JPH10511688A - 気体−固体反応システムによるアンモニウムグリホセートの製造 - Google Patents

気体−固体反応システムによるアンモニウムグリホセートの製造

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Abstract

(57)【要約】 「ウエットケーク」形態の固体N−ホスホノメチルグリシン即ちグリホセート酸を適当なミキサー/反応器に充填する。ミキサー内でグリホセート酸を撹拌しながら、化学量論的に同等量の無水アンモニアガスをミキサーに供給してグリホセート酸と直接反応させる。循環水を入れたジャケット又は他の適当な当業者に公知の熱移動手段をミキサーに合わせて取付け、発熱反応によって生じる熱を反応器から除去するために使用する。グリホセートウエットケークの含水量、反応器の内壁と混合羽根車との間の好ましくは小さい公差及びミキサー/反応器のアンモニアガス導入口の相対位置を含むミキサーの設計、並びに約60℃以下の反応温度の維持は総て重要な工程可変部である。この方法で生成されるアンモニウムグリホセートは、それ以上加工せずに最終的に植物生長調節剤又は除草剤として使用するのに適した高吸着性、水溶性粉末である。しかしながら、この反応生成物はその高吸着性を利用して、極めて多量のアジュバント、例えば湿潤剤、消泡剤及び特に界面活性剤を吸収/吸着するように更に製剤するのに特に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 気体−固体反応システムによる アンモニウムグリホセートの製造 背景 発明の分野 本発明は、凝集しない乾燥除草剤組成物、及び該組成物の製造方法に関する。 より特定的には、本発明は、アンモニアガスをグリホセート酸(glyphosate a cid)と直接反応させることによりアンモニウムグリホセート(ammonium glypho sate)除草剤を製造する方法に関する。該反応生成物は水に容易且つ完全に溶解 し、多量に保持した(highly-loaded)アジュバントを含む乾燥グリホセート組 成物の製造に使用できる。関連技術の説明 一般的にグリホセート酸又は単にグリホセートと呼ばれるN−ホスホノメチル グリシン[HOOCCH2NH CH2 PO(OH)2]は、極めて効果的な除 草剤として当業者によく知られている。有機酸であるグリホセートはまた、水溶 性が比較的低いことも知られている。従って、グリホセートは典型的に は、雑草又は植物を枯殺又は防除するために、水溶性塩、特にモノ−イソプロピ ルアミン(IPA)塩として製剤される。グリホセートは、米国ミズーリー州、セン トルイスのMonsanto Companyから、登録商標Roundupの 濃縮水溶液としてIPA塩形態で市販されている。 種々のグリホセート塩、グリホセート塩の製造方法、グリホセート製剤、並び に雑草及び植物の枯殺及び防除のための使用方法は、それぞれ1974年3月2 6日及び1983年9月20日にJohn E.Franzに交付された米国特 許第3,799,758号及び第4,405,531号に開示されている。グリ ホセート塩を開示している別の米国特許には、1982年2月16日にGeor ge B.Largeに交付された米国特許第4,315,765号、1985 年3月26日にIzak Bakelに交付された米国特許第4,507,25 0号、1983年8月9日にIzak Bakelに交付された米国特許第4, 397,676号、1984年11月6日にMichael P.Prisby llaに交付された米国特許第4,481,026号、及び1979年2月20 日にErhard J.Prillに交付された米国特許第4,140, 513号がある。これらの特許明細書は総て、全体が本明細書に参考として包含 される。 Roundup(登録商標)ブランドの除草剤は水溶性濃縮液として市販され ている。しかしながら、当業界では近年、Roundup(登録商標)と同等の 効果を有する水溶性乾燥/固体グリホセート製剤を開発する努力がなされてきた 。 このような努力の従来の理由は、液体と比較した場合の固体製剤の包装、出荷 及び貯蔵に関する所望のコスト削減にあった。言うまでもなく、濃縮水溶液はか なりの量の溶剤を含むため、包装容器の大きさ及び重量が増加し、市場への製品 の製造後配送に関連したコストが高くなる。 水溶性乾燥グリホセートの製造の利点には、隠れた有益性もある。即ち、粒状 製剤は取扱い特性に優れ(即ち、こぼれが少ない)、重量が実質的により軽く、 輸送(しばしば手で持って運ぶ)がより容易であるため、地理的に離れた場所で 使用するのにより適した製品が得られる。 しかしながら、粒状グリホセート製剤の製造は大きな固有の欠点を克服する必 要がある。これは主に、製造コストが高く、気体及び固体反応体の混合物から固 体生成物を形成することが、 同じ反応体から生成物を溶液として形成する場合と比べて複雑であることに関連 している。 固体水溶性グリホセート塩含有組成物の製造方法は幾つか知られている。例え ば、1991年9月10日にDjafarに交付された米国特許第5,047, 079号には、イソプロピルアミンを溶融界面活性剤と混合して母材を形成する ことからなる、植物に有害な組成物の製造方法が開示されている。前記界面活性 剤は室温で固体である。 1991年12月3日にChinらに交付された米国特許第5,070,19 7号には、ブロンステッド(Bronsted)酸、例えばN−ホスホノメチルグリシン を押出機内で水酸化ナトリウムと混和して、残留含水量10%以下の粒状押出物 を製造する押出方法が開示されている。PCT出願公開明細書第WO87/04 595号には、押出は使用しないが、乾燥ナトリウムグリホセート組成物の製造 に関する別の方法が開示されている。 1993年11月30日にChampionらに交付された米国特許第5,2 66,553号は、ベンタゾン、又はカルボン酸官能基を含む除草剤の乾燥水溶 性塩の製造方法を開示して いる。この方法は、アンモニア、アルキルアミン、ヒドロキシアルキルアミン、 アルカリ金属のアルカリ塩及びこれらの組合わせの中から選択した中和用塩基で 塩を繰り返し処理する操作を含む。 1993年5月19日に出願され、Productos Osa SACIF IAに譲渡された仏国特許出願公開明細書第2,692,439号には、粉末又 は粒状のN−ホスホノメチルグリシンの一アンモニウム塩を、湿潤剤、界面活性 剤及び/又は粉末添加剤と組合わせて含む、植物に有害な製剤がおおまかに記述 されている。参考文献に例示されているように、前記一アンモニウム塩は、グリ ホセート酸と炭酸アンモニウムとの反応によって得られる。 1994年6月28日にMorenoらに交付された米国特許第5,324, 708号は、非吸湿性一アンモニウムグリホセート塩、例えばN−(ホスホノ− メチル)−グリシンのモノ−イソプロピルアンモニウム塩及び(3−アミノ−3 −カルボキシプロピル)−メタンホスホン酸のモノ−イソプロピルアンモニウム 塩を乾燥粉末形態で製造し使用するための組成並びに関連方法[原文のまま]を 開示している。 1994年5月26日に公開されたPCT出願公開明細書第WO 94/10 844号には、N−ホスホノメチルグリシンを、特に無機又は有機非苛性塩基物 質、例えばリン酸二アンモニウム、又は塩基性グアニジン塩、例えば酢酸グアニ ジニウムと混合した乾燥グリホセート組成物を開示している。 1990年10月24日に公開された欧州特許出願公開明細書第0 394 211号は、乾燥農薬組成物並びにその使用及び製造方法を含む発明を開示して いる。より特定的には、この先行技術の発明は、有効量の有機シリコーンブロッ クコポリマー又はフルオロカーボン湿潤剤の添加によって達成されるような、組 成物の溶解性の増加に関する。 1990年7月12日に公開された欧州特許出願公開明細書第WO 90/0 7275号には、混合、パン造粒(pangranulation)、乾燥、噴霧及び押出など によって粒状水溶性グリホセート組成物を製造する発明が開示されている。 1992年8月6日に公開されたPCT出願公開明細書第WO 92/126 37号には、実質的に末反応のグリホセートと、酢酸ナトリウムのような酸受容 体と、液体又は固体界面活性剤とからなる組成物を含む乾燥水溶性グリホセート に関する 発明が開示されている。 前述の特許明細書及び特許出願公開明細書は総て参考として本明細書に包含さ れる。 このように当業界では、組成物の製剤、及び、乾燥グリホセートを製造し使用 するための関連方法に多大な努力が払われてきた。しかしながら、前出の参考文 献には、固体N−ホスホノメチルグリシンを比較的廉価で豊富なアンモニアガス と反応させることによって、極めて多量のアジュバントを吸収/吸着することが できる、水分散性で水溶性且つ極めて非吸湿性である乾燥アンモニウムグリホセ ート組成物を製造する直接的且つ実用的な方法を開示しているものは一つもない 。 従って当業界には、公知の技術で満たされない必要を満たすために、前述の目 的及び他の目的を達成する本発明の必要性が存在する。発明の概要 当業界の末解決の必要事項は、これまで知られていなかった未開示の制約を経 て前述のような公知の乾燥組成物及び関連方法に伴う欠点を解消するアンモニウ ムグリホセート乾燥除草剤組成物及び該組成物の新規の製造方法を提供する本発 明によっ て解決される。 本発明では、含水量(即ち乾燥時の重量損失LOD)約20重量%以下の「ウ エットケーク(wet cake)」形態のグリホセート酸を、適当な反応器システム、 例えば一般的な混合装置に充填する。ミキサーでウエットケークを撹拌しながら 、ウエットケークを、ウエットケークと反応するようにミキサーに直接供給され る化学量論的同等量の無水アンモニアガスによって中和する。 前記反応は発熱性であるため、反応によって生じた熱を散逸させ、それによっ て反応の温度を部分的に制御するために、反応システムからの熱移動を容易にす る手段、例えばミキサーの周りに合わせて取付けた水ジャケット又は他の当業者 に公知の手段を使用することが望ましい。加えて、ミキサー/反応容器の構造、 特に自己清浄特性及びアンモニアガス導入口の位置は、重要な工程可変部(proc ess variables)であることが判明した。また、内部反応器温度は、約60℃の 温度を越えないように監視し制御する。 その他、特にウエットケークの相対含水量、及びアンモニアガスを反応に添加 する速度も、前述の可変部と協働して反応体 の操作性に影響する因子を構成することが判明した。従って、本発明の重要な要 素の一つは、熱収支を制御して所望の生成物を生成できるように、前述の可変部 の総てを操作する方法に関する。 本発明の方法で製造されるアンモニウムグリホセート組成物は、植物生長調節 剤及び/又は除草剤としての最終用途に適した粉末の形態を有する。 しかしながら、おそらくはより重要なことに、粉末反応体/生成物は吸着性が 大きいため、湿潤剤、消泡剤及び特に界面活性剤といったようなアジュバントを 極めて多量に吸収/吸着するように更に製剤することができる。このように製剤 すると、より高価な出発材料を必要とする先行技術の方法で製造される類似の生 成物に劣らず良質で効果的な、極めて有用で極めて望ましいアジュバント保持生 成物(adjuvant-loaded product)が形成される。 粉末反応生成物又はアジュバント保持生成物は、随意に各々造粒して、自由流 動性(free-flowing)の(即ちケーキングを生起しない)、実質的に無塵の水溶 性アンモニウムグリホセート除草剤及び/又は植物生長調節剤を得ることができ る。 前記粉末反応生成物を使用して更に別の任意的操作も実施し得る。例えば、前 記粉末を包装する前に更に粉砕及び/又は乾燥し得る。 本発明によって得られる重要な利点は、相対的に簡単であり且つ反応体が比較 的安価なことにある。更に、本発明の方法は極めて効率的である。即ち、アンモ ニアガスを固体グリホセート酸と直接反応させて粉末を生成するため、固体形態 のアンモニアグリホセートを溶液から分離するという大問題が回避される。発明の詳細な説明 本発明は、N−ホスホノメチルグリシン(グリホセート酸)を無水アンモニア ガスと反応させて、粒状及び/又は界面活性剤保持乾燥グリホセート組成物の製 造で使用される重要な原料である高品質のアンモニウムグリホセート粉末を製造 する新規の方法に関する。 グリホセート酸とアンモニアガスとを反応させることによって、極めて多量の アジュバントを吸収/吸着するように更に製剤できる乾燥アンモニウムグリホセ ート粉末を製造する効率的且つ実用的な方法はこれまで知られていなかった。 従来は、アンモニウムグリホセート及びアルカリ金属グリホセート、例えばナ トリウムグリホセートを乾燥粉末形態で製造する方法として、本発明の方法とは 異なる、またそれほど有利ではない種々の方法が開発されてきた。例えばナトリ ウムグリホセートは、上述のPCT出願公開明細書第WO 92/12637号 及び米国特許明細書第5,070,197号にそれぞれ記述されているように、 グリホセート酸を酢酸ナトリウムと反応させるか、又はグリホセート酸を水酸化 ナトリウムと一緒に押出すことによって製造されてきた。 ナトリウムグリホセート顆粒及び粉末は、これまでは、満足な乾燥グリホセー ト組成物を提供してきた。しかしながら、アンモニウムグリホセート組成物と比 較すると、ナトリウムアルカリ金属は吸湿性の大きいものが多いため周囲の湿度 に対する耐性が劣る。従って、ナトリウムアルカリ金属グリホセートは乾燥組成 物として加工することがより難しく且つより高コストであるとみなされ、乾燥組 成物として形成するとより大きい凝集傾向を示し、その結果、完成材料の望まし くない「ケーキング」が生じる。 また、アンモニア及びナトリウムの相対分子量に起因して、 ナトリウムグリホセート塩組成物は、対応するアンモニウムグリホセート塩組成 物と比べて活性グリホセート濃度が低い。更に、ナトリウムカチオンのポンド当 たりコストは、同等量のアンモニウムカチオンを製造するコストより遥かに高い 。従って、ナトリウムグリホセート組成物の方が明らかに不利である。 前述のように、乾燥アンモニウムグリホセートを製造するための固体/固体反 応方法も幾つか知られている。例えば、前出の仏国特許出願公開明細書第2,6 92,439号に開示されているように、重炭酸アンモニウムをグリホセート酸 と反応させると乾燥アンモニウムグリホセート組成物が得られると考えられる。 重炭酸アンモニウムを使用する公知の方法は存在するが、本発明は乾燥アンモ ニウムグリホセートの製造技術を進歩させるものである。 例えば、無水アンモニアガスを固体N−ホスホノ−メチルグリシンと反応させ ることからなる本発明の実施では、重炭酸アンモニウムに由来するアンモニウム カチオンのボンド当たりコストが、同等量の同じカチオンをアンモニアガスから 得る場合のボンド当たりコストと比べて数倍高いことが観察された。 アンモニウムグリホセートの大規模な商業的製造では、前述のようなコスト差 はそれだけで、ここに開示するような、無水アンモニアガスをアンモニウムカチ オン源として用いて固体アンモニウムグリホセートを製造する効果的な方法に有 利に働き得る。 本明細書で使用する「固体」及び/又は「乾燥」という用語は、製剤が特定の 形状及び嵩を有し、変形に耐えることができる物理的状態を意味する。固体は、 ペレット、フレーク、顆粒、粉末等の形態をとり得る。また、固体製剤は、次い で適当な希釈剤、通常は好ましくは水に溶解し、植物の生長調節又は根絶が望ま れる場所に噴霧又は他の一般的な手段で適用し得る。 技術的観点では、ここに開示するようなプロセスにおけるアンモニアガスの使 用は殆ど知られていない。このことを、本発明の安全でコスト効率が高く技術的 に簡単なアンモニアガスプロセスと組合わせて考えると、本発明によって得られ る結果は予想外のものである。 アンモニアガスをグリホセート酸と反応させてアンモニウムグリホセートを製 造する方法はおそらく、実現可能な化学的方法のうちで最も安く最も直接的なも のである。なぜならこの反 応は、簡単な付加反応でグリホセート酸と反応する豊富で比較的安価なアンモニ アガスを含む最も基本的な反応体を使用するからである。更に、この反応の化学 は極めて単純であるため、水酸化アンモニウムをグリホセート酸と反応させる場 合のように反応を複雑にし且つ除去の必要がある水のような副産物が生成されな い。しかしながら、本発明の方法の明らかな利点にもかかわらず、N−ホスホノ メチルグリシンと無水アンモニアガスとの間で生起する反応は、典型的には発熱 性が高いことが観察された。従って、本発明を実施する上で解決すべき主な課題 は、反応容器からの熱移動に関する。反応器システム内の熱移動が小さく、制御 されていないと、そのシステムによって形成される反応生成物は望ましくない「 ドウ状(dough-like)」凝集体及び/又は「ガラス状」固体反応体となることが 多く、その場合は反応の継続が困難になり得る。また、このような生成物は完成 製品として使用するのに適さず、後続の加工操作で使用される一般的な製剤装置 に適合しない。 熱移動はアンモニアガラスとグリホセート酸との反応で極めて重要な役割を果 たすため、反応が行われる反応容器は、反応器から高度の熱移動が妨害されずに 実施されるように設計する ことが極めて重要である。 これに関して極めて望ましいことは、混合装置/反応器が望ましくは、混合部 品(即ち羽根車)のエッジと反応器の内壁との間で、近接した公差(close tole rances)を有することである。なぜなら、反応の進行に伴って、反応体/生成物 が反応容器の内壁に付着する傾向を示すからである。羽根車が壁から生成物を連 続的にかき落とすことができるように羽根車と壁との間の公差が十分に小さくな いと、反応体/生成物が反応器の内壁を覆うガラス状固体物質を形成する。 このようなガラス状生成物は反応器の壁に薄層状に形成されただけで、反応器 内の断熱障壁として機能し得るため、熱移動が低下し、設置した熱移動装置の機 能が無効になる。 このような条件及びそれに関連して形成されるガラス状固体生成物は、更に製 剤するのに特に適した極めて望ましい自由流動性の粉末生成物を形成する本発明 の方法では全く見られない。 従って、ここに開示する新規の方法、並びに該方法に従ってグリホセート酸と 無水アンモニアガスとの反応を制御する手法及びその程度を固守することは、本 発明の特徴である、自由流動性(即ちケーキングを生起しない)固体状の水溶性 /水分散 性アンモニウムグリホセート生成物を製造する上で極めて重要である。 本発明の方法では、グリホセートウエットケーク中にアンモニアガスが実質的 に均一に分散するように反応体を混合する。取扱いが容易な自由流動性粉末生成 物を製造するためには、反応温度を注意深く観察し、アンモニアガス供給速度を 含む種々の工程可変部と、当業者に広く知られている適当な熱移動手段の使用、 例えば反応器及び/又は反応器羽根車の周りに合わせた循環水ジャケットの使用 とによって上記反応温度を制御する。本発明の方法を固守すれば、一般的な装置 又はこれを少し改造した装置で加工処理を実施できるだけでなく、アジュバント を多量に保持した乾燥グリホセート生成物の製造に使用し得るアンモニウムグリ ホセート粉末を製造することができる。 本発明者らは、特に、グリホセート酸出発材料の相対含水量が本発明の重要な 要素であると決定した。 本発明を実施するために必要なアンモニアガス量は、pH測定のような当業者 に公知の一般的な分析方法によって決定できる酸の中和が約95〜105%達成 されるのに必要な量と同等である。 本発明の方法では、含水量が約12重量%以下且つ約3重量%以上のグリホセ ート酸ウエットケークを、一般的なブレンダー又はミキサーのような適当な反応 器システム、好ましくは反応器/ミキサーの内壁に対して近接した公差を有する ように設計した内部ブレンド又は混合羽根車を有する反応器システムに充填する 。本発明の方法では、含水量がより大きいグリホセート組成物も使用し得るが、 このような組成物は最初に乾燥して含水量を好適範囲まで低下させるのが好まし い。 ニトロソアミン形成の可能性を回避するために、任意に所定量の亜硫酸ナトリ ウムをグリホセート酸に加えてもよい。亜硫酸ナトリウムの添加は本発明の実施 に必須ではなく、グリホセート酸とアンモニアガスとの反応に作用しないが、政 府によるある種の規定は、この種の農業用製品のニトロソアミン含量を1ppm 未満でなければならないとしている。実験の結果、亜硫酸ナトリウムを加える場 合には、ニトロソアミンを許容範囲内に抑えるのに有効な亜硫酸添加量は、乾燥 完成製品の約0.2〜約1.0重量%であることが判明した。 グリホセートウエットケークと、任意的な亜硫酸ナトリウムとを反応器/ミキ サーに充填したら、ウエットケークが撹拌さ れブレンドされている間に、化学量論的相当量の無水アンモニアガスを反応器に 直接供給する。反応は発熱性であるため、適当な熱移動手段、例えば循環冷水ジ ャケット又は他の当業者に公知の手段を反応器システムに適合させて熱移動を容 易にし、それによって反応器内の反応温度をある程度制御する。 アンモニアガス添加ステップ全体を通して、アンモニアガス供給速度及び反応 温度を含む種々の工程可変部を、取扱いが容易な自由流動性の高吸着性粉末アン モニウムグリホセート生成物が形成されるように制御する。 明らかに、本発明の新規の方法は、好ましくは実質的に自己清浄性であるよう に設計された一般的な装置を用いて容易に実施できる。しかしながら、前述のよ うに設計されていない別の装置も使用し得、その場合は、例えば断続的な手動ス クレーピングのような措置を操作に組み込んで、反応器の熱伝導面を清潔に保ち 、生成物の堆積を防止しなければならない。この措置を怠ると、プロセスの継続 に伴って反応体/生成物が反応器の内壁に断熱層を形成し、そのため熱移動が妨 害され、反応温度が制御されなくなって生成物の過熱が生じ得、その結果所望の 特性が損なわれ得る。 本発明者らは、アンモニアガスをグリホセート酸と反応させるためにブレンダ ーに導入する方法が、本発明の極めて重要な要素であることを発見した。本発明 では、アンモニアガスを、ガスがグリホセート酸と一緒に実質的に十分に且つ均 一に分散するように反応器に導入しなければならない。この指示事項は、本発明 では、アンモニアガスを反応器に導入するための一つ又は複数の入口を、アンモ ニアガスがグリホセート酸と均一に反応した反応の結果である反応体/生成物が 形成されるように、酸が撹拌されガスが導入されるのに伴って十分な量の酸がガ スと接触するように配置することで達成される。アンモニアガス導入口の配置が 不適当であると、導入口が汚れ、及び/又は望ましくないドウ状凝集体もしくは ガラス状固体生成物が形成される可能性がある。例えば、導入口がアンモニアガ スを反応器内の少ない局在量のグリホセート酸と反応させるに過ぎないようなも のであると、「ホットスポット」が形成される可能性があり、その結果、発熱反 応による過剰な局在熱の蓄積に起因して局在反応体が過熱される。この現象は、 その時点で生成中の生成物全体を汚染し得るだけでなく、ガス導入口を閉塞する 可能性もあり、その結果、加工装置に物理的損傷が与えられる可 能性が生じ、アンモニアガスが漏洩する可能性が生じる。 確認されたその他の工程可変部に加えて、反応体の温度は、少なくとも部分的 に、反応へのアンモニアガス添加速度の関数であることが判明した。これについ て、価値のある生成物の生産率を最大にするためには、反応体温度を約60℃以 下に維持することが望ましいと結論された。 ここに開示し記載する操作条件の下では、アンモニアガスをグリホセート酸と 直接反応させると、極めて多量のアジュバントを吸収/吸着するように更に製剤 することができる極めて望ましいアンモニウムグリホセート生成物が生成される 。ミキサー/反応器の構造、出発グリホセート酸の相対含水量、反応にアンモニ アガスを添加する速度及び方法、並びに反応容器からの熱移動を容易にする種々 の方法を含む前記条件は総て、反応体温度を制御し、それによって、更に加工す るのに適した扱い易い粉末生成物を得るように意図されている。 本発明が要求する範囲を超えた多くの工程可変部は、本発明の方法によって得 られる利点に悪影響を及ぼす。例えば、反応体の温度を約60℃より高くすると 、反応体/生成物の質が実質的に低下し得る。 下記の実施例は、ここに記載の方法による本発明の組成物の製造を例示するも のである。特に指示がない限り、%は総て重量%である。 実施例1 横方向流混合部材と、高速チョッパーと、循環冷水を入れた水ジャケットとを 取付けた3001ステンレス鋼水平ミキサー/反応器からなるプラント規模の反 応器システム内で、分析含水量約7.4重量%の標準グレードN−ホスホノメチ ルグリシン「ウエットケーク」94.6ボンドをミキサー/反応器に充填し、即 座に混合した。 総てのウエットケークをミキサー内に導入した後、任意に0.4ポンドの固体 無水亜硫酸ナトリウムもミキサーに充填し、ウエットケークと混合した。 次いで、ウエットケークと亜硫酸ナトリウムとの混合物を、実質的に均一の混 合物を得るのに十分な時間にわたりミキサー/反応器内で循環させた。 次いで、最大量の混合物が接触し得るミキサー/反応器内の中央部に配置した 導入口を介して、8.65ポンドの無水アンモニアガスを約0.2ポンド/分の 速度で反応器内に導入し、 グリホセート酸混合物と直接反応させた。続いて生起する酸−塩基発熱反応の温 度を監視するために、温度プローブを反応器内に配置した。これに関連して確立 したアンモニアガス添加速度に部分的に起因して、60℃を超えない反応体温度 が維持された。 得られた最終生成物を真空炉で真空下50℃で乾燥した。次いで、40メッシ ュのスクリーンを取付けたハンマーミルで乾燥生成物を粉砕した。得られた最終 生成物は、含水量が1.0重量%以下であった。 94.6ポンドのグリホセート酸(即ちLOD7.4%のウエットケーク)と 8.65ポンドの無水アンモニアガスとを含む初期反応体から、残留含水量約1 .0重量%の乾燥粉末アンモニウムグリホセートを計算値で97ポンドの収率で 得ることができる。 前記実施例に関して得られた生成物は、優れた貯蔵及び安定特性を示した。実 際、例えば密封ポリエチレン袋に入れるなどして適当に貯蔵した場合には、生成 物は6ケ月の実際の入庫後に劣化又はケーキングを起こさないことが判明した。 以上、詳細に説明したように、本発明の新規の方法で製造し た粉末反応体/生成物は、多量のアジュバントを吸収/吸着するように更に製剤 するのに特に適している。 本発明が相対的に単純であり、一般的な装置、又は少し改造した一般的な装置 で実施することができ、且つアンモニアガスによって供給されるアンモニウムカ チオンが比較的安価であることを考え合わせると、粉末反応体/生成物が多量の アジュバントを吸収/吸着する能力は極めて意義深いと言える。 特定のアジュバント又は複数のアジュバントの組合わせの選択は、過度の実験 を必要とせずに当業者が容易に決定し得るものであるが、下記の実施例2は、界 面活性剤を添加した時の粉末反応体/生成物の著しい吸着能力を示す。 実施例2 実施例1に記載のような方法で形成した粉末反応体/生成物は、少なくとも約 20重量%までの多量の界面活性剤を含むアンモニウムグリホセートの乾燥製剤 を製造するのに使用できる。 このようなアジュバント保持量の高い生成物を製造するために、Fuji P audalのようなジャケット付きバッチニーダー内で、約80℃の水をジャケ ット内で循環させながら約10分間にわたり、16kgの粉末反応体/生成物を 4kgの ポリオキシエチレンアルキルアミン界面活性剤及び1.4kgの水とブレンドす る。形成されたドウを、例えば直径約1mmの中ぐりを有するスクリーンを取付 けたFuji Paudal二軸スクリュー押出機を使用して押出す。得られた 押出物は不連続の短いスパゲッティ状麺形態を有しており、付着し合わず、例え ばFitz−Aire流動床乾燥機で簡単に乾燥でき、望ましくない塊を形成し なかった。 本発明の乾燥アンモニウムグリホセート除草剤は、次いで適当な希釈剤、好ま しくは水に溶解又は分散し、噴霧又は他の一般的な方法で標的植物の場所に適用 すると効果的である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AM,AU,AZ,BB,BG ,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,GE,HU, IS,JP,KG,KR,KZ,LK,LR,LT,L V,MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL ,RO,RU,SG,SI,SK,TJ,TM,TR, TT,UA,UZ,VN (72)発明者 クラマー,リチヤード・メルビン アメリカ合衆国、ミズーリ・63017、チエ スタフイールド、キングスマン・サーク ル・15238

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 植物活性アンモニウムグリホセートの製造方法であって、無水アンモニア ガスをグリホセート酸基材に導入して、両者間の反応を、前記ガスが前記酸と一 緒に均一に分散されるように、且つ前記反応からの熱移動が最適化されるように 生起させることからなる前記植物活性アンモニウムグリホセートの製造方法。 2. 前記グリホセート酸が約12重量%以下の含水量を有する請求項1に記載 の方法。 3. 前記グリホセート酸が約20重量%以下の含水量を有し得るが、そのよう な場合には、前記アンモニアガスと反応させる前に、まず乾燥して前記含水量を 約12重量%以下に低下させる請求項1に記載の方法。 4. 前記グリホセート酸が約3重量%以上の含水量を有する請求項1に記載の 方法。 5. 前記グリホセート酸が約12重量%以下且つ約3重量%以上の含水量を有 する請求項1に記載の方法。 6. 前記反応を実質的に自己清浄性の一般的なミキサーで実施する請求項1に 記載の方法。 7. 前記反応によって生じる反応体/生成物の温度を約60℃に維持し、前記 温度の制御の少なくとも一部を、前記アンモニアガスを前記酸と反応させる速度 の調節によって実施する請求項1に記載の方法。 8. 前記反応を実質的に自己清浄性のミキサー/反応器で実施し、前記反応に よって生じる反応体/生成物の温度を約60℃に維持し、前記温度の制御の少な くとも一部を、前記反応器の内壁に生成物を堆積させないことによって実施する 請求項1に記載の方法。 9. 前記反応を実質的に自己清浄性のミキサー/反応器で実施し、前記反応に よって生じる反応体/生成物の温度を約60℃に維持し、前記温度の制御の少な くとも一部を、循環水ジャケット又は他の熱移動を容易にするための公知の手段 を前記ミキサー/反応器に合わせて取付けること、前記アンモニアガスを前記酸 と反応させる速度を前記温度が維持されるように調節すること、並びに前記反応 器の内壁に生成物を堆積させないことを含む工程可変部のうちの二つ以上の組合 わせによって実施する請求項1に記載の方法。 10. 前記アンモニアガス及び前記酸を実質的に化学量論的 同等量で反応させる請求項1に記載の方法。 11. 前記アンモニアガスの必要量が、前記酸の約95〜105%を中和する のに十分な量と同等である請求項1に記載の方法。 12. 前記グリホセート酸の含水量が約12重量%以下且つ約3重量%以上で あり、前記反応によって生じる反応体/生成物の温度を約60℃に維持し、前記 温度の制御を、少なくとも部分的に、前記アンモニアガスを前記酸と反応させる 速度の調節によって行う請求項6に記載の方法。 13. 前記グリホセート酸の含水量が約12重量%以下且つ約3重量%以上で あり、前記反応によって生じる反応体/生成物の温度を約60℃に維持し、前記 温度の制御の少なくとも一部を、前記反応器の内壁に生成物を堆積させないこと によって実施する請求項6に記載の方法。 14. 前記工程可変部の組合わせが更に、循環水ジャケット又は他の熱移動を 容易にする公知の手段を前記ミキサー/反応器に合わせて取付けることを含む請 求項9に記載の方法。 15. アジュバントを多量に保持させることができる乾燥アンモニウムグリホ セートの製造方法であって、(a)実質的に 自己清浄性のミキサー/反応器に適量のグリホセート酸ウエットケークを充填し 、(b)前記反応器に適量の無水アンモニアガスを導入して前記ガスと前記酸と の反応を生起させ、(c)前記反応によって生じる反応体/生成物の温度を、前 記温度が約60℃以下の所望のレベルに維持されるように制御するステップを含 む前記製造方法。 16. 前記グリホセート酸ウエットケークの含水量が約3重量%以上且つ約1 2重量%以下であり、前記ガス及び前記酸が実質的に同等の化学量論的量で反応 する請求項15に記載の方法。 17. 前記反応体/生成物の温度を制御するステップが、更に、前記アンモニ アガスの導入速度を前記温度を前記所望のレベルに維持するように調節すること を含む請求項15に記載の方法。 18. 前記反応体/生成物の温度を制御するステップが、更に、循環水ジャケ ット又は他の熱移動を容易にする公知の手段を前記ミキサー/反応器に合わせて 取付けることも含む請求項15に記載の方法。 19. 前記反応体/生成物の温度を制御するステップが、更 に、循環水ジャケット又は他の熱移動を容易にする公知の手段を前記ミキサー/ 反応器に合わせて取付けること、前記アンモニアガスの導入速度を前記温度が前 記所望のレベルに維持されるように調節すること、及び/又は前記反応器の内壁 に生成物を堆積させないことのうちの二つ以上を任意に組合わせて含む請求項1 5に記載の方法。 20. 前記アンモニアガスを導入するステップが、更に、前記反応時に前記ガ スを前記酸と一緒に均一に分散させる手段も含む請求項15に記載の方法。
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