JPH10513470A - Il−6の効果を阻害する方法 - Google Patents

Il−6の効果を阻害する方法

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JPH10513470A JP8524393A JP52439396A JPH10513470A JP H10513470 A JPH10513470 A JP H10513470A JP 8524393 A JP8524393 A JP 8524393A JP 52439396 A JP52439396 A JP 52439396A JP H10513470 A JPH10513470 A JP H10513470A
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Abstract

(57)【要約】 IL−6の効果を阻害する方法であって、式(I): [式中、R1およびR3は独立して水素、−CH3、(a)、または(b)(Arは場合により置換されていることのあるフェニルである)であり:R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなるグループから選択される]を有する化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の有効量を、IL−6の効果を阻害する必要のあるヒトに投与することを含んでなる方法。

Description

【発明の詳細な説明】 IL−6の効果を阻害する方法 インターロイキン 6(IL−6)は、様々な細胞により産生される多機能サイ トカインである。B細胞刺激因子(BSF−2)、インターロイキン−β2、およ び26kDaのタンパク質をコードするcDNAの分子クローニングは、これらの 分子が全て同一であることを示した。さらにまた、ハイブリドーマ/プラスマ細 胞腫増殖因子(HPGF)および肝細胞刺激因子(HSF)もまた、その分子と同一 であることが見い出され、また従って、この分子はIL−6と呼ばれている。そ の後の研究は、IL−6が、B細胞上だけではなく、造血幹細胞および肝細胞上 でも作用して、造血、さらにはまた急性期反応を誘発することを実証した。T細 胞、神経細胞、表皮ケラチン細胞、腎メサンギウム細胞、巨核球、および骨髄腫 /プラスマ細胞腫細胞上で作用することもまた示されている。抗体産生、造血、 および急性期反応は、感染、炎症、および組織損傷に対する3つの主要な応答で あることから、IL−6は、宿主防御機構において中心的役割を有し得る。他方 では、IL−6遺伝子発現の調節解除(deregulation)は、慢性関節リウマチおよ び多発性骨髄腫といったような、ポリクローナルおよびモノクローナルB細胞異 常の病因に関与することが示された。 インターロイキン 6は初め、B細胞の抗体産生細胞への最終成熟を誘発する T細胞性誘導リンホカインとして同定された。組換えヒトIL−6は、Staphyl ococcus aureus Cowan Iまたはポークウィードマイトジェン(PWM)で活性化 されたB細胞上で作用して、IgM、IgG、およびIgA産生を誘発するが、休 止B細胞上では作用しない。抗IL−6抗体は、PWMにより誘発されるIg産 生を阻害することが見い出され、このことは、IL−6がPWMにより誘発され るIg産生における必須因子の1つであることを示す。さらにまた、IL−6は 、インビボにおいてマウスにおける一次および二次抗SRBC抗体産生を増大さ せることが示された。IL−6はまた、既にIgA産生を行ったマウスパイエル 板 B細胞におけるIgA合成を高めることもできた。マウスIL−6はまた、抗Ig または硫酸デキストランで活性化されたマウスB細胞上で作用することも示され た;IL−6およびIL−1は、これらのマウスB細胞の増殖および分化を相乗 的に刺激する。インターロイキン 6はまた、T細胞の増殖および分化を誘発す ることもできて、マイトジェンにより刺激される胸腺細胞および周辺T細胞の増 殖を促進した。マウス、さらにはまた、ヒト胸腺細胞および脾T細胞から得られ るIL−2の存在下、細胞毒性T細胞の分化を誘発することもまた示された。 幹細胞のG0期を短縮することにより、IL−6およびIL−3は、多能性造 血前駆体のコロニー形成を相乗的に誘発する。このIL−3およびIL−6の相 乗効果はまた、無血清培養条件においても観察され、このことは、IL−6が多 能性幹細胞のIL−3に対する感受性を高め得ることを示唆する。骨髄細胞を、 致死的に照射されたレシピエントに移植した場合、30日での生存率は僅か20 %であった。しかし、これらの細胞を、移植前にIL−6およびIL−3と予め 培養しておいた場合、生存率は90%まで上昇した。 さらにまた、IL−6は、インビトロおよびインビボにおいて巨核球の成熟を 誘発した。IL−6は、サイズおよびアセチルコリンエステラーゼ活性、このリ ネージの標識酵素の著しい増大を促進した。IL−6はまた、より高い倍数性ク ラス(ploidy classes)への著しいシフトも誘発した。 急性期応答は、炎症、感染、または組織損傷に対する全身反応であり、これは 、急性期タンパク質レベルの増大と共に、白血球増加、発熱、血管透過性の増大 、プラスマ金属およびステロイド濃度の変化により特徴付けられる。肝細胞によ る急性期タンパク質の産生は、IL−1、TNF、およびHSFといったような 、幾つかの可溶性因子により調節される。これらの因子のうち、HSFのみが完 全な急性期タンパク質を誘発することができた。組換えIL−6は、HSFとし て機能し得ることが実証された。組換えIL−6は、ヒトヘパトームセルライン において、フィブリノーゲン、α−1抗キモトリプシン、α−1酸糖タンパク質 、およびハプトグロブリンといったような、様々な急性期タンパク質を誘発する ことができる。加えて、IL−6は、ヒト一次肝細胞において、血清アミロイド A、C−反応性タンパク質、およびα−1抗トリプシンを誘発する。ラットにお いて、IL−6は、フィブリノーゲン、システインプロテイナーゼ阻害剤、およ びα2マクログロブリンを誘発する。血清アルブミンは、IL−6により負に調 節された。 インターロイキン 6 mRNAは、IL−6により刺激される神経膠芽細胞腫 細胞または星状膠細胞腫細胞により誘発され、このことは、IL−6が神経細胞 に対してある効果を有し得ることを示唆する。ラットクロム親和性細胞腫セルラ イン、PC12は、典型的な神経分化モデルである。神経成長因子(NGF)は、 PC12細胞において、化学的、超微細構造的、および形態的変化を誘発する。 IL−6はまた、この細胞の神経細胞への典型的な分化を誘発することも見い出 され、またウイルスに感染した小膠細胞および星状膠細胞により産生されること も見い出された。IL−6はまた、星状膠細胞によるNGFの分泌も誘発した。 CNSにおいて、IL−6産生は、ウイルス感染経路における修復機構に関与し 得る。 疾患におけるIL−6の関与は、心臓粘液腫において初めて示唆された。その 患者は、高ガンマグロブリン血症、および様々な自己抗体の存在、および急性期 タンパク質の増大といったような、ポリクローナルプラスマ細胞増加症に関係の ある症状を示すことが多い。これらの症状は、腫瘍の切除でなくなり、このこと は、粘液腫を誘導する因子がこれらの現象を誘発し得ることを示唆する。粘液腫 細胞が多量のIL−6を発現することが見い出された。異常なIL−6産生もま た、キャッスルマン病(Castleman's disease)を患っている患者において観察さ れた。これらの患者において、増殖性(hyperplactic)リンパ節の胚中心における 活性化B細胞は、IL−6を産生することが見い出された。これらのリンパ節の 切除後、臨床的改良および血清IL−6レベルの減少が観察された。この証拠は 、調節解除されたIL−6産生が、ポリクローナルB細胞の活性化を誘発し得て 、急性期タンパク質を増大することを示唆する。この可能性はまた、慢性関節リ ウマチ(RA)においても示唆された。高レベルのIL−6が、活性RAを患って いる患者の関節から得られた滑液中で検出された。インターロイキン 6は、マ ウ スハイブリドーマ/プラスマ細胞腫に対する有効な増殖因子であり、このことは 、プラスマ細胞腫/骨髄腫の発生におけるIL−6の関与の可能性を示唆する。 さらにまた、多発性骨髄腫を患っている患者から単離したヒト骨髄腫細胞での研 究は、IL−6がヒト骨髄腫細胞に対するオートクリン増殖因子であることを実 証した。証拠は全て、調節解除されたIL−6の遺伝子発現が、ポリクローナル B細胞の活性化、およびプラスマ細胞新形成の発生に関与し得ることを示唆する 。 メサンギウム増殖性糸球体腎炎(PGN)は、メサンギウム細胞(MC)の増殖に より組織学的に特徴付けられ、このことは、この疾患の病因におけるMCに対す る増殖因子の関与を示唆する。IL−6は、MCに対するオートクリン増殖因子 であることが示された。IL−6は、PGNを患っている患者から得られた尿試 料中で検出することができた。さらにまた、尿IL−6レベルとPGNの進行と の間に密接な関係が観察された。これらの結果は、MCにおいて調節解除された IL−6産生がPGNの病因に関与することを示唆する。 過剰のIL−6が関係する他の疾患には、慢性関節リウマチ、多発性骨髄腫、 狼瘡、橋本の自己免疫甲状腺炎、および自己免疫溶血性貧血が含まれる。 本発明は、IL−6の効果を阻害する方法であって、式I: [式中、 ; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなるグルー プから選択される] の化合物、およびその医薬的に許容され得る塩並びに溶媒和物の有効量を、IL −6の効果を阻害する必要のあるヒトに投与することを含んでなる方法を提供す る。 本発明は、式Iの、2−フェニル−3−アロイルベンゾチオフェン類(ベンゾ チオフェン類)の選択されたグループが、IL−6の効果を阻害するのに有用で あるという発見に関する。そしてまた、該化合物は、白血病阻害因子(LIF)の 効果を阻害するのに有用である。最後に、該化合物は、結合/信号伝達のために gp130 膜貫通タンパク質を使用して、受容体システムを阻害するのに有用で ある。そのような受容体システムには、IL−6、LIF、オンコスタチン M 、毛様体(ciliary)神経栄養性因子、およびIL−11が含まれる。 本発明により提供される使用方法は、IL−6の効果を阻害するのに有効であ る式Iの化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の用量を 、IL−6の効果を阻害する必要のあるヒトに投与することにより行われる。 「阻害する」という用語には、その一般的に容認される意味が含まれ、これに は、遅延すること、予防すること、拘束すること、および緩徐すること、停止さ せること、または回復させることが含まれる。そういったように、本発明の方法 には、適切な医学治療的投与および/または予防的投与の両方が含まれる。理論 により拘束されることを好まないが、式Iの化合物は、IL−6の分泌および/ または利用を阻害し得、また従って、過剰のIL−6と関連した障害に有用であ り得ると考えられる。さらに、該化合物は、結合/信号伝達のためにgp130膜 貫通タンパク質を利用して、受容体システムを阻害するらしい。 ラロキシフェン、R1およびR3が水素であって、R2が1−ピペリジニルであ る、式Iの化合物の塩酸塩である本発明の化合物は、核調節分子である。ラロキ シフェンは、エストロゲン受容体に結合することが示されており、またその機能 および薬理学が、子宮組織およびエストロゲン依存性乳癌を活性化するエストロ ゲンの能力を遮断するという抗エストロゲン性の分子であると初めは考えられて いた。なるほど、ラロキシフェンは、幾つかの細胞においてエストロゲンの作用 を確実に遮断する;しかし、他の細胞の種類において、ラロキシフェンは、エス トロゲンが活性化するのと同じ遺伝子を活性化して、同様の薬理学(例えば、抗 骨粗鬆症、高脂血症)を示す。結果として、ラロキシフェンは、混合されたアゴ ニスト−アンタゴニスト特性を有する抗エストロゲンと呼ばれている。ラロキシ フェンが示し、またエストロゲンのものとは異なる独自の側面は、エストロゲン −エストロゲン受容体複合体による遺伝子の活性化および/または抑制とは対照 的に、ラロキシフェン−エストロゲン受容体複合体による様々な遺伝子機能の独 自の活性化および/または抑制によるものであると現在では考えられている。従 って、ラロキシフェンとエストロゲンは、同じ受容体を利用して競合するが、そ の2つの遺伝子調節から得られる薬理学的結果は、容易に予想されず、また各々 に独自のものである。 一般的に、該化合物は、通常の賦形剤、希釈剤もしくは担体と調合して錠剤に 圧縮成形するか、または経口投与に便利なエリキシル剤もしくは溶液剤として製 剤化するか、または筋肉内もしくは静脈内経路により投与する。該化合物は、経 皮投与することができ、また徐放性用量形態等として製剤化することができる。 本発明の方法において使用する化合物は、米国特許番号第4,133,814号 、同第4,418,068号、および同第4,380,635号(これらは全て、本 発明の一部をなす)に詳述されているような、確立された方法に従って製造する ことができる。一般に、その方法は、6−ヒドロキシル基と2−(4−ヒドロキ シフェニル)基とを有するベンゾ[b]チオフェンで開始される。その出発化合物 を 保護し、アシル化し、脱保護して、式Iの化合物を形成する。そのような化合物 の製造例は、上述の米国特許に与えられている。場合により置換されていること のあるフェニルには、フェニル、およびC1−C6アルキル、C1−C4アルコキシ 、ヒドロキシ、ニトロ、クロロ、フルオロ、またはトリ(クロロもしくはフルオ ロ)メチルで1度または2度置換されたフェニルが含まれる。 本発明の方法において使用する化合物は、広範囲にわたる様々な有機並びに無 機酸および塩基と医薬的に許容され得る酸および塩基付加塩を形成し、また医薬 品化学において使用されることの多い生理学的に許容され得る塩が含まれる。そ のような塩もまた本発明の一部である。そのような塩を形成するのに使用される 典型的な無機酸には、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、 次リン酸等が含まれる。脂肪族モノおよびジカルボン酸、フェニル置換アルカン 酸、ヒドロキシアルカン酸およびヒドロキシアルカン二酸、芳香族酸、脂肪族お よび芳香族スルホン酸といったような有機酸から誘導される塩もまた使用するこ とができる。従って、そのような医薬的に許容され得る塩には、酢酸塩、フェニ ル酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、アクリル酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩 、クロロ安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、メトキシ安 息香酸塩、メチル安息香酸塩、o−アセトキシ安息香酸塩、ナフタレン−2−安 息香酸塩、臭化物、イソ酪酸塩、フェニル酪酸塩、β−ヒドロキシ酪酸塩、ブチ ン−1,4−二酸塩、ヘキシン−1,4−二酸塩、カプリン酸塩、カプリル酸塩、 塩化物、桂皮酸塩、クエン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グリコール酸塩、ヘプタ ン酸塩、馬尿酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、ヒドロキシマレイン酸 塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシレート、ニコチン酸塩、イソニコチン酸塩 、硝酸塩、シュウ酸塩、フタル酸塩、テレフタル酸塩、リン酸塩、リン酸一水素 塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、プロピオール酸塩、プロピ オン酸塩、フェニルプロピオン酸塩、サリチル酸塩、セバシン酸塩、コハク酸塩 、スベリン酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、ピロ硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、スル ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−ブロモフェニルスルホン酸塩、クロロベ ンゼンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩 、メ タンスルホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン 酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酒石酸塩等が含まれ る。好ましい塩は塩酸塩である。 医薬的に許容され得る酸付加塩は、一般的に、式Iの化合物を当モル量または 過剰量の酸と反応させることにより形成される。反応物は、一般的に、ジエチル エーテルまたはベンゼンといったような相互溶剤中で合わせる。その塩は、通常 、約1時間ないし10日以内に溶液から沈殿して、濾過により単離することがで き、または従来の方法により溶媒を取り除くことができる。 塩の形成に一般に使用される塩基には、水酸化アンモニウム、およびアルカリ 並びにアルカリ土類金属水酸化物、炭酸塩、さらにはまた、脂肪族および第一級 、第二級並びに第三級アミン、脂肪族ジアミンが含まれる。付加塩の製造におい て特に有用な塩基には、水酸化アンモニウム、炭酸カリウム、メチルアミン、ジ エチルアミン、エチレンジアミンおよびシクロヘキシルアミンが含まれる。 医薬的に許容され得る塩は、一般的に、それらが誘導される化合物に比べて高 い溶解性を有し、また従って、液体またはエマルションとして製剤化されやすい ことが多い。 医薬品製剤は、当業界で既知の方法により製造することができる。例えば、該 化合物は、通常の賦形剤、希釈剤、または担体と調合して、錠剤、カプセル剤、 懸濁液剤、粉末剤等に成形することができる。そのような製剤に適当である賦形 剤、希釈剤、および担体の例には、次のものが含まれる;デンプン、糖、マンニ トール、並びにケイ素誘導体といったような充填剤並びに増量剤;カルボキシメ チルセルロース並びに他のセルロース誘導体、アルギン酸塩、ゼラチン、並びに ポリビニルピロリドンといったような結合剤;グリセロールのような湿潤剤;炭 酸カルシウム並びに重炭酸ナトリウムといったような崩壊剤;パラフィンのよう な溶解を遅延する物質;第四級アンモニウム化合物のような吸収促進剤;セチル アルコール、グリセロールモノステアレートといったような界面活性剤;カオリ ン並びにベントナイトといったような吸着担体;およびタルク、ステアリン酸カ ルシウム並びにマグネシウム、並びに固形ポリエチルグリコールといったような 滑沢剤。 該化合物はまた、経口投与に便利なエリキシル剤もしくは溶液剤として、また は非経口投与(例えば、筋肉内、皮下もしくは静脈内経路)に適当な溶液剤として 製剤化することもできる。その上、該化合物は、徐放性用量形態等として製剤化 するのに十分適している。その製剤は、活性成分のみを、または好ましくは腸管 のある特定部分において、出来る限り一定時間にわたり放出するように構築する ことができる。例えば、高分子物質またはワックスから、コーティング、エンベ ロープ、および保護マトリックスを施すことができる。 本発明により、IL−6、LIF、またはgp130 膜貫通を利用する受容体 システムの効果を阻害するのに必要とされる式Iの化合物のレジメン(regimen) および特定用量は、病態の重篤度、投与経路、および関連因子に依存し、これは 、担当医師により決定されるであろう。一般的に、容認されて有効な一日用量は 、約0.1〜約1000mg/日、またさらに一般的には、約50〜約200mg/ 日であろう。そのような用量は、毎日1回ないし約3回、または必要ならばさら に頻繁に、またIL−6の効果を有効に阻害するのに十分な期間、IL−6の効 果を阻害する必要のある被験者に投与されるであろう。 ピペリジノ環のような塩基性基を有する医薬品の投与において慣例であるよう に、通常、式Iの化合物を酸付加塩の形態で投与するのが好ましい。そのような 化合物を経口経路により投与するのもまた有利である。そのような目的には、次 の経口用量形態が利用できる。 製剤例 次の製剤例において、「活性成分」は、式Iの化合物を意味する。製剤例 1 :ゼラチンカプセル剤 次のものを使用して、硬ゼラチンカプセル剤を製造する。 各成分を混合し、No.45メッシュU.S.篩に通して、硬ゼラチンカプセルに充 填する。 製造されているラロキシフェンの具体的なカプセル製剤の例には、以下に示す ものが含まれる。製剤例 2 :ラロキシフェンカプセル剤 製剤例 3:ラロキシフェンカプセル剤 製剤例 4:ラロキシフェンカプセル剤 製剤例 5:ラロキシフェンカプセル剤 先の具体的な製剤は、与えられた合理的な変化に応じて変更することができる 。 以下の成分を使用して、錠剤を製造する。製剤例 6 :錠剤 各成分を混合し、圧縮して錠剤を成形する。 あるいはまた、活性成分を各々0.1−1000mg含む錠剤を次のように製造 する。製剤例 7 :錠剤 活性成分、デンプン、およびセルロースをNo.45メッシュU.S.篩に通して、 完全に混合する。その結果得られた粉末とポリビニルピロリドン溶液とを混合し た後、これをNo.14メッシュU.S.篩に通す。このようにして製造した顆粒を 50℃−60℃で乾燥させて、No.18メッシュU.S.篩に通す。次いで、予め No.60メッシュU.S.篩に通しておいたカルボキシメチルデンプンナトリウム 、ステアリン酸マグネシウム、およびタルクを顆粒に加え、混合した後、これを 打錠機で圧縮して、錠剤を得る。 5ml用量につき、薬物を各々0.1−1000mg含む懸濁液剤を次のように製 造する。製剤例 8 :懸濁液剤 薬物をNo.45メッシュU.S.篩に通し、カルボキシメチルセルロースナトリウ ムおよびシロップと混合して、滑らかなペーストとする。安息香酸溶液、香料、 および着色料を少量の水で希釈して、撹拌しながら加える。次いで、水を十分加 え、所望の容量とする。アッセイ 1 6カ月齢の処女のSDラットをOVXし、またはOVX/下垂体を切除して( HYPOX)、ビヒクル(20% シクロデキストリン、PO)、ラロキシフェン( 0.1〜10mg/kg/日、PO)、またはエチニルエストラジオール EE2(0. 001〜0.1mg/kg/日、PO)で処置する。偽のビヒクルで処置した対照もま た含まれる。血清および/または長骨を、35日またはそれより短い処置期間後 に集める。血清サイトカイン測定をバイオアッセイにより行う。 OVXは、処置してから35日後に骨質量の著しい減少が結果として生じ、こ れは、血清IL−6レベルの著しくて一貫した増大を伴う(表1)。面白いことに は、ラロキシフェンとEE2の両方が、OVXにより誘発されるオステオペニア と血清IL−6レベルの上昇の両方を著しく減ずる。OVX後4日という短い間 処置した動物において、著しい減少がEE2およびラロキシフェンの処置により もたらされる。対照的に、OVX/HYPOXラットにおいて、血清IL−6の 増大は全く観察されず、これはまた、骨密度に関して、EE2またはラロキシフ ェ ンのいずれにも応答しなかった。他の血清サイトカインにおいては、一貫した変 化は全く検出されていない。 アッセイ 2 10週齢の雄のBALB/cマウスをビヒクル(20% シクロデキストリン、 PO)またはラロキシフェン(1mg/kg、PO)で3日間処置する。4日目に、マウ スをビヒクル(食塩水、IP)、LA−15.1 抗IL−1受容体モノクローナル 抗体(mAb)(250ug、IP)、またはヒト組換えIL−Ib(3ug、SC)で処置 する。2時間後、血清を眼窩(orbital)洞穿刺により集めて、IL−6レベルを ELISAにより定量した。 シクロデキストリンで処置したIL−1のマウスへの注射は、食塩水を注射し た、シクロデキストリンで処置したマウス(<1ng/ml)に対して、血清IL−6 の著しい増大を誘発する(193±29ng/ml)(表2)。面白いことには、ラロキ シフェンが、IL−1により誘発される血清IL−6レベルの上昇を著しく減ず る(90±21ng/ml)。抗IL−1受容体 mAb LA−15.1は、IL−1に より誘発される血清IL−6レベルの上昇を完全に減ずる。 アッセイ 3 次のマウスセルラインをサイトカインバイオアッセイに使用した:CTLL. 6 細胞溶解性T細胞−IL−2、IL−4;11.6 ヘルパーT細胞−IL− 4;T1165.17 プラスマ細胞腫−IL−1、IL−6;B9 ハイブリド ーマ−IL−6、LIF(白血病阻害因子)。示した組換えサイトカインの不存在 下または存在下、ビヒクル(DMSO)、ラロキシフェン(0.01〜1μM)、ま たは17−b−エストラジオール(0.01〜1μM)を含む、標準的な組織培地( すなわち、25mM Hepes、2mM L−グルタミン、50μM 2−メルカプト エタノール、50単位/ml ペニシリン、50μg/ml 硫酸ストレプトマイシン 、およびウシ胎児血清を補った、イスコブ(Iscove)の修飾ダルベッコ培地または ダルベッコの修飾イーグル培地)の入った96ウェルの平底マイクロタイタープ レートにおいて、各2重(duplicate)ウェルに約5,000個の細胞を播種する。 マイクロタイタープレートを、加湿した10% CO2インキュベーター中、37 ℃で24〜72時間インキュベートする。その時間が経過したら、1μCi 3H −チミジンまたはMTT(3−[4,5−ジメチルチアゾール−2−イル]−2,5 −ジフェニルテトラゾリウム ブロミド)100μgのいずれかを各ウェルに加え 、続いて、さらに4〜6時間インキュベーションする。トリチウム化したチミジ ンを使用してパルスした微量培養物をフィルターパッド上に収集して、液体シン チレーションにより計数する。MTTを使用してパルスした微量培養物に、10 0μlの10% SDS/0.01N HClを各ウェルに与え、続いて、暗所にて 室温で一晩インキュベーションする。参照波長を690nmとして、光学密度の読 み取りを57 0nmで行って、細胞増殖を定量する。 サイトカイン依存性増殖の阻害に関してラロキシフェンをエストロゲンと比較 した結果を表3に示す。サイトカイン依存性細胞増殖の50%阻害に関しては、 データをIC50値として表す。面白いことには、ラロキシフェンが、IL−6お よびLIFにより刺激される細胞増殖を著しく減ずる(IL−6 IC50=719 nM;LIF IC50=603nM)が、IL−2およびIL−4により刺激される 増殖に対しては全く効果がなかった(IC50>1μM)。対照的に、17−b−エ ストラジオールは、試験したいずれのサイトカインによっても、細胞増殖を著し く阻害しない(IC50=>1μM)。これらの結果は、ラロキシフェンが、結合/ 信号伝達のためにgp130 膜貫通タンパク質を利用して、表面の受容体に結合 しているサイトカインにより刺激される細胞増殖を阻害することを示唆する。そ のような受容体システムには、IL−6、LIF、オンコスタチン M、毛様体 神経栄養性因子、およびIL−11が含まれる。 アッセイ 4 雌の卵巣除去していないマウスをラロキシフェンまたはアナログで処置して、 投与してから3−4日後、これらのマウスを、各マウスに20−200ugの間の リポポリサッカライドのある用量で刺激する。刺激後3時間経過したら、動物を 放血させて、血清のIL−6測定を行う。予備試験に基づいた3時間のタイムポ イントは、IL−6検出におけるピークを表す。 別々の一連の試験において、エストロゲンアナログは、LPSで刺激したマウ スにおけるIL−6レベルを減少させることができたが、ラロキシフェンアナロ グを加えたエストロゲンの組み合わせは、いずれかの物質が単独の場合に観察さ れるより大きいIL−6の相乗減少を起こした。 従って、インビボにおいてIL−6レベルを減少する最も有効な方法は、低用 量のエストロゲンをラロキシフェンと組み合わせることであろうと予想される。 最終アッセイは、エストロゲンの存在下または不存在下、マクロファージをラ ロキシフェンまたはアナログにさらす、エクスビボまたはインビトロのいずれか における試験を伴い、また上清のIL−6レベルは、インビトロにおけるLPS 刺激に続いて測定されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,UG ),AL,AM,AU,AZ,BB,BG,BR,BY ,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,L S,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI, SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.IL−6の効果を阻害する方法であって、式: [式中、 ; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなるグルー プから選択される] を有する化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の有効量 を、IL−6の効果を阻害する必要のあるヒトに投与することを含んでなる方法 。 2.該化合物がその塩酸塩である、請求項1に記載の方法。 3.該化合物が、 またはその塩酸塩である、請求項1に記載の方法。 4.LIFの効果を阻害する方法であって、式I: [式中、 ; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなるグルー プから選択される] を有する化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の有効量 を、LIFの効果を阻害する必要のあるヒトに投与することを含んでなる方法。 5.gp130 膜貫通受容体を利用して、表面受容体システムを阻害する方法 であって、式I: [式中、 ; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなるグルー プから選択される] の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物を、該表面受容 体システムにさらすことを含んでなる方法。
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