの各画素と近似する参照ブロック
    の位置を前記参照画面から検出して前記動きベクトルを
    検出するステップとを具備したことを特徴とする動きベ
    クトル検出方法。
  15. 【請求項15】参照画面の画像に対する検出対象画面の
    画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置に
    おいて、 前記検出対象画面について複数種類の遅延量の検出対象
    画素を生成するための遅延手段と、 前記検出対象画面について外部から入力される検出対象
    画素と前記遅延手段から出力される検出対象画素とを切
    替えて前記遅延手段に入力するための切替手段と、 前記遅延手段により遅延された複数種類の遅延量の検出
    対象画素によりそれぞれ構成される単位ブロックの各画
    素と近似する参照ブロックの位置を前記参照画面から検
    出して前記動きベクトルを検出する動きベクトル検出手
    段とを具備したことを特徴とする動きベクトル検出装
    置。
  16. 【請求項16】参照画面の画像に対する検出対象画面の
    画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置に
    おいて、 前記検出対象画面について複数種類の遅延量の検出対象
    画素を生成するための遅延手段と、 前記検出対象画面について外部から入力される検出対象
    画素と前記遅延手段から出力される検出対象画素とを切
    替える切替手段と、 前記参照画面と前記検出対象画面の平均輝度の差を前記
    切替手段により切替えられた検出対象画素に加算して前
    記遅延手段に入力する加算手段と、 前記遅延手段により遅延された複数種類の遅延量の検出
    対象画素によりそれぞれ構成される単位ブロックの各画
    素と近似する参照ブロックの位置を前記参照画面から検
    出して前記動きベクトルを検出する動きベクトル検出手
    段とを具備したことを特徴とする動きベクトル検出装
    置。
  17. 【請求項17】参照画面の画像に対する検出対象画面の
    画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出方法に
    おいて、 第1の前記参照画面と前記検出対象画面の平均輝度の差
    を該検出対象画面の画像中の対象画素に加算して第1の
    動きベクトル検出用検出対象画素を得るステップと、 このステップにより得られる第1の動きベクトル検出用
    検出対象画素で構成される単位ブロックの各画素と近似
    する参照ブロックの位置を前記第1の参照画面から検出
    して第2の動きベクトル検出用検出対象画素を得るステ
    ップと、 前記第2の動きベクトル検出用検出対象画素によりそれ
    ぞれ構成される単位ブロックの各画素と近似する参照ブ
    ロックの位置を前記第2の参照画面から検出して前記動
    きベクトルを検出するステップとを具備したことを特徴
    とする動きベクトル検出方法。
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JP2016058019A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 株式会社ソシオネクスト 動き検出方法、動き検出装置、及び動き検出プログラム

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