JPH1051219A - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

車両用ガラスアンテナ

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JPH1051219A
JPH1051219A JP20199796A JP20199796A JPH1051219A JP H1051219 A JPH1051219 A JP H1051219A JP 20199796 A JP20199796 A JP 20199796A JP 20199796 A JP20199796 A JP 20199796A JP H1051219 A JPH1051219 A JP H1051219A
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JP
Japan
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antenna
glass
window glass
band
vhf
Prior art date
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Application number
JP20199796A
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English (en)
Inventor
Yoji Nagayama
洋治 長山
Shingo Tadokoro
伸吾 田所
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンテナと給電線との不整合に基づく反射係数
を小さくして、TV放送波全域にわたり受信利得の高い
車両用ガラスアンテナを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、車両用の側部窓ガラスの一つ
のコーナーに設けた一対の給電部から窓ガラス周辺部に
沿ってそれぞれ反対側に延びる導電線条から構成される
車両用ガラスアンテナにおいて、一方のアンテナ2は窓
ガラス周辺の少なくともほぼ全周に延びる導電線条によ
り構成し、他方のアンテナ3は窓ガラス周辺部1辺〜2
辺に沿って延び、先端部分から折り返した導電線条から
構成し、一方のアンテナと他方のアンテナの一部は互い
に干渉するように構成するととも、一方のアンテナは1
〜3チャンネルにおけるTV放送波にチューニングし、
他方のアンテナは4〜12チャンネルにおけるTV放送
波にチューニングするようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車など、車両用
の側部窓ガラスに設けたガラスアンテナに関し、特にT
V放送波を好適に受信するに好適なガラスアンテナに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用のガラスアンテナとして
は、後部窓ガラスの加熱用導電線条の上部余白部あるい
は下部余白部に設けたアンテナ、前部窓ガラスに線条ア
ンテナを設けたアンテナなどが知られており、実用化も
されているが、前者にあっては、本来スペースが少ない
上に、視界を妨げる恐れがあるので、アンテナ占有面積
が小さくなり、必ずしも充分な受信利得が得られなかっ
た。
【0003】また、後者の前部窓ガラスに設けたアンテ
ナは、比較的受信利得は高いが、運転者の視界を妨げな
いように、後部窓ガラス以上に取付場所の制約がある。
そこで、このような制約がほとんどなく、しかも比較的
面積の大きな側部窓ガラスが装着されたRV車などの普
及により、側部窓ガラスに設けたアンテナが注目されて
おり、左右両方の側部窓ガラスに一対のアンテナを設け
てダイバーシティ受信を行う実開昭58−61509
号、少なくとも一方の側部窓ガラスに2系統のアンテナ
を設けて一つは時計回りに、他方は反時計回りに配設す
る特開昭61−265904号、一対の給電部を相互に
離間させて設け、給電部から縦方向に延びるアンテナ線
条を設けた実開昭61−197710号、ほぼ側部窓ガ
ラス全域にわたり2系統のアンテナを設けた実開昭61
−197712号など数多くの出願もされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
58−61509号は、左右側部窓ガラスのアンテナに
よりダイバーシティ受信するものであるが、それぞれ1
系統のアンテナで受信するものであるから、1〜3チャ
ンネルのTV放送波帯(以下、VHF−L帯と略称す
る)、4〜12チャンネルのTV放送波帯(以下、VH
F−H帯と略称する)、TV放送波UHF帯の非常に広
範囲の電波を受信することは困難である。
【0005】また、特開昭61−265904号、実開
昭61−197710号、実開昭61−197712号
などには2系統のTV放送波受信用のアンテナが示され
ているが、2系統のアンテナの一つが下辺の1辺のみ、
2系統のアンテナともせいぜい2辺に沿って延びるアン
テナなので、一般的には十分な受信利得を得るのは困難
であり、ましてTV放送波の全域にわたり高い受信利得
を得ることは困難である。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、アンテナと給電線との不整合に基づく反射係
数を小さくして、TV放送波全域にわたり受信利得の高
い車両用ガラスアンテナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、車両用の側部窓ガラスの一つのコー
ナーに設けた一対の給電部から窓ガラス周辺部に沿って
それぞれ反対側に延びる導電線条から構成される車両用
ガラスアンテナにおいて、一方のアンテナは窓ガラス周
辺の少なくともほぼ全周に延びる導電線条により構成
し、他方のアンテナは窓ガラス周辺部1辺〜2辺に沿っ
て延び、先端部分から折り返した導電線条から構成し、
一方のアンテナと他方のアンテナの一部は互いに干渉す
るように構成するとともに、一方のアンテナは1〜3チ
ャンネルにおけるTV放送波にチューニングし、他方の
アンテナは4〜12チャンネルにおけるTV放送波にチ
ューニングするようにしたことを特徴とするものであ
り、このような構成のアンテナを左右の側部窓ガラスに
設け、TV放送波受信時にそれぞれのアンテナによりダ
イバーシティ受信すると好ましい。
【0008】また、一方のアンテナのインピーダンスの
絶対値を、1〜3チャンネルにおけるTV放送波全域に
わたり、他方のアンテナのインピーダンスの絶対値を、
4〜12チャンネルのTV放送波全域にわたり、それぞ
れ給電線の特性インピーダンス以上に調整すると好まし
い。
【0009】本発明の2系統のアンテナは互いに干渉し
あうように二つのアンテナが平行に延びる部分を有し、
一方をVHF−H帯に好適なパターンとしこの帯域にチ
ューニングし、他方をVHF−L帯に好適なパターンと
し、この帯域にチューニングしているので、2系統のア
ンテナをVHF−L帯からVHF−H帯までの広い範囲
にわたり平均の受信利得が高くなるようにした従来のア
ンテナに比較して、VHF−L帯受信時には、VHF−
L帯にチューニングしたアンテナの利得の方が当然高
く、VHF−H帯受信時には、VHF−H帯にチューニ
ングされたアンテナの方が当然受信利得が高い。さら
に、2系統のアンテナを干渉させることにより、それぞ
れ単独に使用した場合よりも受信性能を向上させること
ができる。
【0010】また、本発明の一方のアンテナはほぼ窓ガ
ラスのエッジ全周に沿って設けられるので、受信利得を
高くすることができ、他方のアンテナは窓ガラスエッジ
1〜2辺しか沿っていないが、一方のアンテナと一部で
互いに干渉するように近接して平行に延びる部分を有し
ているので、単独の場合よりも受信利得を向上させてい
る。
【0011】さらに、それぞれのアンテナのインピーダ
ンス(絶対値)を給電線の特性インピーダンスより高く
なるように調整しておけば、アンテナと給電線の不整合
による反射の度合を示す反射係数Γはガラスアンテナの
インピーダンスをZ1、給電線の入力インピーダンスを
2としたときにΓ=|Z1−Z2|/|Z1+Z2|とな
り、分子の|Z1−Z2|が0になれば反射は起こらない
が、実際には0にはならず、給電線の入力インピーダン
スZ2を75Ωとしたときに、アンテナのインピーダン
スを25Ω(75Ωとの差は50Ω)に調整すると反射
係数Γは0.5であるが、、アンテナのインピーダンス
を125Ω(75Ωとの差は50Ω)に調整すると反射
係数Γは0.25となり、給電線の入力インピーダンス
との差が同じであってもアンテナインピーダンスを高く
した方が反射係数Γが低くなることがわかる。
【0012】また、それぞれのアンテナのインピーダン
スを高めに調整しておくことによって、お互いに相手の
受信電波を効率よくピックアップすることができる。ま
た、他方のアンテナは先端から最低100mm、好まし
くはほぼ窓ガラス1辺に相当する長さにわたり逆向きに
折り返すことにより、インピーダンスを高めに調整し易
くするとともに、このアンテナの受信可能な範囲を広
げ、広帯域性を付与することができる。
【0013】単独のアンテナの受信帯域を広くせず、一
方はVHF−L帯にチューニングし、他方はVHF−H
帯にチューニングして細分化しているので互いのアンテ
ナ線条は受信利得は単独の場合よりも向上させることが
できる。
【0014】しかしながら、同じ側部窓ガラスに設けた
2系統のアンテナは指向特性が類似する傾向になるの
で、同じ構成のアンテナパターンでも左右の側部窓ガラ
スに設けることによって指向特性が異なることを利用し
て、このような構成の2系統のアンテナを左右の側部窓
ガラスに設けて4系統のアンテナによってダイバーシテ
ィ受信することにより、指向特性の類似性を補うと好ま
しい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の2系統のTV放送波受信
用のアンテナは窓ガラスの一つのコーナーに近接配置さ
れた一対の給電点からそれぞれ反対側の辺に沿って延
び、それぞれの一部が互いに干渉しあうように、少なく
とも平行に延びる水平線条を間隔、30mm以下、1m
m以上とし、平行部分の長さが100mm以上にすれば
よく、一方のアンテナ線条は窓ガラス周辺部のほぼ全周
に沿って延びる導電線条から構成し、TV放送波VHF
−L帯を受信するに好適なパターンとし、この帯域にチ
ューニングし、他方のアンテナ線条は窓ガラス周辺部1
辺〜2辺に沿って延び、先端部分から折り返した導電線
条から構成し、TV放送波VHF−H帯を受信するに好
適なパターンとし、この帯域にチューニングすればよ
い。
【0016】本発明のアンテナは左右の側部窓ガラスの
どちらかに設けて使用することも可能であるが、左右両
方の窓ガラスに本発明の構成のアンテナ(左右の窓ガラ
スのアンテナは全く同じパターンにしてもよいが、本発
明の範囲内で異なるパターンにしてもよい)を設けて、
あるいは、一方の側部窓ガラスには本発明の構成のアン
テナを設け、他方の側部窓ガラスには本発明の構成とは
異なる構成のアンテナを設けて、それぞれダイバーシテ
ィ受信すると好ましい。この場合にTV放送波を受信す
るきには左右の窓ガラスに設けたそれぞれ2系統のアン
テナ、すなわち4つのアンテナによりダイバーシティ受
信を行うが、VHF−L帯を受信するときには、左右窓
ガラスのVHF−L帯にチューニングした2つのアンテ
ナのどちらかに切り替わり、実質的には2つのアンテナ
によるダイバーシティ受信であり、VHF−H帯を受信
するときには左右窓ガラスのVHF−H帯にチューニン
グした2つのアンテナのどちらかに切り替わり、実質的
には2つのアンテナによるダイバーシティ受信であるの
で、VHF−L帯受信時にはVHF−L帯にチューニン
グした左右のアンテナ、VHF−H帯受信時にはVHF
−H帯にチューニングした左右のアンテナによって、す
なわち2つのアンテナによりダイバーシティ受信しても
よい。
【0017】また、一方の側部窓ガラスに本発明の構成
のアンテナを設けて、その他のフロントあるいはリアの
窓ガラスに設けたアンテナ、あるいはホイップアンテナ
などのポールアンテナなどとダイバーシティ受信しても
よい。
【0018】2系統のアンテナの給電部は、任意の一つ
のコーナーの内いずれも使用可能であるが、上部コーナ
ーがTV放送を受信するには受信利得が高くなるので、
好ましい。
【0019】また、2系統のTV放送波受信用アンテナ
の2つの給電部は近接して設けると1カ所で接続作業を
行うことができるので好ましいが、実施例には示さない
が、100mm程度であれば離隔させても勿論よい。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1〜図4は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを一方の側部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例4を
示す車内側から見た正面図である。
【0021】実施例1 図1に示すように、車両用の一方の側部窓ガラスに装着
される板ガラス1の車内側表面に、本発明の2系統のT
V放送波受信用のアンテナ2、3とそれぞれの給電部4
と5を、上辺コーナーに設けた例である。
【0022】一方の側部窓ガラスに装着される板ガラス
1には、長さが650mmの水平線条21(上辺ガラス
エッジとの間隔50mm)、長さが400mmの垂直線
条22(側辺エッジとの間隔80mm)、長さが700
mmの水平線条23(下辺エッジとの間隔55mm)、
長さが390mmの垂直線条24、長さが600mmの
水平線条25(水平線条21との間隔10mm)からなる
VHF−L帯にチューニングされたVHF−L帯受信ア
ンテナ2とその給電部4、長さが300mmの垂直線条
1(側辺エッジとの間隔85mm)、長さが20mm
の短い水平線条32、長さが300mmの折り返した垂
直線条33(アンテナ2の垂直線条24との間隔10m
m)からなるVHF−H帯にチューニングされたVHF
−H帯受信アンテナ3とその給電部5を曲げ加工前にス
クリーン印刷して、曲げ加工と同時に焼成して形成す
る。
【0023】このようにして得られた板ガラス1の寸法
をA1=810mm、A2=950mm、B1=540m
m、B2=540mmとして自動車の側部窓ガラスに装
着して、本発明のアンテナ2、3によって、VHF−L
帯、VHF−H帯、470MHz〜770MHzのTV
放送波UHF帯(以下、UHF帯と略称する)を受信し
て、標準のダイポールアンテナの受信利得を0dBとし
たときの利得差(以下、ダイポール比と略称する)で表
すと、アンテナ2が平均値でそれぞれ−27.4dB、
−16.6dB、−15.8dBとなり、アンテナ3が
平均値でそれぞれ−18.1dB、−23.0dB、−
17.4dBとなり、VHF−L帯に対してアンテナ3
が、VHF−H帯に対してアンテナ2が良好なアンテナ
であることがわかる。また、UHF帯に対してはそれぞ
れのアンテナが良好なアンテナであることがわかる。
【0024】また、アンテナ2のVHF−L帯全域にわ
たるアンテナのインピーダンスの絶対値は90〜161
Ωであり、反射係数Γは0.091〜0.36であり、
アンテナ3のVHF−H帯全域にわたるアンテナのイン
ピーダンスの絶対値は84〜148Ωであり、反射係数
Γは0.056〜0.327であり、いずれも反射係数
が小さくなっていることがわかる。
【0025】実施例2〜実施例4 図2に示す実施例2、図3に示す実施例3、図4に示す
実施例4は、いずれも車両用の一方の側部窓ガラスに装
着される板ガラス1の車内側表面に、本発明の2系統の
TV放送波受信用のガラスアンテナ2、3とそれぞれの
給電部4と5とともに設けた例である。
【0026】実施例2は2系統のアンテナの給電部を上
辺コーナー部に設けた例であり、一方の側部窓ガラスに
装着される板ガラス1に、長さが320mmの垂直線条
1(側辺ガラスエッジとの間隔85mm)と長さが7
50mmの水平線条22(下辺エッジとの間隔55m
m)、長さが370mmの垂直線条23(側辺エッジと
の間隔80mm)、長さが620mmの水平線条24
長さが200mmの水平線条25(水平線条24との間隔
10mm)、長さが590mmの水平線条26(水平線
条25との間隔10mm)からなるVHF−L帯にチュ
ーニングされたVHF−L帯受信アンテナ2とその給電
部4、長さが650mmの水平線条31(上辺ガラスエ
ッジとの間隔50mm)と長さが20mmの短い垂直線
条32(側辺エッジとの間隔80mm)、長さが620
mmの水平線条33(水平線条24との間隔10mm)か
らなるVHF−H帯にチューニングされたVHF−H帯
受信アンテナ3とその給電部5を設けた以外は実施例1
と同じ構成にしたものである。
【0027】実施例3は給電部を下辺コーナー部に設け
た例であり、一方の側部窓ガラスに装着される板ガラス
1に、長さが750mmの水平線条21(下辺ガラスエ
ッジとの間隔55mm)と長さが400mmの垂直線条
2(側辺エッジとの間隔80mm)、長さが640m
mの水平線条23(上辺エッジとの間隔50mm)、長
さが400mmの垂直線条24、長さが700mmの水
平線条25(水平線条2 1との間隔20mm)、長さが2
00mmの水平線条26(水平線条25との間隔10m
m)からなるVHF−L帯にチューニングされたVHF
−L帯受信アンテナ2とその給電部4、長さが380m
mの垂直線条31(側辺ガラスエッジとの間隔85m
m)と長さが30mmの短い水平線条32(上辺エッジ
との間隔50mm)、長さが400mmの垂直線条33
(垂直線条24との間隔10mm)、長さが250mm
の垂直線条34(垂直線条33との間隔10mm)からな
るVHF−H帯にチューニングされたVHF−H帯受信
アンテナ3とその給電部5を設けた以外は実施例1と同
じ構成にしたものである。
【0028】実施例4は給電部を下辺コーナー部に設け
た例であり、一方の側部窓ガラスに装着される板ガラス
1に、長さが380mmの垂直線条21(側辺ガラスエ
ッジとの間隔85mm)、長さが650mmの水平線条
2(上辺エッジとの間隔50mm)、長さが390m
mの垂直線条23、長さが710mmの水平線条24、長
さが700mmの水平線条25(水平線条24との間隔1
0mm)からなるVHF−L帯にチューニングされたV
HF−L帯受信アンテナ2とその給電部4、長さが75
0mmの水平線条31(下辺エッジとの間隔55mm)
と長さが400mmの垂直線条32(側辺エッジとの間
隔80mm)、長さが390mmの垂直線条33(垂直
線条23との間隔、垂直線条32との間隔はともに10m
m)からなるVHF−H帯にチューニングされたVHF
−H帯受信アンテナ3とその給電部5を設けた以外は実
施例1と同じ構成にしたものである。
【0029】このようにして得られた実施例2〜実施例
4におけるガラスアンテナ2、3も、それぞれ実施例1
のアンテナ2、3と同程度の受信性能を有することを確
認した。
【0030】実施例1〜4におけるアンテナは一方の側
方部の窓ガラスに配設されたアンテナのみを示したが、
これらを実際に使用するときには、他方の側方部の窓ガ
ラスに配設された同じ要件を持つガラスアンテナとダイ
バーシティ受信すると好ましく、その場合に、指向特性
が左右で異なっているのでより有効である。
【0031】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、以上説明し
たように、側部窓ガラスに設けたアンテナであり、2系
統のアンテナを互いに干渉しあうように配設したので互
いの受信利得を向上させ、さらに、一方はVHF−L
帯、他方はVHF−H帯にそれぞれチューニングしてい
るので広い範囲でチューニングした場合に比較してそれ
ぞれの帯域での受信利得が向上しており、本発明のアン
テナは左右の側部窓ガラスに設けてダイバーシティ受信
すると、左右の違いによる指向性の違いを利用してディ
ップを完全に補うことができる。また、アンテナのイン
ピーダンスを給電線の特性インピーダンスより高くする
ことにより反射係数を小さくすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるアンテナを一方の側部窓ガラ
スに配設したものを車内から見た正面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを自動車用の一方の側
部窓ガラスに設けた実施例2を示す正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを自動車用の一方の側
部窓ガラスに設けた実施例3を示す正面図である。
【図4】本発明のガラスアンテナを自動車用の一方の側
部窓ガラスに設けた実施例4を示す正面図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2、3 本発明のTV放送波受信用のアンテ
ナ 4、5 給電部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用の側部窓ガラスの一つのコーナーに
    設けた一対の給電部から窓ガラス周辺部に沿ってそれぞ
    れ反対側に延びる導電線条から構成される車両用ガラス
    アンテナにおいて、一方のアンテナは窓ガラス周辺の少
    なくともほぼ全周に延びる導電線条により構成し、他方
    のアンテナは窓ガラス周辺部1辺〜2辺に沿って延び、
    先端部分から折り返した導電線条から構成し、一方のア
    ンテナと他方のアンテナの一部は互いに干渉するように
    構成するとともに、一方のアンテナは1〜3チャンネル
    におけるTV放送波にチューニングし、他方のアンテナ
    は4〜12チャンネルにおけるTV放送波にチューニン
    グするようにしたことを特徴とする車両用ガラスアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアンテナを左右の側部窓ガ
    ラスに設け、TV放送波受信時にそれぞれのアンテナに
    よりダイバーシティ受信するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の車両用ガラスアンテナ。
  3. 【請求項3】一方のアンテナのインピーダンスの絶対値
    を、1〜3チャンネルにおけるTV放送波全域にわた
    り、他方のアンテナのインピーダンスの絶対値を、4〜
    12チャンネルのTV放送波全域にわたり、それぞれ給
    電線の特性インピーダンス以上に調整するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の車両用
    ガラスアンテナ。
JP20199796A 1996-07-31 1996-07-31 車両用ガラスアンテナ Pending JPH1051219A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7825865B2 (en) 2006-12-27 2010-11-02 Asahi Glass Company, Limited Glass antenna for an automobile

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7825865B2 (en) 2006-12-27 2010-11-02 Asahi Glass Company, Limited Glass antenna for an automobile

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