JP3455635B2 - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像の記録・通信
・伝送および放送等における動き補償予測符号化方式の
動画像符号化装置に係り、特に動きベクトル検出対象画
面の部分領域が符号化済みの参照画面のどの部分領域か
ら動いたものかを表す動きベクトルを検出する動きベク
トル検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】動画像信号は情報量が膨大であるため、
単にディジタル化して伝送や記録を行おうとすると、極
めて広帯域の伝送路や、大容量の記録媒体を必要とす
る。そこで、テレビ電話、テレビ会議、CATVおよび
画像ファイル装置等では、動画像信号を少ないデータ量
に圧縮符号化する技術が用いられる。 【0003】動画像信号の圧縮符号化技術の一つとし
て、動き補償予測符号化方式が知られている。この動き
補償予測符号化方式では、符号化済みの画面を参照画面
とし、入力画面である符号化対象画面の部分領域に対し
て参照画面の最も相関の高い部分領域を検出することに
より、符号化対象画面の部分領域が参照画面のどの部分
領域から動いたものかを表す動きベクトルを求め、符号
化対象画面の部分領域と動きベクトルにより示される参
照画面の部分領域との差分である予測誤差信号を符号化
する。 【0004】また、動き補償予測符号化方式において
は、符号化効率を高めるために、符号化する際の画面順
序を入れ替えることにより、過去の画面からのみでな
く、将来の画面からの予測をも用いて動き補償を行う場
合がある。これに伴い、動きベクトルの検出について
も、過去の画面を参照画面とする前方予測動きベクトル
検出と、将来の画面を参照画面とする後方予測動きベク
トル検出とがある。 【0005】動き補償予測符号化に際しては、符号化対
象画面の種類に応じて、例えば符号化対象画面がいわゆ
るPピクチャの場合は、前方予測)のみを使用して符号
化を行い、符号化対象画面がいわゆるBピクチャの場合
は、前方予測と後方予測の双方の予測を使用して符号化
を行う。ここで、動きベクトル検出については、前方予
測と後方予測のうちの一方の予測のみを使用する場合、
使用されないもう一方の予測手段を流用して、予測を行
う方向の動きベクトル検出動作を補うようにすることに
より、動きベクトル探索のための限られた演算量の下で
動きベクトル検出能力を向上させる方法が従来とられて
きた。 【0006】例えば、ノンインタレース画像のフレーム
構造の予測を行う場合、一方の予測方向では例えば図6
に示す探索パターンで動きベクトルの探索を行い、他方
の予測方向では例えば図7に示す探索パターンで動きベ
クトルの探索を行う。また、前方予測と後方予測の双方
の予測を使用する際には、図6と図7のそれぞれの探索
パターンで各予測方向の動きベクトル探索を行う。図6
の探索パターンと図7の探索パターンとでは、探索点が
異なっている。 【0007】そして、一方の予測のみを使用する場合に
は、使用されない方向の予測手段を流用し、結果として
図6の探索パターンと図7の探索パターンの両方の探索
点を持つ図8に示す探索パターンで動きベクトルを探索
することにより、動きベクトル検出能力を向上させてい
る。 【0008】また、ノンインタレース画像のフレーム構
造の予測を行う場合、例えば図9に示すように探索点を
不均一に配置した探索パターンで動きベクトルの初期探
索を行うことにより、1画素精度の動きベクトル侯補点
数を削減し、この初期探索により得られた動きベクトル
候補の配列パターンに応じて、例えば図10に示すよう
に探索精度の異なる探索パターンを切り替えて動きベク
トルの再探索を行って最終的な動きベクトルを求めるこ
とにより、動きベクトル探索のための演算量を大幅に削
減する方法も知られている。図10の各図において、上
段は初期探索時の探索パターン、下段は再探索時の探索
パターンをそれぞれ示している。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ノンインタレース画像
のフレーム構造における動きベクトル検出において、上
述のように探索点を不均一に配置した探索パターンで動
きベクトルの初期探索を行った後、探索精度の異なる探
索パターンを切り替えて動きベクトルの再探索を行うこ
とにより動きベクトル探索のための演算量を削減する方
法では、符号化対象画面の部分領域毎に精度の異なる再
探索パターンの様々な変更が必要となり、その制御が非
常に複雑であるという問題点があった。また、再探索に
よる動きベクトルの検出精度が一定ではなく、常に高精
度の動きベクトルを得ることができないという問題点が
あった。 【0010】また、使用されない予測方向の予測手段を
流用して動きベクトル検出能力を向上させる手法におい
ては、符号化対象画面の種類や動き補償予測の予測方向
によっても動きベクトルの検出精度が異なるため、これ
に上述したノンインタレース画像のフレーム構造の動き
ベクトル検出方法をそのまま組み合わせると、さらに制
御が複雑になってしまうという問題点があった。 【0011】本発明は、二段階の動きベクトル探索によ
り探索のための演算量を減らすと同時に、簡単な制御に
よって常に一定の高い精度で動きベクトルを検出できる
動きベクトル検出装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は符号化対象画面の部分領域が参照画面のど
の部分領域から動いたかを示す動きベクトルを参照画面
上で探索して検出し、該動きベクトルを用いて動き補償
予測符号化を行う動画像符号化装置に用いられる動きベ
クトル検出装置において、画面の水平および垂直方向の
動きベクトル探索密度の大小関係が符号化対象画面の種
類および動き補償予測の予測方向に応じて少なくとも部
分的に異なる初期探索を行うことにより、動きベクトル
候補を検出する第1の動きベクトル検出手段と、この第
1の動きベクトル検出手段により検出された動きベクト
ル候補を基準とする位置に、長辺方向と短辺方向で動き
ベクトル探索密度が等しい長方形の探索パターンを少な
くとも符号化対象画面の種類に応じた向きに設定して再
探索を行うことにより、動きベクトルを検出する第2の
動きベクトル検出手段とを有することを特徴とする。 【0013】このように本発明においては、符号化対象
画面の種類および動き補償予測の予測方向に応じて水平
および垂直方向の探索密度の大小関係を全体的または部
分的に異ならせた探索パターンで動きベクトルの初期探
索を行った後に、再探索を行って最終的な動きベクトル
を求めることにより、動きベクトル探索のための演算量
を減らしている。そして、特に再探索時に探索パターン
として長辺方向と短辺方向で動きベクトル探索密度が等
しい共通の長方形パターンを用い、この探索パターンを
符号化対象画面の種類に応じた向きに設定することによ
って、簡単な手段により常に一定精度で高精度に動きベ
クトルの検出を行うことが可能となる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る動
きベクトル検出装置を含む動画像符号化装置の構成を示
すブロック図である。 【0015】この動画像符号化装置は、画像信号が入力
される入力端子101、第1の画像メモリ102、第1
の動きベクトル検出部103、第2の動きベクトル検出
/予測部104、第2の画像メモリ105、遅延器10
6、減算器107、直交変換器108、量子化器10
9、逆量子化器110、逆直交変換器111、遅延器1
12、加算器113、可変長符号化器114、符号化デ
ータを出力する出力端子115、および第1の動きベク
トル検出部103と第2の動きベクトル検出/予測部1
04と第2の画像メモリ105を制御するコントローラ
116からなる。図1において、破線で囲んだ部分が本
発明による動きベクトル検出装置に関わる要素である。 【0016】第1、第2の画像メモリ102、105は
1画面(フレーム)分の画像信号を記憶するフレームメ
モリにより構成され、遅延器106もフレームメモリに
より構成される。直交変換器108は例えばDCT(離
散コサイン変換)回路により構成され、これに対応して
逆直交変換器111は逆DCT(逆離散コサイン変換)
回路により構成される。第1の画像メモリ102は、入
力端子101からフレーム単位で入力される画像信号を
記憶する。 【0017】第1の動きベクトル検出部103は、入力
端子101から入力される画像信号で構成される符号化
対象画面内の所定の複数画素で構成される部分領域(マ
クロブロック)に対し、第1の画像メモリ102に記憶
されている過去に入力された画像信号の画面を参照画面
として、この参照画面上で符号化対象画面中の部分領域
に最も相関の高い部分領域を探索して動きベクトル候補
を検出する。この際、第1の動きベクトル検出部103
ではコントローラ116からの制御情報に基づいて、符
号化対象画面の種類および動き補償予測の予測方向に応
じて水平方向と垂直方向の動きベクトル探索密度の大小
関係を少なくとも部分的に異ならせて動きベクトル候補
の検出を行う。 【0018】第1の動きベクトル検出部103で検出さ
れた動きベクトル候補は、第2の動きベクトル検出/予
測部104に入力される。第2の動きベクトル検出/予
測部104は、第1の動きベクトル検出部103により
検出された動きベクトル候補を基準とする位置に、長辺
方向と短辺方向で動きベクトル探索密度が等しい長方形
の探索パターンを符号化対象画面の種類に応じた向きに
設定して再探索を行うことにより、最終的な動きベクト
ルを検出する。 【0019】コントローラ116は、符号化対象画面の
種類や動き補償予測の予測方向に応じて水平方向と垂直
方向の動きベクトル探索密度の大小関係を異ならせるた
めの制御情報を第1の動きベクトル検出部103に出力
する。 【0020】コントローラ116は、さらに第1の動き
ベクトル検出部103に出力した制御情報にリンクし
て、第2の画像メモリ105からの画素の読み出し順序
を切り替えるための制御情報を画像メモリ105および
第2の動きベクトル検出/予測部104に出力する。第
2の画像メモリ105からの画素の読み出し順序の切り
替えに際しては、例えば水平方向の読み出し順序と垂直
方向の読み出し順序を入れ替えるようにする。 【0021】こうして第2の画像メモリ105よりコン
トローラ116からの制御情報に基づいて設定された読
み出し順序に従って画素単位で読み出された参照画面の
画像信号は、第2の動きベクトル検出/予測部104に
入力される。第2の動きベクトル検出/予測部104
は、後述するように局部再生により得られ、かつ第2の
画像メモリ105に記憶された過去の画面を参照画面と
して、第1の動きベクトル検出部103から受け取った
動きベクトル候補の近傍を高精度で再探索し、1/2画
素精度の動きベクトルを検出すると共に、その動きベク
トルに従った予測信号を生成して、その予測信号と予測
モード信号および動きベクトル情報を出力する。 【0022】ここで、第2の動きベクトル検出/予測部
104では、コントローラ116からの制御情報に基づ
いて画像メモリ105からの読み出し順序を切り替えた
参照画面の画像信号が画素単位で入力されることによ
り、特に回路構成を変えることなく、符号化対象画面の
種類に応じた向きに長辺方向と短辺方向で動きベクトル
探索密度が等しい長方形の探索パターンを設定して再探
索を行うことにより、動きベクトルを検出する。この
際、第2の動きベクトル検出/予測部104は、第1の
動きベクトル検出部103での初期探索密度が方向によ
って異なる場合、後述するように初期探索密度の小さな
方向の探索密度を補うような探索パターンで再探索を行
うようにすることが好ましい。 【0023】減算器107は、第2の動きベクトル検出
/予測部104から出力される予測信号と、遅延器10
6を介して入力される画像信号との差分を算出し、予測
誤差信号を出力する。減算器107から出力される予測
誤差信号は、複数の予測誤差信号毎に直交変換器108
で例えば離散コサイン変換が行なわれることにより、周
波数成分に変換される。これにより直交変換器108で
得られた変換係数、例えばDCT係数に量子化器109
により再量子化処理が施される。 【0024】可変長符号化器114は、量子化器109
から出力される再量子化信号を第2の動きベクトル検出
/予測部104から出力される予測モード信号と動きベ
クトル情報と共に可変長符号化して出力端子115に出
力する。 【0025】また、量子化器109から出力される再量
子化信号は、逆量子化器110にも入力されて逆量子化
処理が施され、さらに逆直交変換器111により予測誤
差信号に逆変換される。加算器113は、逆直交変換器
111から出力される予測誤差信号と遅延器112を介
して入力される予測信号との加算により、局部再生信号
を生成する。この局部再生信号は、入力端子101への
次の符号化対象画面の予測信号の生成に使用するため
に、第2の画像メモリ105に記憶される。 【0026】次に、図2〜図5を用いて本実施形態にお
ける動きベクトル検出動作を具体的に説明する。図2、
図3および図4は、第1の動きベクトル検出部103に
おける動きベクトルの初期探索法の一例を示す図であ
る。図中で使用している記号の意味は、図の下部に示し
た通りである。 【0027】第1の動きベクトル検出部103では、符
号化対象画面の種類に応じて前方予測と後方予測の双方
の予測を使用して、または一方の予測のみを使用して動
きベクトルの検出を行う。すなわち、符号化対象画面が
Pピクチャの場合には、前方予測のみを使用して動きベ
クトル検出を行い、符号化対象画面がBピクチャの場合
には、前方予測と後方予測の双方の予測を使用して動き
ベクトル検出を行う。 【0028】具体的には、第1の動きベクトル検出部1
03は前方予測と後方予測の双方の予測を使用する場
合、コントローラ116からの制御情報に基づいて、一
方からの予測の際には図2に示す初期探索パターンで予
測を行い、他方からの予測の際には図3に示す初期探索
パターンで予測を行う。さらに、一方の予測の際に他方
の予測手段をも流用して動きベクトル検出能力を向上さ
せて予測を行う場合には、コントローラ116からの制
御情報に基いて、図2と図3の双方の探索パターンを併
用した図4に示す初期探索パターンで予測を行う。 【0029】図5に、第2の動きベクトル検出/予測部
104における動きベクトルの再探索パターンの例を示
す。図5(a)(b)(c)(d)において、上段は第
1の動きベクトル検出部103における初期探索パター
ン、下段が第2の動きベクトル検出/予測部104にお
ける再探索パターンをそれぞれ示している。これらの再
探索パターンは、符号化対象画面の種類に応じて、第1
の動きベクトル検出部103での初期探索パターンにリ
ンクして画像メモリ105からの画素の読み出し順序を
切り替えることによって切り替えられる。 【0030】すなわち、第1の動きベクトル検出部10
3が図2および図3の探索パターンで予測を行う場合に
は、第2の動きベクトル検出/予測部104は、第1の
動きベクトル検出部103による動きベクトル候補の検
出点を基準とする位置に図5(a)(b)の再探索パタ
ーンを設定して動きベクトルの再探索を行い、また第1
の動きベクトル検出部103が図4の探索パターンで予
測を行う場合には、第2の動きベクトル検出/予測部1
04は、第1の動きベクトル検出部103による動きベ
クトル候補の検出点を基準とする位置に図5(c)
(d)の再探索パターンを設定して動きベクトルの再探
索を行う。 【0031】ここで、図5(a)(b)(c)(d)の
下段に示す再探索パターンは、高精度に配列された5×
3ドットの探索点からなる長方形パターンであり、動き
ベクトル探索密度は長辺方向および短辺方向で共に1/
2画素精度となっている。これらの再探索パターンは、
図5(a)(b)(c)(d)の上段に示す初期探索パ
ターンにおける動きベクトル候補の検出点を基準とする
位置に、符号化対象画面の種類に応じた向きに設定され
る。 【0032】図5(a)(b)の上段は、図2および図
3に示した初期探索パターンの一部であり、符号化対象
画面の種類がBピクチャの場合である。このようにBピ
クチャの場合には、図5(a)(b)の下段に示すよう
に長方形の再探索パターンを横長に、つまり長辺が画面
の水平方向を向き、短辺が画面の垂直方向を向くように
設定する。図5(a)(b)の上段に示す初期探索パタ
ーンは、画面水平方向および垂直方向の探索密度が等し
いが、探索精度は2画素精度と低い。このような場合
に、長方形の再探索パターンを横長に設定するのは、一
般に自然画像の動きは垂直方向より水平方向の方が大き
いため、動きの大きい方向の動きベクトル検出能力を上
げるためである。 【0033】一方、図5(c)(d)の上段は、図4に
示した初期探索パターンの一部であり、符号化対象画面
の種類がPピクチャの場合である。このようにPピクチ
ャの場合には、図5(c)(d)の下段に示すように長
方形の再探索パターンを縦長に、つまり長辺が画面の垂
直方向を向き、短辺が画面の水平方向を向くように設定
する。すなわち、図5(c)の上段に示す初期探索パタ
ーンは、水平方向の探索精度は1画素精度であるのに対
して、垂直方向は2画素精度と低いパターンとなってい
る。このような場合には、初期探索パターンの探索精度
の小さな方向(この例では垂直方向)の探索精度を補う
べく、図5(c)の下段に示すように再探索パターンを
縦長に設定する。 【0034】なお、図5(d)の上段に示す初期探索パ
ターンは、水平方向および垂直方向の探索精度が共に1
画素精度と等しい。このような場合にも図5(c)の場
合と同様に再探索パターンを縦長に設定するのは、図5
(d)の場合、再探索パターンの向きをどのように設定
するかによって動きベクトル検出上大差がないことか
ら、探索パターンの切り替えに要する制御を簡単にする
ためである。 【0035】尚、図2、図3、図4および図5は、あく
まで本発明の一実施形態を示したものであり、ここに示
したもの以外にも本発明の主旨を逸脱しない範囲で様々
な形態を取り得ることはもちろんである。例えば、本実
施形態では再探索パターンの向きを符号化対象画面の種
類のみに応じて設定するようにしたが、符号化対象画面
の種類に加えて、動き補償予測の予測方向も考慮して再
探索パターンの向きを設定するようにしてもよい。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の動きベク
トル検出装置によれば、動きベクトルの検出のための探
索を初期探索と再探索に分けて行うことにより、探索の
ための演算量を減らすと共に、特に再探索パターンの切
り替え制御を単純にして、動きベクトル検出のための回
路構成を変更することなく、常に一定の高い精度で動き
ベクトルを検出することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る動きベクトル検出装
置を含む動画像符号化装置の構成を示すブロック図 【図2】第1の動きベクトル検出部における一方の予測
での初期探索パターンの例を示す図 【図3】第1の動きベクトル検出部における他方の予測
での初期探索パターンの例を示す図 【図4】第1の動きベクトル検出部における双方の予測
を併用した初期探索パターンの例を示す図 【図5】第2の動きベクトル検出/予測部における再探
索パターンの例を第1の動きベクトル検出部における初
期探索パターンに対応させて示す図 【図6】ノンインタレース画像のフレーム構造における
一方の予測での動きベクトル探索パターンの例を示す図 【図7】ノンインタレース画像のフレーム構造における
他方の予測での動きベクトル探索パターンの例を示す図 【図8】ノンインタレース画像のフレーム構造における
双方の予測を併用した高精度予測での動きベクトル探索
パターンの例を示す図 【図9】ノンインタレース画像のフレーム構造における
不均一な動きベクトル探索パターンの例を示す図 【図10】検出精度を切り替えて動きベクトルの再探索
を行う例を示す図 【符号の説明】 101…入力端子 102…第1の画像メモリ 103…第1の動きベクトル検出部 104…第2の動きベクトル検出/予測部 105…第2の画像メモリ 106…遅延器 107…減算器 108…直交変換器 109…量子化器 110…逆量子化器 111…逆直交変換器 112…遅延器 113…加算器 114…可変長符号化器 115…出力端子 116…コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】符号化対象画面の部分領域が参照画面のど
    の部分領域から動いたかを示す動きベクトルを参照画面
    上で探索して検出し、該動きベクトルを用いて動き補償
    予測符号化を行う動画像符号化装置に用いられる動きベ
    クトル検出装置において、 画面の水平および垂直方向の動きベクトル探索密度の大
    小関係が前記符号化対象画面の種類および前記動き補償
    予測の予測方向に応じて少なくとも部分的に異なる初期
    探索を行うことにより、動きベクトル候補を検出する第
    1の動きベクトル検出手段と、 前記第1の動きベクトル検出手段により検出された動き
    ベクトル候補を基準とする位置に、長辺方向と短辺方向
    で動きベクトル探索密度が等しい長方形の探索パターン
    を少なくとも前記符号化対象画面の種類に応じた向きに
    設定して再探索を行うことにより、動きベクトルを検出
    する第2の動きベクトル検出手段とを有することを特徴
    とする動きベクトル検出装置。
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